マリーナ(Marrina)/ マリーナ・スモールウッド (Marrina Smallwood)

(キャラクター、マーベル)

初出:Alpha Flight #1 (1983年5月)
属性:宇宙種族

概要

アルファ・フライトのメンバー。
水陸両生の女性型ヒューマノイドだが、本来はプロデクスという宇宙種族。

経歴

プロテクス

プロテクスは次々と惑星を侵略・植民地化し文明を築き上げ、衛星に至るまで資源を使い果たすとまた次の惑星を征服してひたすら植民化していく種族。
その手段は原始的な生命しかいない惑星を探して宇宙船を送り込み、着陸。宇宙船はその惑星と同化していく。そしてあらゆる生命体を催眠状態にして引き寄せ、生きて辿り着いた生物を徹底的に研究・解析し、遺伝子情報としてプロデクスの卵細胞に取り込み、つがいの卵として何百万もの卵を放出し、惑星の隅々まで送る。
孵化した卵はそこで適応し、繁殖していく。
このプロセスを繰り返して宇宙に広がっていく。
*1

マリーナの誕生

4万年前、地球に向かったプロテクスの宇宙船は事故を起こしてカナダ北部の氷冠に着陸。
まだ遺伝子のコントロールが完成しないまま卵を放出することになった。
その1つが海中に落ち、4万年かけて海に適応。
ある日、スモールウッドという漁師の男がこの卵を拾って持ち帰り、妻がこれを手で開けて孵化させた。このとき、刷り込み状態だった生命が人間の女性の細胞に触れてしまったため適応を起こし、人間の女性の姿をとることになった。
こうしてマリーナは人間の夫婦に育てられ、成長すると海中で行動する非凡な才能を発揮。
やがてアルファ・フライトの2軍組織、ベータ・フライトの一員となっていた。
*2

アルファ・フライト昇格

カナダ政府がアルファ・フライト解散を決定。
しかしカナダ北西部で怪物ツンドラが復活し、ヴィンディケーターが単独で対処しようとしたが、妻のヘザーが秘密の通信機を起動してメンバーを集結させた。このときベータ・フライトのパックとマリーナも呼び寄せたため、ツンドラ退治にマリーナも参加。
この出来事でヒーローチームの必要性を感じたメンバーは政府とは無関係のヒーローチームとしてのアルファ・フライトの再結成を決め、マリーナもその一員となった。

マスター・オブ・ザ・ワールドと一時的離脱

マスター・オブ・ザ・ワールド(本名イーシュ、プロテクスの宇宙船と同化し支配した原始人)が世界征服に乗り出すためマリーナを召喚。その肉体を苦しみを伴う研究・解析にかけようとしたがアルファ・フライトによって救出された。
このとき、駆けつけたネイモア・ザ・サブマリナーがマリーナに隠された更なる謎を解くためアトランティスに連れて行くことを提案。マリーナも承諾したため、一時的にチームを離脱することとなった。

能力

水中でも陸上でも生活できる。
超人的な身体能力、耐久力など
特に水中では高速で移動可能。
水中ではソナーのように音波探知が可能
など



最終更新:2025年05月02日 05:18

*1 Alpha Flight #4,1983年

*2 Alpha Flight #2〜4,1983年