ブラザー・ベア
ストーリー
イヌイットの青年キナイは兄の
シトゥカ、
デナヒと協力して暮らしていた。キナイは成人し、その証として長老
タナナから愛を表すクマのトーテムを貰う。かっこいい動物を期待していたキナイはがっかりし、デナヒはそれをからかう。その後、キナイの不注意で野生のクマにカゴを荒らされてしまう。ムキになったキナイはそのクマを追うが、返り討ちに遭う。シトゥカとデナヒが助けに来るが、シトゥカは二人を守るために雪崩を起こし、そのまま帰らぬ人となってしまう。
クマへの復讐に燃えるキナイと、それに反対するデナヒ。キナイは単身クマを追い仕留めることに成功するが、
グレイト・スピリットの亡き兄シトゥカによってクマに姿を変えられてしまう。目を覚ましたキナイは驚くが、タナナから「シトゥカには何か魂胆があるはずだ」と助言される。そしてグレイト・スピリットに会うため光と大地が触れる場所を探して旅に出る。
人間の罠にかかってしまったキナイは、母とはぐれた子グマの
コーダに助けてもらう。懐いてきたコーダを鬱陶しく思うキナイだが、光と大地が触れる場所の近くにある
サーモン・ランを目指すというコーダの案内で一緒に旅をすることになる。キナイは道中でデナヒと再会するが、デナヒはキナイもクマに殺されたと思い込んでおり、クマを殺そうとしていた。キナイはクマから見た人間の恐ろしさを感じながら、コーダと兄弟のような奇妙な友情を育んでいく…。
概要
ディズニー長編アニメーション映画第44作。
ディズニーMGMスタジオ(現
ディズニー・ハリウッド・スタジオ)で制作された映画としては3本目で、最後の作品でもある。同スタジオはCGアニメへの転換のため2004年3月に閉鎖されている。
歴史
2000年頃、クマに姿を変えた青年
キナイがグリズリーに連れられて旅をするという物語が作られたが、物語にチャームポイントがないという理由でグリズリーの役どころは
コーダというかわいい子グマに変更された。スタッフはグリズリー役の
マイケル・クラーク・ダンカンの演技を気に入っていたので、彼はクマの群れのリーダーとして出演することとなった。
キャスティング
アラスカ大学准教授のユピク人類学者でもある俳優の
アンガユカック・オスカー・カワグリーはスタッフから送られてきたメモをイヌイットの言葉に翻訳して送り返した。彼はアニメーションの参考のためにカメラを回された状態でナレーションを収録した。
アニメーション
キャスト
- 吹替版:2004年3月13日公開。※Blu-ray・DVD・VHS収録
スタッフ
情報集計中…
用語集
ロケーション
楽曲
最終更新:2024年09月08日 22:58