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  • 月刊山田10

ブルリフ(淫夢)語録まとめwiki

月刊山田10

最終更新:2025年02月13日 15:53

匿名ユーザー

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  • ケツ(容量)がパンパンだぜ。お前俺の山田11の中でションベンしろ - 名無しさん (2025-02-13 15:53:36)
  • 「今日はフナの日なのよ、星崎さん」

    「そうなんだ……なんで?」

    みんな出掛けてて、私と伶那さんだけお留守番の教室で。 唐突に伶那さんはそう言った。
    雑学……?それにしてもなんかパッとしない日だなぁ……

    「2月7日の2と7でふなって読めるかららしいわ」

    「そうなんだ……」

    そんな理由なんだ……
    なんか、ダジャレみたいな……
    でもフナ……フナかぁ……ホントにパッとしないなぁ……地味な魚だもんね……

    「ところで星崎さん、フナの仲間には面白い生態があるのを知っているかしら?」

    「え?知らない。どんな生態なの?」

    面白い生態ってなんだろう……
    そう思ってると、伶那さんはニヤリと笑って私に話しかける。

    「フナ…っていっても、ギンブナのことなんだけど……」

    「ギンブナ……?」

    「まぁ若干キラキラしてるフナね……で、そのギンブナなんだけど……」

    「ほうほう……」

    「この魚は雌性生殖をするのよ♡」

    「しせー生殖?」

    なんだか聞きなれない言葉だ。
    でも、生殖っていうことは分かる……

    「雌性生殖っていうのは……ようは雌の遺伝子だけで子供ができるってこと」

    「雌の遺伝子だけ?」

    「そう、ギンブナの遺伝情報は雌の個体から受け継がれるだけで、雄の精子は生殖のためのスイッチでしかないの」

    「へ、へぇ~……」

    あんまり言ってることは分からないけど、伶那さんの口から生殖とか精子とか言われると、なんか変な気分になっちゃう……

    「ようは、自分のクローンを産んでるってことよ。だからこそこのメカニズムによって面白いことが起きるの」

    「面白いことって?」

    「それはね……ギンブナはギンブナの精子じゃないと生殖できない訳じゃなくて、他のフナ類の精子でもちゃんと生殖できるのよ♡♡」

    「それって……すごい……のかな?」

    いまいちすごさが分からないけど……でも確かに、私とエリスロとの間に子供が出来ちゃうようなものだもんね……!凄いっ!……のかも?

    「私がこの話を星崎さんにしたのは……」

    「したのは?」


    「星崎さんと、勇希の関係にそっくりだなって、思ったからよ♡♡つがいの種じゃなくても子作りできる、その浅ましさがね♡」


    「……!?な、なんでそれを……!」

    「そりゃ、気づくわよ……♡テントとか保健室とか、勇希の臭いに混じって、星崎さんの濃い精液の臭いがしてるんだもの……♡」

    「そ、それは……!その……!」

    まさか、バレてたなんて……!!
    ちょっと前に勇希から誘われて、私は勇希と……
    ……しちゃってた、生殖。
    もとい、セックス。


    『ねぇねぇ……♡浮気セックス、しちゃおうよ♡♡ぜぇぇぇっったい、気持ちいいと思うんだよね~~♡♡』

    『だ、だめだよ……♡♡こんなの、伶那さんに悪いよ…♡♡』

    『そんなこと言ってぇ~~♡ガッチガチじゃんっ♡♡♡……ほんとーは、期待してるくせにぃ♡♡』

    『そ、それは……♡』

    『黙ってればバレないってぇ……♡♡ね、すっごいイタズラ、しちゃおうよ♡♡ふ・た・り・でっ♡♡』

    『……!!ゆ、勇希っ!!♡』

    『きゃっ♡♡愛央、こわ~い♡♡』


    恋人持ちの勇希とセックス……そんな背徳的な欲望に負けて、私は伶那さんを裏切ってしまった……
    だから、伶那さんに何をされても、受け入れるしかない……
    どんな制裁を加えられるのだろう……そう思って俯いていたら、伶那さんから声がかかる。

    「星崎さん、こっち見なさい……♡」

    「うん…………!!?」

    「ふふ……♡顔赤いわよ……♡」

    「れ、伶那さんっ…!なんで服……!」

    そうして顔をあげたとき視界に映ったのは、伶那さんの一糸纏わぬ姿だった。
    困惑と、美しい体への興奮と、申し訳なさで目を反らそうとしたけど、伶那さんに頭を掴まれて、無理矢理視界のうちに伶那さんの裸体が広がった。
    たわわなおっぱいと、スタイル抜群のプロポーション、真っ白な肌が一面に広がるそこは、淫猥な楽園そのもので、当然私のおちんちんは……

    「でも、ソコは正直みたいね……♡勇希に続いて私も食べちゃいたいって……♡♡」

    「ぁうう……ご、ごめん伶那さん……!」

    「謝らなくてもいいわよ♡♡私だって同じ気持ちだから……♡」

    「そ、それって……」

    まさか伶那さんも……?
    それが自分の都合いい妄想かのように思えたけど、目の前の光景がそれを肯定していて……

    「ギンブナは一匹だけじゃなかったってこと♡♡♡」

    「あ、あぁあ……♡♡♡」

    「それに……勇希にはいつもしてやられてるから……こういう意趣返しもいいでしょ…♡♡」

    「うぅ……♡」

    目の前の雌と交尾したい。
    そんな本能に突き動かされてイケないことなのにおちんちんはひたすらに硬くなっていた。
    そんなおちんちんを封印していた下着を伶那さんは剥ぎ取って、激しく主張する竿の先にまたがった。

    「それじゃ、いただくわね♡♡」

    「あぁぁあっ……!!」

    目の前の雑食なギンブナは、下の口を大きく開けてよだれを垂らし、私という哀れな獲物をまさに補食しようとしていた。
    - 名無しさん (2025-02-08 03:00:04)
  • 「おお、今日は節分らしいぞ。愛央」

    「節分?そうなの?」

    「神からのお告げによると、らしい」

    一体、雫世界に来て今が何日目になるのか。
    きららが言うには、元の世界で節分に相当する日になっているんだって。

    …………とはいっても、ここは相変わらず真夏の日差しがさんさんと降り注いでて、そんな節分って感じじゃないけどね。

    「で、節分がどうしたの?」

    「どうってわけじゃない。ただ…」

    「ただ?」

    「せっかくだし、それっぽいことがしたい」

    「それっぽいことかぁ……」

    節分っていったら……豆まきと、恵方巻かなぁ。
    豆……はあるかわかんないけど、恵方巻なら作れそう?

    「じゃあ、みんなで恵方巻を作ろうよ!」

    「うむ!よいなっ!」

    「とりあえず、詩帆さんに相談だ~~!」

    そういう訳で、私たちは作業室にいる詩帆さんのもとへ向かうのだった。


    ————


    「そうですね!私も、いいと思います!」

    「ホント!?」

    「みんなで食べたら、団結力も高まりそうですし!」

    「そうだね!」

    私たちの突拍子な思い付きに、意外にも詩帆さんは乗り気だった。
    恵方巻を作るってなったら、結構めんどくさいと思うのに……
    でも、目の前の詩帆さんはルンルンしながら紙になんか書いてて、楽しそうだった。

    「じゃあ、これをお願いします!」

    「え?なにこれ?」

    「何って……もう、恵方巻の食材ですよ!!」

    「いや、まぁ書いてあるのはそんな気がするんだけど、なんで私に?」

    「星崎さん以外、誰が食材を集めに行くんですか?」

    「えっ?えぇぇええぇえ!!!?」

    やられた!
    まさかのおつかいじゃん!!

    「し、詩帆さんが付いてきてくれたりは……」

    「材料集めの後、恵方巻を作る元気があると思いますか?」

    「そうだ、愛花。かんねんしろ」

    「き、きららも……」

    「久野さんは戦闘能力がないんですよ!?」

    「そ、そうだね……」

    「しくしく……愛央は鬼畜……でも、きららがんばる……たとえ、モンスターにやられちゃったとしても……愛央の頼みには応えなきゃいけない……」

    「わ、分かったよ!私が集めに行くから……!」

    「にやり」

    「あっ……!なんだその勝ち誇った顔ぉ……!!」

    「つべこべ言ってないで早く集めに行ってください!!日が暮れちゃいます!!!」

    「ひいぃぃ~~!!わ、わかりましたぁぁ!!」

    詩帆さんからのメモを握って、逃げ出すように私は食材集めへと赴くのだった。
    途中、人手を増やそうと思ったけど、伶那さんは勇希と、日菜子さんはユズさんとライムさんと、陽桜莉さんは美弦さんといい感じの雰囲気になってたせいで、話しかけるって感じじゃなかった。
    こころは……まぁいっか。
    だって……ねぇ……?
    悪いけど……消えそうじゃん?

    食材…………

    「え~~っと、なになに……」

    メモに書かれてる食材を見る。
    風船キャベツ……何に使うんだろ?恵方巻にキャベツ……?
    次は……ハートフルーツ。……甘酸っぱかったし、かんぴょうかな?
    巨大な卵……これは絶対卵焼き用だよね!やっと用途が分かるヤツでてきたよ……
    んで?薬用茸!?あんな毒々しい色のキノコが恵方巻に入るの!?……まぁでも、雫世界のキノコってこれかカラフルキノコしかないもんねぇ……どっちにしろ、絵面はよくないか……たぶんシイタケの代わり……
    輝く稲穂……まぁお米は要るよね。
    万能スパイス……調味料まで集めなきゃいけないの!?な、なんか……とんでもなくめんどくさいのを押し付けられた気がする……
    黄色い草は……学校に生えてるじゃん……それくらい自分でとってきてよ……
    甘い火薬……!?桜でんぶの代わりかなぁ……なんか、危なそうな恵方巻になりそうな……
    最後は……樹液滴る枝かぁ……煮詰めるのに使いそうだね。
    それと……エリスロを一匹……?な、何に使うんだろ……

    まさかね……?

    「はぁぁぁぁ……いきますかぁ……!」

    とりあえず、色んなココロトープを巡らないと……
    ……エリスロは、最後にしよう。

    重たそうだし……
    心の中のこころが「重くないのです」って謎の突っ込みを入れた後、渋々私はココロトープに赴くのだった……


    ————


    「はぁぁぁぁ~~~……疲れたぁぁぁ……!!」

    「ご苦労様です星崎さん!」

    「うむ、ごくろう」

    なんとか必死に食材をかき集めて、作業室まで持ち帰ってきた。
    ……絶対これ、一人でやるべきじゃなかったよ。
    特にっ!最後のエリスロ!
    バラバラに刻んじゃったから、ホントに持ち運びにくかった!!
    なんでこんなの持ち帰んなきゃいけないの!

    「それじゃ、私たちが料理するので星崎さんはゆっくり休んでてください」

    「うん……そうするよ……ところで……」

    「どうしました?」

    「この、エリスロって一体何に「ゆっくり休んでてくださいね?」…………はい」

    「それは、かみのみそしる……」

    「詩帆さんって神様だったんだ……」

    「もぉ……♡私のこと神だなんて……♡♡そんなふうに思ってくれてたんですね♡♡」

    「冗談なんだけどなぁ」

    「なにか言いましたか?ん?」

    「ちょっ……!包丁はヤバいって!!」

    詩帆さんから強敵みたいなオーラが立ち昇ってるのを見て、一目散に退散した。
    でも、ほんとに何に使うんだろう……
    しばらく学校をうろついてたら、スマホからピコンと音が鳴った。
    詩帆さんが料理班に調理の手伝いを呼びかけてるみたい。
    一人だと調理が大変なんだって
    ……そんな、調理に複数人要るような量の食材、私一人で集めるのはけっこう無謀だったんじゃ……
    働かなくていいのはいいけど、さっきまで忙しかったからなんか暇だなぁ……


    ————


    「星崎さーん!できましたよ~」

    「あっうん、今行くー!」

    しばらくボーっとしたり、ぶらぶらしてたりしたら出来たみたいだ。
    さぁて……どんな魔改造恵方巻なんだろう……

    「どお?どんなのが……って……」

    「こんな感じでどうでしょう」

    「うん、めっちゃいい感じ!」

    そこには、多少中身がカラフルではあるけど、しっかりした恵方巻があった。

    「すごいね~この海苔とか!こんなの取ってきた覚えないけど……」

    「これですか?これは風船キャベツですよ?」

    「えっ……?でも、このパリパリ感と香りは……」

    「なんか、指輪に思いを込めたんです。『海苔みたいになれ~』って……そしたら万能スパイスと混ざって……」

    「それで、こうなったって?」

    「そうです」

    そんな無茶苦茶な……
    でも、今更かぁ……

    「かんぴょうも、卵焼きも……それから魚の身みたいなのもある……」

    「ふふーん!」

    「ところで、これの原料「さあ、皆さんを呼んできましょう!!」……はい」

    結局、謎肉の正体を教えてもらえずに、みんなを集めることになった。
    多分だけど……これ、アレだよね……?


    ————


    「ふーん、そんなことしてたんだ」

    「いいねっそういうのアタシ好きだよ!」

    「おいしそ~~!」

    「そうね陽桜莉」

    「ありがとうございます、星崎さん」

    「私も、材料集めに誘ってくれたらよかったのに」

    「ユズたちに遠慮してくれたんだよ!」

    「ごめんね……愛央ちゃん……」

    「おいしそうなのですっ!」

    「うむ、詩帆のりきさくだ」

    「がんばりましたよっ!」

    みんなも集まったところで、恵方巻を手渡す。
    しかしここで名探偵愛央ちゃん、気づいてしまったことがあるのです!

    「そういえば、恵方ってどっち?」

    「「「「「「「「「「「……………………」」」」」」」」」」」

    「誰も知らないのっ!?」

    これ、結構大事なやつだよね……
    どうしよう……

    「そういえば……」

    「詩さん、どうしたの?」

    「いえ、恵方というのは神様がいて吉のある方向だと聞いたことがあります」

    「吉のある方向……かぁ」

    「つまりは、自分にとって良さそうなものがある方向ってことでしょ!」

    「そう……なんですかね?」

    詩さんと勇希の話で、なんとなく方向が決まりそうだ。
    まぁ個人個人でバラバラになりそうだけど、それでもいっか。

    「良さそうな物……」

    「う~ん……」

    「やっぱり……」

    「へっ……?な、なに……?」

    うんうん唸りながら、みんなが私の周りを取り囲んでくる。

    えっ何これ?新手の儀式?
    時が来ちゃうの?

    「な、なんでみんな無言なの……?」

    「もぐっ……」

    「はぐっ……」

    「もっ……もっ……」

    「あの~~?」

    何これ?
    なんか、みんな私の方を向いて、無言で恵方巻頬張ってるんだけど……
    シュールだけど……なんか怖い。
    どの方向見ても私をガン見しながら恵方巻食べてる絵面で、頭おかしくなりそう……
    私も恵方巻を持ってはいるけど、こんな状態じゃ食欲湧かないよぉ……

    「ね、ねぇ……」

    「…………」

    「こわいよぉ……」

    「……!……ふぅ……」

    「食べ終わったぁ…!」

    「愛央の涙目で、ご飯進んじゃったよ……♡」

    ようやくみんな食べ終わって、各々がしゃべり出した。
    ……っていうか日菜子さん、私の涙目をおかずにしないでよ…………

    「それで……星崎さんの恵方には誰がいるんですか?」

    「えっ?」

    詩さんからの突然の質問に、みんなが便乗しだす。

    「愛央ちゃん、私だよね?ずっと最初の方からいたもんね♡♡」

    「い~や、あたしっしょ♪イタズラなかまは、あたししかいないもんね~♡」

    「星崎さん、惑わされないで。貴女のことを真剣に思ってる人がいるはずよ……私とか……♡♡♡」

    「星崎さん?この恵方巻を作ったのは誰ですか?そして材料を集めたのは?もう、お分かりですよね♡♡♡」

    「愛央?私の想い見てくれたよね?だったら……♡」

    「愛央、恵方……つまりは運勢の方角と神と言えば……きららしかいないはずだ♡」

    「あ、愛央ちゃんっ!私なら愛央ちゃんを元気にしてあげられるよっ♡それっていいことだよね♡恵方だよね♡♡」

    「そうね、陽桜莉こそ恵方だわ……だけど、そんないかがわしい目で陽桜莉を見ないで頂戴。私が、代わりになってあげるから……♡♡♡」

    「私、星崎さんのこと信じてます……♡」

    「ユズはコモンの番人だし、実質神様みたいなものだよね♡愛央ちん、ユズを選んだらこれからもサポートしてあげるよ♡」

    「それを言うならライムだって……なにより、漂ってた愛央ちゃんをこの世界に引き上げたのはライムだよ?なら……♡」


    「み、みんな……?」

    何だかみんなの目が怖い。
    捕食者の目つきだ……
    ま、まずい……このままだと、食べられちゃう!私が、恵方巻みたいにパクっと……!
    こ、こうなったら……!

    「逃げまーーす!!!」

    「あっ逃げた!?」

    「なるほど……鬼ごっこだね!愛央ちゃん!!」

    「おに……そうだ鬼なら……!」

    「勇希?」

    「こしょこしょ……」

    「うむ、面白そうだ……♡」


    ————


    「はぁ……はぁっ……!」

    な、何とか逃げ切れたかな……?
    いやぁ~~……怖かったぁ……
    と、とりあえず……しばらく……ココロトープに身を隠して……

    「愛央~~?どこ~~?」
    「星崎さ~ん??出ておいで~~♡」
    「愛~央ちゃんっ♡」

    「ひっ……!」

    「そこかっ!!」
    「いたぞっ!!追え追え~~!!」
    「逃がさないから♡♡」

    「うわぁぁぁぁあああ!!!」

    はっや!!?_
    と、とにかく逃げなきゃ……!

