キャプテン・ブリテン (Captain Britain) / ブライアン・ブラドック(Brian Braddock, Dr.)
初出:Captain Britain #1 (1976年10月)
属性:地球人とアザーワールド人の
ハイブリッド、男性、イギリス人
概要
イギリスを代表し、イギリスを守護する使命を帯びた超人。
エクスカリバーに所属していたのが有名。
アーサー王伝説の要素を多く含むキャラクターで、魔法的なエピソードには事欠かない(何せ、超人になったのも、アーサー王伝説に出る魔法使いマーリンとその娘
ローマの力によるもの)。
ミュータントと絡む話が多いが、本人はミュータントではなく、英国の大地とアザーワールドからエネルギーをもらう超人。エネルギーを貯めるためにスーツを使っている。
紆余曲折はあったものの先にアメリカに行った、
X-MENの
サイロック(こちらはミュータント)の双子の弟、という設定で有名。
さらにヤバい兄であるジェイミー(全裸にオムツ姿でヤバイ笑みを浮かべているというカットが有名)がいる。
当初は、胸に前足を揃えず二本足で立った獅子が右を向いた文様、クォータースタッフというスタイルで、コンテスト・オブ・
チャンピオンズまで通す。
後にユニオンジャックを、
マスクとスーツにあしらったコスチュームに変わる。
当初は、イギリスの土に触れている限り無敵で、パワーを得ることができるというご当地ヒーローだった。
全並行世界ごとに、その世界のイギリスを守るそれぞれのキャプテン・ブリテンが任命されており、それをキャプテン・ブリテン・コァという。
ハウスオブM事件の際、滅亡に瀕していたマーベル正史世界を救った影の功労者。
MI-13に所属後、シークレット・インベイジョンの時は、魔法の王国アヴァロンを守り
スクラル軍を撃退したり、、仲間たちとイギリスを守っている。
イギリスの若き超人を集め、「ブラドック・アカデミー」を設立。しかし、数人の生徒が
アベンジャーズアリーナ事件で拉致されてしまった。
イギリス国民から愛されているヒーローで、一般市民に正体はバレているが、みんなでバレていないフリをされている。
作品履歴
最初は、イギリス版のマーベル・コミックス(
マーベルUK)のオリジナル作品で、アメリカで出ていなかった(アメリカ初出は、Marvel Team-Up Vol 1 #65 (1978年1月))。
イギリスのコミックス誌は週刊が一般的(32ページ、カラー/白黒、プログ(Prog)という単位の話が数タイトル入っている。日本の週刊マンガ雑誌で一回分が8ページくらいでカラーで続く感じ)なので、基本月刊でコミックスを出すアメリカとペースが異なっていた。このため、月刊のアメリカ版コミックスを編集して週刊で出版していたが、無理が発生。
このため、イギリスのご当地ヒーローを兼ねて、イギリス・オリジナルのコミックスとして、キャプテン・ブリテンが生まれた。なので本来は一回がもっと薄いのだが、再版するときは話数をまとめてアメリカのフォーマットに変えている。
キャプテン・ブリテンの初出のときは、キャプテン・ブリテンのお面がおまけについていた。
なお、初出はイギリスなのだが、イギリスでなくアメリカの作家陣(しかもイギリス人だがアメリカで仕事をしていた
クリス・クレアモントなど)によりつくられているので、純粋なイギリス製のヒーローではないという意見もある。
最終更新:2023年12月20日 07:41