卑怯者と仲良くするのは難しいですもの。[ニカ エレア ロル ミカエル]

ニカさんが入室しました
ニカ : (秋。
ニカ : (あの“大事件”から4年後のキアシス
ニカ : (の。 リーズベルト魔術学院。 の、傍の。
ニカ : (魔術喫茶EM。
ニカ : (の、二階。
ニカ : (学園を襲う驚異の気配に対抗するべく『大学祭実行委員会』が結成され、 活動を始めてから、一ヶ月半ほどが経った。
ニカ : しかしまー……(だるそうにテーブルに伏して
ニカ : 色々ありましたね。
ミカエルさんが入室しました
エレアさんが入室しました
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : 色々と、ありましたね。
ミカエル : (微笑み頷く大天使
エレア : …………
エレア : 色々って、なに?
二霞 : …。…色々あったなー。って、思いません?エレアさんは。
二霞 : この一ヶ月ちょい…。新学期入ってから。俺としては怒涛ッスよ。怒涛。
ミカエル : (大きな白いふわふわの翼 真っ白なお洋服に豊満なボディ
ミカエル : (頭の上に浮かんでいる天使の輪っかは今日も光り輝いている
ミカエル : ええ。ええ。
エレア : ……あんまり意識してなかったけど。
ミカエル : 実りのある学生生活………だけで片付けるには些か血の気の多い乱暴な事態が続いておりますね。
エレア : 言われてみるとそうかも…?
ロルさんが入室しました
二霞 : …エレアさん。前からこんな血の気の多い生活してたんです?
エレア : …別に。
エレア : なに、悪口?
ニカ : …や、別に。
ミカエル : ふふふ。
ミカエル : 血の気の多い事案が沢山ありましたが、
ミカエル : 我々や優秀なリー大生のおかげで概ね対処出来ております。
ニカ : そー、……(っスねとも言いきれず)…
ミカエル : 世界を平和に導き“救済”出来ている。学祭実行委員会として、良い活動報告なのでは無いでしょうか?
ロル : うーーーん……
ロル : ここしばらく目立った行動に出てないとこがきになるけど。
ロル : あ、敵がね。
ニカ : それですよねー…
ニカ : なんか急に動き悪くなって。逆に何なんだって感じスよ。
エレア : ………
エレア : なにか企んでるのかな……。
エレア : なにかの準備とか。
ミカエル : 単純に戦力不足だと良いのですが…
ミカエル : エレアさんのように考える方が…良いかもしれませんね。備えあって…と言いますし。
ニカ : ま、用心に越したこた無いですよね。…相変わらず、コッチからは殆どなんも掴めねぇし。
エレア : ……
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : 一つわからない事があるのですが………
エレア : (…コロン先輩。大丈夫かな…?)
ミカエル : あの時の「ルーインズ転送事故」特別授業、あれも“敵”の罠だったのでしょうか?
ニカ : ……あぁ。 あれ、何か色々ヘンでしたよね。
ロル : ミカエル君もそう思う?
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : ロルさんもそうお考えですか?
ロル : 確信はないけど…。なんかあやしかったよね。
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : リー大でも格別に優秀なあのお二人の授業であのようなトラブル…あまり聞いた事が御座いません。
ニカ : …ですよね。あれだけの学生を引き連れての次元転移。万全を期さない筈が無いですし。
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : 学祭実行委員会の私達の班が狙われた………そう考えても用心しすぎと言う事は無いかと思います。
ニカ : 何かあったら責任問題どころじゃねーし。何か、外的要因があったのかもしんないスね。
ロル : うん…
ニカ : 俺達の班……、ね…(班の顔触れをなんとなく思い起こし
ロル : 黒幕…か。
ロル : さすがに先生が黒幕ってことは…ないよね。(輝空の話を思い返しながら)
エレア : …ないことはない、かも。
エレア : …でも。
エレア : あんな大人数いるところで私たちを狙うのは変だし、
エレア : それに結局助けてくれたし。
ニカ : …ハイ。教授が黒だったら俺達、もっと確実にやられてそうな気しますよね。
ミカエル : ・・・、・・・なるほど。
ミカエル : ありがとうございます優秀な皆様。(ペコリとエレアに頭を下げて
ミカエル : 危なく…助けて頂いた教師陣を疑う黒い気持ちが芽生えてしまう所でした。(顔を上げる
ニカ : …ま、しゃーないスよ。元々学内に敵がいるのはそうですし。
ミカエル : …ええ。ええ。
ミカエル : 洗脳されてしまった学生の方々を大量に薙ぎ倒してしまった事もありましたね。
エレア : あれって…。
エレア : だれだっけ……?
