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ファセリナ・オルブライト

●ファフナー戦敗戦後

「ハッ、オレのとっておきをくれてやったんだ……残りは地獄でやってろ」
「増えた傷のことなんて気にすんなっても、気にしてるから髪の色変わっちまったんだよなぁ……遅かったオレが悪いのにさ」
「反抗期ってやつかねぇ……ま、それくらい元気な方がよろしい、とでもしておくか」
「善悪だのどーでもいい。頼まれれば殺す。頼まれなくても殺す。それがオレの仕事だ」

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基本情報

氏名 ファセリナ・"マニゴルド"・オルブライト(Facelina "Manigoldo" Albright)
性別 女性
年齢 26歳
身長・体重 172cm/70kg
戦闘スタイル 槍術、格闘
能力 戦闘技術:Ex 精神力:A 作戦立案:C アーツ:B
ライセンス Exクラス(C.A.A.C.E.)
席次 13:Death(死神)
得意/好き ココアシガレット、辛い食べ物、ジャンクフード、家族と同僚、投資
苦手 天才、甘すぎるスイーツ
イラストレーター デザイン:葵 束 / Ver.2.0:延長
一人称 オレ
●略歴

 彼女はこう呼ばれる。全てを狩り取る「紅い死神」と。

 C.A.A.C.E.上層機構「円卓」に所属するスイス出身のエクソシスト。
 愛称は「リナ」(ただし大体ファセリナとフルで呼ばれることの方が多い)、ファミリーネームとして英国姓を名乗っているが、この姓は本姓より後につけた名前。
 平時は大体いつもココアシガレットを咥えている。タバコに戻そうとしたが妹と養女のことを考えてそのままらしい。

 オルトリンデ・シュヴァルツシルトが言及する非倫理的攻撃を躊躇いなく行うのはファセリナとニコルと断言されており、そして、それが悪だとは思わないとソフィアに断言してしまっている。知らないところで巻き込まれてるわよ。
 とはいえ、そんなファセリナは正規兵団「スクード」との共同任務などにおいて兵団が対処できない大型魔獣との戦いでは、返り血を浴びながら嬉々として(本人はそのつもりはまったくないし兵団を援護するためにフル回転している)戦っているように見えるために、一部から嫌悪感を持たれている。
 まぁ、そんなことがありゃそうかもしれない。
 その上、特務機関「S.W.E.E.P.」の一員でもある。「S.W.E.E.P.」としての仕事はアリーシャユーリも機関存在そのものを知らず、ファセリナは機関のメンバーと秘密裏に任務を遂行している。
 もっとも交代制で行う状態なので「S.W.E.E.P.」は「円卓」に大幅な欠員を出さない形で活動中。

 新たに任に就いたオルトリンデを除けば、最も戦闘に特化したメンバーであり、中級魔獣までならば万夫不当などと呼ばれたこともあったがドラゴン庭園の動きが活発化しC.A.A.C.E.自体が苦戦を強いられるようになってからは、彼女でも不利になることが多い現状である。
 特に大型のドラゴンタイプの相手は「円卓」勢がすることが多く、単騎ではだいぶ苦戦する。
 頼むからみんなアイリスの立案した作戦は大筋は守ろう!

 席次は「13:Death(死神)」。
(正位置:破滅、終局、清算、決着/逆位置:再スタート、新展開、挫折から立ち直る、覚醒)

 性格はがさつで幼少期の村が滅んだ後一人で生き続けていたこともあって、見た目に反して優れた洞察力や動物的な感覚の鋭さを持つ。
 見た目に反して養父の教育方針によってかなり知性は高い。普段の言動にそれが反映されているように見えないのが彼女の悪い点。
 右目は過去にニコル・ダルザスの粛清事件の際に負傷し、鼻を渡る横傷はファフナー戦の際に負ったもの。傷自体は治癒魔術で治せる程度ではあったがあえて残している。
 ファフナー戦では援護が遅れたためにユーリとマリアが死にはしなかったものの、アリーシャとのコンビで手負いのファフナーに大きな傷を負わせ撤退させることに成功。ただし、ファセリナもアリーシャも装備が全部破壊されるという状態にまでなった。
 四人の装備が一新されることになったのは、これが原因である。
 ファセリナに至っては顔面に大きな傷は残るわ、肋骨が肉を突き破るわ、腕がひん曲がるわと散々であったが、相変わらずの頑丈さで生き残る。痛覚存在してます?
 だが、マリアは自分の不注意と油断でユーリを死にかけさせたことなどからか、性格も外見も陰キャに逆戻りになってしまった。陰キャっていうな。

