基本情報



略歴

「黒のベルンハルト」と呼ばれ、亡命者のみで結成されたシャラダン配下の精鋭部隊「ウルフェンリッター」指揮官を務めた。
彼の鎧は範囲内の全ての魔力を消滅させる結界を持ち、敵味方の区別なく法術を封じた上での接近戦を何よりも好んだ。

リオネティアの戦いにも参戦し、先陣を務めてアディス国軍をひきつける大役を果たす。
1739年、グスタルが戦死した為、これまでの功績から四方将東方将軍の称号を引き継ぐこととなる。

リヴォル帝国はシーフィールド国との戦いを激化させていくが、その様な情勢下で人体発火事件が起きる。
シャラダンは、事件解決にベルンハルトを派遣、いまだ彼が四方将を任命された事に懐疑的だった者達に実力を見せる為であった。
ただし、この事件の真相には、ジルダー子飼いのベルバットが引き起こした人魔融合が絡んでいた為、彼の調査報告は一般には公表はされなかった。
また、この調査の過程で、互いに正体を隠しながらも意気投合したサヌア傭兵団と一時期行動を共にすることとなる。
そのため、後にベルバットの情報を掴んだベルンハルトは、隠密ギルドを使って自然な形でその情報をサヌア達に入るように仕向けた。

シーフィールド国との決戦となったティファーナの戦い でも先陣を承り、ウルフェンリッター部隊の基本戦術である結界を使うが、その戦法は研究されており、リヴォル帝国軍は思わぬ苦戦を強いられる。
完全包囲されたベルンハルトだが、部下を叱咤しついに敵軍の突破を許さず、勝利の立役者となった。

ミリィ誘拐事件から端を発したアディス国再侵攻では、娘を失った心労によって途中帰国したシャラダンから、アスタルと共に遠征軍の指揮を任せられる。
しかしアルビス国軍がリヴォル帝国の帝都に迫っていると知り、急ぎ本国に戻るため強引に行ったアディスの戦いにおいて、動くものは全て斬れという過酷な命令を下し、アディス国王ハーグリブスを討ち取り、国土を焦土と化している。
そこまでしたにも関わらず、彼らの帰国より先にシャラダンは討ち取られ、帝都リヴォルは陥落した。

彼は、自らの死場所を定めると、リヴォル残党軍強襲作戦を敢行。
エリシアカルディナに戦場の恐怖を見せ付け、かつて正体を隠したまま意気投合したダイルーガを討取るが、サヌアによって討取られた。


人物

  • サヌアに討取られたとき、墓標にはなんと刻むと問われたが、「狼に墓は不要……狼は、ただ大地に帰るのみ……」とそれを拒絶した。


関連項目



最終更新:2024年06月29日 04:54