登録日:2023/09/06 Wed 05:41:24
更新日:2024/04/23 Tue 04:01:44
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火を点けろ、燃え残った全てに
『
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』とは、2023年8月25日発売の家庭用ゲームソフト。
対応機種はコンシューマ機では
PlayStation4、
PlayStation5、Xbox One、Xbox Seriese X|S、加えてシリーズで初めてPC版が
Steamで展開されている。
【概要】
2022年12月9日に開催された"The Game Awards 2022"で
突然発表され、
『ARMORED CORE VERDICT DAY(ACVD)』以来10年ぶりのシリーズ新作として全世界のレイヴン・リンクス・ミグラントが狂喜乱舞した。
社内では2017〜2018年頃から企画が動き出し、『
ELDEN RING』と並行して開発されていた様子。
発表後、前日談にあたるプロローグムービーがYouTubeで公開され、ウォルターや本作の主人公である強化人間621も登場している。
実質的にこれがOPムービーに該当するので、本作ではOPムービーが存在しない。
言い換えると、このプロローグムービーは本編と密接に関わってるのにゲーム側には収録されていないため、必見である。
数量限定特典は「MELANDER C3 G13 特別仕様『TENDERFOOT』」の機体データ。
使用パーツは普通にプレイしても入手可能…だが、チャプター4とかなり後半な上に使いやすいパーツなのでこれが最序盤から使えるのはかなり便利。
限定版のデジタルデラックスエディションではサウンドトラックとアートブック、コレクターズエディションではACナイトフォールのスタチュー、プレミアムコレクターズエディションではガレージジオラマが追加で付属。
【特徴】
ストーリーは星外企業の資源紛争が続く惑星ルビコン3に降り立った独立傭兵・強化人間「C4-621」の活躍を描く。
世界観は過去作と繋がらない独自の世界を描きながらも、
数多くのオマージュが取り入れられている。
ゲームモードはミッション形式で進むメインストーリーを中心として、ACによる1VS1の戦いを繰り広げる
アリーナが戦闘技能検証シミュレータという形で復活した。
オンライン対戦は
Vの反省か1VS1のソロマッチと3VS3のチームデスマッチというシンプルなものが搭載されている。
また傭兵教育プログラムとして各種操作と特徴を学べるトレーニングも用意されている
が例のヘリを倒さないとこの基礎操作トレーニングすらできない。
基本的にはミッション攻略がメインのゲーム性となっており、ミッションの種類も割と豊富。
広いフィールドで敵を殲滅させるミッションだけでなく、PS1時代を彷彿とさせる探索ミッションもかなり多い。
ミッション終了時には弾薬費や修理費を減算されるシステムは相変わらずだが、後述の要素があるためか、本作では
ゲームオーバーの概念がない(ミッション失敗でリトライ不可というものがない)。
機体のアセンブルやカラーリング、オリジナルエンブレム作りといったACデザイン面はこれまで通り自由度が高い。特にエンブレム・デカールは作成に使えるパーツ上限や幅が大きく増え、細かなデザインも作りやすくなった。
難易度
ゲームスピードは概ね『
ARMORED CORE 4(AC4)』と『
ARMORED CORE V(ACV)』の中間という意見が多い。
難易度は雑魚戦で苦戦する事は少ないものの、ボス戦は過去作と異なり序盤のボスから相応の強敵が軒を連ねる。
ボス前に全回復できたりチェックポイントからのリトライといったユーザーフレンドリー要素を搭載していることも含め、
近年のフロムゲーのエッセンスを引き継ぎ、「特徴的なボスを全力で攻略する」部分に力が入れられている。
このゲームから派生する項目も、非ACの大型ボスが真っ先に立てられている。
強敵ACも無くはないが、チャプター最後の大ボスクラスはほぼ全て非AC戦となっている。
概ね、直前又は直後にそのボスに有効な武器の購入が解禁される傾向にあり、ミッション失敗時は購入しているパーツに限られるがアセンをやり直してリトライできる。
チャプター1の
チュートリアルに登場する惑星封鎖機構大型武装ヘリから既に今作特有とも言えるスタッガー取りと近接戦闘の体得を迫られ、特務無人機体バルテウスでは覚えたテクニックを総動員するよう設計されている。
敵からの大ダメージの頻発を補うように、ミッション中好きな時に3回までAPを回復できる
エスト瓶リペアキットが実装。
リペアキットは使用硬直やモーションも無く即時回復のため、回復時の駆け引きなどは不要となっており、実質AP上乗せに近い仕様となっている。
なお、敵ACはプレイヤーのそれと基本的にスペックは同等であり、序盤以外では
敵も同じようにリペアキットが使用可能である。
その回復量も7割×2,3回くらいあり、見かけのAPよりも数倍多く削らないといけないので注意が必要。
逆に言いえば、敵ACはリペアキットで回復する前提となっており、スタッガーから回復する隙を与えず一気に削り切ることで大幅に楽をすることができる。ただし某シリーズではないので、
必中を期して集中し魂を込めるのはプレイヤー自分自身である。
クリアしたミッションはリプレイミッションにより再度挑戦可能。
評価はクリアタイム・撃破報酬獲得量・被弾数・使用弾数によって決定する。このうち前半二つの比重が大きいので、多少被弾してでも手早くクリアするのが基本。
これに当たって、チェックポイントからのリスタートをせずに十分な成績を出せている場合のみ、Sランクが取れるようになっている。
全ミッションをSランクでクリアすることでトロフィー(実績)が獲得できる。
リプレイミッションで得られた報酬はそのまま貰えるので、割と金欠気味な本作では結構役に立つ金策手段だったりする。そして大豊のテスターくんは今日も今日とて新米621に狩られるのだった。
これらユーザーフレンドリーな要素はあるがそこはフロムゲー。単純に簡単になっているわけではなく、序盤のボス(特にバルテウス)が強すぎて序盤で脱落するプレイヤーが多数上ることが各種データから示唆されていた。
それを受けてかアップデートで一部のボスの挙動(火力はそのままなので、行動パターンを見切れなければすぐに撃破されてしまう事に代わりはない)が弱体化し、武器のアッパー調整も相まって難易度が下げられ、同時に序盤に採れる選択肢が増えた。
ACS・スタッガー
本作を象徴するシステム。
ACSは姿勢制御システム(Attitude Control System)の略。
被弾するとAPへのダメージに加えて武器の衝撃力に応じたACS負荷ゲージが溜まり、満タンになるとスタッガーが発生し一定時間行動不能&直撃判定によりダメージが増加するというシステム。
過去作の衝撃システムは『初代AC』から固めという概念から始まり、『ACV』で攻撃を喰らった際の姿勢制御システムエラー中は装甲が8割計算される被弾反動システムがあったが、見ての通り
これらとは全く異なるシステム。
直接ダメージ以外の要素を特定値まで累積させていくという点では『
SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE』の体幹システムが近く、ACで言えばPS2シリーズの熱暴走システムや4系列のプライマルアーマーに硬直要素を加えたものといった感じになる。
ACS負荷ゲージは被弾後の時間経過で回復スピードが加速するため、如何に連続攻撃を当てスタッガーを引き起こし、ACS負荷ゲージを減らさないよう継続的に攻撃を当て続ける立ち回りが重要に。
概ね実弾と近接兵装はダメージと衝撃力のバランスが良く、EN兵装はダメージが高めで衝撃力は控えめ、爆発兵装は衝撃力と衝撃残留が高いという傾向にある。
スナイパー系の武装がなくなった事から、遠距離での削り合いという概念がほぼ無くなり、
如何にして接近し、連続攻撃でACS負荷を与えてスタッガーを発生させ、チャンス時に大ダメージを奪い取るかという積極攻撃重視のシステムでゲームがデザインされている。
この点は設定面にも表れており、本作のACは近接戦闘を重視する存在という記述がゲーム内資料で散見される。
ACだけでなく、固定目標を除く雑魚キャラにまでACSゲージが存在しておりこれによって動きを止めたりシールド防御を引っ剥がしたりと言った戦術が採れる。
アップデートによる武器調整が頻繁に行われているため一概には言えないが、攻略においては「スタッガーを取る」「スタッガー中に効果的にダメージを与える」武器と戦術をかみ合わせることで難易度を大きく下げることができるだろう。
スタッガー中は短時間とは言え全ての機体で脚を止めるので、隙の大きい重火器や近接攻撃を「スタッガー中に叩き込むために持ち込む」という戦略も多く取り入れられている。
割と真剣に、アサルトブーストで突っ込む→機関銃系でバランス崩しつつ牽制→接近したら格闘技で怯ませる→重火器でスタッガーに追いやる→チャージしたバンカーで締め→アサルトブーストで離脱、というスパロボの
アルトアイゼンみたいなコンボも有効圏内だったりする。
ちなみにスタッガーするまでのACS負荷猶予は「姿勢安定性能」というパラメーターで決定される。
頭・コア・脚部に設定されているこの数値の合算で求められ、基本的には体幹が大事なので脚部の比重が非常に高いが頭部やコアの数値も軽視はできない。
スタッガーした後動けるようになるまでの時間も隠しステータスとして存在するが、そちらは機体が軽ければ軽いほど早くなる模様。
ボスはどれだけこれを高めようが一発でスタッガーしてくる重い一撃/コンボを使う傾向がありあまり気にされない場合もあるが、対AC戦(特に対人戦)や多数の敵が出てくるミッションでは目に見えて影響が出てくる。
武装関連
武装は腕武器と肩武器をそれぞれ2種まで装備可能。射撃武器は左右両方あるが、ブレード系とシールド系は左手・左肩専用装備となっているため二刀流やダブルシールドは出来ない。
非常に大きな変更点として腕武器と肩武器の切替が無くなり同じ腕側の腕肩同時射撃が可能となった。左右同時射撃も健在なため、両腕両肩で撃てばダブルトリガーならぬクアドラプルトリガーであり、うまく使えば非常に高い火力を出すことが出来る。
ウェポンハンガーを開放すれば肩武器の代わりに『V』シリーズのような形で肩に予備の手武器を持つことも可能。
肩武器と違い切替操作をしないと使えないが、過去作と違って武器の切り替え時間も1秒弱と速く、慣れれば「両腕射撃でスタッガーさせてから控えていた近接武器に持ち替え重い一撃を与える」といったコンボも狙える。
ブレード系は攻撃判定がかなり大きくなり、更に種類によって追加入力で連続攻撃やチャージで性能変化といった仕様が追加された。代わりに攻撃後に長めのクールタイムが発生するようになり、連続して斬りつけることはできなくなっている。
ブレードホーミングはかなり強めに設定されており、攻撃範囲増加も相俟ってロック範囲内に収めていればほぼ確実に当たる程。ただしチャージ
とっつき等一部の攻撃はあまりホーミングしない。
他にも『
LR』以来久々に火炎放射器が復活していたり、レーザーでもエネルギーでも射突でもない電撃を纏う警棒のようなもの、果てやSEKIROの
爆竹をまんま持ってきたかのような近距離広範囲に多数の爆雷を撒き散らし消し飛ばす爆雷投射器といった、個性豊かな近接装備が登場したりと武器ジャンルは豊富。
シールドに関してもイニシャルガード(IG)という動作が追加された。
所謂「ジャストガード」「弾き」に相当するもので、シールド毎に設定されたIG受付時間内にガードを成功させると通常より被ダメージと被スタッガー蓄積を大幅に軽減させる事が可能。
だからと言って葦名のチャキ狼の如くシールドのオンオフを繰り返すとすぐにオーバーヒートを起こしてしまうので、狙うならしっかりと見極めて行わなければならない。
シールドで受けた攻撃の衝撃は全て残留衝撃の扱いとなるので張りっぱなしにしてるとかえってACS負荷を蓄積しやすくしてしまい、更にはパルス系の攻撃をシールドで受けると通常の倍近くの衝撃を受けてしまう。
パルス系武器は連射性能に優れる物が多く、そのままスタッガーに持っていかれ更にダメージを稼がれてしまう事になってしまったりするので、そうそうある事では無いが相手がパルス持ちだと判断したら迂闊にシールドを構えるのは控えるべし。
また、何も装備していない素手状態だとルビコン神拳またはルビコニアンカラテパンチによる近接攻撃が可能となった。
基本的には弾切れ時の苦し紛れの攻撃だが、意外にも衝撃や直撃補正が優秀なので真面目な攻略で使われることもある。
先行プレイという名の公式の公開処刑をこれで打ち破ったバケモノもいる。
特に前述の通りブレードが左手専用となったので近接縛りをするなら必然的に右手はパンチで戦うことになる。
過去のACにブレード縛りで戦うプレイヤーがいたように、これで戦う事に魅せられた621も存在する。後述のブーストキック、アサルトブースト体当たりと合わせて殴る蹴るの暴行でほとんどのボスを撃破したド変態の存在が確認されている。
一方で近距離・強襲戦を重視したゲーム性に伴う武器のカテゴリ整理により、常連であったスナイパーライフルやチェーンガンといった一部武器種、及び前作ことACVDで復活した武器腕が再び無くなってしまった事や、重要性が上がったが故に近接武器が左腕限定となり二刀流アセンが不可能となった事を残念がるプレイヤーも少なくない。
アップデートで調整されて使い勝手が大きく変わった武器もあるが、ミッションに限定するのであれば総じて選択肢が広がる調整になっているので色々試してみるとよいだろう。
OS強化・コア拡張機能
アリーナを進めることで入手できるOSチップを使用し特殊な機能を解禁する。
Nシリーズのパーツチューニングや4シリーズのFRSメモリに近いが、あちらは限られたポイント内で割り振りをしなければならなかったのに対して今作では全OS項目を最大まで強化する事が可能。
強化の種別は武器の任意パージやクイックターン等の操作コマンドを解禁するSYSTEM UNLOCK、後述のコア拡張機能を解放するCORE EXPANSION、武器種毎のダメージを増加させるATTACK CONTROL、被ダメージ軽減・リペアキットの効果上昇による生存率を向上させるDAMAGE CONTROLの4種類に分けられ、一部はさらにチップを消費することで効果を上昇させることができる。
ポイント振り直しは任意に可能だが、カスタマイズは可逆が基本のACでは珍しくCOAM(お金)の支払いが必要。少額だし本作は資金稼ぎがいつでも可能なので気にするほどでもないが。
1周目ではアリーナを全制覇してもすべての項目を全強化することはできないが、2周目以降に解禁されるANALYSISに登場するACを撃破することで全OSをMAXまで強化できるようになる。
コア拡張機能はACに搭載されるパーツの1つであり、以下の4種類のうち1つを搭載することができる。複数解禁していればリトライ時に変更することもできる。
強化を重ねることでターミナルアーマー以外は複数回の使用が可能になるが、一度使用するとクールタイムが発生し、しばらく使用不可能になるので注意が必要。
なお対戦では強化状況を問わずすべて1回のみ使用可能となっている。
「ACfA」のアレ。機体の周囲にコジマ粒子パルス爆発を発生させ、全方位を攻撃する。
爆風には周囲の敵弾をかき消す効果やパルス防壁への特効もあるが、リーチは比較的狭いため引きつけて使うべし(見た目よりも当たり判定が狭く、更に距離減衰があるため離れるとダメージが減る)。
ACfaと違い独立した機能になっており、OS強化で最大3回まで使用でき使用後のペナルティなどもないため、両腕両肩の枠を使わない5枠目の武器として使っていける。
発動は遅いが、ダメージはもちろん衝撃値も非常に高く、密着状態で直撃すればACS負荷を一気に高められる。
武装構成次第では壁に押し込んだ状態で近距離攻撃→アサルトアーマーというコンボも狙っていける。
また、スタッガー硬直中にキャンセルして使用できるのもポイント。とあるミッションで出てくるACをスタッガーさせたからと近接攻撃したらこれで迎撃された挙句蹴られたりとっつかれたりした621も多いのでは。
ミッションでは群れている雑魚の一括処理やボスのパルス防壁消し・スタッガー取りなど、使いやすい場面が多い。
対人では外した時のリスクが大きいため、基本的には不意打ちかアサルトアーマー/パルスアーマー発動に合わせてのカウンター用。
こちらは「AC4」のプライマルアーマー。機体の周囲にパルス防壁を張り、パルス防壁に攻撃を肩代わりさせる。
パルス防壁を展開中は受けるダメージや衝撃を大幅に(なんと99%近く)軽減するが、耐久力が3,300と高くないため、大火力を2~3発受けると消失する。
特にパルス武器にはパルス防壁への特効があるため、これらを喰らうと一瞬で剥がされてしまう。
また、耐久力は被弾以外にも毎秒10%ずつ消費されるため、無被弾でも10秒経過で自然消失するなど、ダメージの肩代わり効果自体はさほど期待できない。
それよりも使用時にACS負荷をリセットする効果が優秀で、あと少しでスタッガーしてしまうという状況を能動的にリセットができるのが魅力。
ちなみにこちらもスタッガー硬直をキャンセルできるが発動モーションがあるので隙は出る。
ミッションでも対人でも扱いは基本的にACS負荷のリセット用。パルス防壁はどちらかというとおまけ寄りだが、1~2発は被弾を肩代わりしてくれるのでおまけというには十分に強力。
機体を中心とした広範囲にパルス防壁を設置する。
パルス防壁の特徴はパルスアーマーと同様で、味方の攻撃は通してくれ、自分だけでなく友軍扱いの物体全てに対して有効。
耐久力が7,000とAC1機分くらいになっており、耐久力の自然消耗も毎秒4%になっているため結構長持ちする。
一方でACSリセット効果や攻撃能力はないため、純粋にパルス防壁の効果を用いる際に使うことになるが、パルス防壁が機体に追従しない特性上扱いが難しい。