 ドイツの実験施設にて発見された唯一の生存ホムンクルスのユーリ・オルブライトの遺伝子的な母親であり、今は外面への体裁上、彼女を「養女」として受け入れている。
 妹のアリーシャには戦士としてのファセリナの姿から想像できないほどの溺愛っぷり。
 娘の方はファフナー戦後に反抗期に入ったらしい。

 超人的な身体能力の持ち主であり、驚異的な膂力を有する。さらにアーツは「自覚認識」することで、各種の状態異常が一切通じないという戦士としては非常に強みを持つ(ただし、抵抗しなければ状態異常はかかる)。
 そんな彼女だが努力と鍛錬を人の何十倍も積み重ねしてきたため、「天賦の才」いわゆる「天才」と呼ばれる人間が実は好きではない。

 鎧装は赤と黒を基調としたアームドスーツ。彼女にとっては「戦闘力」が何よりも重要なため、過剰なまでの攻撃寄りのチューニングをされている。

●装備武器

PCVB-013K「Kap.13(カプ・ドライツェン/Kapital-13)」
 ファフナー戦でファセリナも全装備が破壊され、PCVB-013D「ファシュリンガー(farshringer)」も喪失。
 それによって鎧装と共に新造されたのが、「ハルバード」というよりは「方天画戟」とも呼べるPCVB-013K「Kap.13」である。
 彼女の席次である「13」を名に冠した彼女のためだけの武器。意味は「第13章」。
 設計はキルケー・ラーゼス、軽微修正案はガブリエラ・メリクリウスによって開発されている。
 過去の専用武器同様に可変式魔力付与システム「B.L.A.Z.E.」タイプ搭載。
「ヘプタグラム」がV.I.S.T.A.社から秘密裏に取得したデータを用い、PCVB-013S「ソウルテイカー(SoulTaker)」とPCVB-013D「ファシュリンガー(farshringer)」をベースにしたとは思えないほど凶悪な外見をしている。
 物理刃だけでなく魔力刃も過去の物よりはるかに強力。
 そのため驚異的な爆発力の高さは相変わらずで、肉体的な強度が高いファセリナだからこそ扱える武器として、さらに仕上がった凶器である。

PCP-013M1「バズヴ(Badb)」/M2「マッハ(Macha)」
 以前の鎧装に装備されていた補助系Psy.c.s.デバイスを再設計、大型化で新造した装備。
 魔力型シールドや、本体で物理シールドも可能だが、アリーシャの「ソル」・「ルナ」同様に戦闘時にはファセリナからやや離れて機動してサポート。
 また、ファセリナの魔力を消費しないため、弾数は限られているが魔力砲としての活用も可。
 強引なブースト挙動の際は尾部分でファセリナの身体を縛って跳ぶという無茶苦茶なことを相変わらずする問題パーツでもある(?)。もっともその強引さがファセリナには非常に向いているのであろうが。
 それどころかファセリナは敵にぶつけるまでするので、破損しやすい。

●戦闘スタイル

 武器戦闘と格闘の合わせ技がファセリナの戦闘スタイル。
 戦闘勘に非常に優れており、物理アタッカーとしてはオルトリンデ同様に組織ではトップクラスのエクソシストである。
 妹のアリーシャとは違い魔術は使えず、また右目の視界が失われているために右側への反応速度がほんの僅かではあるが遅い。
 素手であっても攻撃力は高く無手と言っても侮れないが、当然アクセルドライバーの火力は出せるわけではない。
 戦い方も決して綺麗と褒められるようなものではなく「勝てばよい」のスタンスなので、過去に養父に形容されたとおり「獣が人の姿をして歩いているだけ」のような荒々しい戦い方が基本。
 また、鍛え上げた身体能力の高さも相まって多少の負傷ならものともしない頑強さを持つが、そこが逆に弱点になることもある。

