名前 |
馬王ヘラクレス (ばおうヘラクレス) |
種族 |
ヘラク |
分類 |
幻獣類 |
初出 |
277話 |
捕獲レベル |
6200 |
生息地 |
馬王の丘 |
概要
年齢は数万歳以上。体長3万メートル、体高2.2万メートルという圧倒的な大きさの巨馬。
肌は深緑色で、タテガミはオレンジ色。
まだら模様の体が特徴で、体には大きな傷跡が無数にある。
戦闘力
恐るべき戦闘力の持ち主で、数千年前に残した足跡でさえ未だに重圧を放ち続けている。
妊娠中の身でありながら臨戦態勢に入った
トリコの半身を鼻息一つで消し飛ばし、一瞬で戦闘不能に追い込んだ。
また呼吸量が尋常じゃないため、少し息を吸っただけで周囲は瞬く間に真空となり、ほとんどの生物は戦うことすらできなくなる。
しかし自身は一呼吸でおよそ一ヶ月の無酸素運動が可能で、たった一回空気を吸うだけで地球を何百周も走り回ったり、全力で一ヶ月闘い続けられる。
それに加えて驚異的な再生力を持つと思われる。
食生とエリア8の環境
空気を食べる大気食で、一回に吸う空気量はおよそ3600億トン。
体積に換算すると大西洋の海水量とほぼ同じ量である。
しかし呼吸は基本的に年に一度のため、無くなった空気は大陸に住む多種多様な動植物や微生物によって補充される。
エリア8が雨の大陸と呼ばれるのはこの猛獣の仕業で、
吸った空気の10%しか吐き出さないため大陸の気圧は低くなり、吐き出した毒素が上昇気流となって様々な豪雨として降り注ぐ。
まさに環境そのもののような存在である。
エアとの関係
出産の時だけは通常の100倍近い量の新鮮な空気を必要とするため、
惑星を覆い尽くせるほどの空気を凝縮した
エアが熟して地面に落ちる瞬間を狙って出産し、産まれた子供は虹の橋を渡って他の大陸に向かう。
高らかに吠えながら他の大陸に向かう声を聞いた者たちが、畏敬を込めて「
馬王の応答(ヘラクレス)」と呼ぶようになった。
しかしここ数万年は
ブルーニトロにエアを持ちだされ、未熟児しか産めないでいる。
来歴
エア編では、エアを取りに行こうとする
トリコたちの前に立ちはだかる。
鼻息だけでトリコを瞬殺し、トリコの体から飛び出した
青鬼と互角に戦うも、絶滅の呼吸で周りを真空にして撃退する。
その後、
小松が
エアの完全な調理に成功したことで、無事に子供を出産。
トリコと小松たちに感謝を示しており、トリコたちが旅立つ際には
鋼雲を軽く吹き飛ばし、次なる大陸に渡るルートを作った。
アナザ編では、エアを奪いに来た
ネオの一部をヘラクブレスで撃破する。
GOD編では、
狼王に招集されて最終決戦に参加し、
アカシアに攻撃をお見舞いする。
ネオが復活した後はいち早く攻撃をしかけるも、逆に咆哮で半身を消し飛ばされて首が千切れ落ちた。
かろうじて一命は取り留めたものの、出産で多くの体力を使っていたため再生に苦戦しており、実質戦線離脱となった。
最終決戦後は
センターによって復活するも、敗北により王の資格を失ったため八王を引退した。
技
- ヘラクキック
- 強力な蹴り。エルグのものに比べると威力は段違いで、宇宙からも技の発生を観測できるほど。
- 絶滅の呼吸(デストロイブリーズ)
- 通常の10分の1程度の空気を吸う。
それだけで周囲は一瞬で真空となり、あらゆる生物は死に絶える。
- 馬王の息(ヘラクブレス)
関連項目
最終更新:2018年05月20日 16:44