ガチタンだろうとビュンビュン動き回るのが基本の本作のゲーム性を考えると使いどころは限られるが、特定の防衛ミッションでは切り札になりうる。
AC版
くいしばり。APが0になった瞬間自動発動し、AP1で生き残りつつ機体の周囲にパルス防壁を張る。
発動時のACS負荷リセットに加え、パルス防壁がダメージ完全カット、耐久力が20,000でよほど無茶な被弾をしない限りほとんど減らないなど、発動中の性能はパルスアーマーの上位互換といえる。
その一方でパルス防壁の自然消耗が毎秒20%と極端なため、効果時間は無被弾でも5秒。発動タイミングも選べず、1回しか使えないので柔軟性はパルスアーマーに劣る。
また、発動条件の関係上、効果が終わると何を喰らっても(跳弾どころかABの体当たりでも)死ぬため、効果時間中にリペアなり相手を倒すなりしていないとほぼ死亡確定と落差が激しい。
ミッションでは不意の即死予防に効果的。これを付けておくとリペアを使い切る前に大ダメージで即死という事態を避けることができるため、初心者ほど扱いやすい。
対人ではリペアがないため、完全に一発逆転用。高火力機が数秒間の無敵状態を利用して大逆転するために使う。効果終了後もAP1とはいえ生き残るので、ワンチャンスが狙える。
脚部関連
二脚、
逆関節、
四脚、
タンクといつもの面子。
フロートの復活はなかった
前作まで重量別にカテゴリ分けされていた二脚と逆関節は統合され、重量に関係なく同じ特性を持つようになった(一応パーツ設定で「
軽量」「
中量」「
重量」といった表記はある)。
移動性能には総重量が大きく影響するため、プレイヤー間での軽・中・重量機の判定は使用脚部だけではなく、総重量も加味して判断されることが多い。
また、旋回速度というパラメータが撤廃され、全ての脚部でカメラ速度に依存した旋回スピードに統一された。
なのでカメラ速度設定やターゲットアシストを使うと
ガチタンだろうが爆速で相手の方向を向く事ができ、これまでのシリーズで見られた「軽量級機体の超スピードに翻弄されてサイティングすらままならない」事態が本作ではそうそう発生しない。
この関係で本作では重量級の機体の方が対AC戦では強い傾向にあるが、ボスは重量級では避け辛い高火力技を持つ傾向にあるのでその点では軽量級にも高いアドバンテージがある。
レギュレーションver1.03.1ではブースター速度と重量のバランスが調整され、軽量級は軽くすればするほど早く動けるようになり、重量級は重くすればするほどアサルトブースト(後述)の速度が低下する調整が入った。
OSチューニングでの解放が必要なものの、Vシリーズお馴染みの蹴り技ことブーストチャージも「ブーストキック」と名を変えて続投。
今作では脚部ごとの蹴り攻撃力は無くなってしまったが、それでも機体重量による威力とスタッガー値補正は健在で、両手を射撃武器で固めた重量二脚やタンクなら近付かれた時の切り札になり得るのは変わらず、そして近接戦重視のゲームバランスの追い風も受けて重要な攻撃手段となっている。
相手がスタッガー中にキックを叩き込むとスタッガー回復までの時間を引き伸ばせるので、二脚やタンク等出の早い脚部なら半ばハメ殺しのような状態になることも。
更には脚部ごとにブーストキックを放った際のモーション、当たり判定、威力などもより差別化されている。
一方で脚部ごとのパーツ数はかなり差があり、Ver.1.05現在二脚は16種だが他の脚は3種とかなり少ない。ただし、四脚がVer.1.05で追加された例があるので今後追加されていく可能性はある。
脚部毎の特徴は以下の通り。
- 二脚
- 従来作と大きくは変わらない。パーツ数が他の脚部より多いのでアセンの自由度は高い。
- 姿勢安定性は見た目通り軽量脚部は低く重量脚部は高いというバランス。とはいえ軽量脚部でも極端に低いというわけではなく、平均を少し下回る程度。
- 「ACLR」以来となる「小ジャンプ移動」が有力なテクニックとして復活。相手の予測射撃を逸らしつつEN回復までの時間を稼げる。
- 他の脚部と比較してブースト移動時の切り返しが速い。
- ブーストキックは判定の持続時間が短いが発生の非常に早いローキック。先制の一撃やカウンターなど場を選ばない汎用性が持ち味。
- 逆関節
- 高い跳躍性能を持ち、高低差の激しいマップでの移動や直上を取って攻めるトップアタックが得意。
- また、地上クイックブーストが二脚で言う小ジャンプ移動のようなモーションになっており、相手の予測射撃を逸らしつつ他の脚部よりも移動距離が長い。
- 一方で重量逆関節ですら軽量二脚以下という姿勢安定性がネック。重い一撃を貰うと簡単にスタッガーしてしまう。相手がスタッガーをしっかり意識してくる対人では大きな欠点。
ver1.03.1でアッパー調整はされたがそれでも相対的には多くの軽量二脚並。
- 積載性能や防御能力も最大で中量二脚並と心もとない………というか、重逆と中逆を比べても大差ないので(Ver1.02時点では)重量級逆関節脚部は無いという印象で捉える方が適切か。
- ブーストキックは発動時に一瞬の溜めが入る関係で出がやや遅いものの、発動後の飛距離の伸びが凄まじく他の脚部より基礎威力が若干高い
ライダーキック飛び蹴り。
ver1.03.1でキックの衝撃力が全部ナーフされる中、逆関節だけはナーフされなかったのでキックは逆関節の強い個性となっている。
- 四脚
- 空中でホバリングすることができるようになった。ENを消費はするがかなり長い時間浮いていられる。
- 四本足のおかげで姿勢安定性もガチタンに次ぐ高さ。よほど重い一撃でなければ一発ではスタッガーしない。
- Ver.1.05以前は軽量四脚が存在しないため中量・重量の二種類しかなかった。どちらも性能は申し分なく重二並み或いはそれ以上の耐久能力を持つが、重量がかなり重い上にEN負荷が高いので内装パーツの選定に頭を悩ませる。
- 特にアサルトブーストの推力が大きく下がってしまうのは悩ましい。中途半端なアセンだとタンクに毛が生えた程度の機動力に重二以下の防御力……となりやすくなった。
- Ver.1.05で待望の軽量四脚が追加された。
- キャノンやバズーカを構え(硬直動作)無しで撃てる……が、肩武器は空中でしか適用されない。またタンクと違って微妙に減速する。
- 本作のEN武器は使用時にENを消費しないので、チャージ射撃で脚が止まらない仕様も相まって従来作とは一転してEN武器との相性が良くなった。ただし負荷が高めなのでジェネレーターやコアには注意。
- ブーストキックは足を伸ばし下半身を丸々回転させ、前方180度程の広範囲という判定と長い持続を伴う回転蹴り。範囲と持続の関係上迎撃能力に長け、相手との蹴り合いになっても判定勝ちになることが多いが逆関節とは対照的に飛距離が伸びない。
- 以前は当たり判定の長さも勝てるのはレーザーランスのチャージ攻撃くらいという鬼リーチだったがアップデートで下方修正され、より自分から当てに行くよりは近付いてきた相手を迎え撃つ事に向くようになった。
- タンク
- 従来通り圧倒的な装甲と積載、低い機動力が特徴。ただ、本作ではブースト移動でのゲージ消費がないため、地上での機動力は全然遅くない。
- それどころか軽量タンク脚(通称車椅子)は下手なブースタよりも高い推力を持ち、積載量にもよるが軽二並の超高速で走り回る事が可能。鈍足なのではなく、地走特化の脚部と捉えるのがよいだろう。
- その代わり空中での機動性は壊滅的に低く、特に上昇推力はホバータンクが並みな以外は原則滅茶苦茶低い。この為高所への移動は勿論、ホバータンク以外で空中戦を挑もうものならいい的になってしまう。
ホバータンクだけは空中でブースターをONにすれば落下速度を大幅に下げることができ、ブースター性能も高めになっているため、空中戦がやりやすい。
- 硬直が発生する全ての武器を常時硬直動作無しで使用できるのはタンクだけの特権。
- ミッションではガチタンであろうと鉄壁とは言えない高威力の攻撃を放つボスも多く過信はできないが、それでも硬直なしで高火力武器を叩き込み続ければ硬いボスをダメージレースで打ち負かすことさえ不可能ではない。
- もちろん前述の車椅子もこの仕様だが、ver1.03.1でAPや各種防御力に大幅な下方修正を受けただけでなく重量と速度への影響の計算率変更により、ギリギリまで重積載すると機動力がかなり下がる弱点を抱えてしまった。
お陰でホバタンよりフロートっぽくなったとの声もチラホラ
リニアライフルやレーザーライフルといった比較的軽いチャージ射撃武器や、バズーカなどこれまたそこそこ軽い構え必要武器が新たな相方として浮上している様子。
- 探索・閉所ミッションの多い本作では依頼(と使うタンク)によって向き不向きがモロに変わってくる。広くて遮蔽の少ないフィールドの対戦で猛威を振るう車椅子も、ミッションによってはろくに機能しないことも。
- 独自のアクションとしてクイックブースト時にドリフトが可能。
- ブーストキックは「V」系を彷彿とさせる突進して轢き逃げアタック。機体前面全体が当たり判定であり、攻撃とクイックブーストばりの前方への高速移動を同時に行える。
エネルギー関連
ジェネレータの仕様含めかなり大きな変更が加えられている。コーラルジェネレーターという新種も登場。
詳細は
ジェネレーター(AC)にて。
ブースト関連
通常ブーストはV系と同じくENを消費しない仕様。移動速度はブースターの性能や重量によるのはこれまで通り。
移動面においてブーストOFFにする理由はないのだが、一瞬でも完全に止まるとブーストが強制OFFになる謎の仕様が存在している。
逆に空中落下中に左スティックを傾けると強制的にブースタに点火する仕様であり、V系で可能だった空中でブーストを切っての高速落下をするには、移動入力を止める必要がある。
前述のように四脚のみ空中でホバリング状態への移行が可能。こちらは使用中ENを消費し続ける。
過去作のオーバードブースト・グライドブーストは「アサルトブースト(AB)」に名前を変えて登場。
高速ブーストで相手に近づけるのはこれまで通りだが、AB使用中には武器の衝撃力が増加し、受けるACS負荷を軽減するため多少無理にでも攻めに転じられる。
ENが少しでも残っていれば使用できるので、本作における重要な移動手段となっている。ただし発動の際に無防備な溜め時間が長時間存在するためあまり機動戦の役には立たない。(所謂「引き撃ち」を相手にする場合追い付く前に燃料をほぼ使い切ってしまうため、接近は出来ても攻撃後の離脱ができない)
また、ジェネレータの特性次第だが、回復も割と早いので結構頻繁に使える。パルスアーマーも展開してやると弾幕に対しても安心。
逆関節やホバタンを除き、普通にジャンプしてブースターを吹かすより上を向いてアサルトブースト→EN切れ→回復→アサルトブーストとする方がより早く高く跳べる傾向にある。最初のミッションで教えてほしかった
当初は機体重量を参照しない仕様だったが、前述の通りレギュレーションver1.03.1より重ければ重いほど速度が下がる調整を受けている。
過去作のように前後左右に素早く動けるクイックブーストもあるが、本作では完全に回避専用アクションとなっており使用すると全ての攻撃がキャンセルされてしまう。
クイックブーストはブースターにもよるが0.5~0.8秒の間隔で再使用できるのだが、ブースターごとに設定された「保証重量」を大きく上回ると再使用までの時間が大きく伸びてしまう。
重量機は下手にクイックブーストを連発するよりアサルトブーストを起動したり装甲で耐えた方が結果的にはダメージと消費ENを抑えやすい傾向にある。
逆に軽量機はフレームや内装を厳選するとAC4時代を彷彿とさせるドヒャァドヒャァ機動が可能。
その他変更点
ロック周りの仕様はVに近いが、ターゲットアシストというカメラ操作なしで自動で相手を追尾し続ける操作が追加された。
アシスト状態の追尾性能は非常に高くロック操作なしに簡単に攻撃を当てられるようになる。二次ロックが少し遅くなるという欠点もあるが、それ以上に追尾性能が強烈なため使わないのは縛りプレイとすら言えるほど。
近距離戦の多い今作において非常に重要な操作ながらゲーム中にあまり説明が無く、存在を知らないというプレイヤーが多かったからか公式のTIPSではスタッガーやアセンブルよりも先にタゲアシの説明が記載されている。
またOS開放が必要だが、マニュアルロックという一次ロックすらない完全手動サイティング機能も追加された。ロックしないため敵の情報すら見えないが、エイムさえ合えば二次ロックを待たずに攻撃を当てられ、相手に被ロック情報が行かないというメリットがある。
何にせよ手動エイムでバンバン当てられるイレギュラー向け機能であり、通常の攻略ではまず使われない。
【あらすじ】
辺境惑星・ルビコン3で発見されたコーラルは、画期的なエネルギーと情報導体を兼ねた未知の資源として期待されていた。
しかし、大規模発火現象"アイビスの火"によりルビコンは業火に包まれ、一帯は壊滅的被害により汚染され同時にコーラルも姿を消す。
それから半世紀。
再びコーラルが観測され始め、目を付けた星外企業により資源争奪戦が勃発。
強化人間部隊ヴェスパー有する「アーキバス・コーポレーション」、専属AC部隊
レッドガン有する「ベイラム・インダストリー」、星外企業の抑圧に抵抗する「ルビコン解放戦線」は三つ巴の戦いを繰り広げる。
そんな中、独立傭兵は各勢力から依頼を引き受け、己の目的の為に戦っていた。
ある目的を抱えるハンドラー・ウォルターはルビコンに赴き、強化人間C4-621を降ろし暗躍を開始する。
【登場人物】
主要人物
本作の主人公。初期エンブレムは「白いカラスのシルエット」。レッドガン隊員としてのエンブレムは「レッドガン共通モチーフ+13の数字」。
ウォルターに雇われた独立傭兵であり、第4世代の
強化人間。
いつものように性別や年齢は不明だが、発売前のPVでは
ラッピングかミイラの様に全身にテープを巻かれ、冷凍マグロめいた状態でベッドに固定されているという衝撃的な姿で登場した。
また、
プレイヤーたる主人公のビジュアルが公式から明確に開示されたのはACシリーズ初めての出来事である(これをビジュアルと呼んでいいのかどうかはさておき)。
旧世代強化実験の過程で感情をほとんど失っており、ウォルター曰く「脳を焼かれた独立傭兵」、医者曰く「(AC操縦に必要な)機能以外は死んでいる」とのこと。
そんな有様ゆえ周囲からも人間扱いされておらず、英語字幕では「he(彼)」でも「she(彼女)」でも「they(性別を指定しない人称代名詞)」でもなく「it(これ)」と呼ばれる始末。
作中ではウォルターの支援の下ルビコンに降り立ち、ACの残骸から拝借した登録番号Rb23・識別名「
レイヴン」の名義で活動していく。
劇中では「621」「レイヴン」「戦友」「G13」「ビジター」
「ご友人」「害獣」など、様々な呼び名を持つに至る。
強化人間の技術は既に第10世代まで進んでいるためスペック上はロートルの部類だが、ウォルターとエアの支援を受けて類稀な戦果を発揮。
ラスティやミシガンといった他勢力の実力者からも一目置かれる存在に成長。
エアとの交信や数々のミッションを経て、選択の果てにルビコンの運命を大きく左右する。
ちなみにナンバーの621をすべて足すと9
CV:坂詰貴之
621の
支援者。エンブレムは「沢山の手綱を握る腕」。本作の
オペレーター。
ある目的の為に資源紛争が続くルビコンに降り立ち、強化人間を使い集積コーラル到達を目指す人物。
621の前任者である617を始めとしたナンバー付きも存在したが、本作の前日譚となるストーリートレーラーで任務を果たし散っていった。
ルビコン到達後の621にはアーキバス、ベイラム、ルビコン解放戦線など、勢力を選ばず依頼を斡旋してくれる。
彼を知る者たちからは強化人間を使い潰しているとも揶揄されているが、スネイルの「駄犬」という発言に反発するなどウォルターなりに彼らを気に掛けている場面が度々見受けられる。
ちなみに、数々のミッションを経ても621を使いっ走りにしか登用しない大豊には愛想が尽きたのか、途中から大豊系ミッションが来なくなる。
621が見知らぬ友人を作り変化していく姿を喜んでいる節もあり、621の身を案じる他のメインキャラ達と同様本当は人情味ある性格。
発売前は
自分の目的のために621を利用して裏切るのではと警戒されていたが、実際に明かされたウォルターの優しすぎる内面に心酔していった621達からは「
ごすずん」と慕われている。
「ソシャゲの主人公に心酔するヒロイン達の気持ちが分かった」なんて意見も
「ハンドラー」は犬の調教師という意味があるが、「ウォルター」もまた由来を辿ると「支配すること」と「部隊」という意味の言葉の混合によって生まれた言葉にあるそうな。
その正体は「アイビスの火」の元凶となったコーラルを監視し、致命的な破綻が訪れる前にコーラルを焼却することを目的に生み出された観測者たちの秘密結社「オーバーシアー」の一員。
コーラルには群体の密度に応じた速度で自己増殖を行なう性質が有り、放置すれば増殖速度が指数関数的に増大し、いずれ宇宙全体に広がる汚染となるためその前に焼き払うのが彼に託された使命であった。
集積地点に到達し、そこで待ち構えていたコーラルに関係する危機を防ぐために作成されたC兵器「アイビスシリーズ」の1つ"CEL240"を倒した直後、621がV.II スネイルに奇襲を受けた直後に同じくアーキバスによる奇襲を受けてしまう。
その後、囚われた621に対して音声メッセージで自身の使命を明かし、ジャンク品で作成された脱獄用のACを残して消息を絶つ。
これは ハンドラーとしての指示ではない
俺が死んでいった友人から引き継ぎ お前に託さんとする…ひとつの依頼に過ぎない
621
火を点けろ
燃え残った全てに
彼の遺志に従う「レイヴンの火」ルートでは、コーラルを焼滅させた後に自動再生される音声メッセージという形で彼からのメッセージが聞けるため死亡したものと見られる。
だが…彼の意志に逆らい、「友」であるエアの願いを優先することを選ぶ「ルビコンの解放者」ルートでは…。
…621
そこにいるのは… お前なのか…?
