このページはシェアに追加された国じゃないよ!ないよ!
その為、世界観を気にする人向けに、こんな感じだよ!といった事を纏めてあるだけです。
だけど、こんな設定でも、もし使いたい人がいたら別に使っても構わない。


アースベルズ王国

リンドホルムの北東に位置する国だが、国と国の境界線は重なっていない。
国は比較的豊かな土地に恵まれ、食物生産率はいいが、国の性質上、農民より技術者や学者が多い。
学問や魔術の発展が重視されているが、
これは、周囲に外敵が多く、通常の方法や発展で対抗するのが難しかった事や、
周囲に遺跡が多かった事などが原因と考えられる。
しかし、古くから戦いは騎士や兵士がすべきという考えがあった為
賢者の学院は自然と技術者タイプや、賢者タイプで構成されている。

魔術の素養を持つものが多く生まれるが、何故かチェンジリングが生まれる確率も多い。
その為、この事が問題となっている地方もある。

※チェンジリングとは
(両親が人間にもかかわらず、祖先にエルフの血が混じっている為、隔世遺伝的に
半妖精やエルフの子供が生まれる事。取り替え子とも呼ばれ、大抵忌み嫌われる。)


国の概略

中央に位置する王都ベルを中心に、大きく六つの勢力に分かれる。
中央は王家の直轄地
その5方向を五方星を描くようにそれぞれ由緒ある家系の貴族が治める形をしている。
(つまり、北、北西、北東、南西、南東にそれぞれの土地がある。
この配置の原因は周辺地形を見ていただければわかるが、外敵への警戒の為の意味が強い)
各勢力間の関係は悪いわけではないが微妙な物で、攻め込むようなこと自体はないが、
お互いの関係を強める為の政略結婚を初めとした交渉は存在する。

王の側近に各貴族から一人づつ選ばれた者が勤める。
また、この国の政治は最終決定権を王が持つが
王を含む貴族派閥の六派で話し合って決める事が普通。
とはいえ、
  • 国を挙げて行う事でなければ、各派閥で勝手に行ってたりはする。
  • 各勢力毎に軍隊を持つ
  • 基本的に、他の勢力から干渉はあるものの、統治は自由
以上の点から、実質6つの小さな国が集合してできている国、という形

国としての歴史自体はかなり古くからあるが
50年前に大規模な騒乱があり、一度滅びかけた物が再構築された形
再構築前は五大勢力が交代で王を務めるという形で、独裁的だったが
再構築後は中央に新しい派閥ができ、国民の意見も通りやすくなり
また、旧五大勢力の権力が弱まったという形である。
なお、国の有事と考えられる事には6勢力全てが団結して解決する等
いざという時の団結力はかなり強い。
また外国へは便宜上、中央が国の中心として対処。
このような、団結力の強さや、中央の勢力の権力が妙に強いのはその騒乱の影響

文化面

古くから、学問・魔術の面が重点的に発展していた。
その為、魔術士やセージが他国に比べ比較的多い。
しかし、学院は主に研究職であり、開発や文献を調べる技術者タイプといった位置付け
また、騒乱後はその際に大活躍した冒険者の存在が見直され、立場が強くなっている。
宗教は古くからの歴史により、グーグルが最大勢力
続いてファリス(主に貴族宗派)、マイリー(騒乱以降に急激に拡大)が多い。
逆に、ヤ・フーオクは少なく、マーファ信者にいたってはほとんどいない。

また、国の方針により、主に魔術師ギルドなどが、
一般人に基本的な知識(日常会話の言語の読み書き、四則計算、簡単な国の歴史)
などを比較的安価で教えている為、国民の知識レベルが他国に比べ高い。
また、古くからの歴史により、民衆の間の魔術師への偏見がほとんどない。
その影響もあり文化的には非常に発展しているのだが、
ちゃんとした理由が説明できずに税金を上げたり、
失政を行えばすぐに国民の不信感が募ってしまう。
こういう影響もあり、他国に攻め込むような力はない。
(ただし、軍事力(特に技術)は周囲への妖魔対策でかなり進歩しているので防衛力は高い)


主な周辺地形 (方角は国の中心地にある王都を基準。)

奥に沼地や湿地帯が存在する。モンスターの生息地となっており、
しばしばやってくる怪物の迎撃や討伐が行われている

北西~南西

険しく広大な山脈が存在。しかし、古代王国時代の遺産や遺跡が眠っているという話。
なお、山脈を北西側に超えた先には「草原の国 グレイトフルデット」があるはずだが、超えた者はいない未知の領域
なお、山脈には幻獣や魔獣、妖魔などが生息しており、たまに人間の住処へ襲ってくる。

