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メリー・ポピンズ

名前:Mary Poppins
デビュー:『メリー・ポピンズ』(1964年)

概要

魔法や歌で何でも楽しくこなすことができる完璧な乳母。賢く優しいだけでなく、決して甘やかさずに教育的視点も欠かさない。

厳しい乳母たちを退職に追い込んできたジェーン・バンクスマイケル・バンクスの理想の乳母像でありすぐに彼らも懐かせるが、彼らに関心の薄い実の親たちこそが一番近くにいるべきと考えている。

色々な物が入っている魔法の鞄を携えており、こうもり傘を開いて空を飛んだり、絵の中の世界に入ることもできる。その素性は謎に包まれているが、バートとは昔からの親友であり彼の弟子ジャックとも面識がある。

第1作ではジュリー・アンドリュースが演じた。他にもモリーン・オハラなどが候補に挙がっていた。

エピソード

メリー・ポピンズ

1910年。完璧な乳母のメリー・ポピンズはロンドン*の上空の雲でメイク直しをしていた。

チェリー通りに住むジェーン・バンクスマイケル・バンクスが作成した楽しい乳母の募集広告を見たメリー。子供たちの父ジョージ・バンクスが作成した厳格な乳母の募集広告を見た乳母たちは突風で吹き飛ばされ、メリーが合格した。メリーはどんなことも「お砂糖ひとさじで」楽しくなると説き、歌と魔法で子供たちを片付け好きに変貌させる。子供たちを連れて外出したメリーは旧友のバートと再会し、彼が描いた絵の中の世界に飛び込み、「楽しい休日」や競馬のひと時を楽しむ。

翌日、おつかいに向かったメリー、ジェーン、マイケルだが、急遽笑いすぎで宙に浮かんでしまったアルバートおじさんの救出へ向かうことに。バートと合流した三人は一緒に宙に浮かび天井でお茶会を楽しんだ。三人が帰ると言うと、ようやくアルバートは悲しくなり地上に降りた。不思議な体験ばかりを話す子供たちに我慢ならない現実主義者のジョージ。メリーの休暇日、ジョージは子供たちを職場の銀行へ連れて行くこととなった。メリーはその前日、セント・ポール大聖堂*の前で2ペンスで鳩の餌袋を売っているおばあさん(バード・ウーマン)の話をする。

休暇日の夜、メリーはバート、ジェーン、マイケルと合流し、煙突掃除屋だけが知る夜のロンドンの屋上の時間を楽しむ。

翌日、風向きが変わりメリーはバンクス家を去ることになった。父から呼び出された子供たちは「まだ行かないで」とメリーに釘を刺す。子供たちが階段を降りると子供と向き合えていなかったことを反省した両親の姿があった。子供たちはメリーを残したまま親子4人で直したばかりの凧を持って公園へと凧揚げに向かった。メリーは人知れずバンクス一家を後にした。

メリー・ポピンズ リターンズ

マイケルの子供ジョン・バンクスアナベル・バンクスジョージー・バンクスが外に出ると、ジョージーが持っていた凧が強風で飛ばされた。その時、上空から凧を捕まえたメリー・ポピンズが降りてきた。メリーは友人の点灯夫ジャックと再会し、マイケルの家へ向かった。メリーはマイケル、ジェーン、エレンと再会してジョン、アナベル、ジョージーの教育係を買って出た。

メリーは手始めに公園で汚れた子供たちを魔法でお風呂に入れ、早くも子供たちを魅了する。子供たちは大喜びで魔法の話をするが、現実主義のマイケルには響かない。

その夜、メリーがジャックと立ち話をしていると、子供たちは家を守るために母親が大事にしていた陶器ロイヤルドルトンを売るかで口論しヒビを入れてしまう。ヒビによって馬車が壊れてしまったシェイマスクライドを助けるため、メリーはジャックと子供たちを連れて陶器の世界へと入り込む。メリーは直った馬車でロイヤルドルトン・ミュージックホールへ向かい、ジャックと共に喝采を浴びる。

その後、悪い夢から目覚めた子供たちは亡き母に会いたがるが、メリーから母親は心の中に生きていると励まされる。

次の日、メリーとジャックは子供たちを連れて、陶器を直すためにメリーの従姉のトプシーが経営するトポトレポロフスキー修理屋へ向かう。母親は陶器をとても大事にしていたが、トプシーは金銭的な価値はなく、彼女にとっては大事な物だったのだろうと鑑定する。メリーも子供たちに人によって物の見方が異なることを教えた。

ジェーンに協力するジャックと別れたメリーと子供たちは、マイケルの忘れ物を届けるために職場の銀行へ向かう。子供たちは借金の返済期限を延ばしてもらおうとウィリアム・W・ウィルキンズのオフィスへ向かうが、彼が優しいふりをしたオオカミのような男でマイケルの家を狙っていることを知った子供たちは大騒ぎ。ウィルキンズの本性に気付かないマイケルは子供たちを叱りつけてしまう。

マイケルに理解してもらえない子供たちが悩みながらメリーそっちのけで歩いていると霧の中で迷ってしまう。ジャックと点灯夫仲間たちの協力で家に辿り着いた子供たちにマイケルの怒りが爆発する。子供たちは憔悴するマイケルにケイトは心の中に生き続けていると伝え、家族は一つになる。

一家は荷物をまとめてジェーンの家に居候することになり、ブーム提督ら近所の人たちから激励を受ける。忘れ物のチェックをしていると、ジョージーが凧の補修に株券を使ったことが判明。タイムリミットである真夜中の0時にビッグ・ベン*の鐘の音が鳴るまでに株券を届けるため銀行へ急ぐマイケルとジェーン。ジャックと点灯夫仲間たちがビッグ・ベンの照明を落とした隙にメリーが時計の針を5分戻して時間稼ぎをした。ウィルキンズは届けられた株券の署名部分が欠落しているため却下しようとするが、元頭取のミスター・ドース・ジュニアが汚いウィルキンズをクビにし頭取の座に戻ると、マイケルの父ジョージの投資によって家のローンが返済できると宣言した。

翌日、バンクス一家は公園で風船売りから風船を買い、マイケルも子供の心を取り戻した。再びバンクス家の再生を成功させたメリーは空へと去っていき、ジャックはその姿を見届けていた。

テーマパーク

NHK紅白歌合戦出場履歴

第49回(1998年) スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス小さな世界

登場作品

1960年代


2010年代

2013年
ウォルト・ディズニーの約束(ライブラリ出演)



実写キャスト


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キャラクター
最終更新:2024年09月08日 17:27