時間の怪物の来訪 - uma-musumeになりたい部 @ ウィキ

10月の終わり、トレーナー室で作業をしていると、仮装をしたトキヲコエテがやってきた。

トキ「ハッピーハロウィン、トレーナーさん！ということで、trick "and" treat！」

今、本来ならorというところをandと言っていたような気がした。

トレ「聞き間違いだと思うんだけど今、andって言った？」
トキ「はい、お菓子もらう権利と悪戯する権利の両方欲しいですから～」

やはり聞き間違いではなかったようだ。
お菓子をあげたいところだがあいにく、ストックしてあったものは全部トキヲコエテが食べてしまったので今は何も持っていない。
どうしたものか。

トレ「今すぐお菓子買ってくるからここで待ってて！」

トキ「はーい、待ってますよ～。（悪戯、ちょっと楽しみにしていたんだけどなぁ。）」

時計くるりんぱ

トレ「待たせたね。はい、これね」

待たせてしまったお詫びもかねて和洋色々買ってみたが喜んでくれるだろうか。

トキ「おお！こんなにたくさん！チョコレートやクッキーだけではなくて、饅頭に芋羊羹も⁉トレーナーさん、少しここで食べてもいいですか？」

もちろん了承し、ソファーに座らせてお菓子を食べさせた。
結果として満足そうにお菓子を頬張って笑顔になってくれたので一安心だ。

体力が30回復した
スピードが10上がった
栄養補給のヒントLvが1上がった
スキルPtが30上がった

トレ「仕方ない。悪戯する権利を与えよう！」

悪戯といっても具体的にどのようなことをしてくるかわからないが、おそらくこれが最善の選択肢だったのであろう。

トキ「いいんですか、トレーナーさん？引き返すなら今ですよ？」

言ってしまった以上、後戻りをするわけにもいかない。

トレ「いや、大丈夫だ。好きに悪戯してくれ。」

そう私が言うとトキヲコエテは顔を近づけて耳元で囁いた。

トキ「それでは遠慮なく。頂きます。」

囁かれる直前に私の瞳に映ったのはいつもの彼女ではなく、襲う獲物を見つけた怪物(ファントム)であった。

体力が30回復した
やる気が上がった
パワーが10上がった
束縛のヒントLvが1上がった