SSの主要キャラクター らっちぇぶむ◆ac75e129氏編

クラウディア・セルウィトス・セルトリア
 女性、年齢16歳。かなり長身、筋肉質、出るところは出ている。黒髪長髪、蒼い瞳の眼鏡っ娘。読書家で剣客で魔道騎士。正教徒。
 「お嬢とお姫様」シリーズの主人公。

 西方辺境候カシウス・セルウィトス・セルトリウス卿の長女。複数の兄が居たらしいが、17年にわたる内戦で全員戦死した模様。
 内戦終了後に帰省した際、父カシウス卿が保護していた、皇統ケイロニウス一門の傍流の貴族アルトリウス方伯家のアリアと出会い、
親友となる。また、機神「アウィス・ラパクス・セルウィトス」に選ばれ、次の西方辺境候になる事が決定してしまう。
 帰省中にアルトリウス方伯領に国境となっている大河の対岸の国より侵攻が行われ、城代のメテルス伯爵の指揮の下に出撃、
「帝國」副帝レイヒルフトの庶子の帝國黒騎士シルフィス・シリヤスクス・シルディール騎士長と協力して橋頭堡を攻撃、初陣で
敵機装甲3機を撃破する戦功を挙げ、褒賞として副帝レイヒルフトのクリエンティスとなり、「帝都」の皇立第一高等学院に編入する
事となった。
 学院に入学してからは、学生の身ながら初陣を果たし副帝に褒賞される程の戦功を挙げたとして、父カシウス卿の名代扱いとして
社交界にデビューする事となり、セルウィトス一門よりの陳情をはじめとする多くの貴族との交渉の席に臨席する羽目になっている。
また機神「アウィス・ラパクス・セルウィトス」の乗り手に選ばれた事から、機神搭乗員の教育を担当する「近衛騎士団」こと
独立近衛第901重機甲兵大隊で魔道騎士としての訓練を受ける日々を送っている。魔道属性は風。

 性格は真面目で世話好きで苦労性、すなわち委員長属性。潔癖なせいか百合属性持ちで、恋愛経験も無い乙女。だが感情の沸点が
低く、若干の妄想癖あり。口よりも先に手が出る事がままあり、なまじ剣客として腕が立つせいもあって、果し合いを挑まれる事も多い。
ちなみに現時点では全戦全勝であり畏名として「暴刀」の二つ名をつけられている。ただし、本人はその名をいたく不愉快に思って
いる様子で、そのあだ名で呼ぶ輩全員を例外無くぶちのめしているらしい。
 学院では成績優秀品行方正な事もあって学年代表に選ばれている。少なくない数の女生徒から告白されて断った経験があるらしい。
 しかしながら、戦争で共に戦った黒騎士シルフィス卿に限りなく恋愛感情に近い憧れを抱いていている。


アリア・ケイロニウス・ケルトニア(旧姓アルトリア)
 女性、年齢16歳。身長は平均的で、実は脱ぐととっても凄い人その一。ウェーブする温かみのある金髪と、緑色の瞳の持ち主。
 読書家で趣味は薬草やお茶の調合。固有結界「癒し空間」を常時発動させている天然のお姫様。ある意味シリーズ最強の一人。正教徒。

 内戦で実父が戦死した後、3年ほど西方辺境候カシウス卿の庇護下にあり、勉学に勤しむ日々を送っていたらしい。クラウディアとは
読書を通じて親友となり、以後ずっと仲良くしている。
 「帝都」の学院にクラウディアと共に入学し、多くの学生に慕われつつ学問を楽しんでいる様子である。

 実父が戦死した後、ケイロニウス・アルトリウス方伯家の家令と再婚した母に、年頃の娘らしく複雑な感情を抱き、義父の事を嫌って
いる様子である。内政家として辣腕であった義父に対する反発からか、貴族らしい貴族に好意を抱く傾向がある。「帝都」に来てから
今上皇帝リランディアの義理の娘として皇女となり、家名がアルトリアからケルトニアに変わっている。
 読書家で勉強はできるが、理屈を並べたりせずに物事の本質を一発で見抜く眼を持っている。しかし、自らの才に気づいているのか
いないのか、いつも目立たない所でにこにこ微笑んでいて、陰からそっと手助けをする奥ゆかしい淑女。クラウディアとは精神的百合関係
にある様子である。


