新月千舟線

千舟線(ちふねせん)は、新都特別市京橋区の新京橋駅から千舟市の千舟駅を結ぶ新月急行電鉄(新月)の鉄道路線である。ラインカラーは濁り青色。駅ナンバリングで使われる路線記号はCF。

概要

千舟線は、ターミナルである新京橋駅と千舟盆地の中央部に位置する千舟駅を結ぶ路線である。主要都市を結ぶ路線でありながら鹿骨山地などに阻まれ構想から着工に至るまでに時間を要したため比較的新しい路線である。2020年6月から運行されている特急「ひなみ」や「SSライナー」を含めてほぼ全列車が新京橋駅を介して新都メトロ西南線に直通している。また、一部列車はさらに先の八城高速鉄道春風線に直通し、春風中央駅まで運行される。全長が100kmを超え、新月急行の路線の中では最長である。また、雀田駅を境に普通列車は系統分離されており、新都側と千舟側では雰囲気が全く異なっている。そのため新都または千舟への通勤・通学路線と千舟地区への観光路線という3つの顔を持つ。新京橋駅~雀田駅間が新都、鹿骨新町駅~千舟駅間が千舟への通勤圏にあたるが、近年の速達化により雀田以北から新都への通勤・通学需要も増えている。
路線は新都平野北西部の丘陵地帯を進み、雀田駅を過ぎると鹿骨山地の山間部に入り、列車も雀田駅を境に激減する。水野駅からは千舟盆地に入り、鹿骨新町駅からはわずかながら本数も増える。そして広大な千舟盆地を北進し、千舟駅を目指す。

路線データ

  • 路線距離:106.8km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:41駅(起終点含む)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線
  • 閉塞方式:移動閉塞式
  • 保安装置:TIACS-6.3.0
  • 最高速度:120㎞/h

沿線概況

新京橋駅-雀田駅

新都本線塔野高速鉄道線が直交する新京橋駅の地下4階に斜め約45度に配置された2面4線のホームを出発すると、すぐに上り勾配となるが新京橋駅がとても深いため北上塚駅まで地下を走行する。
地上に出るとすぐ月星線坂樹線と接続する常葉志根駅に到着する。千舟線においては志根地区の最寄りであるが、雀田方面から来た場合原増駅で乗り換えた方が早いため当駅はあまり利用されない。
志沢川駅を出ると住宅がよく目立つようになり特別快速が停車する原増駅に到着する。原増駅周辺は新都への近さと交通の利便性の良さから人口が増え続けており、千舟線も当駅で乗車率180%を超えることも珍しくはない。
原増駅からは周辺を走る路線が急減する。千舟線の開通以前は原増~真砂間は広大な鉄道空白地帯であったため、新京橋駅~真砂駅間の工事は他区間より先行して急ピッチで進められ、全線開通の10年前に開業している。その鉄道空白地帯に建設された南風山駅守札神社駅南真砂駅の各駅周辺は開業後急速に宅地化が進んだ。
塔野高速鉄道八真線都西線と交差する真砂駅は千舟線の途中駅の中でも雀田、鹿骨新町に次ぐ主要駅で、特急列車が停車する他、早朝深夜は当駅始発、当駅止まりの列車も存在する。
真砂駅を出ると本格的に新都の郊外となり、志倉木野沢駅蒲原駅周辺はまだ雑居ビルも存在するが芦川駅赤間田駅三田坂駅では周辺にやや田畑も目立つようになる。
三田坂駅を出たあたりからは整った街並みに入り、東城寺駅に到着する。東城寺駅周辺は新都周辺における一大宗教都市であり、駅名の由来となった東城寺を中心に碁盤の目のように市街地が形成されている。
瑠璃光町駅を出ると東城寺の市街地を抜け、厳原駅狸畑駅周辺はさらに田畑が目立つ。やがて南雀田駅から再び住宅地となり、建物の密度が濃くなってくると雀田駅に到着する。雀田は千州街道の山越えの前の休息地として栄えてきた街で、千舟線が開業すると車両基地が建設され、当駅始発、当駅止まりの列車が多く設定されたことから新都からの距離は遠いもののそこそこの人口を誇っている。
前述の通り当駅より北、千舟方面は本格的な山越え区間となり、乗客数も急減するため普通列車は当駅を境に系統分離されている。駅の千舟方には千舟線と東都高速鉄道新外線の全列車が所属し、検査などを行う雀田車両基地があり、早朝は優等列車含めほぼ全ての列車が当駅始発、深夜はほぼ全ての列車が当駅止まりとなる。

