遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS(ゆうぎおう ざ だーく さいど おぶ でぃめんしょんず)
2016年4月23日より上映されたアニメ映画作品。
遊戯王生誕20周年記念作品でもあり、漫画遊戯王の最終回から半年後を描いたアフターストーリー。
原作者である和希自らが脚本を担当していることが、本作の特徴の一つといえるだろう。
遊戯王生誕20周年記念作品でもあり、漫画遊戯王の最終回から半年後を描いたアフターストーリー。
原作者である和希自らが脚本を担当していることが、本作の特徴の一つといえるだろう。
以上二つがあげられる。
尤も、これらの差異が劇中で大きくクローズアップされるわけでもなければ(*2)(*3)、これ以外に目立った差異要素がほぼ登場しない(*4)ことに加えて、
再集結したDMメインキャストやスタッフ、劇伴やSE等の音声、一部劇中アイテムのデザイン等といったDMの要素も数多く登場するため、
原作未読のDM視聴者でも十二分に楽しめる内容となっている。
尤も、これらの差異が劇中で大きくクローズアップされるわけでもなければ(*2)(*3)、これ以外に目立った差異要素がほぼ登場しない(*4)ことに加えて、
再集結したDMメインキャストやスタッフ、劇伴やSE等の音声、一部劇中アイテムのデザイン等といったDMの要素も数多く登場するため、
原作未読のDM視聴者でも十二分に楽しめる内容となっている。
ただし、上記でも述べられている通り、海馬が戦いの儀を観戦していない原作の続編であるため、海馬が戦いの儀を観戦していたアニメDM及びその後の時系列のGX、5D's、ZEXALの世界とは全く関係がないことは留意したい。
さらに、原作及び本劇場版を指すパンフレットでは「宇宙は1枚のカードから生まれていない」と明記されたことから、宇宙が1枚のカードから生まれたのはアニメDM及びその後の時系列のGX、5D's、ZEXALの世界だけである。
さらに、原作及び本劇場版を指すパンフレットでは「宇宙は1枚のカードから生まれていない」と明記されたことから、宇宙が1枚のカードから生まれたのはアニメDM及びその後の時系列のGX、5D's、ZEXALの世界だけである。
また「M&W(マジック・アンド・ウィザーズ)」というカードゲームの名前は劇中では「魔術の札」とぼかされているほか、
「生け贄」「リリース」「アドバンス召喚」などの原作・DMの後に変更・追加された一部デュエル用語に関しては劇中セリフおよびカードテキストでは「破壊」などの別の言葉に置き換えられているか省略されている(*5)。
「生け贄」「リリース」「アドバンス召喚」などの原作・DMの後に変更・追加された一部デュエル用語に関しては劇中セリフおよびカードテキストでは「破壊」などの別の言葉に置き換えられているか省略されている(*5)。
上映前には大規模なタイアップ企画が様々に行われている
テレビシリーズの本放送及び再放送枠では特集も放送され、更にジャンプにて2週にわたり読みきりも掲載された。
前売り券購入特典は新規イラストが描かれた《青眼の亜白龍》のカードと限定クリアファイル。
劇場では入場者特典として限定特典カードも配布された。
一週ごとに特典カードが変わる仕様で、順に《破壊竜ガンドラX》→《暗黒騎士ガイアロード》→《レモン・マジシャン・ガール》→《守護神官マハード》が配布された。
テレビシリーズの本放送及び再放送枠では特集も放送され、更にジャンプにて2週にわたり読みきりも掲載された。
前売り券購入特典は新規イラストが描かれた《青眼の亜白龍》のカードと限定クリアファイル。
劇場では入場者特典として限定特典カードも配布された。
一週ごとに特典カードが変わる仕様で、順に《破壊竜ガンドラX》→《暗黒騎士ガイアロード》→《レモン・マジシャン・ガール》→《守護神官マハード》が配布された。
あらすじ(公式サイトより抜粋)
千年パズルを完成させたことにより、《闇遊戯》という、もう1人の人格を呼び覚ました武藤遊戯。
海馬コーポレーションの社長にして決闘者の頂点に君臨する海馬瀬人や、
仲間たちと数々の死闘を繰り広げたが、過去との因縁により、
もう1人の自分との闘いを余儀なくされ、遊戯と闇遊戯はついに決別し、別々の道へ旅立つこととなった。
そうして、闇遊戯との最後の決闘を終えて、日常を取り戻したかに見えた遊戯たち。
その前に現れた謎の少年《藍神》。
そして、世界中で次々と起こる謎の失踪事件。
ただひたすら千年パズルを捜し求める海馬。
すべてのピースが合わさるとき、再び決闘の幕が切って落とされる!
海馬コーポレーションの社長にして決闘者の頂点に君臨する海馬瀬人や、
仲間たちと数々の死闘を繰り広げたが、過去との因縁により、
もう1人の自分との闘いを余儀なくされ、遊戯と闇遊戯はついに決別し、別々の道へ旅立つこととなった。
そうして、闇遊戯との最後の決闘を終えて、日常を取り戻したかに見えた遊戯たち。
その前に現れた謎の少年《藍神》。
そして、世界中で次々と起こる謎の失踪事件。
ただひたすら千年パズルを捜し求める海馬。
すべてのピースが合わさるとき、再び決闘の幕が切って落とされる!
