はい、ドーン♪



セシル√、神殺し陣営の苦戦が続く中、星の恩恵を超え謎の強化覚醒を続けるセシルが見せた豪快過ぎる暴れっぷり、そのワンシーン

神祖の先制攻撃によって分断されていた、機甲兵団及びセシルと合流を果たしたラグナ達。
だが、安息の時は長くは続かず、味方の逃走を助けるべくギガース達が自爆を繰り返すも……
金剛騎士団、伊賦夜衆、そしてスメラギに遠隔操作される量産型魔星(アメノクラト)の包囲網は厚く、闘いの趨勢は幾重にも策を重ねた神側に傾いている事は明白だった。
中でも巧みな操作で操られ、しかも時間を経るごとに自動学習、同時強化される魔星の猛威は凄まじく、
切り札であるラグナとジェイス、二人の光の性を持つ戦士達でも、強化される上後続(予備)も待ち構える魔星の群を前に有効打を見出せずにいた……


「ふふ、クッ、アハハハハハハッ」


だがそんな中でも、活力を漲らせ敵陣に切り込むセシルは、異様な輝きを放っていた
――二人の神殺しに襲いかかろうとした魔星の一体が、割り込んできた超高速の影を前に動作を停止、そのままゆっくりと巨体が重力に逆らい持ち上がる(・・・・・)
機兵の首に刃を突き立てていたセシルは、あろうことか片腕で敵機を空中へと持ち上げ……即座に内蔵された出力を略奪し始める。
そして―――


「はい、ドーン♪」


……驚愕の光景はさらに連続する。
恍惚の笑みを浮かべた彼女は、なんと手にした鉄屑(アメノクラト)を棍棒の如く振るい、真っ向から別個体を殴りつけた(・・・・・)のだった。
鉄屑は部品と散り……力負けした(・・・・・)アメノクラトは衝撃で空中へと投げ飛ばされるも、略奪の女王は残像の軌跡さえ残さず疾走し追撃。
流麗な半月蹴りを叩き込んで、標的をバラバラに粉砕してしまう。
……一体どれほどの衝撃を叩き込めば、そうなるのか。
その細足に戦車の砲弾を十倍は上回る膂力が籠っているのは間違いなく、降り注ぐ鉄の破片(あめ)を背に、美しい襲撃者はしなやかな太ももを指でなぞった。


「残り六体、容易いわね。良い餌だわ、ガラクタども」


敵どころか、味方も目を疑うほどの超強化。
セシルの能力を良く知るはずのラグナさえも違和感を抱く程の戦闘能力。
気づけば、霞むが如く、その姿は恐ろしい速度(スピード)で三体目の獲物へと接近を完了しており。
知覚機能(センサー)さえ振り切って、セシルの刃が魔星の腕部を肩口から切り落としていた。

既に彼女の膂力は戦闘特化型(コンバットモデル)の魔星に匹敵する程であり……
星辰(チカラ)の上昇が止まらない。
訳が分からないほどセシル・リベラーティは超人化を果たしていく。




  • 愛の力というドーピング -- 名無しさん (2020-06-14 09:25:38)
  • というより、連綿と続いた憎悪が成した奇跡じゃろこれは、リベラーティ一族にとっては邪魔でしかなかったろう憎悪だが -- 名無しさん (2020-06-14 14:28:14)
  • 短パン教皇死すべし、死すべし‼︎ -- 名無しさん (2020-06-15 20:53:22)
  • メスゴリラ -- 名無しさん (2020-06-15 20:55:49)
  • さりげなく自爆してるギガースに草生える -- 名無しさん (2020-06-16 09:51:48)
  • この時のセシルさん、発売前に六時さんがTwitterに上げてたイラストみたいな表情してたんだろなぁ… -- 名無しさん (2020-06-16 15:50:23)
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最終更新:2020年06月16日 15:50