ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(実写映画)


原題:Guardians of the Galaxy Vol. 2
公開:2017年5月5日(米), 2017年5月12日(日)
監督:ジェームズ・ガン
脚本:ジェームズ・ガン

概要

マーベル・シネマティック・ユニバースの15作目。スター・ロードの父が現れ神のごとき強大な力を引き継ごうとするが…
銀河のはみ出し者たちが再び銀河を救う。

あらすじと各シーンの使用楽曲

“Brandy (You're a Fine Girl)” / Looking Glass

1980年、地球ミズーリ州
仲睦まじい男女がドライブをしている。
女の方はカーステレオから流れる曲に合わせて歌っている。
男は女を森の中へと連れて行き、そこに根付いた奇妙な植物を見せる。
「これが宇宙まで広がっていくんだ」と男は目を輝かせて言うが、女の方はあまり意味がわかっていない。
女の名はメレディス・クイル。男に「宇宙人に恋するなんて」と囁きながらキスをする。
奇妙な植物は静かに成長を続けている。

34年後、惑星ソヴリン。塔の上の「バッテリー」を守るため、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの5人が待機している。
スター・ロードガモーラロケットドラックス、そして小動物ぐらいのサイズまで最成長を遂げたグルートだ。
悪態をつき合いながら待っている5人のところに、空中から触手のある巨大な怪物が飛来し、襲いかかる。
グルートが配線をつなぐと、スピーカーから音楽が流れ始める

“Mr. Blue Sky” / Electric Light Orchestra

ドラックスが怪物の中から破壊しようと体内に飲み込まれ、ガモーラが外から剣で切り裂くことで怪物を倒すことに成功。しかし引き上げる前にロケットがそっとバッテリーをいくつか失敬する。

城内でソヴリンの女教皇アイーシャに謁見した一同。対価として受け取ったのは、囚われたガモーラの義妹ネビュラだった。
ガモーラは「彼女をザンダーに引き渡し賞金をもらう」と告げる。
去り際にアイーシャから両親のことを尋ねられたピーターは、「母は地球人だが父はミズーリ出身でないことしか知らない」と答える。するとアイーシャは「私には見えるが、あなたの血統は普通ではない。親からすさまじいまでの無謀さを引き継いでいる」と伝えた。

”Lake Shore Drive“/ Aliotta Haynes Jeremiah

最強ミックスVOL.2をかけながらミラノ号で宇宙に飛び立つ一行。ネビュラは手錠を架けられ拘束されるが「すぐに逃げ出してあんたを殺す」とガモーラへの殺意を剥き出しだ。
そこへソヴリンの艦隊が追ってくる。ロケットがバッテリーを盗んだことがバレたのだ。
小型戦闘艇からの集中砲火にミラノ号から反撃するが、ソヴリン兵は巨大ゲームセンターのようなところから攻撃機を遠隔操作しているため撃墜しても死ぬことはない。
一番近い惑星ベアハートに逃れることを決める一行だが、そこへたどり着くためのジャンプポイントに向かうため小惑星帯を抜けなければならない。どっちが操縦するか言い争い操縦系を切り替え合うピーターとロケット。
小惑星帯を何とか抜け出したところで挟み撃ちに合うが、そこで何者かが現れ一撃でソヴリン艦隊を全滅させる。
ジャンプポイントに侵入しようとした瞬間に見えたのは、奇妙なタマゴ型の宇宙船の外殻に立ち手を振る1人の男だった。
惑星ベアハートに不時着すると先ほどの卵型宇宙船がゆっくりと舞い降り、中から白髪の男と触覚のある従者のような女が現れる。男はピーターに「お前の父親、エゴだ」と名乗った。