●ウィアード・アーツ

変遷後:絶対異常防御(Full Resist)
分類:オート(自動)
 変遷したのは「円卓」崩壊事件の際。右目の場所に埋め込まれた「疑似賢者の石」が、ファセリナの精神力の高揚に耐えられずにオーバーロードして破損したため、アンジェラが後天的に付与した「魔術耐性」が消滅した状態。
 いわば、元々持っていた「状態異常耐性」のみの状態に戻った形である。毒であろうが麻痺であろうが催淫であろうが、彼女が「状態異常効果に対して抵抗の意思」を持てば、一切の状態異常効果は彼女には通じない。
 状態異常が通じないだけであって、物理的な攻撃はちゃんと通りはするし、抵抗の意思を持てない、気を許せば発情はする。実は妹には弱い。
 ただし、本人の肉体言語力が高いので、攻撃を通せる相手は自然と限られる。
 日本の退魔庁のトップである朝霧 神奈はまさにその一人であり、しかも「絶対術式防御」時代にファセリナが徹底的な敗北を喫した相手である。
 情を捨てたディートリンデや、カレン・リーブラとも若干相性が悪くなってしまった(術式防御までついてたのが異常状態だったのだが)。
 また、術式耐性が無くなった感覚が取り戻せていないからか度々ミスをして敵の魔術を顔面受けすることが増えるようになってしまっている。


●ドラゴン庭園騒乱

「所詮、オレやニコは殿下の同僚であり部下であっても、フツー人間とは違う殺戮狂(フリークス)でしかねーんだよ。別にそれが嫌なわけでもねーけどな」
「だぁ、ユーリ! 後ろから抱き着くのはともかく、無理矢理背中に乗ろうとするな! 首に手を回してぶら下がるな!! ぐぇっ」
「生命ってのぁ人によって価値が違うんだ。戦いに勝つためにそれを投げ捨てることをプランに入れるバカがいるかって? いるとも……オレだよ!」

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●略歴

 彼女はこう呼ばれる。全てを狩り取る「紅い死神」と。

 オルトリンデ・シュヴァルツシルトが言及する非倫理的攻撃を躊躇いなく行う筆頭候補(嬉しくない)。
 正規兵団「スクード」との共同任務などにおいて兵団が対処できない大型魔獣との戦いでは、返り血を浴びながら嬉々として(本人はそのつもりはまったくないし兵団を援護するためにフル回転している)戦っているように見えるために、一部から嫌悪感を持たれている。

 愛称は「リナ」(ただし大体ファセリナとフルで呼ばれることの方が多い)、ファミリーネームとして英国姓を名乗っているが、この姓は本姓より後につけた名前。
 C.A.A.C.E.上層機構「円卓」に所属する騎士でるスイス出身のエクソシスト。特務機関「S.W.E.E.P.」の一員でもある。
「S.W.E.E.P.」としての仕事はアリーシャユーリも機関存在そのものを知らず、ファセリナは機関のメンバーと秘密裏に任務を遂行している。もっとも交代制で行う状態なので「S.W.E.E.P.」は「円卓」に大幅な欠員を出すようなことをしない方針で活動している。
 新たに任に就いたオルトリンデを除けば、最も戦闘に特化したメンバーであり、中級魔獣までならば万夫不当などと呼ばれたこともあったがドラゴン庭園の動きが活発化しC.A.A.C.E.自体が苦戦を強いられるようになってからは、彼女でも不利になることが多い現状である。

 席次は「13:Death(死神)」。
(正位置:破滅、終局、清算、決着/逆位置:再スタート、新展開、挫折から立ち直る、覚醒)

