基本情報
略歴
「西は
リディ、東はルー、十年早く生まれていれば歴史はどう動いていたかわからない」と言われた「遅れてきた英雄」の代名詞。
シャリアル国将軍として696年に初陣、その戦いぶりは鬼神と称された。
698年に
シャリアル遠征を行った
レイディックが、国境突破と見せかけて
フェルス城を攻めたとき、ただ一人その策を見抜き、城主
ゾルデスクより先に防戦体制をとっていた。
結果的に
レイディックは、
アレスの説得によって作戦を変更したため、二人の対決は戦火を交えることはなかったが、歴史家達は実際戦っていればおそらくルーが勝利していただろうと推測する。
その後、
アルヴァドスの反乱によって
レイディックが横死した直後に援軍として到着すると、この戦いが初陣だったにも関わらず、自分の名前を出さずに「本国からの援軍」と偽って、
ゾゥド、
フォール、
バンガーナといった歴戦の勇士をまるで部下の様に巧みに操り、更に
アルヴァドスさえそう動かざるを得ない状況に追い込むことで
ロードレア国包囲網に組み込むという才覚を見せた。
710年、天下分け目の
ヴァイグの戦いでは、霧に迷って敵陣に近づきすぎた時、言葉巧みに敵軍を混乱させて堂々と帰還している。
そして、決戦では自軍を待機させたままいっさい動かず、両軍の疲労と一瞬の隙をついて
ガイヴェルド本陣に突撃を仕掛けて肉薄する。
ルーの狙いは、本陣強襲の報告に動揺した前線部隊が一気に瓦解することで、成功していればたった一部隊が戦場のすべての動きを支配することとなったが、前線の
リディが動揺しなかった為あと一歩及ばず撤退する。
関連項目
最終更新:2024年08月22日 00:43