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アンジェラ・ディアヴォレッサ

●ジェノヴァ本拠帰還後/ドラゴン庭園騒乱

「イリーデおいで。って、膝じゃなくて肩はダメだってば、もう」
「“高い場所”だけを賛美するものではないわ。“谷も丘も平地も”同じように存在するものよ」
「ふぅ~……アタシはね。タバコが不味くなることが大っ嫌いなのよ」
「赫の裁きにて穢れを焼き尽くせ――赫雷の王(ロード・オブ・ヴァーミリオン)!!」

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基本情報

氏名 アンジェラ・ディアヴォレッサ(Angela Diavolessa)
性別 女性
年齢 不詳
身長・体重 170cm/57kg
戦闘スタイル 全魔術・トラップ術式
能力 戦闘技能:Ex 精神力:B 作戦立案:D アーツ:Ex
ライセンス Exクラス(C.A.A.C.E.)
席次 0:The Fool(愚者)
得意/好き タバコ(赤マル→Peace)、猫、引きこもり、こたつ
苦手 昼間の日光
イラストレーター 医者時:葵 束 / 魔術師時:大野修汰
一人称 アタシ
口調 いつも気だるげお姉さんだが、魔術師時はかなり殺気立つ
●略歴

 これが、世界最高の魔術師(Wizardry)。なお、超絶ヘビースモーカー。
 言語、医術、魔術、その他諸々において。悪魔的な才能の女、自身は尊大な意を込めて。他人からは、畏敬の念を込めてそう(悪魔=Diavolessa)呼ばれた。それが許される存在だった。
 現「1:The Magician」のアルフォンソ・メイザースの弟子であり、妹弟子のキルケー・ラーゼスアーシュラ・ラズライトと同じく彼の高弟として扱われている。
 アンジェラ、キルケーアーシュラの順での姉妹弟子。

 出身はイタリアのローマ。本姓はディアヴォレッサではないのだが、もはや本人ですら記憶の彼方にのようなので正式な書類でもこの名前で署名している。
 C.A.A.C.E.上層機構「円卓」の「0:The Fool(愚者)」の席次を持つ世界最高の魔術師であり世界最高の医療者。
 医者として医術に精通はしているが、治癒魔術は特殊な魔術なため使うことができないあくまでも「医者」である。研究者として錬金術も扱えるが、中堅レベルの技術ぐらいしかない。
 研究機関「ヘプタグラム」にも復帰している(ヘプタグラムにおける役職はない)。
 年齢が外見年齢30歳ほどで止まっていたが、ファセリナディートリンデと共に歳を重ねたい、という思いから「不老化」の魔術を解除しているのだが、あまりにも加齢を止めていたために動き出した時が戻るのに相当時間がかかる模様。
 また、本来は研究者で医者でもあるがアンジェラはエクソシストの資格を再度取得しており、単独任務も行うことが可能となっている。
 そしてついに、医師ではなく魔術師として戦場に立つことに。
 医者のときと違ってキリッとしてます。むしろ医者の姿のときはどう見ても過労勤務。
 ちなみに、赤マルを好んでいたが、現在はピースに変更したらしい。理由は不明。

 円卓の席次は「0:The Fool(愚者)」
(正位置:自由、型にはまらない、天真爛漫、可能性、発想力、天才/逆位置:夢想、極端、熱狂、ネガティヴ、焦り
「すべてを手に入れすべてを手放した者」。それゆえの「愚者」。

 C.A.A.C.E.上層機構「円卓」メンバーのファセリナディートリンデとは大親友。それゆえに、失踪事件の解決の際は二人の力があってこそであった。
 基本「円卓」においては、意見を求められたとき以外は発言しない。論理詰めでソフィアを困らせるだけだから。
 普段は研究機関「ヘプタグラム」に籠って、スパコンとかその他魔術や薬品を用いて実験やら何やら研究しているのが日常。
 なお、「円卓」以外で籍を置く「ヘプタグラム」室長のガブリエラ・メリクリウスのことは正直変態だと思っている。

 タバコ(主にMalboro(赤マルボロ))と紅茶がお友達で、かなりのヘビースモーカー。
 C.A.A.C.E.上層機構「円卓」に復帰して心労が減ったからか、クマはなくなってある程度健康的になったとは解る状態である。
 ペットに魔術で会話ができるようになったメス猫がいる。雑種ではあるがアンジェラは子供のように可愛がっており、名前は「イリーデ」。イタリア語で「虹」を意味する言葉。

 可変式魔力付与システムの開発を行った人間(テストオペレーターはニコル・ダルザス。)
 この開発関連のせいでニコルの讒言があり、アンジェラは事実上逃走、追放状態であったが色々あって復帰。
 狂気満載のニコルが本部復帰する際の後見人となっている辺りもかなりの謎。それなりにニコルに負い目があるのかもしれない(特に「B.L.A.Z.E.」タイプの開発において)。

