PZB
概要
列車点制御装置
Punktförmige Zugbeeinflussung
常に、連続的に制御する連続列車制御装置(LZB)とは異なる考え方です。
Punktförmige Zugbeeinflussung
常に、連続的に制御する連続列車制御装置(LZB)とは異なる考え方です。
軌道用磁石を、間をあけて設置するところから、列車点制御装置といいます。
たとえば、前方信号機、主信号機、速度指示信号機、踏切の手前などに設置します。
たとえば、前方信号機、主信号機、速度指示信号機、踏切の手前などに設置します。
列車点制御装置の目的
信号による制限の遵守と運転士の注意のみを監視します。現在のシステムは主に、停止信号を通過したかどうか、速度制限が守られているかどうか、運転士が制限信号を認識して注意チェックによってそれを認識したかどうかを監視します。
PZBは他の保安装置と併用が可能です。LZB装着車両では全てPZBシステムが装備されているため、補完システムとして併用できます。
PZBの目的は、
- 緊急ブレーキによって列車が停止信号を通過するのを防ぐこと
- 速度制御セクションを使用して線路上の危険箇所の手前で許容速度を監視すること
3周波数設計
PZBは、1000Hz、500Hz、2000Hzの3周波数を使用しています。
設置は
- 前方信号機、主信号機、速度指示信号機、踏切の手前などに1000Hzの素子
- 主信号機の 150 ~ 300 メートル手前および低速区間に500Hzの素子
- 停止信号や主信号、速度チェック区間に2000Hzの素子
列車の種別とプログラム
制動重量(Bremsgewicht)対列車重量の比率である制動百分率(Bremshundertstel)で列車の種別が決まります。
1980年台のBremszettel 客車列車
ブレーキ位置はR/P
ブレーキ位置はR/P

インターシティの実物ですが、
総重量553t、総ブレーキ重量1254t。機関車の方は、重量116t、ブレーキ重量250t。
最低ブレーキ%が211(%)に対し、このケースでは224(%)
この場合O型。
総重量553t、総ブレーキ重量1254t。機関車の方は、重量116t、ブレーキ重量250t。
最低ブレーキ%が211(%)に対し、このケースでは224(%)
この場合O型。
1980年台のBremszettel 貨物列車
ブレーキ位置はG
ブレーキ位置はG

194型が牽引する貨物列車ですが、
総重量1303t、総ブレーキ重量1000t。
最低ブレーキ%が59(%)に対し、このケースでは76(%)
この場合M型。
※ただしブレーキ位置Gは例外扱い
総重量1303t、総ブレーキ重量1000t。
最低ブレーキ%が59(%)に対し、このケースでは76(%)
この場合M型。
※ただしブレーキ位置Gは例外扱い
1000Hz速度照査パターン
1995年以降の車両で2秒以内、旧型車両で4秒以内に、PZB確認ボタンを押さないと、緊急ブレーキが作動します。
客車列車だとO型になるはずですが、1000Hz素子を通過したら、PZB確認ボタンを押し、23秒以内に85km/hに落とす必要があります。
客車列車だとO型になるはずですが、1000Hz素子を通過したら、PZB確認ボタンを押し、23秒以内に85km/hに落とす必要があります。
ブレーキ位置をGにしている貨物列車の場合、1000Hz素子を通過したら、PZB確認ボタンを押して38秒以内に55km/h以下におとす必要があります。
制限発動速度以下で走行すると、制限モードに移行し、順守速度がきつくなります。
1000 Hz または 500 Hz の影響が制限的になった場合、表示灯 70 と 85 が交互に点滅することで示されます。
1000 Hz または 500 Hz の影響が制限的になった場合、表示灯 70 と 85 が交互に点滅することで示されます。
制限モードであっても、500 Hz の監視がアクティブでない場合は、列車運転士は解除ボタンを使用して速度監視をオーバーライドできます。これは、運転士が 30 km/h を超える速度表示を 明確に識別し、 次の 550 m 以内にそれ以上の素子が予想されない場合にのみ許可されます。それ以外の場合は、 1000 Hz の素子をオーバーライドする場合と同じルールが適用されます。さらに 1000 Hz の素子を通過すると、警告灯で示される速度への準拠が監視されます ( 運用上の制限を回避するために、制限 45 km/h ではなく)。一方、さらに 500 Hz の干渉が発生すると、緊急ブレーキが即座に作動します。運行への過度の混乱を避けるため、停止標識(Ne 5) のあるプラットフォームでの停止点は、500 Hz の素子の前、または監視セクションの終了、つまりメイン信号の 2000 Hz の磁石の直前に配置されます。
| 列車の種別 | 制動百分率 | 通常順守速度vü1 | 制限された照査速度vü2 | 制限発動速度 vum |
|---|---|---|---|---|
| O型 | 110超過 | 165 → 85 km/h、23秒経過 | 45 km/h等速 | 10 km/h等速 |
| M型 | 66~110 | 125 →70 km/h、29秒経過 | 45 km/h等速 | 10 km/h等速 |
| U型 | 66未満 | 105 → 55 km/h、38秒経過 | 45 km/h等速 | 10 km/h等速 |
※この表はブレーキ位置P/Rでのみ適用されます。ブレーキ位置Gでは、PZB列車タイプUが常に監視されます。