その頃、惑星コントラクシアの酒場ではヨンドゥたちラヴェジャーズが酒を飲みながら騒いでいた。
ヨンドゥがある男に近寄るが、逆に男はヨンドゥを見ると「こんないかがわしい男がいる店にはラヴェジャーズは2度と来ない」と言い放ち、立ち去ろうとする。男の名はスタカー。ラヴェジャーズ本隊のリーダーで、ヨンドゥはかつて「子供は取引に使わない」という掟を破ったため追放された男だったのだ。
「オレにも言い分がある、オレも仲間だ」と主張するヨンドゥに対しスタカーは「もう仲間ではない。お前が死んでも葬儀で自由のホルンはならず、オゴルドの光が照らすこともない」と告げ去っていく。
それを見ていたヨンドゥの部下テイザーフェイスは「ヨンドゥはオレたちを裏切ったクイルをあっさり見逃した。見損なった」と批判する。
そこへソヴリンの女教皇アイーシャが従者たちを引き連れて現れ、ヨンドゥに「提案がある」と伝えるのだった。

一方ベアハートではエゴが「ピーターの母が病死したとき、ヨンドゥを雇って連れてこようとした」と語っていた。
実際にはヨンドゥがピーターを連れてくることはなかったのだが、ピーターによるとそれは体が小さいから狭い所でも盗みに入れたからだ説明する。しかもヨンドゥはピーターを「食っちまうぞ」と脅しながら戦闘を仕込んだという。エゴは一行を自分の星に連れていき、自分のことを詳しく説明したいと提案した。

ピーターとガモーラは2人でエゴについていくべきか話し合う。ピーターはエゴを信用していないと言うが、ガモーラはかつてピーターが幼い頃父が不在だったためデビッド・ハッスルホフの写真を持ち歩き、これが本当の父で今はナイトライダーの撮影やツアーのため不在なんだとウソをついていた話を持ち出し、ついていくべきだと主張する。ピーターがそれは悲しい話で、友達は父親とキャッチボールをしているのにオレはそれを眺めているだけだったんだ、と答えるとガモーラはエゴが嘘つきなら殺せばいいだけだ、と答えた。

“The Chain” / Fleetwood Mac

ミラノ号の修理のためロケット、グルート、そして拘束中のネビュラをベアハートに残し、ピーター、ガモーラ、ドラックスはエゴの惑星へ。
エゴの宇宙船の中でマンティスは自らのエンパス能力について語る。誰かに触れると感情を読み取れるという能力だ。
マンティスはピーターに触れると愛情を感じる、その相手はガモーラだと本人の目の前で暴露。ドラックスは大爆笑する。
さらに少しだが他人の感情も操れるといい、ドラックスを一瞬で眠らせてしまう。

“Southern Nights” / Glen Campbell

その頃ベアハートではクラグリンの指揮のもとラヴェジャーズの集団がミラノ号を包囲。
留守を預かるロケットはそこら中に罠を仕掛け、孤軍奮闘で次々と敵を撃破していく。
しかしヨンドゥが現れるとヤカの矢を突きつけロケットは窮地に。ラヴェジャーズはソヴリンの依頼を受け、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを捕まえに来たのだ。そんな中、ミラノ号ではネビュラがグルートを言いくるめ、拘束を解かせようとする。
ロケットがヨンドゥに対しソヴリンのバッテリーを引き渡すからグルートには手を出すなと交渉すると、ヨンドゥはあっさりソヴリンを裏切り「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを殺させたらノバ軍のお尋ね者になる」と主張。ラヴェジャーズは二つに対立し銃を向け合い、一触即発の状態となった。
そのときヨンドゥが頭頂のフィンを撃たれて気絶。グルートに拘束を解かれたネビュラが撃ったのだ。続いてロケットも撃たれ、気絶する。

“My Sweet Lord” / George Harrison

ピーターたちは美しい自然に包まれたエゴの惑星に到着。そこでエゴは自分が天界人「セレスティアル」であると伝え、自らのルーツを語り始める。
生い立ちは自分でもわからないが、最初は宇宙を漂う脳のような孤独な存在だった。数百万年かけて周囲の分子を操る方法を身につけ、賢く強く成長。この惑星そのものとなった。やがて広大な宇宙で自分以外の生き物を探す旅に出ることを決め、人間型の体を作り上げた。そして生命を発見すると地球でピーターの母メレディスと出会い、愛し、ピーターが生まれたのだという。