俺は…
621… お前を…
…消さなければならない
Chapter5において「シンダー・カーラ排除」のミッションをクリアし、「ルビコンの解放者」ルートに進んだ場合の最後のミッション「ザイレム撃墜」のラスボスとして登場する。打倒アーキバスの為に燃える解放戦線と戦友との共闘という胸熱展開、募った恨み辛みをスネイルに叩き込む復讐完遂、そしてザイラムという火種を取り除きさぁエンディングと思ったところに容赦ない踵落とし。
エンジンを破壊され、墜落していくザイレム上において技研製ACであるHALを駆り、621と対峙することとなるが、この際の彼は意識が朦朧とした口調な上に、「企業の命令を…友人たちの使命を」と言い直すなどナニカサレタような状態となっている。
「脱出」ミッションにおいて入手できるログやスネイルの口ぶりなどからおそらくアーキバスの手で非人道的な処置によって強化人間にされたうえ、洗脳まで行われていると思われる。
すなわち、621達のウォルターは裏切るのではという発売前の疑念が、想定外かつ最悪の形で的中してしまった瞬間であった。
今まで散々「駄犬」呼ばわりされても全く意に介して無かったのに、スネイルによってウォルターが"再教育された"らしいことが分かると「テメェ何しとんじゃボケェ!?」とブチギレたプレイヤー多数
さらに言えば、ダメージを与えていくと実体無きエアのことが認識してくるようになる。
つまり、強化処置に使われたのは最新世代の技術ではなく、わざわざコーラルを使用しての危険な旧世代技術ということになる。
それでも、「友人」から託された使命に対する自我でそれに抗っている上、戦闘中にも「お前が稼いだ金だ…」「再手術をして…普通の人生を…」と、心の底から621の身を案じていたことを示す言葉を呟き続けており、涙を禁じえない。
人間とコーラルが共存する未来を選んだ621と激戦を繰り広げ、機体が深刻なダメージを受けてもなおコーラルの脅威から人類を守るために621に銃口を向けるが、
621の隣にはエアというかけがえのない友人が居ること、そして同じ友人から託されたもののために戦っていることを知覚したか、あるいは単に機体の限界からか
銃を下ろし、炎上するザイレムとともに散っていく。
悲願こそ成し遂げられなかったものの、その口ぶりはどこか優しく、最後まで621を気遣っていたように思われる。
なお、自らコーラルを焼き尽くすための作戦を実行した身でありながら、今際にコーラルで人生を買い戻すように言っている辺り、621が自分の計画を阻んだことを正しく認識している可能性が高い。にも拘らず、621の行為を咎めることは一切ない。
そもそもの話、カーラに「(たとえ使命から外れることになっても)受ける仕事は621自身に任せるべきだ」と語ったり、集積地点へ向かう直前に621へ「ここから先は俺に…いや、
お前自身の感覚に従え」と告げるなど、
ウォルターは621が自分に付き従うかの最終判断は621自身に任せるつもりだったため、621が裏切ったとしてもそれは「621は自らの感覚に従い、受ける仕事を選んだ」というウォルター自身が望んだ事であったと言える。
こうして最期まで621を案じて散っていったごすずんに心を抉られた621達からは「621の裏切りを咎めてほしかった」「こんな事になるのなら、621を利用して裏切ってくれた方がまだマシだった」と嘆かれている。
また、エアもウォルターの行動を不審に思いつつも、その人間性に対しては内心好感を抱いていたようで、様子のおかしいウォルターの言動には思わず息を呑み、
「やらなければ…あなたが危ない」と不本意ながらも621を生かすために迎撃を指示したものの、洗脳されてなお揺らぐことのない確かな621への情を聞き、またウォルターが自分の存在を感知できるようになった事を察した事もあってか、
「レイヴン…!ウォルター!このままでは!」と621だけでなくウォルターにも墜落するザイレムからの脱出を促しており、
この瞬間は3人揃って生還する可能性に賭けていたと思われる。
そしてそれも叶わず、ウォルターがエアを621の友人だと認めて安堵しながら散ると名前を叫ぶなど、ウォルターがこのような末路を迎えた事には心を痛めていた事がうかがえる。
他ルートのラスボスと異なり、あくまで機体そのものはACの範疇であるため比較的攻略の難易度は低め。
しかしラスボスだけあってコーラルライフルやコーラル発振器、コーラルミサイルの圧倒的火力やコーラルシールドの防御力は非常に脅威的であることは間違いなく、油断しているとあっさり撃墜されてしまうであろう。
なお、このルートをクリアすると、彼が使用していたHAL826シリーズのボディパーツ一式が入手できる。
技研の遺産であるアイビスシリーズの最終機にして唯一の有人機であり、パーツ1つ1つが高負荷高水準を地で行くスペックだが一式揃って実弾防御力がやや平均より低いので、効果的に運用するなら実弾持ちになるべく近寄らない・させない戦いが求められる。
また、各パーツはブースターやコア拡張機能により稼働する素敵ギミック付き。
「賽は投げられた」ルートでも本機を使用していた模様なのだが、HAL826は技研都市に放置されていたか、あるいは元からウォルターの所有機体だったのかについては不明となっている。
あなたには私の交信が届いているのですね
私はルビコニアンのエア
CV:
ファイルーズあい
本作の
オペレーターその2。ウォルターもオペレーター役を務めるのでダブルオペレーターと言える。
コーラルの逆流に巻き込まれた621が交信し認識できるようになった存在。
621の脳波や電子機器への干渉ができるが周囲はその存在を感じ取ることができず、ウォルターには幻聴として処理されている。
他の登場人物はACのエンブレムで表示されるが、彼女(?)は赤い点や波形として姿を見せている。
621を傭兵ライセンス名である「レイヴン」と呼び、集積コーラルへの旅路に同行(?)。
「ルビコニアン」すなわち「ルビコン3の住人」を名乗るが、生身での活動で協力することはできず、資産も持たない。しかしACのオペレートや情報解析に優れ、ミッションサポート全般を担当。
なお、
おそらく趣味はハッキング。それも
特に理由もなくハッキングした挙句、バックドアを作って621がアクセスできるようにするという
倫理観のなさを見せてくる。
それにしても本人も「システム解析や改竄には多少の心得があります」と謙遜しているが、どこでそんな技術を磨いたのだろうか
彼女との交信は機械通信では無いためECM等は一切効果が無く、ウォルターとの通信が途切れるような状況でもサポートできるという通常のオペレーターにはない強みがある。
裏を返せば謎の声に常時監視されていることになる。
登場以降ウォルターと共に621に寄り添い、実体こそ見えないものの強い存在感を発揮。
感情を露わにしないタイプながら621への態度は距離感がかなり近め
その割には妙にこき使うで、色々な事に興味を持つが、ミサイルによる爆発を
綺麗な花火と称してみるなど感性は若干独特。
どこか純朴で、裏切り行為といった敵味方の立場の入れ替わりを上手く理解出来なかったり、あまりにイカれた言動を繰り返す相手に対しては理由が分からぬあまり撹乱工作かもしれないと深読みをしてしまう事も。
オールマインドの口上の物真似をしてみてウケなかったと悟ると恥ずかしそうに謝ったり、ウォルター不在時には私的に任務を依頼し、2人で過ごせる時間を何処か楽しんでいるような発言をするなど、可愛らしい様子も見せている。
アイスワーム撃破任務の際に特効兵器を付け忘れて出撃すると何やってんのこの人とばかりにため息を付かれるが一部の脳を深部まで焼かれた621にはご褒美である
その正体はコーラルの群体に生まれた波形によって形成された
「Cパルス変異波形」。
ざっくりと言い表わせば
コーラルの群体が作り出した疑似人格とでも呼ぶべきもの。
621のみが知覚できる実体なき
ルビコンの住人なのであった。
どっちかというとコーラリアンとでも呼ぶべきではないか。
彼女にとってはコーラルは自身の同胞であり、企業に利用されることで失われる同胞のこと、そして戦いの火種となっていることを嘆いている。
ただし彼女を形作る波形は最大規模の集積コーラルとは別の地点で形成されたコーラルの群体に存在しており、彼女の考えがそのままコーラルの総意というわけではない。
彼女の願いを聞き入れ、人とコーラルの共生の可能性のための道を選ぶ「ルビコンの解放者」ルートでは最後までナビゲートを行ってくれる。
だがしかし、ウォルターの使命である「コーラルが致命的な破綻を引き起こす前に根絶」を遂行する「レイヴンの火」ルートでは…。
…レイヴン
あなたには今も見えているはず
コーラルたちの声が
それでも人とコーラルの可能性に目を向けず…
私たちを根絶しようというのですね
レイヴン
あなたは私が止めます
この惑星を焼かせはしない
こちらのルートでは、最後のミッション「封鎖衛星阻止」のラスボスとして登場する。
企業ですら掌握できていなかった
封鎖機構の衛星砲をその能力で掌握し、コーラル根絶のための切り札であるザイレムを砲撃して大ダメージを与える。
だが、そのまま衛星砲の追撃で葬り去るのではなく、エアは621に
「指定の座標に来てください」と呼びかけた。
それはまるで
告白、ルビコンとコーラルの運命を定めるための決闘の申し出であった。
…今なら分かります
レイヴン あなたこそが…!
「ルビコンの戦火」そのものだったと!
搭乗機は技研の遺産であるアイビスシリーズのひとつ「IB-07: SOL 644」で、目にも止まらぬ速さでの移動で翻弄したり、コーラルの光波を連続で飛ばしたり、
戦闘機のような状態に変形して突撃したり、
コーラルで形成した分身を複数生み出して連携攻撃を行うなどACを遥かに超える性能を有する。
ところがその変形機構が両脚がV字に曲がって翼になり股間が機首になるというとんでもない代物だったため、エアがけっこう仮面扱いされるという被害にあった
なお、
ラスボスであるにもかかわらず本作に登場する機体の中でROBOT魂で立体化される事が最初に発表された。
621達からはエアの立体化として扱われており、意外とマッシブなエアちゃんに驚きの声も上がった。人呼んで「どすこいエアちゃん号」
さすがにラスボスである事やエアが何者かは伏せた上で「エアの駆るアイビスシリーズ」と説明されており、ネタバレは避けている。
なお、キャッチコピーは
「この惑星を焼かせはしない」が採用された。
何も知らないとヒロインがラスボスに立ち向かう決め台詞であるが、実際は主人公の前に立ち塞がるラスボスの台詞である
レイヴン…
それでも… 私は…
人と… コーラル… の…
同胞を守るために621と敵対し、激闘を繰り広げた末に消滅するさなかであっても、最期まで人類とコーラルの共生や621と手を取り合うことを切望しており、
たとえエアが勝ってコーラルを守ったとしても
「私は…あなただけが…」と621を殺害した事に絶望するなど、やや後味が悪い展開となる。
この辺りの621に対する激重感情のせいで
ヤンデレ扱いされたりもするが、621との交信まで誰にも発見されず孤独な身の上であった事も明かしており、
エアにとって621が唯一の拠り所であった事を考えれば、ここまで621に執着したのもやむなしと言ったところであろう。
一方で「賽は投げられた」ルートでは621と共に任務をこなす内に
オールマインドからの介入を何度も受け、やがてはオールマインドからも仕事を受けるようになるが、それと同期するかのように不可解な出来事が周囲で起こり始める。
そんな中でエアはオールマインドの運営する戦闘検証プログラム「アリーナ」、その深部たるインテグレーション・プログラムの中に暗号化された不審なデータの数々を見付け出し、中でも極秘に開発されていた新型機体や、秘匿されていた機体のデータに目を付けた彼女は621にある頼み事を持ち掛ける。
とは言うが、別にオールマインドを不審に感じたからインテグレーション・プログラムにハッキングしたのではなく、明らかにただの興味本位でのハッキングである
レイヴン
プログラムを調べていて気付いたのですが
コーラル技術を用いたACであれば 私でもある程度は動かせるようです
迷惑でなければ… テストに付き合ってもらえますか?
ある程度ってどの口が言うよ
と、その極秘機体の一つ「エコー」のデータをハッキングして使用し、アリーナ上で621と模擬戦を行う。
決してデートのお誘いなどではない
今は無き技研がコーラル技術を用いて開発した無人AC「エフェメラ」(EPHEMERA)がベース。
特徴的なのがそのデザイン。今までのどのシリーズのACにも無かった上位者感溢れる非常に有機的なシルエットの機体であり、白と薄紅のカラーリングも相まってどこか神秘的な感じさえ漂わせる。
装備もコーラルライフルにミサイル、ブレード、更にはコーラルシールドとコーラル尽くし。C兵器には難色を示すのに武装としてのコーラルを使うのはいいのだろうか
アリーナで模擬戦を行う時はエアも初めてのACの操縦とあって動きは然程鋭くないが、コーラル兵装の火力が高い上にシールドのお陰で意外と粘り強い。
油断するとダメージレースで競り負ける事が多いので、こちらも手加減せず付き合ってあげよう。
そうして621とのイチャイチャシーン模擬戦を終えたエア。
その中で彼女はある一つの答えに辿り着いた…辿り着いてしまったと称したほうが良いかもしれない「答え」に。
あなたの真似事をしてみて 気付いたことがあります
人は人と戦うための形をしている
無限の選択と淘汰を繰り返すための形状
それこそが人間の本質であり… 生命進化のカギなのでしょう
オールマインドの目指しているものも その先にあるのかもしれません
身体は闘争を求める
…やがて
オールマインドが企む「コーラルリリース」計画が表面化すると、人とコーラルの可能性を信じるエアはそれに興味を示し、621も周囲から強く難色を示されながらそれでも自らの意志で手を貸し続ける。
が、計画の最終盤に用済みとなった621を抹殺するため、そしてそれによりエアを自らに取り込みコーラルリリースのトリガーとするため、オールマインドは敵対。
アリーナでの検証、及び全陣営の機体情報の統合によって生み出されたエコーと同じ極秘開発機「マインドγ」と取り巻きのマインドα、βを差し向けられる。
…そしてACらの指揮機であるマインドγを操縦していたのはG5イグアス。
彼は621を倒すために己の何もかもを捨て、オールマインドの一部となっていた。
しかしあくまで計画を完遂するための手駒としてイグアスに接するオールマインドと、621を倒すこと以外眼中に無く、オールマインドの干渉を拒絶するイグアス。
互いの関係はまさに、621とエアの鏡写しに他ならなかった。
圧倒的不利の状況下に於いても、エアの願いを叶えんとする621は奮戦し、イグアス達を大破まで追い込む。
しかしオールマインドは更なる一手としてイグアスに新たな機体と、取り巻きの大型機動兵器2機を与え、621は窮地に立たされる。
だが…
…お待たせしました、レイヴン
ようやく…あなたと並んで戦える
私が…あなたをサポートします。レイヴン
アリーナで見せたあの機体、エコーの実機を乗っ取り、エアは621の救援に駆け付ける。
エアと“敵として”戦う「火」ルートの展開を見た後なのもあり、この展開に胸を熱くしたプレイヤーは多い事だろう。
しかし途中で全てが煩わしくなりブチ切れたイグアスが強烈な干渉波を放ったことで、オールマインドだけでなくエアも影響を受け、機体のコントロールに不調を来し、止むを得ず離脱。最後の決着は621一人に委ねられる。
死闘の末イグアス、そしてオールマインドを打倒した621。
621はエアと共に、自分達の意志を以てコーラルを無限の宇宙へと解き放つ。
バスキュラープラントの最上部が吸い込まれるように虚空へ消滅したのち、コーラルは中心が赤黒い巨大な太陽のような形態へ変異する。
そしてそこから放たれる膨大な紅い光は禍々しくも、それでいて何処か美しいものであった。
…コーラルリリースが始まります
美しいと…思いませんか?
エアがそう語り掛ける中で、コーラルの奔流に飲まれ意識を失う621。
…少しして目を覚ますと、既に621とエアの意識を乗せたコーラルはルビコンに、星々に行き渡っていた。
…目覚めたのですね、レイヴン
コーラルは私たちを乗せ…星々に伝播しました
そのルビコンの地表では澄み渡る空の下、打ち捨てられたACにコーラルが宿り、「身体」を得て次々と立ち上がっていく。
それが意味するのは新たな時代か、或いは破滅の到来か…賽は投げられたのだ。
ちなみに、この時プレイヤーの前に表示される機体はプレイヤーが操作していた機体ではない。あの、元々の機体と体はどこに…?
…だから、そう
私たちはもう…いつでも、どこにでもいる
レイヴン
ともに、新たな時代を…
最後にエアからの「あの言葉」を以て、このルートは締めくくられる。
ひょっとしてとんでもない事をしてしまったのでは?と今更後悔した621も多発したとか
傭兵支援システム「オールマインド」へようこそ
レイヴン 貴方の帰還を歓迎します
CV:
潘めぐみ
「全ての傭兵のために」がモットーの傭兵支援システム。プレイヤー間では略してAMと呼ばれることも多い。
アリーナの攻略やバトルログの収集を依頼し、実績に応じてACのパーツや武器を供給。
傭兵から収集したデータを元に、独自にACの研究開発も行っている。
管理はAIが行っているのか、対応は無機質なものである。ここらへんは過去作に登場した
レイヴンズ・ネストのオマージュだろうか。
詳細は
個別項目へ。
ドーザー
※英名ではファーストネームに当たる部分が「“ ”」で括られており、二つ名のような扱いになっている。
ACfaのドーザーとは意味が違い、一重に言えばルビコンの(不法)滞在者の中でも特にルール無用でヒャッハーしてる連中を指す俗称である。
コーラルをキメてトリップしてる奴が多いらしく、オーバードーズ(Overdose)の略でドーザーだそうだ。
ビジター!好き放題やってくれているようだね
私らRaDは来る者拒まないのがモットーだ
CV:下山田綾華
AC// フルコース
好戦的な武器商人「
RaD」の頭目。通称・
灰かぶりのカーラ。エンブレムは「糸を吐く毒蜘蛛」。
二つ名の灰かぶりとはルビコニアンの間で「アイビスの火」を経験した生き残りを意味するが、不相応に若い容姿から周囲のドーザーたちには冗談と受け取られている模様。
詳細は「
RaD」の項目を参照。
ボスはお前とつるんでいると楽しそうだ
これからも相手をしてやってくれ
CV:青山穣
AC// サーカス
カーラの腹心であり、カーラお手製の提案型AI。エンブレムは「ミサイルの弾幕」、または「電線と抵抗器」。ミサイル主体の構成から、サーカスという機体名は
板野サーカスからだろうか?