 性格はがさつで幼少期の村が滅んだ後一人で生き続けていたこともあって、見た目に反して優れた洞察力や動物的な感覚の鋭さを持つ。
 アンジェラフィリスらのような高度なレベルの分析力や知力は持ち合わせていないが、養父の教育方針によってかなり知性は高い。普段の言動にそれが反映されているように見えないのが彼女の悪い点。右目は過去にニコル・ダルザスの粛清事件の際に負傷してしまい、その傷を前髪で隠している。
 ドイツの実験施設にて発見された唯一の生存ホムンクルスのユーリ・オルブライトの遺伝子的な母親であり、今は外面への体裁上、彼女を「養女」として受け入れている。
 妹のアリーシャと娘であるユーリは、戦士としてのファセリナの姿から想像できないほどの溺愛っぷり。

 超人的な身体能力の持ち主であり、驚異的な膂力を有する(脳の機能の問題で筋肉などにかかるリミッターが外れているタイプ)。
 さらにアーツは「自覚認識」することで、各種の状態異常が一切通じないという戦士としては非常に強みを持つ(ただし、抵抗しなければ状態異常はかかる)。
 そんな彼女だが努力と鍛錬を人の何十倍も積み重ねしてきたため、「天賦の才」いわゆる「天才」と呼ばれる人間が実は好きではない(組織内のごく一部を除いて)。

 鎧装は赤と黒を基調としたアームドスーツ。彼女にとっては「戦闘力」が何よりも重要なため、過剰なまでの攻撃寄りのチューニングをされている。
 両肩のパーツは通常では装着された状態であるが、初期型のPsy.c.s.デバイスが搭載され分離・浮遊させることができ、ファセリナの隙を埋めるような補助行動・魔術攻撃を行う。小さい範囲ではあるがマジックバリアを発生させられる装置だが、大体装置ごと破損することが多い。

 オルトリンデのPCVB-008「ヴァルフォール」と異なり、装填部分の形状はシリンダータイプではなくオートマガジンタイプ。リファインして安全性と武器スペックの向上などを施したものだが、危険要素である魔力カートリッジの装填数はファセリナの意思を尊重して13個のまま。
 そのため驚異的な爆発力の高さは相変わらずで、肉体的な強度が高いファセリナだからこそ扱える武器として、さらに仕上がった凶器である。


●ジェノヴァ本拠帰還後

「生命と魂ってのはな、人によって価値が違うんだ。オレの魂は超薄切りでも安くはないぞ!」
「どうすりゃいいんだよ、いきなり娘みたいなのがいるって。オレが腹痛めて産んだ娘でもねえのに、どう接すりゃいいのかマジでわかんねえよ……」
アリーシャ、今お前は何も見なかった。解ったか? 何も見なかったんだ、お前は」

 魔物に滅ぼされた村でも一人生き残るほどの才覚があり、そんな環境で生きていたために幼少期からスレた生活をしていた。
 C.A.A.C.E.の二代前の長である「2:女教皇」に拾われる。その時点で家族は全て他界。村が滅びた際にファセリナは自分以外は村全員が死んでしまったと認識していた。
 その後、C.A.A.C.E.の前代表であった「5:教皇」であるファウスト・ザンパッリョーネに孤児院から引き取られ、養父と養女の関係に。
 ファセリナの彼に対する呼び方は「オヤジ」「ジジイ」。他評がどうあれファウストは小さい頃からずっと優しい父親であり、お父さん子として育った。
 だが、「円卓」分裂の末、オウギュスト・ファルジュによるクーデターにより、ファウストが命を落とす事件が勃発。
 その際の戦闘で右目の中に眠る力が崩壊し、「絶対術式防御」は失われ、「絶対異常防御」へと劣化した。
 養父の死と、16年振りに妹のアリーシャ・オルブライトとの再会。
 ファセリナはそれに折り合いをつけることに時間がかかったが、現在は妹のアリーシャと自室で同居するほど溺愛している。

