ヴァルハラ戦役(ゔぁるはらせんえき)

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ファンタジア

アセリア暦4202年、ダオス率いる魔物軍と人間達がヴァルハラ平原で戦った歴史上最大規模の戦役。
現代では地下墓地のマルスが「貴様らも知っておろう、今より100年ほど前に起こった戦いを…。当時最大を誇った二国の連合(ミッドガルズ・アルヴァニスタ)を相手に圧倒的な力を見せつけた一国の王(ダオス)がいた」と詳細を語る。

ダオスは大いなる実りを手に入れるために(マナを大量に消費する)魔科学の破棄をミッドガルズに告げる*1。だが、ミッドガルズでは魔科学によって未来が開かれることを信じていたためにこれを拒否し、ダオスは宣戦布告。なお、ゲーム本編においてはミッドガルズが魔科学がもたらす悪影響を認識していた描写はない。
ミッドガルズは魔科学でダオスを滅ぼそうと考え、魔科学兵器「魔導砲」をダオス側へ発射。一射目は成功するが、それでマナを消費しつくした結果、二射目がマナが足りず故障。SFC版とGBA版では魔導砲が使用不能になるだけだがそれ以外のバージョンでは暴発してしまい、ミッドガルズの都に被害を出してしまう。
最終的に人間側の勝利に終わるが、マナを大量消費する魔導砲に怒りを覚えたダオスはそれから100~150年後の未来で、ミッドガルズを滅ぼした。
クロスエディションではロンドリーネがヴァルハラ戦役において目覚ましい働きをしたということでミッドガルズ空中戦後にミッドガルズ城に姿を現す。


語られざる歴史

4202年に勃発。ウィノナの右腕をライゼンが切り落としたことから激怒したダオスが古城に無数の魔物を集結させてミッドガルズ軍と戦闘を開始したのが戦いの始まり。魔科学兵器の開発が間に合わなかったため、ミッドガルズ軍は大砲と投石機を用いて戦闘を開始。それと同時にヴァルハラ平原にて全四班四十人に満たない部隊を別動隊として動かしダオス城への進撃を開始した。四日目の日没にイシュラントは倒し、その二日後に到着した主力部隊と合流してダオス城間近まで攻め入るが、そこでダオスの空戦部隊が送り込まれ撤退を余儀なくされる。勢力はまたたく間にミッドガルズ本土にまで押し戻され近隣の村は壊滅した。戦いは泥沼化してしまい終局を迎えられぬまま五年が過ぎ去りヴァルハラ戦役は4207年まで続いた。


ネタ

  • 戦争の背景は湾岸戦争(1991年)のオマージュと思われる。ミッドガルズが中東、ダオス軍がアメリカを中心とする連合軍と置き換えると分かりやすい。
  • 「語られざる歴史の場合」は戦争がなかなか終わらないという意味で湾岸戦争がイラン・イラク戦争(1980-1988)と同じくらい長引いたらというifのお話であると思われる。


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関連項目

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最終更新:2025年06月23日 19:13

*1 OVAを見る限り、かなり高圧的な態度で言い渡したようだ