雀田駅-鹿骨新町駅

雀田駅から普通列車は4両または6両で運行され、鹿骨山地に入りローカル線色が強くなる。特急及び特別快速は雀田駅と鹿骨新町駅を除くこの区間の全駅を通過する。
雀田駅を出ると次第に住宅も少なくなり、トンネルが増えるにつれ田畑もほとんど見られなくなる。新三倉駅は千舟線のトンネルで2番目の長さを誇る三倉山トンネルの中にある。1994年までは芦川に沿っていたが度重なる土砂崩れにより三倉山トンネルを含む新線が建設され、旧線の途中にあった3駅のうち一定の利用客が存在した三倉駅のみ新三倉駅に改称の上、新線に移転した。
三倉山トンネルを抜けると急勾配を登り、やがて奥川辺駅に到着する。奥川辺駅は2003年までスイッチバックが存在した。周辺はすでに人家はなく、秘境駅となっている。奥川辺駅から華高岳駅までの区間は最も多い時期には8か所ものスイッチバックが存在した。現在は全て廃止され、所要時間が大幅に短縮された。華高岳駅は名前の通り鹿骨山地最高峰である華高岳の登山口にあり、夏場は優等列車が当駅に停車することもある。
華高岳駅を出るとすぐ千舟線最長のトンネルである華高トンネルに入る。トンネルを抜け、しばらく山の中を進むとやがて田畑や住宅が増え、興宮駅に到着する。興宮は鹿骨山地の中の小規模な盆地にあり、鹿骨市の中でも独立した文化を形成している。
裏雛見駅は雛見地区の最寄りにあたるが、雛見地区までの道路の状態がよくない他、雛見地区へは興宮駅からバスが出ているため、利用者はほとんどない。ここから毛洞駅を経て水野駅に至るまでは再びカーブを伴いながら山間部を走る。
水野駅の手前で鹿骨山地を抜け、千舟盆地及び鹿骨市街に入る。井沢駅を過ぎると再び高い建物が見えるようになり、鹿骨新町駅に到着する。元々鹿骨市の中心駅は鹿骨駅(現在の本鹿骨駅)であり、鹿骨新町駅は普通列車のみが停車する駅だったが、市街の広がりに伴い土地の広い鹿骨新町駅周辺に大規模な建物が建つようになり、1994年に全列車が停車するようになった。

鹿骨新町駅-千舟駅

鹿骨新町駅から丸官町駅の間は鹿骨の中心街を走り、板和谷駅からは周辺に再び田畑が目立つ。三台神田駅三台町唯一の駅で、三台町の玄関口であり中心街へバスが出ているが、駅は町の端に位置するため駅周辺はあまり栄えていない。櫛止駅の手前で千舟市に入るがこの周辺は旧櫛止村域のためまだ田畑が目立つ。神馬小屋駅周辺は駅名の通り馬牧場が多く、車窓からも馬の姿を見ることができる。田上原駅田上原町にあるが、この田上原町は全方向を千舟市に囲まれている珍しい自治体である。南千舟駅の手前で再び千舟市に入ると、列車は千舟の市街地に入る。幸田駅五十軒通駅を過ぎるとやがて終点の千舟駅に到着する。

運行形態

定期列車として設定されているのは、停車駅の少ない順に特急・SSライナー・特別快速・深夜特快・快速・普通であり、このうちSSライナー、深夜特快は一部の時間帯のみ運行される。特別快速は正式名称であるが、基本的に特快と略して使用されている。
日中は全列車が新都メトロ西南線柚城駅まで直通し、特別快速、快速はその先の八城高速鉄道春風線春風中央駅まで直通する。

特急

 詳細は「ひなみ」を参照
2020年6月から運行されている列車。西南線八城駅千舟駅を結ぶ「ひなみ」がおおむね2時間間隔で運行される。定期列車、臨時列車共に全て75000系が使用される。

SSライナー

 詳細は「SSライナー」を参照
2020年6月から運行されている座席指定列車。千舟駅~柚城駅間に3往復運行され、朝ラッシュ時間帯に上り列車、夕ラッシュ時間帯に下り列車が運行される。1往復は八城駅まで直通する。全列車が75000系で運行される。

特別快速(深夜特快)

特別快速は全線開通当初から存在する種別の一つである。基本全線通して運行され、有料列車を除き最も早い種別である。日中は1時間に2本運行され、全列車が西南線、春風線を経由して春風中央駅まで直通する。山間部の雀田駅~鹿骨新町駅間はノンストップであり、本鹿骨駅以北も通過駅がある。深夜特快は千舟地区から鹿骨新町駅~雀田駅間の各駅を含めた鹿骨新町駅以遠への最終帰宅需要に特化した種別として2003年3月から運行されている。優等列車の中で唯一ローカル線区用の8000系を10両編成にして運行され、千舟駅を23時7分に出発後、本鹿骨駅から各駅に停車し、終点の雀田駅に0時8分に到着する。途中駅での緩急接続は一切行われず、終点の雀田駅で新京橋行き最終の始発普通列車に接続する。12月31日夜から1月1日の午前にかけて実施される正月の特別ダイヤでは特別快速に差し替えられるため、雀田駅~新京橋駅間で運行されたことは一度も無い。

