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マリア・ナイトレーヴェン

●ファフナー戦敗北後

「当然のことができなかった。当然のことに気づけなかった」
「無理よ。私のせいで、私のせいで貴女たちに傷を負わせたんだから……」
「結果に縛られた私に価値があるというの? あるのなら、私は――」

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基本情報

氏名 マリア・"ブラッディマリー"・ナイトレーヴェン(Maria "Bloodymary" Nightraven)
性別 女性
年齢 不詳
身長・体重 170cm/57kg
戦闘スタイル 銃撃
能力 戦闘技能:A 精神力:D 作戦立案:B アーツ:B
ライセンス Aクラス(C.A.A.C.E.)
席次 16:The Tower(塔)
得意/好き 酒(カクテル)、甘いお菓子
苦手 人付き合い、ブリテン料理
イラストレーター 葵 束/Ver.2.0:影柄空昇
一人称
●略歴

 翳りを帯びる狙撃者。

 愛称は「マリー」。かつては「ブラッディマリー」という名前で仕事をしていた時代もあった。
 王国初の対魔組織の創立時の「レイヴンズ7」の一人であり、保護された際に組織にちなんだ「ナイトレーヴェン」という姓を名乗ることとなる。

「円卓」崩壊事件でブリテンが介入する際に移籍してから、どちらかというと本国からの監視役、スパイ的なポジションであったものの、本国とのトラブルや、最前線での任務での達成などから心理状態などが色々変わっていく。そして、レイヴンズ・ネストから除籍されたことで、完全にC.A.A.C.E.に移籍となった。
 C.A.A.C.E.組織内部署の特務機関「S.W.E.E.P.」にも所属しており、ファセリナ・オルブライトダルジィ=ブロンウィンらと共に任務を行っている。これにはアイリス・H・バルカも深く関与しており、「S.W.E.E.P.」の組織意義はだいぶ重い。

 席次は「16:The Tower(塔)」
(正位置:破壊、記憶喪失、トラウマ、自己破壊/逆位置:緊迫、必要悪、誤解、屈辱
 くしくも「塔」の破滅はファフナーらにではなく、対峙した彼女自身に襲い掛かった。

 C.A.A.C.E.の一部の研究者と At.Elixir社の一部の研究者による人体実験によって年齢が解らないほど心身が弄られてぐちゃぐちゃにされ、記憶も外見年齢も何もかもが狂ってしまった過去を持ち、外見こそ普通の人間だが中身はいくつもの魔物や魔獣の要素が埋め込まれてしまった合成人間と呼ぶに相応しい状態(だからって誰かさんみたいに触手が出るわけではないが)。
 ユーリ・オルブライトに近い状態で治癒魔術を行使するのにも問題がある身体であるため、ファフナー戦の後はしばらく入院生活。
 また、同戦での魔力放出が負荷の限度を超えたことと、自分のミスのために多くの人間(兵団がかなり巻き込まれた)が命を落としたことなどで精神的に病んだ部分を大きく遺すこととなった。
 悔恨の結果、髪の多くは黒く染まり感情の起伏が薄くなってしまう。

 失ったものはあまりにも多すぎたが、それでも彼女は同じ戦いで深手を負った誰かさんの口車に乗って「円卓」にエクソシストとして復帰。
 また、新しい鎧装は本人の髪色に合うようにとガブリエラが余計な配慮をしてカラーリングを合わせ、両肩背部にあった光学迷彩関連装備を大幅改修。
 若干の大型化した代わりに中近距離での激しい銃撃戦を前提とした低空ホバー滑走できる機能を強化し、マリアの安全と戦術性を向上させた。さらに下部に補助アーム機能があり後述の専用装備「ファンタズマ」で手がふさがっている状態でもハンドガン/ハンドキャノンを扱え、多くの面でマリア自身をサポート可能に。
 新型装備と共に、マリアは再び戦場へと向かう。

●装備武器

PCVN-016MRG「ファンタズマ(Phantasma)」
 専用大型ライフルPCVN-016X「エグゼキューター(Executor)」が完全に破壊されたため、新規に用意された専用ライフルは移動効率や対空狙撃効率を上昇させた魔導式レールガン搭載の長距離ライフル。
 魔導式ではあるがレールガンに変更されたのはマリア自身への負荷を減らすため。
 可変式魔力付与装置の搭載タイプは「N.E.X.U.S.」タイプ
 レールガンになったため、弾丸は実弾のみだが弾速などは魔力弾射出の際とほぼ変わらない速度を実現。
 形状もプルパップ式で狙撃時に肩に当てて狙撃することを前提としており、匍匐姿勢による狙撃を可能な限り回避(できないわけではない)。
 通常はバレルを縮小し右肩の後ろにマウントして移動などを行う。