エウセピア・ユリウス・フェブリアヌス
 女性型古人(両性具有者)で、年齢は記録では15歳。身長は古人としては並より少し低いくらいでこれからに期待。というか増やす。
黒髪長髪、冷たい赤い瞳の無口さん。
 敬虔な公教徒で、公教会派系修道院で物心ついた頃からずっと過ごして来た世間知らずの元修道女で現近衛騎士。

 当時東方辺境候レイヒルフトが東方魔族領問題に解決の目処をつけた事で「帝國」人民の圧倒的支持を受け、封印されていた
皇女リランディアを父親のユスティアヌス帝の崩御のどさくさにまぎれて助け出し、皇女としての権利を認めさせて結婚したのを、
「帝國」を簒奪せんとする陰謀と喝破した、当時のユリウス・アントニウス南方辺境候らユリウス一門の重鎮であった父親に修道院に
入れられ、以後修道院で信仰と歌に生きてきた。
 両親は死亡。ユリウス一門も、副帝レイヒルフトの腹心のフェルヌス将軍をユリウス・マクシムス公爵家の長女メルツェデシアが婿に
とったため、副帝レイヒルフトの軍門に下る事となった。以後、エウセピアの事をメルツェデシア夫人が隠れて援助し続けてきたが、
副帝レイヒルフトにユリウス一門18家の家門復活と引き換えに還俗させられ、「近衛騎士団」こと第901大隊に入隊させられる事になる。
搭乗機神は「マグヌス・カエサル・ユリウス」。ただし起動させるのが精一杯で、基礎体力をつけるための訓練を受けている最中。
 シルディール元帥のクリエンティスで、色々と政治的に難しい立場にいる。

 頭は良いのだが、世間知らずで物知らず。そのせいで「学院」内で孤立しており、クラウディアが奔走する羽目になっている。アリアと
女子寮では同室で、色々と世話を焼いてもらっている。だからといって生活態度を改めようとしないあたり、かなり頑固。とにかく歌が
好きというか生き甲斐で、歌さえ歌っていられれば幸せな少女。だからといって気遣いが出来ないわけではないあたり、他人に誤解され
やすい不器用な娘。
 魔道属性は水であるが、修道院の奉仕活動で治療系魔術を使う以外では使った経験は無し。ただし魔法に関する才能はガチで天才らしい。

 とにかく書きづらいキャラに仕上がってしまったので、設定を若干変更。


アウレリア・クラッスス
 女性、年齢15歳。身長は低い方で、年齢相応の身体つき。さらさらの栗毛を髪留めで留めて額を出している。琥珀色の瞳の眼鏡っ娘。
 趣味は錬金術で、将来は高等専科課程に進んで学究生活に進みたいと思っているらしい。新教徒。

 実家は副帝レイヒルフトから莫大な資本を預かっている商家で、もっぱら酒類の輸出入にたずさわっているとの事。クラウディアの同室で、
彼女の事を姉のように慕っている。ごくごく普通の女の子で、ちょっとした事でぷんすかするし、自棄食いもする。とにかく可愛い。


セレニア・シリヤスクス・セレニア
 女性、年齢16歳。身長は女性としては高い方で、普通にほっそり系。黒い長髪を後ろに流して額を出していて、切れ長でつり眼で黒い瞳。
 ぱっと見は結構迫力があって怖いが、理論家で舌鋒が鋭いやっぱり怖い娘さん。クラウディアとは学年主席の座を争っている仲。

 シリヤスクス一門の諸侯の娘で、次兄が家督を継いでいる。父親と長兄は「内戦」で死亡の模様。あと弟が一人と妹が二人いるらしい。
結構真面目な新教徒で、シリヤスク一門の家訓である「公正」にこだわっているせいか、やはりクラウディアとは別の意味で委員長属性。
しかし、見た目は硬派で、中身は校則違反もするちょい不良さん。ちなみに魔術も使えるらしい。属性は火。
 クラウディアに頼まれて、同級のエウセピアがいじめを受けない様に気を配っている。俗に言うツンデレ。