ルビコンにサーカス団なんて娯楽あるわけないだろうし。もっと面白いものはありそうだが。
おしゃべりの名に反して基本的に聞き役に徹し必要最低限の事しか話さないものの、主人たるカーラを第一に行動し、大小様々な機器を操るなど高度な能力を有し、RaDのドーザーたちに指示を出すこともある模様。
カーラもチャティには思い入れがあり、全幅の信頼を寄せている。
詳細は「
RaD」の項目を参照。
CV:佐々木拓真
AC// マッドスタンプ
RaDに所属するドーザー。エンブレムは「足跡」。
コーラルを抽出したコーラルドラッグで酩酊状態に陥っている酔っ払い。
他者に戦いを挑んでは次の日にはその事実を綺麗さっぱり忘れ、生きている限りは
無敵を名乗り続けているという迷惑者。
詳細は「
RaD」の項目を参照。
なお余談だが、Steamのポイントショップでは何故かデフォルメされたマッドスタンプの絵文字が販売されている。
CV:
安元洋貴
AC// ミルクトゥース
RaDと敵対するドーザー勢力「ジャンカー・コヨーテス」の頭目。エンブレムは「腕を組む不気味なミイラ」。
表向きは
正直者の名の通り紳士的な口調で人当たりも良いが、その実は真っ当な会話が通用せず奇怪な発言を繰り返す虚言癖の持ち主にして人格破綻者。
かつてRaDに所属していた経歴があり、その独特な立ち振る舞いをカーラに面白がられていたが、裏で技術や資金を盗んで逃げたため、カーラからは滅茶苦茶嫌われている。
ゲーム的には出番はそう多くないが、その濃すぎる言動で絶大な存在感を放っている。
詳細は「
RaD」の項目を参照。
ヴェスパー
星外企業勢力のひとつ「アーキバス・グループ」の保有する強化人間部隊。
コールサインのVは「ヴェスパー(vesper)」と読む。
エンブレムは人体の部位などが描かれたやや不気味な意匠の奴が多い。
識別名の多くは歴史上の偉人や芸術家から取られていると思われるが、該当人物が多く現代でも普通に使用されている物も多いため、元ネタの断定は今のところ不明。
CV:加瀬康之
AC// スティールヘイズ
アーキバスの強化人間部隊「ヴェスパー」第4隊長。エンブレムは「マズルガードを嵌められた狼」。
シュナイダーの人材募集プログラムを経由して入隊し、過去作では強者の証明ともいえる霧の名を持つキャラの例にもれず、僅か半年で上位隊長の地位に着いた若手のホープ。本人の申告では第8世代の強化人間とのこと。
壁越えで共闘した621を「戦友」と呼び、その実力を高く評価。上層部が独立傭兵を使い捨てる事を警告し、任務を斡旋したり時に肩を並べて戦う頼れる人物。
ある任務では、約束通り621の助太刀に駆けつけ、崖上の敵機を見上げて対峙するシーンは本作屈指の名場面として名高い。
その余りにもかっこいい人となりは、今日もプレイヤーの女の子な部分をときめかせている
詳細は
個別項目へ。
お前がレイヴンか…
ウォルターの猟犬とやるのは初めてだ、退屈させてくれるなよ
CV:沖野晃司
AC// ロックスミス
ヴェスパー首席隊長。エンブレムは「掲げられた腕」。
「鍵師」なだけあってかその手のひらには一つの鍵が。
アリーナランク1位の
トップランカーであり、「
文句無しに企業陣営最強」と称されるヴェスパーのエース。
アイランド・フォーの動乱では94.7%という凄まじい作戦成功率を叩き出した。
他と比較にならない戦闘能力から調整を重ねた強化人間と見られているが、アリーナのデータでは努力を重ねた
ACを駆ることを愉しむ「ただの人間」と記述されている。
詳細は
個別項目へ。
解放戦線の粗大ゴミを片付けた程度で何を勘違いしたのやら
駄犬の飼い主ごときが厚かましいにも程がある
CV:手塚ヒロミチ
AC// オープンフェイス
企業。ヴェスパー次席隊長。現場の作戦立案や指揮、ヴェスパー全体の管理を担当。エンブレムは「幾層にも連なる割れた顔」。
度重なる再手術を受けた第8世代強化人間であり、首席隊長たるフロイトが一兵士として戦場に赴く
し戦闘狂すぎるため、実質的なリーダーポジションに居る。
非常にプライドが高く、隊員には「閣下」と呼ばれる反面、独立傭兵を「駄犬」と見下し、ルビコニアンを「猿」呼ばわりと不遜な態度を隠さない。
そのため同じヴェスパー部隊員からも若干呆れられている模様。
とはいえ乗機のフレームは純アーキバス、武器・内装もアーキバスや関連企業のパーツで固められており、
競合他社を平然と組み込むフロイトやアーキバス製パーツを使わないラスティあたりに比べると企業に対する忠誠心は見て取れる。
詳細は
個別項目へ。
味気ないレーションを食い、泥水のようなフィーカをすする
うんざりするが…それこそが人間だ
CV:山田浩貴
AC// バレンフラワー
ヴェスパー第3隊長。徒花という機体名通りエンブレムは「花」。ヴェスパー特有の人体モチーフという意味では「眼球」、「卵子に群がる無数の精子」にも見える。
第2世代強化人間だが、ヴェスパーに招聘された際に第9世代の再手術を受けている。
アイランド・フォーの動乱ではエージェントとして活躍し、その経歴から現在も特殊諜報局員としても活動。
気怠げな人物だが、アリーナ12位という中々の実力を持つ。
ヴェスパーの所属機体のほとんどは青〜紫系の機体色で統一されている中、唯一緑のカラーリングの機体を駆っているが…?
上記の「フィーカ」とはいわゆるコーヒーのこと。スウェーデンの言葉で「お茶をする」という意味でも使われる。
1,2周目の本編には一切絡むことはなく、3周目からのルート「賽は投げられた」の終盤ミッションでようやく初登場となる。
そんでもってそこで退場する。
その正体はオールマインドのスパイ。だが、コーラルリリースによる人類の進化よりも現状維持として今を生きることを選び裏切った様子。上記の台詞の通り、碌でも無い今の世界でも彼なりに愛着を抱いていたようだ。ドンマイちゃん、ドンマイ。
裏切りの際、ちゃっかりオールマインド製の頭部パーツを着服している。
アームドベース・オキーフ。
CV:
飛田展男
AC// リコンフィグ
ヴェスパー第5隊長。エンブレムは「ウィトルウィウス的人体図」。
ブリーフィングでは輜重担当とされており、アーキバス部隊の補給活動の責任者と思われる。
第7世代の強化人間だが、第7世代は「コーラルを使わない強化技術」が考案された過渡期にあたり、技術革新までの間に多くの仲間達の死を見続けてきた苦労人。
しかしその彼でさえ「今も良いとは言えないが、犠牲者の多かった自分の世代やそれ以前に比べればよほどマシ」と考えているらしく、第7世代以前の扱いの酷さがうかがえる。
温和で人当たりも良く、ヴェスパー隊長の中では仲間思いな面が見受けられるが、いざ戦闘となると鋭さを見せる歴戦の兵士でもある。
詳細は
個別項目へ
スネイル第二隊長閣下に報告
例のカラスが現れました、増援をお願いします
CV:
Lynn
AC// インフェクション
ヴェスパー第6隊長。エンブレムは「機械仕掛けの蚊」。
この世代以前の強化人間を無価値にしたと言われるほどの技術革新を果たした「ニューエイジ」と呼ばれる第8世代の強化人間。
社命と任務に忠実な真面目な性格の女性で、安定して任務を遂行する。
アリーナランクは25位とヴェスパー隊長たちの中では最も低いが、登場する敵ACの中でも屈指の高機動を生かして上を取りつつパルスガンによるラッシュを叩き込んでくるアリーナ序盤の強敵。
シリーズ恒例のランク詐欺。こいつの一つ上にいるツィイーが変なアセン組んで実際あまりに弱くて愕然とした621も多い
作中資料で彼女らしき人物の姿が不鮮明だが描かれており、どうやら短髪でバイザーを付けているらしい。
あとぴっちりスーツで強調されたお尻がとっても…素敵だ…
アリーナではランクの低さゆえに早い段階で登場するが、ミッションで登場するのは終盤。
僚機を伴ってコーラル集積地点へ進撃、無人MT部隊と交戦している最中に目的を同じくする621と遭遇。
621を恐れてか、2対1という状況ながらもしきりに増援を要求するが、スネイルからの応答は一切無かった。
なぜです… スネ… イル…
不憫なことだ お前を相手にして助けも貰えないとは
なお、「しきりに」というのは口を開けば増援要求と言っても過言ではないレベル。この時点で相当な実績を積み上げている621を警戒するのはウォルターも言う通り正当ではあるが、それにしたって……
というか621が現れる前から既に増援要求してるし。
ちなみに、ビルの上から眺めていると、無人機相手に結構ダメージを受けてる。少し先のヘリアンサス型とやり合ってたら、間違いなくやられているだろう。
前述の通りアリーナで辛酸を嘗めさせられることも多い相手と数的不利で戦わされるという状況から苦戦を予感するプレイヤーの心境と相反する情けなさが奇妙なコントラストを生んでいる。
なお、当のスネイルはその後の動向で分かる通り、621を確実に不意討ちするために彼女と五花海が捨て石になることも織り込み済みで彼女の要請を意図的に無視していた可能性が高い。
見えるぞ…
私の指導を経て優れた兵士になる貴様の姿が!
CV:越後屋コースケ
AC// ガイダンス
ヴェスパー第7隊長。エンブレムは「ロボトミー手術の図解」。
会計責任者を兼任し、組織の資金を動かせる立場。
ヴェスパーのネタ枠担当と言わんばかりの小物ぶりで、
登場ミッションには数々の小ネタが仕込まれている。おあーっ!!
いわゆるパッチの後継者。ただしソウルシリーズでは無くACfAの。スウィンバーンは騙される側なので…
ちなみに、こいつは数あるACの中でも、完全無防備な状況で接近できる唯一の相手。そのため、確殺コンボを容易に叩き込めてしまう。
ホーキンスと同じくコーラルを用いない代替技術が初めて使われた第7世代の強化人間であり、手術自体は無事に成功したものの、
成功保証がない中で手術を受けることへの強い恐怖心や不安感から人格が歪み、猜疑心の強い矮小な人物になってしまったらしい。
…が、夜警の見回りを1人でやって持ち場を離れた部下
ではなく後ろから接近してきた621を見つけたら「襲撃者は自分が相手するから持ち場に戻れ(意訳)」と任務中の一番危険な箇所は自分が受け持ったり、
621が監視部隊に発見された時も発見した部下に「よくやった、処理は自分がやろう」と功績を誉めた上でやはり一番危険な所は自分が担当するなど案外面倒見がいいのでは?と思えるところも。
他にも例の場面であっさり621を信用するなど本当に猜疑心強いのか?と思えるところも。
まぁこれはエアも呆れるほど621の行動がアレだけど
アリーナランクは23位。
CV:下川涼
AC// デュアルネイチャー
ヴェスパー第8隊長。エンブレムは「双子の胎児」。
第10世代にあたる最新の強化人間で、アリーナランクは16位。
アーキバスの傭兵起用担当として独立傭兵への仲介を担当し、V.Ⅴホーキンスの補佐官も兼務する。
いくつかのミッションのブリーフィングをしてくれるほか、ミッション後にメッセージを送ってくることもある。
ミッションにも登場し、その際の仲間との会話を見る限り生真面目で礼儀正しく、最新技術の恩恵か強化人間にありがちな精神面の不安定さは見受けられない。ラスティの声真似をしたりするので案外おふざけもできる模様。しかも上手いし。
しかし時折無思慮な態度を見せるとされており、それは「彼本来の人格によるもの」らしい。
普段の会話からは想像できないが、上昇志向の強い野心家でもあるという二面性の持ち主。
さらにペイターが登場する「ヴェスパー部隊伏撃」において、僚機のホーキンスを先に撃破すると…
馬鹿な…第5隊長殿…!
う…うぅっ…
第5隊長ペイター…
ううっ…悪くない響きだ…!
このように
仲間の死を惜しみ悲しむような発言をした直後、すぐさま自分の昇進が確定したことを喜ぶなど、その言動には異様と言えるほどのチグハグさが見られる。
ここだけだと単なる冷血漢かとも思えるのだが、ホーキンスが死んでいる状態でミッション「脱出」に登場する際は
口調が荒々しくなって621の抹殺に積極的になったり、
ミッション「失踪」で登場する際には
尊敬していたオキーフの死に悲しみ仇討ちに燃える一方で昇進できたことへの喜びは隠さず、挙げ句
安否不明のスネイルが死んでたらもっと昇進できると皮算用を始めるなど喜怒哀楽すべての感情が次々と入れ替わっていく異常事態を披露してくれる。器用である。
さらに、戦闘中は死した上官達の呼び名が「第5隊長/オキーフ長官」から「ホーキンスさん/オキーフさん」、最終的には「ホーキンス/オキーフ」と
呼び捨てに変わっていく。おそらく、
彼の中で対等な存在(もしくは過去の人)に変わってるのだろう。
とはいえ明確に裏切りを働くようなことはなく、ホーキンスやオキーフへの敬意は持ち合わせており、むしろ
仲間の前では調子を合わせているあたり、言ってることはともかくやってることは割とまともだったり。
スネイルにだけホーキンスやオキーフに比べてあからさまに扱いが雑だが、まぁスネイルだし…
またストーリー中で主人公がヴェスパーの隊長たちを討つと、それに伴い本当に昇進する。
チャプター4の選択式ミッションでどれを選んだかで変化し、
- 「レッドガン部隊迎撃」をクリア → ホーキンスは生存しているが、「集積コーラル到達」でメーテルリンクが討たれたことでペイターがV.Ⅵに昇進
- 「ヴェスパー部隊伏撃」をクリア → ホーキンスは死亡するが、ペイターは脱出して生存、V.Ⅴに昇進
- 「ヴェスパー3排除」をクリア → オキーフが討たれたためペイターがV.Ⅲに昇進
という具合。
なお、なぜかV.Ⅶスウィンバーンの生死だけは影響せず、暗殺されていようが再教育センターに送られていようが、ペイターはチャプター4までⅧのままであったりする。
考えられるのは、Ⅶというナンバーが会計担当に付与されるものであるなどだろうか。
メタ的に言えばそもそもここまでの間ペイターは621への仲介窓口しかやっていないのでいきなり昇進されても困る
星外企業勢力のひとつ「ベイラム・グループ」の専属AC部隊。コールサインのGは「ガンズ(guns)」と読み、各コールサインの由来は世界各国の河川から取られている。
傭兵である主人公C4-621はウォルターの仲介により「G13」のコールサインを与えられ、共に戦っ
たかと思えば平気で敵対したりしていく。
各メンバーの詳細は
個別項目へ。
- G1 ミシガン
- G2 ナイル
- G3 五花海
- G4 ヴォルタ
- G5 イグアス
- G6 レッド
- G7 ハークラー
- ケネベック
オールバニー
数学が得意なオオサワ
ポトマック
- 大豊テストパイロット
ルビコン解放戦線
メンバーの名前の由来は5本の指+6
CV:ふくまつ進紗
AC// アストヒク
ルビコン解放戦線の帥父と呼ばれる最高指導者。エンブレムは「天の川と天秤」で、アストヒクはアルメニアの神話における星空を司る女神の事である為、それにちなんだものだろう。
アリーナランク4位と解放戦線最高位の実力者だが表舞台に姿を現さず、「全ては消えゆく余燼」と諦観的に成り果てて完全に気力を失っており、現在はフラットウェルが指導者として解放戦線を率いている。
彼の内心はミッション中に時折取得できる情報ログからある程度推察することができる。
「賽は投げられたルート」に入ると、「無人洋上都市調査」にて本来ルビコプターと交戦するタイミングでルビコプターを瞬殺して登場。
621がコーラルリリースに近づいていることを何らかの方法で知り、それを止めるために現れた模様だが、こちらとしては訳もわからないまま返り討ちにすることとなる。
なお、実際の賽投げルート確定はこのさらに後なので、ドルマヤンを殺して解放者ルートに入る事も可能。
よりにもよってドルマヤンを殺した621の檄文で解放戦線が助太刀を決意してしまう辺りからも現在の解放戦線内でドルマヤンの影響力の薄さを察せられる気がする。
まぁ、本人が無気力ムーブかましまくってたせいだろうけど
情報ログ「随想録」の内容も辿ると若い頃はドーザーとして放蕩三昧の生活を送りながらも、アイビスの火以降は現状を憂い、「人とコーラルとの共生」を願い始める。
ある時、交信していた「セリア」という存在からコーラルリリースを知り、彼も望みが叶うと最初は乗り気であった。
しかし、やがてその実態がルビコンはおろか宇宙規模で危険を齎しかねないものと気づき、悩んだ末にその願いを保留してしまい、そうして現在の諦観的な人物へとなっていってしまった模様。
乗機であるアストヒクは
BAWSのBASHOフレームをベースとした機体で若い頃からの乗機であるが、作中でも散々最初期、旧式呼ばわりされているBASHOフレーム機の中でも下手をすればアイビスの火以前に製造された代物の可能性があり、そういう意味では真の「旧式」かもしれない。
またアストヒクはブースターの炎や登場時のアサルトアーマーの色などから
コーラルジェネレーター搭載機である。
コーラルジェネレーターは技研しか手掛けていない代物の筈であり、単に技研の廃墟から残ったのを回収し組み込んだか、或いは彼もかつては技研と関わりのある人間だったのかは不明。
我々ルビコニアンが屈することはない
鉄の棺桶で送り返してやる
CV:後藤光祐
AC// バーンピカクス
ルビコン解放戦線のゲリラ指導者。エンブレムは機体名通り「燃えるツルハシ」。
元はグリッドの建造に関わる職工でドルマヤンに感化され解放戦線の一派を率いる烈士だが、高潔な思想や演説家としての才能は持ち合わせてるのに反してACの操縦技能は備わっていない模様。
その為なのか動きも平面的であまり回避行動も取らず、本来ACであれば使用できるはずのリペアキットもない様子。
ゲーム内で初めて対決することになるネームドAC乗りだが、上述の通りアリーナランクも28位と低く、機体には左肩武器が装備されておらず、何より近接最強射撃低めのBASHO腕で射撃武器しか詰んでこない始末。
いやまぁ、こんな序盤でBASHO腕で格闘してくるのが出てきても困るが…
加えて621にはレッドガン2名が同行するため、大抵は同志達の乗るMT諸共消し飛ばされる運命にある。
一方、同ミッションで解放戦線に寝返る選択をした場合、彼はなぜか前線に出てこない。弾除けくらいには…と思っても彼がいた場所には貧弱なMTの群れしかいないので注意。
因みに英語音声で「鉄の棺桶」は「Armored coffins」と言っている。略すとAC。どうやら洒落もわかるらしい。
そいつは使われるだけの猟犬ではない
可能性が見えるのだ!
