ガーディアン(Guardian) /ジェームズ・マクドナルド・ハドソン(James MacDonald Hudson)

(キャラクター、マーベル)

初出:X-Men #109 (1978年2月)
属性:特殊な装備を着た人間→サイボーグ、男性、地球人、カナダ人
親族:【妻】ヘザー、ヴィンディケーターの名を継承、【遠い親戚】ウルヴァリン

概要

カナダのスーパーヒーローチーム、アルファ・フライトリーダー
元はヴィンディケーターを名乗り自分で開発したスーツの力で戦っていたが、その後ガーディアンに改名。さらにサイボーグ化された。
外見はカナダ国旗がモチーフで、いわばカナダ版のキャプテン・アメリカ的ポジション。

経歴

ジェームズはアメリカ・カナダ・オイル石油株式会社で電磁場を用いた地下の石油探索用スーツの開発をしていた。しかし、上司で親友のジェローム・ジャクソン(後に、初代オメガ・フライトを結成)がアメリカ軍と契約し技術を兵器転用しようとしたためスーツを盗み出して逃亡する。
ジェームズに恋心を抱いていたジェロームの秘書ヘザーは彼の自宅に押し掛け犯行を知るが「妻は夫に不利な証言をしなくていいのよ」と結婚を申し込む。ヘザーは当時17歳だったのですぐには結婚できなかったが二人してカナダ政府に協力を要請。するとカナダ政府は、ジェームズが盗難で起訴されないように防衛大臣下の諜報部門デパートメントHにジェームズを参加させることを決めた。*1

その後、ジェームズとヘザーが、野生化していたウルヴァリンを保護。ヒーローチームの構想を抱いたジェームズが、「アルファ・フライト」という名前でチームをつくり、ウルヴァリンをチームに入れることを考えていたが、ウルヴァリンは結局X-MENのメンバーとなる。なお、ウルヴァリンが強い愛情を示したことで、ヘザーは動揺した。
後に、カナダのヒーローを集めアルファ・フライトを結成。ヴィンディケーターの名でリーダーになる。

アルファ・フライト解散と再結成

X-MENと協力してウェンディゴを倒すなど活躍した*2が政府はアルファ・フライトの解散を決定。しかし復活した怪物ツンドラを倒すためメンバーが再集結し、政府から独立したヒーローチームとして活動することになった。*3
その直後、"ヴィンディケーター(Vindicater,疑惑を晴らす証明者や罪の贖罪をする者)"という名を変えた方がいいというシャーマンの勧めにより、コードネームを「ガーディアン」と変えることにした。*4

サイボーグ化

ジェロームのオメガ・フライトと戦ったとき、スーツがオーバーロードしてしまい、死んだと思われた。しかし宇宙人がスーツを体の一部と勘違いしてスーツのパワーを肉体に移し、ジェームズをサイボーグ化したために生き延びた。

能力

元はスーツの能力で電磁場や重力を操り様々な現象を起こしていたが、後にサイボーグ化され自らの能力となった。
  • 超人的な身体能力、耐久力、腕力など
  • コンピュータ化された頭脳や記憶力(サイボーグとして)

電磁場・重力操作

  • 飛行
  • フォースフィールド形成、いわゆるバリア
  • ビーム攻撃
  • 超音波発生
  • テレキネシス(重力ビームによる)
  • テクノパス(機械を自在に操る,コンピューターから情報を引き出す)
その他、電磁場や重力を操作し様々な現象を引き起こす

その他

ウルヴァリンの母方の親族で、ウルヴァリンとは「はとこ」にあたる。ニック・フューリーによれば、ウルヴァリンの運命に深く影響を与えたようである。



最終更新:2025年05月02日 02:10

*1 Alpha flight#2,#3 1983年

*2 "Uncanny X-MEN#139,140 1980年

*3 "Alpha Flight"#1,1983年

*4 "Alpha Flight"#2,1983年