北東

北北東にリザードマン達が住むエリアが存在。(蜥蜴人達との関係は中立)

茜の街道と呼ばれる道が続く。
遥か先にはサン帝國が有る。(サン帝国に行くにあたり、この国を通る必要はない)

道が続く。リンドホルムなどから来る場合はここから来るのが妥当か

南東

迷いの森と称される薄暗い森が存在。薬草の宝庫だが、行方不明者の数も多かった。
現在は原因の究明がなされ、対処されたが、それでも森に巣くうモンスターなどの影響か
今でもたまに行方不明者がでるらしい
また、たまにここから発生する妖魔などが近辺の村を脅かしている。
また、森の西側にエルフ族とドルイドが住んでいる。エルフ族と国民との中は良好。


主な都市

中央(エリア)

王都ベル

大陸中央部にあり、かなりの技術レベルを持つ。
ちなみに、ここの勢力の開祖が傭兵上がりだったからか
はたまた50年前の騒乱で妖魔に攻め滅ぼされた旧き都の死闘で
種族、部族関係なく戦った記憶が町の人に伝わっているのか
王都では異種族全般への偏見がほとんどない。

北方エリア

黒き町フェネリアス

北にある国。代々フェンデ家が務める。
当主が半妖精に対してかなりの偏見を持つので注意されたし


北東エリア

白木の街ラフェラン

北西にある町。代々リフレス家が勤める。
白木というのは北にあるリザードマンが済む森が白っぽい事から(not雪)

北西エリア

遺跡と伝承の町ランデス

近くに山脈があり、度々そこから侵攻してくる妖魔に対抗する為に作られた歴史ある街で
代々ここのランデス家に属する貴族達が治めている場所。
一家は、先祖代々伝わる古代魔法と、剣技を融合した魔法剣士である事が多い
山脈には、豊富に古代魔法時代の遺跡があると言われているが、
山脈に住まう幻獣や魔獣の危険、さらには遺跡の難易度の高さなどから、
自然と攻略層である、中~高Lvな冒険者が多く集まる
ただし、まだ腕に自信がない冒険者には価値がないと言うわけではなく、
ベテラン冒険者から、その冒険譚や、知識などを聞くという事もできるし、
山脈側からたまに現れる妖魔退治などといった簡単な仕事もある。

一時期、町の貴族宅に幽霊が出る騒ぎがあったらしいが、冒険者達により無事解決されている。
また、動物達がいっせいに街中で暴れまわるという事件が起きた事がある。原因は不明


前線基地

アースベルズ北西ランデスの町から北に5日程歩いた山脈に小さな村がある。
元々は妖魔などに対する前線基地であったのだが、周辺に遺跡が多く見つかる為、
また有事に冒険者達に協力して貰った歴史的背景から、
遺跡攻略の冒険家達の拠点としても扱われている。


湖上の町ナイクス

北側にある山脈がちょうど断崖となっており、そこから流れ落ちてくる水が滝となって落ちてくる。
そんな光景の直ぐ近くに、この町はあります。
町の四分の一が、その水によってできた湖の上に立っており、夏場は水泳、冬場はスケートができるそうです。
湖は深く、また底は普段は青く見えますが、時間帯によっては様々な色に変化するという、綺麗な風景が見られる場所でもあります。
この湖に魚などは居ますが、モンスターは見つかっておらず、
住人は、この湖で水遊びをしたり、釣りをしたりして楽しんだりしているそうです。
なお、湖の底には遺跡があるといういわれがありますが、その位置を実際に知っている人は折らず、
その存在や、内部は不明となっています。

謎の遺跡

ランデスの町から南西へ下った、山脈の中にある場所です。
入り口が無く、正確な立方体の形をしています。
また、遺跡の材質が未知のもの出てきており、破壊する事ができません。
誰が作ったのか、中に何があるのか、何故こんなものを作ったのか、全ては謎に包まれています。
中に入ったと証言する冒険者もいますが、その真偽は不明のままです。


南西エリア

工業都市クライン

南西に位置する場所で、主に西側一帯にある山脈から鉱石が取れる事で有名。
豊富な鉱山資源を利用し、様々な物を作り出している。
極稀に取れる希少金属を使った高品質の武器や特殊な性質を持った物
また、取れる鉱石を利用して、
魔術師ギルドが様々な魔法的能力を持った装備を作り出せないか研究しているとか。