CV:藤井隼
AC// ツバサ
ルビコン解放戦線の帥叔と呼ばれる実質的指導者。エンブレムは「空高く飛ぶ鳥」。
アリーナランクも13位と中々強い。
かつてスパイ活動により星外企業に潜伏し、アーキバス系列
シュナイダーとは独自のコネクションを抱える。
誰もそんな事は言ってないのに、シュナイダーの試作フレーム「ラマーガイア」の実装と同時にその設定と、フラットウェルの「空高く飛ぶ鳥」のエンブレム、愛機の名前が「ツバサ」、
ブースタに空戦特化のグリッドウォーカーを使う事、621を「羽ばたくような戦いぶり」と評した事などが全て噛み合ってしまい、空を飛ぶ事に脳を焼かれたAC乗りだったのではないかとまことしやかにささやかれている
着実に結果を残す621を評価し、ルビコン解放戦線を代表し任務を依頼する。
余談だが、
621と交戦したネームドキャラの中で621が唯一AC戦では殺せなかったというとんでもないキャラだったりする。
CV:綿貫竜之介
AC// キャンドルリング
ルビコン解放戦線の戦士。アリーナランク21位。エンブレムは「環状のロウソク」。
ドルマヤンの思想に惚れ込み、男娼として周囲と距離を取りながら解放戦線に身を置いている。
乗機キャンドルリングは軽タンク機体で、高速で地表を駆け回りながら連装グレネード×2とハンドミサイルを乱射してくる。どちらも本作ではかなり強い部類の武器であり、まともに戦うと結構強い。
アリーナではメーテルリンクやヴォルタ等同様、ランク詐欺の一角を成している。
とあるミッションのスタート地点から逆行したところに隠れているというやたらユニークなものである。
621の動向を監視するべく尾行していたようだが……
明らかに一本道のミッションなのに、あるはずのバトルログがクリアしても入手できないため、知らなくても「何かおかしいな?」と疑える要素は一応ある。
どうやら621に対して撒き餌をしており、彼が潜んでいる地点のすぐ近くにあるアーカイブを入手するとそれ見たことかと言わんばかりに襲いかかってくる。
だが位置関係もあって先に彼を発見してしまう人の方が多いのではないだろうか……
なおこのミッション、チェックポイントもシェルパも一切ないため、よしんばフレディ戦で消耗し過ぎても補給する手段がなく、
ボスまで来て返り討ちにあった場合はフレディを再度倒し直さないとバトルログが取れないというある意味本人の能力以上の強敵だったりする。
また、遭遇後にスタート地点あたりまで戻ると、敵勢力との交戦を嫌がって引き返す。
そこから「またフレディの前に現れる」「また逃げる」「三度フレディの前に現れる」とそれぞれ専用の台詞があり、621の謎の行動に困惑するフレディを見ることができる。
CV:泊明日菜
AC// ユエユー
ルビコン解放戦線のテロサーの姫女性戦士。アリーナランク24位。エンブレムは「川から跳ねる鮭」。機体名は中国語でアカマンボウを意味する「月魚」をピンイン読みした物と思われる。
赤ん坊のツィイーを抱えてルビコンで一攫千金を狙った両親を墜落事故で亡くした過去があり、フラットウェルに保護され解放戦線で育てられた。
育った環境から自然と戦士を志しACを駆り勇猛に戦っているが、彼女の意思とは裏腹に解放戦線のメンバー達からは一人の女性として平和に暮らす事を望まれている。
大抵の場合、プレイヤーが上記の素性を知るのは彼女を撃墜した後になるが。
幸いというか、2周目以降は解放戦線側と関わるルートを通ると彼女に襲撃されるミッションが彼女を救出するミッションに入れ替わり、無事生還する。
その後どうなったのかは不明だが、Ver.1.00のみ生存していると解放者ルートで解放戦線が蜂起した際に彼女の声が混ざっていたとも言われている。
なお、彼女も近接最強射撃低めのBASHO腕を使いながらダブルグレネードという強みを一切活かせない武器構成である。いやまぁ、こんな序盤でBASHO腕で格闘してくるのが出てきて(ry
そして上記の通り解放戦線の蜂起にいたという事からラマーガイアに乗せられて泣いているのではないかとネタにされている。BASHOよりもダブルグレネードとの相性もいいし
CV:
小西克幸
AC// シノビ
ルビコン解放戦線に所属する
ルビコニアンニンジャ独立傭兵。エンブレムは「鏡写しの"忍"の一文字」。
忍者や歌舞伎といった大昔の芸能文化に影響を受けており、独立傭兵でありながら義理人情を重んずる(AC世界には)珍しい性格の持ち主。
かつて餓死寸前だったところをツィイーに救われたらしく、その恩義でルビコン解放戦線に参加し彼女らの敵を排除している。
なお、ツィイーのピンチには絶対駆け付けない
芝居ががったような古風な言動を用い、エアからも若干呆れられるような変人だがアリーナランクは18位と侮れない実力の持ち主。
とあるミッションにて不義理を働くと621の前に
サプライズニンジャ理論颯爽と急行し、軽量機体を生かした
カラテ高速機動と爆発を引き起こすプラズマ機雷投射器などを用いて成敗してくる強敵。
忍びよ、卑怯とは言うまいな?
ちなみに、同じ機体名のACがLRのアリーナにも登場していた。
アーカイブにて彼と思わしき人物の姿を見れるが、グラサン姿にオールバックの偉丈夫というインパクト抜群の姿をしている。
また、彼の口にするセリフは中国の故事や古典の引用が多い。
独立傭兵レイヴン
貴方に引き受けてもらいたい作戦がある
CV:浜田洋平
ルビコン解放戦線の一員。
解放戦線の仲介担当の人である。
彼がヘリを駆り出す「捕虜救出」ミッションの終了時には敢えて個人としてツィイー救出の礼を言うことから、二人の間には何かしら特別な感情がある様子がうかがえる。
いかにもレジスタンスという感じの愚直そうな青年だが、独立傭兵が相手でも礼は欠かず、頼り切りにしてしまう事を恥じるなど言動からは良識を感じさせる。
1周目では621に壁越えの一件があるものの「あなたが企業に雇われるだけの狗ではないと信じている」と解放戦線からの初依頼を出してくるある意味凄い人。
しかも、ストライダーを破壊されたために解放戦線内部で慎重論が強くなり、異変があった
BAWS第2工廠の調査を依頼する事になったにもかかわらず「
身内の恥を晒すようだが助力して欲しい」と
ストライダー破壊の張本人である621に依頼してくる。
聖人かな?
さらにはツィイーを含む解放戦線メンバーを次々に殺している状態で依頼を受ける場合もあるが、その場合それを彼は知っているのか否かなどは定かではない。
本作では仲介担当者がAC乗りと兼任傾向なので(
もっと言えば、ウォルター等も含めた「ブリーフィングに顔を出す人物」は彼以外何かしらの形でACに乗る)、意外と貴重な非戦闘員である。
独立傭兵
621が名乗る肩書き「レイヴン」の本来の持ち主であった独立傭兵。アリーナランクはランク圏内(Fランク)だが順位はなし。
621の項にあるが、チュートリアルミッションにおいて、廃棄されたACに「レイヴン」のライセンスが残されており、621はその名義を騙ってルビコンの傭兵となった。
ストーリー中の敵の台詞などでストーリー以前の動向が示唆されているが、アーカイブにて星外企業の連中にコーラル再発見の情報を流しルビコンへと呼び込み、結果惑星封鎖機構の体制に穴を開けて星外勢力の侵入を可能にしたことが判明する。
つまり作中のルビコンにおける争乱状況を作り出した張本人。
その為惑星封鎖機構からは恨まれており、優先排除対象者に指定されていた。
ただし、作中で"正式に"レイヴンを名乗っているのは621なので、狙われるのは621である。ウォルター的には想定内なんだろうか
(まあ621自身も大暴れして封鎖機構に結構な損害を与えていたため、どのみち排除対象にはなっていたと思われるが…)
見せてもらいましょう
借り物の翼で どこまで飛べるか
AC// ナイトフォール
その後のミッションで
「レイヴン」本人が登場。エンブレムは「黒いカラス」。
乗機・ナイトフォールは今作の
看板機体。
621の呼称と区別するためか括弧つきで「レイヴン」で表記される。
元々レイヴンという名は特定の人物を指すものではなく、「選び戦う者」が代々受け継いだ称号であり、621が自由意志の象徴たる「レイヴン」を託せる相手か否か見定めるべく621を襲撃する。
621が窃取したライセンスを見る限りFランク傭兵なのだが、その戦闘能力は紛れもなく作中最強の一角を成す正真正銘の化物。
乗機ナイトフォールは頭部、ジェネレーター、FCSこそ変えられているもののそれ以外はブースター含め初期パーツで組まれたフレームであり、そんな機体でありながら「旧宇宙港防衛」ではプレイヤー到着前に惑星封鎖機構とアーキバスの大部隊を単機で、しかも無傷かつリペアキット無消費で全滅させ、なおプレイヤーと1対1の対決を余裕を持って行うという事をやってのけている。
直前に補給シェルパを頼んだ可能性も無くはないが
対決で見せる動きも初期ブースター搭載だとは到底思えぬ超機動であり、「伝説」の肩書きに相応しいその強さの前に膝を屈したプレイヤーは数知れず。
中途半端な距離の開け方ではミサイルとライフルできっちり削りとスタッガー蓄積、そうしてスタッガー発生など隙を見せようものなら肩連装グレやパイルの一突きを着実に狙ってくる上、迂闊に近寄ろうものならアサルトアーマーで一発スタッガーを取りつつパイルのフルチャージ攻撃をぶち込むという、PVで披露した戦術をそのまま使ってくる。
無論まともに受ければ良くて半壊、下手をすればワンコンボ即死もあり得るので要注意。
しかも、2周目以降は2周目解禁ミッションを進めていると登場ミッションが差し替わって
「ブランチ」の2人を倒すミッションのはずが途中で「レイヴン」が襲ってきて、手際が良くてもAC3連戦、最悪の場合AC3機を同時に相手取るものになり
懐かしきトラウマをほじくり返され肝を冷やした人も多いだろう。
なお合流前にブランチ2名を撃破した場合、「レイヴン」の側からすると「
トップランクの独立傭兵2機を撃破した相手」とタイマンを張るという、これまた
懐かしいシチュエーションになっていたり。
なお、明言はされていないが、「ブランチ」の4人目と目されている。そうなると必然的に自身のオペレーターが「3人目」ということになる。
自由意志の象徴が示す通り特定勢力に与する気はないらしく、作中では上記惑星封鎖機構の件の他、ルビコン解放戦線を襲撃していた他のブランチメンバーに加勢したりしている。
しかし、作中屈指の実力者であるはずなのだが621との初戦闘で敗北し、「そう…見届けようというのね」というオペレーターの一言の後、どのルートでもその後一切登場することはない。
ストーリー的にもルビコンの争乱を作り出したこと以外は全くシナリオに絡まない。本人は曖昧なものの少なくともオペレーターは生きているはずだが…。
考えられるとすれば、621を正式にレイヴンと認めた結果、「独立傭兵としてのレイヴン」でも「称号としてのレイヴン」でもなくなったことで表舞台から姿を消した、辺りだろうか。
もし生き残ってたら火ルートでは消息を絶った621にレイヴンの火の責任を全て押し付けられて愕然としているのではないかというネタも
そもそも何故封鎖されているルビコンにいたのか、どうやってコーラルの情報を得たのか、それを何故わざわざ星外企業にリークしたのか、何故ライセンスごとACを放棄していたのか、何故命の危険を冒してまで621を襲撃したのかといった点については一切語られないため全てにおいて謎だらけ。
特に本編で見せる実力の割にライセンスごとACを放棄していた点はかなり謎である。独立傭兵の身分を捨てることに関係しているとすると、オールマインド絡みだろうか。
廃棄されたACは他の機体と異なり、輸送機の残骸に囲まれ、機体周囲に弾痕は無かったことから輸送機ごと撃墜されたものと思われるが推測の域を出ない。またここでライセンスを捨てた後も独立傭兵として活動している。
自由の象徴という立ち位置や、無口を通り越して全く喋らない仕草などは過去作主人公たちのオマージュとなっている。
CV:
園崎未恵
独立傭兵「レイヴン」のオペレーター。
相棒の「レイヴン」が寡黙を通り越し一切発言しないため代わりに彼女が思想を代弁。上記台詞も彼女のもの。
ポエマー。
CV:木内太郎
AC// アスタークラウン
匿名の4人組で構成されたハクティビスト集団「ブランチ」の「今の一人目」。王冠の名の通りエンブレムは「王冠と宝石」。
任務成功率89.6%を誇る「完成された傭兵」であり、アリーナランク3位を誇る特例上位ランカーの一人。
独立傭兵としては最高位である。
少し上から目線気味だが相手の実力を評価する正統派な強者キャラ。ただし、少々言い過ぎなのでその都度相棒のシャルトルーズに辛辣なツッコミをうけている。
四脚特有のホバリング性能を活かしつつシールドで粘り、隙あらば強烈な衝撃値とダメージを持つ三連レーザーキャノンを撃ち込んでくる強敵。
チャージをしてこないとはいえNPC特有の弾数無限故に、高衝撃・高火力攻撃が定期的に飛んでくる事になる。
これに加えて彼とミッション上で戦う際には程なくしてシャルトルーズと合流されてしまうので非常にキツい戦いを強いられる事に。それでさらに手間取れば「レイヴン」まで加わってくる。
相変わらずだねキング
その偉そうな口ぶり、友達なくすよ
CV:大地葉
AC// アンバーオックス
ブランチの一員で、「今の二人目」。アンバーオックスの名の通りエンブレムは「牛の頭蓋骨のモチーフ」。
アリーナランク5位に座し、「見つめ合うと死ぬ」とまで恐れられる女性兵士。
カラッとした姉御という感じの人物で、キングのナチュラル上から目線を諫める相方。
相棒と同じように滞空性能の高い脚部(こちらは特殊タンク脚)で相手の上を押さえ、レーザーライフルでの持続的な削りから大型グレネードの痛打を組み合わせて来る。「見つめ合うと死ぬ」の風評は伊達ではなく、正面火力は本物。
過去レギュレーションだと弾速の遅いバズーカが隙だったのだが、アプデでバズーカの弾速が大幅に上昇した事もあり、真正面からの殴り合いは危険。
先述のキングと組んで出てくると「削りと強烈な一撃をいい感じに絡めながら攻めてくる相手」を2人同時に相手取る事になるので、これが中々にしんどい。
ちなみに、あるアーカイブでは彼女と思わしき人物の姿を見れるのだが、腰パン状態で履いたダメージジーンズ+まるで水着の様なセクシーなインナーを身に着けたポニーテールの女性というこれまた攻めたデザインの服装をしている。素敵だ…
余談だが、彼女の機体(
アンバーオックス)とキングの機体の名前(アスター
クラウン)を合わせると、「
アンバークラウン」になる。
過去作ファンにとっては懐かしい名前だろう。
CV:綱島郷太郎
AC// エンタングル
ルビコン星系で長らく活動していた古参の独立傭兵。エンブレムは
エンタングルの名の通り「絡み合う蛇」。
成功率の低い初期強化手術の影響で精神は蝕まれているのか、なんだかネットリした喋り方が特徴。
第1世代強化人間の生き残りは伊達では無く、ACの動きで世代を見切る優れた観察眼も持つ。
アリーナランクは15位と中堅どころだが、戦おうとすると何故か通信障害が起こり
オールマインドの声が途切れ出す。戦闘自体は普通に行えるが…。
ウォルターとは過去に因縁があり、621と同じ立場の強化人間たちを殺したこともある様子。作中ではあるミッションで621の前に立ちふさがるが、雇い主が居るかどうかなど詳細は語られていない。
それまでのボスと比べてもワンランク上の強さを誇り、フロムゲーにおける所謂
ガスコイン神父や
マルギットのような序盤の壁とも呼べるボス…かと思いきや何と前座である。苦戦しながらも彼を倒した後に現れる補給ポイントを見て絶望したプレイヤーも多い。
3周目のALTミッションでは、明らかに621に対して危険な存在であるという認識を持っており、それをウォルターに警告している。
識別名の「スッラ」は紀元前の共和制ローマの独裁官であるルキウス・コルネリウス・スッラが由来と思われる。
ユリウス・カエサルとルビコン川に縁のある人物であり、意味深なネーミング。
余談だが日本語版だと前述のようにネットリした声質でいかにもベテラン傭兵といった感じの演技だが、英語版だと青年っぽい若い声となっており受ける印象がかなり異なっている。こうなった理由は不明だが英語版でも比較的日本語版と似たような声優が多い中では異質と言える。
明言はされていないので確定では無いが、オールマインドによりコーラルリリースのトリガーとして雇われていた可能性がある。
理由は下記の通り。
- オールマインド産のパーツを多く装備している
- ALTミッションではAMが運用する光学迷彩機体「ゴースト」と共闘している
- 「ヴェスパー3排除」のBRFより、リリース計画に必要な「特別な強化人間」の中にスッラのナンバーである「C1-249」が含まれている
- 「ウォッチポイント襲撃」でゴーストの残骸から得られる情報ログ「観測データ:変異波形反応」より、オールマインドは「老兵」をトリガーにしようとしていた
- トリガーとなるには変異波形と交信出来る事が条件となるようだが、621とエアの出会いを考えるに交信するには変異波形が生じた場所に赴く必要がある
- ログに添付されている変異波形が生じていると思しき場所の画像は彼と出会うウォッチポイントデルタである
以上の点から、スッラは
オールマインドの依頼でエアと交信する為にウォッチポイントデルタを訪れていた…という説が有力視されている。
なおウォッチポイントでのスッラの言動は通常版とALT版で微妙に差異があり、通常版は単にウォルターの猟犬と鉢合わせたから殺そうとしている風だが、ALTの場合は明確に621を意識しウォルターをも抹殺しようとしている。
ALTになる条件の「武装採掘艦護衛」にて621が技研のC兵器を撃破した事と、直前の強制査察妨害の際に「大きすぎる…」認定される事から、オールマインドが621を危険視して動向を把握していたのではないか、とも考えられる。
ただこの説に沿うとオールマインドは物語序盤で重要な手駒を失っている残念な黒幕というわけになるのだが。
実際、「レイヴンの火」「ルビコンの解放者」と「賽は投げられた」での最大の違いは代役となる621を味方につけたか否か、逆に言えば他のルートでできない原因がその部分にあるはずなので、大方その通りだろうが……。
CV:小柳基
AC// デッドスレッド
裏社会の殺し屋。エンブレムは「火を吐く半人半獣の怪物」。
長年裏社会に身を置き、仮にもレッドガンの5番手であるイグアスを小僧扱いする実力者。
殺し屋という職業柄殺意を嗅ぎ分けることができるらしく、曰く「本物は機体越しでも
匂い立つ」のだとか。
アリーナランクも10位とかなり高い。
口調こそは穏やかだがそこは汚れ仕事専門の殺し屋。フロム節バリバリの暗殺者ムーブで底知れぬ不気味さを漂わせる。
戦闘面でもレーザーライフルとレーザーショットガンでACS負荷に頼らぬダメージを稼ぎ、一度転んでしまえば重逆特有の強烈な蹴りをかます強敵。
さらにミッションで彼と戦うステージは狭く入り組んだ地形となっており、逆関節の跳躍で自在に跳ね回りつつ死角から的確に削ってくる為非常に面倒な敵となっている。
CV:赤坂柾之
AC// ビターブロミス
独立傭兵。エンブレムは「全身武装したサイボーグ」。
金にだらしなく、他人から借金をしてはそれを踏み倒し続けている典型的なロクデナシ。
借りた金のことを「融資」と称しているが、実際は自分の金と他人の金を区別しないというトンデモ境地に達しており、「他人から借りた金は返す」というロジックなど当然のように持ち合わせておらず、返済などは全く考えてない。
当然、取り立て屋たちに追われ逃げ回っておりストーリー中ではとある場所に潜伏している隠しキャラ的存在。
しかし、その甲斐あってか乗るACパーツは常に企業の最新モデルが使われているらしい。
アレな人物だが機体構成はオーソドックスで優秀。レザハンとライフルのダブルトリガーで削り、隙あらば拡散バズーカを撃ち込んで一気に押し込むという普通に強いアセンブリ。
ただし、下位ランカーなのでAIはお粗末。戦うとわかるが動きが悪く、あまり強くない。
私の名は ケイト・マークソン
貴方に折り入って頼みたいことがあります
CV:???
