貴族様の晩餐


GM「じゃあ現場だ。
  結構広い庭だね。そして怪物が出るポイントの辺りは土が完全に露出している」
アンドレ「つまり雑草を抜いた後ってことか。
     張っていれば化け物が出る可能性はあるかもしれんが」
ラミー「庭に出たのなら、  
    狩人スキル『動植物判定』で、どんな雑草が生えてるのか、どの地域のものなのか知りたい
    雑草が抜かれた土の状況なんかもわかればいいんだけど
    50+Dで動植物判定するよ。 (コロコロ・・・36)
    だめだ、出目が走らない 」
GM「なら全く普通の雑草だと解るね 」
ラミー「『ふーむ。これらはまったく普通の、どこにでも生えている草ですなぁ。
  つまり、どこにでも現れうる草ということですねぇ』
  モンスターがでるポイントだけ禿げてるんだよね?
  それはバラバラですか? それともなんか規則性がありそうですか? 」
GM「モンスターでる辺り全面的に禿げているね」
フィス「『カンデラさーん、ちょっとここ掘ってみてくださいー』
    にこにこと、食べる分働くんでしょ?っていう 」
カンデラ「『掘るものを貸せ、それならば掘ってやらんこともない』
      働く内容は私が決めることだ、お前が決めることではないという 」
フィス「『そんな便利なものがあったらよかったのにー』
    さて、古代魔法のセンス・マジック発動判定 (コロコロ・・・01)
    あっれー? 『はれー? 間違えちゃったー』 」
GM「これでフィスの立ち位置が決まったなwww」
ラミー「フィスは頭のいいドジッ子か。やるなっ 」
GM「掘っても何も解らない。何もおかしなところが無いんだ。
  さて、もうそろそろ夕刻なので、晩餐に誘われるが 」
カンデラ「喜んで参加しますよ」
アンドレ「誘われれば出ざるを得ないな、とりあえず初日くらいは。」
ラミー「ラミーは普通に参加します。おいしいものを逃す手はありませんし、
    友好を深めれば商売につながるチャンスを得るからです 」
GM「では晩餐だ。
  やはり貴族の家だね。お抱えの料理人がいるから非常に豪勢で美味しい物が出てくる。
  さて、晩餐に入ると一人の青年が竪琴を弾きながら歌う。
  判定っと(コロコロ・・・68)」
アンドレ「(ううむ、良い物を食べている。貴族とは、どこからこんなに金が出てくるのか) 」
外野「血税さ… 」
GM「決まってんじゃん、君達の払う税金だよwwwwww
  さて、青年の歌だが、非常に美しい旋律と歌声だ。
  達成値的には最低でも130以上だ」
フィス「げっ技能Lv7以上か 」
ラミー「では、ラミーは青年に拍手しよう。
    『よい吟遊ですねぇ。すばらしかった。将来が楽しみです
    そして彼を使うミレーユ様も、大変良いセンスを持っていらっしゃる』 」
GM「ラミーがそう褒めるとミレーユさんは。
 『そうでしょう!?アスターは一流の吟遊詩人です。
 その歌声は透き通る絹の様に滑らかで、その歌声は森の安らぎを感じさせてくれます』
 まぁベタ褒めしながらもミレーユさんはうっとりとアスターを見つめている。
 そんなこんなで晩餐は終わった
ラミー「アスターは若い燕くさいなぁ
    『ふぅ……満腹です。いやぁ久々にあんな美味いものを食いましたなぁ』」
フィス「『かたっくるしすぎていずらかったです まる』 」
アンドレ「『その気持ちは分からんでもない……』 」
GM「まぁラスターは褒められている時は微妙な表情をしていたね。
  なんていうか・・・罪悪感みたいなのだ」
ラミー「晩餐の後、ラスターにたずねに行ってもいいのかな? 」
GM「いいよ、ラスターは快く応じるよ 」
アンドレ「特に理由はないが、同行はしよう。
     ラスターの微妙な表情の変化にはコイツ気付いてない気がするが」
フィス「ライトの発動判定。杖に
    その後、外をもっかい見てくる。夜だと変わるかもしれないし 」
アンドレ「むっ、そちらを一人で行かせるのは避けたいな。
     ならアンドレは、やっぱりフィスの方に同行しよう」
ラミー「では、ラスターのところに向かう。
   『失礼します。あたしゃさっきの晩餐にいましたラミーと申します。へぇへぇ。
    豪華な夕食抜きにしても、あなたの吟遊はすばらしかったです。はい』 」
GM「夜といってもまだ夕飯時だけどね。
 『ありがとうございます。
  お気にいられたようで私も何よりです』
 ちなみにラスターさん。かなりの美形だ。
 儚げな感じのかな 」
フィス「あ、ならもっと暗くなるまで待ってる」
ラミー「『私の仲間たちは、あなたの歌で胸一杯になっちまって、食えないぐらいでしたよ』
    とまあ、笑いましょう
   『ところで、ラスターさんはいつもミレーユさまのところで歌っていらっしゃるんで?
    わたしゃあなたほど上手い人はあんまり見かけないモンで……おっと、こりゃ失礼
    なんでも知りたがる悪い癖です。へぇ』 」
GM「『はい、そのことでも私はミレーユ様に感謝しています。
  ミレーユ様にお召抱えされた事で、名士や貴族の方の前で歌を披露できるのですから』 」
アンドレ「がんばれラミーくん」
ラミー「『ラスターさんほどの吟遊詩人なら、拍手喝采でしょう。
  何を隠そう、私もあなたの歌に聞きほれちまいまして。
  もしよろしかったら、なにか一曲歌っていただいてもよろしいですかな?
  弾むほどのおひねりはないんですがね』
  ちょっと苦笑を浮かべる」
GM「『ミレーユさまのお客人なら喜んで。
  おひねりはいりませんよ』
  とまぁまた歌ってくれるね。やっぱり素晴らしい歌声だ・・・。
  あ、忘れてた。全員、ラスターが持っている竪琴に知識判定してくれ」
アンドレ「さっき見てたからですね、わかります。
     知識判定D+20 (コロコロ・・・71)」
ラミー「スタンディング・オベーション。
    『いやいや、まったくすばらしい。わたしゃ感激しましたよ。
    私が金持ちになったあかつきには、あなたをまず呼んで歌って欲しいですな』
    50+Dで知識判定 (コロコロ・・・76)」


