ベスト版 - ときめきメモリアル大辞典

Best version
ベスト版【べすとばん】

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『１』～『４』で再リリースされた廉価版の事。
本編はもちろんドラマシリーズ・サブストーリー等もベスト版が発売されている。
もともとPS市場全体として、人気のあったソフトは発売から一定期間経過後に廉価版を発売する流れになっており、『１』の場合はコナミだけではなくSCE自らもPRに力を入れていたように思う。
『２』以降はコナミ単体でのベスト版となっている。

今から新品を買いたいという場合、特別な希望が無い限りこのベスト版を買った方が良いだろう。
これは通常版より安いと言う点もあるが、通常版のバグが修正されている部分も多いからである（『３』のベスト版は何ら変化は無かったが）。

特に『２』においてはかなりのバグが修正されており、だいぶ遊びやすくなっている。
以下は『２』のベスト版で修正された代表的な物。

1. 水族館（ペンギンショーになる前）がアルバムに残るようになった（伊集院メイは除く）。
2. 陽ノ下光のイベント「とある登校日」が条件さえ満たせば発生するようになった。
3. 八重花桜梨の「咲き遅れの桜」等のイベントがアルバムに残るようになった。
4. 佐倉楓子の攻略を進めてイベント「甲子園・決勝」を発生させても進路にプロ野球選手を選べるようになった。
5. 伊集院メイのエンディング分岐の一つが「伊集院家ＭＩＢ」→「メイの思い出」に修正。
6. 3年目の「水泳の授業イベント」でバグが発生していた八重花桜梨の目が、普通に処理されるようになった。

一方で動物園でのデートは、約半数のキャラがアルバムに収録されない等、未修正のバグもいくつか残っている。
新たなバグとしては、通常版では『１』のキャラや九段下舞佳に電話をすると彼女達の留守番電話が聞けたが、ベスト版ではキャラの声を聞く事はできるものの表示されるテキスト（台詞）が何故か伊集院メイのものになってしまった。

また、これは仕様かもしれないが、ベスト版では主人公の誕生日は天気が必ず「晴れ」になる。
通常版では特殊な日を除けば雨や雪になる事もあり、主人公の誕生日が休日でその日にときめき状態のキャラとデートをすれば、彼女達の自宅の前でプレゼントを貰える。
その時に傘を差しているシーンがアルバムにも記録されるので、この点では通常版の方がバリエーションに富んでいると言えよう（どの日が特殊な日に該当するかは天気の項目を参照のこと）。

中古でソフトを購入する場合は、買取・流通・販売の事情でパッケージ・解説書（取扱説明書）・ディスク本体が必ずしも同じとは限らないので、ディスク本体の型番（製造番号・シリアルナンバーとも言う）で判断した方が良い。
限定版の場合は、ディスクのレーベルが通常版・ベスト版と違うので一目瞭然である事が多い。

PS版『１』の場合は、以下の2種類がベスト版に相当する（括弧内が型番。通常版も何種類かあるが、これについては「片桐　彩子」の攻略を参照）。
PS the Best（SLPM 86053）
PS one Books（SLPM 87300 VX009-J4）　ゲームアーカイブス版はこれを元にしている

『２』の場合は
限定版（SLPM86350～4）
通常版（SLPM86355～9）
ベスト版KONAMI the Best（SLPM86723～7）　ゲームアーカイブス版はこれを元にしている

「SLPS○○○○○」とか「SLPM○○○○○」というのは、同一作品が複数枚のディスクを使う場合でもディスク1枚1枚に付けられた型番なのに対して、
「VX○○○-J○」というのは作品全体に対して付けられた型番である。

関連項目

• 用語