500Hz速度照査パターン
500Hz素子はない場合もあるありますが、O型の場合、通過したら153m走行する間に45kh/h以下に落とす必要があります。貨物、U型の場合、153m走行する間に45kh/h以下に落とす必要があります。
すでに制限対象になっている場合は25km/h以下に落とします。
すでに制限対象になっている場合は25km/h以下に落とします。
| 列車の種類 | 通常順守速度vü1 | 制限された照査速度vü2 | 制限発動速度 vum |
|---|---|---|---|
| O型 | 65 → 45 km/h、153 m走行 | 45 → 25 km/h、153 m走行 | 30 → 10 km/h、153 m走行 |
| M型 | 50 → 35 km/h、153 m走行 | 25 km/h等速 | 10 km/h等速 |
| U型 | 40 → 25 km/h、153 m走行 | 25 km/h等速 | 10 km/h等速 |
2000 Hzの速度照査パターン
2000Hzの地上素子を通過すると、列車はその装置でオーバーラップ区間(Durchrutschweg)以内に、エンジンが停止され、動かなくなります。
除外パターン
列車指令員が発する指令、代替信号(Zs 1)、注意信号(Zs 7)、逆走代替信号(Zs 8)、または入換動作(信号Sh 1/Ra 12を使用)により、列車運転士は停止表示の主信号を通過して進むことができます。運転士は、非常ブレーキの作動を防止するオーバーライドボタンを押す必要があります。ボタンが押されている間、ボタンを解除するようにブザーまたは音声プロンプトが鳴ります。オーバーライドボタンは、列車の磁石が有効な軌道磁石を通過するまで押し続けなければなりません。
列車指令員が発する指令、代替信号(Zs 1)、注意信号(Zs 7)、逆走代替信号(Zs 8)、または入換動作(信号Sh 1/Ra 12を使用)により、列車運転士は停止表示の主信号を通過して進むことができます。運転士は、非常ブレーキの作動を防止するオーバーライドボタンを押す必要があります。ボタンが押されている間、ボタンを解除するようにブザーまたは音声プロンプトが鳴ります。オーバーライドボタンは、列車の磁石が有効な軌道磁石を通過するまで押し続けなければなりません。
コマンドボタンを押したまま2000Hzの磁石を通過すると、「コマンド40」の表示灯が点灯します。コマンドボタンは、時速40kmを超える速度では機能しません。
コマンドボタンを押すと、レコーダー装置に記録されます(フライトレコーダーのようなもの)。
解除ボタン
1000 Hz の素子通貨から 700 メートル走行した後、解除ボタンを押して速度監視を解除することができます。
これにより、その間に信号が「進行」に変わった場合の運行の中断を防ぐことができます。解除は、運転士が 30 km/h を超える「進行」表示を明確に認識し、 550 m 以内に 500 Hz の干渉が予想されない場合に実行する必要があります。
1000 Hz の素子通貨から 700 メートル走行した後、解除ボタンを押して速度監視を解除することができます。
これにより、その間に信号が「進行」に変わった場合の運行の中断を防ぐことができます。解除は、運転士が 30 km/h を超える「進行」表示を明確に認識し、 550 m 以内に 500 Hz の干渉が予想されない場合に実行する必要があります。
この場合、監視機能は非アクティブになりますが、残りの距離の間はバックグラウンドで動作し続けます。この領域で別の 1000 Hz の通貨が発生すると、監視機能が再びアクティブになります。許可されていない解除後に 500 Hz の干渉が発生すると、速度に関係なく緊急ブレーキが作動します。運転士は、オーバーライド ボタンを使用して 500 Hz の監視信号を解除することはできません。
出発時の操作
| 状況 | PZBのランプ | 作動するPZBのルール・挙動 | 必要な運転操作・対応方法 | |
|---|---|---|---|---|
| ① 駅での出発 | 「75」「85」が | 【強制制限モード】 | 停車、10km/h未満速が【15秒以上】で、 | 1. 「青」であっても、絶対に【時速45km以下】を維持して加速する。 |
| 途中停車からの出発 | 【交互点滅】 | 制限速度が「時速45km(25km)」の状態。 | 2. 【約700メートル】走行し、ランプの点滅が消えるのを待つ。 | |
| 3. 点滅が消えたら、本来の最高速度まで加速してよい。 | ||||
| ② 出発直後の信号が「青」 | 「75」「85」が | 【手動解除可】 | Hpの青を確定している場合のみ、 | 1. PZB解除ボタンを1回押す。 |
| 【交互点滅】 | 制限を解除できる。 | 2. ランプの点滅が止まり、通常モードに戻る。 | ||
| 3. 45km/h制限が解除され、すぐに本来の最高速度まで加速可。 | ||||
| ③ 出発直後にVr(黄)や | 「75」「85」が | 【解除の厳禁】 | 信号が黄色や緑点滅で解除すると | 1. 絶対に解除を押してはいけない。 |
| 制限速度を通過 | 【交互点滅】 | (非常ブレーキの罠) | 「不正な解除」とみなし、強制非常ブレーキ。 | 2. 45km/h以下を維持し、黄色信号(1000Hz地上子)を通過する。 |
| 3. 通過時、通常通り【4秒以内】にPZB確認ボタンを押す。 |