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AviUtl講座(2013年度後期)

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tucc12

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AviUtl講座(2013年度後期)
講師・担当…こうとく



 ★毎週日曜日14時から2時間前後、部室にて。
 ★途中参加大歓迎・途中退室・食いつまんでの参加もOKよん。

 ※このwikiページ中に例示として掲載している画像は、特筆なき限りこうとくの著作物です。

AviUtlについて

そもそもAviUtlって何さ?

 AviUtlのお部屋で配布されている、フリー動画編集ソフトウェア。
 フリーソフトウェアながら、多くのファイル形式やエフェクト等に秀でている。
 ただAviUtlそのものは単なる切り貼りと調整程度メインの物で、拡張機能や各種プラグインを導入することで優秀な動画編集ソフトになる。
 このプラグイン等の導入が、AviUtl入門の第一関門だったりする。

AviUtlでできるコト

 大抵のことはできるようになる。
 「AviUtl」で動画検索すれば、それとなく雰囲気は分かるかなー。

お前分かりづらいよ、もっと早く進めろよ

 こ↑こ↓を見て、どうぞ!



講座の内容や資料とか

第0回(各自でやってね)

+ ...
 ◇【ソフト導入】AviUtlの導入
+ ...

 これらの動画を順番に見て、丁寧に導入してね。
 大抵のQ&Aはコメントなんかにもあるから、まあまずこの動画見れば導入できます。
 分からないことがあれば、こうとくまで質問して下さい。

第1回(2013/11/17/13:00-)

+ ...
 ◇【解説】AviUtlで動画編集する際の要・拡張編集とは?
+ ...
 AviUtlはそもそも、動画のカットアンドペーストがメインな至ってシンプルな動画編集ソフト。
 そこに拡張編集モードと各種プラグインがあることで、非常に優秀で多様な動画編集ソフトとなっています。
 なので、まずはこのシンプルな動画編集モードから、拡張編集モードに変更します。
 やり方は簡単。
 [メニュー]→[拡張編集の設定]
 これでタイムラインを表示するウィンドウが出現します。


 ◇【入門】早速編集してみよう&動画の基本的な話
+ ...
では、早速AviUtlで動画を編集しましょう。
拡張編集モードで出したタイムラインに、適当な動画なり画像をドラッグ&ドロップで置きます。
《注意》…素材をドロップする場所はタイムライン(「拡張編集[01:23:45:67.89][910/1112]」ってウィンドウ)上であって、メインウィンドウじゃありません!要注意!
そうすると、左のような画面がでてきます。
これは動画の基本的な設定みたいな物です。

それぞれが示す事は次の通り。
・画像サイズ…文字通り、動画の縦横のサイズ。大きければ大画面でも綺麗だし、小さいと大画面にすると汚くなる。
・フレームレート…FPS(Frames Per Second)とも。1秒あたりのコマ数。30fpsだと、1秒あたり30コマという事。
・音声レート…サンプリング周波数。デジタル音声の一音一音をどれぐらいの間隔で音を記録しているかということ。
大きければ大きいほど滑らかな音声になる。

ここでは、とりあえずDVDの規格を使ってみます。
画像サイズ…720x480、フレームレート…30fps、音声レート…48000Hzにして、[OK]をクリック。


 ◇【トピックス】実際にどんな感じに動画のサイズとか決めるの?
+ ...
 まず最初に、様々な場面で使われている設定を見てみましょう。
規格名等 解像度 縦横比 フレームレート 音声レート 解説他
DVD-Video(NTSC) 720x480 4:3 29.97fps 48000Hz 日本で用いられる一般的なDVDの規格。
ニコニコ動画大画面モード 854x480 16:9 (任意に設定可) (任意に設定可) 解像度自体は、「FWVGA」という規格。
地上デジタル放送(NTSC) 1440x1080 4:3 23.97fps (96kbps~192kbps) 日本の現在のテレビ放送規格。
ブルーレイ 1920x1080 16:9 - -
 ※その他、画面解像度の規格についてはWikipedia・画面解像度が、
  どの程度の解像度やフレームレートでどの程度の動画になるのかはニコニコ大百科・ニコニコベンチマークが詳しい。