●装備武器

 特になし。普段着のまま魔術戦闘さえ行う凄腕の魔術師。
 ついに専用の戦闘衣装を引っ張り出した。

●戦闘スタイル

 C.A.A.C.E.に戻ったことで戦闘要員としての立場にも復帰し「ドラゴン庭園」へ出ることも増え、アンジェラは魔物・魔獣相手となったために攻撃魔術も以前より用いるようになった。
 彼女は「詠唱放棄」で「一般レベル」の魔術師が行使する十全の威力の魔術を発動できる人物である。詠唱の意味とは……?
 退魔2課氷神 真奈美が自身の魔力で行える最大の氷魔術を詠唱ありでアンジェラに放ったと仮定すると、アンジェラはそれに対して詠唱放棄で真奈美の行使する同等か、それ以下の出力で拮抗させることができる。
 詠唱を行って行使すれば威力が何段階も上、つまり十全をはるかに超える威力になるが、彼女にとっては詠唱そのものを行わなくても「他の魔術師」の既に上を行っているのである。「今のはメラゾーマではない。メラだ……」
 地形を変えるレベルの大魔術系はさすがに機会が限られるが、任務にあたって魔物単体と対峙する際はバインド魔術を駆使してから戦うのが基本戦術。
 道具を用いているのは間違いないのだが、「三重詠唱」(両手と道具)とか魔術師どころか人として良く解らないことが奥の手らしい。

●代表的魔術

 これらの魔術は該当属性を扱える者であれば行使することは可能で、アンジェラ専用の魔術というわけではない。
 主に中規模~大規模、ないし禁呪系(最後)の魔術である。
 ただ、ロード・オブ・ヴァーミリオンを除いては下位魔術規模で上位魔術を連発する変態行為も行うので困った人である。

○ケイオス・レゾナンス(Chaos Resonance)
 小規模魔術だが、空中と地上に魔法陣が出現し上下から振動と重力で圧し潰す闇属性魔術。
 ある程度の数を一度に相手にするときに一番メインで使われ、アンジェラは比較的短い間隔で連射も可能。

○ドミニオン・アクイロニス(Dominion Aquilonis)
 中規模魔術。水・氷・風属性を複合した魔術で、剣雨のごとく鋭い刃のようなものを降り注がせる。
 効果的には物理ダメージ寄りであり、ロード・オブ・ヴァーミリオンと使い分けて行使している。

○ロード・オブ・ヴァーミリオン(Load of Vermilion)
 大規模魔術。超広範囲に雷撃と爆炎を降り注ぐ大魔術。基本属性は雷撃だが発生する熱の爆炎と合わさることで「赫雷」と称されることもある。
 発動までに空中に大きな魔法陣が出るため相手にバレるにはバレる大魔術であるが、効果範囲が半径1km単位ぐらいが最大範囲なために容易に逃げることは不可能。
 ネームド系にすら大ダメージを与えられるほどの火力で「赫き王」の名に恥じない大魔術。

○コンゲラーティオ(Congelatio)
 氷属性を最大限に伸ばしたアルフォンソ・メイザースより教わった魔術。
 他の複合属性魔術と異なり、純粋な氷属性魔術で「静止させる」。
 出力は下がるが氷川 真奈美が使える最上級の魔術でもあり、アンジェラが無詠唱で行使したことで真奈美は恐怖を覚えた。

○プルガトリオ(Purgatrio)
 コンゲラーティオと対になるべき火属性の究極に伸ばした魔術。
 これは師のアルフォンソが最も得意とする魔術であり、アーシュラ・ラズライトには伝授されていない(キルケー・ラーゼスはそもそもこのレベルの魔術を行使できない)。
 フレイムロードの人外の火力には劣るが、人間が出せる最大火力と言っていい魔術。

○ニエンテ(Niente)
通称「抹消術式」
 当たった相手の部位を存在ごと消し飛ばす消去魔術。当然禁呪の域で属性的に言えば「無(虚空)」属性にあたる魔術。「ガオン!」
 本人曰く撃ちだす形状は球状らしい。サイズや速度に関してはある程度調節できるが、禁呪ゆえに詠唱や発動の負荷が高く隙が大きい。
 射出された「術の球」は他人には把握が難しいため、巻き込まれれば当然「消滅」。腕などでも触れただけで骨すら残らず跡形も残らない。
 これを受けて生き残れる可能性があるのは「コアが当たった個所になかった」場合か「永久回帰因子」を持つ人間の細胞の一片でも残っていた場合ぐらいである。

●ウィアード・アーツ

魔術の秘奥(Wizardry)
分類:パッシヴ(常時)
 魔法、妙技、素晴らしい技術という意味を持つ語。
 本人の素質、経験、学習、それらすべてが合わさったことにより莫大な魔力と、精霊魔法と治癒魔術を除く全ての属性の掌握することがアーツによって可能となった。
 アーツの内容は知れ渡っていないが、この力こそアンジェラが「世界最高の魔術師」と呼ばれる所以でもある。
 治癒魔術を会得できないのは特殊な魔術であることもあるが、「私は医者だから仮に行使できたとしても、そういうのは使わないようにしている」という人命に対するポリシーを述べている模様。
 錬金術で用いる空(エーテル)属性は不得手であり、キルケー・ラーゼスに大きく劣後する。また、冥術はほとんどが「禁術」のため「行使できるが使用していない」状態。
 しかし、冥術に関してはニコル・ダルザスも行使することが可能なため、抑止力的な立場ではある。