一方、ラヴェジャーズの宇宙船では反乱派がヨンドゥ派のメンバーを次々と宇宙に追放、処刑していた。
そして新たな船長として名乗りを上げたのがテイザーフェイス。ロケットはそのネーミングセンスを散々バカにし、怒ったテイザーフェイスが殺そうとしたところでネビュラが止めに入る。
ネビュラはロケットとヨンドゥを生かしてソヴリンとクリーにそれぞれ引き渡し、賞金を手に入れると主張。取り分は10%でいいから新たな義手と宇宙船が欲しい要求した。
クラグリンがそれらを引き渡し金の使い道を聞くと、ネビュラは自らの生い立ちを明かす。
サノスはネビュラとガモーラを何度も戦わせ、ネビュラが負ける度にガモーラのように強くなれと体を切り刻み次々と機械のパーツに変更。それでもガモーラは勝利を譲ることは一度もなかったという。
ネビュラはガモーラを殺した後、武器と戦艦を買ってサノスをいたぶりながら殺したいのだと打ち明けた。

エゴの惑星ではピーターがエゴに対し母を見捨てたと非難していた。
だがエゴはメレディスを愛していたと主張するとピーターには父親らしいことをしてやりたいと述べ、エゴの惑星で光を操る方法を伝授する。2人は光をボールのような形状に変えるとキャッチボールを始めた。幼い頃の時間を取り戻すかのように。

その頃、ラヴェジャーズの船内ではテザーフェイスによってロケットとヨンドゥが牢に監禁されていた。ヨンドゥは脱出するため試作型のフィンを持ってくるようにグルートに説明するが、グルートは何度も違う物を持ってくる。するとクラグリンが本物のフィンを持って現れた。彼自身は反乱を起こすつもりなどなく、仲間を殺したテイザーフェイスに怒っているのだ。

“Come A Little Bit Closer” / Jay & The Americans

脱出したヨンドゥ、ロケット、グルートの3人は反乱したラヴェジャーズたちを次々と殺し、最後に船を破壊。テイザーフェイスは死の間際にソヴリンのアイーシャに通信しラヴェジャーズの座標を伝えた。
クラグリンの操縦で船の一部を切り離し4人で脱出に成功。ロケットはエゴの惑星までジャンプ繰り返しでの直行を設定する。

“Bring It On Home to Me” / Sam Cooke

エゴの惑星ではピーターの誘いにのってガモーラが踊り始める。しかしマンティスの態度から何らかの危機を感じとっていたガモーラは能天気なピーターと話が合わず、口論になる。
1人になって考え込むガモーラだったが、そこへMシップに乗ったネビュラが飛来。しかしガモーラが反撃して撃墜、炎に巻かれたネビュラを救出する。それでも格闘戦となるとネビュラがガモーラの首を締めてナイフを構えたところで勝利を宣言。言い合いとなるがネビュラが「私が欲しかったのは勝利でなく姉さんだった」と告げたことでガモーラはネビュラの真の想いを知る。

“Brandy (You're a Fine Girl)” / Looking Glass

一方ピーターもまたエゴの城内の部屋で1人考え込んでいたが、そこへエゴが現れる。エゴはピーターも練習することで自分と同じ能力を持ち、不死の肉体と光を操る力を得ることができると伝える。ピーターは喜び興奮し、エゴと自らの可能性に心酔していく。
エゴは自分の目的が「拡張」である、と話す。つまり銀河を旅しながらあらゆる惑星に自分の種子を植えつけ、全てを自分の一部に変えていくこと。だがその目的を1人で実行することはできず、そのために様々な惑星の女性と関係を持ち大勢の子供を作っていたのだ。その子供たちを回収する役割を担っていたのがヨンドゥであった。しかし実際に光を操る同じ能力を持つことができたのはピーターだけで、他の子供たちは失敗作だったという。
そしてこの使命を果たすためにメレディスへの未練を断ち切ろうと脳の腫瘍を植え付けたことを打ち明けると、ピーターは正気に戻りエゴを撃つ。
怒ったエゴはピーターを巨大な光の触手で貫くとウォークマンを破壊。ピーターをエネルギー源として利用し、これまで惑星に植物として植え付けた自分の細胞を活性化させ、その惑星を覆い尽くす計画を実行に移す。
そこへマンティスから真実を聞いたガモーラ、ドラックス、ロケット、ヨンドゥが駆けつけた。ヨンドゥが操る重機ポッドでエゴの体を押し潰しピーターを解放すると、他の惑星の細胞拡張も停止。
ピーターも重機ポッドに乗り込み、そこでヨンドゥがピーターをエゴに引き渡さなかった本当の理由はエゴが他の子供たちにしたことを知ったからだ、と知らされる。