AC// トランスクライバー
アリーナ情報すら存在しない謎の独立傭兵。エンブレムは「万年筆のペン先」。
常に敬語で人間味に乏しい部分があるが、偶に皮肉を言うことも。
惑星封鎖機構のエクドロモイやカタフラクトらと渡り合うなどかなりの実力を持つ。その割にたかが輸送ヘリを墜とすのにも手間取る場面があるが
その正体は最後まで明かされないものの、恐らくオールマインド本人と思われる。
声優は不明だが、明らかにその声はオールマインドを担当する潘めぐみ氏のもので、オールマインドの声を感情的にしてエフェクトを取り払ったもの。
ミッション中こそは「落ち着いた婦人」といった声でまだ誤魔化し様があるが、ミッション後に送られてくるお礼のボイスメッセージは無機質な感じで文字通り
「声にエフェクトの無いオールマインド」という形。
さらに言えば乗機のトランスクライバーは
全身オールマインド製パーツで、武器構成はオールマインドがとあるミッションにてテスト相手を頼んでくる無人ACマインドβそのまんま。
オールマインド経由での伝言という建前で残したコメントにもモロにオールマインドの私感が入ってたりと、全然隠せていない。というかもはや隠す気があるのかも怪しい。
こうしてオールマインドのポンコツポイントに「偽装が下手」と「輸送ヘリを全然墜とせない」が追加された
その他
覆面戦場画家。
作中ではAIによる自動生成の絵画製作が当たり前になっているようだが、そんな中でも「人間の手で描くことに拘った最後のひとり」とも言われ、作品は一部の好事家の間で高値で取引されている。
直接登場はしないがルビコンで密かに活動しているようで、アーカイブの一部で「画稿」が入手可能。
この画稿は上記の登場人物たちを描いているらしく、シリーズでは珍しくキャラデザを垣間見ることが出来る要素となっている。
かつてルビコンで活動していた巨匠画家。
アイビスの火で犠牲になったとされており、アーカイブで「遺稿」を入手することも可能。
死後その画風はAI画家たちに取り込まれ、やがて消えていったらしい。
一方、STKとSTVの画風はあまりにも似ており、同一人物である可能性が示唆されている。
【登場勢力】
アイビスの火以降、ルビコン3の出入りを監視し実質封鎖している機関。元来は星外機関のようだが作中で描かれるのはルビコン内での描写だけであるため、組織の母体は不明。
基本的に他勢力に肩入れすることは無く、封鎖の障害となる惑星内の武装勢力全般を排除対象としており、発見すれば武装解除and星外退去要求or強制排除といった対応を取る。
とはいえある程度は黙認しており、ストーリー開始時点では企業勢力の拠点などを積極的に攻撃するほどではなく、警戒ルートや防衛拠点に侵入してこなければ交戦はしていない。
コーラル関連の管理もしており、ウォッチポイントなどでの状況監視の他、密かにアイビスの火以前から残る施設や物資の管理・秘匿も行っている。
プロローグに登場する衛星砲をはじめ多数の強襲艦や大型攻撃ヘリ、MTとは一線を画す人型有人兵器のHC/LC等大規模な戦力を有し、企業勢力も表立っては対立を避けるほど。
それらに使用されている技術も解放戦線は勿論、企業の物とも大きな隔たりがあるようで、アーキバスが過去に何度か機構の兵器を接収し解析研究を行ったがそれでも戦闘中のリペアキット使用に適応不可だったり、鹵獲運用を試みてもそのポテンシャルを殆ど引き出せなかったりといった有り様だったという。
ウォルターが621にやらせようとしている事も封鎖機構の方針に真っ向から歯向かうものであるため、ルビコン3への侵入は密航という形を取らざるを得なかった。
実は本編以前からヴェスパーやレッドガンなどといった企業の手によって防衛戦力をジワジワ削られていた所へ突如発せられたコーラル再発見のリークにより、企業勢力の大掛かりな侵攻や独自の目的を持った独立傭兵の密航の多発といった事態が起きたせいで、手が足りなくなり始めているのが現状。
故に当初は企業達をベリウス地方に押し込めて消耗を目論んでいたが、621の起こしたウォッチポイント・デルタの襲撃とそれによって引き起こされたコーラルの奔流、そしてコーラルの性質の一つ「群生相のように集まろうとする」点から大気中に噴出したコーラルの流れを観測された結果、アーレア海を超えた中央氷原の何処かに大量のコーラルが眠っているとウォルターに勘付かれてしまう。
この情報はウォルターから企業に齎され、その間にベイラムからの依頼により621はRaDの縄張りであるグリッド086へ赴きカーラにその実力を見せ協力を取り付け、中盤の山場の一つ「海超え」に挑む。
そんな621に対して衛星砲やドローンを用いて妨害を仕掛けるも尽く対処されてしまい、ならばとばかりに虎の子のシースパイダーを差し向けるも返り討ちにされ、結局は見事海越えを果たされるハメになりベリウス地方での面子はほぼ潰されたも同然に。
その後は中央氷原でベイラムからの依頼を遂行していた621に強襲艦を差し向けて乱入、生半可なACを凌ぐ能力を誇る高性能機LCを3機も投入し更にもう一隻強襲艦を送り込むという殺意全開の布陣で臨むが、ここでも621に纏めて片付けられる。
この事態に対し遂に封鎖機構は堪忍袋の緒が切れ、中央氷原に進出して来た全勢力に対して
全力を以ての排除を通告し、それを見せ付けるかの如く企業側が占拠していた施設をあっさり奪い取ってしまう。
その後は奪還や妨害の為に差し向けられた621に士官クラスが乗るHC機や精鋭である特務部隊の駆るエクドロモイ、更に
所有する陸戦兵器の中では最強という謳い文句を誇る
カタフラクトを投入するも悉く倒される。
最終的にベイラムとアーキバスの封鎖機構への攻撃及び企業間抗争の激化に業を煮やし、奥の手として秘匿していたアイスワームを起動…したまでは良かったのだが、その凄まじい脅威に対して両企業がまさかの一時停戦。
挙句企業共同での排除作戦を行われた結果そのアイスワームすら潰され、戦力の大半を失った機構は遂にルビコンの封鎖を放棄し撤退せざるを得なくなるまで追い込まれる。
それは同時に企業間の争いに対して、またルビコンの荒廃の加速化に対しての歯止めが無くなってしまった事も意味していた。
それでもウォッチポイント・アルファといった最重要施設には無人MTや切り札のエンフォーサー、更にはアイスワーム同様接収し戦力としていた技研の無人ACも残していたが、それらも621に片付けられていき遂にはアルファの更に下、ルビコンの大深度エリアに秘匿していた技研都市…そして集積コーラルが暴かれる事になるのだった。ここまで来ると621は最早完全に天敵である
一方で「レイヴンの火」ルートは最終盤、コーラルの収集に失敗して死に体となった企業勢力と手を組みルビコンを廃星にすると共同声明を出し、ルビコンにはかつての開発の痕跡が残るばかりとなった。
ちなみにこの手の組織にありがちな「表向きルビコンを封鎖しておき、裏では自分たちがコーラルや関連技術を独占」という行動は
一切取っていない
(既存のコーラル兵器をそのまま使ってはいるが、解析し技術を流用したような様子は見られない)という何とも珍しい組織。
かつて存在したコーラルに関する研究を行っていた組織。通称「技研」。
アイビスの火によって組織自体は滅んだが、彼らの開発したコーラルを利用した「C兵器」や各地の遺構が残っている。
詳細は
個別項目へ。
災害を生き延びた住人…通称ルビコニアンが、コーラル搾取を目論む企業に対抗するべく立ち上げた組織。
元は精神的指導者であるドルヤマンと彼がかつて書いた「コーラルとの共生」の教えに救いを見出した者達の集まりという半ばルビコン土着の宗教集団的なものであり、戦力として主に土着企業「
BAWS」から兵器提供を受けているが、その戦力は大半がMTに依存し、企業勢力を押し返すには至らない。
それでもその教えを思想の旗印とし、時には己の命を平然と投げ出す者もいる様は所謂
過激派のような危うさもあり、構成員の中にはその傾向を憂う者もいる。
一方で支援を行っている
BAWSのACパーツの中には解放戦線のACパイロット向けに大量生産されたという品物もあるなど、常に供給ラインを確保しておくという面もあるだろうがストーリーには出て来ない解放戦線所属のACもそれなりにいると思われ、武装採掘艦や俗に「壁」と呼ばれる要所など、企業AC部隊にも容易には攻略できない拠点も保有する。
また、2周目以降は独立傭兵の登用にも積極的になる一方で、独立傭兵に頼らなければ戦えない自分達の現状を嘆く構成員もいる。
過去作におけるインディーズやユニオン、マグリブ解放戦線らと言った立ち位置。
ただし、シリーズでは企業の操り人形だったり企業になすすべなく蹂躙される立場だったりする事が多かったそれらと違い、戦力自体は企業らと正面から戦えるほど強大な上、コネクションを利用して企業に密偵を送ったり裏工作で技術供与を引き出したりと諜報や戦略の面でもかなり強か。
この辺りはfaのORCA旅団や、上述の宗教集団的な要素からVDのEGFとも重なる所が見出だせる。
おまけに動機も「コーラルがないと飢えて死んでしまうから」と極めて真っ当だった上に、そんな彼らを支援している企業も同じ事情を持つ土着企業であるため裏から操るのではなく
誰にでも製品を売る死の商人を振る舞いつつ、そうして売り上げた資金をルビコニアンのために戦う解放戦線に裏から提供して全面協力するなど敢えて汚れ役を引き受ける一種の高潔さを持っていたため、
「所詮どこかの企業の傀儡だろう」と考えていた古参傭兵らからは驚きの声も上がっている。
土着勢力だが惑星封鎖機構からも排除対象と見なされているらしく、しばしば攻撃を受けている。不法滞在者的な扱いなんだろうか。
警句・合言葉は「コーラルよ、ルビコンと共にあれ」「灰被りて我らあり」。
ルビコンに進駐している二大企業勢力の一つ「アーキバス・グループ」の中心企業。
系列企業として「
シュナイダー」が登場している。
独自の強化人間部隊「ヴェスパー」を擁しており、ルビコンにおける大掛かりな活動はこのヴェスパー部隊が指揮している模様。
アーキバスと
シュナイダーはEN兵装の開発、運用に長け、ACは最新技術の投入と機動性に重きを置いている。
一方でその陰では621のような独立傭兵をヴェスパーを始め自軍の為の露払いにすべく死地へと送り込んだり、
「再教育センター」「ファクトリー」という施設を運営しているが、その実態は
前者は重大な失態を犯す、または捕えた捕虜をコーラル漬けなどにしてアーキバスの忠実な尖兵とするよう徹底的に洗脳したり、後者はそうした
洗脳済みの人間や調整に失敗した強化人間を四肢切断などの「加工」を行った上、無人ACの生体CPUとして作り変えるという、かのファンタズマ計画を彷彿とさせる冷酷非道な事も行っている。
要は今作の腹黒枠
曲線を描くパーツのシルエットや光学兵器主体の武装から旧来のムラクモ→ジオマトリクス→ミラージュ→インテリオルの系譜をたどる企業。
ベイラムとのコーラル争奪戦では常に一歩先をリードしており、先行調査を621に依頼してその後を追う形で中央氷原に辿り着いたベイラムとは違い、独自の別ルートで現地入りを果たすも封鎖機構が両グループに対して全力を以ての排除を宣告してきた為に行き詰まり、621に対処をさせるがそのせいで業を煮やした封鎖機構は最後の奥の手たるアイスワームを起動。
その猛威にとうとう自分らだけでの対処が困難になったと悟るとベイラムと一時的に停戦協定を結ぶが、その内容はアイスワーム撃破作戦の主導権はベイラムに譲る代わりに封鎖機構の強襲艦隊を始めとした鹵獲品はアーキバスが全て得るという、あからさまにアーキバスが有利のものであった。
そうして作戦は成功し封鎖機構は星外への撤退を余儀無くされ、おまけに中身の無い主導権で余計な消耗をしたベイラムとは対照的に、封鎖機構の強力な兵器群を得たことで更に有利に立ったアーキバスを止められる勢力は最早ルビコンには無く、集積コーラルへの最後の障害たるウォッチポイント・アルファでの探索も621を先行調査員の名目で危険な無人兵器群が待ち受ける内部に単機で向かわせたり、死に体のベイラムに対してはレッドガン総長・G1ミシガン率いる主力部隊を621またはラスティに排除させコーラル争奪戦から完全に蹴落とす、終いにはそれらの困難な任務を次々成功させ続ける621とラスティをいずれは危険因子になり得ると判断しそれぞれ偽の任務を依頼して潰し合わせ、あわよくば共倒れを狙うと本性を表し始める。
その後は技研都市で621と無人兵器群の手によりヴェスパー隊員を始め戦力を多少は失ったものの、最終的には621を捕らえて都市と集積コーラルを実効支配下に置き、コーラルを星外へと運び出す為の手段たるバスキュラープラントを再建し一人勝ちの様相になっていくが、ここに来て621の脱走を許した事で手痛い反撃をされることになる。
「レイヴンの火」ルートではコーラルを滅却すべくザイレムを飛び立たせた621とカーラを排除すべく、最高戦力たるフロイトを含む精鋭部隊を差し向けるが621にフロイト諸共叩き潰され、カーマンラインまで到達されると鹵獲した強襲艦隊を送り込むがザイレムの凄まじい火力に加えてここでも621の奮戦で全艦撃沈という悲惨な結果に終わってしまう。
熱圏まで到達した621らを止める術は最早無く、最終的にはザイレムの特攻という形でバスキュラープラントは破壊され吸い上げられたコーラルに着火、嘗ての大災害を超える規模の被害に巻き込まれた事で壊滅状態に陥り、漸くコーラルの危険性を嫌という程理解してベイラム共々封鎖機構と手を結びルビコンを廃星にする共同声明を出すハメになる。
「ルビコンの解放者」ルートでもザイレム撃沈の為にスネイルを始めとした戦力を送り込むがこちらも621に対処されてしまい、更にはエアが621の名義で発した声明に解放戦線を始めとしたルビコンの全勢力が呼応、侮っていた土着勢力達に地上で圧倒された挙げ句ザイレム撃沈の為に差し向けた艦隊は621の救援に駆け付けたラスティにより全て沈められ、泣きっ面に蜂とばかりにアーキバス・バルテウス等の虎の子だった兵器群も失いルビコニアン達の手で星外へと叩き出される事になった。
アーキバス・グループの系列企業で、我らが戦友
V.Ⅳラスティはここの出身。
空力キ○ガイ空戦能力に長けた軽量級ACをリリースしている他、ブースターやパルス兵器に関しても高い専門性を有している模様。
そのスタイリッシュながら異形感のある独特なデザインラインは、4シリーズのレイレナードや、faでのオーメル・アスピナ機関などを彷彿とさせるものがある。詳しくは
個別項目へ。
一見すればアーキバスの1部門にしか見えないがパーツのメーカー表示は別個のものである為、恐らくは完全子会社の類いと思われるアーキバス・グループの一員。
スネイル御用達の重量級フレームや伝統のアンテナ頭ポジの頭部、更には多くのEN武器愛用者を虜にしている通称「150ジェネ」といったグループの最新技術を用いた製品を手掛けている。
製品はどれも何かしらの癖を抱えている為、有効活用するならアセンブリのチェックやテストをしっかり行って把握するようにしておけばミッションから対人までその真価を発揮してくれる粒揃いである。
アーキバスと並ぶ二大企業勢力の一つ「ベイラム・グループ」の中心企業。
同盟企業として「大豊核心工業集団」が登場している。
こちらは専属AC部隊「レッドガン」を擁しており、主要な作戦には同部隊が参加する。
ベイラムと大豊は実弾兵装の開発、運用に長け、ACは量産性と装甲に重きを置いている。
社是は「物量による制圧」。
……が、惑星封鎖機構が幅を利かせているルビコン3にて、星外企業であるベイラムが物量でアドバンテージを取るのは難しく、にもかかわらず上層部はこの社是に固執するため、主力部隊のレッドガンもかなりぞんざいに扱っているらしく部隊員からはかなりの悪印象を持たれている。
こちらは角ばったパーツや実弾、爆発物で固めた武装と言うこともあり、クローム→エムロード→クレスト→GAの系譜の企業。
アーキバスとのコーラル争奪戦では上述の理由が祟って常に後塵を拝し続けており、壁越えに関しても何の策も無し、真正面からの物量作戦という愚策に出た結果G4ヴォルタを始めとしたレッドガンの戦力を無駄に消耗して撤退した挙げ句、アーキバスとその依頼を受けた621にまんまとその隙間に入られる形で壁越えを果たされるという屈辱を味わう事に。
その後も中央氷原にはアーキバスに遅れて到達する、そのアーキバスの調査キャンプを襲撃し情報を持ち帰る依頼をしたら封鎖機構を刺激してしまい、全力を以ての排除通告をされ三つ巴の戦いに巻き込まれるとルビコンの地に呪われてるのかと言いたくなる程にロクな目に合わない始末である。
それでもアイスワームという共通の大敵には流石にアーキバスと手を結ぶものの、ここでも作戦後には封鎖機構の鹵獲品を全部アーキバスの物にする代わりに作戦の主導権を握るという、面子だけを考え後々の事を考えない上層部の無能さが浮き彫りになる有り様であった。
作戦後、当然ながら戦力を増大させたアーキバスには正面から太刀打ち出来なくなり、それでも往生際悪くコーラルを得る為にウォッチポイント・アルファに残りの戦力を注ぎ込むが部隊の大半は番人たるネペンテスに消し炭にされ、それでも無茶な突入を強いる上層部に対して遂には離反者が相次いでしまうという、壁越えの失敗から何も学んでいないという酷さを見せるが、それでもレッドガン総長ミシガンという強力な切り札をまだ擁していた事が強気にさせていた理由であった。
しかしアーキバスがそれを放っておく筈が無く、遂にミシガンと彼率いる主力部隊の排除依頼が621(またはラスティ)に出され、激戦の末にミシガンは戦死し部隊も壊滅。
ミシガンを失った事で戦意を大きく削がれたベイラムは遂にコーラル争奪戦から手を引く事になる。
「レイヴンの火」ルートでは死に体となったアーキバス共々封鎖機構との共同声明に参加し、ルビコンの廃星宣言を行った。
ベイラム・グループの同盟企業で、名前からして中華系企業。
「樹大枝細」というコンセプトの下、コアから遠くなるにつれて先細っていくような独特なシルエットの「天槍」シリーズを始め、腕グレやガトリングといった重量級向けのパーツを製造している。
過去作で例えるなら4シリーズのアルドラや有澤の流れを汲んでいるとも言えるかもしれない。
一方で独立傭兵に関してはアーキバス程では無いがそれでも下に見ているようで、ベイラムを通して依頼される大豊のミッションは何れも難易度の低い使いっ走りのようなものばかりである。
作中では数少ないルビコン発祥の兵器企業。正式名称は
ベリウス・アプライド・ウェポン・システムズ(BELIUS APPLIED WEAPON SYSTEMS)。略称のBAWSはボウズ、ボーズ等と読む。
「商売相手を選ばない」と言われる独自の販売体制で星外企業とルビコン解放戦線の双方に兵器を卸しており、特に解放戦線側にとっては数少ない兵器の調達先。というか星外企業の主力もほぼBAWS製MTだったりする。
詳細は
BAWSの項目へ。
BAWSと並ぶルビコン土着の企業。元は製鉄業者から発展したという地元企業らしい前身を持つ。
勿論こちらも社員は全員ルビコニアン。軽さと強度を両立させた「FIRMEZA」シリーズや、
鉄杭を弾頭として発射するニードルガン、ニードルミサイルなど独特ながら優秀なパーツが揃う。
詳細は
エルカノの項目へ。
作中に登場する星外企業。
ミサイルバカ一代
ミサイル系兵装の大半を手掛けるパーツメーカーで、自社製品に合わせたミサイル特化FCSやAC用ブースターも開発・販売を行っている。過去作でいうと
ここと
ここらへんを足した感じの会社。
過去に武装船団を用いてベイラムと対立していたこと等からそれなりの規模の企業と推測できるものの、作中では特に依頼を寄越すこともなくルビコンでの活動は全く目立たない。
各勢力のAC乗りが満遍なくファーロン製パーツを採用していること等から察する限り、表向きは中立に近い立場を取っている模様。
しかし一部では
古狸と陰口を叩かれており、裏では上述のように
エルカノを通して解放戦線に与するなど腹黒さがチラホラ。
パルス系兵装を手広く手掛ける、名前からして日系の企業。
企業グループの一員ではあるがコーラル争奪戦には興味がなく、「とにかく自社製品が売れればそれで良し」とする社風からかグループ内は勿論、解放戦線側からも受けは良いようで同社のパーツを採用しているACもある。
ACシリーズで日系企業と言えば大抵はロクデナシかド外道かどこか頭のネジが緩み気味な企業が多く、製造するパーツもまた癖のある物が多かったが、タキガワの製品は寧ろ手堅く実戦重視の作り。デザインも雅な社名とは裏腹の実用重視の無骨でメカニカルなものばかりである。
特にタキガワ唯一の近接武器であるパルスブレードは今作に於ける初期ブレの立場であるのだが、その性能は後々に解禁されていく近接武器らと比べても遜色の無い、冗談抜きで最初から最後まで持っていける業物。
タキガワが「Hi-32」の型番と「BUTT/A」の銘を与えたのも納得と言えるだろう。
バズーカやグレネード等爆発武器を専門に制作している企業。
グレネードバカ一代
花火をイメージした企業ロゴマークが中々お洒落。
タキガワ同様コーラル争奪戦には興味無し、売上が伸びればそれで良しのスタンスを取る中立派であり、慢性的な火力不足に悩まされている解放戦線側からも頼られているようで武装を採用しているACは多い。
その自慢の武装の数々はデザインは勿論、弾頭に使用する炸薬の組成から自前で行っており、重量機は勿論軽~中量機でも積みやすい軽量なモデルもラインナップに揃えてあるという、メリニットの職人技が光る粒揃いな物ばかり。
爆発がデカければデカいほどいいと言わんばかりの設計思想から、顧客のリクエストで作る羽目になった自社製品「SONGBIRDS」の人気の高さに一番納得していない連中と見られている
詳細は
メリニットの項目へ。
爆発は芸術メリ!!