ニカ : ……ん、洗脳したヤツの事?
エレア : うん…。声が大きかったような。
ニカ : 忘れてる…!??
ミカエル : 今は“救済”されて、預かりの身となっていらっしゃる…ハルマ様が元凶でしたね。
ニカ : …いやま、俺達直接対峙したわけじゃねーもんな。…えぇ、ミカエル先輩と…ロル先輩が対処したんスよね。
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : あの頃は頻繁に“闇のアンプル”を受けてしまった生徒達との戦闘がありましたから…
ロル : そうだね〜〜。結構がんばったんだよ。(ホントは全部だいたいミカエルくんがやったけど)
ニカ : 国木田晴満、ねー。異能魔術の系統。結構良い家の出だっつーのになんでまあ…
ミカエル : ええ。ええ。とても頑張っておりましたよ。ロルさま。
ニカ : ……。そうなんすね。(乙でーす
エレア : ふーーーん。意外に名家だったんだ。
エレア : …あ。
エレア : 今のナシ。キアシスによくいる嫌なやつっぽかったから。
ミカエル : …エレアさまは、名家の方が
ミカエル : ・・・
ミカエル : 苦手なのでしょうか?
ニカ : ……(←キアシスによくいる嫌なやつ
エレア : んーー。そんなことはないけど。
エレア : でも家柄家柄ばっかり言う魔導士にはなりたくない、……かな?
ニカ : ………(←家柄家柄ばっかり言う魔導士
ミカエル : …なるほど。
ミカエル : ………そういうものなのですね。
ミカエル : すみません、今だにキアシスでの家系制度の根深さには見識が浅く・・・
ニカ : ……まー、それが現代的スよ。 八首とか見てみりゃ殆ほとんど家柄関係無いですし。
ロル : そっか。ミカエル君は留学生なんだっけ?
ミカエル : ええ。ええ。
ニカ : 完全な実力主義。それがまー……正しい、んでしょうね。
ミカエル : 【天界】からキアシスに下天させて頂いております。
エレア : 天界……。
エレア : 天界……?
ニカ : ……ん。天界…知らない?
ミカエル : 八首は…一風変わった実力主義の魔術集団らしいですから…留学生の私も成るとすれば…あら?
ミカエル : そうですね、【天界】からあまりにキアシスに下天される方は少ないのでしょうか。
ニカ : んーまー、正直馴染みは無い…スね。でも、
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : 簡単にお伝えすると・・・
ミカエル : 【天界】は………この世界の近くの世界のひとつですね。
ニカ : ハイ。ヴァース付近に「天界」と「冥界」って衛星世界があるっつーのは…
ニカ : 中等部あたりで習いましたね。俺は。
ミカエル : ええ。流石はニカさまです。(微笑み
ミカエル : 【天界】には天使ちゃん達が住んでおり、“主さま”もそちらにおられます。
ミカエル : 一方、悪魔どもが根城にしている巣窟が冥界ですね。
ニカ : …。(ステレオタイプな一面を見てしまった気がする)
ニカ : ……やっぱ悪魔とは仲悪いんスか?(そして口に出しやがるのがコイツだった
ミカエル : ・・・・・・・・・
ミカエル : ふふっ。
ミカエル : ええ。とても。(ニカに微笑む
ロル : ………
ニカ : へーー……そこは風説通りなんスね。
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : 卑怯者と仲良くするのは難しいですもの。(困ったように伝えて
ミカエル : 彼らが柳に告げ口しなければ“あの闘い“は私が勝っていたはずでしたのに。
ニカ : ………、? ……(何か…
ニカ : (触れたらヤバイ雰囲気がひしひしする…… けど……
ニカ : …………何かあったんスか…?