    「こら~~~!!まてっ!!」

    「あ˝っ……!!いった!!豆っ!?」

    「福は~~~内!愛央ちゃんも~~~内っ♡♡」

    「痛い痛いっ!豆の痛さじゃないって!!!」

    「あっ外した」

    「え˝っ…!?な、なんか魔物死んだんだけど!??」

    「節分に豆を撒くのは、魔滅の語呂合わせからきているらしいです。だから、正しいことだと思います」

    「こ、こんなとこで豆まきの解説しないでよ詩さんっ!てか、詩さんも撒くのやめてっ!?何この豆!!?」

    「ふっふっふっ……それは、魔改造豆(原料 びりびりする石)だ。どやぁ」

    「なんてもん作ってんのきらら!?そしてそんなものをか弱い愛央ちゃんに向けないで!?」

    「か弱いなら大人しく掴まりなさい!」

    「伶那さんっ!そんな殺生なぁぁ……!!」

    何とか逃げ切ろうと思ったのも束の間、人数差は覆せるわけがなくて……


    「さぁ、愛央ちゃん?」
    「今度こそ……」
    「あたしたちの中で……♡」
    「星崎さんにとって」
    「愛央にとって誰が一番なのか……」
    「そのえほーまきで」
    「決めて欲しいなっ♡愛央ちゃんっ♡」
    「もちろん愛央は」
    「星崎さんは」
    「とーぜんユズを」
    「ライムを」

    「「「「「「「「「「「選ぶよねっ♡(選ぶでしょ?)(選びますよね)」」」」」」」」」」」

    「あっ……あぁぁぁあああ!!!」


    私の恵方、どうやって選べばいいか教えてください……
    - 名無しさん (2025-02-02 21:14:00)
  • 夏コミで出したAOUT本 ttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23879713 - 名無しさん (2025-01-25 08:45:34)
  • 「いいなぁ……」

    「日菜子さんも、そう思うんだ」

    横からそんな声が飛んでくる。
    昼の熱い日差しの中、私たちが遠巻きに眺めているのは、伶那と勇希の二人だ。

    「そりゃ思うよ。私だってそんな人がいたらなって」

    「まぁねー……あ~あ、お熱いですな~……」

    詩帆や、ユズとライムがいるとはいえ私のもともとの知り合いなんてこの雫世界では少ないし……なんだろう……寂しかったんじゃないかな……?
    あの二人の様子を見てたらなんとなく……そう感じたような気がして。
    隣にいる愛央は、どうなのかな?

    「愛央には、そんな人いないの……?」

    「私だっていないよ~」

    「ほんとなの……?そうは思えないけど……」

    「なんでそう思うのかは分かんないけど、いないよ……」

    「ここでだけ?」

    「雫世界どころか、今まで一度も……ね……」

    「ふーん、そうなんだ……私と一緒だね。」

    「そうなのっ!?そっちのが意外なんだけど……」

    「そうかな……?」

    興味はあるんだけどね……
    まぁ今までバレエのことばっかだったし、膝を壊してからはそれどころじゃ……
    だから雫世界での生活は、私を見つめ直すいい機会にもなって、だからこそ今こんなに『青春』ってものに憧れが出てきたのかな……?
    だからつい……

    「じゃあさ、付き合う……?私たち……」

    「いいねそれ……って……えぇ……!!?」

    「そんなに驚くこと……?そんなに嫌だった?傷つくんだけど……」

    「いやいやいやっ!そ、そうじゃなくて……ってか!急だし……その……」

    「でもさ、うじうじしてても始まらないよね……だから私たち、そういう経験が一度もないんだし……」

    「う゛っ…………そ、それはそう……だけど……」

    「愛央はどう思ってるの?私のこと、好き?それとも嫌い?」

    顔は平静を装ってるけど、正直めっちゃ焦ってる……
    こんなこと、初めてだからどう切り出すかも分かんないし……何を言ったらいいのかだって……

    咄嗟に出た言葉で、こんなことになっちゃうなんてね……
    でも咄嗟に出ちゃうくらいには考えてたことでも……あるんだよね。

    …………もし、嫌いなんて言われたら……
    考えたくは、ないかな……

    「そ、そりゃまぁ?日菜子さんって綺麗だし、すごいし……」

    「はっきり言いなよ」

    「え~~~っと……まぁ、好き……ではあるけど……」

    「そうなんだ……!」


    好き。
    愛央が私のこと好きだって。
    その言葉も嬉しかったけどさ……
    それ以上に、俯いて……顔真っ赤にしてプルプル震えてる愛央がなんかすっごく可愛くて……

    なんか、ニヤケそうなんだけど……♡

    「だったらさ、何も問題なくない?愛央は私のことが好きで、私も愛央のこと好きなんだし」

    「そ、そうなの!?日菜子さんも……私のこと……」

    「ねぇ……愛央は私じゃ……だめなの……?」

    「そんなことっ!そんなことは……ないぃ……けど…………」

    「じゃあ、いいじゃん。付き合っちゃおうよ、私たちも」

    「うぅぅぅ……いいのかなぁ……」

    「私は、いいと思ってるけど?」

    「そっか……じゃ、じゃあ……よろしく……お願いします……ひ、日菜子さんっ!」

    「うんっ!よろしくねっ!愛央……!」

    俯いたまま、段々とか細くなっていく声で愛央は返事をくれた。
    ……私、今どんな顔してるかな?
    愛央が俯いたままでよかったよ。
    きっと見せられない顔、しちゃってるから。

    嬉しさが極まって、ついつい愛央の手を取って持ち上げてしまった。
    ほどなくして、私たちは付き合うことに……
    その時のことは今でもたまに思い出す。
    何となくで始まった、私たちの最初。
    まぶしくて、感慨深くて、幸せだった……


    ————


    隣にいた日菜子さんから言われた言葉に、正直戸惑っていた。

    『じゃあさ、付き合う……?私たち……』

    きっと日菜子さんがそう言ったのは、伶那さんと勇希に当てられての、気まぐれみたいなものなんだろう。
    だって日菜子さんは……平凡な私なんかと違って……
    バレエの成績がすごくって、モデルさんみたいに可愛くて……
    考えれば考えるほど、私にとっては不釣り合いに思えてきて……

    (手……まだあったかい……)

    でも……この手に残る感触が……
    その時の日菜子さんの笑顔が……

    (駄目だよ……日菜子さん……)

    日菜子さんを欲しいって、そう思わせてきて……
    こんな大それた望みを持ったって、それが叶うわけないなんてこと、私が一番よく知ってるくせにね……

    (もし……その時が来たら……)

    私……どうなっちゃうかな……
    でも……笑顔で送り出してあげたいな……
    こんな普通の私に、気の迷いでも特別な彼女ができたんだもん。
    ありがとうって……楽しかったよって……
    そんなふうに言ってあげられるのかな……

    (でも今は……)

    今だけは……幸せな夢に、浸ってもいいよね……?
    真夏の、蜃気楼みたいな夢に……


    ————


    入道雲の高く立ち上る青空のきれいな日。
    その日に私たちはみんなに関係を公言した。

    「私たちも、付き合うことにしたんだ」

    「あはは……そ、そういうわけで……」

    みんな祝ってくれてたし、伶那と勇希は先輩風まで吹かせて

    「困ったらあたしたちに相談してねっ!」

    なーんて言ったりして。
    でも……
    みんな、祝ってはくれてるけど……

    私は見てしまった。
    伶那と勇希、それからユズとライム以外は……
    引き攣った笑顔で、目を潤ませていたことに……

    (愛央って……こんなに……)

    それこそ詩帆以外とマトモな付き合いがあるわけじゃない私は、みんなの涙のワケをなんとなく……察していた。
    だからこそ私は、隣の愛央の手を握りしめた。
    こんなもので、手綱が握れるとか……そんなんじゃないけど……
    ただ、愛央がその気なら……私にの手からするりと抜けて、ほかの人の所へいってしまいそうで……
    それが嫌で……しっかり、しっかりと……握りこんだ。


    ————


    みんなに知らせる必要……あったのかな……?
    もし私を捨てるってなったとき、みんなから日菜子さんが責められなきゃいいんだけど……
    その時は……私が愛想尽かされるようなことしちゃったって言おうかな……

    (あっ……また手を……)

    あの時より強くて……ちょっと痛いくらいだ。
    緊張……なのかな。
    日菜子さんでも……そういうの、あるんだなぁ。

    (なんだか意外だけど……)

    ちょっとだけ、日菜子さんを身近に感じちゃった。
    私もよく、みんなの前で発表とかは緊張するしね。
    でも……それも普段の天然さとか物怖じしない感じとのギャップになってて……

    (そういうところだよね……)

    それすらも、特別に思えた。
    やっぱり……私とは違う……
    そんなもやもやした気持ちを振り払うように空を見上げた。
    青空にぽつんとある積乱雲の底は、やや黒っぽく見えた。


    ————


    具体的に恋人同士って何をするんだろう……
    キス……とかはいくらなんでも早い気がするし、それ以上のことなら尚更。
    ……下着交換とかは、絶対違うよね。
    何となく思いつくのはデート……っていっても、こんな閉じられた世界で果たしてそんな場所があるのかな?

    「愛央はさ、付き合ったらやってみたかったこととかってある?」

    「私?う~ん、そうだなぁ……」

    「……一応、エッチなの以外で」

    「うぅ……う~~ん……」

    西からの日差しに照らされていたからか、それとも愛央がムッツリなのか……
    愛央は顔を赤くして、うんうん唸っている。
    正直、付き合う前からデートとか色々としてたし、今更って感じはするけど。
    でもなんか、そういう恋人同士の何かをしてないと、付き合った意味がないじゃないけどもったいないような気がして……

    「そうだなぁ……手作り弁当……とか?」

    「弁当?」

    「まぁ、オーソドックスっていうか……定番だよね~!」

    「そうなんだ」

    「食べさせあいっこ…とか憧れるよ」

    確かに、なんとなくそんなイメージがある。
    料理は得意でも下手でもないんだけど……
    まぁ、頑張ってみようかな。
    ……とりあえず、明日から。
    夕日だって落ちてきて、今日はもうあんまり時間ないしね。


    ————


    付き合ったらやってみたかったことかぁ……
    私としてはやっぱり……料理系が鉄板なような気がするけど……

    「そうなんだ」

    「食べさせあいっこ…とか憧れるよ」

    日菜子さんはなんだか考え込むそぶりを見せてしまった。
    うぅ~ん……あんまり、日菜子さんの考えてるふうなこととは違ってたりするのかな……
    平凡な私じゃ、そんなの分かんないよ……
    でも他に……どんなんがあるんだろ?
    考えても考えても、浮かんでくるのはありきたりな物ばかりで……
    日菜子さんみたいな人を満足させるには……
    そんなふうに一人で考えてると、もうすっかり日は落ちて茜色と藍色の混じった空が、なんだか答えを求めてグルグルしてる私の心みたいに思えた。


    ————


    お弁当って、こんなに大変なんだね……
    ごはん、ウインナー、唐揚げ、野菜のおひたし、卵焼き、彩りのサラダ。
    簡易的なものでも、これだけの品数とソレにかかる手間はものすごいものだった。
    私、いっつも購買でなんか買ってソレ食べてたもんなぁ……

    「愛央、屋上いこ?」

    「あっ日菜子さん!うん、わかったっ!」

    せっかくなら、景色がいい所で食べたいよね。
    そう思って屋上に来るとやはり

    「ん~……眩しっ……」

    「いい天気……すぎるよねぇ……」

    遮るもののない夏の日差しが、私たちに突き刺さった。
    とはいえ風は吹いていて、ときおり涼やかだった。
    屋上のコンクリートでできた縁に二人並んで腰かける。

    「はいこれ。お弁当」

    「えっ!!?ほ、ホントに作ってきてくれたの……?」

    「だって、こういうの……やってもたかったんでしょ……?」

    「そ、そうだけど……」

    「なにか、不満なことでもあるの?」

    「っいやいや!そんなこと……ただ……」

    「ただ……?」

    「その……想定してなかったって言うか……意外っていうか……」

    「なにそれ……」

    まさか……私が弁当も作れないほど料理ができないって思ってたのかな……
    ちょっと心外……だけど、まぁ……確かにそうは見えないのかもしれないし……
    なにより、今の所愛央以外のために作る気もないしね。

    「まぁいいや、食べようよ」

    「う、うん……じゃあ、ありがたく……」

    「「いただきますっ!」」


    うん、上手くできてる。
    私はそう思うけど、果たして愛央はどうなのかな?

    「どう?」

    「めっっっちゃ美味しいよ!!」

    「その割にはあんまりがっつくって感じじゃないけど……」

    「だって……なんかもったいなくて……」

    「そんなに?」

    別に、気が向いたらいつでも作ってあげるんだけどなぁ……
    どっちかっていうと、モリモリ食べてくれる方が嬉しいかも……
    な~んて
    ……そうだ、食べさせあいっこって言ってたよね。

    「はい、あ~ん」

    「えっ……?」

    「『えっ?』じゃないよ……するんでしょ、食べさせあいっこ……」

    「い、いいの……?」

    「いいのって……愛央がやりたかったことなんでしょ?」

    「そうだけど……」

    いまいち煮え切らない態度の愛央に、ずいっと卵焼きを持った箸を近づける。
    恐る恐るといった感じで愛央はパクっとそれを一口で食べて、もぐもぐと頬を動かす。
    ……なんか餌付けみたいで、いいかも♪

    「むっ……もぐ……ごくん」

    「どぉ?」

    「い……意外と、恥ずいね……これ……」

    「そうなんだ。私は楽しいけど」

    「うぅぅ……」

    「じゃあ、今度はそっちからしてよ」

    「う、うん……分かった……」

    「あ~んは言わないの?」

    「う゛っ……ぁ、あ~…ん……」

    「もぐっ……」

    まあ、美味しい。
    それは分かってたことなんだけど……
    それ以上に……な、なんか……
    ニヤケっていうか……うぅ~……愛央が恥ずいって言ってたの……なんか、分かるかも……
    こうなったら……無心でこれを続けて……


    「ふぅ……ご、ごちそう……さま……」

    「ごちそうさま……でした……一気に……うぷっ…食べ過ぎたから……」

    「うっ……そう……だね…………」

    そこまで量があるわけじゃなくても、こんなハイペースで食べ進めていったらこうもなるよね……
    しまったなぁ……
    まぁでも、こんな馬鹿らしいこと、愛央とじゃなきゃできないし……
    ふふ、なんか……笑えるっていうか……

    楽しいなぁ。

    「そう……いえばさ、愛央」

    「な゛っ……なに……?日菜子さん……?」

    「今日の弁当、どれが一番おいしかった?」

    「どれ……かぁ……う~~ん……」

    またうんうん唸ってる愛央。
    そんなに決めきれないのかな?
    それともそんなに味わってなかった……?
    だったら……ちょっとショックなんだけど……
    せっかく早起きして作ったのに……

    「正直、決められないよ……」

    「……なんで?」

    「だって、全部めっちゃおいしかったもんっ!!」

    「そ、そう?」

    ま、いっか。
    愛央のこの笑顔に免じてあげよう。
    今日はね……
    それにしても……満腹で……あったかくて……
    結局私たちは、さんさんと日差しの照り付ける屋上で眠りこけてしまった。


    ————


    「はいこれ。お弁当」

    「えっ!!?ほ、ホントに作ってきてくれたの……?」

    「だって、こういうの……やってもたかったんでしょ……?」

    「そ、そうだけど……」

    完全に想定外だった……
    だって、なんか意味深そうな……ビミョーそうな顔してたじゃんっ!
    だから、屋上に誘われて、いきなりこんなの出されたら驚いちゃうって!!

    「まぁいいや、食べようよ」

    「う、うん……じゃあ、ありがたく……」


    「「いただきますっ!」」

    開けてみると、ザ・普通の弁当って感じだった。
    料理のイメージが全くない日菜子さんだけど、こういうのも人並みに作れるんだなぁとか思いながらどれを食べようか迷ってしまう。
    おそるおそる、唐揚げを頬張る。

    ……おいしい!

    しっかり下味が付いてたそれは、ご飯からの湯気で少し湿気てサクサクとまではいかなかったけど、そんな所にも手作りを感じられて何だか嬉しくなる。

    ……手作り、私のために。
    あの、日菜子さんが……
    その事実を感じ入るだけで、なんだかいっぱいになって……満たされてしまいそうだった。

    「どう?」

    「めっっっちゃ美味しいよ!!」

    「その割にはあんまりがっつくって感じじゃないけど……」

    「だって……なんかもったいなくて……」

    だって、本当にもったいないんだもん……
    私なんかのために、わざわざ日菜子さんが作ってくれたんだよ?
    こんなの、私の人生でもうあるか無いかだって分かんないのに……
    それに、当たり前だけど食べ進めていけばお弁当は減っていく。
    私の幸せな時間が減っていくんだ……

    「はい、あ~ん」

    「えっ……?」

    「『えっ?』じゃないよ……するんでしょ、食べさせあいっこ……」

    「い、いいの……?」

    一瞬、目の前に差し出された卵焼きが一体何なのか分からなかった。
    だ……だって、こんなの……こんなのっ!
    夢でも……見てるのかな……?
    日菜子さんからの……あ~んだなんて……?

    「むっ……もぐ……ごくん」

    「どぉ?」

    「い……意外と、恥ずいね……これ……」

    「そうなんだ。私は楽しいけど」

    「うぅぅ……」

    でも、口の中に広がるほんのり甘い卵焼きの味が、ほろほろと崩れるその食感が、これが現実だということを私にまざまざと知らせてくる。

    あはは……やっば……
    どうしよう……めっちゃ嬉しい……

    「じゃあ、今度はそっちからしてよ」

    「う、うん……分かった……」

    わ、私からもやるの!?
    ……え、ええいっ!やっちゃえっ!

