基本情報



略歴

シャリアル国将軍としてフェルス城の城主を務め、おおらかな人柄もあって城下の民衆、諸将に好かれていた。

第2次エィディスの戦い(694)では不覚をとり、レイディックシャリアル遠征(698)時、迫り来るロードレア国軍に狼狽するなど、軍事的才能には恵まれていなかったが、このとき実戦の指揮をとったこともない少年ルーが突如自らの意見を述べると、他の将が子供が口を挟むなと怒鳴る中、その意見に可能性ありと見て素早く取り上げ、器量の大きさを見せる。
ルーもゾルデスクには信頼を寄せ、後にシャリアル国滅亡時、彼を守って共にロー・レアルス国へ亡命するが、この頃になると既にゾルデスクの方がルーの決定に従うという形となっていた。

ヴェリアの大遠征(703~705)ではリアーズ冬の陣メファイザスと共にヴェリア軍を食い止める。
その後ジース砦アレスを包囲、その最期を見届けると「あのような娘まで戦場にでるとは、虚しい時代だ」と呟き、ジース砦の将兵玉砕後、鎮魂碑を建てた。

ルディックの陣(711)では、ロー・レアルス国を支えた将星将軍を補佐する。
そこでルーと再会するが、この時のルー将星将軍の中でもベルザウスに続く最高司令官となっていた為、昔のように気軽に話すことはせずに距離を置こうとしたが、ルーの方から気さくに話しかけ、二人の信頼関係は昔と変わることはなかった。
ただし、かつては自分の方が上官だったとはいえ、今の己の立場をわきまえたゾルデスクは、ルーに対して敬語を使い、公私のけじめだけはしっかりとつけたという。
この戦いで、出陣していった将星将軍が次々と戦死したと聞くと、最終決戦において落城する城と運命を共にした。


関連項目



最終更新:2024年07月28日 05:40