ミカエル : ……?
エレア : “あの闘い”……?
ミカエル : あれ?ご存じないですか?(不思議そうにニカを見て
ニカ : ……ん? ……(……あれ・
ミカエル : 第一次・・・
ロル : ………。
ニカ : ………あれ。でも、さっき
ニカ : 「私が」って言いませんでした……?
ロル : え?!!
ミカエル : …え?
ミカエル : はい。ええ。
ミカエル : 「私が」………あの闘いで………
ニカ : ………
ミカエル : 柳に敗れたのが、あの闘いで…
ミカエル : ………あれ?
ミカエル : 可笑しいですかね?(困った様に、ニカ、ロル、エレアを見る
ニカ : ……えー… …と…
ロル : ・・・・・・・
ニカ : …… 先輩、今幾つなんスか?
エレア : 先輩って、いくつ?
エレア : あ。(被った。
ニカ : (ハモった!!!??
ミカエル : まぁ。仲が宜しいようで。(微笑み
ミカエル : ふふふ。下天してすぐに入学しましたから。22歳ですよ。
ミカエル : 私、【大天使】ミカエルは22歳です。
ニカ : 、、、……(どう解釈したらいいんだ。コレ。
ミカエル : ・・・(スケールの大きな話。
ロル : 
ミカエル : ・・・(ただ。もっと。シンプルに。今日の話のは僅かな矛盾が一つある。
エレア : 
ミカエル : ・・・(ニカが疲労し、ロルが地に倒れ、エレアが未来を観測していたあの瞬間
エレア : うーーーーん…
エレア : うーーーーん…???
ミカエル : ・・・(先日のあの一戦の時に放たれた語りと噛み合わない
ニカ : (…まあ、普通に考えて。どっかに捩れがある。
ニカ : (それが、単に年齢の数え方であれば、もっとも穏便だろう。…だが…
ニカ : (……いや。流石に俺でも言えねーわ。お世話になってる先輩だぞ。
ニカ : (……正直。 「何か受信しちゃってる」のが 一番しっくり来るとか……
ミカエル : ふふふふふ。
ミカエル : 少し、昔話をしてしまいましたね。(微笑み
ロル : …………
ロル : ちょっと話のスケールがでかくて…ついていけないとこもあるけど…
ロル : そういう…もの…なのか……?
ロル : ………
エレア : 冷凍、保存…とか?
エレア : 魔術で寝てた…、とか。
ニカ : ………
ミカエル : 脱線してすいません。
ミカエル : 今私達がしなければならないのは昔の卑怯者への断罪ではなく、
ミカエル : 今、この学園で暗躍する卑怯者の発見ですものね。
エレア : 卑怯者。
ニカ : …(二人は信じてんのかな。…俺はちょっと難しい…
ミカエル : 昔話や天界の話はまたどこかのお茶会の時にでも。お望みならお連れする事も出来ますよ。ふふふ。(微笑み
エレア : ミカエル先輩の話の続きも気になるけど。まあいっか。
エレア : ミカエル先輩はミカエル先輩だし。
ロル : ………………
ニカ : ……そッスね。(…俺も気になりはするけど。正直あんま触れちゃいけねー気がする…
ミカエル : ええ。ええ。
ニカ : …えーっと。何処まで何の話してましたっけ。
ミカエル : 【大天使】ミカエルはずっと。ダイテンシミカエルですから。(エレアに微笑み
ミカエル : この前の事故が、
ミカエル : 万全の教師の万全の授業にしては…些か不可解。仕組まれた事故だったのではないかという…
エレア : (微笑みになんだかぞくりとするものを感じるが、さておき…
ニカ : あぁ、そう。それでしたね。んで、教員がやった線は薄いんじゃないかっつー…
エレア : えっと。先生たちはそういうことはしないだろうって話はしたんだよね。
ミカエル : ええ。ええ。
エレア : あ、被った。
ミカエル : ふふ。お二人とも本当に仲良しさんですね。(微笑み
エレア : ……
エレア : で、あやしいのが…
エレア : だれだっけ。
ニカ : …(被った…
ニカ : ぁ。えー…αチームは俺達4人と、
ミカエル : ええ。ええ。
ニカ : イリゼ・トレマイオニー先輩、そんで阿笠エミリーの6人班でしたね。
ミカエル : お花が好きそうな…すこしのんびりした方と、
ミカエル : ワガママで輪を乱す、ちょっぴり無謀なチャレンジャーな方、でしたね。
エレア : あの二人、ね。
エレア : …どっちかがあやしいってことか。
ロル : …………(心ここにあらずで話をまるで聞いていない
ミカエル : 疑いをかけるには………そうですね、少し足りないとっかかりな気もしますが…
ミカエル : 他にアテもないので、どうでしょう? 少しお話を聞いてみるのは。
エレア : …そうだね。
ニカ : つかまー、調べて損は無いですよね。空振りだったとしても。
ミカエル : では…
ニカ : 他に手掛かりも薄くて手詰まり気味でしたし。
ミカエル : まだ下校していないようであれば、今からみんなで伺って見ますか?
