塔野高速鉄道都西線とは,真砂市の真砂駅から遠山市の遠山台駅までを結ぶ路線である。ラインカラーは■萌黄色,路線記号はTS。
塔野高速鉄道都西線 | |
路線データ | |
総延長 | 26.0km |
駅数 | 19(始終点含む) |
複線区間 | 全線 |
電化方式 | 直流1500V |
軌間 | 1067mm |
最高速度 | 120km/h |
閉塞,保安装置 | TR-TIACS ver1.13 |
沿線概況
3面5線の真砂駅を出発するとすぐ八真線が右側にカーブして分かれていく。真砂台地から新都平野の低地部分に抜けるため,暫くは高架を走る。開発が進み,長閑な田園地帯から郊外の住宅地へと変貌してゆく風景を見つつ,真砂口,川端,瑞橋と小規模な駅を通る。この辺りは線路規格が高く,快速系統は120km/hの高速で走り抜ける。周辺に建物が増えてくると星山市に入り,星山ニュータウンの中心である新星山駅に着く。ここは2面4線を持つ着川市以北唯一の待避可能駅で,各駅停車は快速を待避するために長時間停車することが多い。市街地を抜け再び田園地帯に入ると昭津市に入り,平宮駅,羽ノ町駅を通る。次は昭津市の中心駅である昭津駅。全列車が停車するがホームは1面2線と手狭な印象は否めない。着川市に入り,高架から一気に地下に下る途中に北着川駅がある。ここは当初の計画になかった請願駅であり,それ故に勾配の途中にある。地下に入ると着川市の中心駅である着川市駅に到着する。ここで日中の各駅停車の大部分は折り返す。ここは新月急行新都本線,八坂線とも接続する新都西部の交通の要衝である。
着川市を出発すると暫くは地下区間となり,六京宮野線との乗り換え駅である南着川駅を過ぎると着川市から上府市に入り,次の駅は長結間駅。ここは1面4線で,ラッシュ時はここでも待避が行われる。この辺りからは地下から堀割になり,六京本線との乗り換え駅である新飛田町駅に到着する。全列車が停車するが,ホームは2面2線のみ。次の新上府駅も同じく相対式2面2線だが,こちらに停車するのは各駅停車のみ。次は緑園都市線との乗り換え駅である良住駅。検車区が併設されており,また緩急接続も可能。利用客数も都西線19駅中1位である。良住を出ると高架区間となり,中溝,鹿島野,遠山口を通り,終点遠山台へ至る。
着川市を出発すると暫くは地下区間となり,六京宮野線との乗り換え駅である南着川駅を過ぎると着川市から上府市に入り,次の駅は長結間駅。ここは1面4線で,ラッシュ時はここでも待避が行われる。この辺りからは地下から堀割になり,六京本線との乗り換え駅である新飛田町駅に到着する。全列車が停車するが,ホームは2面2線のみ。次の新上府駅も同じく相対式2面2線だが,こちらに停車するのは各駅停車のみ。次は緑園都市線との乗り換え駅である良住駅。検車区が併設されており,また緩急接続も可能。利用客数も都西線19駅中1位である。良住を出ると高架区間となり,中溝,鹿島野,遠山口を通り,終点遠山台へ至る。
駅一覧
駅番号 | 駅名 | 駅間 営業 キロ |
累計 営業 キロ |
列車種別 | |||
各 駅 停 車 |
区 間 快 速 |
快 速 |
特 別 快 速 | ||||
TS01 | 真砂駅 | 0.0 | 0.0 | ● | ● | ● | ● |
TS02 | 真砂口駅 | 1.8 | 1.8 | ● | ● | | | | |
TS03 | 川端駅 | 2.1 | 3.9 | ● | ● | | | | |
TS04 | 瑞橋駅 | 1.2 | 5.1 | ● | ● | | | | |
TS05 | 新星山駅 | 1.1 | 6.2 | ● | ● | ● | | |
TS06 | 平宮駅 | 1.2 | 7.4 | ● | ● | | | | |
TS07 | 羽ノ町駅 | 1.9 | 9.3 | ● | ● | | | | |
TS08 | 昭津駅 | 1.3 | 10.6 | ● | ● | ● | ● |
TS09 | 北着川駅 | 2.1 | 12.7 | ● | ● | | | | |
TS10 | 着川市駅 | 1.4 | 14.1 | ● | ● | ● | ● |
TS11 | 南着川駅 | 1.2 | 15.3 | ● | | | | | | |
TS12 | 長結間駅 | 1.1 | 16.4 | ● | | | | | | |
TS13 | 新飛田町駅 | 2.2 | 18.6 | ● | ● | ● | ● |
TS14 | 新上府駅 | 1.4 | 20.0 | ● | | | | | | |
TS15 | 良住駅 | 1.3 | 21.3 | ● | ● | ● | ● |
TS16 | 中溝駅 | 1.1 | 22.4 | ● | | | | | | |
TS17 | 鹿島野駅 | 1.3 | 23.7 | ● | | | | | | |
TS18 | 遠山口駅 | 1.2 | 24.9 | ● | | | | | | |
TS19 | 遠山台駅 | 1.1 | 26.0 | ● | ● | ● | ● |
列車種別
この路線の最優等種別で,日中は毎時4本が運転されている。早朝・深夜には運転されない(平日の場合,真砂駅は21:27発の列車が,遠山台駅は21:30発の列車が最終)。快速との違いは新星山を通過するか否かのみである。真砂〜遠山台の所要時間は24分で,表定速度は65km/h。
■快速 Rapid
日中には運転されていないが,早朝・深夜はこれが最優等種別。日中の列車は2020年のダイヤ改正で区間快速に置き換えられた。着川市以北のみで運転される列車もA線,B線で各1本ずつ(平日基準)設定されている。
■区間快速 Section Rapid
停車駅:真砂~着川市の各駅,新飛田町駅,良住駅,遠山台駅
終日運転される優等種別。着川市以南でのみ優等運転を行う。日中のほか,深夜は快速の大部分がこれになる。平日のB線1本(これは昭津始発)以外は全て真砂発着。
■各駅停車 Local
各駅に停車する。殆どの列車が快速の待避を行う。区間快速が着川市以北の各駅の需要を満たすため,全線を通して運転される列車はA線で17本,B線では僅か7本(いずれも平日基準)と非常に少ない。大部分は遠山台~着川市の運転だが,真砂発着のほか入出庫用の良住発着,夕方には少数だが昭津発着が設定されている。
日中の運転形態
遠山台 | … | 着川市 | … | 真砂 | |
特別快速 | 4本 | ||||
区間快速 | 4本 | ||||
各駅停車 | 8本 |
沿革
1962/05/25 着川電機鉄道として着川市〜遠山台間が開業
1979/10/01 79年合併により塔野高速鉄道に吸収
1981/02/22 TR-3500系運行開始
1984/01/18 真砂〜着川市間開業,これにて全通
1988/09/28 着川市〜遠山台間の線形改良工事を完了
1992/10/22 新飛田町駅開業
2014/08/18 TR-9000系運行開始
1979/10/01 79年合併により塔野高速鉄道に吸収
1981/02/22 TR-3500系運行開始
1984/01/18 真砂〜着川市間開業,これにて全通
1988/09/28 着川市〜遠山台間の線形改良工事を完了
1992/10/22 新飛田町駅開業
2014/08/18 TR-9000系運行開始
塔野高速鉄道の路線 | ||
営業中の路線 | SL新都環状線 - HS八真線 - TN塔野線 - RT緑園都市線 - TS都西線 - AB青葉浜線 - SO新都大海ライン | |
計画路線 | ||
関連路線 |