 ◇【実践】実際にシンプルな動画を作りながら学ぼう~ノベル動画(紙芝居、NovelsM@ster、旅m@s的な動画)~
+ ...
 では早速AviUtlを立ち上げ、拡張編集のタイムラインを表示させ、背景用の適当な素材(写真や動画等)を一旦ドラッグ&ドロップで置きましょう。
 この時の設定は、前述のDVDの規格(720x480, 30fps, 448000Hz)を用います。
 任意の設定をしてもらっても構いませんが、よく分からない人はこれを使ってください。

 ※タイムラインのレイヤーは、数字が若い(上にある)方が上位になります。
  この為、あまり上位レイヤーに詰め込むと、後で追加したい時や順位を変えたいときにレイヤー移動が面倒くさいので、
  あまり詰め込み過ぎると、後々面倒なので余裕もってレイヤーは使った方がいいでしょう。 
  ちなみにレイヤー数は100なので、素材使いまくり・エフェクトかけまくりにしない限り、そう簡単に尽きることはないです。

タイムラインに素材をのっけると、左のようなウィンドウがでてきます。
これから先、基本的にはのウィンドウとにらめっこしながら動画を製作していく事になります。

・X,Y,Z…文字通りX,Y,Z座標の設定パラメータ。動画中央部が(X,Y,Z)=(0,0,0)。
・拡大率…単位は%で、デフォルトは100%(等倍)。
・透明度…0~100%まで、100%で完全透明。
・回転…単位は「°(度)」。
・合成モード…レイヤーの合成方法。詳しくはGIMP講座第6回に軽く記述。細かくはWikipedia参照。

・左上のカメラマークのボタン…カメラ制御のON/OFF。カメラ制御については後ほど。
・右上の+ボタン…エフェクト追加。エフェクトについては後述。
・真ん中のX,Y,Z,拡大率,回転,透明度って書いてる所(ボタンになってる)
…クリックすると、移動や変化の方法を選択でき、右側のパラメータがいじれるようになる。
左側がスタート時のパラメータ、右側がエンド時のパラメータになる。
後述するエフェクトのパラメータについても同様。

※ちなみに、それぞれツマミを左右に動かすだけではMAX値が存在しますが、
直接数字の所をドラッグor数値入力で自由に設定できます。
透明度等、数値に上下限が存在する場合は例外。

 では、背景用の適当な素材をタイムラインに置いた所から、動画編集スタートです。
 まず最初に、上述したパラメータをいじり、素材を適当なスタイルに配置しましょう。

 そうしたら今度はテロップを入れてみましょう。
 タイムライン上で[右クリック→メディアオブジェクトの追加→テキスト]を選択、テキストボックスに適当な文字列を入力してみましょう。
 あとは、フォントや文字サイズ、色や配置、縁取り等を適宜調整して、テレビ番組のテロップっぽい物にしてみましょう。
 余裕があれば、画像を用いて文字だけじゃなくて何か意匠のあるテロップにしてもいいでしょう。

 そうしてできあがった背景+テロップですが、このままではタイムラインの帯が短いままです。
 ここで、タイムラインの帯の端でドラッグして、タイムラインの帯を伸ばしてみましょう。
 こうすることで、その素材が表示される時間を指定する訳です。
 タイムライン上部に時間が表示されていますので、とりあえず0秒から10~20秒くらい表示するようにしてみましょう。
 ちなみに、タイムラインの帯中央部をドラッグすれば、位置が移動できます。

 そしたら今度は、お好みのキャラクターの画像なんかを動画に出してみましょう。
 この時、大抵の画像は透明度情報がなく、キャラの背景まで一緒に動画に入ってしまいます。
 その場合は、「GIMP講座-第2回-◇【チュートリアル&実例】ゲームキャラ画像を写真に合成しよう。」を参考にして、キャラ以外の部分を透明にしてから、AviUtlに読み込んで下さい。

 この状態では、まだ動画とはいえども、何一つ動いている物がない動画です。
 ここで、キャラ画像の設定ウィンドウ(1つ上に掲載したウィンドウね)を開きます。
 このウィンドウのX,Y,Zいずれかのボタンをクリックして、そこから「加減速移動」を選択して下さい。
 そうすると、右側のパロメーターもいじれるようになっているはず。
 この右側のパロメーターをいじると、メインウィンドウに表示されるキャラ画像が動くはずです。
 あとは、始点と終点でのキャラ画像のX,Y,Z座標をそれぞれ定めてやれば、移動速度を表すグラフが放物線になるような動き方で、キャラ画像が動いてくれるはずです。
 これを5秒前後で、画面外や画面奥から、ナイスな立ち位置にやってくるようにX,Y,Z座標と、拡大率も同様に設定してやります。
 仮に5秒前後としましたが、移動するにあたって自然な時間数で構いません。

