フェオドラ・ジノーヴィエヴナ・シャムシュロヴァ
通称 |
鍍金の女王(蔑称) |
性別 |
女 |
所属 |
SSCN |
オラクルボード |
- |
キャラクター概要
26歳。ぼさぼさに伸ばされた銀髪。鋭い眼尻。母親譲りの褐色の肌。それなりの美貌を備えていたが、左頬に火傷痕、右の鼻からこめかみまでには裂傷痕があるため、彼女を直視できる人間は少ない。
普段より他人と面と向かい合うことすら好まず、触れられるなどもっての外であり、分厚いコート、手袋、パンツスタイル、ロングブーツと、顔以外の素肌はおろか体型すら隠す。
出時故にパーティーなどへ出向かうことが多い身だが、ドレスは決して纏わず、パンツタイプのスーツを着る。
SSCN:シャムシュロフ設計局局長の娘であり、将来を有望された政治家コースを歩む予定だったが、カルタガリアの大学へ留学へ向かう途中にCD社との武力衝突に巻き込まれ、一時的に捕虜となり、その間、顔含め全身にあらゆる傷を負う。
その時に思い知ったのは、企業という利益のためにあらゆる犠牲を厭わない組織構造の汚穢と、それにさえ従えば是とされる人間の欲望という醜悪さ。
事件の中でそれを受け入れるしかなく、解放後、その世界で成し上がることを決意する。
在学中に、世界に蔓延る力の象徴……テウルギアの使い手としてテウルゴスとなる。
上流階級としての振舞いを会得するが、同時に他企業への強い差別意識を隠さない。
また下流の者たちを単なる労働力と考え、人命としてすら考えていない。
テウルゴスとしての能力は中の上程度だが、テウルギアの性能もあり、駆動系の消耗や燃料、弾薬切れによる撤退の方が多く、敗北を見ることは少ない。
だが政治家としての出世を主眼に活動しているため、戦場へ出ることは少ない。
認証レメゲトン:V・S・ソロヴィヨフ
……と名乗りたいがフェオドラより『海豚』と呼ばれている。原因は見た目が青い海豚であるため。
古今東西の哲学者やその著作について非常に詳しく、ソロヴィヨフを名乗りたがっているのもその影響。
発言は哲学者の名言であることが多いが、基本的に思いつきのため会話という会話は成立しない。
政治や経済には興味がなく、また戦闘にもあまり積極的ではない。
ただ、自らの肉体に等しいテウルギアを動かすことのみを楽しみとしている。
テウルギア:フィローソフ
型番 |
Obj.725 |
開発 |
SSCN |
頭頂高 |
15m |
武装 |
積載不可能 |
機体概要
SSCN領内:シャムシュロフ設計局にて製造された、防衛戦でのみの使用を想定されたテウルギア。
極端なまでの運動性能と、装甲強度に長けた機体。同型クラスと比べて抜きん出た性能を発揮する。
中でもアクチュエータに優れたSSCNだからか、その機動性は並みの軽量機を凌駕する。
原因は武装を積載するための余剰を切り詰めた設計主旨。
そのため設計趣旨の都合上、武装を積載することができない。手にした状態で動くことも不可能ではないが、歩くことがギリギリという程度。長時間持ち続けることもかなわない。
そして駆動系の損耗、ジェネレータの消耗も他テウルギア・マゲイアの比にならないほど早く、長期戦を動き続けることすら危うい。
防衛拠点より射出される、縦長・小型のコンテナ。搭載された簡易スラスターにより、直進ならば投下から3秒以内には地表に到達する。
方向転換も可能だが、曲がるというより落下角度が変わる程度でしかない。
意図的に脆く設計されており、何かに接触するだけでコンテナ部はバラバラに分解される。
中身は2種類。いずれもフィローソフの武装である。
装弾数:1/長さ:9.4m/有効射程:350m
クロムスキット式の反動相殺を搭載。弾の質量も尋常ではないため、バックブラストの噴出量も乗用車が転げ回る勢いとなる。
構造上後部=バックブラスト噴出孔付近が太く、重い。
また質量と無反動故に射程や命中精度も、並の重火器に劣る。
しかしその威力は凄まじく、並のテウルギアなら直撃で大破する。また付近に着弾しても生じる爆風が与える影響も甚大となる。
長さ:24m。
刀身に簡易スラスターと爆薬を埋め込んだ、巨大な円錐槍。
持ち手が折れるようになっており、折れた直後にスラスターが噴出、その7秒後に炸裂する。
登場作品
原案:在田
監修:もやし様
兵装アドバイザー:LINSTANT0000様
最終更新:2018年10月31日 10:20