 後日、さらにある人物の素性が判明し――まさかの遺伝子的に娘だった。
 さすがにこれにはファセリナでも理解と整理が追い付かず、アリーシャに押し付けてしまっている。
 そりゃ、いきなり疑似的な母親だと言われれば無理もないが。
 ユーリに「オルブライト」を名乗るのを許さなかったのは、「円卓」に自分の血縁が3人もいるということが、今のC.A.A.C.E.が、前代表ファウストの負債、負の遺産のように扱われることになるのを避けるため。
 妹のとき同様に「娘だ」と言われてもいまだに接し方が解らず、冷たくしたくないのにどうしていいのか解らないでいる。
 自分から「母さんだよ」と言うのも変だし、かといって自分の立場をどう表現したらいいかまったく解らない。
 本当はユーリのことはちゃんと受け入れたいし、組織のしがらみさえなければ、彼女にも「オルブライト」を自分の血縁として名乗ってほしいと心底思っている。
 何かきっかけがあれば、お互いの誤解は解けるはずなのだが――ちなみに、本当は今すぐ抱きしめてあげたいって思っている。はよしろツンデレ。

 C.A.A.C.E.においてアンジェラ・ディアヴォレッサユーリ・オルブライトカレン・リーブラディートリンデ・フォン・ヴァイス、ブリテンから出向しているマリア・ナイトレーヴェンらを含めてその中でも一、二を争う戦闘力を持つが、カウンタータイプのディートリンデや、射撃タイプのマリアとは滅法相性が悪い。
 カレンも相性が悪い方なのだが、彼女のメンタル面の弱さとファセリナのアホみたいなパワーで押し切っている。
 彼女が本来の力を取り戻せば、自分たち(ディートリンデら)と肩を並べるどころか一歩先に行くのでは? などと思ってはいる。
 また、カレンは本来ディートリンデの管轄ではあるが、ファセリナが本部にいるときはよく訓練相手になっているらしい。
 とても想像できないほど似合わないが、訓練後のアフターケアまでしているとかなんとか。

 また、かつて任務でマリア本人や他の暗殺対象を始末するためにブリテンに何度か潜入したが、全てマリアに阻まれている。
 当時の相手がマフィアであっても、である。
 ロンドンの真夜中の路地裏で何度も殺し合いをしているせいで、いまだに犬猿の仲……であったが、いつの間にか関係が修復された(S.W.E.E.P.所属になったことが影響していると思われる)。



●「円卓」崩壊事件後

「オヤジ、どうして、教えてくれなかったんだよ……」

「おう、元気に遊べ遊べー。子供は元気なのが一番だぞぉ」

 日本滞在時の偽名は「織部リナ」。
 ただし、ファセリナとアリーシャは退魔庁に対して敵対的なスタンス。
 監視が緩和されたとはいえ、退魔庁や警察などではトップクラスの要注意危険人物扱いのまま。
 アリーシャは「姉様がそうなら」という感じでありつつ、その存在が素性以外は退魔庁や警察などに既に露見しているが、イタリアへ帰還することが増えているため、滞在日数は減っている。
 日本の拠点の近所にはアンジェラ、ディートリンデ、アリーシャとの姉妹で次女の役を装っている。
 アンジェラはすすんで家事をしないため、昼間は仕事で不在のディートリンデとアリーシャの代わりに二人分の昼食を作るのがファセリナの主な家事分担。
 しかし、他の家事はあまりしたがらない。
 作る昼食も、一人でいたときや、任務で地面とお友達時代のサバイバル経験が色濃く出た雑なジャンクフード系が多いが、アンジェラは他の二人の食事より実はファセリナの作るそれの方を好んでいる。
 日中出かけるときは、街中をぶらぶら歩いて回って、ほぼほぼパチンカスとなっている。
 が、別に中毒というわけでもなく、アンジェラのためのタバコの赤マル(マルボロ)のカートンと、近所の子供が集まるときのためのお菓子だけをもらえる量だけの少額の勝ちしか取らない。その結果、ほぼ負けなし。
 パチンカス気味ではあるが、普段は株式や企業に対する出資など「投資家」としての顔もあり、色々な資産運用をしているようである。
 多少負けても困らない財産あるしね。

