アリーシャ・オルブライト

●ドラゴン庭園騒乱・敗北後

「どこまでも姉様ともに居ます。姉様がわたしを見失わないように。わたしが姉様を見失わないように。だから、ずっとずっと一緒に……」
「わたしはいつも姉様の足手まといになって……いつも許してくれるけど、それが逆に辛いの」
「姉様についていけるだけの力。まだ未熟だけれど、どこまでも一緒に居られるように、わたしは!」



新規兵装解説

基本情報

氏名 アリーシャ・オルブライト(Alisha Albright)
性別 女性
年齢 21歳
身長・体重 162cm/56kg
戦闘スタイル 槍術・魔術
技能 槍術SR2・魔術SR3・医術SR2・アーツSR1
ライセンス Aクラス(C.A.A.C.E.)
席次 20:Judgement(審判)
得意/好き 家族、料理、家事全般、スイーツ(和洋問わず)、スイーツ作り
苦手 見知らぬ男性に触れられること
イラストレーター 葵 束
一人称 わたし
口調 おっとり系お姉さん
●略歴

 スイス出身のC.A.A.C.E.上層機構「円卓」所属。
 ファセリナ・オルブライトの実妹で愛称は「リーシャ」(ただしアリーシャ呼びでもあまり変わらないので、リーシャ呼びされることは姉にすらほとんどない)。
 ファセリナのことは必ず姉様と呼び、外出などでは年齢も意識せずに姉と手を繋いだり腕組をして一緒に出かけたりもしている。
 ユーリがファセリナの養女という形になった現在は、3人で出かけたりすることも多い。
 姉もアリーシャに対して溺愛とも言えるレベルの双方向シスコンであり、不穏だったとは思えないほどの姉妹仲になっている。また、C.A.A.C.E.本部においても自分の家や自室などをあてがわれているが、ほとんどの時間は自室にはおらずに寝食も姉と一緒にしており同棲中。姉様ラヴ。
 さらに、ユーリがそこに加わりファセリナの自室はかなり手狭になってきている。それでも姉の時間は姪には譲らない。
 姉やユーリの身の回りの世話は、ほとんどアリーシャが行っている。

 席次は「20:Judgement(審判)」。
(正位置:結果、転生、覚醒/逆位置:悔恨、行き詰まり、再起不能
 また「11:Justice(正義)」のカレン・リーブラが持つ魔道具と同様に、アリーシャも「裁きの天秤」という魔道具を席次上所持しているが、やはりこちらも伝承の域を超える話が伝わらず、存在のみが重視されている。

 性格は「優しすぎる」と言われるレベルで、ファセリナも少しは危機感を持てと忠告しているようだが直らない。
 そういった甘さはあるが「20:審判」の座に就くほど魔術師として伊達ではない実力がある。
「円卓」復帰後は、身分を隠さずに孤児院などでも活動している。
 過去に内偵を行っていた際に性的捌け口にされていたため、前後も口、胸など身体の性感帯がかなり開発されてしまっている。属性:淫乱性奴隷。
 そのため、姉と一緒にベッドに入る際も開発されてしまった部位が触れることで昂ってしまう。
 ただ、姉との生活でできる限り改善・快復させようと努力、若干抑制が効くようになってきたようだ(でもときどき性欲に負けて姉妹えっちをしているし、ファセリナもアリーシャのために優しく応えてくれる。ユーリはお預け状態)