    「あ~んは言わないの?」

    「う゛っ……ぁ、あ~…ん……」

    「もぐっ……」

    ……やってみて分かったけど、やる方も恥ずいんだ…………
    それにしても、こんな……こ、恋人みたいな……!
    ってか、今はそうなんだけど……
    これは、一生の思い出になるなぁ……

    ってか、日菜子さんは食べてる姿もかわいくて、なんかズルいなぁ……
    そんなふうにニヤけてたら、日菜子さんが頬を染めて、またおかずをずいっと差し出してきた。
    私が食べて、日菜子さんに食べさせて。
    そんな応酬を繰り返してたら、思いのほか早く弁当を食べきってしまって……


    「ふぅ……ご、ごちそう……さま……」

    「ごちそうさま……でした……一気に……うぷっ…食べ過ぎたから……」

    「うっ……そう……だね…………」

    あぁぁ~~~っ!!私のバカバカバカっ!!
    こんな早く食べ終えちゃうなんて……!
    し、しかも……一気に食べすぎたせいで……気持ち悪くなっちゃった……

    「そう……いえばさ、愛央」

    「な゛っ……なに……?日菜子さん……?」

    「今日の弁当、どれが一番おいしかった?」

    「どれ……かぁ……う~~ん……」

    正直、全部美味しかったしどれが一番って難しいなぁ……
    しかも、途中から頭ふわふわしちゃってて味あんまり覚えてなかったし……

    「正直、決められないよ……」

    「……なんで?」

    「だって、全部めっちゃおいしかったもんっ!!」

    「そ、そう?」

    月並みな答えだけど……正直に話した方がいいよね。
    もうちょっと、気の利いた言葉が出てきたら、日菜子さんにふさわしくなれるのかなぁ……
    でも、今は……
    お腹いっぱいで、あったかくて……
    天気もいいし、なんだか……
    幸せ、だなぁ……


    ————


    付き合うってさ、面白いことばかりじゃないんだね……
    付き合っちゃうとさ、どうしても距離が近くなる分、今まで気にならなかったことが気になるようになるし。
    例えば……

    「愛央~。愛央はどっちがいいの……?」

    「私は……う~ん、迷っちゃうなぁ」

    「じゃあさ、どっちが似合ってるの……?」

    「どっちも似合ってるから、迷っちゃうんだって……」

    「ふ~ん、じゃあ……愛央が好きな方にするよ」

    「うぇぇぇ……?う~ん……」

    この世界で有事があった時には、悩みながらでもスパっと方針を決めるくらいには決断力のある愛央。
    でも……私から判断をゆだねられた時に、愛央はいつも態度がふにゃふにゃしてて、優柔不断だった。
    現に、今も私が着る水着で、暖色系のパレオがいいのか、それとも寒色系のビキニがいいのか聞いてるのに

    「私は……こっちの方がいいと思うけど……」

    「思うけど……?」

    「も、もし日菜子さんが嫌なら……」

    「思わないよ、愛央が選んだんだしね」

    私の顔色を窺っているのか、ずーーっとこんな感じで……
    決めるんだったらこれってきっぱり決めて欲しいんだよね。
    私、愛央の彼女だよ……?
    だから愛央の言うこととか、なるべく聞いてあげたいな~って思ってるのにさ……
    その優柔不断さが、私に関心がそこまで無いんじゃないかって思っちゃって……

    これじゃ、私一人だけが愛央のこと好きみたいで、なんか全然面白くなかった。

    「じゃ、いくよ」

    「あっ……うん、私もすぐ行くね……」

    愛央の選んだビキニを少し乱暴に取って、更衣室へと向かった。
    着替えてる最中、愛央の目線をずっと感じたけど……特に何にもなくて……
    なんかさ、言いたいことがあるなら言って欲しいよね。
    これじゃ私たち……なんのために付き合って……
    もやもやした気持ちを晴らすためにも、桟橋へ向かった。

    「日菜子さ~ん」

    「愛央、それって……」

    「えへへ……私もビキニだよ。オソロだね!」

    「うん……」

    あぁ……オソロにしたいから、こっち選んだんだ。
    かわいい理由じゃん。
    だったら、パレオなんかで迷わなくたって……

    「……愛央、どこ見てるの?」

    「あっ……ひ、日菜子さん……」

    「……愛央の彼女は私なんだけど?」

    「あっ……ご、ごめんなさい……」

    「はぁ……」

    私の水着姿からは目を逸らす癖にさ……
    なんで他の女の子の水着姿をじっと見てるの……
    もっと、こっち見てよ……ねぇ愛央……?
    なんでそんなオドオドしてるの?
    やましいことでもあるの?
    私、なんかさ……辛いよ……

    愛央にとって、私って何なんだろうね……
    聞きたいようで、やっぱ聞きたくないかも……
    今日の曇り空みたいに、私の心はモヤモヤしたままだった。


    ————


    最近、日菜子さんを怒らせてばかりだ……

    「も、もし日菜子さんが嫌なら……」

    「思わないよ、愛央が選んだんだしね」

    そうは言うけど、あんまり機嫌がいい時の顔じゃないのは何となくわかってた。
    一応は私の彼女だから、私の要望を聞いてくれてるんだろうけど……
    本当はたぶん、パレオの方がよかったんだろうな……
    こんなのばっかり……
    悩んで、間違えて、怒らせて……
    はは……私、いつ愛想尽かされちゃうんだろう……
    でも、しょうがないよね……
    日菜子さんが優しいからまだそうなってないだけで、本当はいつ捨てられたっておかしくないんだ……

    「…………」

    「うぅ……」

    気まずい沈黙の中、私たちは泳ぐために水着に着替える。
    日菜子さんの体はやっぱり、すごい。
    出るとこは出てるけど、全体的には引き締まってて、なんていうか……アスリートみたい。

    (みたいっていうか……そうだったじゃん)

    バレエで名を馳せただけあって鍛えられて美しいその体は、私の自堕落な体と比べるのも烏滸がましい気さえしてくる。
    そんなふうに考えてたら、日菜子さんが居心地悪そうにしてて……

    (やっちゃったぁぁ……!)

    ジロジロ見るの、失礼だったかな……?
    もう何回……日菜子さんを失望させたらいいんだろう……
    本当に自分が嫌になってくる……

    「じゃ、いくよ」

    「あっ……うん、私もすぐ行くね……」

    日菜子さんはそそくさと着替えて、桟橋へと駆けていった。
    そんなに、嫌だったのかな……?
    これ以上、日菜子さんを不快にさせないようにしないと……

    「日菜子さ~ん」

    「愛央、それって……」

    「えへへ……私もビキニだよ。オソロだね!」

    「うん……」

    あんまり日菜子さんってこういうの好きじゃないのかな……
    っていうか、素肌が見られるのが好きじゃないのかも。
    でも……ホント……
    綺麗だなぁ。
    私とは全然違うや……
    ホントはもっと見たい、けど
    ジロジロ見ちゃうと気分良くないだろうし……
    他の人でも見て気を紛らわそうかな。

    「……愛央、どこ見てるの?」

    「あっ……ひ、日菜子さん……」

    「……愛央の彼女は私なんだけど?」

    「あっ……ご、ごめんなさい……」

    「はぁ……」

    結局、何が正解なのかは分からないけど……
    とにかく私は失敗ばかり引き続けてるっぽいというのは分かった。
    怖い。怖いよ……
    このままじゃ、本当に私捨てられて……
    今日はたまたま曇り空だったけど、それすらもなんだか嫌な気分がするくらいに私は焦っていた。


    ————


    日が経つにつれてだんだんだんだん、愛央のことがわからなくなっていって。
    不満もどんどん積み重なって……
    だからつい、感情的になって……

    「私ってさ、愛央のなんなの……?」

    「ひ、日菜子さん……!?」

    「答えてよ……」


    二人きりのプールサイドで愛央に聞く。
    言ってしまった。
    愛央の返事次第で立ち直れなくなるかもしれないっていうのに……
    それでも、今の煮え切らない関係があんまり好きじゃなくて。

    「ひ、日菜子さんは私の恋人……だよ」

    「そう……そうだよねっ!でもさ……その割にはなんか……薄くない……?」

    「薄いって……一体何が……」

    「愛央のほうからさ、あーしたい……こーしたいって全然ないじゃんっ!」

    「だ、だってそれは……日菜子さんが特別だから……」

    特別。
    そうだ、愛央はそう言っては私と微妙に距離を置いてくる。
    特別特別って……私だって一人の人間なのに……

    「特別って……私そんな特別は望んでないよ……」

    「うぅ……」

    「ホントはさ、『特別』を言い訳にして、私と距離を置きたいんじゃないの……?」

    「そんなこと……!だって日菜子さんは特別な人だもんっ!私なんかと違って……」

    「ほらまたそうやって……!」

    駄目だ……
    なんか、思ってもないことが……いや……
    もしかしたら心の中では思ってて、それでも口には出したくなかったことが……
    ポロポロ、零れ落ちてく。
    そして……

    「日菜子さんみたいな特別な人に、平凡な私の気持ちなんて分かんないよっ!!」



    「…………はっ?」


    その言葉を聞いた瞬間、頭の中で何かがプツンッ……ってキレた音がした。

    「なにそれ……!なんなの、それ!!」

    「私には……何にもないから……日菜子さんとは、違うんだよ……」

    「そんなわけっ……!」

    「そんな特別な日菜子さんに、私なんかが釣り合うわけないじゃんっ!」

    「っ!!……もういいっ!」

    もう、愛央の口から言葉を聞くのが辛かった……
    明確な拒絶や分断はもちろんだけど……
    それ以上に……
    私の好きな人をそんなふうに卑下する愛央の言葉があまりにも辛かった。

    「愛央の言う通りだね……私、『特別』らしいからさ……愛央の言うことが分かんないよ……」

    「そう……だよね……」

    「私たち……本当は相性よくなかったんだね……」

    「…………」

    「だから……」

    「別れよっか……私たち……」

    「……!!」

    俯いたまま、そう呟いた。
    いつからが降ってきた雨が、頬と髪を伝って私を冷やす。

    ……あれ、今私何言って……


    しまった。
    失言だった。
    そう気づいて、急いで頭をあげて愛央の方を見る。

    「そう……だねっ…!日菜子さんが……そう……言うなら……」

    「……っ!……待って愛っ」

    「私なんかが、日菜子さんの恋人になれるわけなかったんだっ!」

    「あ……お…………」

    無理して引き攣った笑顔を浮かべて、愛央顔を背けるとは駆け足で去っていってしまった……
    あの顔……
    不安に押しつぶされそうな愛央の顔が頭から離れない。

    違う……違うよ……
    私、こんなの望んでなかった……
    なんてこと、言っちゃったんだろう。

    「寒いよ……」

    土砂降りの雨が、私の体から体温を奪い続けていても。
    呆然とした私は、その場に立ち尽くして動くことができなかった……


    ————


    「私ってさ、愛央のなんなの……?」

    何を聞かれてるのか、理解できなかった。
    私にとっての日菜子さんは……
    憧れの人で、特別な人で、私の恋人だ。

    「ひ、日菜子さんは私の恋人……だよ」

    「そう……そうだよねっ!でもさ……その割にはなんか……薄くない……?」

    「薄いって……一体何が……」

    「愛央のほうからさ、あーしたい……こーしたいって全然ないじゃんっ!」

    「だ、だってそれは……日菜子さんが特別だから……」

    そう、日菜子さんは特別なんだ。
    だから……私、そんな特別な人に見捨てられたくなくて……
    だから……やりたいこととか我慢してたのに……!
    わがまま言って日菜子さんに捨てられて困るのは、私なんだもんっ!!

    「ホントはさ、『特別』を言い訳にして、私と距離を置きたいんじゃないの……?」

    「そんなこと……!だって日菜子さんは特別な人だもんっ!私なんかと違って……」

    「ほらまたそうやって……!」

    距離を置きたいなんて思ってない……
    でも、私みたいな平凡な人と、日菜子さんみたいな特別な人との間には……どうしたって埋まらない隙間があるのに……
    平凡な私にはもったいないくらい特別な日菜子さん。
    そんな劣等感から私は……


    「日菜子さんみたいな特別な人に、平凡な私の気持ちなんて分かんないよっ!!」


    つい、感情に任せてそんなこと……言っちゃった……
    日菜子さんを見ると、目をまん丸くして口をパクパクと動かしてて……
    それでその後、一気に目を吊り上げて日菜子さんは怒鳴りだした。
    あぁ……終わった……

    「私には……何にもないから……日菜子さんとは、違うんだよ……」

    「そんなわけっ……!」

    「そんな特別な日菜子さんに、私なんかが釣り合うわけないじゃんっ!」

    「っ!!……もういいっ!」

    私の独白に、どんどん声のボリュームが大きくなっていく日菜子さん。
    ……やっぱり、こうなっちゃうんだね。


    「私たち……本当は相性よくなかったんだね……」

    「…………」

    「だから……」


    「別れよっか……私たち……」

    分かってた、はずなのに。
    私なんかには過ぎたものだって……
    でも……でも……

    なんでこんなに、悲しいんだろう。

    頭の中を、あの幸せな日々が過ぎ去っていっていく。
    あのときは本当に……幸せだったなぁ……
    だから、せめて……お礼は言えなくても……
    笑顔で……

    「そう……だねっ…!日菜子さんが……そう……言うなら……」

    「……っ!……待って愛っ」

    「私なんかが、日菜子さんの恋人になれるわけなかったんだっ!」


    せっかく浮かべた笑顔が崩れていくところを見せたくなくて。
    別れのあいさつの後、私は行先も分からずただただ走り去った。
    ぽっかり空いた胸の穴の痛みを忘れるように、がむしゃらに走る。
    土砂降りの雨は顔に当たっては流れ落ちていく。
    その中に何本か、熱い雫が混じっていた。


    ————


    「はいこれ、タオルっ!」

    「気休めかもしれないけど……ずぶ濡れよりはマシだと思う……」


    「うん……ありがとう……」

    何時まで経っても戻ってこない私を心配して、ユズとライムが私を探しに来てくれた。
    二人から連れられて、校内にある自販機前のベンチに腰掛ける。
    外を見ると、まだ雨は激しく降り注いでいた。

    ……あのまま立ち続けてたら、雨に溶けて消えてしまえたのかな。

    「それで……なんでヒナちゃんはあんなとこに突っ立ってたの?」

    「ライム達……心配したよ……あんな、死にそうな顔で……」

    「それは……」

    乾いたタオルで顔を拭く。
    冷めた体の私には、その無機質な温度でさえ温かかった。
    死にそうな顔、か……
    でも、確かに……
    愛央が隣にいないで、私……明日からどうやって生きていけばいいのかな?

    ……分かんない
    分かんないから、二人に聞いてみようかな……

    「実はね……」

    それから私は、二人に事細かに話した。

    私は愛央が好きなこと、なのに愛央は遠慮がちでどっちつかずで、愛央の態度があんまりよく分からないこと、そんな愛央と口げんかして、酷いこと言っちゃったこと。
    全部話した。

    「うぅ~ん……」

    「ヒナちゃん……」

    「私……どうしたらいいのかな……」

    藁にもすがる思いで、二人に聞く。
    二人は藁なんかじゃないけど……とにかく、それくらいの気持ちで。

    「ヒナちゃんはさ、自分の気持ちをしっかり素直に愛央ちんに伝えたの?」

    「素直に……」

    ユズがジト目で話しかけてくる。
    そういえば、心の中でどう思ってたかだなんて細かい所までは伝えてなかった気がする。
    そしてそれが必要だとも思ってなかった……愛央なら、きっと分かってくれるって……

    「そういうのは……やって……なかったかも……」

    「愛央ちゃんにいろいろ言って欲しかったって言ってたよね……なのにヒナちゃんは……」

    「あぁ……」

    ライムからそう言われて申し訳ない気持ちが沸々と湧いてきた。
    そうだ、私だって言えてないじゃん。
    こーしてもいい、ああしてもいいんだよって……
    なのに私は察してって思うばかりで……

    「愛央ちんにも悪い所はあったと思うけど……」

    「でも、ヒナちゃんだって悪い所たくさんあったって……ライム思うな……」

    「そう……だよね……どうしよう……」

    今更になって、自分の勝手さに嫌気がさしてきた。
    確かに、これは特別だね……
    いや~な、特別。

    「どうしようもなにも……悪いと思ってたら謝ったほうがいいよ!」

    「謝って……許してもらえるかな……?」

    「さぁ……?それは愛央ちゃんが決めることだから……でも……」

    「でも……?」

    「こんな所でみっともなくウジウジしてるよりは、謝りに行った方がいいと思う……少なくとも、ライムは」

    「そうだね……!」

    そうだ。
    愛央のこと傷つけちゃったんだから……
    謝らないと……っ!

    私は愛央を探しに、また土砂降りの中に身を投じた。
    寒さはちっとも感じない。


    「あっ!ヒナちゃん行っちゃった……まだ愛央ちんがどこいるのかも分からないのに……」

    「まぁでも……ちょっとはいい顔になったみたい……」

    「そうだね……ヒナちゃん、上手く仲直りできるといいね……来夢……」


    ————


    「ほら、とりあえず入って……」

    「どうしたの……愛央……」


    「伶那さん……勇希……」

    土砂降りの中、傘もささずに走り抜ける私を二人は心配に思ったのか、近くにあったテントに緊急避難させられた。
    明かりがほとんどない、狭くて他とは隔絶されたこの空間が何となく今の私には好ましく思えて……
    少し……安心したのかな……?
    目から……涙が止まらなく……

    「ちょっ……!?あ、愛央……!?」

    「落ち着いて……大丈夫だから……星崎さん……!」

    「うぅ……うぅ゛ぅ……っ!」

    二人から背中をさすられて少し落ち着いたのか、目はしょぼしょぼするけど普通に開けられるくらいにはなった。

    「それで……一体どうしたの……星崎さん……」

    「そんな顔してさ……あたしたち、心配だよ……」

    「う、うん……実はね……」

    二人に、さっきまでのことを話した。
    自分は平凡だから日菜子さんには釣り合ってないこと、そのことが劣等感になって日菜子さんを怒らせちゃったこと。
    ……別れを、告げられたこと。

    「はぁ~~……」

    「愛央……」

    「ふ、二人とも……?」

    私の話を聞き終わった後、二人は怖い顔をしてた。
    伶那さんが私に近寄ってきて……

    「星崎さん……!歯を食いしばりなさいっっ!!」

    「…………!!」


    「れ、伶那……!?」

    乾いた破裂音がテントの中に響いた後、頬に強い衝撃とヒリヒリする痛みを感じた。
    ……ぶたれたんだ、私。

    「白井さんの言う通りよ……星崎さんは特別を隠れ蓑にして……白井さんと向き合ってないじゃない……!」

    「そ、それは……」

    「ぶつのはどうかと思うけど……あたしも気持ちは伶那と一緒だよ……」

    「ゆ、勇希……」

    「なっんっでっ……!そこまで自己評価が低いのかなぁ~~……」

    「星崎さんは白井さんの気持ちを考えたことはあるの?」

    「あっ……」

    そうだ、日菜子さんの気持ち……
    私、自分のことばっかり……

    「だいたい、愛央は自分のこと平凡だと思ってるみたいだけど、そんなことないからね?」

    「えっ……?」

    「そうね……いい?星崎さん。貴女はとっくに私たち雫世界の人にとって特別な人なのよ」

    「私が……特別……」

    そうだったんだ……
    なのに、そんなことにも気づかずウジウジしてて……

    「そだね~、伶那がいなかったら付き合いたくなるくらいにはね~」

    「勇希!?冗談よね……!?」

    「あはは……半分くらい?でも、伶那だってあたしがいなかったらそうでしょ……?」

    「…………」

    「ふ、二人とも……?」

    「とにかく、愛央ってそんぐらい魅力的だってこと」

    「それに、釣り合わないって言うなら釣り合うぐらいになってみたらいいじゃないの……」

    「それは……うん、そうだね……」

    私、凄く自分勝手だったんだなぁ……
    日菜子さん、絶対傷ついてるよね……怒ってるよね……
    ……よしっ!!