正式名称は「VICE AND COHEN PLASMA LABORATORY」。訳せば「バイス&コーエン・プラズマ研究所(?)」と言った辺りか。
パーツの型番等から恐らくは
シュナイダー同様アーキバスグループ傘下の企業だが、スタンスとしてはタキガワやメリニット寄り。
レーザーからプラズマまでエネルギー兵装を手広く扱っており、特に十八番のプラズマ技術に関しては業界トップクラスと言っても差し支えないだろう。
中でもプラズマを弾頭に使用したプラズマミサイル系は過去作の近接信管ミサイルとしての立場も持ち、生半可な回避ではミサイルの直撃は避けてもプラズマの爆風で手痛いダメージを貰いかねない。
そのミサイルの推進剤にも恐らくはプラズマを使っているようで独特の発光や推進挙動を見せる他、弾体そのものも自前で制作している辺り総合力はかなり高めのメーカー。
故にストーリー・対人双方で先述のプラズマミサイルを始めVCPL製品を愛用するプレイヤーもそこそこ多い。
特定企業などに所属していない傭兵の総称。621の作中の身分もこれにあたる。
その時々の依頼次第で敵にも味方にもなるため、一部の者からは信用できない連中とみなされる傾向がある。
しかし優秀な個人戦力の雇用は旨味も大きいため特にルビコンでは様々な勢力から需要があり、
オールマインドによる支援などを受けられる。
独立傭兵同士が組んでいるケースもあり、作中では「ブランチ」がそれに該当する。
ルビコンの住人の中でも危険なならず者たちの総称。
コーラルドラッグを向精神薬として常用……つまり薬物中毒状態の者が多く、好戦的で頭のネジが飛んでいるような連中が多い。一部のログでは最高に頭の悪そうなテキストも読める。
一方で独自の改造MTやACなども有しており、その技術力や戦力は侮れない。
内部でいくつかの派閥があり、カーラ率いる「
RaD」やブルートゥの「ジャンカー・コヨーテス」などが存在している。
アイビスの火以後から存在する秘密結社で、その目的は「全残存コーラルの焼却」。
アイビスの火から燃え残ったコーラルが再び増殖し、宇宙を汚染で埋め尽くすのを防ぐために作られた組織である。
コーラルの異常増殖を観測してアイビスの火を起こしたナガイ教授の遺志を継ぐ組織であるとも言える。
ハンドラー・ウォルターとシンダー・カーラがオーバーシアーの構成員だったとシナリオの後半で判明し、ウォルターの行動目的の根源でもある。
RaDの中にも賛同者がいるらしく、カーラが行動目的をオーバーシアーのものに振り切った後にも多数が協力していた。
コーラルを危険視するという意味では惑星封鎖機構とも共通するが、惑星封鎖で他組織に利用させないことに留めている機構に対し自己増殖で手を付けられなくなる前に積極的根絶が必要と主張する点で異なる。
その覚悟は「例えアイビスの火を再現することになったとしても」「617をはじめとする強化人間を何人犠牲にしても」「機構や星間企業と敵対することになっても」と非常に強い。
【登場兵器】
OPムービーなどにも登場する惑星封鎖機構が衛星軌道上からの侵入者を退ける為に設置した大型の衛星砲台。
惑星環と見紛うほどの長大なソーラーパネルに巨大な球状の本体と、その下部に接続されたエネルギー砲台で構成されるそれは衛星と言うよりは人工惑星と称した方がしっくり来る程の物であり、砲撃の精度も衛星からすれば豆粒のような投下ポッドを容易く捉える程。
作中では621が乗せられた投下ポッドに反応して起動、撃ち落とそうとするも失敗に終わるがその後のミッションでも軌道上から621目掛けほぼピンポイントで砲撃を行って来たりと封鎖機構の要としての存在感を見け付けている。
なお勘の良い人なら気付いたかもしれないが、OPでの衛星砲の起動シーンはサイレントラインのデモムービーのオマージュ。
衛星砲の砲撃を掻い潜りながら任務遂行というシチュエーションも同作であったものである。
惑星封鎖機構が所有する大型武装ヘリ。
通称ルビコプター
速射性のある機銃、地上では回避困難なミサイル、ダメージと衝撃力の高いロケット砲と、基本的な武装が満遍なく揃った
チュートリアルのボス。
詳細は
個別項目へ。
ルビコン解放戦線が保有するコーラル採掘用巨大採掘艦。
型番から恐らくはRaDが関わってると思われる。
その実態は企業勢力に対抗するための移動要塞というべき存在で、甲板には巨大レーザー砲「アイボール」とそれを守るシールド用のサブジェネレーターおよび近距離防衛用の機銃を増設した有り合わせにもほどがある歪な兵器。
「アイボール」自体はまともに直撃すればAPをごっそり持っていかれて半壊する威力があり、近距離に入れば拡散レーザーや搭載しているミサイルに切り替えてこちらを削りにかかるなどかなりのポテンシャルを持つ。
しかし、それ以外は脚部を1つ破壊された程度でバランスを崩して転倒してしまう不安定さな上に、アイボールを破壊された場合には行き場を失った余剰エネルギーが暴走して大破してしまう始末。
なおどちらも倒壊する船体に巻き込まれると即死
そうなることを予期していたウォルターからは、その様子を
「破綻した設計の妥当な末路」と辛辣に評されている。
開戦時は、まず遠くに見えるストライダーに接近する必要があり、アイボールからの射撃をかいくぐって接近する必要がある。要はACfAの
スピリット・オブ・マザーウィルである。
ただし、進み方によって接近するまでの時間が異なる点がオカンと違う点で、アサルトブーストでまっすぐ向かえば砲撃1回で接近でき、真後ろに回り込んでから追いかけるように接近すると時間はかかるが砲撃を受けずに済む。
ルビコン解放戦線が防衛拠点、通称「壁」に配備している機動砲台。
壁の下を攻略している最中に壁上から容赦なく砲撃を加えてくるほか、壁上に到達しても元気に走り回って攻撃してくる。
高い機動性を持ちながら正面、左右からの攻撃が一切通用しない堅牢な装甲を誇る。
詳細は
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惑星封鎖機構に配備された無人機体。
こいつには特に通称はない。強さが印象的すぎるためだろうか?
パルスアーマーを複数回展開する堅牢さと、空中を縦横無尽に動き回る機動性を併せ持つ。
一撃でスタッガーを引き起こすグレネードランチャー、機体全方位からミサイルを雨あられと発射し、幾人ものレイヴンを敗北に追い込み、発売からわずか2週間強で弱体化アプデが実施されたことはプレーヤーの語り草となっている。
詳細は
個別項目へ
RaDが開発した大型無人重機。通称ルビコニアンデスルンバ。ぱっと見、火山を背負ったヤドカリ。
両腕の破砕アームは触れるだけでスタッガーを取られる危険な代物で、侮れない機動力も相まって正面から近づくと轢かれて終わってしまう。
上部の溶鉱炉からは火山のように溶岩をばら撒き、残った地面に近づくとスリップダメージでAPを削られる。
堅牢な装甲で弱点以外からは一切の攻撃が通らず、正面の開口部と、上部の溶鉱炉の穴の中のみダメージが与えられる。特に正面部分が弱い。
APが減少すると正面を庇うような動作を取り、アームからも溶岩を噴出し行動パターンが変化。
上下の連中に比べると耐久力が低いので、うまいことスタッガーさせればかなりあっさり落ちたりもする。
ルートによっては終盤再戦することになる。この際は、僚機が囮になってくれるものの、ターゲッティングがそちらばかりになるため、正面部分が非常に狙いにくくなる。
天井が実質無いのでトップアタックで負荷を溜めた方がいいだろう。
ルビコン調査技研の遺産であるC兵器。
通称ルビコニアンデスボックリ。
ジェネレーターにコーラルを使用した、通常とは異なる思想で設計された機体。ついでに、飛べそうもないモノを飛ばす
変態兵器のご親戚。
バルテウスほどの機動力はないものの兵装の強力さは比ではなく、赤く発光した全身からEN兵装を乱射し、近づいたACを6本足から展開した高出力ブレードで切り裂く。
詳細は
個別項目へ。
惑星封鎖機構の保有する特務機体。
ストーリートレーラーにおいて621の前任である619、617、620で構成された部隊「ハウンズ」に対して猛威を振るった。
重戦車のような強固な機体をコアとなる人型MTに接続することで戦車の防御力と人型MTの汎用性を両立している。
詳細は
個別項目へ。
惑星封鎖機構のうち執行部隊が運用する人型兵器群。それぞれ省略して
LC/HCを呼ばれ軽騎兵、重騎兵の意。
所謂ハイローミックスで部隊運用されているようで、特に上位側のHCはACを"寄せ集めの機体"と見下す程の高性能を誇る。
LCもバリエーション自体は高機動型や遠隔狙撃型と言った形で結構な種類こそ出て来るものの、基本設計が共通だったり部品がACよりも規格化・共通化されているのかも知れない。
LCは雑魚以上中ボス未満の立ち位置のくせに無尽蔵にフレアをばら撒く(実は本作では数少ないミサイル対策武装)ため、ミサイル限定プレイにおける大きな壁。
また作中で「新型HC」と呼ばれる機体はやや大柄ながらもスタンダードな中量二脚のようなデザインに加え、高いホバリング性能と手持ちの大型シールドに高出力のレーザーライフル、右手で扱うブレード等どこぞの
主役機体のような武装ラインナップ。
こっちの方を操縦してみたかった621もいるとか。
ちなみに、一部機体はそのシールドの設定データがバグっており、不自然なほどの頑丈さを誇っていたが修正されてマトモになった。
惑星封鎖機構のうち特務部隊が運用する人型兵器。登場タイミングや運用はHCと似ているものの、別機体らしく所属も異なる上に
体型も頭部が胴体に埋もれている等少々異なる。
ウォルターをして「撒ける相手ではない」「練度も並ではない」と評する程の強敵。
エネルギーパイルとマシンガンを装備したEP型、プラズマライフルを装備したPG型、マシンガン二丁持ちのMG型の3タイプが確認されているが、共通してHCのようにシールドを持たず耐久力は控えめな代わりに機動力が高い。
特にEP型の突撃はACのそれよりも突進力が高く、ライフルの射程外から一瞬のうちに突っ込んでくる。
これでスタッガーをとられた所に僚機から追撃が入った日には、耐久力の低い機体なら致命傷。
しかもこいつらが出てくるあるステージはSランク難易度が高く、人によっては何度も戦う羽目になる。
惑星封鎖機構の管理下にある超巨大C兵器。
通称ルビコニアンデスワーム。
621、ラスティといった外星からの密航者達を最大脅威と見なした惑星封鎖機構によって起動された巨大なミミズのような兵器。岩盤をものともせずに地中を掘削し、その巨体を活かした突進・なぎ払い攻撃は非常に広範囲であり地上では避けにくい。
ミサイルによる攻撃や小型兵器の展開といった機能も持つうえ、外装にはあらゆる攻撃が効かず弱点である頭部の掘削部には二重のシールドが展開されており、並みの攻撃を寄せ付けない堅牢さも特徴的。
詳細は
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コーラルの在処に繋がると思われるウォッチポイント・アルファの中層を防衛している無人兵器。通称ルビコニアントランスフォーマー。
重要地点の防衛を担っているだけあって、惑星封鎖機構の切り札とも言える機体となっている。
見た目は自機の倍くらいデカいACといった具合。
鈍重そうな見た目とは裏腹に、ネクストACを彷彿とさせる程クイックブーストをバンバン吹かし機敏に動きレーザーブレード、レーザーライフル、パルスガン、ミサイルを組み合わせて全距離で柔軟に立ち回ってくる強敵。
半分程度まで減らすとレーザーブレードを叩きつけて衝撃波を発生させる攻撃と共に行動パターンが変化。ブレードを使った強烈な攻撃が増えてくる。
また、大型兵器でありながらスタッガーによる行動不能からの復帰がAC並みなため、追撃もしづらい。
何気に「困った時はガチタン」が通用し辛い……というか、むしろガチタンにとっては相性が悪い相手でもある。
常に頭上を取る事を意識して立ち回るとかなり攻撃を捌くのが楽になるのだが、逆に言うとこれが出来ない機体ではダメージレースを勝ち抜くのが至難となる。
ちなみに可変機なのだが実際に対峙する際は変形しない。戦闘エリアが狭いからだろうか。
ウォッチポイント・アルファ深層を徘徊している自律型破砕機。外見からはコーラルの存在を感じさせないが、コーラルを動力にするC兵器のひとつ。
見た目は巨大な歯車で、そこらを転がりまわる姿に
既視感を抱いた621は多いと思われる。
詳細は
ルビコン調査技研の項目へ。
ウォッチポイント・アルファ深層にいる無人機動兵器。
二足歩行型のMT…なのだが、とんでもない移動速度で横移動しつつ10連ミサイルやグレネード、果ては飛び蹴りまでして襲ってくる高機動・高火力機体。
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ルビコン調査技研の項目へ。
ルビコンに眠るコーラルの在処にたどり着いた621の前に現れるC兵器。
ブレード・レーザー、ビットなど搭載されている武器は全てコーラルを用いており、ハンドラー曰く"コーラルに関わる危機を未然に防ぐためのルビコンの安全装置"とも呼ばれる、いわばルビコンの抑止力。
詳細は
ルビコン調査技研の項目へ。
「賽は投げられた」ルート、そして本作の真のラスボスを務める、劣勢に陥ったイグアスにオールマインドが与えた人型機動兵器。
その形状からしてエアの使用するIB-07:SOLと類似しており、恐らくはコピーかベースとした独自開発機と思われる。
詳細は
オールマインドの項目へ。
上の機体と共にオールマインドが刺客として差し向ける機動兵器で、外観からシースパイダーの改修型と思われる。
詳細は
オールマインドの項目へ。
【用語集】
舞台関係
今作の舞台となる辺境の惑星。作中では主に「ルビコン」と呼ばれる。
かつてはコーラルが発見されたことでその採掘や研究のため惑星開発が進められていたが、「アイビスの火」という大災害によって壊滅的な被害を受け、以降約半世紀に渡って惑星封鎖機構の手で立ち入りが厳しく制限されてきた。
メインストーリー開始時点でも惑星封鎖機構の下で統制されているが、コーラル探索のため進駐してきた複数の星外企業勢力、これらに反発する土着民の解放戦線、それらの間で活動する独立傭兵たち等々、惑星内外の武装勢力同士が入り乱れ小競り合いが続く混沌とした状況にある。
ユリウス・カエサルが「賽は投げられた」の言葉と共に軍を率いて渡ったことで知られる「ルビコン川」から取られた名前と思われる。
本作のストーリーの根幹を成す、ルビコン3で発見された新物質。
通常は赤色の液体または気体で存在している。
新時代のエネルギー源として注目され採掘や研究が進められていたが、「アイビスの火」によりほとんどのコーラルが焼失、現在のルビコン3では地脈から井戸などを通して微量に発掘されるか災害以前の残滓が大気圏上層に滞留しているに留まっている。
一方で「ルビコン3のどこかにはまだ大量のコーラルが埋蔵されている」という情報があり、各企業やウォルターはそれを狙って調査している。
物質としては非常に多種多様な性質を持つのが特徴。
前述のようにエネルギー源として利用可能。「燃える(燃やせる)」性質があるらしく、ACのパーツとしてコーラルを動力とするジェネレータやコーラルを使用したライフル、ミサイルなどが存在する。
動力としては非常に優秀で、半世紀前に技研が開発し放置されていたC兵器が現代でも安定稼働したり、動力切れを起こしてもジェネレーターが無事なら周囲からコーラルを吸い上げて再起動する程。その光景を見たエアも「人がコーラルを求めるのも仕方ないことかもしれない」と認めざるを得なかった。
毒性があり、「アイビスの火」の様に大規模に燃えると燃えた後に汚染を残す性質がある。
燃える前でも大量のコーラルは人体に有害で、電子機器にも影響を与えるため対策されていない機器にとっても危険。
しかし少量のコーラル摂取は多幸感をもたらすためドラッグとして一部に流通している他、ルビコンでは貴重な食料となるミールワームの生育にも使用されている。どう考えても人体に有害なのに、そんなものを食べて大丈夫なのだろうか?
