地砕き - 遊戯王＠2ch辞典

地砕き（じくだき）

地砕きは遊戯王OCGに登場する魔法カード。アニメで遊戯が使っていた《地割れ》も併せて似た使われ方をする事もある。

テキスト

通常魔法
相手フィールド上に表側表示で存在する守備力が一番高いモンスター１体を破壊する。

罠カードのようなタイムラグも、上級モンスターのようなリリースコストもなく、ほぼ確実に相手モンスター1体を破壊することができる。
一見その短いテキストから効果が地味な気がするが、せっかく苦労して召喚したパワーモンスターをたった1枚で葬れるため、破壊力は見た目以上に絶大。
さらに破壊したいモンスターをチェーン処理で手札に戻されたりしても、他に表側表示モンスターがいれば効果が自動的に飛んでいくため、相手の妨害を受けにくい。
この特性上モンスターを絶やしにくい【除去ガジェット】等ではフル投入した結果《地割れ》と共に制限カードに指定されてしまった。
一方《地砕き》の影響を受けない「ホルスの黒炎竜」等は《地砕き》らが制限カードに指定されてからも魔法耐性が高く評価された。

現在はシンクロやエクシーズ等の影響でモンスターの大量展開が容易となったため、全体的にデュエル全体のスピードが上昇。
このカードの上位互換となるブラックホールやサンダーボルトが制限解除となり、さらにそれらのカードすら採用されないことが多い現在の環境ではもはや地砕きにお呼びがかかることはまずなくなった。

本スレでは、妙な流れになった際「この流れに地砕き！」等と使用される場合がある。

「はいはい地砕き地砕き」

地砕きにまつわる最も有名なネタは、VジャンプのOCG記事「遊戯王国」中におけるカリスマデュエリストたちの模擬ゲームで、シロノスが召喚した《古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム)》に対し千丈目が「はいはい地砕き地砕き」という台詞と共に《地砕き》を使用した場面であろう。
結果《古代の機械巨人》はあえなく破壊されシロノス涙目、という展開であった。
これは当時まだ上述の【除去ガジェット】が全盛期の活躍を見せており、「切り札モンスターがこのカード１枚で簡単に破壊される」という当時の環境の抱えていた問題を皮肉った表現である(*1)。
ちなみに、そのページの写真は《地砕き》ではなく《地割れ》がフィールドに出ていた。ＶＪだから仕方ない。
更にその後、デュアルの紹介の際には、千丈目が召喚した再度召喚待ちの《ヘルカイザー・ドラゴン》を、三十代が返しのターン《地砕き》した。
2007年9月の制限改訂については三十代が「もう“ハイハイ地砕き、地砕き”ってことも減るね！」と評価したが、
2010年3月の制限改訂では無制限カードに返り咲いた。
すでにこの頃OCGでは破壊を無効にする《スターダスト・ドラゴン》や大量展開で《地砕き》が追いつかないBF(ブラックフェザー)が暴れまわっていたため、
制限解除自体は喜ばれたが、かつてほどの脅威はなくなっていた。
デュエルディスク遊星verの紹介においてもこのネタを意識したのか、龍可の「ハイハイ、私のターンね。地砕きで《パワー・ツール・ドラゴン》破壊よ。」という台詞がある(*2)。