概要
戦闘に至るまでの背景
▲708年12月における勢力図
しかし、
ロードレア城の戦いにおいて、首都をあと一歩まで追い詰めておきながら
ベルザフィリス国に最後のとどめを奪われた
メファイザスは、このまま帰国するのではなく、私怨と承知の上で、多少の意趣返しをしたいという衝動に駆られていた。
ギルラ高地の戦い 両軍の戦力
戦闘経緯
この
ロードレア領争奪戦では、新たな国境になるラインにおいて多少の小競り合いこそあったが、両国共に今はまだ直接衝突をする時期ではないという思いから、互いの予想される進軍ルートの範囲内での行動に終始徹していた。
それだけに、この予期せぬ
ロー・レアルス国軍の出現は、
ギザイア、
ディグドといった智将たちを少なからず驚かせた。
この時点でほとんどの都市が既に降伏していたが、
ルバーク城の様な大都市は、抵抗できるだけの力とプライドを持っていたため、いまだ抵抗の意志を見せていた。
そんな彼らに、自分たち以外にもまだ健在の部隊があったという報告は歓喜をもって受け入れられ、城の外部と内部から同時に夜襲を仕掛けるべしという進言を信じて、すぐに出陣の準備に取り掛かった。
夜襲を受けた
ベルザフィリス国軍は、大きな損害を出す前に
ルバーク城を諦めて、夜陰に乗じて撤退する。
この時の撤退は奇襲を受けた部隊とは思えないほど段取りがよかったが、これは
ギザイア、
ディグドがあらゆる状況を想定して、部隊間の連携がとれなくなっても撤退できるように万が一に備えての撤退作戦案を各部隊に送っていたためであった。
戦いの結末
最終更新:2024年08月13日 01:11