快速

快速は真砂線時代から存在する、普通と並び最古の種別である。登場から特別快速に次ぐ優等種別として運行されている。本数確保のため鹿骨新町駅以北は各駅に停車する。日中は1時間に2本運行されるが、朝ラッシュ時間帯の上り、夕ラッシュ時間帯の下りにおいては運行されない。こちらも全列車が西南線、春風線を経由し、春風中央駅まで直通する。

普通

全駅に停車する。2020年3月より雀田駅を境に系統が分断され、雀田以南は10両、雀田以北は5両で運行される。日中は西南線柚城駅~雀田駅間の列車が毎時6本、雀田駅~千舟駅間の列車が毎時2本運行されており、前者のうち2本と後者の全列車が雀田駅で普通列車同士の接続を行う。また、ラッシュ時間帯には列車が柚城駅に収まらないため、手前の西寺駅や新京橋駅で折り返す列車が存在する。西南線柚城駅で中央線からの列車に接続するため八城駅や春風線まで運行されることはない。

車両

千舟線は新都メトロ西南線八城高速鉄道春風線に直通しているが、定期列車での乗り入れ車両は新都メトロ西南線の車両のみで、八城高速鉄道の車両は乗り入れない。ただし、事故や車両トラブル、ダイヤ乱れ発生時は八城高速鉄道の車両、その他新都メトロ中央線用の車両が乗り入れることがある。

自社車両

通勤型・近郊型車両
10両編成、特快、快速、春風線~西南線~雀田間の普通列車で使用される。
5両編成、あるいはそれを2編成併結した10両編成で運行され(深夜特快のみ)、深夜特快、雀田~千舟間の普通列車で使用される。事故や車両トラブル、ダイヤ乱れ発生時は10両編成で雀田以南、西南線、春風線に乗り入れることがある。2020年11月現在営業列車として中央線に乗り入れた実績はないが、営業前試運転で入線しており、乗り入れることができると思われる。
特急型車両
10両編成、特急ひなみ、SSライナーに使用される。八城高速鉄道春風線乗り入れ非対応。

乗り入れ車両

新都メトロ
西南線用の車両。
中央線用の車両。前述の通り定期列車で乗り入れることはないが、ダイヤ乱れ等で入線することがある。
八城高速鉄道
春風線用の車両。中央線351000系と同じく定期列車で乗り入れることはないが。ダイヤ乱れ等で入線することがある。

駅一覧

  • 停車駅
 -特急、ライナー以外の各種別:●印の駅は停車、|印の駅は通過
 -特急「ひなみ」・「SSライナー」:列車記事参照
 -千舟線のナンバリングは新都メトロ西南線からの連番
駅番号 駅名 駅間
営業
キロ
累計
営業
キロ
列車種別 接続路線 所在地







CF-09 新京橋駅 新月急行電鉄TT新都本線(TT-01)
塔野高速鉄道:SL新都環状線(SL19)・SO新都大海ライン(SO06)
新都メトロ:西南線(W-09)・K京榊線(K-01)・A判鷲線(A-07)
六京旅客鉄道RK六京本線(RK01)・RS六京新線(RS01)
京橋区
CF-10 北上塚駅 常葉区
CF-11 常葉志根駅
CF-12 西志根駅 志根区
CF-13 志沢川駅
CF-14 原増駅 新都メトロ:Y弓田線(Y-32)・M君島線(M-07)・E中央線(E-18)
都西開発鉄道AG浅川線(AG07)
北区
CF-15 南風山駅
CF-16 守礼神社駅 真砂市
CF-17 南真砂駅
CF-18 真砂駅 塔野高速鉄道:HS八真線(HS20)・TS都西線(TS01)
学園都市交通44号線(401)
CF-19 芦川駅
CF-20 赤間田駅
CF-21 志倉木野沢駅 東城市
CF-22 蒲原駅
CF-23 三田坂駅
CF-24 東城寺駅 都西開発鉄道:TJ東城線(TJ32)
学園都市交通:11号線(118)
CF-25 瑠璃光町駅
CF-26 厳原駅
CF-27 狸原駅 雀田町
CF-28 南雀田駅
CF-29 雀田駅 東都高速鉄道SG新外線(SG)
CF-30 新三倉駅
CF-31 奥川辺駅
CF-32 華高岳駅
CF-33 興宮駅 鹿骨市
CF-34 裏雛見駅
CF-35 毛洞駅
CF-36 水野駅
CF-37 井沢駅
CF-38 鹿骨新町駅
CF-39 本鹿骨駅
CF-40 丸官町駅
CF-41 板和谷駅
CF-42 三台神田駅 三台町
CF-43 櫛止駅 千舟市
CF-44 神馬小屋駅
CF-45 田上原駅 田上原町
CF-46 南千舟駅 千舟市
CF-47 幸田駅
CF-48 五十軒通駅
CF-49 千舟駅

関連項目

新月急行電鉄の路線
営業中の路線 TT新都本線 - YS八坂線 - YM山内湖線 - TW都和線 - HK広川線 - AS麻見線 - MJ紅葉線 - KA河城本線 - CF千舟線
計画路線
関連路線 東都高速鉄道
最終更新:2020年12月10日 21:35