 作戦任務は常にファセリナと姉妹コンビで任務にあたってたが、ある作戦にて姉と分断されて絶望的な状況で敗北、魔物たちに性玩具とされ一昼夜弄ばれた。
 最初に救出に来たのはファセリナであったが、アリーシャの有様を見た途端に姉の意識は弾け飛び狂戦士のように周囲の魔獣たちを殺戮し続け、後から到着したディートリンデカレンらに「物理的に止められる」までアリーシャ以外敵味方の認識もできずに暴れまわっていた。
 以前は鎧装らしいものを装備していない状態であったが、先の件での姉への申し訳なさと自分の無力さを痛感。
 本人の意思で自費で強力な攻撃及び防御補助の装備を研究機関「ヘプタグラム」に申請。
 開発・設計にはアンジェラだけでなく、なんとキルケーが珍しく協力している。CCCNO社との連携もあり、試験型とはいえ高水準の「支援強化型鎧装」を装備することとなった。
 使用武器もこの際にPCCV-020V「インディグナント・パニッシャー」へと改修を行われており、杖であり魔力刃槍としての出力も大幅に上昇。
 普段は左腕モジュールにマウントしているが、右腕のモジュールにマウントや外して手で扱うことも当然可能。
 空いた腕部モジュールには大型の杭状の追加兵装(最大3発)が着装・射出可能であり、魔術だけでなく物理攻撃の面も大幅に強化。
 急激に増えた搭載兵装の重量も鑑み、腕部・背部のウェポンラックを兼ねた多目的モジュールは、本人の負担にならないようにマウントしたものの重量をゼロにする特殊な機構が用いられている。
 さらに「インディグナント・パニッシャー」専用追加兵装として追加された70mm無反動砲を搭載したオービットユニット(PCCV-020S「ソル」とPCCV-020L「ルナ」)による攻撃補助など、火力は以前のアリーシャとは比べ物にならない(ソル・ルナを搭載した状態のインディグナント・パニッシャー)。
「ソル」と「ルナ」は通常時は「インディグナント・パニッシャー」先端を展開した状態で合体・搭載されており、当然ながら分離せずにそのまま使用可能。
 腰部ウェポンユニットには小型ミサイルや閃光弾といったものを入れ替え搭載したり、カレンの専用装備を流用・改修したエネルギーソードは固定兵装として装備している。
 とっさの近距離対応などもはるかに安定し、姉のサポートを以前より自身が安全かつ効率的に行えるようになった(どちらかといえば、アリーシャ自身のフルアーマー化とも言える)。

 背部モジュールにはCCCNO社製マルチコネクターが搭載されているが、これは「円卓」各鎧装の専用特殊兵装を運用するためのものである。
 そのため、マリア・ナイトレーヴェンの大型ライフルPCCV-016X「エグゼキューター」も接続・運用可能であるが、それを使用できるかはアリーシャの適性の問題になる。

●戦闘スタイル

 高度で多彩な魔術や結界、いざというときは杖の先端から魔力刃を固定放出して近接戦闘も行うことができていたが「円卓」レベルとしてはだいぶ未熟であり、それが原因で姉と分断された際に被害を受けてしまった。鎧装を製作依頼し纏うようになったのは、これが原因である。
 元々簡易的な魔法なら詠唱なしに発動できる実力があり、さらに改良されたワンオフV.A.M.P.S.である「インディグナント・パニッシャー」によって以前よりも高出力・高威力魔術も扱えるように強化。魔術師として得意な魔術は変わらず雷撃・電撃魔術。氷・水系統魔術なども扱える高レベルの魔術師でもあるが、ご先祖と違い炎魔術に関してはかなり苦手。
 彼女の最大の魔術は雷撃系中規模魔術の「インディグネイト・ストライク」。
 加えて新たな鎧装によってアリーシャが得たものは、弱点だった近接戦での装備や物理攻撃の拡充。それによってより安定した戦闘の継続・充実した戦闘補助を可能にさせた。
 近接戦闘の技術面においては、姉の指導により急激に成長した模様。この辺りは姉妹に流れる血は同じということであろうか。

●ウィアード・アーツ

幻惑の瞳(Blendende Augen)
 瞳が金色に変色し人や魔物を問わず、感覚を惑わし混乱させたり誤認させるなどが可能な能力。
 これだけでは大したことはないのだが、術式ではないために“ファセリナにすら効果がある”という高度な異能。
 これによって、姉の呪縛の認識をずらすことは可能らしい(酒に酔えるなど)。
 ただし、アンジェラなどにはまったく効かない。さすが高位魔術師。。
 もちろん、自分より格上の相手には非常に効きづらいのであるが、相手が受け入れる気があれば、当然ながら錯覚したり感覚を変えることは可能。
 オウギュストはこの能力を知らず、逆に仕掛けられアリーシャに催眠がかかっていたと誤認していた。
 現状、姉の望み以外では使用することがないアーツ。