ウェーラ・カトゥルス・ルキウス
 女性、年齢16歳。身長は平均。身体つきも平均。明るい緑色の瞳で、茶色の髪を左右でリボンでまとめている。校則で就寝時以外は
制服で過ごす事が決められているので、色々なリボンでおしゃれをしている女の子らしい女の子。歌が大好きで、聖歌隊でエウセピアと
同じくらい熱心に活動している。ちょっと重心が高めなのか、何も無いところですっころぶ癖があるドジっ子。

 実家は帝都北方の領主で本来中央政界とは無縁の田舎貴族であったが、「内戦」中は皇帝軍のために色々と骨折りしたらしい。その褒賞と
いう事もあって、大身の諸侯が通う「学院」へ娘を入学させる事が許された。本人はそういう政治向きの話は一切判らないタイプだが、
何故か政治的にややこしい相手とお近づきになってしまう体質らしい。どうやら家系にそういう血が流れているようである。
 というわけでエウセピアの数少ない親友であるが、彼女自身は他にも大身の諸侯の子女が親友にたくさんいたりする。でもそれを鼻に
かけたりしないあたりが、彼女の人徳というものなのでした。だから、そういう親友がたくさんいるのかもしれないわけですが。


プロヴィウシア・エイビシア
 女性、年齢はげふんげふん。身長は女性としては平均より高くて、脱ぐととっても凄いんですその二。緑がかった黒髪を肩にかかない
くらいにしていて、黄色い髪留めをしている。瞳の色は赤色。妄想癖があり、書類仕事は小人さんがやっておいてくれるらしい。

 帝国黒騎士で、「近衛騎士団」こと独立近衛第901重機甲兵大隊本部付き士官。階級は上級騎士隊長。機神「黒の龍神」の搭乗員で、
「内戦」中に確認撃破機装甲数127機、うち機神を5機討ち取っているという、「帝國」軍でも最強の機装甲乗りの一人。ちなみに機神撃破
でエースは「帝國」軍でも彼女だけで、「円卓の鬼神」という二つ名を持つ超凄腕の騎士である。近接格闘戦が得意。というか鬼。
 魔導騎士で、八相のこの世の理の相のうち、陰性の「無」「虚」「闇」「霊」の四相を操れるトンデモさん。でも本人は今の事務員仕事が
気に入っているらしい。一応清教徒。

 「帝國」軍総参謀長のカメリア・シリヤスクス・シルディール元帥に個人的に信頼されているため、軍機事項にあたる任務を与えられた。
しかし、本人はその任務内容に不満を持っている様子である。けれども任務には精励する人なので、やるべき仕事はちゃんとこなしている。
 実はカメリアとは魔族戦争以来の仲で、元々はカメリアが搭乗していた「黒の龍神」の予備搭乗員であったりする。カメリアが部隊指揮官
として転出後、正規搭乗員として魔族戦争や内戦を戦い抜いたヴェテラン中のヴェテラン。でも見た目な二十台半ば。多分処女。
 最近、結婚を諦めつつあるらしい。酔うと人に絡む癖があり、ぶっちゃけトークが炸裂する。お姉さん属性で、面倒見が良い。というか、
何故結婚できないのか、黒騎士達の間では七不思議の一つに数えられている程に隠れて人気がある。


ナタリア・グラックス・バジリア
 女性型古人(両性具有者)、年齢は二十代半ばから後半くらい。身長は古人としても高い方で、アスリート体型。でも胸はそこそこあります。
 黒髪をショートカットにしていて、切れ長の明るい紫色の瞳のハンサムさん。口調も男性的で、典型的ヅカ系。正教徒。

