ナイトクロウラー Nightcrawler/カート・ワグナー Kurt Wagner
概要
ナイトクロウラーはマーベルコミックの作品に登場する
ミュータント。
青黒い肌で黄色い瞳のない眼をした、悪魔のような外見で、しっぽがあり、このしっぽを戦闘に活用することもある。また足を使ってものを掴んだりもできる。
ただし、その見た目に反して敬虔なクリスチャンである。
特殊能力はテレポートであり、格闘戦では小刻みにテレポートを使って後ろに回り込むなど、変幻自在の戦法を使う。
このテレポート能力を使う時、"BAMF"という擬音と硫黄の匂いを残す。
母親は
ミスティークという彼と同じ青い肌、黄色い目のミュータント。父親は
アザゼルという赤い肌の
ミュータントで、彼と同じくテレポーター。
経歴
死と二代目ナイトクロウラー
復活
2014年のコミックで復活。個人タイトル"NightCrawler"も刊行された。
恋愛
アルティメット・X-MEN
実写映画
映画では
X-MEN2に登場。
初登場シーンで警備員を"BAMF"しながら蹴散らすシーンはVFXを駆使した名シーンとなった。
トリビア
- 初の「外見が人間離れしたミュータント」である。
- テレポートを解説すると、①別の次元を通る穴を見つける、②その穴から北欧神話の地獄を通ってテレポートする、③この時、ナイトクロウラーがいた場所が真空になり、そこに空気が流れ込むため「バム」という音がする、④酸化硫黄の臭気に満ちた地獄を通り出てくるため、硫黄の匂いを発する、⑤別の穴から出てくる、この時わずかに気配を生じるので、デアデビルのような感覚の鋭い者には関知できる、ということである。
- 普段はイメージ・インデューサー(外見を投影する機械)を使って正体を隠している。お気に入りの外見はエロール・フリン(古い剣戟映画で知られる二枚目俳優)。
- 最近のネタは、「イメージ・インデューサーなしで公共交通(バスとか飛行機のエコノミークラスとか)に乗る」こと。
- 特に剣術が得意。この辺りもエロール・フリンのイメージ。
- 当初の案では、ミスティークとディステニーの子ども(両方とも女性だが、ミスティークが男性に変身して子どもをつくる)というのが考えられていたものの、コミックス・コードの問題(当時は同性愛に厳しかった)を考えて、マーベル側がすぐに却下した。
- キティ・プライドに永らく片思いしていた。
- イリアナが七歳の子どもに戻ってしまったときに、キティ・プライドが自分の周りの話をおとぎ話にして話したときに、ナイトクロウラーをモデルにしたマスコットのバムバム(英語ではBamf)を出した。その後バムバムのぬいぐるみなどが登場している。
- 後に、別次元にいたバムバムが、学園に出没しイタズラをしたが、自然と話せるネイチャー・ガールがバムバムをなつかせて、おとなしくさせた。
最終更新:2024年06月14日 23:47