●ドラゴン庭園騒乱

「姉様。わたしはどこまでも姉様の盾なんです。それがわたしの生き方だから……これからも、ずっと……そうあるように……」
「ユーリ、ごめんね。わたしは結局貴女よりも姉様を選んでしまうの」

●旧装備


●ジェノヴァ帰還後

「姉様ぁ、わたし、わた……しぃ……」
カレンちゃん、英雄になりたいなろうなんて思っちゃダメだよ。英雄なんてろくな死に方をしないから、そう呼ばれることになるの」
ユーリ、貴女はわたしにとっても娘も同然なの。だから心配しないで、わたしは貴女の味方だし姉様は必ず振り向いてくれるから……そういう人だから」

 討伐任務で「円卓」所属の戦闘担当者として出征する際は姉ファセリナか、ディートリンデとのツーマンセルがほとんど。
 ただ、ディートリンデが後輩であるカレンとのコンビが増え始めたことで、任務でも姉妹で行動することが多くなった。
 それが二人にとって相乗効果で本来以上の力を発揮できる関係であり、最善のパートナーでもある。しかし、アリーシャに戦闘中になにかあるとファセリナが身体に負担がかかる強化魔術などを強引に多用し、アリーシャを守ろうとして自分から傷ついていくのが彼女にとって辛いところではある。
 そのためか、アリーシャがカレンとのコンビを組むことも少し増えてきたとか(二人揃って凌辱フラグ)

 本人は意識していないのだが、無自覚なほどエロい身体をもっており、C.A.A.C.E.の内部でも男性にとってズリネタとして扱われている。
 過去には反逆者であったオウギュストへ内偵を行っていた際に性的捌け口にされていたため、前後も口、胸など身体の性感帯がかなり開発されてしまっている。任務として受け入れていたが、これについては後にファセリナが知り、敬愛していた故人で養父であるファウストを唯一恨むこととなった。
 姉と一緒に寝るときにその辺りが触れるのだが、姉からのものと受け入れつつも、姉との生活でできる限り改善・快復させようと努力、若干抑制が効くようになってきたようだ(でもときどき性欲に負ける)
 その辺りは不安定気味だった「円卓」崩壊後に比べ、姉の無意識のケアがアリーシャの心身を癒しているのは間違いないようである。

 そして、まさかの姪とも言えるユーリ・オルブライトの存在が明るみに。
 ユーリとの血縁上は叔母にあたるが、母のように、姉のように優しく接している。
 ファセリナがユーリを受け入れ、"家族3人"になるために。


●「円卓」崩壊後

「ディータさんと会話が上手く続かない……どうして……? わたし、避けられてるの、かな……?」


 「円卓」崩壊事件の顛末の後、前教皇ファウストの最期の命によって「20:審判」に座したまま、C.A.A.C.E.勢力圏からの一時追放を命じられる。
 任務失敗の罪の意識と、重傷を負わせて意識不明にまで追い込んでしまった姉に対する苦しみで、心身ともに追い込まれたアリーシャは魂の抜けたような状態で退去の準備も疎かに本部をふらついていた始末。
 それに手を差し伸べたのは、自らも追放以上の扱いを受けたことがあるアンジェラ・ディアヴォレッサであった。
 アンジェラはソフィア派に対して詳細を全て報告するとともに、アリーシャの身柄を引き取りたい旨を伝える。
 他の「円卓」メンバーは難色を示したが、現状もっとも安全な場所、重傷で意識不明の姉のそばに居られるということで代表のソフィアがそれを許諾、アリーシャはアンジェラディートリンデ、そして、意識不明の状態の姉ファセリナと共に日本へと渡ることとなった。
 だが、意識を取り戻したとき、ファセリナはアリーシャを拒絶した。
 姉からの真実の拒絶、それをひた隠しにしてきたことで、アリーシャは妹ではなく姉の従者と仕えようとするがそれも拒否された。
 しばらくしてからではあったが、ファセリナは心境の整理がついたのか、アリーシャを改めて再会したに「おかえり」と告げて受け入れることになった。