"Wham Bam Shang-A-Lang" / Silver

重機ポッドでエゴの惑星の中止にたどりつき、コアを攻撃。そこへソヴリンの攻撃部隊が到着しピーターたちに攻撃を始めた。
レーザーのジェネレーターが故障しコアを攻撃できなくなり、ロケットがソヴリンで盗んだバッテリーを使って即席の時限爆弾を造る。マンティスがエンパス能力でエゴを眠らせ、ピーターたちがソヴリン軍と戦っている間にグルートがコアに空いた小さな穴を抜け、時限爆弾を仕掛けることになった。
ソヴリン軍に重機ポッドを包囲されるが、ネビュラが身を挺してバッテリーとなり、レーザーを全方位射撃することでソヴリン軍を殲滅。しかしその影響でエゴがめざめ、大乱戦となる。
地面が崩れ、地中深くに落下するガモーラをネビュラが救出。しかし惑星そのものの力を持つエゴの攻撃は激しさを増し、再びピーターを光の触手で貫いてエネルギーを吸収すると他の惑星の細胞が活性化して拡大していく。
そこでヨンドゥが「俺が矢を操っているとき、頭で考えるんじゃない。心を使うんだ」と伝える。

“The Chain” / Fleetwood Mac

その言葉で仲間やヨンドゥへの想いを思い出したピーターはエゴから受け継いだパワーが覚醒。エゴを押さえつけた隙にグルートが時限爆弾を仕掛けることに成功する。
さらにピーターとエゴの戦いは続き、ヨンドゥとピーターを残して他のメンバーは脱出。そこで時限爆弾が爆発し、エゴは塵となって消滅していく。
崩壊していく惑星に取り残されたピーターだったが、ジェットパックを装着したヨンドゥが飛来。「お前のような息子がいて俺はクソ幸運だった」と伝えると、ピーターに唯一残った宇宙服を着せ大気圏外まで上昇し仲間に届ける。生身の体で宇宙空間に出てしまったヨンドゥ自身は死亡する。

戦いの後ヨンドゥの宇宙葬が行われる。
ネビュラはサノスを殺すと言って旅立つが、別れ際にガモーラに抱きしめられる。クラグリンはヨンドゥがお前にやるつもりで買ったものだとピーターにZUNEを手渡す。一方、ピーターはクラグリンにヤカの矢を手渡した。

“Father and Son” / Cat Stevens

そこへ、ラヴェジャーズの本隊や他の分隊たちが到着。ロケットからヨンドゥの名誉ある死を知らされたのだ。スタカーはヨンドゥの生き様を称える。艦隊から美しい花火が放出される中、ヨンドゥは煌めく灰となって宇宙に飛散していった。

”Surrender” / Cheap Trick

クラグリンがフィンを装着しヤカの矢を練習。失敗してドラックスに突き刺さる。

ミッド・クレジットシーン

スタカーを中心に各集団に分かれていたラヴェジャーズの船長たちが集結、新チームを結成する。

“Flash Light” / Parliament

(エンドロール)

ミッドクレジットシーン1

ソヴリンの女教皇アイーシャがガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとの戦いで資源を無駄遣いした責任を問われ、評議会に呼び出しを受けていることを侍女が伝える。アイーシャは新開発の誕生ポッドを見れば彼らの怒りも収まると答える。そしてガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを抹殺できるという彼の名は「アダム」である、と告げる。