 帝国黒騎士で、独立近衛重機装甲第901大隊第2中隊中隊長。兼任で、機神に選ばれた貴族の子弟をしごく教育隊の隊長もやっている。現在の
教育隊は第765教育隊。なんで隊を編成するかというと、予算処置があるから。軍隊もお役所であるという事です。階級は騎士隊長。
 北方の名門、グラックス・バジルス公爵家の当主で、父親と兄二人は「内戦」で戦死した模様。ただし家の仕事は執事の爺やに全部任せて
いるとの事。というわけで、機神に選ばれた事で天狗になっている若い貴族の子弟の鼻っ柱をへし折るのが任務でもある。幸い、第765教育隊の
生徒はとっても素直で言う事にきちっと従うので、仕事は随分と楽らしい。

 水の系統の魔道騎士で、確認撃破機装甲数は51機と黒騎士としては平均くらいであるが、吹き飛ばした堡塁や陣地、火砲、投石機、は数
知れない魔砲使い。通称「魔砲の死神」。第901大隊に配属されてから、さらに火力はアップし「黒の龍神」で城砦一つ吹き飛ばした事もある
らしい。プロヴィウシアの親友で、そろそろ独身が寂しいお年頃。しかし、ぴんとくるお相手とは巡り会えていないらしい。
 魔導騎士としても凄腕で、八相のうち「光」「闇」「物」の三相を扱える。後々さらに使える相が増える予定。


メトポロニア
 上級魔族の女性型双性者。年齢は見た目で20代前半。茶色の髪を三つ編み二つをおさげにして、眼鏡をかけていて、事務員オーラを
発している。だが、眼鏡を取っておさげを解くと、翠の瞳のとっても美人さんに変身するお約束な人。ついでに軍大学も卒業している
才媛。本人は、寸胴じゃないか、二の腕がぷにぷにっとなっているんじゃないか、とか、色々気にしているようだが、脱ぐとかなり
凄いんですその三号。
 第I軍団司令部の副官付き会計担当官だったが、第901大隊の規模拡大にともない無理矢理転属させられた。階級は騎士隊長。
 かつて先代のエドキナ大公直属の騎士であり、邪道騎士として邪神鎧=魔道機装甲を駆って東方辺境候レイヒルフト率いる東方軍と
激戦を繰り返していただ、エドキナ大公が暗殺されたので軍を離れ、後に現エドキナ大公がレイヒルフトに担がれて復仇戦に立ち上がる
と、その軍に参加し、そのまま帝國軍の軍籍にい続ける羽目になっている。
 第901大隊に転属してからは、第766教育隊隊長兼教官として、とにかくやんちゃでいたずらっ子な生徒らに手を焼く毎日を過ごして
いる。が、プロヴィウシアと一緒に大隊本部付き事務官も兼任する事になって、趣味の帳簿つけとか、生徒の訓練教程表作りとか、書類
仕事を一手に押し付けられ、もとい任されて、それなりに充実した日々を送っている。


フェイト
 上級魔族の女性型双性者。年齢は見た目で11歳から12歳くらい。真紅の瞳に長いさらさら真っ直ぐな金髪を黒いリボンでツインテール
にしている最強の萌え萌え妹系オーラを発している超級美少女。ただしツインテールにしているのは、角を切り落とした跡を隠すため。
魔族と人族の間には、そう簡単には超えられない歴史的敵対関係に基づく偏見があるという事です。
 西方の上級魔族の魔導師によって創造された「霊を魂に進化させた被造物」であり、それ故に西方の「神殿」と帝國の間で争奪戦が勃発
そのあおりを受けて創造主の魔導師は行方不明となり、本人も帝國に来る羽目になったという、生まれながらの不幸属性少女。でも魔導
八相に達している「導師」であり、その実力を高めて行方不明の創造主=母親を探し出すためにがんばっている健気な娘さん。
 第901大隊第765教育隊に配属され、機装甲搭乗員としての教育を受ける傍ら、他の生徒への魔導八相の教育の助教もしています。でも
みんなのマスコット扱い。ちなみに最初にそのオーラに負けたのがナタリアなあたり、クラウディアに続く古人たらしになる可能性あり。


