レイヴンクロフト (Ravencroft)

マーベル、施設名)

初登場:"Marvel Preview"#21 (1980年2月)
正式名称:Ravencroft Institute for the Criminally Insane(レイヴンクロフト犯罪性精神異常者施設)
所在地:ニューヨーク、ウェストチェスター

概要

犯罪を犯した精神異常者を収容する施設。簡単に言えばマーベル版アーカム・アサイラムである。
精神鑑定なども行なっているが、概ねライカーズラフトと並ぶ刑務所のように機能している。
登場するときはヴィランが捕まって収容されるシーンか、そうでなければ脱走するシーンであることが多い。
カーネイジことクレタス・キャサディは母がここに入院中のときに生まれ、この施設で育った。

成り立ち

この地はその昔から額に渦巻きのシンボルを描く食人族のエリアで、ネイティブ・アメリカンたちからも禁足地とされていた。
ヨーロッパからの移民が始まってもネイティブ・アメリカンたちは警告をしていたが、それを聞き入れない者たちもいた。
1964年に入植してきたコートランド・キャサディとモリー・レイヴンクロフトの二人もそうだった。
ある日、花摘みに出ていたモリーは森に迷い込み、食人族に襲撃を受けた。救出にきたコートランドはモリーを逃がすことに成功するが、復讐のため食人族の棲家と思われる洞窟の奥に入り込み、額に渦巻きがある一団の襲撃を受ける。コートランドが洞窟から出たときには全身に返り血を浴び、その目には渦巻が宿っていた。
街に戻ったコートランドは銃を乱射し、8人の命を奪う。
民衆は後にレイヴンクロフト精神病院が設立される場所に小屋を建て、コートランドを監禁することにした。モリーはそんなキャサディの心を癒そうと接近するが、キャサディは逃亡し、その代償に命を落とす。
1899年、モリーの「心を病んだ者を癒したい」という遺志を受け継ぎ、この地にモリーの子孫ジョナス・レイヴンクロフトが設立したのがレイヴンクロフト犯罪性精神異常者施設だった。
("Ruins Of Ravencroft: Carnage","Ruins Of Ravencroft:Sabretooth",2020年)

それ以来、ジョナスの意思に反して地下には秘密の実験室が作られ、怪しげな人体実験が繰り返された。

近年の登場

崩壊と再建:”Absolute Carnage”

カーネイジがシンビオートの神ヌルの復活を求めて教団を興したときには、教団の本拠地となってしまった。
ヒーローたちとの戦いを通して施設は崩壊、焼け野原となったが、ニューヨーク市長のウィルソン・フィスクの指揮のもと、顧問をノーマン・オズボーン、警備顧問をジョン・ジェイムソンとして再建された。




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最終更新:2025年05月22日 17:54