ウェポンH(Weapon H):クレイトン・コルテス(Clayton Cortez)

(キャラクター、マーベル)

初登場:Totally Awesome Hulk #21 (2017年7月)
属性:サイボーグ

概要

ハルクの肉体とウルヴァリンの骨格やクローを併せ持つサイボーグ。
ウェポンX計画の派生計画によって生み出された。

経歴

クレイトンは元アメリカ海軍特殊部隊所属のイーグルスターという傭兵部隊にいた。アフリカ奥地の村で村民虐殺の指令を受けるが従わず、味方に対して発砲。反撃を受けて重傷を負う。

その後ミュータント排斥主義者の牧師ウィリアム・ストライカーが復活させたウェポンX計画に収容され、実験体となる。
この実験ではミュータントたちのDNAを採取し、人間を元にしたサイボーグに注入することで強化兵士を生み出すというもので、ストライカーの目的はミュータントを絶滅させるための戦力を作り出すためだった。
その主任研究員のアルバ博士はその工程で数々のサイボーグを生み出し、最終形態にして最強の存在として作り出したのがオールドマン・ローガンやハルク(この時期はアマデウス・チョウがハルクだった)のDNAを使用したサイボーグ、バッチH-アルファだった。

他のサイボーグは脳のほとんどを摘出し記憶も残していなかったが、バッチH-アルファはトレーニング効果を残し思考力を与えるため脳を残した。
その結果、元の善良な性格が残ってしまいアルバ博士やストライカーの残忍な指示に従わず、ウエポンX計画を壊滅させるために来たオールドマン・ローガンやハルクが率いるミュータントたちを圧倒しながらも決着が着く前に立ち去ってしまった。

その後もアルバ博士から何度も一般市民を殺害させるような指示を受けるが、オールドマン・ローガンらの努力もありすべて拒否。最後はオールドマン・ローガンの説得を聞き入れ、「もう人々は自分を恐れる必要はない」と言い残して去っていった。

Absolute Carnage

カーネイジシンビオートの神ヌルを甦らせるためかつてシンビオートと結合した者の脊椎の中に残るという「コーデックス」を集めて虐殺を続けていた事件に彼も巻き込まれた。
クレイトンはウェポンV計画によって造られた超人兵士たちの部隊マーズ・チームに義母を人質にとられ、カーネイジとの戦いを強要された。
しかしカーネイジを倒すためクレイトンの身を犠牲にしようとするマーズ・チームに逆らい、クレイトンは彼らをカーネイジに差し出して撤退した。
(クロスオーバー"Absolute Carnage"タイ・イン"Absolute Carnage: WEAPON X",2019年)

能力

普段は普通の人間の姿だが、怒りの感情によりハルク化する
ハルク同様に怒りに従い無尽蔵のパワーや耐久力などを発揮。
ウルヴァリン同様に拳からクローを出し、ヒーリング・ファクターを持つ。
骨格はアダマンチウムと結合。しかもナノテクノロジーによりハルク化したり元の人間に戻ったりという形状変化に対応する。
元兵士であり、ハルク化しなくても高い戦闘力を持つ。



最終更新:2025年05月20日 02:03