無名
 鬼族出身の女性型双性者。鬼族では双性者はほとんど生まれない上、ほぼ女性型になる事もあって神人(カムンド)として神社(カムヤシロ)
に祭られる事となる。年齢は自称16歳。
 身長は双性者としては平均的。とりあえずクラウディアの手の平からちょっと余るくらい。黒髪を襟足と眉の上あたりで適当に切って
いる。角は二本だが、髪に隠れてほとんど見えない。瞳の色は黒だが、魔眼を発動させると、青色を基調とした七色の虹彩に彩られる。
口調がぶっきらぼうでまんま男なせいもあって誤解されているが、何気に着る物や体臭には気を遣うし、相手を見てじゃれつく甘えん坊
な乙女な女の子。性格はまんま猫だが、その双性者としての体力と極悪な肉体言語のせいで剣牙虎並みの危険生命体。

 普段名乗っている「無名」は通名で、真名はエドキナ大公から貰った「雪華」。ちなみに、これをクラウディアにそれと知られず呼ばれ
てそのまま惚れてしまった。鬼族の女性にとって真名を呼び当てられる事は、一番ロマンチックなプロポーズなのでした。以来、クラウディア
に猫がじゃれ付くように甘えるようになり、殺し愛直前の肉体言語の交歓をやっている。
 中田副帝の配下の冒険商人エイヴが、戦乱で滅んだ荘の神社の神人であった無名を買い取り、エドキナ大公領に行幸していた中田副帝の
元へ連れてきた。その時点で本人は過去の記憶を無くしており、彼女を気に入ったエデに「雪華」の名前を貰い、義妹となる。その後、
中田副帝に帝都に連れてこられ、第901大隊765教育隊の4番目の生徒となった。
 白兵格闘戦技は、プロヴィウシアとナタリアが本気にならないと相手できないほど高いが、遠距離からの射撃戦はからきし駄目。という
わけで必ず誰か遠距離戦のできる相手と組む事になる。無名のお気に入りの相手は、クラウディアとフェイト。


ニクシア・レスペデウス・プブリコラ
 レスペデウス一門宗家プブリコラ公爵家嫡子の女性型古人。栗毛をショートカットにしていて、琥珀色の瞳の、ひんそーでちんちくりん。
正教徒。小心で臆病で人見知りで、自信というものが全く無い。とにかくあらゆるステータス値が最低であるが、覚醒すると伸び幅は同期で
最高となるはず。本人自身が自分が覚醒できるとかけらも思っていないので現状ではどうしようもない。というわけで燃料を気化して
着火させる役を誰かが担うわけであるが、現在最有力候補なのがアリア姫である。問題はかの天然傾国に骨抜きにされないかというところ。


モリフォリア・シュネルマヌス・レスロートゥス
 中性型古人。でも本人は自分は女性型古人であると主張してやまない。茶色の髪の毛を短くしており、引き締まった美貌と茶色と翠色の
虹彩異色症のせいで、ほとんどの相手が美少年と認識する。何しろ本人の一人称からして「僕」なのだからちかたがない。なお766教育隊で
一番背が低く、一番貧相である。新教徒。
 元々は騎士家以下の階級の母親と暮らしていたのを、DIO様ことシュネルマヌス一門宗主ディオニソス卿に見出され、一門名を名乗る事を
許された。父親はディオニソス卿の嫡男であり、当然摘孫は別にいるのであるが、DIO様のおめがねにはかなわないらしい。本人は自分が
どれだけ面倒かつ危険な立ち居地にいるのか、今一つ理解していない様子である。ちなみに重度の厨二病に罹患しているが、シュネルマヌス
自体の家風が厨二を極めたところにあるようなので、多分本人はシュネルマヌス的には正常なのであろう。当然「学院」でそれが通用する
わけではない。