登場人物
武藤遊戯
本作の主人公。高校卒業が控えており、ゲームクリエイターを志している事を明かしている。
トレードマークの一つだった千年パズルは既に封印されているため身に付けていない。
が、彼もまた千年パズルを巡る大騒動へと誘われる事となる。
トレードマークの一つだった千年パズルは既に封印されているため身に付けていない。
が、彼もまた千年パズルを巡る大騒動へと誘われる事となる。
海馬瀬人
本作のもう一人の主人公、遊戯のライバル。自身が見届けぬまま冥界へと去った闇遊戯と再び相見えるため、様々な計画を実行している。
原作及びDMでは特徴的だった高笑いだが、今作では皆無と言っても過言ではない(新型デュエルディスクのCMと城之内の妄想のみ)。
しかしそのぶっ飛んだ思考・行動にはかなり拍車がかかっている。
原作及びDMでは特徴的だった高笑いだが、今作では皆無と言っても過言ではない(新型デュエルディスクのCMと城之内の妄想のみ)。
しかしそのぶっ飛んだ思考・行動にはかなり拍車がかかっている。
異なる世界のアニメDMの海馬は、ファラオの記憶の中でゾークと戦ったり、自分と瓜二つの神官セトがブルーアイズを使役していたことから自らがブルーアイズを愛すルーツを目撃しており、さらに戦いの儀を観戦した他、地球が人類を試すために生んだオレイカルコスの力や名もなき竜(クリティウス)の力に触れているなど、戦いの儀以前に既にオカルトにどっぷりと浸かっていた。
戦いの儀を見届けたことでアテムへの未練はまったくなく、アニメDMの次回作たるGXでは、ドーマ編の影響からかデュエルモンスターズの精霊の謎を解明するためにデュエルアカデミアを創設し、宇宙のエネルギーをカードに宿す企画などやはりオカルト要素満載の行動をしている。
戦いの儀を見届けたことでアテムへの未練はまったくなく、アニメDMの次回作たるGXでは、ドーマ編の影響からかデュエルモンスターズの精霊の謎を解明するためにデュエルアカデミアを創設し、宇宙のエネルギーをカードに宿す企画などやはりオカルト要素満載の行動をしている。
だが原作の世界及び本作では戦いの儀を見ることはなくオカルトをほぼ否定する姿勢を保ち続けていたが、アテムとの決戦という未練は強く残り続けている。
しかし最終的には自らの精神を冥府へ転送するという行為に至っているため、海馬という存在がオカルト要素に自ら身を投じるようになるということは原作・アニメのどちらの存在でも必然だったといえる。
しかし最終的には自らの精神を冥府へ転送するという行為に至っているため、海馬という存在がオカルト要素に自ら身を投じるようになるということは原作・アニメのどちらの存在でも必然だったといえる。
藍神
本作オリジナルキャラクター。遊戯たちと同じクラスだが影が薄く、あまり存在を知られていない。
主なスタッフ
下記スタッフの他にも原憲一、丸山修二、つなきあきといったスタッフがパート毎の作画監督として参加している。
それ以外にも原画で高橋和徳、羽山淳一など歴代遊戯王に携わったアニメーターが多数関わっており、同窓会的な一面も強くなっている。
それ以外にも原画で高橋和徳、羽山淳一など歴代遊戯王に携わったアニメーターが多数関わっており、同窓会的な一面も強くなっている。
原作・キャラクターデザイン・製作総指揮:高橋和希
監督:桑原智
脚本:高橋和希、桑原智、彦久保雅博
絵コンテ:高橋和希、桑原智
演出:茉田哲明、牧野吉高、武藤公春
キャラクターデザイン・総作画監督:加々美高浩
総作画監督補:横田明美
音楽:池頼広、光宗信吉、中村和宏
編曲:蓑部雄崇、福田康文
アニメーション制作:ぎゃろっぷ
監督:桑原智
脚本:高橋和希、桑原智、彦久保雅博
絵コンテ:高橋和希、桑原智
演出:茉田哲明、牧野吉高、武藤公春
キャラクターデザイン・総作画監督:加々美高浩
総作画監督補:横田明美
音楽:池頼広、光宗信吉、中村和宏
編曲:蓑部雄崇、福田康文
アニメーション制作:ぎゃろっぷ
サウンドトラック
2016年5月11日に発売。池頼広と中村和宏による今作オリジナル楽曲の他、過去に使用されたBGMのアレンジ版も収録されている。
テレビアニメのサウンドトラックと違い、こちらは『SOUND DUEL』の名称は用いられていない。
テレビアニメのサウンドトラックと違い、こちらは『SOUND DUEL』の名称は用いられていない。
曲目リスト
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ちなみに、ラストを飾るBGM「TRIBE」だが当初は「神官セト」という曲名だった。
何か事情があったのか後に「TRIBE(部族、集団などの意)」と改名させられている(*6)。
何か事情があったのか後に「TRIBE(部族、集団などの意)」と改名させられている(*6)。