エゴ(Ego)
(キャラクター、MCU)
概要
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』以前
もとは宇宙に浮かぶ脳のような存在だったが長い年月をかけて力と知能を増し、周囲の分子を操る力をみにつけ惑星のような姿になった。
人間型の肉体も作ると宇宙の生命を探す旅に出て銀河を渡り歩き、ついに他の生命に出会う。このときがっかりすると同時に自分の使命を「拡張」と思い込む。
「拡張」とは銀河のあらゆる惑星に自分の細胞を植え付け、それを成長させて包み込みやがて銀河全てを自分の肉体とすること。
しかしそれは自分1人の力では不可能だと分かったため、それぞれの星の女性との間に子供を作り、協力させようとした。その1つ、地球では
メレディス・クイルという女性と出会い、子供を作った。それがピーター・クイルだった。
そして銀河中に散らばる子供を回収させたのが
ラヴェジャーズの
ヨンドゥ・ウドンタだった。ヨンドゥは「子供を苦しませることはない」と聞いたために協力したのだが、実際はほとんどの子どもたちがエゴの能力を受け継ぐことができず失敗作として殺されていた。((おそらくその中の1人がヨンドゥはこのことを知り、ピーターをエゴのもとに届けることはしなかったのだが、ラヴェジャーズの「子供を取引しない」という掟を破ったことになり自分の部下たちとともに追放され、ラヴェジャーズを名乗り続けつつも独自路線を歩むこととなる。
その後20年以上にわたりエゴはピーターと接触することがなかったが、地球人の男が
インフィニティ・ストーンを素手で触っても耐えられたことを知り、それが自分の息子だと直感。
自ら
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを探していた。
マンティス
マンティスは
ヨンドゥに連れてこられた子供たちの1人だと考えられ、「子供たちのことを思うと眠れなくなる」というエゴをエンパシー(共感)能力で眠らせることができたため生かして育てられたようである。
ストーリー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが
ソヴリンの
アイーシャの恨みをかい、大戦闘部隊に追われているところを単独タマゴ型の宇宙船にのりソブリン機を一瞬で全滅させる。
このとき宇宙船の外殻に生身で立っている姿をロケットに目撃されている。
惑星ベアハートにミラノ号で不時着したガーディアンズ・オブ・ギャラクシーたちの前に従者の
マンティスを連れて現れると、ピーターに「お前の父エゴだ」と名乗る。これが親子の初めての対面である。
エゴは「詳しいことを説明する」と自分の惑星に誘い、これに
ガモーラと
ドラックスも同行。惑星では自分の生い立ちを聞かせた。
さらにピーターに光を操る技を伝授すると、まるで地球の親子のようにキャッチボールに興じるのだった。
そして自分の本当の目的が銀河全体を丸呑みにする「拡張」であり、ピーターにもそれに協力するように促すが、ピーターが母のことを本当に愛していたのかと問いただすと「愛していた。彼女に会うため地球に3回訪れたが、もう1度会えば離れられなくなると分かっていた。だから拡張計画のために為すべきことをした。彼女の脳に腫瘍を植えたときは心が傷んだが…」とメレディスの死が自分のせいだったことを話してしまい怒ったピーターに撃たれてしまう。
エゴもまた怒りが心頭に達し、ピーターを光の触手で貫くと「計画は1人で進める。これから1000年間バッテリーに使ってやるから反省しろ」とピーターのウォークマンを破壊し、エネルギーを吸収。その力で銀河の様々な惑星にバラ撒いた自らの細胞を活性化させ、それぞれの惑星を覆い尽くそうとする。
そこで
ヨンドゥが乗る重機ポッドに跳ね飛ばされ気を失うと、さらに
マンティスの力で眠らされる。
眠りを解いて反撃に出るが、
ヨンドゥが「俺が矢を使うとき頭で考えていると思うか?心を使うんだ」というアドバイスでピーターの能力が覚醒。エゴを圧倒したところで
グルートが仕掛けた時限爆弾が爆発しエゴは消滅した。
これによりピーターのエゴから受け継いだ光を操る能力も消滅。
最終更新:2023年08月22日 01:01