ニカ : …二手に分かれるのとどっちがいいスかね。交戦に備えるなら多い方がいいですけど…
ニカ : あんまり大勢で押し掛けても警戒されるかもしれない。。
ミカエル : む。それは良い着目点です。
ニカ : 一部が隠れて様子を見るのもアリかもですけど。…どう思います?
エレア : そうだね。二手に分かれるの、いいかも。
ミカエル : 二手に分かれましょうか。
ミカエル : みんなで押し寄せたら警戒されそうという事は…考えが及んでおりませんでした。
ミカエル : 確かに、聞き出しには向いてないですね。
ニカ : …そッスね。じゃー、どう分けましょうか。
ミカエル : では、私とロルさんで、イリゼさまの所に向かいましょう。
ニカ : …じゃ、俺とエレアさんが阿笠の方っスね。 …
ロル : ……ん。あ、ああ。
ミカエル : ええ。ええ。お願い致します。
ニカ : ……何かケンカ売りそうで困るな。…エレアさん止めてくれます。
ニカ : 
エレア : いや? けしかけるけど?
ニカ : ぉ。
エレア : 私も前、態度デカくてむかついたし。
ニカ : なら問題無いッスね。
ミカエル : ふふふ。血の気の多い学生達ですね。(微笑み
エレア : うん。
ニカ : 仲間との合意も取れましたし。問題無いでしょ。(ミカエルの言葉に
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : もし本当に卑怯者なら、“救済”しなければなりませんものね。
ニカ : 卑怯者ってのが裏生徒会の事なら……ま、そーッスね。
ミカエル : その時は私達も呼んでくださいね。すぐに駆けつけますから。
ロル : …………
エレア : よし。そうと決まったら。
エレア : いざという時の準備だけして、
エレア : 早速ケンカ売りに行こう!
ニカ : っスね。帰っちまわないうちに。さっさと捕まえて吐かせましょ。
ミカエル : ふふふ。
ミカエル : 幸あらん事を。
ミカエル : それでは、無事に聞き出しが終わったら、またこの場所で会いましょう。
ニカ : ハイ。先輩達も気を付けて。
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : ご心配なく。
ニカ : ハイ。 ……ロル先輩もスよ。(さっきからぼんやりしてる様子に
ロル : ……あ、ああ。
ロル : 勿論だよ!
ミカエル : ふふふ。
ミカエル : その意気です。(ロルに微笑み
ミカエル : (彼ら彼女らは再会の約束をし、それぞれの聞き出しへと向かう
ミカエル : (その選択が、大きな闘いのうねりを産むとも知らずに…
ミカエル : (いや、、、あるいは、それを、感じとっていたのかも、しれない。
ロル : (……勝手に身近に感じてたけど、
ロル : (そりゃボクとは住む世界が違うよな…。大天使だもんな。
ロル : ………
ロルさんが退室しました

 

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最終更新:2022年06月08日 00:48