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このラミーの126がPTの最高値でした。


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外野「判定が初期値じゃないw 」
外野「これが初期値のパーティだなんて信じられませんよね~ww」
ラミー「貧弱ぼうや唯一の取り得だから許せ
    むしろ合計して明らかにヤバイのが3人いるだろ」
GM「じゃあなんだか解らんな。
  んで、ラミーがそういう事言うとミレーユさんが間に入ってきて
  『申し訳ありませんが、ラスターは当家専属の吟遊詩人となるのでそれは無理ですね』
  一方ラスターさんはミレーユさんに対して非常に申し訳なさそうな顔をしている 」
ラミー「『はーやはりそうですか。私ごときが金持ちになっても所詮成金ですね。
    ミレーユさま方には叶いません』
    両手を上げて、お手上げのアクション」
アンドレ「まあマジックアイテムならそんなもんですよねー
     しかしこれで分からないとなると、自動成功以外無しかw 」
カンデラ「何を勘違いしていやがる…俺達の知識判定フェイズはまだ終了していないぜ…
     即効魔法発動!ラック!! 」
アンドレ「いやいや知識判定にそれは無理ですってば。
     それができるのはググルだよ!」


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ラックが適用できるのは「防御的な判定」だけです。


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フィス「自動成功以外無しレベルのマジックアイテム好きだなー。くま
    まあ大抵は分かる方がおかしいんだが」
GM「だって、マジックアイテムなんてそんなもんだしな」
ラミー「有名なマジックアイテムなんて使い捨てか、よっぽど飛び越えたレベルだしなぁ」
アンドレ「しかしある知識レベルを超えると、ガンガン分かるようになるマジックアイテム」
ラミー「ところで何聞き出せばいいんだか忘れた。
    ミレーユ×ラスターの真実? それとも浮かび上がる雑草の関連性? 」
アンドレ「なんか微妙な表情をしたことに関して、というのが正道だが
     そう易々と喋ってくれるわけもないしなぁ、という気もする」
フィス「こいつの竪琴と雑草がまったくの無関係だと思えない
    RPG的に考えて 」
アンドレ「RPG的に考えれば、まさにそうだがw 」