    「日菜子さんに謝らなきゃ……!」

    「そうね……」

    「探しに行ってくるっ!!」

    「ちょっ……愛央!?まだ土砂降りだけど……!」

    「そんなん気にしてられないよっ!」



    「あ~あ、いっちゃった……」

    「まぁでも、元気になったようだし良かったんじゃない……?」

    「まぁ、そうだね」


    日菜子さん、ごめんねっ……!
    私、日菜子さんから逃げてたんだ。
    日菜子さんと比べたときに見える自分の小ささが嫌だったんだ……!
    それなのに……あんなこと……
    許されなくても、せめて謝らないと……!

    また私は大雨の中に走り出した。
    でも、不思議と寒さは感じなかった。


    ————


    色々探し回ったけど、どこにもいない。
    もしかしたら……また、あの場所に……!

    「はぁ……はぁ……!」

    そうして、私は戻ってきた。
    ……愛央が、いた。
    息を切った彼女は、別れを告げたプールサイドに。

    「愛央…………」

    「…………」

    愛央は言葉に詰まってるようだった。
    当然だよね……
    でも、これだけは伝えなきゃ……

    「……っ!」

    「……っ!」



    「「ごめんなさいっ!!」」


    「…………」

    「…………?」

    二人同時に、同じことを叫んだ。
    な、なんで愛央が謝るんだろう。
    それは分からないけど……とにかく……伝えなきゃっ!

    「私……愛央のこと全然分かってなかった……」

    「そんな……私だって……」

    「お互い……分かってないことだらけだったんだね……」

    「そう……だね……」

    付き合うっていう、浮ついたことに目を取られて……
    私たちは、目の前のヒトに向き合ってなかったんだ……

    「……ねぇ、愛央…………」

    「日菜子さん……?」

    「勝手なっ!ことだとは……思ってるけどさぁ……!」

    「うん……」

    「別れるって……言ったの゛っ!……取り消せるかなぁ……私っ……わたしぃ……」

    「日菜子さん……?」

    「やっぱり愛央とっ゛……ひぐっ……!わか゛れ゛っ……別れたく゛……ないよ゛ぉ゛……!!!」

    涙をポロポロ零しながら、みっともなくそう懇願する。
    きっとこんな姿、特別だなんてちっとも言えないくらいみっともないけど。
    でも、それでいい……
    これが、私なんだから。

    「愛央゛と……別れるって思ったら……胸にぽっかり穴が開いたみたいでっ゛……!なんか゛……すっごく辛くて……」

    「日菜子さん……私も……わた゛っ……わたしも゛……!別れたく、ないよぉ……!」

    「ほんと……あお……?」

    「うん゛……でも、こんな゛私が……そんなこと言って、いいのかなって……」

    「うん……いいよ……いいんだよ……」

    「あはは……なんか、夢みたい……」

    「夢じゃ、ないよ」

    そう、夢じゃないんだ。
    この胸の痛みも、愛央に感じる愛おしさも。
    全部私たちのものだから、しっかりと向き合っていかなきゃいけなかったんだ。

    「こんな……自分勝手で……なのに未練がましい私で……いいの……?」

    「うん……愛央がいいの……私にとっての特別は、愛央なんだよ……」

    「やり直せる……のかな……私たち……」

    「二人でがんばれば、きっと……」

    「日菜子さん……」

    「愛央…………」

    私たちは、互いを許しあうように抱擁を交わす。
    強く強く……
    もう、離れていかないように。
    ……しっかりと、離さないように。


    「う、うぅぅううう゛う゛っ……!うわあぁああ゛あぁ゛ぁあん゛っ!!日菜子さぁぁん……!!!」

    「愛央っ……!あおぉおおぉお゛おぉお!!!!」

    そのまま二人して、わんわん泣いた。
    ようやく戻ってきた腕の中の温度が嬉しくて。
    またこんな日々が戻ってくることが嬉しくて。
    あったかい……涙だった。
    いつの間にか、あんなに降っていた雨も止んでいた。


    ————


    きっと、まだ日菜子さんはあそこにいるはず……!
    急いで、プールサイドに向かうと……
    日菜子さんに、出会った。

    「愛央…………」

    「…………」

    なにをやってんだ私っ!
    こんなときにどもっちゃ駄目!
    言うんだっ!しっかりと、謝罪を!


    「「ごめんなさいっ!!」」


    「…………」

    「…………?」

    あれ、なんで……?
    だって、悪いのは私で……
    日菜子さんが謝ることなんて……?

    「私……愛央のこと全然分かってなかった……」

    「そんな……私だって……」

    「お互い……分かってないことだらけだったんだね……」

    「そう……だね……」

    私が、日菜子さんを特別って括って、向き合おうとしなかったのに……
    分かってないことだらけだよ……本当に……

    「……ねぇ、愛央…………」

    「日菜子さん……?」

    「勝手なっ!ことだとは……思ってるけどさぁ……!」

    「うん……」

    「別れるって……言ったの゛っ!……取り消せるかなぁ……!」

    日菜子さん……?
    取り消すって、むしろそれは私の方がお願いしたくて……
    でも……なんかそれが厚かましく思えたから……
    なのに、日菜子さんの方からなんて……

    「やっぱり愛央とっ゛……ひぐっ……!わか゛れ゛っ……別れたく゛……ないよ゛ぉ゛……!!!」

    「…………!」

    「愛央゛と……別れるって思ったら……胸にぽっかり穴が開いたみたいでっ゛……!なんか゛……すっごく辛くて……」

    私だって……私だって別れたくないっ!!
    でも……でも……駄目だって思ってたのに……
    日菜子さんにこんなこと言われたら、私……

    期待、しちゃうよ……
    夢を……持っちゃうよ。

    「日菜子さん……私も……わた゛っ……わたしも゛……!別れたく、ないよぉ……!」

    「ほんと……あお……?」

    「うん゛……でも、こんな゛私が……そんなこと言って、いいのかなって……」

    「うん……いいよ……いいんだよ……」

    「あはは……なんか、夢みたい……」

    「夢じゃ、ないよ」

    本当かなぁ……?
    夢……じゃないんだよね……?
    こんな……都合いいことが……
    でも、さっきまでの辛さとか、今の湧き上がる嬉しさは……
    それは間違いなく、本物なんだ。

    「こんな……自分勝手で……なのに未練がましい私で……いいの……?」

    「うん……愛央がいいの……私にとっての特別は、愛央なんだよ……」

    特別。
    私、特別なんだ。
    日菜子さんの、特別……!

    「やり直せる……のかな……私たち……」

    「二人でがんばれば、きっと……」

    「日菜子さん……」

    「愛央…………」

    いいのかな……でも……でもっ!
    もう、体が勝手に動いて日菜子さんを抱きしめに行った。
    あぁ……日菜子さんだ……
    日菜子さんが、私の腕の中にいるんだ……!


    「う、うぅぅううう゛う゛っ……!うわあぁああ゛あぁ゛ぁあん゛っ!!日菜子さぁぁん……!!!」

    「愛央っ……!あおぉおおぉお゛おぉお!!!!」


    わかんないや……
    もう、何が何だか……
    涙も、嬉しさも、辛さも、温かさも。
    全部一気に出てきて、何にも分かんない……
    でも、これだけは分かる。
    日菜子さんが、いる。
    私のすぐそばにいる。
    そのことが、きっとすごく幸せなんだって。
    それだけは、分かったよ。


    ————


    「ぁ~~~……びっしょびしょだね……」

    「そうだね……うぅぅ~~~さ、寒い……」

    「お風呂……はいろっか、一緒に……」

    「ぐすっ……うん……」

    散々泣き喚いた気恥ずかしさから私たちはそそくさと更衣室へ向かうと、素肌にまとわりつく濡れた制服を脱ぎ捨てていった。
    着替えがどうとかは特に考えてなくて、とにかくお風呂でさっぱりしたかった。

    一糸まとわぬ姿のまま、プール風呂にダイブする。
    張り付いた雨の雫が、汗が洗い流されて気持ちまで洗われた気分だった。

    「はぁ~~~……」

    「あったか~~~い……」

    「そうだね~……」

    愛央も心地いいのか、頬を緩ませてのびのびと浸かっているようだった。

    「日菜子さん……」

    「ん?どうしたの……?」

    「本当に、よかったの?その……」

    「別れるのを止めるって話?よかったもなにも……私はそうしたかったんだけど……駄目……だった?」

    「いやいやいやっ!そんなわけ……ただ、私が日菜子さんに……」

    「そういうの、ナシ。お互い様だから」

    「そ、そう……なのかなぁ……?」

    やや納得していなさそうだけど、そのまま押し切ることにした。
    愛央ってリードしてあげないとだめっぽいしね……

    「それと……」

    「な、なに……?」

    「呼び方……!」

    「よ、呼び方……?」

    「『日菜子さん』……じゃなくってさ……ちゃんと『日菜子』って呼んでよ」

    「そ、それは……」

    「私たち、恋人なんだよね?」

    「うぅ……」

    私の要望に、愛央はたじろいで……
    顔を赤くしながら、何かモゴモゴとしていた。

    ……のぼせちゃった?
    そんなわけないよね……
    はぁ……奥手っていうか……純粋なのはいいんだけど……

    「ねっ、お願い」

    「うぅ……ぃ…ぁ……ぉ……」

    「……!」


    「ひ、日菜子……」


    「愛央……!」

    「ちょっ!?日菜子さん!?」

    「あっまた『日菜子さん』って……!」

    「ひ、日菜子……」

    モジモジして、小声で。
    どもりながらも私の名前を……
    愛央が、私の名前を呼び捨て……!
    あんまり嬉しくて、つい勢いよく抱き着いちゃった。
    ばしゃってかかるプールのお湯が熱くて……
    あーだめ……顔あっつ~い……

    「ありがと……じゃあさ、そんな愛央にご褒美っ♪」

    「ご、ご褒美って、なに……!?」

    可愛い愛央の顔に、どんどん近寄っていく。
    目の前を、愛央が占める割合がどんどん大きくなって……

    口先に感じるふわりとした感触は、私の初めてだった。


    「ひ、日菜子さんっ!!?!」

    「ま~た『日菜子さん』って……」

    「ごごめっ……ってそれより、今の……!」

    「うん、ファーストキス。私の」

    「ふ、ふぁーすと……ぁぁあ……!」

    「エッチなのはまだ駄目だけど……これくらいなら……それに、私だってしたいんだからね?」

    「うぅぅぅ…………」

    ふふ……愛央ったら真っ赤だ……♪
    ……多分、私も。
    あー…………あっついなぁ……
    クラクラ、きちゃうよ。
    愛央に、のぼせそう……

    「うぁぁぁあ……きゅう……」

    「あ、愛央……?」

    愛央にはどうやら刺激が強すぎたみたいで、目を回しながらプールの壁によりかかってしまった。
    前途は多難だなぁ……
    まぁいっか。
    そんな愛央だから、好きなんだし。
    とりあえず……

    「愛央っ!あがるよ~!」

    「あうぅぅ……は、初めて……日菜子さん……」

    「うぅぅ……!しっかりして~!」

    のぼせあがる前にお風呂から出さないと……


    ————


    あ~……目がしょぼしょぼするし、服が張り付いて気持ち悪い……
    あの後、温まるためにお風呂に入ることになったんだけど……

    「ふんふ~ん……♪」

    「…………」

    やっぱり日菜子さん、すっごくいい体してるなぁ……
    こんな人と、まだ恋人なんだ……私。
    ……この人の、特別なんだ。
    ヤバ……嬉しい……

    「愛央、いくよ」

    「うん、私も……!」

    二人して、急いでプール風呂に飛び込んだ。
    暖かいお風呂が、冷えた私たちを優しく包んで温めてくれる。

    「はぁ~~~……」

    「あったか~~~い……」

    日菜子さんは、気持ちよさそうな顔でプールを漂ってる。
    ……この顔の日菜子さん、好きなんだよなぁ。

    「日菜子さん……」

    「ん?どうしたの……?」

    「本当に、よかったの?その……」

    私としては、日菜子さんの話はとってもありがたかったけど……
    日菜子さんは……
    そう思ってたら日菜子さんが一気に

    「別れるのを止めるって話?よかったも何も……私はそうしたかったんだけど……駄目……だった?」

    「いやいやいやっ!そんなわけ……ただ、私が日菜子さんに……」

    「そういうの、ナシ。お互い様だから」

    「そ、そう……なのかなぁ……?」

    一気に捲し立てられて、何が何だか分からないうちに了承してしまった。
    多分、これからもこんな感じなんだろうなぁ……

    「それと……」

    「な、なに……?」

    っと、いけないいけない。
    変な妄想してないで日菜子さんの言葉を聞かないと……!

    「呼び方……!」

    「よ、呼び方……?」

    「『日菜子さん』……じゃなくってさ……ちゃんと『日菜子』って呼んでよ」

    「そ、それは……」

    よ、呼び捨てぇぇ~~~!!?
    それはなんか……恥ずいっていうか……
    うぅぅ~~……勇希とかきららにはできるのにぃ……

    「私たち、恋人なんだよね?」

    「うぅ……」

    「ねっ、お願い」

    うぅぅ……この顔に弱いんだよなぁ~……
    よ、よーし……!
    せっかくの日菜子さんの……
    いや、日菜子のお願いなんだ……!
    しっかりしなくちゃ!
    言うぞっ!言うぞ……

    「うぅ……ぃ…ぁ……ぉ……」

    くそぉ……!
    どもってる場合じゃないのにっ!
    やれっ!私!
    私なら……
    日菜子さんの特別な、星崎愛央なら……

    できるっ!!


    「ひ、日菜子……」


    やった。
    言えた。
    言えたよ……!


    「愛央……!」

    「ちょっ!?日菜子さん!?」

    「あっまた『日菜子さん』って……!」

    「ひ、日菜子……」

    呆気にとられたような顔の後、日菜子さ……日菜子は私に抱き着いてきた。
    体のあちこちに直の日菜子さ……日菜子が当たって……
    なんか……変な気持ちになっちゃいそう……
    でも……
    あんな、満面の笑みが見れるなら……
    私、もっと頑張ってみようかな……!

    「ありがと……じゃあさ、そんな愛央にご褒美っ♪」

    「ご、ご褒美って、なに……!?」

    日菜子さんの顔が、どんどん近づいてくる。
    えっ……?
    これって……あれ、だよね……?
    本当に、あれ……しちゃうの!?

    (近っ……!てか日菜子さん、睫毛長……)


    日菜子さんは、とっても柔らかかった。


    「ひ、日菜子さんっ!!?!」

    「ま~た『日菜子さん』って……」

    「ごごめっ……ってそれより、今の……!」

    「うん、ファーストキス。私の」

    「ふ、ふぁーすと……ぁぁあ……!」

    日菜子さん……日菜子の……
    キス、キス……ふぁーすと、きす……
    あぁぁ……だめだ……
    もうむりぃ……あたま、ふっとーして……

    「うぁぁぁあ……きゅう……」

    「あ、愛央……?」

    あはぁ~~……キスって……
    こんな……こんなに……
    すっごぉ……


    「愛央っ!あがるよ~!」

    「あうぅぅ……は、初めて……日菜子さん……」

    「うぅぅ……!しっかりして~!」


    あはは……あは……♪
    私が、はじめてなんだ……
    なんか……天国って、こんな感じ……?


    「愛央~~~~!!!」


    ————


    今日は快晴、風も吹いてていいお出かけ日和だ。

    「ごめ~~んっ!待たせちゃった……!」

    「もう、遅いよ!」

    「ごめんごめん……これ探してて……」

    夏風に運ばれて、私の一番特別な人がやってきた。

    「これって、サングラス……?」

    「そっ!これ着けたら眩しくないし……それに……」

    「それに……?」

    「カッコいいでしょっ!?」

    「そう……なのかな?」

    愛央のセンスは時々謎だ。
    でも、そんなところも愛おしい。

    「日菜子の前では、一番かっこいい所を見せたくてさ……」

    「愛央……!」

    こういうキザな所も……
    何もかもが、魅力的に映ってしまう。
    ……つくづく、重症だなぁ私。
    でも、ただでやられる私じゃないよ?

    「でも、私は……」

    「ひ、日菜子……?」

    「サングラス越しの私じゃなくて、そのままの私を愛央に見てもらいたいなっ♪」

    「ひ、日菜子さんっ!その眩しさ反則だって……!サングラス返して~……!」

    サングラスを取り上げて、目いっぱいの笑顔を愛央に。
    こんなふうな笑顔を見せるのも、愛央だけなんだ。

    「それより、愛央?また……」

    「あっ……ひ、日菜子……!」

    「うん、よろしい」

    もう……
    一体いつになったら慣れるのかな……
    確かに、マシになってきたけどたまーに出るんだよねぇ。
    ……『日菜子さん』が。

    「それで……今日は日菜子のココロトープに行くんだよね?」

    「そうだね。そこで、私の色んなこと話そうかと思って」

    「楽しみだなぁ……魔物は私に任せてよ!」

    「ふふ……がんばってね。お弁当も用意してるから」

    「やったぁ!日菜子のお弁当だ~いすきっ!」

    「弁当だけ?」

    「もう、意地悪……日菜子も、大好きだよ……!」

    「そっか……!愛央っ!」

    「ひなっ……んむっ!?」

    「んっ……♡」

    愛央に大好きって言われると、体が舞い上がった気分になってついついしちゃうんだよね……
    キス……
    これ……病みつきになっちゃってるなぁ……♡
    するとき愛央が抱き着いちゃうのもかわいいしっ♪

    「んっ……はぁ……愛央も、ずいぶん手馴れてきたね」

    「日菜子の……せいだもん。責任取ってよ!」

    「うん、取るよ」

    「うぅぅぅ~~……」

    慣れてきてはいるけど、まだまだ初心だね。
    毎回、顔が赤くなっちゃってるよ……♡
    まぁ、私も……耳が熱くなったりは……するんだけど……

    「ねぇ愛央……?」

    「なあに?」

    「私さ、特別扱いされて壁を作られるのは嫌だけどさ……」

    「うん」

    「こんなふうに、キスしたり……腕の中で名前呼ばれたりする特別は大好きだよ」


    「日菜子っ……!」

    「きゃっ……もう愛央……押し倒して……エッチなのは駄~目っ」

    「うぅぅ……でもぉ……」

    「もっともっとお互いのこと知っていったら……いずれOKするんだから……今は我慢……できる……?」

    「うん……頑張る……」

    「よしよし……愛央、好きだよ……一番好き」

    「私も……一番好きだよ、日菜子っ!」


    人は私のことをエトワールって言うけど……
    私にとっては……


    「じゃ、いこっか日菜子っ!手、掴まってっ」

    「うん……よいしょっと……!」

    「さあ、しゅっぱ~つ!」


    今私の手を引いて、導いてくれる
    愛央こそが、エトワールなんだ。


    ————


    「あっ!あった!も~こんな所に……ってヤバっ!?待ち合わせ……」

    くっそ~……
    なんでサングラスがこんな所に……
    せっかくだからかっこいい愛央ちゃんを日菜子に見せようとしたのに……
    まさか、それのせいでデートに遅れそうになってるなんて……
    急げっ!
    走れ星崎愛央!!