 ちなみに、試しに再生して見る場合は、メインウィンドウの再生ボタン(▶)。
 ただし、動画にかけたエフェクトを全て処理しながら再生するので、あまりにエフェクトや素材が多すぎるとカクカク動画になります。
 が、現時点ではそんな大した負担がかかる動画ではないので、気にする必要はないです。

 これで、風景の中を好きなキャラが歩いて(?)やってくる動画の出来上がりです。
 とは言え、好きなキャラ(?)を電車や飛行機みたいなのに設定したのならともかく、大抵は前後左右に揺れながら動くものです。
 このままでは空中浮遊して不気味にスススーッと移動しているように見えるので、これを改善します。

 ここで登場するのが、エフェクト機能。
 キャラ画像の設定ウィンドウ右上の「+」ボタンをクリックし、「アニメーション効果」を選択。
 さらに「震える」となっている所(ドロップダウンリスト)を「振り子」に変更。
 速さ…1.0、角度…3.0、ずらし…0.0に値を設定してみましょう。
 その上でもう一度再生。
 すると、左右の動きが加わって、不気味さが取り除かれたはず。
 あとはこの数値をもっといじって試してみて、より自然な感じに近づけていきます。

 ではその後、移動し終わって、静止する場面を作りましょう。
 移動させてたキャラ画像の帯上で[右クリック→コピー]をして、タイムライン上で[右クリック→貼り付け]。
 これで同じ帯ができました。
 ここで、左側パロメーターの値を、右側パロメーターと同一にします。
 同一にしたら、X,Y,Z,拡大率をクリックし、「移動なし」にします。
 あとは、ちゃんと移動してきたキャラ画像の帯の直後に、今作った帯を置けているか確認して、適当な時間にします。
 そうしたら再生して確認してみましょう。
 ちゃんとできれいれば、移動してきたあとにキャラが静止している動画になるはずです。

 ここまでできたら、最後の仕上げです。
 先程と同様にテキストオブジェクトを追加して、キャラクターに何か喋らせたいテキストを打込みましょう。
 あとはこれまた同様に設定を付け加えていけば完成。
 ちなみに、「文字毎に個別オブジェクト」のチェックボックスにチェックを入れて、「表示速度」を任意の正の数を入れれば、
 一文字一文字順番に表示されていくスタイルになるので、オヌヌメ。

 最後に再生してみて、問題なければ完成!
 問題があれば、根気よくトラブルシューティングと設定変更を繰り返しましょう。

 あ、お好みで音楽やSE(効果音)入れてもいいね。

☆参考…タイムラインウィンドウの各種機能や表示内容とか。

 ①現在選択している場所(⑦の赤線で示している所)の時間。
 ②コマ数表示。[(現在選択している場所=⑦のコマ数の番目)/(動画全体のコマ数)]
 ③タイムラインの拡大縮小。水色の割合が大きければ拡大、紺色の割合が大きければ縮小。ドラッグorクリックで変更。
 ④レイヤー表示のON/OFF。クリックすることで、当該レイヤーを表示or非表示にできる。
 ⑤動画全体の範囲。水色になっている部分が動画として扱われる部分。灰色の部分はカットされる。
  これの指定は、⑦の赤線で指定したい所を選んだ後、メインウィンドウの │← か →│ のボタンをクリックする(前者は始点設定、後者は終点設定)。
  カットされた部分も、プロジェクトファイルには残るが、動画出力時等にはカットされる。
 ⑥素材の帯。これの横幅がかかっている部分が即ち動画で表示される時間。
  この画像の例では、「IMG_0319.JPG」という画像ファイルが、00:00:00.00(0秒)~00:00:12.00(12秒)まで表示される意。
 ⑦現在選択している場所。メインウィンドウに写される映像は、この赤線で選択している時間で表示される内容。
 ⑧プロジェクトファイルで設定されている最大動画時間。
  とは言っても、ファイルの帯を横に伸ばしまくればほとんと際限なくコイツは伸ばせるので、あまり気にしなくても良い。


 ◇【実践】動画を出力しよう
+ ...
 努力の結晶がこうして出来上がったわけですが、このままではAviUtlでプロジェクトファイルを作っただけです。
 最後に、ほとんどのパソコンでちゃんと動画として見える形にする為に、「Avi」という形式で出力します。

 やり方は簡単。
 メインウィンドウから[ファイル→AVI出力(Ctrl+S)]で、適当なファイル名を付けて「保存」をクリックすれば、出力が始まります。
 この出力が終われば、あなたが名づけたファイルが「○×△□.avi」と形になって、これを開けば動画が再生されるはずです。

 ※トラブルシューティング…動画がちゃんと全部出力されないんだけど?
  →始点と終点の設定ちゃんとしてれぅ?