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やな考え方するなぁww


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フィス「というか多分これ黒幕レベルだな。
    分かったら一発解決系か、かなりの進展があるタイプ
    でないとこんな無茶な目標値ではないはず 」
ラミー「『ところで、歌ばかりでなく、よく見ればその竪琴もずいぶん立派でいらっしゃる。
     なにか由緒がおありで?』 」
GM「『こ、これですか?この竪琴は魔法の品です。
  詳しい効果はわかりませんが、私の出したい旋律を出せるので・・・
  私の愛器ですね』 」
カンデラ「『それは…以前から自分で持っていたものなのか?』 」
GM「『はい、この竪琴は私が昔、冒険者をしていた頃に見つけた物です』 」
ラミー「『はぁー……。それはまたすばらしい。
    なるほど。ラスターさんの素敵な旋律は、その才能と努力+魔法の品で出来ているのですか
    凡百の叶わないわけです。まったく。わたしも実は安物ですがギターを持っていましてね。
    もしよろしければこのギターを使って頂いてもよろしいですかな?
    こんな品でも、ラスターさんが使ったとあればすばらしい音色を奏でるのでしょうから』 」
GM「『それは申し訳ないですが・・・・
    私も吟遊詩人の端くれとして愛器を持つのに
    他人の楽器で演奏する気はありません』
    まぁ流石にちょっと無茶な提案にムッとしている様だ」
フィス「どうやってもこのラミーの提案は無茶だな」
GM「そりゃまぁ有名なバイオリニストに
   『ちょっと俺のこの安物のバイオリンでも上手く弾けるかやってくれよ』
   ってのと一緒だからな 」
ラミー「『そりゃ残念です。いえ、不躾なことで失礼いたしました。
  なにしろ私が手慰み慰み程度のものなので、
  たまにはまともな音を出させてやろうと思ったんですが、申し訳なかったです』 」
GM「ほんじゃまぁ時を進めて皆が就寝している時間だ。
   フィスとアンドレに場面を移そう 」