    「ごめ~~んっ!待たせちゃった……!」

    「もう、遅いよ!」

    「ごめんごめん……これ探してて……」

    「これって、サングラス……?」

    物珍しそうにサングラスを眺める日菜子。
    ふっふっふっ……今日の愛央ちゃんは一味違うのだ……!

    「そっ!これ着けたら眩しくないし……それに……」

    「それに……?」

    「カッコいいでしょっ!?」

    「そう……なのかな?」

    あ、あれ……?
    まあ、日菜子さんは時々ずれてることあるしな~……
    でも、めげないぞっ!

    「日菜子の前では、一番かっこいい所を見せたくてさ……」

    「愛央……!」

    決まった……!
    これは日菜子さんに釣り合う、立派なイケメンだぁ~!

    「でも、私は……」

    「ひ、日菜子……?」

    あ、あれ……日菜子……なんか、イヤズラ前の勇希みたいな顔してる……

    「サングラス越しの私じゃなくて、そのままの私を愛央に見てもらいたいなっ♪」

    うわっ……!やられたぁ……!
    くっそ~……
    そんな、可愛くて眩しい笑顔……ズルじゃん……

    「ひ、日菜子さんっ!その眩しさ反則だって……!サングラス返して~……!」

    「それより、愛央?また……」

    「あっ……ひ、日菜子……!」

    「うん、よろしい」

    あっ……ま~たやっちゃった……
    なんか、慣れないんだよね~……

    「それで……今日は日菜子のココロトープに行くんだよね?」

    「そうだね。そこで、私の色んなこと話そうかと思って」

    「楽しみだなぁ……魔物は私に任せてよ!」

    ばっさばっさとなぎ倒して、日菜子にかっこいいとこ見せたいな……
    ……でも、ぶっちゃけ日菜子の方が絶対強いよね?

    「ふふ……がんばってね。お弁当も用意してるから」

    「やったぁ!日菜子のお弁当だ~いすきっ!」

    また弁当作ってきてくれたんだっ……!!
    また、食べさせあいっこ……
    うぇへへへ……

    「弁当だけ?」

    「もう、意地悪……日菜子も、大好きだよ……!」

    最近日菜子は、ちょっとこういう意地悪なことを聞いてくるようになった。
    でも、それがいじらしくていいんだけどねっ!!

    「そっか……!愛央っ!」

    「ひなっ……んむっ!?」

    「んっ……♡」

    ぁ……きす……
    日菜子と……これするの、すきぃ……♡
    なんか……満たされて……

    「んっ……はぁ……愛央も、ずいぶん手馴れてきたね」

    「日菜子の……せいだもん。責任取ってよ!」

    「うん、取るよ」

    「うぅぅぅ~~……」

    な、なんで……
    そういうこと平然と言えるのこの人は~~……!
    そういうとこも、ズルいなぁ……

    「ねぇ愛央……?」

    「なあに?」

    「私さ、特別扱いされて壁を作られるのは嫌だけどさ……」

    「うん」

    それが原因で、ケンカしたようなモンだしね……
    日菜子だって、一人の女の子だもん。

    「こんなふうに、キスしたり……腕の中で名前呼ばれたりする特別は大好きだよ」

    もぉ~~!!
    日菜子はっ!私の恋人はっ!!
    なんですぐこう言うこと言うのかなぁ~~!!?
    我慢……できなくなるじゃん。


    「日菜子っ……!」

    「きゃっ……もう愛央……押し倒して……エッチなのは駄~目っ」

    「うぅぅ……でもぉ……」

    うぅぅ……シたい……
    けど……日菜子に嫌われたくない……
    生殺しだよぉ……

    「もっともっとお互いのこと知っていったら……いずれOKするんだから……今は我慢……できる……?」

    「うん……頑張る……」

    「よしよし……愛央、好きだよ……一番好き」

    「私も……一番好きだよ、日菜子っ!」

    ま、まぁ……焦ることないか……
    とりあえず、今日は日菜子のナデナデに免じて、かっこいい愛央ちゃんを取り戻すとしますかっ!

    「じゃ、いこっか日菜子っ!手、掴まってっ」

    「うん……よいしょっと……!」

    「さあ、しゅっぱ~つ!」

    真夏なのに、柔らかい手から伝わる体温すら心地よかった。

    私の、特別なヒト。
    私が、特別なヒト。
    私を、特別にしてくれたヒト。

    日菜子が、私の一等星なんだ。


    ————


    「ねぇ、勇希?」

    「どしたの?伶那?」

    「星崎さんと白井さんの仲が戻ったのは、その……とてもいいことだとは思ってるのよ?」

    「そだね」

    「でも……まさか私たち、毎日あんな甘々ラブラブコンビを見せつけられなきゃいけないの!?勘弁してよ……」

    「とか言ってるけど、ほんとは嬉しいくせに」

    「それは……まぁ……」

    「それにさ、あたしたちも負けてられないよねっ!!」

    「ゆ、勇希……?」

    「雫世界で一番アツいカップルはあたしと伶那だぁぁぁ!!」

    「だぁぁぁ……!!ち、近いっ!近いから!!」





    「ヒナちゃん……よかったねライム」

    「そうね……ちょっと、寂しいけど……」

    「でも、私たち以外といても、あんなに笑えるようになったのは……」

    「うん、本当によかった」

    「……寂しかったら、甘えてもいいよ?姉は妹を甘やかす生き物だから」

    「じゃ……ちょっとだけ……」

    「ふふ、なんか……懐かしいね……」
    - 名無しさん (2025-01-11 17:43:54)
  •  古い和風の建物に挟まれた石畳の道は、京都っていう場所の空気感というか、脈々と積み重ねられてきた人々の営みというか、歴史ある雰囲気が感じ取れる。
    足を踏み出せば固い感触がしそう。でも、コンクリートのざらざらとはまた違った質感なんだろう。雨の日とかはつるっと滑りそうだけど、多分隣で手を繋いでる伶那が良い感じに助けてくれるはず……いや、傘さしてるだろうから手を繋いでるかは怪しいのか。そもそも雨の日に観光はしたくないのもあるかも。でも、この写真に写ってる池の真ん中のお寺とか曇り空でもまた違った良さがありそうだし、それも悪くないかもしれない。

    「さすがに京都は見るとこいっぱいあるんだな~」

    ともかく、寝転んだ顔の上に広げられた京都の旅行雑誌は、なかなかに魅力的だった。今度の旅行は京都に行こう!なんてテレビCMみたいなことを、さっきからせかせか洗濯物を干してるあたしの彼女に言いたくなるくらいだ。
    ……ちなみに、伶那が働いてる横でソファに寝転がってるのはあたしが家事をサボってるからじゃなく、単に当番制だからだ。一応、念のためね?

    「勇希、そういうの好きだよね」

    独り言のつもりだったんだけど、ぱっぱとブラウスの皴をのばしながら、伶那は微笑み交じりにそんな返事を返してくる。
    そういうの、とはこの雑誌のことだろう。出先に無料で置いてある似たようなのを見つけて来ては、こうして二人の部屋に持ち帰ってきてるから、伶那もいい加減気づいたんだと思う。

    「うん。こうやって眺めるだけでも旅行気分になれて、結構楽しいんだ~」
    「私との旅行のためじゃないんだ」
    「もちろん今はそれもあるよ?ただ、それよりも前からの趣味だからさ」
    「ふーん……?」

    ……やば、ちょっと余計なこと言ったかも。ブラウスをハンガーにかけながら声に疑問を含ませる伶那に、あたしは少し冷や汗をかく。
    「前からっていつから?」
    そんな予感通り、伶那はあたしの失言のしっぽをぎゅっと掴んで引っ張ってきた。シンプルに旅行の下調べとか言っとけばよかったなぁ……なんて、気まずい後悔が胸を包む。

    「あー、まぁいつでもいいじゃん?それよりあたし、なんか京都行きたくなって――」
    「誤魔化すってことは、なにか後ろめたいことがあるってことよね」
    「う」

    さすが、あたしの彼女やってるだけあって、伶那は目ざとくあたしの機微を見抜いてくる。過去の古傷もあってか、こうなったときの伶那はすっぽんみたいに喰いついて離してくれない。……とはいえ、そんな伶那だからこそ説明するのも気が引けるんだよね。

    「……あんまり面白い話じゃないよ?」

    だからあたしは、あくまで雑誌から目を離さず、ちょっとだけ伶那をけん制してみる。聞いてもいいことはないぞ〜って、小動物が威嚇するみたいに……誰が小動物か。

    「それでもいいよ。勇希のことはなんだって知りたいし」

    それなのに、最後の洗濯物を物干し竿にかけながら、伶那は恥ずかしげもなくそう言った……ほんと、あたしのこと大好きすぎる。入院先まで突撃してくるだけはあった。

    「……いやー、でもなぁ」
    「なに、そんなに言いづらい?……まさか、ほかの女の影響だったり」
    「ち、違う違う!あたしは伶那一筋だから!」
    「じゃあ何なのよ。はっきり言ってみなさいって」

    それでもなお渋っていたらあらぬ疑いをかけられて、慌ててソファから身を起こす。その隣に、伶那がぽすんと腰を下ろしてきて、ジトっとした目であたしを見てきた。
    ……逃がさんぞっていう圧を感じる。こうなるともう、視線を逸らすのが精いっぱいで、それ以上の逃げ場はなかった。

    「……入院してた時の名残っていうかさ。こういうの見てたら、自分が病室の中にいること、ちょっとは忘れられたんだ。ここ楽しそうとか、これ美味しそうとか……ふと現実を思い出すと、余計に辛くなったんだけどね」

    暗い声になるのを自覚しながら、あたしはそう言った。
    頭の中では幼いあたしが、真っ白な部屋の窓から代り映えのしない景色を眺めていた。
    一向に良くならない病状、慣れ切ってしまった消毒液の匂い、味気のない病院食……あたしの日常は辛いだけで、酷く退屈なものだった。だからこそ、楽しげな非日常だけを見せてくれるそれを、あたしは好んで読んでいたのだ。
    ……思い返せばなんとも痛々しいというか、見てられないなぁって感じ。当のあたしでさえこれなんだから、看護師さんとかお医者さんがどんな目であたしを見ていたかは想像に難くない。そして今、隣に座るあたしの彼女も。

    「でも、今は違うよ?病気も治ったし、伶那もいるし。伶那と行けたら楽しそうだな~とかそういうことばっかり考えてるから」
    「……勇希」

    浮かない顔した伶那に向かって、にひひ、と微笑みかける。湿っぽいのは嫌なんだ。せっかく今が幸せなんだから。

    「……嘘はついてないみたいね」
    「あ~ひど。疑ったな?」
    「しょうがないでしょ。あんた嘘つきだし」
    「……否定はしないけどさぁ」

    そんなあたしの瞳を覗き込んで、伶那はふっ、と笑い交じりに息を吐いた。こんな可愛くて健気な彼女を捕まえておいて言うことがそれなんだから、伶那も随分贅沢者だ。
    ……なんて、拗ねたふりをして顔を逸らそうとしたら、あたしより一回り大きな肩があたしの頭にそっと触れた。

    「……旅行とか、たくさん行こう。勇希も私も、もうどこへだって行けるんだから」

    柔らかく包み込むように、伶那は優しくそう言った。
    ……何だかくすぐったく感じたのは、そんな台詞を聞いたからだろうか。
    ううん。伶那のふわふわな髪が、あたしの耳を撫でたからだ。ちょうど頭一個分くらいの身長差だし。きっと、そうに決まっていた。

    「……照れてる」
    「て、照れてないし」
    「ま、どっちでもいいけど」
    「なんだよそれぇ……」

    満足そうにニヤけた伶那は、そのまますっと立ち上がって台所の方に向かった。当番の家事はまだまだ残っているのだった。
    ……今日の所はこれくらいで勘弁してやろう。ざわつく心臓を誤魔化すように、内心で捨て台詞を吐いたら、それに反応したみたいに伶那がこっちに振り返る。

    「そうそう、雑誌溜め込んで散らかしてるのは整理しなさいよ。あんまりほったらかしてたら捨てちゃうからね」
    「……は~い」
    「ん、素直でよろしい」

    ……まさか、それ言うために聞いてきたんじゃなかろうか。照れくささからそんな濡れ衣を作りながら、あたしは伶那の言いつけ通り、そそくさと部屋の片づけに立った。 - 同棲RNYUK (2025-01-02 17:40:19)
  • 狭い通路を縦一列になって這いながらすすむ、いつものこととはいえ手や膝が土で汚れるのはあまり気分のいいものではない。そんなことを思いながら進むと前を行く少女がいつものように軽口をたたく
    AO「気になるからってお尻見ちゃだめだよ」
    だから私もいつものように返す
    RN「誰が見るか。」
    いつものやり取りだ。そう思っていた
    AO「...なんで?」
    RN「え?」
    HSZKさんがピタリと止まる
    AO「もしかして汚いと思ってる?でもほらお尻綺麗でしょ!?イボが無いでしょ?」
    訳の分からないことを言うや否やHSZKさんがお尻を押し付けてくる
    RN「わっ!ちょ...なに!?やめてよ!!」
    HSZKさんの突然の奇行に困惑しつつも本能的にお尻を避けようとしたが狭い通路内では避けようがなく後ろにさがろうにも後続の子がいるためそれもできない、結果私はお尻を押し付けられなが抗議することしかできない
    AO「どうして嫌がってるの??......わかった!YUKだ!!YUKに申し訳ないと思ってるんだね!!!大丈夫!こんなの浮気にはいらない!YUKも理解してくれるって!!」
    勝手に納得したHSZKさんが先ほどよりも激しくお尻を押し付け、擦り付けてくる
    RN「うっぐ...やめて!やっぁ...やめろって言ってるでしょ!」
    訳の分からない発言、訳の分からない状況により生じた怒りのままにHSZKさんを突き飛ばす
    AO「...なんで?ねぇ!なんで!?なんで!?なんで!??」
    RN「知らないわよ!!!あんたの頭がおかしいからよ!!!」
    AO「おかしくないもん!すごいもん!私「特別」だもん!!見て!ほら!お尻!!見ろ!!お尻を!!見ろ!!!」
    奇天烈なことを叫びながらHSZKさんがお尻を叩きつけてくる何回も何回も叩きつけてくる
    顔面へのお尻ラッシュをくらい私の意識が薄れてくる怒りも困惑もなくなったまどろみの中で響く彼女の叫びはどこか悲痛なような気がした...

    ------

    RN「......ん」
    パチリと目を開くいつもの教室だ、数度呼吸し記憶を振り返る、眠る直前の記憶を思い出し確信する
    RN「...夢か」
    まだ景色は薄暗くみんなも寝ている私ももう一度寝ることにした

    ------

    狭い通路を縦一列になって這いながらすすむ、いつものこととはいえ手や膝が土で汚れるのはあまり気分のいいものではない。そんなことを思いながら進むと前を行く少女がいつものように軽口をたたく
    AO「気になるからってお尻見ちゃだめだよ」
    いつものように返そうとする私の頭にあの悲痛な叫びがよぎる
    RN「...少しくらいいいじゃない」
    そう言い私はHSZKさんのお尻に頬ずりをした
    - 名無しさん (2025-01-01 07:38:52)
  • 【ブルーリフレクション R/Rape  ~ルージュリフレクター星崎愛央の淫らな性活~ 】


    様々なリフレクターの存在する町、月ノ宮。
    そんな月ノ宮に、一人の女子高生がやってきた。
    彼女の名は星崎愛央。
    平凡を自称するリフレクターの一人だが、その内に秘めた性欲は桁外れだった。
    有り余る欲求が、ルージュ・ブルー両陣営のリフレクターたちに襲い掛かる。
    果たしてその情欲の行きつく先とは…………
    - 名無しさん (2024-12-31 23:59:29)
    • 〈case 平原陽桜莉〉


      リープレンジの発生。
      それはフラグメントの暴走で起きることで、それはルージュリフレクターとの戦いの合図でもあった。
      でも、まさか……

      「うぅぅ…………」
      「まだ……よ……!」

      「えぇ~?そうかなぁ……?もう限界に見えるけど……」

      負けちゃうなんて……


      ————


      『あなたは……誰!?』
      『私……?私は星崎愛央っていうんだ!よろしくねっ!』
      『星崎さん……その指輪は……』
      『うんっ!私も、貴女達と同じリフレクターだよっ!でも……』
      『……っ!瑠夏ちゃん!?危ない!!』
      『やっぱり、その色……貴女も、ルージュ陣営なのね……』
      『そう言うこと!二人のことも聞いてるよ!紫乃ちゃんのことを邪魔する人たちだって!』

      突然現れた星崎愛央……愛央ちゃんというリフレクターは、いきなり私たちに襲い掛かってきた。
      人の想いを奪うルージュリフレクターに私たちは負けるわけにはいかない。
      だから、私たちは愛央ちゃんに剣を向けて……


      ————


      「まっ、念押しにもう一発!」
      「きゃあぁぁあああ!!!」
      「くう……だめっ……!」

      満身創痍ながら必死に食らいつこうとした私たちは、愛央ちゃんが手から放ったエネルギー弾の爆発で、あっけなく地べたに倒されてしまった。
      もう起き上がる力すら、なかった。

      「紫乃ちゃんの邪魔をする人たちには、おしおきをしないとねっ♡好きにしていいって言われてるし……♡♡」
      「ひっ……!な、なんなの…………それ……」
      「な、なにを……する気……!」

      ニヤニヤと笑う愛央ちゃんはスカートをめくり上げた。
      そこには、本来女性には存在しないはずのモノがあった。

      凶悪でグロテスクな、ぉ……おちんちんが……愛央ちゃんのお股から生えていた。 それはさきっぽからダラダラと透明なお汁を垂らして、時折びくっ……びくって跳ねたりもしていた。

      「ナニって……わかるでしょ♡♡♡」
      「……っ!いやっ……!おねがい!それだけは……それだけはやめてよ!!」
      「……っ!非道い……最低……!」
      「負けちゃったらこうなるんだよ~♡もちろん、二人ともしっかり犯すからね♡♡♡」
      「いやぁ!やめて!やめてよ!!」
      「せ、せめて私一人にしなさい……!」
      「聞こえな~い♡まずは……陽桜莉さんからっ♡」
      「ぁ……!やだ…やだやだやだっ!来ないで……!」
      「やっ……やめなさいっ!!!」

