基本情報



略歴

ギード領に流れ着いた魔導師。
七巫女ゲルガインのことも熟知している魔導師で、七巫女に惹かれるほど野望を持つ者を探していた。
ただし、彼女自身に七巫女を使っての明確な目的はなく、ただ自分の思い通りに動く駒を手に入れて、自身の策略によって思い描くまま状勢を動かせるということ自体に喜びを感じていた。

ギードを巧みに操り、サラ領土への侵攻を決意させるが、ファルサスによるサラ領土奪還作戦がはじまると、ギード軍に勝ち目はないと早々に戦線離脱。

その後、ゲルガインの力を奪う事に執着したバルニアに出会うと、自らの七巫女傀儡の術の知識に造詣が深い事を示して彼と行動を共にする。

トルティアナ領へ向かう途中、シュシュを見つけると、かつてギードの元にいたときに、自分を囮として逃げた彼女に対して報復を兼ねて傀儡の術を施し、操り人形とする。

その後もバルニアの共犯者として暗躍するが、バルニアアルティナの毒によって倒れ、ゲルガインの力を宿したゴッズに反旗を翻される。

ゲルガインの復活を補佐する一族、そう信じていた自分すら、所詮はゲルガインに利用される者であったことを思い知らされた彼女は、ゲルガイン三魔王討たれたことによって自由を取り戻すと、ひそかにシャクティアナ帝国から脱出し、更なる戦乱を求めて海を渡る。

ボルティヴォ国、ヴァレット国、レチス国で彼女が原因と思われる戦乱、内乱、事件が散見されているが、自身は火種だけ撒くとすぐに姿を消し、15470年にザルカ国で目撃されたのを最後に以後は一切の記録から姿を消す。


人物

  • 彼女がゲルガインの封印に熟知していたのは、かつてゲルガインの力を信望し、崇拝の対象とし、復活を望んでいた一派の末裔だったためである、ただし彼女は他の一族の様にゲルガインを称えることはなく、単純にその力を利用できないかと思っていた。


関連項目



最終更新:2024年07月20日 04:24