ジョン・バンクス
概要
母親を亡くしていることから、きょうだいとともに父親を支えようとしている。しっかり者である反面、最初は
メリー・ポピンズの魔法に懐疑的なところもあったが、次第に彼女の教育を受けて成長していく。
1935年の恐慌下の
ロンドン*。
マイケル・バンクスは家計の管理をしていた妻ケイトが亡くなってから家を担保にして借金をした結果、差し押さえられてしまう。マイケルが一人で抱え込むさまを見ていた子供たち(ジョン・バンクス、
アナベル・バンクス、
ジョージー・バンクス)が何かできないかと思い悩んでいると、ジョージーが持っていた古くから屋根裏にあった凧が飛ばされてしまう。近くにいた点灯夫の
ジャックが助けようとしていると上空から凧を掴んだ
メリー・ポピンズが降りてきた。メリーはバンクス三兄弟のことを知っており、マイケルに三兄弟の教育係を買って出た。
メリーは手始めに公園で汚れた子供たちを魔法でお風呂に入れ、早くも子供たちを魅了する。子供たちは大喜びで魔法の話をするが、現実主義のマイケルには響かない。
その夜、メリーがジャックと立ち話をしていると、子供たちは家を守るために母親が大事にしていた陶器
ロイヤルドルトンを売るかで口論しヒビを入れてしまう。ヒビによって馬車が壊れてしまった
シェイマスと
クライドを助けるため、メリーはジャックと子供たちを連れて陶器の世界へと入り込む。メリーは直った馬車で
ロイヤルドルトン・ミュージックホールへ向かい、ジャックと共に喝采を浴びる。
子供たちは興行主の優しいオオカミがバンクス家の道具を盗もうとしていることに気付くが、ジョージーが誘拐されてしまう。シェイマスとクライドの協力でオオカミを追うジョンとアナベルだが、陶器の外へ飛び出してしまう。悪夢から目覚めた子供たちは母親に会いたがるが、メリーから母親は心の中に生きていると励まされる。
次の日、メリーとジャックは子供たちを連れて、陶器を直すためにメリーの従姉の
トプシーが経営する
トポトレポロフスキー修理屋へ向かう。母親は陶器をとても大事にしていたが、トプシーは金銭的な価値はなく、彼女にとっては大事な物だったのだろうと鑑定する。メリーも子供たちに人によって物の見方が異なることを教えた。
ジェーンに協力するジャックと別れたメリーと子供たちは、マイケルの忘れ物を届けるために職場の銀行へ向かう。子供たちは借金の返済期限を延ばしてもらおうと
ウィリアム・W・ウィルキンズのオフィスへ向かうが、彼が優しいふりをしたオオカミのような男でマイケルの家を狙っていることを知った子供たちは大騒ぎ。ウィルキンズの本性に気付かないマイケルは子供たちを叱りつけてしまう。
マイケルに理解してもらえない子供たちが悩みながらメリーそっちのけで歩いていると霧の中で迷ってしまう。ジャックと点灯夫仲間たちの協力で家に辿り着いた子供たちにマイケルの怒りが爆発する。子供たちは憔悴するマイケルにケイトは心の中に生き続けていると伝え、家族は一つになる。
一家は荷物をまとめてジェーンの家に居候することになり、ブーム提督ら近所の人たちから激励を受ける。忘れ物のチェックをしていると、ジョージーが凧の補修に株券を使ったことが判明。タイムリミットである真夜中の0時に
ビッグ・ベン*の鐘の音が鳴るまでに株券を届けるため銀行へ急ぐマイケルとジェーン。ジャックと点灯夫仲間たちがビッグ・ベンの照明を落とした隙にメリーが時計の針を5分戻して時間稼ぎをした。ウィルキンズは届けられた株券の署名部分が欠落しているため却下しようとするが、元頭取の
ミスター・ドース・ジュニアが汚いウィルキンズをクビにし頭取の座に戻ると、マイケルの父ジョージの投資によって家のローンが返済できると宣言した。
翌日、バンクス一家は公園で風船売りから風船を買い、マイケルも子供の心を取り戻した。
登場作品
2010年代
実写キャスト
声
最終更新:2023年12月24日 00:25