昼下がりの計画 [エミリー イリゼ]

エミリーさんが入室しました
エミリー : (昼下がりのリーズベルト学院内カフェテリアのテラス席。
エミリー : (授業の生徒が多い時間帯なこともあり、閑散としている。
エミリー : (その一席に座り、誰かを待っている女学生が一人。
イリゼさんが入室しました
イリゼ : (カフェテリアに入って来る一人の学生
エミリー : ……。(特に手を振るなどの合図もしない。
イリゼ : うーんと…(店内を見渡して
イリゼ : あ。 あそこだ~。(エミリーの姿を発見
イリゼ : いたいたぁ。おまたせ、エミリーちゃん。(ぱたぱたと歩いてくる濃緑髪の女生徒
エミリー : ……。(紅茶を飲んでいる。
エミリー : …遅くない?
イリゼ : ?(きょとんとして) うーん、そうかも。(微笑み
イリゼ : とってもいいお天気だったから…ちょっとのんびりしちゃった。…のかも?
エミリー : …全く。ま、あなたに淑女らしい行いを期待するのが間違っていたわ。
エミリー : ………(とか言いながら、頭をがっとかいている。
エミリー : …座りなさい。
イリゼ : 淑女かぁ~。エミリーちゃんはちゃんとしててえらいねぇ。(にこにこして
イリゼ : あ、うん。座るね。(エミリーの対席に座る
エミリー : 当たり前でしょ? 家柄が違うのよ。
エミリー : …はぁ。
イリゼ : うんうん。素敵だよねぇ。(家柄、の言葉ににこにこ頷いて
エミリー : …で。
イリゼ : うん?
エミリー : 私、暴れることにしたから。
エミリー : 今度の一斉合同授業。
イリゼ : へぇぇ、そうなんだ?(両手合わせて笑顔で)あ、それ私も出る授業だ~。
エミリー : ……で。
イリゼ : キレイちゃんや、ハルマちゃんみたいに?
エミリー : アイツらも出てくるってワケ。
エミリー : …私の話を聞きなさいよ!!!
イリゼ : あいつら… あいつら… うんうん。聞いてるよ~?(にこにこ
エミリー : (なんか不気味ね。コイツ。
イリゼ : あいつらっていうのは…みんなが言ってた、大学祭実行委員会の子たち…だよね?
エミリー : …ええ。
エミリー : 事故に見せかけて病院送りにしてやるわ。
エミリー : …私、どういう授業をするか聞いたの。
イリゼ : へぇぇ~。策士っていうやつだねぇ?すごいねぇ。
イリゼ : 聞いたって、阿笠先生に?(普通に踏んでくる
エミリー : …そうよ?
イリゼ : そっかぁ。そうだよねぇ。お姉さんだもんねぇ。(悪気無くにこにこと
エミリー : ……はぁ…。
エミリー : (俯いてため息をつく。
エミリー : …サイッテーの姉よ。
イリゼ : …?? そうなの?
エミリー : …あなたには関係ないでしょ。
エミリー : 何?ゴシップネタでも探してるってわけ?
イリゼ : ?(首傾げて
エミリー : ……。
イリゼ : うう~ん。阿笠先生はすてきな先生だけど、(うーん、と宙を見上げながら考えて
イリゼ : エミリーちゃんにとってすてきなお姉さんじゃあないって事なのかな…?
エミリー : アイツは自分が才能あるからって、それを押し付けるしか能のないようなやつよ。
エミリー : 見てくれがよくて才能があるからチヤホヤされてるだけ。
エミリー : あんたも騙されてるだけよ。
イリゼ : たしかに、先生はみんなに「才能がある」って言うもんねぇ。(なるほど~…と考えて
イリゼ : でもわたしね。阿笠先生を選んだのは、先生の教え方とはあんまり関係無いんだぁ。
エミリー : ……?(怪訝な顔でイリゼを見ている。
イリゼ : 先生、すてきな手をしてるから。9つの指輪がよく似合ってる。
イリゼ : だから選んだんだ。(にこにこと微笑んで
エミリー : …手?
エミリー : (ヘンなやつ……。
エミリー : (何かぞくりと寒気がしたような。
イリゼ : うん。魔法使いの手って…すてきだよねぇ?
イリゼ : 術者が組み上げたその魔法を最後に委ねるところ。 この大学には、素敵な手をしてる人がいっぱいいるよねぇ。
エミリー : …何の話をしているのよ。
エミリー : あんたのフェチなんてどーだっていいの。
イリゼ : エミリーちゃんの手も…今度の授業で見られるかなぁ?
イリゼ : ふふ。なーんて。ごめんねぇ、ついたくさん話しちゃった。
イリゼ : そう、授業。授業の話だったよねぇ?(やっと戻ってくる だいぶマイペースらしい
エミリー : ……で。
エミリー : 暴れるから。
イリゼ : うんうん。いいと思う。
エミリー : あんたも手伝いなさい。
イリゼ : あ、そっかぁ。わたしも出るんだもんねぇ。
エミリー : 表立って暴力行為をしろってわけじゃないわ。
エミリー : 学祭実行委員会のやつらと、私と、あんたと。
エミリー : うっかり間違って危険なダンジョンに飛ばしてやるわ。
エミリー : そのあとはあんたに任せるから。
イリゼ : へぇぇ。そんな事ができるんだ。すごいねぇ。
イリゼ : ?わたしは何をしたらいいの?
エミリー : さあ。一緒に困ってるフリでもすればいいんじゃない?
イリゼ : なるほどなるほど。(ほうほう
イリゼ : 困ったな~~~って感じにすればいいんだねぇ?
イリゼ : あれだね。今までの子達みたいに、堂々と暴れるわけじゃないのね?
エミリー : ……そうね。
エミリー : ま、いずれ堂々と暴れてやるけど。
エミリー : あそこまで人数が多いとね。
イリゼ : 合同授業だもんねぇ。いっぱいいるよねぇ。
イリゼ : わたしもまだやりたい事があるから…委員会の子達にばれないようにしなくっちゃ。(ふふ、と
エミリー : ……というわけだから。
イリゼ : うんうん。
エミリー : …それじゃ、任せたわよ。
エミリー : (と言いつつ、紅茶を飲む。
イリゼ : うんうん。 あ。(それ見て
イリゼ : わたしまだ注文してなかった。(忘れてた~
イリゼ : カフェテリアに来て何も飲まないなんて…。エミリーちゃん、そのお紅茶って何の葉っぱ?
エミリー : …何って。
エミリー : …知らないわよ。
イリゼ : そうなんだ?(きょとんと
イリゼ : うーん、お店の人ならわかるかなぁ?(ふらふらーっと立ち上がって
イリゼ : 店員さん~、あの子と同じお紅茶ください~(カウンターにふわっとした注文しにいく
エミリー : ……。
エミリー : (絶対に、
エミリー : (私を認めさせてやる…
エミリー : (……とか何とか思いつつ、若干ギスったお茶会は続いていくのだった。
エミリーさんが退室しました
イリゼさんが退室しました
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最終更新:2022年02月12日 01:25