美しき演奏会



フィス「さてさて、一通り見回ってるわけですが」
アンドレ「『……さてしかし、仕事を受けてすぐの晩に
     目的の異常と遭遇できるという幸運もそうそうあるまいが』
     ライトで照らされてるはずの地面でも見つつ。
     こいつ物音も何も調べられないな、そういや」
フィス「 『やってみなければ、わからないー
     期限付きなんだし、できる事はやっていかないとー』 」
GM「まぁ判定なんていらないで歌声が聞こえてくる。
   歌声は二組だね。片方はラスターさんのもんだ。
   竪琴の旋律も聞こえてくる。
   しかし、晩餐の時に聞いたのとは比べ物にならないような美しい歌だ」
アンドレ「『むっ、これは晩餐の時に聞いた……しかし、二人か?』
     今度の曲はどんなものだろう。知識判定D+20(コロコロ・・・21)
GM「まぁ解らんわな」
フィス「さて、もう片方はなんだろね?
   『んー?ラスターさんが生き生きしてますねー。
   どうでもいい話ですが、最初出てきたとき、ミレーユさんがアスターさんって言ってた気がしますが、
   結局どっちがただしいんでしょうかー?
   …あれれ?でももう一種類聞こえますねー』
   ラスターの方の旋律に知識判定D+46 (コロコロ・・・63)」
GM「どっちも同じ旋律だね。
  呪歌なのは間違いないが、何の呪歌かはわからない 」
アンドレ「『まさか一人で二種類の歌声など出せようはずもない。
     ならば、詩人が二人いたということなのだろうが、
     では何故、そのもう一人は晩餐に現れなんだか……』 」
GM「近づくとラスターと歌っているのは一人の美しい女性だ。
  二人の旋律はとても素晴らしいハーモニーを繰り広げている。
  さて、注意深く見ると周りの草木がゆっくり成長しているのが確定的に明らか。
  大きな蔓にいたると自ら動いているような感じだ」
アンドレ「 現場を見てしまった。
     『これは……草が、伸びている……?』 」
フィス「『どう見ても犯行現場です。本当にありがとうございました』
     美しい女性を知識判定D+46 魔物の可能性を疑ってみる (コロコロ・・・44)」
GM「解らんね」
アンドレ「歌ってる場所は庭の中でいいのかな? 」
GM「そうだよ」
アンドレ「おっと、念のためこっちもやろう。女性に知識判定D+20 (コロコロ・・・01)
     うむ、美しい女性だ。それ以外の情報は必要ない」
外野「調べたキャラの名前が名前だけにオスカルだと思いましたか?ww 」
フィス「これ初期値涙目シナリオじゃねーかwwwwwwwwwwwwww 」
GM「だってコイツ知名度が140あるんだもんwww 」
アンドレ「ちょっと待てやコラw
     くそ、どうにもならん。取り押さえるか? 」
フィス「必要出目94以上把握。無理だ
    取り押さえたいが、二人でいけるかね?
    カンタマはかけれるけど 」
GM「まぁそうしていると向こうもそっちに気づく訳で
  『・・・・見られてしまいましたか』 」
フィス「カウンターマジック発動判定 二人に (コロコロ・・・02)」
アンドレ「どうなってんだよ今日のおまいさんは 」
ラミー「フィスはどじっ子すぐる」
GM「なんというドジっ娘・・・」
カンデラ「酷いドジっこだ… 」
アンドレ「『……私たちがミレーユ殿から受けた依頼の内容は、ご存じですよね?』」
GM「『はい・・・恐らく私達の呪歌の所為でしょう』
  『ラスター!』
  『いいんだよ、この人たちに嘘はつけない。それに僕は決心したんだ』 」
フィス「『理由が分かってて、その呪歌を使用する。
    何か理由があるんだよねー?』 」
アンドレ「『もちろん私とて、荒事が目的ではない。
     庭に植物の化け物さえ現れないようになるならば
     草木が伸びること自体は、私が関与することではない。
     何故、こんなことになったのか……話していただけますか』 」
GM「『はい、その前に彼女を紹介しましょう。
   私の愛する人レンです。
   実は彼女は人間ではなくアルラウネなのです』」
アンドレ「『アル、ラウネ……?』
     さっき失敗してるから知識判定はできんな」
フィス「あーなるほど。アルウラネちゃんか。道理で
    狩人の動植物判定・・・・失敗」
GM「まぁラスターから説明されるので理解していいよw 」
外野「なるほどアルラウネときましたか 」
ラミー「初期値PTにぶつけるレベル・・・か? 」
GM「まぁML6で精霊魔法LV4を使ってくるから初期値ではかなりきついのは間違いないな
  ちなみに叫びの抵抗値は110」
アンドレ「かなりっていうか普通勝てねえよww 」
フィス「かなりっていうか。普通無理です。」
GM「普通勝てない 普通無理って言うのをかなりきついって言うんだよw 」
アンドレ「ま、まあ話が通じる相手と無理に戦うことはない。」
     『……では、何故このようなことを?
     植物の化け物は、あなたが望んで生み出したものなので?』 」
GM「『はい、あの呪歌はご覧の通り植物の成長を早める効果があります。
  そしてレンはその命が終わろうとしていたのです。
  ですから私たちはこうして逢引をし、一緒にこの呪歌を歌っていたのです』
  まぁ話を聞くとラスターが町の郊外の森で練習していたらひょっこりレンさんが出てきてね。
  一緒に歌の練習をしている内にしたしくなったとさ」
アンドレ「そんでもって、こんなところまでノコノコついてきちゃったんだな」
フィス「 『ねーねー、でもそれって、植物の怪物が出てるのと繋がってないよ?』 」
GM「『それは恐らくこの生命の竪琴の影響でしょう。
  この竪琴にも植物の成長を促進させる効果があります。
  呪歌との相乗効果で植物がモンスター化したと思われます』 」
フィス「というか森 で や れ 」
ラミー「森でやったら知らないうちにわんさかモンスターが発生するんじゃね」
フィス「『んー、そこまで来てるとねー。
    いっそ他の場所でやったほうがいいと思うんだー?』
    でも、ミレーユさんが離してくれない、と なるほどなるほど 」
GM「『私はミレーユ様に雇われた身なので此処を離れる訳には行きませんでした・・・・
   ミレーユ様の催される夜会で名士や貴族様の前で歌を披露すれば
   吟遊詩人としての名声も上がると思ったのです。
   ですが、私は決心しました。やはりレンを失う訳には行きません。
   森に行き、レンと二人で暮らすことにします。
   ついては貴方方で何か理由をつけてミレーユ様を納得させてくれませんか?
   黙っていただけるなら僅かですが報酬を出します。
   渡した違いなくなればモンスターも出現しないでしょう』 」
フィス「『それが確定ならとりあえず問題ないんだけど…
    その納得させるは永遠にいなくなると言う事?
    それとも一時的に離れる、どっちが一番?』 」
アンドレ「その竪琴で呪歌を続ける限りレンは死なずに済むと。
     『納得させる、か……
     我々にとって、それは依頼外も甚だしい事。
     明らかに彼女の機嫌を損ねそうなものだが……』 」
GM「『帰ってもミレーユ様にあわせる顔などありません。
  恐らくもう戻らないでしょう。
  では納得させなくてもいいです。黙っていただければ』」
アンドレ「『もちろん、わざわざそれを告げても
     我々には何の得も無いわけだ、それは構わないが
     ならば今からでも、ここを抜け出すのか……?』 」
GM「『明日ミレーユ様にお暇をもらいます。
  その後で町を抜け出すつもりです』  
  黙って欲しいのはレンの存在のことね 」
アンドレ「『ふむ。であるならば、私はそれを見届けるのみだ。
     化け物が現れなくなったことを確認しなければ、
     我々の仕事は完了とはならないのでな』 」
GM「じゃあ話が纏まったのなら少ない手持ちから800G渡すよ 」
フィス「キャンセル料金分だな。まあこれで最悪の心配はないわけだ」
アンドレ「四人で頭割りして200と判断して、自分の分200Gを突き返す。
    『今夜の晩餐も、そこで聴いた歌声も、全ては夢だったのだ。
     明日になればきっと忘れている、私はな』 」
GM「かっこいいなアンドレwww」
フィス『うーん、貰っとくね。
    最悪の事があるし。』 」



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最終更新:2008年08月11日 03:46