ミス・アメリカ(Miss America)
初登場:
バトルフィーバーJ (1979年2月)
初代:ダイアン・マーチン
二代目:汀マリア(なぎさ・ー)
属性:音楽によってパワーを得られる人間、スーツで強化する、地球人、女性
概要
- ミス・アメリカ(バトルフィーバーの番組での表記は「ミスアメリカ」)
バトルフィーバーの女性隊員。紅一点。第一話で日本に集合していたほかの隊員と一緒になる。バトルフィーバーの隊員は、ダンスによって体細胞を活性化させるが、
ミス・アメリカは「ディスコダンス」を使う。個人持ちの武器はスローイング・ナイフで、5本くらいのナイフを片手で持ち、1本を投げるというスタイル。
企画
企画段階のコードネームは、「MS(ミズ)アメリカ」、本名ペリー・マクブライト、であった。
初代ミス・アメリカ。FBI秘密捜査官のアメリカ人。父と共に来日するが、父を殺される。日本語も上手。冷静沈着だが、気が強い性格。
第24話で、妹のキャサリンが敵に誘拐され、救い出すも、敵怪人の攻撃により倒れ、妹の護衛役だった汀マリアにスーツを託した。その後、敵に正体が露見したこともあり、バトルフィーバー隊からも脱退、アメリカへ帰国した。
演者は当時、後楽園ゆうえんちのイメージキャラクターでファッションモデルのダイアン・マーチン本人。ただし彼女には吹き替え(当時の戦隊ものは現場でセリフを撮らず、後で吹き替えをした。ただし、バトルフィーバーJでは隊長役の東千代之助だけその場でセリフを撮った)が難しかったらしく、ミス・アメリカのスーツアクターだった、ゴレンジャーのモモレンジャー/ペギー松山役の小牧リサが代わりに吹き替えをした。
二代目ミス・アメリカ。第24話より登場。19歳。ダイアンの代わりに2代目ミス・アメリカとなる、元FBI捜査官。。ダイアンの妹の護衛役として来日した縁でバトルフィーバー隊と知り合い、ダイアンの妹を敵に誘拐され、戦闘中に負傷したダイアンからスーツを託された。
スーツのデザイン
スーツのデザインを想定すると、下記のようにつくったと考えられる。
コスチュームなどのデザインを見ると、
マデリーン・ジョイスは
覆面を着けず帽子だけ、
ジャージのような服装(上着がミニスカート状に出ており、脚はブーツと一体になったズボン)で胸に当時のタイムリー社のマーク(星条旗を盾型にデザインしたもので、星が三つ)
ケープ(マント)
であり、覆面をイメージした顔、レオタード、スカーフあるいは短いケープ、星条旗を盾型にデザインしたもので星一つ
というミスアメリカのデザインとは異なっている。
基本ラインは
キャロル・ダンヴァース(いわゆる第一期改良型で、
クリーのスーツをアレンジしているが、上下一体で下が短パン、スカーフ、覆面)を使っていたように見える
このスーツは、濃い赤と紺色で塗り分けており、胸に星(
クリーの制服)をデザインしているもの。第一期は上下が陸上女子選手のように分かれてお腹が出ていたが、第一期改良版では一体化している。
(1)色は、全体にピンクにして、追加で青を入れる。
(2)胸にマーベルの初代
ミス・アメリカの胸にあるエンブレム(マーベルの前身、タイムリー・コミックスのマーク、ただし星の数を三つから一つにする)を入れる。
(3)白いマフラー(
ミズ・マーベルは半分のケープ)を着用。
(4)頭はショートヘアーのブロンドの鬘をつける。
(5)目を隠す
ドミノマスク風のマスクと、(役者の)目を隠す「目」を入れる。
(6)足の部分はレオタードのような形で仕上げ(ミズ・マーベルのスーツと同じ)、ストッキングを履く。
版権
ミス・アメリカのみ、マーベルのキャラクターであったため、人形などが出せなかった。
後に共同制作が解散となり、"MCG"(Marvel Comic Group)の(C)が外れると、
東映が使えるようになったようだ。
最終更新:2020年07月12日 16:14