SF-56M
 S.S.F.A.社が生産している魔力出力タイプの可変式の近距離・中距離に対応するハンドガン兼ハンドキャノン。
 物品自体は量産型の物だが性能としてみればかなりの高級品。
 カラーリングはやっぱりガブリエラ・メリクリウスが要らない気を回してマリアの髪色や鎧装と統一されている。

●戦闘スタイル

 戦闘ポジションは高精度のレールガンによる遠距離狙撃、中距離射撃による支援攻撃。
 基本は狙撃手である以上、ある程度の中近距離範囲内になった際は戦闘態勢を変更する必要が出てくる。これへの対処の遅れが原因でファフナーに襲撃され甚大な被害をもたらすことになった。
 中近距離は以前と同じくハンドガン/ハンドキャノンを用いるが、「ファンタズマ」を右腕に持った状態でもサブアームによって使用することができ、機動性の確保も相まって以前よりもはるかに戦術の幅が広がった。
 本人がハンドガンを用いた格闘なども行うこともほぼなくなり、銃口から形成する魔力サーベルの出番はサブアーム活用の際に移り、前述したように戦術の幅が広がったことでマリア自身の思考の余裕ができたことで作戦中のミスは大幅に減少している。
 ハンドガン/ハンドキャノンは量産型のため場合によっては遠慮なく捨てるのは相変わらずであるが、その状況に陥ること自体が大幅に減少。

●ウィアード・アーツ

魔眼:レイヴンズ・アイ(Raven's Eye/鴉の瞳)
分類:アクティヴ(能動)
 人体実験による「魔眼」の力によって得た力。発動させることにより、視界内の相手の体感時間を超短時間(0.1秒が基準)文字通り吹っ飛ばす。
 視界の範疇は「肉眼」であって望遠鏡やスコープなどを通した先に干渉することは可能ではない。
 正確には「知覚をさせない」ことらしいのだが、表現的には「時が飛んだような」感じになるらしい。そのため、視界外の人間からは若干のタイムラグのからくりが解りやすい。その上、飛ばした時間内では攻撃行動を行うことができず、基本的に回避行動や有利な立ち回りをするためだけにしか使えない。理由は飛ばす時間が短すぎるため。
 0.1秒などの細かい数字を刻むことによって、相手に違和感を与えつつも有利な状況を作り出すことができる。
 魔力消費量によって飛ばす時間が延びるが、あっという間に危険閾値まで到達するので、多用する場合は本当に短い時間を呼吸を置いて使うしかない。
 黒髪がほぼ銀髪になるまで魔力を使って用いると、魔力暴走を起こしマリア自身を蝕んでいき多数の鎮静剤を打ち込まなくてはならなくなる。
 ちなみにカラスの目は人より優れ人間が7色を基本とするのに対して14色で物が見えていると言われており、さらにズーム的な能力も非常に高い。
 マリアはこちらの性質を装備と合わせて超長距離狙撃の際に活用しているが、上記の能力の副次的産物であって主要なアーツというわけではない。


●ドラゴン庭園騒乱

「食事はまだ。あれだけの数のパイは胃もたれしそうね、さすがに」
「私は自分について知らない方が良かったことが多いわ。それでも……打ちひしがれている暇はないのよ」
「だから何をしたかと問われれば、私は当たり前のことをしたまでよ。ええ、掃除をしたというだけの話」

