キャロル・ダンヴァース(Carol Danvers)
種族:後天的に能力を得た人間(と思われていた)、女性、地球人→地球人と
クリー人のハーフ
概要
元アメリカ空軍のパイロットで、後にケープ・カナベラルのミサイル実験場に配属され警備隊長となる。
そこに現れた
クリーの戦士
マー・ヴェル(
キャプテン・マーベル)に何度も命を救われる内に心を惹かれてく。
しかしその宿敵
ヨン・ロッグの戦いに巻き込まれ、爆発したサイキ・マグニトロンの影響で遺伝子構造が変化し、能力を得るに至った。
そしてニューヨークに出てスーパーヒーロー活動をしながら新生活を開始。
J・ジョナ・ジェイムソンの下で、新しい女性雑誌の編集者となった。
その後
ワスプのデザインと
不安定分子を素材とした新コスチューム(
リード・リチャーズが開発したもので、能力の影響を受けても破損や変形をしない)に変更。
(Ms,Marvel#20,1978年10月)
1990年代には、
ローグと戦い、飛行や怪力といった能力を吸収される(アニメ版のX-MENでは
ローグのトラウマとして、
ゾンビ化して再登場した)。
人間ホワイトホールであるバイナリーの能力を得るなどヒーローとしてとどまることはできたが、一時アルコールに逃避。しかし同じようにアルコール依存を経験した、
アイアンマンことトニー・スタークの助言もあって、立ち直った。
母親が
クリー帝国の戦士であり、本人もCar-Ellという
クリー人の名前を持っていることが明らかになった。
能力
超人的な身体能力
飛行
第七感:敵の行動を先読みするなどの予知能力。ただし、この能力はランダムでしか発動しない。
エネルギーの吸収と放出:あらゆるエネルギーを吸収し、それを利用できる。腕力を強化したり、エネルギーブラストとして使われる。
装備
ミス・
マーベルとしてのコスチュームには飛行能力や生来の力を増強する能力がある
アルティメット・バージョン
トリビア
- 最初のヒーロー名で使った「Ms(ミズ)」は、キャロルが登場した頃に流行った言い方で、それまで結婚前後で「Miss」か「Mrs.」しかなかった女性の敬称に、結婚に関係ない言い方をつくろうとしてできた言葉。従って、いわば当時の最先端をいっていた女性ヒーローである。マーベルも「史上初のフェミニストのスーパーヒーロー」として売り出している。
- 1970年代末~1980年代にかけて、マーベルはヒーローTVドラマの制作に力を入れ、キャプテン・アメリカ、スパイダーマン、ハルク、ドクター・ストレンジ、ヒューマントーチ(FFのジョニー・ストーム)、ミズ・マーベル(キャロル)の権利を提示してドラマ化を進めた。結果、ミズ・マーベルとヒューマントーチ以外はドラマ化されている(ヒューマントーチは制作するつもりで権利を押さえたが、結局使われなかった様子。逆にマーベルが権利を使えなくなるということが起きた。)
- 1970年代の東映とマーベルの合作で、シルバーサーファーのアニメ製作企画が出たときに、副主人公としてシング(トラック運転手のイシハラ)とともに、ミズ・マーベル(本名:スズカ・アユミ)として登場する予定だった。
- ミス・アメリカ(バトルフィーバーJ)のデザイン上のモデルと考えられる。最初のスーツの改良版(お腹と背中が出ない、陸上短距離選手のウエアのようなコスチューム)を元に実写化をイメージすると、「ああこんな感じ」というのが納得できる。
- ワスプ(ジャン)は、「アベンジャーズマニアにはおいしいネタ」と前置きし、「キャプテン・マーベル(キャロル・ダンヴァース)はね暗闇の中で光るの」と言って、同じ部屋で寝るにはアイマスクが必要としている(「暗闇で光る」というのは、フィギュアなどで定番のギミック)。
- 大量のエネルギーの吸収と放射について、「あれ、痛いのよね」と言っており、体に負担をかけるようだ。
最終更新:2023年11月07日 12:11