機装甲あれこれ


機装甲あれこれ

機装甲は、神龍戦争時代につくられた、対龍兵器、機神に由来しています。

この頃作られた機神は、高度な魔導的存在でした。
この頃の機神には、いくつか世代があったかもしれないが、はっきり決まっていません。


  • 概観
 副帝レイヒルフトの手元には、神龍戦争の採集世代機神であるらしい、アウラルム・ドラクデア(黄金の龍神)があります。

 このアウラルム・ドラクデアを、当代の帝國の手によって、製造かつ、量産可能なものにした機神として、「黒の龍神」が開発されました。

 この黒の龍神から、機装甲の枠を上回った機神、黒の二が作られました。
 黒の二は、魔道能力を通常戦闘の使われるレベルに限ることで、量産可能としました。

 さらに魔道能力を排除して、機装甲としたものが存在するようです。
 これはおそらく、三シリーズと呼ばれるものの始祖でしょう。


  • 帝國の機装甲
 帝國の現行機装甲は、三と呼ばれるシリーズのようです。
 この三シリーズには、さらにいくつものサブタイプが存在しています。

  • 青の三
 帝國軍の主力機装甲です。
 小隊から中隊で戦列を構築して戦闘を実施します。
 青の三が、
 試作型のA、 
 魔族戦争時のB、(レイヒルフトの東方掌握のころ)
 内戦前期のC、(おそらく南方戦役当時)
 内戦後期のD、(おそらく北方戦役当時)
 南方戦役に向けて改修中のE (時系列上の現在)

  • 白の三(ケイレイSS内に登場した新機)
 白は魔道機のための識別呼称だそうです。
 青の三ベースにした試作機であるため、青の三と共通ロットの部分を持っており、現行機は三Fであるとされます。
 また長時間駆動のために、魔道系にかなりの改修が施されているようです。

  • 緑の三
 トイトブルグ干渉戦争における白の三の運用実績から、魔道戦機能を除き騎兵に追随しての機動戦闘を可能とした機装甲です。
 各国では騎兵と共同して運用される機装甲は軽機装甲に分類されますが、緑の三は戦列機装甲としての運用を前提においているために、軽機装甲の枠には入らない機体です。
 実際にアル・ディオラシス王国軍の重機装甲と交戦した際には、戦列機装甲としてこれを圧倒しています。
 青の三とは共有部品が多く、現行機は三F2であるとされています。

  • 緑の五
 緑の三の成功にもとずき、騎兵科から全ての騎兵連隊に機装甲の支援を受けられるようにとの要望が出されたために開発された機装甲です。
 騎兵連隊は、軍団の進出経路の偵察や確保を行ったり、警戒線を構築したり、機動打撃に投入されるため、少数機でも敵重機装甲による妨害を確実に排除できる戦闘力を持つ事が求められました。
 その任務はこれまで軍直轄重機甲兵大隊の黒の二が分派されて支援にあたっていたのですが、黒の二は少数しかいないために全ての騎兵連隊がその支援を受けられたわけではありませんでした。
 そのため緑の五は、緑の三の性能向上型ではなく、黒の二の簡易量産機として開発が進められました。

  • 白の五
 黒の二は極めて強力な重魔道機装甲として運用されていますが、元が機神であるために配備数を増やす事ができないのが欠点でした。
 そのため、重機装甲として極めて高い近接戦能力と、かつ騎兵に追随して行動可能な機動力を有する緑の五に魔道戦機能を搭載した機体を開発する事で、これまで黒の二が担当してきた任務の少なくない部分を代替する事が期待されて開発されました。
 結果としてこれまで各国が配備してきた重魔道機装甲よりも強力で、黒の二に対抗して開発されつつある簡易機神ともいうべき機体に対してはそれなりに劣る程度の、非常にバランスのとれた性能を有する機体となりました。
 将来的には各軍団ごとに独立大隊が編成され、小隊単位で緑の五への火力支援に投入されることが計画されています。

  • 機卒
 機装甲は軍用スペックの、あきらかに戦闘機材ですが、さらに簡易化した、ロースペックのものも存在します。
 これは、機卒と呼ばれるもので、現代の重機のように使われるものです。

 機装甲は国王直轄の工廠でしか生産されませんが、機卒は許可があれば諸侯でも自分で生産する事ができます。
 そのため、諸侯ごとに機卒の種類が複数あり、統一された規格の機体というものはありません。
 比較的機装甲や機卒の規格統一化を進めてきた東方軍ですら、十数種類の機卒を使用しており、内戦中にその種類は数百種類にまで増えました。
 内戦終了後の再編成期にあたる現在でも、その状況に変化はありません。


  • その他の機装甲
 神龍戦争の後、古代魔導帝國は崩壊しました。
 これによって、大陸は諸勢力の分裂支配体制下となりました。
 機神のようなものは、作ることも難しいが、使うことも難しい兵器となってしまい、諸国は機装甲を開発して行きました。

 帝國のように、大規模に機装甲を開発量産できる勢力はそれほど多くないようです。
 そのため、諸国ごとに様々な機装甲がある用です(諸国における機装甲については、以後追記予定) 

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最終更新:2012年12月09日 14:28