概要
戦闘に至るまでの背景
▲686年3月における勢力図
勿論これは、敵討ちに燃える
ラディアを旗頭に飾り、実権を
ソフィス、
アリガル、
ボルゴスといった腹心の将に持たせて行わせた軍事行動である。
友好国(文献によっては「同盟国」だったともある)であった
アゾル国の仇を討ちたいという気持ちが無かった訳ではないが、真意はそれを利用した領土拡大にあったと見てまず間違いはない。
それは、戦国の時代ではとりわけ後ろ指を指される行為でもなく、寧ろ至極自然な流れであったが、逆に後ろ指を指されるべき男もいた。
ゲーリー国国主
マラである。
彼は、
ゾリメック国を利用するだけ利用すると、
アゾル国の旧領をほぼ全て独占し、
ロードレア国の軍勢に攻め込まれて救援を求める
ゾリメック国の要請を完全に無視している。
ここにきて、初めて
サリーアも自らが利用されていたことに気づかされた。
両軍の戦力
戦闘経緯
バルディゴス討伐連合軍の戦いでも、一連の指揮能力の高さと武勇を轟かせていた
ラディアだが、実際にその姿を見ていない多くの将が「噂だけが独り歩きしている」と思っていた、しかしこの一戦において、その強さが偽りではなく本物であることを認識、新参者でありながら、これ以後
ロードレア国の主力将軍に名を連ねることとなる。
戦いの結末
一連の報告を聞いた
ゲーリー国では、
リディアニーグが先手をうってこちらから
ゾリメック国を侵略するべきという提案をするが、これを
マラは不採用とした。
手に入れたばかりの
アゾル国の領地を統治するにはまだ時間が必要だったことと、南で急成長を続ける
カルディスに隙を見せる訳には行かなかった為である。
最終更新:2024年08月08日 12:17