 日本での偽名は「織部ありさ」。4人の中でファセリナが実姉としているが、外面的には帰国した四女として装っている。
 このことは退魔庁には一切知らせず、事実上匿っている状態である(とはいえ、身分証などはアンジェラがあれやこれやしている)。
 また、アンジェラによって他の2人よりも簡易的な鎧装ではあるが、戦闘装備を同じようにペンダントへ変化させてもらい、マジックワードと共に解放する形となった。
 ファセリナのことは姉様と呼び、他の二人とは明確に扱いが異なる。
 紆余曲折あったものの、16年越しに再会できた姉のファセリナに対して超絶なシスコン。
 外出などでは、年齢も意識せずに姉と手を繋いだり腕組をして一緒に出掛けたりもしている。
 ファセリナは最初は戸惑っていたようだが、やはり実妹との再会は心境を大きく変えたようである。
 自分の部屋をあてがわれているが、寝るときは必ずファセリナと一緒に寝ている(ファセリナも快諾しているため、ディートリンデの性欲の行き先が行方不明に)。
 村が滅ぼされる前から姉に懐いていており、その頃から姉が大好きだったこともあり、長く続いた空白期間を埋めるように現在になってから甘えている。
 しかし、アリーシャが一緒になってからというものの、アンジェラ、ディートリンデの2人とオルブライト姉妹との間には微妙な溝ができている状態である。

 普段は非常勤の保健医として、近くの中学校や高校へ週に数度出勤している。そして、男子生徒の性癖を歪めている。
 家ではファセリナ、ディートリンデと共に家事(主に料理)を担当。
 イタリア生活がほとんどだったのにもかかわらず、来日してから学んだ和食、日本的洋食、中華料理など一般的な料理は作ることができ、基本的に夕食を作るのはアリーシャの担当となっている。


●「円卓」崩壊前

「わたしは……わた、しは……こんな結末、望んでいなかった……ッ」

 日常では「円卓」所属者であることを秘匿して、孤児院などで仕事をしていた。

 偽名のアレクシア・ハイネマンではまったく関係性のない名前であったが、真実はファセリナ・オルブライトの実妹である。
 当時の所属は「ファウスト・ザンパッリョーネ派」。性格は大人しく、非常に優しい女性。
 本名の姓は姉同様にマニゴルドであるが、彼女はその名を捨てている。
 妹は死んだと思っているファセリナは、アリーシャが生きていることを知らずに育っていたものの、ファウストはアリーシャが存命であるが消息が教会内部で掴めなかったために、一緒に育てることができずに会わせることが叶わないでいた。
 ただ、アリーシャが生きている事実をファウストはファセリナに打ち明けるつもりであったが、ファセリナが海外任務にあたっていたこと、事件が度重なったこと、「円卓分裂事件」が発生。ファウストの派閥に所属するアリーシャであったが、経歴も変え、偽名である「アレクシア・ハイネマン」を名乗っていたため、ファウストに素性を知られていないままであった。
 もっともアリーシャの方はファセリナが姉だと知っていたのではあるが。
 さらに他の要因も重なって遅れに遅れた結果、伝える前に命を落としてしまう。
 彼女が事件の段階までファセリナに妹であることを告げなかったのは、彼女の今を壊したくなかった、というアリーシャ側の我侭であった。

「8:力」オウギュスト・フォルジュの従者のように共に行動していたが、これは不穏な動きをするオウギュストらに対する、ファウストの命による監視と密偵・内偵的な役割を持っていた。
 その過程で催眠を受けたフリをして虐待・凌辱など酷い目には遭ってはいるが、自我はきっちりと保っていた。
 かかったフリをしたまま行動を共にしていることで、オウギュストを油断させている部分もあった。
 成果がが出たものの、偶発的とはいえアリーシャはファセリナの一番大切な存在である養父のファウストを失わせる結果となってしまった。
最終更新:2025年07月06日 02:26