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●略歴

 愛称は「マリー」。アイリッシュ・マフィアに飼われていた時代に呼ばれていたのが「ブラッディマリー」。
 王国初の対魔組織の創立時の「レイヴンズ7」の一人であり、それにちなんで保護された際に「ナイトレーヴェン」という姓を名乗ることとなる。
 後述する実験によって、年齢が解らないほど心身が弄られてぐちゃぐちゃにされ外見年齢も何もかもが狂ってしまい、本名も年齢も記憶していない。そのため、戸籍上の登録もこの名前で登記されている。
 彼女が何故どのマフィアに捨てられるだけで済んだのか。何故始末されなかったのか――それは、誰にも彼女を始末するだけの力がなかったからである。
「円卓」崩壊事件の際に、レイヴンズ・ネストC.A.A.C.E.に介入し、ソフィア派所属で「16:The Tower」の席次を得たが、マリアをそこに送り込んだ後、しばらくしてレイヴンズ・ネストからマリアを除籍するということでC.A.A.C.E.に押し付ける状態になった。さすがにこの裏切り行為には美影などとの思い出があったため、かなり堪えた模様。
 また、特務機関「S.W.E.E.P.」の設立によってファセリナ・オルブライトダルジィ=ブロンウィンらと共に実質的なトップを担う。もちろん、これを知っているのは機関内の人間と、ソフィアなどの一部の人間のみである。
「16:The Tower(塔)」
(正位置:破壊、記憶喪失、トラウマ、自己破壊/逆位置:緊迫、必要悪、誤解、屈辱

 過去には心身能力の高さに目を付けられ、C.A.A.C.E.の非公式研究組織(当時の代表である先々代すら関知しえなかった組織)から度重なる実験を受けており、外見こそ普通の人間だが中身はいくつもの魔物や魔獣の要素が埋め込まれてしまった合成人間と呼ぶに相応しい状態。
 とはいえど、拒絶反応らしいものが出ているわけではなく、それでいて現状それらの能力が全て使えるわけでもない(後天的に増える可能性はあるが)。
 その実験の一つで埋め込まれたのが「魔眼」は淫魔から抽出され改造されたもので、何の力を有するかは適合してから出ないと判明しないという代物であった。
 手術で適合していたものの、どのような力なのかという結果が残せなかったとして失敗作扱いされ捨てられたところを、マフィアに拾われ捨てられを繰り返しブリテンがC.A.A.C.E.を離脱した辺りに、裏路地で倒れていたところをロンドン警察に保護されて、「レイヴンズ7」「レイヴンズ・ネスト」に所属していた経緯となっている。
 魔眼により右目は赤眼、左目は碧眼とヘテロクロミア状態であるが、彼女の場合は物が物だけにオッドアイと呼ぶ方が近いのかもしれない。
 これ以外にも身体改造されている部分があるらしく、本人曰く人間というよりは「合成獣(キメラ)」と自嘲することもしばしば。

 ちなみに、レイヴンズ7時代に国内に暗殺任務にきたファセリナとは何度か交戦しており、初邂逅の際に
「お前の目は何十人と殺してきた殺人鬼の目だ」
「テメェが言うかよ、死肉に飢えて堕ちたカラスがよぉ!」
 と罵り合いながら、夜のロンドンの裏路地で殺し合いを繰り広げたことが何度かあったのだが、今は和解。S.W.E.E.P.の任務では息の合った掃除を行っている。
 ちなみにアイリッシュ時代にブレアの父を殺した本人。マリアの生体実験に関わった人間の一人で、C.A.A.C.E.の粛清から逃れて彼女とは別のマフィアに所属していたのだが、偶然にも殺害命令対象になり彼女は本懐を遂げたことになる。その結果、怨恨の糸が絡み合うことになっている。
 親交のあったソフィアの命を断り切れず、専用鎧装を受領。
 見た目こそ大きく変化はないが、初期に拝領した装備からアンジェラガブリエラら「ヘプタグラム」の面々による設計・改修・調整されたプランを、さらに内部構造や強度、威力などが最新型に調整・改良された最新型の特殊可変式魔力付与システム搭載大型ライフルPCVN-016X「エグゼキューター(Executor)」を所持。このライフルは複雑な構造をしており実弾と魔導弾、どちらも使用可能。
 万が一の際に近接戦闘に持ち込まれたときのための魔力刃を生み出せる装置も付属している(もっとも、近中距離用の汎用ライフルも装備しているので滅多に使用しない機能)。
 肩部の鎧装パーツは狙撃時に展開し、光学迷彩機能を発動させる。これは機械的にも魔術的にも行われているために探知が非常に難しい。
 腰部左側の装備により監視装置によってスポッターを必要とせず、ライフルのスコープ右の演算装置と観測機によって射撃補正も搭載されている。
 左膝のアーマーは伏せる狙撃姿勢ではなく立膝をついたときの保護を目的としたプロテクトパーツ、右腿のケースはライフル弾の予備が主に入れられている。