南東エリア

大地の町シンテイム

この国では珍しく、産業の内、農業が最も盛んな町。
街の内部に、まるで迷路のような場所があるという特徴がある。
これは、町の人口が増えた際に無計画に家を増やしたからだ、といわれている。
学芸都市フェイルの北東にある町で、東側に迷いの森(東端)に面する
さらに北へ進めばサン帝国への道がある


学芸都市フェイル

南南東に位置する場所で、
主に南東側の森で取れる薬草を中心とした薬品類で有名
ここの魔術師ギルドは国の中でもかなり有名で、様々な研究がなされている。
また、冒険者を護衛に雇ったフィールドワーク的な研究も行われている。
また、魔術師ギルドが市民に広く開かれており、
危険性のない書物は、市民に図書館のシステムのように借し出しがされている。
また学問により親しんで貰おうと、授業料の支払いに多彩な料金システムを儲け、
貧富を選ばず、より多くの人に講義を受けれるようにしているとか。
師弟制度が特殊で、高位術者は二人まで気に入った「非ギルド員」を自分の助手にできる。
この助手は、最低限の生活が保証され、各種必要な知識を学ぶ事ができる。
もっとも、この助手指定にはそれなりの理由が必要(でないと上から認可がおりない)。
なお、最近コモンルーンを使った新しい何かを作り出したとか。

【フェイルの魔術師ギルド 】
高く、そしてかなりの奥行きがある。上は6階、下は地下で三階まである。
外見だけを見れば城と間違える可能性すらあるような姿をしている。
しかし、城とは違うのは、実用一点で、派手な装飾は一切ない。地味な外観だという事
何も知らない物がみたら、外見からではここが魔術師ギルドだと思う事はないだろう。

普段は入り口で警備員(非魔術師ギルド員、ガードマン的な感じ)が立っている。
彼らの仕事は不審人物と万が一の有事の際くらいの、暇な物
中へ入るとかなり高い天井に、なにやら魔術的な意味合いのありそうな文様など、
いかにもな姿を見せ始める。
入ってすぐは十字路となっており、一階は主に市民に公開されているフロアーだ。
二階は主に魔術師達の生活空間。それと初歩の授業等を行う場所
(下位古代語など、魔法を使わない授業)
三階以降が、本格的な魔術を使った研究や授業などの部屋となる。
ちなみに、市民が望めば大抵のエリアも見学はできる。
(ただし、この場合は状況によってはできない事もある)
さらに、三階以降へは何かしらの身分照明が必要になる。
反対に地下へは、基本的に市民が立ち入る事はできない。
主に、専門的な研究や日に焼けては困る資料を置いた資料室、
さらに奥だとある種の隔離的な実験室などが存在する。

なお、二階奥に、主に来客用、または高位術者などが使う、
テレポーターと言われる装置がある。
これは2階から5階まで一瞬でワープできる輪の形をしたマジックアイテムを利用したもので、
対応する場所へしか移動できないが、魔術の心得の何もない人でも扱える。


その他

【エルフの里】
フェイルの近くにある。
基本的に人間に友好的であるため、わずかながら商業的な取引も行っている
ただし、これは、エルフ族が森で取れるものを商品として提供する事で、
人間達に森を荒らされる事を防ぐという側面もある。
なおこの里では長老がハーフエルフ族の子供を自ら育てるという事を行った事があり、
他の場所よりは半妖精に対して理解がある。(下手をすると人間よりも・・・)
また、個人的な感情では嫌っていたとしても、それを表に出す事はほとんどない

長老曰く、変化の全てを拒んではいずれ滅びが来る。
変化の流れを見て、いかにそれに逆らわず、しかし己の状態を保つかが重要。

【エルフ族と迷いの森】
エルフ族との中自体は良好だが、不用意に森に入らない。荒らさない事を約束しており
これを破ったものはエルフ族側の規則で罰せられる
とはいえ、エルフ族がこの森全てを把握、管理しているわけではなく、
あくまでも森の西側(南の街道に近い方)だけの話で、
それより東(つまり南東)の方角は迷いの森と呼ばれる未知の土地である。
なお、この森は実際に、一時的に植物の精霊の力で迷いの森としての力を持っていたが、
その原因となる魔物が退治され、今は普通の森となっている。

