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マイケル・バンクス

名前:Michael Banks
デビュー:『メリー・ポピンズ』(1964年)

概要

ロンドン*チェリー通りに住むバンクス一家の長男。父のジョージ・バンクス、母のウィニフレッド・バンクス、姉のジェーン・バンクスと暮らしている。屋敷には家政婦のエレン、コックのミセス・ブリル、姉弟に手を焼き次々と辞めていく乳母たちが出入りしている。

姉のジェーンとは対照的に、疑り深く頑固なところがある。

大人になり妻ケイトとの間に三人の子(ジョン・バンクスアナベル・バンクスジョージー・バンクス)をもうけているが、『メリー・ポピンズ リターンズ』の時点では妻を亡くしている。近所に住む姉のジェーンのサポートは受けているものの、長年住んだ家を担保に借金をしてしまうなど上手くいかない日々を送っている。本業は画家だがそちらも飛躍せず、ちちとおなじドース・トームズ・モーズリー・グラブス安全信託銀行で働いている。

エピソード

メリー・ポピンズ

ロンドン*チェリー通りに住むバンクス一家は裕福だが問題を抱えていた。父のジョージ・バンクスは厳格な銀行家で、母のウィニフレッド・バンクスは婦人参政権の運動に熱中。家のことは家政婦のエレンとコックのミセス・ブリルに丸投げだった。子供たち(マイケルと姉のジェーン・バンクス)は乳母を困らせてはハイペースで退職させていた。ジョージは子供たちを律するために厳しい乳母を募集する広告を作成する。子供たちは明るく楽しい乳母を募集する広告を作成するが、ジョージに破り捨てられてしまう。後日、ジョージの希望する厳しい乳母の面接希望者は現れず、なぜか子供たちが希望した楽しい乳母のメリー・ポピンズが訪れる。

メリーはどんなことも「お砂糖ひとさじで」楽しくなると説き、歌と魔法で子供たちを片付け好きに変貌させる。子供たちを連れて外出したメリーは旧友のバートと再会し、彼が描いた絵の中の世界に飛び込み、「楽しい休日」や競馬のひと時を楽しむ。

翌日、おつかいに向かったメリー、ジェーン、マイケルだが、急遽笑いすぎで宙に浮かんでしまったアルバートおじさんの救出へ向かうことに。バートと合流した三人は一緒に宙に浮かび天井でお茶会を楽しんだ。三人が帰ると言うと、ようやくアルバートは悲しくなり地上に降りた。不思議な体験ばかりを話す子供たちに我慢ならない現実主義者のジョージ。メリーの休暇日、ジョージは子供たちを職場の銀行へ連れて行くこととなった。メリーはその前日、セント・ポール大聖堂*の前で2ペンスで鳩の餌袋を売っているおばあさん(バード・ウーマン)の話をする。

ドース・トームズ・モーズリー・グラブス安全信託銀行へ向かったジョージ、ジェーン、マイケル。マイケルはメリーから教わった大聖堂のバード・ウーマンから2ペンスで鳩の餌袋を買おうとするが、ジョージに銀行に預金するべきだと止められる。頭取のミスター・ドース・シニアはマイケルに2ペンスを預けるように薦めるが、マイケルが拒否して大騒ぎしたことから誤解が広まり、取り付け騒ぎを引き起こしてしまう。

パニックになる銀行から逃げ出したジェーンとマイケルはスラム街に迷い込んでいたところを煙突掃除中のバートに救われる。父親に嫌われていると思い悩む子供たちに、バートはむしろ父親のほうが問題を抱えていると指摘する。バートと家に帰った子供たちは母親が留守の間、バートやメリーと一緒に煙突掃除屋の時間を体験する。

ジョージの帰宅後、子供たちは銀行での騒ぎを謝罪し、2ペンスをジョージに渡した。翌日、風向きが変わりメリーはバンクス家を去ることになった。父から呼び出された子供たちは「まだ行かないで」とメリーに釘を刺す。子供たちが階段を降りると子供と向き合えていなかったことを反省した両親の姿があった。子供たちはメリーを残したまま親子4人で直したばかりの凧を持って公園へと凧揚げに向かった。メリーは人知れずバンクス一家を後にした。

メリー・ポピンズ リターンズ

1935年、大人になったマイケルは家計を任せていた妻ケイトと死別し、家を担保にして借金をしていた。銀行の弁護士ハミルトン・グッディングテンプルトン・フライから差し押さえの連絡を受けたマイケルはジェーンとともに家を守るため、父のジョージが遺した株券を探すことになる。マイケルとジェーンは家の中を探したが見つかったのは古い凧だけ。ジェーンは凧を見て家族の思い出を回顧するが、夢を見ることを忘れたマイケルは凧を処分した。

出かけていたマイケルの子供たち(ジョン・バンクスアナベル・バンクスジョージー・バンクス)がメリー・ポピンズを連れて帰宅した。25年前と変わらぬ彼女の容姿に驚くジェーンとマイケル。メリーは子供たちの教育係を買って出た。

メリーは手始めに公園で汚れた子供たちを魔法でお風呂に入れ、早くも子供たちを魅了する。子供たちは大喜びで魔法の話をするが、現実主義のマイケルには響かない。株券が銀行の貸金庫にあるかもと思い立ち、ジョージと親交のあった元頭取のミスター・ドース・ジュニアに会いに銀行へ向かった。ジュニアは既に引退しており、その甥のウィリアム・W・ウィルキンズが応対してくれたが、株券は見つからなかった。

翌日、マイケルが職場の銀行へ向かうと、忘れ物を届けにきた子供たちが騒ぎを起こす。子供たちはウィルキンズが彼が優しいふりをしたオオカミのような男で家を奪おうと企んでいると主張するが、マイケルは子供たちを叱りつけてしまう。

一家は荷物をまとめてジェーンの家に居候することになり、ブーム提督ら近所の人たちから激励を受ける。忘れ物のチェックをしていると、ジョージーが凧の補修に株券を使ったことが判明。タイムリミットである真夜中の0時にビッグ・ベン*の鐘の音が鳴るまでに株券を届けるため銀行へ急ぐマイケルとジェーン。ジャックと点灯夫仲間たちがビッグ・ベンの照明を落とした隙にメリーが時計の針を5分戻して時間稼ぎをした。ウィルキンズは届けられた株券の署名部分が欠落しているため却下しようとするが、元頭取のミスター・ドース・ジュニアが汚いウィルキンズをクビにし頭取の座に戻ると、マイケルの父ジョージの投資によって家のローンが返済できると宣言した。

翌日、バンクス一家は公園で風船売りから風船を買い、マイケルも子供の心を取り戻した。帰宅したマイケルとジェーンは「ドア」が開いたことでメリーが去っていくことを察し、子供の頃に彼女に言いそびれた「さよなら」を呟くのであった。

登場作品

1960年代


2010年代

2013年
ウォルト・ディズニーの約束(ライブラリ出演)



実写キャスト

少年期


大人


少年期


大人

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キャラクター
最終更新:2024年09月08日 17:28