      愛央ちゃんは倒れた私の傍に近寄ってきて、私の体をいやらしくまさぐってきた。
      近くで見ると、より愛央ちゃんのおちんちんの凶悪なサイズを実感して意識してしまう。

      「やだ……!触らないで……!」
      「ぁぁあ……!陽桜莉……!」
      「陽桜莉さんのリフレクター姿、すっごくエッチだったから興奮が止まらないな~♡♡」
      「ひっ……!やぁ……」
      「太もももすべすべ……♡♡」

      そんな愛央ちゃんの手は、太ももからだんだん上がってきて……

      「ちょっとスカートどけるね~♡」
      「あっ……だめっ!」
      「やっぱり、可愛い下着だね♡♡♡」
      「ぁぁぁ……見ないで……」
      「じゃっ……脱がしまーす♡」

      下着をまじまじと見られたうえ、そのまま下にずり下げられた……
      外の空気がそのままお股に当たって、スースーするのを感じる。

      「まぁさすがに濡れてないよね……これじゃ入んないし……よ~しっ♡♡」
      「ひゃっ……!」
      「星崎さん……貴女なにを……!」
      「ほぐしてあげないとね~♡♡」
      「やっ……あぁあ……!ひぁ……!」

      愛央ちゃんの右手がお股の所に来て、そのまま優しく愛撫された。
      ゆっくり、筋に沿うようにコスコスと動かされて、無理やりなのにじんわりと気持ちよくなってきている。

      「なんだかべったりしてきたよ~?」
      「そんな……んっ……やぁ……」
      「あぁぁ……陽桜莉……」
      「それじゃ、指も……♡」
      「ひゃっ……!あぁああ……!」
      「ん~……ここ、かな?」
      「あっ……♡いやっ…♡そこ駄目ぇ……♡♡」
      「ここなんだぁ~♡♡♡」
      「いやっ♡止めっ……止めてぇ!♡♡」

      愛撫していた手から中指が伸びて、そのまま私のナカにつぷぷっと入ってくる。
      私の弱い所を探るように動く愛央ちゃんの中指は、ついにその場所を見つけて、執拗に底を責め立ててきた。
      引っ搔いたり、ぐっ♡ぐっ♡って押してきたりして、段々気持ちいいのが溜まってくる。

      「うわぁ~♡♡聞こえる?陽桜莉さんっ♡♡ぐちゅぐちゅってすごい音♡♡♡」
      「やぁぁぁ……♡♡♡き、聞かないで……♡」
      「ひ、ひおりぃ……」
      「そんなにいいんだ……♡ほらっ♡ほらぁ!♡」
      「あっ♡あっ♡あっ♡だめっ♡もうだめっ♡わたし……♡」
      「……♡はい、おしま~い!」
      「ぇ……?あっ……はぁ…♡ぁぁ……♡」

      もうすぐイけそうだったのに……
      って、ダメダメ!相手は強姦魔なんだから!
      そんな心の動きを見抜いたのか、愛央ちゃんは指をそのまま引き抜いて、私の目の前に持ってきた。

      ……私、こんなに濡れて……

      「これだけ濡れてたら大丈夫かな♡もう待ちきれないや♡♡」
      「ぁ……やぁ……!」
      「だめっ……お願い…陽桜莉にそんなの入れないで……」
      「あっ……♡めっちゃあっつ~♡♡」
      「んうぅぅ…♡だめっ……やめて……!」

      愛央ちゃんは仰向けの私に覆いかぶさるようにして、おちんちんの先っぽが、私の入り口にぴとっ……てくっついた。
      粘った水音が少し鳴った後、アソコにすっごく熱い感覚がする。
      これが愛央ちゃんの……

      「それじゃ……いただきま~す♡♡♡」
      「ぁ……あぁ……!」
      「んっ…♡♡おっ♡おお……♡♡♡」
      「ぁぁあ…!は、入って……!」
      「おぉおお゛っ♡♡♡あぁ~~~♡全部入ったぁ~♡♡」
      「うっ……うぅぅぅ……いやぁ……」
      「そんな……陽桜莉……」

      私の初めてのエッチは、好きな人でも、素敵な場所でもなかった。
      とっても熱くて、固く大きい異物が、お腹を圧迫する感覚だけが感じ取れた。
      こんなのが……こんなのが私の……初めて……

      「これとか……どお?♡♡♡」
      「んぅぅ……♡あっ……!あぁぁああ……!♡♡♡♡♡」
      「まずは一回……♡レイプでイっちゃったね♡陽桜莉さんっ♡」
      「ひ、ひおり……?」
      「ずるい……♡ずるいっ…てぇぇ……♡♡」

      さんざん焦らされたおまんこで、上からぶちゅっ♡ぶちゅっ♡ぐりぐり~♡っておっきいのを奥に何度も押し付けられて、私は耐えきれずイかされてしまった……
      でも当然、これで終わってくれるわけがなくて……

      「あぁぁ~~♡♡♡陽桜莉さんのナカ、トロトロでめっちゃ気持ちいい~♡♡♡」
      「いやっ♡♡♡抜いてっ♡抜いてよぉ……!」
      「陽桜莉さんも気持ちいいんだ……?♡」
      「違うっ!ちがうもんっ♡♡」
      「そんなこと言って~♡ほらっ♡ほらっ♡」
      「やぁぁぁあ!♡♡やらあぁ♡」

      無理やり犯してるくせに愛央ちゃんの腰の動きはゆっくりで、長いストロークで私の奥を突き立ててきた。
      愛央ちゃんのおっきい先っぽが一番奥にこつんと当たるたび
      反り返った先っぽがナカをぞりぞりと引っ掻きながら抜けていくたび
      最初は異物感しか感じなかったはずの私のナカが、じわじわとその行為に快楽を感じだしていた。

      「ほらぁ……おまんこからいやらしい音いっぱい出てるよ♡瑠夏さんに聞かせてあげようね♡♡♡」
      「いやぁ!き、聞かないで…♡瑠夏ちゃんっ!」
      「ぁぁぁ……そんな……」
      「おぉぉ…!ナカがうねって……♡♡さっきので興奮しちゃった?♡♡♡♡」
      「ひぐっ♡♡ちがうぅ♡」

      愛央ちゃんの腰が動くたび、ずちゅっ♡ずちゅっ♡ってエッチな音が響いて、その音で頭が段々変になってきた……
      そして愛央ちゃんの腰の動きもだんだん変わってきてて……

      「あっ♡あっ♡いやっ♡はやっ…♡はやいよお…♡♡♡」
      「ふっ……♡ふっ♡あ~~♡♡そろそろ射精そう…♡♡♡」
      「えっ……?で、出るって……」

      浅く早いストロークの腰振りを続けながら、愛央ちゃんはそういった。
      ナカに出される。
      その事実に、すーっと頭が冷えてきて……

      「だ、だめ…!おねがいっ!外に…外にっ!やぁあぁ♡♡♡」
      「え~?でも、陽桜莉さんの奥、吸い付いてきてるよ~?」
      「ひ、ひおりぃ……あっだめ……だめっ!」
      「いやぁ♡いやぁああっむぐっ!?ん゛~~!!♡♡」
      「んちゅ……じゅる…♡れろ……じゅるる……♡♡♡」

      抵抗のできない私に、愛央ちゃんは顔を近づけて……
      そのまま舌を強引に割り入れてきて、執拗に絡み合わせてきた。
      これも、私の初めてだった。
      無理やりされたエッチなのに、やさしく気持ちいい所をコツコツされて、恋人みたいな深いキスをされて私は……私は……

      「む゛っ!?ん゛~~~~゛~゛~♡♡♡♡♡♡」
      「んん゛~゛~゛~♡♡♡んう゛♡♡ん~~~~~♡♡♡」
      「あああ、うそ……でしょ……」

      愛央ちゃんに中出しされて、イっちゃいました……

      「んっ…♡はぁ……♡ぁぁあ~~♡♡気持ちいい~~~♡♡」
      「ぷはっ……ぁぁあ……出てる…びゅっ……びゅっ……って…」
      「うぅぅ……♡全然止まんないや……♡♡♡」
      「ぁぁぁあ…♡熱いぃ……♡長いよぉ……♡しゃ、射精とめてぇぇぇぇ……♡♡」
      「そんな……そんな……ひおりっ……!」

      上から組み伏せられて、逃げ場のない私に愛央ちゃんは容赦なく精液を注いできた。
      どくっどくっっておちんちんが脈打って、その度に火傷しそうなくらい熱い精液がナカの壁にビュルビュルと叩きつけられて、頭がおかしくなるくらい気持ちよくなって……
      しかもそんな射精が、ずっとずっとずーーーーーーーーーーーーっと続いて……♡♡♡
      ようやく愛央ちゃんのおちんちんが引き抜かれたとき……

      「うわぁ……♡陽桜莉さんのお腹、膨らんじゃってる……♡♡♡」
      「ぁぁぁあ……♡♡♡あ~~♡ああ~~~♡」
      「……なんなの、これ…………」

      まるで妊娠したみたいなお腹になるくらい注がれ続けた。
      その事実に体からへなへなと力が抜けて、横たわることしかできなかった。
      虚ろな目で愛央ちゃんを見ると、おちんちんはまだまだおっきくて……
      そしてそのまま瑠夏ちゃんへと寄っていって……

      私たちはその日、愛央ちゃんに二人とも犯されてしまった。

      身も心もボロボロな私たちは、寮に帰るとお風呂でシャワーをかけて、必死に愛央ちゃんの精液を掻きだした。

      「はぁ……ぁぁあ……まだ、まだ出てくる……」
      「んっ……重たいわ……」

      いくら洗っても洗っても、愛央ちゃんの精液はナカから溢れてきて、太ももを伝って真っ白なネバネバが何本も何本も落ちてくる。
      ……多分、奥にこびりついてるんだろうな。
      そのせいなのかはわからないけど、その日からお腹の奥がずっとじんじんと疼いてて、それを解消しようとしたけど……

      「んっ……♡あっ……♡だめっ……こんなんじゃ……もっと……」

      自分の指じゃ疼きは全く解消できなくて……
      そんなとき、愛央ちゃんに犯されたときのことを思い出すと余計に疼きは強くなってしまうのでした。


      ————


      あの事件から数日後、私たちはまた愛央ちゃんに会ってしまった。

      「こんどこそ……!」
      「止めて見せる……!」
      「懲りないなぁ……でも、そのほうがお楽しみが増えちゃうか♡♡」

      相変わらずルージュリフレクターとしての活動を続ける愛央ちゃんを止めるため、戦いを挑んだ。
      けれど、あの日の出来事……
      ……散々好き放題犯された、あの日の……
      それを思い出して、しかも何時まで経っても消えることのない疼きのせいで……
      剣を持つ手に力が入らなくて、結局私たちは……

      「らくしょーらくしょー!さーてと……♡」
      「ううぅ……こ、こんなぁ……」
      「ひっ……いやっ…♡許して、星崎さん……!」
      「もう、分かってるよね?♡♡♡」

      敗者はいいようにされる。
      あの時それを学んだ私たちは、これから行われる愛央ちゃんの乱暴をふるえて待つことしかできなかった。
      愛央ちゃんはそんな私たちを焦らして……

      「二回目だし、もっとすごいことしよっか♡♡♡」
      「やっ……す、すごいのって……?♡」
      「何をさせる気なの……♡」
      「私とのエッチは気に入ってもらえたでしょ?」
      「そ、そんなわけ……♡」
      「勘違いしないでちょうだいっ!……♡」
      「だからぁ……♡」
      「あっ……♡♡」

      おちんちんを取り出して、私たちに見せつける愛央ちゃん。
      ……されちゃうんだ。
      あのおちんちんで、もっと凄いこと……♡
      そうして愛央ちゃんのおちんちんに目が釘付けになっていると、愛央ちゃんはどこからともなくドリンクのジョッキを二つ取り出して……

      「あああ゛~゛~゛~♡♡♡はぁ……♡はぁ…♡」
      「ひっ……」
      「う、嘘……!」

      二つのジョッキがなみなみと精液で満たされるまで愛央ちゃんは射精した。
      そしてそのジョッキを私たちの傍に持ってきて……

      「だからぁ……私の精液を早く飲み干しちゃうくらい、精液が好きな人とエッチしてあげよっかなぁって♡♡♡」
      「なっなに……言ってるの…?」
      「ふ、ふざけないで……♡」

      手元には、グツグツと煮えたぎった精液が限界まで注がれたジョッキ。
      これを飲み干せば……

      そう、そうだよ。
      瑠夏ちゃんを、大事なバディを愛央ちゃんに犯させるわけにはいかないから……
      だから、これはしょうがないことなんだよ……♡

      「……ずずっ……ごくっ……」
      「……!ずずずっ…!じゅるっ……!」
      「うわぁ……エッロ……♡♡」

      愛央ちゃんの精液は信じられないくらい濃くて、臭いだってすごかった。
      あまりのドロドロさに、しっかりグチュグチュと噛み潰さないと喉にへばりついてしまう。
      そしてお腹に入った後もどすんって重たくて、口の中から鼻に精液の臭いが抜けて、頭の中まで犯されてる気になった。
      ごくっ……ごくっ……って飲み進めるにつれて、お腹の疼きはどんどん強くなってきて……
      あとちょっと……あとちょっとで……♡♡


      「瑠夏さん完飲だねっ!おめでと~♡♡♡」

      えっ…………?
      瑠夏ちゃん……?
      なんで?
      なんで、私より早く……?

      「それじゃ、陽桜莉さんは残った分の精液を……よいしょっと」
      「ぅえ……あ、愛央ちゃん……?なにそれ……?」
      「まずは直接お届け~♡♡」
      「……!い、いやっ……ぁぁあ…!入ってきて……!」

      まだ精液の残ったジョッキに、愛央ちゃんは注射器のようなものを刺して中身を全て吸い取ると、私のナカにその筒を入れて、精液をそのまま直で子宮に注入してきた。
      さらに……

      「漏れないように、蓋もしないとね~♡♡♡」
      「やっんっ……♡な、何……これ……っ♡」
      「よわーい振動がまあまあ気持ちいいでしょ♡でもこれってなかなかイケなくてもどかしいんだよね~♡♡♡」

      弱く揺れ動く貞操帯をわたしに嵌めて、鍵をロックされた。
      それなりの快感は感じるけど、イくには全然足りなくて生殺しのようだった。

      「愛央ちゃ……♡取゛って゛♡♡これむ゛りっ♡♡♡」
      「はいは~い、後でね♡それよりも、瑠夏さんにご褒美をあげなきゃ♡♡♡」
      「あっ……あぁぁあ……♡♡♡」

      愛央ちゃんは瑠夏ちゃんの腰を掴むと、そのまま一気に腰を突き動かして奥まで挿入した。
      そしてそのまま、乱暴に腰を振って瑠夏ちゃんを犯し始めた。
      パンパンって激しく腰を打ち付ける音と、瑠夏ちゃんの大きな喘ぎ声が聞こえてくる。
      ……ずるいよ、瑠夏ちゃん。
      私は今、こんなに苦しいのに……

      「あ゛っ♡♡あぁあ゛あ♡♡♡ほ、ほしざきさ゛っ゛♡♡はげし……♡♡♡」
      「でもこれが好きなんでしょ~♡♡」
      「いや゛っ♡♡♡いや゛あ゛♡♡♡♡♡もう無理゛っ♡イキ゛たく゛なっ♡♡♡」
      「はぁ♡はぁ……♡いいよぉ♡瑠夏さん♡♡♡」
      「たすけ゛……!♡♡ひお゛り゛ぃ……♡♡♡たす゛けて゛っ♡♡♡」

      助けて……?イキたくない……?
      なんで……なんでそんなこと言えるの瑠夏ちゃん。
      私は今、イキたくてもイケなくて狂いそうなのに。
      私の方が助けて欲しいのに……
      なんで瑠夏ちゃんがそんなこと言うの……!

      「あぁああ♡♡♡射精るっ♡♡♡射精るよ瑠夏さんっ♡♡♡♡♡」
      「あっ゛っ♡♡♡あっ……♡♡♡あぁぁああああ゛ぁあ゛あ゛♡♡♡♡♡熱い♡あついぃ♡♡♡」
      「お゛~~~゛~゛~♡♡♡気持ちい゛い~~♡♡」
      「止めてぇ♡♡♡射精長すぎるのっ♡♡♡もう射精しないでええ゛ぇえ゛っ♡♡♡」

      瑠夏ちゃんはそのまま中出しでイってた。
      あぁぁぁああ……もう、ずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるい!!
      はやくっ……もお゛っ💢早くこれ゛っ💢💢取ってよぉ💢♡
      イキ゛たい゛っ♡もう、なんでも゛いいから゛っ💢💢♡♡
      はやくはやくはやくはやくはやくはやく
      おかしくなるからぁ💢💢💢
      イキたいイキたいイキたいイキたいイキたいイキたいイキたいイキたいイキたいイキたいイキたい!!!!!!!!