"Guardians Inferno (feat. David Hasselhoff)" / The Sneepers

ミッドクレジットシーン2

反抗期に成長したグルートがゲームばっかりしていてピーターに叱られる。

ポストクレジットシーン

スタン・リーの長話に飽きたウォッチャーたちが彼を置いて立ち去る。

登場人物

ピーター・クイル /スター・ロード クリス・プラット 地球出身。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのリーダーで、宇宙海賊ラヴェジャーズに育てられた。話術で人を翻弄するのが得意。
ロケット ブラッドリー・クーパー(声) 地球のアライグマに似た直立二足歩行の生命体。何らかの改造手術を受けてこうなったらしい。銃火器を愛し天才的頭脳を持つエンジニア。凶暴でモラルに欠ける部分があるが…
グルート ヴィン・ディーゼル(声及びモーションキャプチャ) 樹木型の知的生命体。基本的に"I am Groot"としかしゃべらないが、彼なりの言語であり理解できる者には理解できる。前作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で仲間を守るため粉々になり、枝の破片から復活。十数センチぐらいのちびグルートとなっている。
ガモーラ ゾーイ・サルダナ タイタン人サノスの養女。改造手術によって強化され、生きた兵器として訓練され、義妹のネビュラと何度も戦わせらていた。
ドラックス デイヴ・バウティスタ 別名ドラックス・ザ・デストロイヤー。屈強な肉体を持つ男。ロナンに妻と娘を殺された復讐を果たしたがその陰で糸を引いていたサノスに復讐を誓う。
ネビュラ カレン・ギラン サノスの養女でガモーラの義妹。サノスによって義姉ガモーラとの戦いを何度も強制され、負ける度に肉体を機械に交換されている。
ヨンドゥ・ウドンタ マイケル・ルーカー 宇宙海賊ラヴェジャーズのリーダーだが、実は本体から追放された集団だと明らかになる。ピーターを地球で拉致し息子のように育てた。口笛で自在に矢を操る。
マンティス ポム・クレメンティエフ エゴの惑星に住み従者のように世話をしていた女。エンパシー(共感)能力を持ち、他者の感情を読み取ったり他者に感情を与えたりできる。
エゴ カート・ラッセル ピーター・クイルの父で自らをセレスティアルズ(天界人)と自称する。その本体は巨大な脳のような存在で強大な力を持ち、惑星は彼の肉体そのもの。
クラグリン・オブフォンテリ ショーン・ガン ラヴェジャーズのメンバーで本来は誰よりもヨンドゥに忠実な男。しかしピーターを擁護することに納得できず、反乱側に加わる。
テイザーフェイス クリス・サリバン ラヴェジャーズの一員でヨンドゥの部下だったが、ピーターへの擁護に納得ができなかったこととタスカーに拒絶される姿を見て反乱を起こし、そのリーダーとなる。
アイーシャ エリザベス・デビッキ ソヴリン人の女教皇。バッテリーを盗まれたためにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーをつけ狙う。
スタカー・オゴルド シルベスター・スタローン ラヴェジャーズ本隊のリーダーヨンドゥが子供を取引に使ったためやむなく追放した。
メレディス・クイル ローラ・ハドック ピーター・クイルの母。宇宙からやってきた謎の男と恋に落ちる。

イースターエッグや後に伏線として回収される事項

  • 今回もハワード・ザ・ダックが登場。惑星コントラクシアの酒場でダジャレを言っている。
  • ヨンドゥがロケットに「お前がわざと他人に対し意地悪に振る舞うのは本当は誰よりも臆病だからだ。欲しくもないバッテリーを盗み、お前と一緒にいようとしてくれる人々を遠ざけようとするのは、ほんの少しの愛情が自分の中にぽっかり空いた穴がいかに大きくて空虚なものか思い出させるからだ。俺にはわかる、お前を造った科学者たちはお前にこれっぽっちも愛情を示さなかっただろう」と指摘する。ロケットのオリジンは次作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOl.3』で明らかになる。
  • サウンドトラックに入っているThe Sweetの"Fox On The Run"はトレイラーのみで使用され、本編では未使用。
  • エンドロールで使用された"Guardians Inferno"は80年代の楽曲そのものであるが、本作のために作られた新曲である。ミュージックビデオも当時の雰囲気で作られ、ガモーラがデビッド・ハッスルホフの名を勘違いしていたことからザーデュ・ハッセルフラウの名で本人が登場。また映画本編のメンバーも登場する。Marvel EntertainmentのオフィシャルYOUTUBEで公開されているが意外と気づかれていない。
  • エンドロールでは丸い枠の中でキャラクターたちがダンスを披露するが、ドラックスだけは踊らない。前作では妻に出会ったとき彼女だけは踊ろうとせず、そこに惚れたと語っていたドラックスだが「ダンスが嫌いなドラックス」という特質が次作で意味を持つ。