【盗賊ギルド】
この国の盗賊ギルドは本来の盗賊ギルドとしての面の他に暗部が存在する。
これは、騒乱以前にそれがよく活用されていた為、現在でも国との繋がりが強くなっている為、
盗賊ギルド事態の活動にも、自然とそれの影響が現れている。
主に相手の情報を調べ上げる密偵
要人拉致や、場合によっては暗殺を担当する影人などが代表である。
再形成後は暗殺任務こそなくなったものの、今だ密偵はよく使われているらしい。
(表立ってないだけで、活躍しているという話はあるが。)

各勢力は中央の王家を尊敬しており、今のところは裏切るような動きはない。
残りの勢力が王家側につけば土地を失うだけだし、
勝手な理屈による反乱は、住民自体からの反乱が予想され、
成功する確率はかなり低い為、リスク的に行う事はないだろう。




その他、地方に伝わる吟遊など

ランデスの街の伝承

これは、遥か昔、古の王国が滅び去ってまだ間もない混迷の時代
ある一組の男女に起きた哀しみの物語でございます。
男は魔術師で、女は腕の良い剣士でありました。
しかし、その男が魔術師であることは、その女だけが知っている秘密でございました。
なぜならば・・・かつて、この地方では、古の王国の魔術師達が支配層として好き放題やっていた為に、
魔術師という存在自体がとても忌み嫌われていたからでございます。
しかし、その男はそれでもあえて魔術師という道を選んでいました。
ただこの場所を、この町を、その住民を守るために、
力もなく病弱だった自分でもできる唯一の道だと思っていたからです。
また、それを女は知っていたのです。
皆様は思った事でしょう・・・「何故そんな事を一介の剣士が知りえたのか」と、
これは・・・実は、二人が恋人同士だったからなのでございます。

しかし、そんな二人に悲劇が訪れた。
ある時、町の郊外に妖魔の大群が現れたのだ。
今までもこの町に妖魔が襲い掛かってくる事は数え切れぬ程あったが、今回は桁違いに数が多かったのだ
しかし、剣士である女は逃げる事はなく、逆に自ら先陣をきるとすら言った。
愛する男を、そして彼が愛するこの町を守るためにも・・・
そんな女の為に、男は一振りの剣を渡した。
何時からか、彼女の為に作っていた、彼女の為だけの、特製の剣を。

男から貰った剣を手に、女は妖魔達と戦った。
その剣は決して刃こぼれせず、また妖魔をいとも容易く斬り裂いていった。
また、時々剣が薄緑色に輝き、そのたびに
まるで彼女の動きに合わせる様に、何か不思議な力が彼女をサポートしていた。
彼女の強さ、そして美しさは、味方たちから、まるで戦場に降り立った戦乙女のように感じられたとか。
しかし、敵の数は余りにも多く、とうとうその一部に町へ突破されてしまった。
味方の誰もが妖魔が町を蹂躙する事を創造し、絶望的な予感に支配されかかった時に、それは起きた。

妖魔達が町へたどり着くかと思われた、その刹那、突如上空より飛来した何か大きな物が地面に激突し
町へ突破してきていた妖魔達を吹き飛ばしたのだ。
その場の誰しもが予想し得なかった状況に、戦場の時が止まる・・・
しかし、続いて妖魔の軍勢が、天より伸びた雷の鞭で薙ぎ払われた時、女は全てを理解した
男が・・・自分が魔術師だとばれる可能性を省みず、魔法を使ったのだと。
そして、彼女は凄まじい雄叫びを上げると再び妖魔の軍勢へ猛攻を開始した。
その顔に、涙を浮かべながら・・・。
かくして、かつてない大群を相手にしながらも、大して町に被害を出すことなくその戦いは終わった。

しかし、待ち受けていた現実は、女が予想した通り、いや、それ以上に残酷な物だった
予想した通り、男は、町の人々に魔術師だと知られてしまったのだ。
そして、町の人々が下した結論は男の処刑だった。
・・・たとえ町を救った英雄であっても、住民に魔術師が受け入れられる事は・・・なかったのだ・・・。
しかし、男は町の人々を責めなかった。
それどころか、自分が死んだ後、この町を頼むと女に頼んだのだった・・・。
幸か不幸か、何かの理由があったのか、男の処刑はそれから一週間後に行われた。
生きたまま、火あぶりにされるという方法で・・・。

それから月日が流れ、女は町の長になった。
戦場で最も功績を上げ、この町の為に尽力した彼女が長になる事に、異論を唱える人はいなかった。
しかし、その手には、一人の赤ん坊が抱かれていた。
その赤ん坊の父親が誰なのか、それを知る町の人は誰一人として、いなかった。




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最終更新:2008年09月10日 04:03