●戦闘スタイル

 戦闘ポジションは高精度の遠距離狙撃、近中距離射撃による支援攻撃。
 だが、基本は狙撃手である以上、ある程度の中近距離範囲内になった際は戦闘態勢を変更する必要が出てくる。
 その際は肩部パーツとスナイパーライフルはパージされ、量産型の中距離用魔術出力ライフルや実弾ハンドガンと格闘術を合わせたスタイルで中近距離戦を行う。
 近距離・中距離用装備は量産型の装備で(鎧装に合うように形状改修されているがスペックはそのまま。近接戦闘などで破損を繰り返すためマリア側の要望)の実弾ハンドガンや魔力出力中距離ライフルを用いつつの格闘になるため、遠慮なく武器を壊したり捨てたりして戦う模様。
 銃と格闘を同時に行う戦闘スタイルはかなり特殊であり、知性のある魔物からすれば対処が非常に難しい。
 中距離用ライフルは接近戦においては、バレルを下げたままガードや殴るための役割や展開して銃口から魔術出力サーベルとして形状固定をすることができ、相手の意表をついた近接武器としてそのまま用いる。
 この辺りはマリア本人の魔力コントロールによるもののため、他人がそれを真似できるかは定かではない。
 また、後述するウィアード・アーツによって肉眼範囲における「知覚」をずらすことで優位な立ち回りを取って戦うこともあるが、使用するたびに大きな負荷が彼女自身に返ってくるため、多用することはできない。

●ウィアード・アーツ

魔眼:レイヴンズ・アイ(Raven's Eye/鴉の瞳)
 分類:アクティヴ(能動)
 人体実験による「魔眼」の力によって得た力。発動させることにより、視界内の相手の体感時間を超短時間(0.1秒が基準)文字通り吹っ飛ばす。
 ただし、視界の範疇は「肉眼」であって望遠鏡やスコープなどを通した先に干渉することは可能ではない。
 正確には「知覚をさせない」ことらしいのだが、表現的には「時が飛んだような」感じになるらしい。そのため、視界外の人間からは若干のタイムラグのからくりが解りやすい。
 その上、飛ばした時間内では攻撃行動を行うことができず、基本的に回避行動や有利な立ち回りをするためだけにしか使えない。理由は飛ばす時間が短すぎるため。
 0.1秒などの細かい数字を刻むことによって、相手に違和感を与えつつも有利な状況を作り出すことができる。
 魔力消費量によって飛ばす時間が延びるが、あっという間に危険閾値まで到達するので、多用する場合は本当に短い時間を呼吸を置いて使うしかない。
 髪が完全に銀髪になるまで魔力を使って用いると、魔力暴走を起こしマリア自身を蝕んでいき多数の鎮静剤を打ち込まなくてはならなくなる。
 ちなみにカラスの目は人より優れ人間が7色を基本とするのに対して14色で物が見えていると言われており、さらにズーム的な能力も非常に高い。
 マリアはこちらの性質を装備と合わせて超長距離狙撃の際に活用しているが、上記の能力の副次的産物であって主要なアーツというわけではない。


●「円卓」就任

「私はソフィに興味があるからここに戻ってきただけ。でなければ、私の身体をこんなにした場所なんてまっぴらごめんよ」
「リナ……いや、ファセリナ。貴女との因縁もここまで深いと笑っちゃうわね」

 外部から監視をするための目的で、オブザーバーとして「円卓」に枠をねじ込み、ロンドン塔に引っ掛けてあえて「16:塔」の席次をブリテンが得る。
 そこで選ばれたのが他でもないC.A.A.C.E.に因縁だらけのマリアだった。
 かつては同胞、もしくはそれ以下の立場であったが、今度は逆に対等以上の関係を得たことになる。

 普段はロンドンに居てオンライン参加が多かったが、親交のあるソフィア・E・キサナドゥが今の状況をどう導くのかが気になり、最近は有事対応も兼ねてジェノヴァに滞在する期間の方が長くなっている(なお、後述する理由で仲が悪いファセリナ・オルブライトとしょっちゅうチャンチャンバラバラしてるを色々な人が目撃している。仲が良いのか悪いのか?)。
最終更新:2026年06月27日 19:53