●「円卓」崩壊事件後

「あの場に居て、リナの……あの娘の大切な人を守れなくて、何が“世界最高の魔術師”よ……聞いて呆れるわ」
「アタシって……なんなんだろうな」

 現在は日本とイタリアを行ったり来たりしている。

 日本滞在中はファセリナ、ディートリンデ、アリーシャと共に暮らしており、偽名としてファセリナのファミリーネームをもじった上に、実際に姉妹を装い「織部杏(おりべあんず)」と名乗っており、4人の長姉という扱いで近所には紹介されている。
 ちなみに、行く当てのなかったアリーシャを迎えいれたのも、アンジェラである。



●戦闘スタイル

 研究者なので直接戦闘は非常に好まないが、当然のごとく「世界最高の魔術師」であるため恐ろしく強い。
 そりゃ街の一つや二つ簡単に吹っ飛ばせますよ。ええ。
 しかし、人間相手ならば大魔術を発動させるよりは、搦め手系、トラップ系の魔術で相手を好む。そのため、多くが初見殺しに近い。
 解決法がある(ないかもしれない)がパズルすぎる術式で時間を稼いだり、相手の戦意を失わせることが主。
 もちろん、戦闘不能にはさせるが、なるべく殺害はしないようにしている(現在はよほどでない限り殺害を拒んでいる)。


●「円卓」分裂後

「今のアタシがいるのは二人のおかげだけど……アタシは、どう二人に贖罪していけば……」
「アタシでも……自分が作ったリナの呪縛をどうやれば解けるのか、まったくわからないの……」
「ご近所さんには愛想よくしておかないと、ね」


●C.A.A.C.E.からの逃走

「ふふ、一瞬にして真っ逆さま。“自分の”希望が打ち砕かれたときの表情、実にケッサクよ。ホント……傑作だわ。本当に、ね……」
「貴女たちにアタシの何がわかるっていうの。本当に、どうしてこうなったのよ……アタシが、アタシだけがッ!」

 しかし、彼女がV.A.M.P.S.を開発し、全ての検証が終わった後に事件は起きた。
 そのあまりにも強大な発明した存在を危険視し、C.A.A.C.E.が彼女を抹殺しようとしたのである。
 彼女を「虚像の狂人」として祭り上げ、存在を殺そうと。
 たとえ世界最高の魔術師と言えども、組織の力に勝てるわけがない。
 そして、最初に対峙したのは、他ならぬファセリナとディートリンデ。
 だが、アンジェラは失意の表情を見せつつもファセリナの右目の傷跡に石を強引に埋め込み、転移魔術によって逃走した。

 逃走してからの彼女は各地を転々とする。
 無限回廊の結界(普通の人はアンジェラのいる場所にたどり着けないように張られた結界)の中に住み、ときおり街に出ては病人や怪我人の世話などをしていた。
 彼女は名医でもある。白衣を外套代わりによく着ていたのは、街に出たときに住人に「アンジェラ先生が来た」とわかりやすくするための印でもあった。
 次第に街から街へと噂が立って、足がつきかけると、彼女は風のように去っていく。
 元来、彼女は少し狂人めいたところもあったが、茶目っ気の強い他人に優しい人柄だった。
 それを「C.A.A.C.E.」によって歪められ、親友たちとは切り離されるどころか追手として追われる始末。
 さすがの彼女も転々とするたびに精神が疲弊していく。目の下のクマは、彼女が追われつづけ薬によって疑似的な睡眠の効果を得つつも、実際の睡眠を削っている証拠。
 狂いそうになる中、それでも彼女はあてのない研究を続けていった。それが何に役に立つのかもわからないまま。
 協会による「狂気的な実験」のほとんどは「作られた姿」。しかし、だからと言って淫魔などを研究していなかったわけではない。痕跡が残っていたのは事実である。
 それは「誰かを助けるための研究」であることは、当然知られることはなかった。
 そして、その無限回廊の結界を破れるのが――当時のC.A.A.C.E.の戦力ではファセリナとディートリンデに限られていたのである。
「死にたくない」そう思ってまで、親友に傷を負わせて逃走したが――彼女は、終わりを迎えたかったのかもしれない。

 切り札と呼べる手段は数多く持っているが、手札の中身を知られていると不利になるため、即座に逃げるための高速転移魔術を修得している。
 これにはあえて魔導書の1ページをを使う場合もあれば、詠唱放棄で行う場合もある(その差はよく解っていない)。
最終更新:2026年06月27日 19:32