また特殊な手術で人体にコーラルを注入することで強化人間を生み出すことも可能。第1世代から第6世代までの旧世代型強化人間は脳にコーラルを注入する手術を受けている。
鳥や魚に似た群体性質があり、更に特定条件化で自己増殖の可能性が示唆されている他、僅かながら知性があると言う研究もある。
因みにコーラル(coral)とは珊瑚の英名である。
実は単なるエネルギー物質ではなく、れっきとした生命体。つまり本当の意味でのルビコニアンであり、エアの「同胞」である。名前の元ネタである珊瑚も群れで固着生活をおくる歴とした生物であり、「コーラル」という名称そのものが伏線であるとも捉えられる。
コーラル同士は「Cパルス」と呼ばれる信号で情報のやり取りを行っており、そのパルスの流れ方次第でコーラル群体が群知能を獲得するのだが、この群知能は人類とほぼ変わらない知性を持った複雑な知能(疑似人格)にまで発展することがある。
コーラルで強化された旧世代型強化人間は時折この疑似人格との交信が可能だったようだが、疑似人格の発生は研究ではっきりと証明されたものではなく、旧世代型強化人間に届く交信も「幻聴」として処理されていた様子。
また、疑似人格の考え方には「個人差」があるらしく、ドルマヤンと交信をしていた「セリア」と称する波形は、人類によるコーラルの消費に対し「また増えればよいだけ」とエアとは異なる意見を述べている。ドルマヤンの方がその考えに同調できなかったが。
情報機器にアクセスでき、セキュリティ性の高い情報を引き出したりするような描写もみられるが、アイビスの火で消耗した状況でも人類にダメージを与えるような発想に行きつかなかったあたり、基本的に攻撃性の低い、穏やかな性格になりやすいらしい。
しかしその一方でコーラルそのものは汚染性のある危険物質なうえに個体群密度が高まると相変異を発生させ、その数を爆発的に増やして汚染範囲を広めるという危険な特性があり、しかもそのままでいると増殖力が指数関数的に増加し、あっという間に宇宙を埋め尽くすような量となってしまう。
そしてその宇宙こそがコーラルにとっては特に増殖に最適な空間であり、もしルビコンから解き放たれると同様の汚染が宇宙全域に広がってしまうという、ACシリーズどころかSF全体を見渡してもそうはないレベルの大災害を齎す恐れがあった。
オーバーシアーはこの増殖現象を防ぐために奔走し、逆にオールマインドはこの性質を利用してコーラルリリース計画を進めていた。
これらの事態の根源は人類によるルビコン開拓により、コーラルが群密度の高まりづらい地中から地表へ進出したからでは…という業の深い説が存在する。
なお、ルビコン解放戦線がよく唱える「コーラルよ、ルビコンと共にあれ」の言葉の忘れ去られつつある続きには、この増殖現象を示唆する文言がある。
"コーラルよ、ルビコンと共にあれ"…この警句には続きがある…
"コーラルよ、ルビコンと共にあれ"
"コーラルよ、ルビコンの内にあれ"、"その賽は投げるべからず"…!
コーラルをルビコンの外に出してはならんのだ…!
約半世紀前に発生した大規模災害。ルビコン技研都市で発掘研究中のコーラルが発火し、周辺の星系をも巻き込んで焼き尽くすほどの大災害となった。
半世紀を過ぎてなおアイビスの火によって生じた汚染はルビコン3に残っており、惑星規模の寒冷化が起こっている模様。
一時コーラルはこれにて殆ど焼失し地表付近では観測されなくなったが、最近は微量が観測され始めている。
また、上記の通りこの災害を経て生き残った住人の中には自分たちを「灰かぶり」と称する者もいる。
その真相はルビコン調査技研のナガイ教授によって意図的に引き起こされた人災である。
大量のコーラルによる相変異の兆候が急激に発生したため、ルビコン星系を犠牲にしてでもコーラルによる宙域汚染を防ぐべく火を点けた、というのが真実であった。
しかし惑星全体を焼き払う大火をもってしてもコーラルを完全消失させるには至らず、ナガイ教授の意思を引き継いだ秘密結社「オーバーシアー」が結成されることとなる。
コーラルを主食とする幼虫のような外見の生命体。ルビコンの住人たちの主食であり、コーラルの不足によりミールワームが育てられないことはすなわち飢えを意味する。
よく食おうと思ったな。
どうやらコーラルが大量に存在する場所においては巨大化・凶暴化するようで、作中登場する個体は
体の一部が青白く光り輝く、巨大な口がついた自動車サイズの芋虫である。
そんな巨体でウゾウゾと地面から出てきて飛び掛かったり頭上からボトボト降ってきて、
赤い汁(コーラル)を撒き散らしながら爆裂する。
同社の別ゲーに出てきそうな生理的嫌悪感マシマシの造形と動きは一目見たら発狂モノ。間違ってもフォトモードでじっくり観察なんかしないように。
その実態はLRから
約18年の時を経て蘇ったまさかの生体兵器ポジションであった。
一緒に復活した火炎放射器で消毒してしまえ
ちなみに1ミッションしか登場しない上ターゲットでもないので相手にする必要は全くない。その癖やけに描写が凝っている。
フロム…?
「ルビコニアンデスワーム」が先に出てきてたせいで「ルビコニアンふつうワーム」と呼ばれることも。こんなもんが普通であってたまるか。
オールマインドが秘密裏に進めている計画。
…なのだが詳しい説明は最後までなされず、その内容は断片的な情報から推測するしかない。
少なくともゲーム内の描写でわかる情報は下記の通り。
- コーラルの大規模増殖現象を利用する。その為にコーラルを宇宙で高密度の状態にし、しかる後に開放する必要がある。
- 開放のトリガーとして「Cパルス変異波形」及び「Cパルス変異波形と交信できる強化人間」が必要。
- リリースが達成されるとトリガーとなった者たちの精神がコーラルを伝搬して宇宙中に拡散する。
- 拡散した精神が打ち捨てられていたACに宿っているかのような描写がある。
なお、作中で行われたリリースは発動の直前にオールマインドが討たれてから実行されたため、本来企図していたものとは異なる結果になった可能性がある。
その他
プレイヤーであるC4-621がルビコンに密航した際の初期機体名。恐らく命名者は機体を用意したウォルターか。
探査用機に偽装されたACのため全体的に低性能だが、ジェネレーターがズバ抜けて酷く、FCSも劣悪。一方で右肩の4連ミサイルや左腕のパルスブレード等、全開放後でも活躍できるくらい優秀なパーツもある。
フレームの方も、機体性能は控えめだがEN負荷が低く軽めなので、省エネ機を組んだり重量・負荷調整用に使われる事もある。
当然ながら機体名はアセンブルが解禁された時点で自由に変更可能だが、
一部の(機体性能以外に無頓着な)621達はこの名前あるいは「TENDERFOOT」を使い続け、オンライン部屋ではこの名前が多数並んでいることがままある。
封鎖機構が監視する中、621が海を越えた中央氷原へと赴くために移動手段として提案された装置。
コンテナをカタパルトで射出した後、デッドウェイトとなるカタパルト固定具をパージしてコンテナに付けられた推進機で飛翔する。要は弾頭の代わりに貨物を積んだミサイルである。
あくまで貨物輸送用の装置であり当然ながら人間が乗ることは考慮されていないが、射出の直前まで621はそのことを知らされていなかった。
が、周囲には621から自らそれを提案したようにしか見えなかったため、後からカーゴランチャーを使う事を知らされたウォルターは「発想としては悪くない」と言いつつその無謀っぷりに溜息を吐いた
発射装置の時点で察せ?無茶をおっしゃる。
しかもそうやって無理に先行したはずなのに、次のミッション開始時には他勢力が当たり前のように進出して拠点を構えるほど時間が経っていたり、元の大陸側のミッションが普通にあったりと、621が苦労した割には大陸間の往復が簡単に行われている様子がある。
Ver.1.05以降はよりにもよってラマーガイアの入荷が海越え完了後のチャプター3であるため、カーゴランチャーで海越えした621の空を飛ぶ事への飽くなき執念に感動したシュナイダーがラマーガイアを使えるよう便宜を図った説が生まれてしまった
アーレア海に位置する洋上都市。
かつて技研が建造した実験都市で現在はゴーストタウンと化しているが、一方で都市全体を覆う高濃度のECMフォグや、謎の無人兵器やプラズマ砲台などの防衛戦力が現在も稼働しており、まるで建てられたばかりのような清廉さを見せている。
封鎖機構を始め各勢力が何度か侵入を試みているが、上述のECMフォグと防衛戦力に阻まれ成功した例は今まで無い。
実は洋上の都市部分はあくまで全体の一部分でしか無い。
その真の名と姿は「恒星間入植船ザイレム」。かつて人類がルビコンへの入植に使った宇宙船の一つであり、スキルミオンジェネレータなる動力源の下で稼働している。
勿論技研が作り上げた実験都市というのは真っ赤な嘘であり、恐らくはプラズマ砲台といった防衛戦力も元は対スペースデブリ用の物だと思われる。
アイビスの火に巻き込まれ半世紀近くという年月が過ぎても尚宇宙船としての機能は失われておらず、ストーリー最終盤では再び宇宙へと飛び立ちルビコンの、そしてコーラルと人類の行く末を決める戦いの舞台となる。
元はあくまで入植船のためか巨大な主砲のようなものは搭載していないらしく、どのルートでもコーラルを焼く手段は「ザイレムをコーラルの集積プラントに突っ込ませる」というパワープレイである。
本作に登場する建造物の中では
グリッドさえ凌ぎ、ルビコンの熱圏にまで到達する名実共に最大級の、コーラルを吸い上げて貯蔵しそして星外へ運び出す為の設備。
詳細は
ルビコン調査技研の項目へ。
【余談】
- YouTubeにおいては、バンダイナムコエンターテインメントの北米、ヨーロッパ公式アカウントにおいて実写映像を使った独自のトレーラーが公開されており、『THE BOYS』のブッチャーやリブート映画版『スタートレック』のレナード・マッコイ等で知られるカール・アーバンが画面の向こうの独立傭兵達に語りかける姿が描かれた。
ファンの間では定番の「なんだただの実写か」ジョークが現実になった瞬間である
- 元々ソウルシリーズ、特に『ELDEN RING』のスマッシュヒットでフロムソフトウェア自体の注目度が高まっていたこともあってか発売前から非常に期待値が高く、SteamやAmazonの予約件数ランキングでは8月時点で本作が見事1位に輝いた。
そして発売から2ヶ月後の時点での全世界売上は280万本との情報がある。今後のセールなども考慮するとさらに売上が伸びることが予想される。これまではどちらかといえば通好みなマイナー傾向のシリーズだっただけに、この人気ぶりにはシリーズユーザーからも「売れて欲しいとは思ってたけど、ここまで売れるとは思わなかった」という驚きの声も少なくない。
ラスティ役の加瀬氏のAC6実況配信にて、声優陣も招待されたフロムソフトウェア主催の打ち上げの場で小倉Pから明かされたとのこと。公式発表ではないが信憑性は高いと思われる。一方で2023年9月末時点で国内売上が70万本を突破していた事が11月に判明。こちらはフロム・ソフトウェアの業績概況の中での公式の情報である上に、あくまで9月末時点の実績なのでこの売上をさらに超えていると見て間違いない。
まれに「過去シリーズ全作の売上を足してもなお上回る」と言われているが、比較対象となる過去シリーズの売上数は国内のみの累計であり、海外分は考慮されていないので注意されたし。全世界売上で比較してもAC6だけで全体の1/3は占めていると考えられ、9月末時点の国内売上で比較しても過去作で最も売上を上げたとされるAC5の3倍弱の売上を上げた事は間違いなく、大躍進であることには変わりない。
- 5に続いてローマ数字表記でのナンバリングになっているが、公式サイトでのテキスト上は5がローマ数字の「Ⅴ」で表記されているのに対して、6は「Ⅵ」ではなくアルファベットの「V(ブイ)+I(アイ)」表記になっている。意図して使い分けられているかは不明。
- 過去シリーズの時のようにフロム脳をフル回転させた傭兵たちによって公式キャラデザが殆ど存在しない登場人物たちのファンアートが次々に投下されていった。中には「二次創作で見かけたキャラで興味を持ったら、全てファンの妄想で出来上がったものだと後から知って衝撃を受けた」という新規勢の声も一定数見受けられた。
騙して悪いが、非公式なんでな
更にフロム脳がブーストした結果、アーキバスの「アーキ坊や」を皮切りにベイラムの「ベイ太郎」など、本作に登場する企業をモチーフにした架空の企業マスコットキャラクターが爆誕した。そして何故かスネイルがアーキ坊や激推しという風潮ができ、ペイター役の下川涼氏がどう見てもペイターなプロフィールにアーキ坊やの中の人を付け加えるという珍事も発生した。
そしてフロム脳がオープンされた結果、大豊のマスコットはゆるキャラ路線とは一線を画したキャンペーンガールの「大豊娘娘」であり、それに対抗してアーキバスが新たにサキュバスの「アーキュバス」を導入したりなど、企業マスコット界は別の路線でも競争が繰り広げられた。私はなんだか混乱してきました
挙句の果てに大豊娘娘はニコニコ大百科とPixiv百科事典の共同イベント「ネット流行語100」の2023年にノミネートされた。なんだかもうよく分かりませんありがとうございました。
この一大ムーブメントは「コーラルに脳を焼かれた人々の集団幻覚」とまで言われた程。一度生まれたものはそう簡単には死なない
- 今度の集団幻覚はレッドガンの食堂のおばちゃんか… -- (名無しさん) 2023-10-16 15:23:13
- 初期機体のジェネがちょっと強化されてマシになった今いよいよFCSの産廃っぷりが目立つように。ロック速度が売りの初期ミサイルにすら悪影響を及ぼすマルチロック補正の酷さはもはや芸術 -- (名無しさん) 2023-10-18 21:51:56
- 段々やることもなくなってきたから初期フレーム縛りで遊んでみてるんだけど、ホントよく出来た機体だわ。内装で工夫すれば大体の武器はそつなく扱えるし、代わりに紙装甲ってデカい欠点もあるから初めたてのプレイヤーに積極的にアセンさせる動機にもなる。 -- (名無しさん) 2023-10-21 02:05:58
- >というかもはや隠す気があるのかも怪しい。 見抜けなかったウォルターはそれ以上のバカということでは…? -- (名無しさん) 2023-10-21 10:41:28
- ↑一応怪しんでカーラに調査を依頼してたからまあ…というかあのあとケイトに関して何もなかったのが意外とも思う -- (名無しさん) 2023-10-22 09:54:51
- 30MMとコラボ……だと? -- (名無しさん) 2023-10-28 23:07:55
- 30MMは値段と組みやすさ第一だし、ブキヤのハイエンド品とも棲み分けられていいかもね。プラモ自体しんどいって人ならROBOT魂もあるし。 -- (名無しさん) 2023-10-28 23:25:06
- ROBOT魂、初手がまさかのラスボス版エア -- (名無しさん) 2023-11-16 13:49:05
- ROBOT魂のエアは参考出展(要は周囲の反応を見る試作品)だからアレが製品化するとは限らないよ -- (名無しさん) 2023-11-16 23:04:32
- ザイレムに大砲ないっていうけど、カーマンライン突破の時に明らかに砲撃してるよね。火ルートでは流れ的に衛星砲喰らって砲撃できなくなったから特攻した感じだし -- (名無しさん) 2023-12-10 13:15:00
- ↑多分だけどそれこそオーバードレールキャノンみたいな戦略兵器級の大口径砲は積んでないって事じゃないかな -- (名無しさん) 2023-12-11 15:57:03
- ↑2 火ルートでも背景でザイレムと封鎖ステーションがレーザー砲の撃ち合いをしてなかったっけ? -- (名無しさん) 2023-12-15 01:27:29
- パーツ追加はDLCかと思ったらパッチで増やしてくれるみたいで嬉しい -- (名無しさん) 2023-12-19 10:34:04
- ↑嬉しいけどランクマッチ要素も追加かぁ…それに引っ張られてVDの二の舞いにならないと良いけど -- (名無しさん) 2023-12-19 11:40:26
- シュナイダーがいよいよ変態企業ぶりを隠す気なくしてきてて草 -- (名無しさん) 2023-12-19 21:24:37
- ナハトライアーってもしかして解放戦線のために彼らなりに「扱いやすく」作った可能性が……? -- (名無しさん) 2023-12-19 22:59:34
- ↑↑もう完全にアスピナ機関じみてきた。いくら速度追求の為って言ったってコクピットブロック剥き出しにするまで肉抜きしたコアとかお前… -- (名無しさん) 2023-12-20 07:55:22
- お陰でフラットウェルに深刻な風評被害が…AC6ツバサってそういう? -- (名無しさん) 2023-12-20 09:11:48
- ラマーガイアってエルカノフレームにも似てるんよね。なんか関係があるのかね。 -- (名無しさん) 2023-12-20 10:34:25
- ↑フラットウェルがシュナイダーとコネを持ってる ALBA(スティール・ヘイズ・オルトゥス)が「エルカノがファーロンとシュナイダーの技術も織り込んで作られた」って設定があるし、解放者の終盤でフラットウェルが秘密兵器としてシュナイダーフレームのACを対・企業戦力として出撃させてるし だからエルカノとシュナイダーは星内・星外関係なく、なんかのつながりがありそうな気がする -- (名無しさん) 2023-12-20 10:52:02
- フィルメザはなんでこんな板みたいな四肢なんだと思ってたら、ランマーガイアの登場で全てを察した -- (名無しさん) 2023-12-23 08:42:14
- シュナイダーがアーキバスを裏切ったのはラマーガイアーに望まぬ設計変更を命じた腹いせ説 -- (名無しさん) 2023-12-23 08:48:37
- 英語版のスッラの中の人がApexのオクタンの人と同じって知ってびっくりした -- (名無しさん) 2023-12-31 17:12:46
- ラスティとかスネイルとか、個別項目が作られてるものに関しては個別項目への誘導をして、ここの記述を簡略化(削減)しようと思うんだが、いいかな? -- (名無しさん) 2024-01-03 01:38:20
- いいんじゃないかな。少しスッキリはするだろうし -- (名無しさん) 2024-01-03 16:38:56
- ↑実行したけど、改めて所要時間を測り直したら逆に増えた…orz -- (名無しさん) 2024-01-03 23:36:44
- 余談の二次創作の話で思い出したが、実況動画について軽く触れなくてもいいの?パトラネキだとかルビコンタマネギとかにほんへ621とか -- (名無しさん) 2024-02-09 17:04:56
- CV座組の仲が良いことが本当によくわかる -- (名無しさん) 2024-02-09 20:13:05
- メタガが爆速でAC6のパロクラスを実装してきた(サンプルキャラが「燃え尽きぬ火」で台詞が「ミッションだ、”燃え尽きぬ火”」なのでごすまでいる)のは旬を逃さずよくやったという気持ちとお前一回フロムに怒られろという気持ちの両方が湧いて来る。なんでアセンブルのシステムまで再現してんだよ -- (名無しさん) 2024-02-24 20:57:32
- 遂に30MMの続報来たな、とりあえずナイトフォールとスティールヘイズは内定、オプションウェポンも9月に同時発売っぽい -- (名無しさん) 2024-03-21 01:55:17
最終更新:2024年04月23日 04:01