      瑠夏ちゃんをすっかり抱きつぶして、ようやく私の貞操帯は外された。
      あぁぁ……やっとだ……
      もう、なんでもいいから、はやくっはやく♡♡♡♡♡

      「陽桜莉さんのナカ、めっちゃトロトロであっつ~い♡♡♡これ絶対気持ちいいやつだ……♡♡♡」
      「うん…♡うん゛っ♡気持ちいいから♡だからはやくっ♡♡入れてぇ♡♡♡」
      「う~ん、どうしよっかな~w」
      「なんで!?ほら、ここに愛央ちゃんがすっきりするための穴があるじゃん!お願いだから入れてよぉ……」
      「そこまで言われたら、しょうがないな~♡♡♡」
      「あっ……♡♡♡」

      またっ♡♡♡覆いかぶさって♡♡♡♡♡
      愛央ちゃんのが、入り口に……♡♡♡
      ずぷっ……てされちゃうんだ♡♡♡やっとイけるんだっ♡♡♡

      「よいしょ……っとぉ!♡♡♡」
      「ひぁ……!あぁぁあ゛ああ゛あああ゛ぁ゛あああ゛あ゛!!!♡♡♡♡♡」
      「うわっ……♡締め付けえっぐ…♡♡」

      ああああああ♡♡♡
      きたっ♡気持ちいいの来たぁ♡♡♡

      指じゃ全然だめだった♡♡♡
      愛央ちゃんのじゃないと、私もうイけないんだ♡♡♡

      「はぁ…♡はぁ…♡油断してると、すぐ射精そうっ……♡♡♡」
      「あぐっ……♡♡♡ふああ゛っ♡愛央ちゃんっ♡♡♡」
      「陽桜莉さんっ♡♡♡」

      なんで、瑠夏ちゃんにしてたみたいに、激しくしないの?
      たしかに、散々我慢してたおまんこはゆっくりでも簡単にイっちゃうけど……
      でも、もっと激しくても……

      「陽桜莉さん……♡♡♡んむっ…じゅるっ…♡くちゅっ♡♡♡」
      「愛央ちゃっ……!んっ……♡む~~っ♡♡んじゅる…♡」

      あっキス……
      舌をまぜまぜすると、ふわふわする……
      このまま……

      「んっ♡♡んっ♡♡んっ♡♡ん………んう゛っ♡~~~゛~゛~~~゛っ♡♡♡♡」
      「ん゛っ♡んう゛ぅぅう゛う゛うぅぅう゛っ♡♡♡」

      あぁぁ……来たぁ……♡♡
      今度は愛央ちゃんのおちんちんから直接、私のナカにびゅっびゅっ……って♡♡♡
      あんなに射精したのに、まだこんなに……♡♡♡
      あっ……♡また、イく♡♡♡
      射精でイかされちゃう…♡♡♡♡♡

      「んっ…はぁ♡♡ぁぁあ~~♡♡めっちゃすっきりしたぁ~~♡♡」
      「はっ…ぁあ…♡♡ぁああ……♡♡あ゛~~♡あううぅう…♡♡」
      「はは♡♡♡陽桜莉さん、気持ち良すぎてトンじゃった♡」

      これ、ほんとに気持ちいい……♡♡♡
      もう、なにも……
      考えられない…よ…………


      目が覚めた時、そこに愛央ちゃんの姿はなく、精液が滴り落ちるアソコをむりやり下着で封をして、なんとか寮に帰り着いた。
      シャワーを浴びたけれど、どうせ愛央ちゃんの精液はナカにみっちり詰まって落ちてこないだろうからもう無駄に掻き出すことはしなかった。
      どうしよう……もう私、愛央ちゃんがいないと……

      疼く腹部を押さえて、今日の所は眠ることにした。


      ————


      最後に愛央ちゃんから強姦された日以来、私たちは愛央ちゃんと会うことはなかった。
      ルージュリフレクターとしての活動も見られないし、平穏な日常が戻ってきた。
      そのはずなのに……

      「ううぅぅぅ~~~~💢💢💢♡♡♡だめっ……こんなんじゃだめ…💢♡」

      私の体の火照りが、疼きが、一向に収まらなくて……
      そんな時でも、愛央ちゃんに犯されたときのことを妄想しながら自慰をすると多少はマシになる。
      でも……

      「欲しい……よぉ……」

      あのおっきくて硬いので、奥までずっぷり入れて欲しい。
      何回もナカで動いて、熱いのをお腹いっぱいにぶちまけて欲しい。
      そんな浅ましい欲望がずっと私を襲っていた時だった。

      ピロン♪

      そんな音を立ててスマホに一軒のメッセージ

      「ここで会わない?」

      それは、近所にあるエッチなホテルの画像で。
      送信者は……愛央ちゃんだった。
      私は……


      「久しぶりだねっ♡陽桜莉さん♡」
      「愛央ちゃん……」

      来ちゃった……
      ホテルの目の前に行くと愛央ちゃんが立っていて、そのまま流れるようにホテルへと入ってしまった。
      ピンク色の怪しい光で彩られた、そういうことをするための部屋。
      私は今日、自分の意志で抱かれに来たんだ。

      「私がいなくて満足できなかったでしょ♡♡♡」
      「…………」
      「また会えるように、前シたときこっそり連絡先交換しといたんだ♡♡」

      私がトンじゃってるときに、そんなことをしてたなんて……
      でも、そのおかげで私は……

      「じゃ、さっそくエッチしよっか♡」
      「う、うん……♡♡」
      「陽桜莉さん、全部脱いで♡♡♡」
      「愛央ちゃん……わかった……」

      愛央ちゃんの目の前で、一枚一枚ゆっくり脱いでいく。
      素肌の面積が増えるにつれて、愛央ちゃんのいやらしい視線が体中にまとわりついて、それがなんだかものすごく興奮した。
      ブラもとって、パンツもゆっくり……ゆっくり脱いでいく。
      私のお股からは粘ついた液がパンツとの間で糸を引いていた。

      「もう濡れ塗れじゃん♡そんなにシたかった…?♡」
      「……分かってるくせに」
      「あはは♡♡そうだね♡さてっと、私の方も準備できたよ!」
      「準備って……あっ……」

      よく見ると、愛央ちゃんののおちんちんがいつもと違っていた。
      おちんちんの大部分がテカテカしてて、ペンキからそのまま出てきたような色をしていた。
      これって……

      「ゴム……着けてるの……?」
      「せいか~い!」
      「な、なんで……」

      今まで散々ナマでシたくせに……
      おかげでもうこっちは、そうじゃないと満足できないのに……

      「ん~?なんとなく♡まぁエッチしたくないって言うなら自由だけどね」
      「それは……」
      でも、たとえゴム越しでも……愛央ちゃんのなら、気持ちいいかもしれないし……
      なにより、もうこの疼きには耐えられる気がしなかったから

      「……し、したいです」
      「そっか♡それじゃこっち来て♡」

      私は愛央ちゃんと向かい合うように座った。
      たしか……対面座位だっけ……?
      それで、スるみたい。

      「んぅ……♡」
      「こんなに濡れてたら一気に……よっ……とぉ♡♡」
      「あぁぁ……!♡♡♡」
      「ど~お?陽桜莉さん♡♡」
      「いい……よっ♡♡」

      久しぶりに入ってきた愛央ちゃんのおちんちんは、やっぱり気持ちよかった。
      ゴム越しとはいえ、自分で慰めるのとは比較にならないほどの快楽が押し寄せてくる。
      それに、ゴムを着けていることで、これは子作りじゃなくて快楽を貪るためのエッチって言うのが実感できて、思ったよりも興奮できた。

      「陽桜莉さんのナカ、めっちゃいいよぉ♡♡♡」
      「んっ♡♡♡あぁ!♡あ、愛央ちゃん……♡」
      「これは……我慢できない……かもっ♡」
      「射精すの……?いいよっ♡射精してっ♡♡♡」
      「あっ♡♡ああぁああああ♡♡♡で、射精るうぅぅう゛~~゛っ♡♡♡」
      「んうぅぅ……♡♡♡あ~……あっつ……♡」

      お互い久しぶりだったこともあって、意外とあっさり絶頂までこぎつけてしまった。 確かに気持ち良かった。
      でも……
      でもやっぱり何か足りないような気がして……
      やっぱり、ナマじゃないと……

      「ふぅ……ほら見て陽桜莉さん♡陽桜莉さんで、こんなにいっぱい射精しちゃった♡♡♡」
      「す、すごいね……♡♡」

      余韻の中で、愛央ちゃんは使用済みのコンドームを見せつけてきた。
      お祭りの屋台とかで流れてる水風船みたいな大きさまで膨らんだそれは、愛央ちゃんの射精量が普通ではないことをまざまざと見せつけてくるのだった。

      「せっかくだし、ナマでもしよっか♡♡♡」
      「……!う、うん……シたい…♡♡♡」
      「でも、条件があるよ♡」
      「な、なに……?」

      もう、ここまで来ちゃったんだ。
      なんだって受け入れてしまおう。
      そう思っていた私に、愛央ちゃんは使用済みゴムをほどいて……

      「この中に、その指輪を捨ててごみ箱にポイってしたら、ナマでエッチしてあげるね♡」
      「…………えっ?」

      そう、提案してきた。
      リフレクターの変身に必要な指輪を、捨てる。
      しかも精液まみれのゴムに入れて。
      それはただ単に、リフレクターになれなくなるってだけじゃない。
      この指輪にはリフレクターになってからの瑠夏ちゃんとの思い出がいっぱい詰まっている。
      それを捨てるってことは、瑠夏ちゃんとの思い出も捨てるってことで……
      ただただ自分の性欲を満たすために、そんなことを……
      本来なら、悩む必要もないこと。だけど私は……
      悩んで、悩んで、悩んで。
      私の、答えは…………


      「うん、それじゃナマでしよっか♡♡♡」
      「あっ……あっ……あぁぁ……」

      捨て……ちゃった……
      瑠夏ちゃんとの思い出。
      楽しかったこと、嬉しかったこと。
      私が気持ちよくなるために、捨てちゃった……
      あは。あはは……
      思い出が、精液に沈んでいく……
      最低だ、私って……
      瑠夏ちゃん、ごめん。
      本当にごめん。

      「大丈夫だよ、陽桜莉さん♡」
      「あぁぁぁ……」
      「捨てちゃった思い出より、もっといいものをあげるから♡♡♡」

      こんな言葉に、靡いちゃってごめん……♡

      「あの……愛央ちゃん……?」
      「なあに?」
      「私……やってみたい体位があって……♡」
      「どんな体位?」
      「えっとね、その……バック」
      「うんいいよ!」
      「それでね……愛央ちゃん……♡♡はぁ…♡」

      ずっとされてみたかったお願いを、愛央ちゃんに告げる。

      「私の腰を掴んで、んっ…はぁ…♡乱暴に犯してほしいの……♡」
      「へぇ~いいの?」
      「うん……んっ♡お、おねがい……♡♡♡」

      そういって愛央ちゃんにお尻を向けて、四つん這いになった。
      お腹の横から、愛央ちゃんの手が伸びてきてがっしりと掴まれる。
      あぁ……もうこれで逃げられないや……♡♡♡
      そして入り口におちんちんが触れた。
      ぁぁあ……♡来るっ♡きちゃう……♡♡♡

      「バディを裏切っちゃう陽桜莉さんには、お仕置きをしないとね♡♡♡」
      「うんっ♡して♡私のこと、躾けて♡♡」
      「じゃあ、いく……よっ!」
      「あっ♡♡あぁあああああ゛あ゛あ゛~~~♡♡」

      きたぁ♡♡一気に、どちゅって……♡♡
      あっだめっ♡♡♡これだけで……イっちゃ……♡♡♡♡♡

      「ぁああぁあ♡♡♡好きっ♡これすきぃ♡♡♡♡♡」
      「そんなにいいの?♡やらしいなぁ♡♡」
      「ずっと゛っ♡これ゛ぇ…されたか゛った゛の゛っ♡♡♡」
      「瑠夏さんが犯されるとこ見てそんなふうに思ってたんだ……♡♡」
      「う゛んっ゛♡瑠夏ち゛ゃんが…♡ずっと゛♡羨ましか゛った゛♡♡♡」

      愛央ちゃんにパンパンされるたびっ♡♡♡イクの止まん゛ない゛よぉぉ♡♡♡♡

      「これはどう…?♡♡」
      「ぁ……!♡♡♡こ、これやばっ……♡♡♡おぉぉおお゛お゛♡♡♡」
      「おぉぉ……締まりすごいぃ♡♡♡」
      「すごい゛っ♡愛央ちゃんのっ♡♡すごい゛よお゛っ♡」

      ね、寝バックだとっ♡♡♡奥までゴリゴリされて゛ぇ♡♡♡頭トンじゃうううぅ゛ぅう゛♡♡♡

      「射精すよっ♡♡♡一番奥で射精すからね♡♡♡」
      「射精して射精して射精してっ♡♡♡びゅーってしてぇ♡♡♡♡♡」
      「あぁあああ!!射精るううぅうぅう~~♡♡♡おぉぉぉ♡♡♡」
      「あっ……♡♡♡ぁ……♡~~~゛~゛~♡♡♡」

      すご……♡♡♡なましゃせー……♡♡♡
      すっごくあつい♡♡びゅーっ♡びゅー♡って♡♡
      あたまちかちかっ♡♡♡ふわふわするぅ♡♡
      し、しあわせ~~♡♡♡♡♡

      「陽桜莉さん……んむっ……」
      「んっ…♡♡♡じゅるる……ちゅっ♡♡」

      回り込んで、キスまで……
      えっちするたびキスするの……癖になっちゃったかも……
      愛央ちゃんの舌、気持ちいい……
      もっと、混ぜたい。ぐちゅぐちゅしたい……

      「ぷはっ……陽桜莉さん、左手貸して?」
      「はぁ…♡はぁ…♡……?はい……んっ♡」
      「これ、あげるね♡」
      「これ……!」

      わたしの左手薬指には、赤い宝石が中央にある指輪がはめられていた。

      「わたしのモノになってくれたお礼だよ♡♡♡」
      「あっ……愛央ちゃんっ!愛央ちゃんっ!!」
      「陽桜莉さん、大好きだよ♡♡♡」
      「うんっ……私も、私も愛央ちゃんのことすきっ♡♡♡」

      すごい、すごい♡
      愛央ちゃんがくれる全てが、とっても愛おしくてたまらないや……♡

      「そういえば陽桜莉さんってお姉さんがいるよね?」
      「うん……だけど……」
      「私、お姉さんがどこにいるか知ってるからさ、今度会いにいこっか♡」
      「……!ほ、ほんとに!?」
      「本当だよ♡」

      愛央ちゃんって本当に凄いや……
      そっか、分かった。
      女の子って、愛央ちゃんに愛してもらうのが一番幸せなんだ。
      こんな簡単なこと、なんで今まで分からなかったんだろう……
      やっぱり私ってバカだなぁ……

      「あぁ~♡またシたくなっちゃった♡♡今度は、いつもみたいにゆっくりしよっか♡♡♡」
      「うんっ♡あっちもすき♡♡」

      でも今は愛央ちゃんに愛してもらってるから、すっごく幸せなんだぁ♡♡♡
      - 名無しさん (2025-01-01 00:00:21)
    • 〈case 羽成瑠夏〉

      まさか、こんなことになるなんて……
      被害者もいないのにリープレンジが発動して、そこで出会ったルージュ陣営のリフレクター、星崎愛央。
      いきなりの敵対に、それでも私たち二人なら負けないとそう思っていたのに……

      「む゛っ!?ん゛~~~~゛~゛~♡♡♡♡♡♡」
      「んん゛~゛~゛~♡♡♡んう゛♡♡ん~~~~~♡♡♡」
      「あああ、うそ……でしょ……」

      私たちは負けて、犯されてしまうみたいだ。


      「陽桜莉さんもあんまり反応しなくなっちゃったし、今度は瑠夏さんの番だね♡」
      「ぁ……やめて……!来ないで……!」
      「瑠夏さんもいっぱい可愛がってあげるからね♡♡」
      「いやっ……!」

      星崎さんはそのいやらしい手でわたしのおへその下あたりに手を置いて、軽く押したりしてきた。

      「ここにいまから、いーっぱい射精すからねっ♡♡♡」
      「ぁ……あぁぁ……」

      思い出されるのは先ほどまでの、長い……長い射精。
      あんなものをナカにされたら……

      「さてさて♡瑠夏さんも……」
      「ぁぁ……いやっ!」

      太ももから、ぞわぞわした感覚が上がってきて……
      あぁ……さ、触られる……

      「あれ?瑠夏さん、これ……どうしたの?♡♡」
      「んっ……♡な、何!?ぁ……」
      「まだ触ってなかったのに、こんなに濡れちゃってるよ?♡」
      「そ、それは……」

      私のナカに入れられた星崎さんの指は、ぬらぬらとした光沢を帯びていた。
      それはつまり……私が……

      「さっきので興奮した?それとも……」
      「うぅぅ……」
      「陽桜莉さんがレイプされてるとこ見て、興奮しちゃった?♡♡♡」
      「っ……!!」

      知りたくなかった事実を突きつけられて、何も言葉が出てこない私。
      後ろから私の腰を星崎さんは掴んで、その巨大な性器を私にあてがった。

      「そのまま一気に入れても大丈夫そうだねっ♡♡♡」
      「お願い……!待っ……!!」
      「うぅ…よっ……とっ♡♡♡♡」
      「ひぎっ!?ぁ……あぁあああああ!!!」

      勢いよく星崎さんの大きくて、熱くて硬いモノが入ってきて、私の一番奥を押しつぶした。
      その瞬間、お腹の奥深くから凄まじい快楽の波が押し寄せてきて、それが全身に伝播する。
      そのあまりの衝撃に、視界は白くチカチカと点滅していた。

      「あ゛ぁ~♡う゛っ?♡あぁあ゛……♡♡」
      「うそぉ…♡入れただけでイっちゃったんだ……♡♡そんなんでこれからのことに耐えられるのかなぁ♡♡♡」
      「あ゛~~……♡あっ……♡」
      「まぁいいやっ♡シちゃおっ♡♡♡」
      「あ゛っ゛♡♡や゛っ♡あぁあ゛っ♡♡♡い゛っ♡」

      さっきまで処女だった私に遠慮なんて全くせず、私の腰を掴んだまま乱暴に腰を振り続ける。
      長いストロークの腰振りは、性器の反り返った部分で私のナカを高速でゾリゾリして、それが狂おしいくらいの快楽を産んでいた。

      「だめだめだめっ♡♡♡もう゛動かないでえぇぇっ♡♡♡」
      「あぁぁ……瑠夏さんったらこんなに乱れて……♡♡」
      「た゛すけて゛っ♡♡♡いやっ゛っ♡これ゛♡頭おかしく……♡♡♡」
      「いいよっ♡おかしくなっちゃお♡♡♡」

      粘ついた愛液の音と、星崎さんが腰を打ち付ける音が耳にずっと聞こえてきて、もう何も考えられなくなってきた……
      そんななか、星崎さんの性器がナカで段々膨らんできて……

      「あぁぁぁ……!瑠夏さんっ!射精すよっ♡♡♡」
      「あっ♡えっ?待ってっ!!だめっ!だめっ!!」
      「ぁ…!あぁああああああ~~゛~゛~♡♡♡♡♡」
      「いやっ……!いやぁぁああああぁあああ゛あ゛あ゛……!!!」

      逃げられないように私の腰をしっかりと掴んで、一番奥に性器をグリグリと押し付けながら星崎さんは精を放った。
      上から組み伏せられて、上から下へ。
      逃げ場のない私の子宮に熱い精液をびゅるっ……びゅるっ……って……

      「なっ……な゛んでぇぇぇ゛っ♡♡♡射精、長すぎっ……♡♡♡」
      「あ゛~~♡♡♡まだでるぅ……♡♡」
      「く、苦しい……♡♡♡」
      「ふう……♡まだまだいくよ~♡」
      「えっ嘘……♡んあっ♡やっ♡やぁあ゛っ♡そんな゛っ♡♡♡」