 ◇【実例】製作例はこちら。
+ ...
 製作例…1.zip
 中に「Read_Me.txt」があるので、よく読んで下さいな。


 ◇【トピックス】動画のファイル形式ってどんなのがあるのさ
+ ...
 「GIMP講座(2013年度前期)…第01回…【トピックス】ファイル形式と拡張子」でも解説した様に、動画ファイルにも多種多様なファイル形式が存在します。
ファイル名 拡張子 サイズ 使用例
AVI .avi 激重 劣化させたくない動画、確認用の仮出力、一時出力 Microsoft社の放った刺客
MPEG .mpg そこそこ DVDなんかは大抵これ(実際にはVOBというファイルでさらに管理されている)
MPEG-4 .mp4 上々 ニコニコ動画などの動画共有サイトに高画質で動画をageようとする場合によく用いられる よくエンコードと呼ばれる物は、動画をこのファイル等に変換ないし出力する事を示す
MOV .mov 普通 大抵のデジタルビデオカメラで保存される形式 Apple社の放った刺客
 ※コーデックと呼ばれる保存に用いる手段の1つも、動画ファイルの構成に大きなウェイトを占めます。
  この為、ファイル形式の他にこのコーデック等にもよって動画ファイルの諸々は変わったりします。
  ここで紹介しているのはあくまで参考程度に。


第2回(2013/11/24/14:00-)

+ ...
 ◇【実践】キャラが建物の陰とかからでてくるようにしよう
+ ...
 こういう状況を再現したい場合、おおまかに分けて手段が2つあります。

 1つは、陰から登場させたいレイヤーの上に、障害となる建物等のレイヤーを被せる方法。
 これが一番シンプルで、なおかつ綺麗に再現できます。
 これは透過画像さえ作ってしまえば、それを置いて調整すれば完成です。
 透過画像に関しては、第1回で触れたGIMP講座の当該項を参照して下さい。

 しかしながら、レイヤーを複雑多数に使いまくってると、この方法は必要ないレイヤーにまで干渉することもあります。
 そういう場合は、そもそもレイヤーを陰にあわせて切ってしまうという方法があります。
 具体的には、
  ・別に動画を作り、そこで画面端に合わせる等して切れる所を作り、キャラの動きも同時に動画にしといて、これを元の動画に読み込む方法。
  ・キャラ画像にエフェクト「クリッピング」を用いて、キャラの動きに合わせてクリッピングを行う方法。
 今回は、後者に焦点を当ててみたいと思います。

 まず、キャラ画像の設定ウィンドウの右上「+」ボタンから、エフェクト「クリッピング」を追加しましょう。
 あとは、キャラ画像の移動にあわせてキャラ画像が影に隠れるようにカットされているように、クリッピングの値をいじります。
 当然、移動をONにして、右側のパロメーターもいじっていきます。



 ◇【実践】アニメのオープニング映像の一部をパロディしてみよう~Angel Beats!~
+ ...
 Angel Beats!・オープニング映像天使ちゃんマジ天使! あ、ちなみに天使ちゃんは僕の娘なんでよろしく^^




部室が工事の為停電なのでお休み(2013/12/01)

→そろそろ中間試験だね(ニッコリ


第3回(2013/12/08/14:00-)

 →自由製作回


第4回(2013/12/15/14:00-)

 →自由制作回

第5回(2013/12/22/14:00-)

 →自由制作Only

年末年始だしまあ多少の休みはね?(2013/12/29)

 →( ゚∀゚)o彡゜お年玉!お年玉!


講師都合につき休み(2014/01/05)

 →ファッキンビジー(クソ忙しい)


第06回(2014/01/12/14:00-)

 →自由制作Only。


センター試験の為、大学立入禁止(2014/01/19)

 →私の講義…潰れすぎ!?


第07回(2014/01/26/14:00-)

 →追いコン前の腕試し、自由制作Only。


第08回=最終回(2013/02/02/14:00-)

 →


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