ダリア・コルネリウス・クルティヴァルシア
 女性。コルネリウス一門のクルティヴァルシア侯爵家一姫にして嫡子。真っ直ぐの紅毛を長く伸ばし、耳より前を肩にかからないように、
前髪を眉のあたりで真っ直ぐに揃えている。さらに瞳は濃い紫色だから、どこの厨二主人公かという風情である。女子としては身長は高い方
であるが、減るほどはない。公教徒。
 物心つく前に実の父親はユリウス・アントニウス南方辺境候とともに決起し戦死しており、シュネルマヌスより婿入りした今の父親を
ずっと実の父親と思っていた。強度のファザコンであるが、なにしろプロシュート兄貴が親父なのであるから仕方が無い。そして兄貴の
「覚悟」を言葉でなく心で理解したと主張し、血がつながっていなくても魂はつながっていると主張しているのであるから病膏肓に入っている。
黙って立っていればかなりの美少女であるのに、所作と言動が全く女らしくないので誰からも格好いいとは言われても綺麗とか美しいとか
言ってもらえない。でも本人がまったく気にしていないのだからそれでよいのであろう。二期生学生代表であり、頭の良い利巧者で、しかも
漢気あふれる性格のせいで、セレニアたんに非常に気に入られている。


ルスカシア・スカブラ
 女性。ナティシダウス一門の「一機衆」と呼ばれる宗主直属の騎士衆の家の娘。癖の強い茶髪を頭の両側でリボンでまとめてたらしている。
薄紫色の瞳がくりくりとしていて可愛い。女子としては背は低い方で、ダリアが駄肉呼ばわりするくらい。公教徒。普段は猫をかぶっているが、
すぐはがれて伝法な口調になってしまう。基本的にノリで生きているタイプであり、その場の勢いで何をやらかすか判らない。人懐こくて
相手の階級を無視して懐くが、近しい相手に離れられるととても傷つく程度には繊細な女の子。
 兄が「内戦」で戦死したため、婿をとって家を継がないといけないのであるが、それに納得のいかないものを感じている。それでも家を預る
女性としてのたしなみは一通りこなせる。とにかくこれから自分が何をどうすればいいのか判っていない子。


アルブロシア・ケイロニウス・アクィロニア
 女性。ケイロニウス一門の北方辺境に下方されたアクィロニア方伯家の当主。あごの下あたりで切りそろえられた青みがかった艶やかな黒髪と
紺色の瞳と、際立った美貌と、非常にめりはりのついた身体のせいで、とても大人っぽく見える。「内戦」末期の食料事情最悪な頃に成長期を
迎えているはずであるが、二期生で一番背が高い。そして一番大きく形が良い。正教徒。
 あと一年「内戦」が終わるの遅ければ、アクィロニア方伯家の部隊に参加して参陣しているところであった。よって騎士の三術こと、機術、
剣術、戦術の三つをしっかり鍛えられていた。ちなみに機術とは機装甲の操縦技術のことである。なお使ったことはないし、「学院」で使う
つもりもないが、「水」の系統の魔道の心得がある。頭の回りが速く、それ故に言葉が足りないところがある。でも頭に血が上るのも早く、
結構あっさり簡単に手を出してしまうタイプ。
 本人は目立つつもりがなくて黙って大人しく学業に専念するつもりであったのだが、メインベルに目をつけられた結果、何故かダリア様と
愉快な仲間達の一人に数えられることになってしまった。これからも色々な騒動に巻き込まれるのは確実。


ヒルダレイア
 女性。魔導師の家の娘。薄茶色の髪を三つ編み二つにして後ろに下げている。眼鏡っ娘。背は女の子としては平均くらい。でもそこそこある。
本人曰く魔導の相に覚醒していないとのことであるが、それが本当かどうかは誰にも判らない。なお魔道についても言及していないが、なにせ
眼鏡は強い、の世界なのでどんな隠し玉を持っているかは判らない。
 ダリアと同室になった先輩であり、一期生では三位の成績を誇る秀才。今のところは良いおねいさんとして一歩引いたところから見守っている
感じであるが、そのうちダリア様と愉快な御一行様の一人に数えられることになるのであろう。南無。


ロザリア・カストレウス・ラウレルス


ローザ・カストレウス・ラウレルス


デキムス・コンスタンティヌス・デラムィウス
ラミヌス・セルウィトゥス・ラエヴィヌス
アナベリウス・アルピニウス・カトー

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最終更新:2012年05月08日 22:55