登場したポップカルチャーなど

  • デビッド・ハッセルホフ
    • 1982年から86年まで放送されたテレビドラマ「ナイト2000」の主人公マイケル・ナイト役で知られる俳優。「しゃべる船」とはドラマに登場するは人工知能が組み込まれたしゃべる車「ナイトライダー」のことをガモーラが勘違いして覚えていたのだろう。エゴが彼に変身するシーンでまさかの本人によるカメオ出演が実現した。
  • チアーズ
    • 1982年から93年にわたりアメリカで放送されたテレビドラマで、バー『チアーズ』を舞台に主人公サム・マローンとヒロインのダイアン・チャンバースのラブコメなどが展開するシットコム。高視聴率を記録し、エミー賞を受賞した。
  • キャッチ22
    • 字幕でも吹き替えでも意訳により消滅しているが、ピーターとガモーラのダンスのシーンで「ちゃんと言葉にするとそういうのって何というかはっきりしちゃうだろうから…」というセリフは原語では"it's a Catch-22"と表現されていて、これは映画化もされた小説"Catch-22"に基づく慣用句である。この作中の主人公は第二次世界大戦中アメリカ空軍にあったとされる軍規第22項「精神に異常があるものは除隊できる」という規則を利用するため精神評価を受けようとするが「自ら精神評価を受ける判断ができるものは正気である」という評価により除隊されることはない、という状況に陥る。ピーターからガモーラへの「言葉にできない何かがあるだろ?」という質問にガモーラが「そんなものはない」と答えたことでピーターは「ガモーラがそれを言葉にすると言葉にできない何かではなくなる」という矛盾点のせいだと表現しているのだが、ガモーラの言いたいことは当然そういうことではない。
  • パックマン
    • 日本のナムコ社からリリースされたゲーム。口だけの丸い黄色のプレイヤーキャラクターがゴーストを避けながらマップ上に配置されたドットを食べ尽くすことでクリアする。あとのシーンでピーターは実際に岩石を集めパックマン型になってエゴに体当たりする。
  • スケルター
    • 80年代にマテル社によってマルチメディア展開された『マスターズ・オブ・ユニバース』に登場するスーパーヴィラン。髑髏のような顔と青い皮膚を持つ。
  • ヘザー・ロックリア
    • 80年代に活躍した女優。「炎の少女チャーリー」でチャーリーの母親役を演じ、また長期ドラマにも出演した。
  • スマーフェット
    • ベルギー発のコミック『スマーフ』に登場するキャラクター。70年代にアメリカで大ブームとなり、80年から89年まで全米でテレビアニメが放送された。スマーフは青い皮膚を持つ種族で、その中で唯一の女性がスマーフェットである。もちろんピーターは青い皮膚のネビュラのことを言っている。
  • メリーポピンズみたいだ
    • イギリスの児童文学を元にしたディズニーアニメ映画のキャラクター。メリー・ポピンズは魔法が使え、傘を持って空中からふわふわと降りてくる有名なシーンをヨンドゥがヤカの矢をつかんで降りてくる姿に例えて言っている。ヨンドゥは「男前か?」と聞くがもちろんメリー・ポピンズは女性である。ディズニーアニメの全米公開は1964年であるが2018年に54年ぶりの続編『メリー・ポピンズ リターンズ』が公開されたことと関係が...?




最終更新:2023年08月25日 00:21