 前述したように景品で「子供が集まるときのためのお菓子」を貰うということであるが、彼女は実は近所の小学生に人気。
 お菓子を分けて談笑したりすることもすれば、公園での外での遊びに混じったり見守ったり、時には怪我をしそうなのをギリギリで助けたりと面倒見が本当に良い。また、身体を動かす遊びを見守るだけでなく、携帯機にもなる取り回しが利くゲーム機などで一緒に遊んだりしている。

 最初は風貌もあって怖がられていたが、今では保護者に昼間から夕方の面倒を見てもらえるので安心というくらいには信頼されている。
 毎日行っているわけではなく、アリーシャ以外の2人にも言わないような別の用事をしていることもあるようだ。

●ウィアード・アーツ

変遷前:絶対術式防御(Sacred Protection)
 文字通り、ファセリナには一切の魔法や術式が通じない。
 この能力は、毒であろうが麻痺であろうが催淫であろうが、一切の状態異常効果も彼女には通じない(魔術、符術などに限らず、薬物や淫魔による催淫なども)。
 これは、世界最高の魔術師であるアンジェラでさえ魔術では傷一つもつけられない上、状態異常魔法なども通じない。
 元々は状態異常耐性は持っていたのだが、アンジェラの逃走の際に右眼に埋め込まれた疑似「賢者の石」によって後天的に術式防御の能力まで付与された状態。
 だが、あくまで術式や状態異常が通じないだけであって、物理的な攻撃はちゃんと通りはする。
 通りはするが、ファセリナの絶対的な強さに対して、どれほどの敵が攻撃を通すことができるのかは不明。
 ただ、物理攻撃に関してはそういうのは遮断できず、情を捨てたディートリンデや、物理的な運動性を最大限にまで高める「アクセルドライバー」的な要素があれば、ファセリナにはかなり有効的な攻撃となりうる。いい例が朝霧 神奈との対決で敗戦している点。
 その上、彼女が負傷した場合でも「治癒魔法がまったく効かない」という問題がある(と言っても治癒魔術を行使できる人間はあまりにもごく僅かな存在でしかない)。
 ただし、何故か妹のアリーシャによる催眠だけはかかるという謎がある。本人がアリーシャに対して抵抗しないだけなのかもしれないが。



●「円卓」分裂後

「ジジイよぉ、たまにはさぁ……いや、なんでもない」
「酔えねぇ酒ほど虚しいものはねえよなぁ……やれやれだぜ」

 アンジェラ・ディアヴォレッサのC.A.A.C.E.告発と円卓復帰と共に、ファウスト直属の「粛清者すら抹消する存在」であった経歴を公開される(ただし、今後の影響に多大な影響を与えると解っていても、親友のアンジェラに対するファセリナなりのケジメ)。
 結果、「代表の娘が粛清者すら粛清する」という事実によって、C.A.A.C.E.内部に不穏な雰囲気が流れ、ついに「円卓分裂事件」にまで発展。
 その後は中立派閥という名のアンジェラ・ディアヴォレッサ派の一員として本部とは距離を置いて日本に滞在し、極力円卓会議に関わらないようにしているのが現状であるが……。
 だが、生い立ちもあって、彼女は親ファウスト派を捨てきれていなかった。
 しかし、今は自分がアンジェラとディートリンデを守ると誓い、その感情を普段は抑えようとはしていた。


●カウンターアンジェラ時

「結局さ、昔みたいな関係には戻れるんかね……オレも、ディータも、アンジーもさ」

 普段はジェノヴァの本部に滞在し、滅多なことでは本部を離れることはない地位の人間であったが、アンジェラ・ディアヴォレッサの失踪事件の後、多数の人的被害を出したことから、ディートリンデと共にカウンターアンジェラの任務に就いており、世界各地を飛び回っていた。
 しかし、アンジェラから直接経緯を聞き、C.A.A.C.E.に対して告発する側となる。

 その人物像に対して、C.A.A.C.E.代表の養父であるファウスト曰く「娘は獣が人の格好をして歩いているだけだ」と表現するほどであった。
 もっとも、そんな養女を彼は溺愛し続けてきたのではあるが。
最終更新:2026年06月15日 00:26