      星崎さんは……絶倫だった。
      あれだけ陽桜莉に射精しても、まだこんなに長い射精をしてくるし、射精してもすぐにまた硬くなって、私を犯し始めた。

      「いやぁぁぁあああ゛あ゛あぁ゛あ!!♡♡♡たす……助けて゛っ゛♡♡♡」
      「めちゃくちゃにしてあげるからね……♡♡♡」
      「ゆるしてっ♡♡♡おねが゛い゛ぃぃっ♡♡♡」

      そんなお願いも虚しく、結局この後数えきれないほどイカされて……
      何度も何度も何度も腰を打ち付けられて……
      少なくとも十回以上はナカに射精された……
      私のお腹もまた、陽桜莉と同じように大きく膨らんでいた……
      私の意識がなくなって、目覚めた時には星崎さんはいなかった。
      散々嬲られた私たちは、寮に帰るとお風呂場でシャワーを浴びて、必死に星崎さんの精液を掻き出す作業をしたけれど……

      「はぁ……ぁぁあ……まだ、まだ出てくる……」
      「んっ……重たいわ……」

      どれだけ水で洗い流そうとしても、星崎さんの精子は相当粘っこくてなかなか流れない。
      それにどれだけ掻き出しても、ナカの奥からとめどなく溢れてきて、お風呂場の床を真っ白に染めていた。

      その日の夜、何とか忘れようと眠りにつくも、星崎さんに犯されたときの感覚がずっとお腹には残っていて……
      一人で慰めようとしたけど……

      「んっ……♡んん…………駄目ね……」

      あの暴力的な快楽を味わってしまった私のソコは、もう自分の指では満足してくれなくて……
      そんなふうに、性欲が解消できない悶々とした日々が続いた。


      ————


      あの日から数日後、私たちはまた星崎さんと遭遇した。

      「こんどこそ……!」
      「止めて見せる……!」
      「懲りないなぁ……でも、そのほうがお楽しみが増えちゃうか♡♡」

      ルージュリフレクターとしての活動を見逃すことは出来ない。
      私たちはまた、星崎さんに挑んだ。
      でも……
      その時、あの日の記憶が思い浮かんだ。
      散々肉体を貪られ、ひたすらに犯しつくされたあの日……
      もし今回も負けたら……♡

      弓の狙いは、定まらなかった。
      そして……

      「らくしょーらくしょー!さーてと……♡」
      「ううぅ……こ、こんなぁ……」
      「ひっ……いやっ…♡許して、星崎さん……!」
      「もう、分かってるよね?♡♡♡」

      あぁ……ヤられる……♡
      また、あんなことされるんだわ……♡
      そう考えると、お腹の奥がじんわりと熱くなってきて……

      「二回目だし、もっとすごいことしよっか♡♡♡」
      「やっ……す、すごいのって……?♡」
      「何をさせる気なの……♡」
      「私とのエッチは気に入ってもらえたでしょ?」
      「そ、そんなわけ……♡」
      「勘違いしないでちょうだいっ!……♡」
      「だからぁ……♡」
      「あっ……♡♡」

      す、すごいことって……♡
      あの時でさえ壊れちゃいそうだったのに、それ以上のこと……♡♡
      どんなことをされるのだろうと心をかき乱している私をよそに、星崎さんはそこそこ大きいジョッキを二つ取り出して……

      「あああ゛~゛~゛~♡♡♡はぁ……♡はぁ…♡」
      「ひっ……」
      「う、嘘……!」

      みるみるうちに、その二つのジョッキは星崎さんの精液で満たされていった。
      なんて……精力なの……♡♡
      星崎さんは、そのジョッキを私たちのもとへと運んで……

      「だからぁ……私の精液を早く飲み干しちゃうくらい、精液が好きな人とエッチしてあげよっかなぁって♡♡♡」
      「なっなに……言ってるの…?」
      「ふ、ふざけないで……♡」

      なんて……鬼畜なのっ……♡
      このすっごく濃厚でクラクラしそうな匂いの精液を先に飲み干さないと、バディが星崎さんに犯されてしまう。
      大丈夫よ陽桜莉……私が守るから……♡
      星崎さんの凶悪なセックスから、陽桜莉を守らないとっ♡♡♡
      だからこれは仕方なく……仕方なくなの……♡♡♡

      「……ずずっ……ごくっ……」
      「……!ずずずっ…!じゅるっ……!」
      「うわぁ……エッロ……♡♡」

      私たち二人が精液をずるずる啜るところを、星崎さんはニタニタと見つめていた。
      星崎さんの精液はやっぱり凄く濃くて、唾液をたっぷり含ませてからしっかり噛まないと、喉に引っかかってしまう。
      こんな……臭くて、不味くて、気持ち悪いものを飲まされているというのに……♡♡♡
      ごくんっ……ごくんっ……と嚥下することがなぜか止められなくて、そのたびにお腹が熱くて熱くてたまらなくなる。

      「瑠夏さん完飲だねっ!おめでと~♡♡♡」

      うぅぅ……お腹も、頭も精液の臭いでいっぱいよ……♡♡♡
      でも、これで……陽桜莉を守れたわ……♡♡
      そう思いきや、星崎さんは陽桜莉のナカに精液を封入して、貞操帯をつけさせた。
      そ、そんな……

      「愛央ちゃ……♡取゛って゛♡♡これむ゛りっ♡♡♡」
      「はいは~い、後でね♡それよりも、瑠夏さんにご褒美をあげなきゃ♡♡♡」
      「あっ……あぁぁあ……♡♡♡」

      私の腰が星崎さんに掴まれた。
      あぁぁ……♡来る……来るんだわ……♡♡
      一呼吸置いた後、それは一気に訪れた。

      「よい……しょっ♡♡♡」
      「あっ……!!あっ…!♡♡あ゛ぁああ゛あああぁ゛あ゛♡♡♡♡♡」

      星崎さんの性器は一気に私の奥まで入ってきて、完全に貫かれてしまった。
      熱さが溜まりに溜まったナカに、その刺激はあまりにも強すぎて、簡単に絶頂させられてしまう。

      「あ゛っ♡♡あぁあ゛あ♡♡♡ほ、ほしざきさ゛っ゛♡♡はげし……♡♡♡」
      「でもこれが好きなんでしょ~♡♡」
      「いや゛っ♡♡♡いや゛あ゛♡♡♡♡♡もう無理゛っ♡イキ゛たく゛なっ♡♡♡」
      「はぁ♡はぁ……♡いいよぉ♡瑠夏さん♡♡♡」
      「たすけ゛……!♡♡ひお゛り゛ぃ……♡♡♡たす゛けて゛っ♡♡♡」

      もうすでにイってるというのに、そんな私にはお構いなしとばかりに星崎さんの腰振りは乱暴で早かった。
      何度イかされても終わらない交尾地獄は私の理性をめちゃくちゃにして、どうにもできないと分かっていながらも陽桜莉に助けを求めてしまうほどだった。

      「あぁああ♡♡♡射精るっ♡♡♡射精るよ瑠夏さんっ♡♡♡♡♡」
      「あっ゛っ♡♡♡あっ……♡♡♡あぁぁああああ゛ぁあ゛あ゛♡♡♡♡♡熱い♡あついぃ♡♡♡」
      「お゛~~~゛~゛~♡♡♡気持ちい゛い~~♡♡」
      「止めてぇ♡♡♡射精長すぎるのっ♡♡♡もう射精しないでええ゛ぇえ゛っ♡♡♡」

      また……また……!
      星崎さんは私の腰をしっかり掴んで、一滴残らずドロドロの熱い精液をひたすらに注ぎ込む。
      精液が勢いよく発射されて子宮の壁にビチャビチャと当たるその振動ですら、今の私を絶頂させるには十分だった。

      「まだまだスるからねっ♡♡♡覚悟してねっ♡♡」
      「ぁぁあ……いやっ…♡いやぁあ♡♡♡あ゛っ♡♡」
      「はぁ…♡はぁ…♡♡精液が潤滑剤になってっ……めっちゃヌルヌルするぅ♡♡♡」
      「うぅぅうう゛う゛うう゛うっ゛♡♡♡あぁあ!!♡♡」

      水音はより激しさを増していった。
      精液を塗りこむように星崎さんの性器は私のナカをゾリゾリし続け、あたりは星崎さんの精液のにおいが充満してきていた。
      呼吸するたびに入ってくるえげつない香りのソレは、私の思考力をどんどん奪っていって……

      「また射精すよっ♡♡♡受け止めてっ♡♡♡♡♡」
      「あ゛っ♡♡おぉぉ゛♡♡お゛っ♡♡う゛ぁ…♡♡♡」
      「ぁぁあああ……!で、射精るぅぅぅぅ♡♡♡」
      「あ゛…!あっ……お゛っ♡♡お……ぉぉぉおおお゛♡♡♡♡」

      その時の私は、もはやそれを拒みはしなかった。
      そうするのが成り行きだと……
      そう感じて、星崎さんというレイプ魔の精液を私の一番大事な所で受け止めるのにもはや抵抗はなかった。

      「えへへ……♡♡いけるとこまでいっちゃお……?」
      「ぁ~……ぁぁあ……♡」
      「めちゃくちゃにしてあげるねっ♡♡♡瑠夏さんっ♡」
      「はへっ……♡♡あぅぅ………♡」

      いったいこのまぐわいがいつ終わったのかは覚えていない。
      星崎さんとの交尾の果てに、私はどうやら気絶してしまったみたいで。
      目が覚めた時には私も陽桜莉も、秘部から夥しい量のスライムみたいな精液を垂らして横たわっていた。
      なんとか寮に帰り着いてシャワーは浴びたものの、奥の奥までみっちりと詰まった星崎さんの精液は取り出せる気配がなくて、もう諦めることにした。
      今、私の子宮の中で星崎さんの元気な精子が、私の卵子と受精するために元気に泳ぎ回ってるのだと……
      そう感じてしまうと、お腹の奥がじくじくと疼くような感覚に見舞われた。
      もう、この疼きはわたしにはどうにもできない……
      私は、もう……


      ————


      あれからしばらく、星崎さんとは遭遇することがなかった。
      でも……私の連絡先に、入れた覚えのない星崎愛央という文字が存在してて……

      迷っていた。

      というのも、ここ最近欲求不満というか……もう自分では満足できないから、悶々とした気持ちが募りに募って大変なことになっている。
      でもだからといって、自分から犯されに行くなんて……
      私は……私は……

      性欲に負けて、メッセージを送ってしまった。

      するとすぐに既読がつき、

      「じゃあさ、ここで会わない?」

      そのメッセージのあとに、近所にあるラブホテルの住所のリンクが張られてて……


      「久しぶり♡瑠夏さんっ♡♡♡」
      「星崎さん……」

      その場所に行くと、星崎さんはいた。
      そして、彼女に抱き寄せられながら私たちはラブホテルへと入っていってしまった。

      「シたくなったんでしょ♡♡♡」
      「…………えぇ」
      「嬉しいなぁ♡♡」
      「……っ!はやくっ……お願いっ!……します…」

      どうせ、こんな場所に来たらやることは一つなのだから。
      星崎さんが犯しやすいように、衣服を次々に脱ぎ捨てていく。
      時折体に引っかかるその時間すら、私にはもどかしかった。

      「じゃあ、シよっかっ♡♡♡」
      「んっ…………」

      今日はいつもとは違って、仰向けのまま腰を掴まれる。
      お腹の上に乗せられた星崎さんの性器は、私のへそを超えてその存在感を主張している。
      改めてまじまじと見ると、こんな凶悪なものが自分のナカに入っていたことに若干身震いした。
      でも……今日は今までとは違って……

      「な、……なんでコンドームを……」
      「ん~?嫌だった?」
      「それは……」

      ゴムの艶やかな光沢が、星崎さんの性器に纏わりついていた。
      正直、ゴム越しで満足できるのだろうかとは思ったけど、それを拒否してこのセックス自体がお流れになる方が嫌で……

      「いえ、問題ないわ……」
      「そっか♡じゃあ、挿れるねっ♡♡♡」
      「……っ♡」

      いつもとは違って、熱いけど無機質な感じのモノがずっぷりと入ってくる。
      もうすんなりと星崎さんの巨大なモノを受け入れるようになった私のナカは、久しぶりに全体が圧迫されるこの感覚に悦んでいた。

      「んっ……♡」
      「じゃあ、動くね…♡♡♡」
      「あっ……あぁあ…♡これっ……これなの……♡」

      あぁ……やっぱり♡♡♡
      いっぱいナカ引っ掻かれて……♡♡
      奥をトチュトチュされるの好きだわ……♡♡♡

      「感じてるの、隠そうともしなくなったね♡♡♡」
      「だ……だってっ♡んっ♡仕方…あっ♡♡ないぃ♡じゃないっ♡♡」
      「そうかな~?♡♡」
      「こんな゛っ♡危ないおちんちん持゛ってる゛っ♡♡あぁあ!♡星崎さんが悪いのよっ゛♡♡♡」

      そうよ……♡♡♡
      私が、悪いわけじゃない……♡♡♡
      星崎さんの性器が信じられないくらいいやらしい形をしてて、セックスが上手すぎるのが悪いの……♡♡♡

      「んっ♡あっ♡♡そろそろ射精しそう……♡♡♡」
      「あっ♡あっ♡あっ♡あんっ♡……いいわ♡」
      「あっ♡あぁあああ~~~♡♡」
      「んうぅぅぅぅ……♡♡♡はぁ……♡ぁぁあ……」

      あぁぁ……久しぶりにイけた……♡
      でも……やっぱり……
      直接奥をグリグリされないと……
      子宮の壁に濃い精液いっぱい叩きつけられないと……
      満足、できない……

      「ふぅ……よいしょっと……うわっ……」
      「んっ……♡ど、どうかしたの……?」
      「見てこれ♡瑠夏さんでこんなに射精しちゃった♡♡♡」
      「ぁ……♡」

      外されたコンドームには、テニスボールより一回り大きいくらいの精液溜まりが入っていた。
      ……やっぱり、絶倫だわ♡
      これが、いつもは私のナカに……
      そう考えると、より一層満足できなくなってしまった。

      「その……シないの……?ナマ……で……」
      「う~ん、そうだなぁ……」

      もはや自分から生交尾をせがんでしまってる。
      私は一体、どれだけ堕ちていくのだろう……

      「……そうだねっ!ナマでシてもいいよ♡♡」
      「……!っじゃあ……!」
      「でも条件があるよ♡」
      「条件って……」
      「それはね……瑠夏さんの指輪を、ここに捨てて欲しいなって♡♡」

      そう言って星崎さんは使用済みコンドームを開いた。
      捨てる……リフレクターとしての力を……
      陽桜莉との繋がりを……
      でも……もう私、我慢できなくて……

      陽桜莉、ごめんなさい。

      「おぉ~♡♡意外と早かったね~♡♡♡」
      「これで……いいでしょっ……!」
      「うん、いいよぉ♡」
      「うぅぅ……」

      星崎さんは指輪の入ったゴムをごみ箱に投げ捨てると、私を軽く押して倒してきた。
      あっ……♡は、はやくっ……♡♡♡

      「言うことを素直に聞いてくれる瑠夏さんには、ご褒美をあげないとねっ♡」
      「ご、ご褒美……♡♡♡」
      「ほら、お股開いてっ♡」
      「は、はい……♡♡」

      星崎さんは私に覆いかぶさるようにして、性器を私に押し当ててきた。
      こ、これって……♡♡♡

      「挿れるよ……瑠夏さんっ♡♡♡」
      「ひぁ……!ぁあああ……♡♡」
      「んっ……全部入ったね♡瑠夏さん♡♡♡」
      「あ~~♡あぁぁ……♡」

      いつもと違って、ゆっくりと、私の全てを味わうような挿入。
      そしてこの体位……♡
      間違いない、これって……♡♡

      陽桜莉に、シてたやつだ……♡♡
      あんな愛し合ってる恋人みたいなセックス、されちゃうんだわ♡♡♡

      「んっ……♡んっ……♡どぉ……?瑠夏さん♡♡♡」
      「はぁぁ……♡♡ぁぁぁ……♡な、なにか……変なのっ♡♡♡」

      いつもみたいにっ♡♡乱暴じゃないのに……♡
      おまんこの気持ちよさだって、乱暴な時よりはないのにっ♡♡
      どうしてっ……♡どうしてこんなにも満たされるの♡♡♡
      長いストロークの腰振りでおまんこゆっくり削られるたびっ♡♡♡
      奥をくっつけられてぐりっ♡ぐりっ♡ってされるたびっ♡♡♡
      星崎さんのこと、好きになっちゃう……♡♡♡♡♡

      「はぁ……♡♡はぁ…♡る、瑠夏さん♡♡♡んっ……♡」
      「むっ…!?~~~~~……♡んっ……♡ん゛ぅ……♡♡じゅる……♡♡」

      あっ駄目……♡
      こんな恋人エッチしながら舌を絡ませあうキスしたら……♡♡♡
      まずいわね……堕ちちゃうわ……♡♡♡
      星崎さんのこと、一番大事になっちゃう……♡♡♡

      「んっ!♡♡ん゛っ♡んっっ!♡♡♡ん゛う゛ぅぅぅう゛♡♡♡♡♡」
      「ん゛うぅ゛♡♡ん゛~~~゛~゛~♡♡♡ん゛ん゛んぅ゛ぅ゛……♡♡」

      ぁ……♡♡♡
      き、来てる……♡♡♡♡♡
      ナマで、一番奥にしゃせー……♡♡
      ぁぁあ……♡すきっ♡すきなのっ♡♡♡
      星崎さんっ♡大好きよ♡♡♡♡♡
      ぁぁあ……♡♡どうしよう……♡
      ごめんなさい陽桜莉……♡♡♡
      私もう、星崎さんに逆らえない……♡♡♡♡♡
      もう、星崎さんとの交尾のことしか考えられないのっ♡♡♡

      「んはぁ……♡ぁぁ……♡あ゛~゛~゛♡♡♡めっちゃ射精たぁぁ♡♡♡♡」
      「はぁ…!ぁぁ……♡♡はぁぁ……♡♡ほ、星崎さぁん…♡♡」
      「瑠夏さんのおまんこ、凄く気持ちよかったよ♡♡♡」
      「わたしも゛っ♡星崎さんの……気持ちよ゛かったの゛っ♡♡♡♡」
      「相思相愛だね♡♡♡じゃあこれっ♡♡」
      「ぁ……♡これって……♡」

      私の左手の薬指には、深紅に輝く宝石が付いた指輪が。
      そ、そういうこと……よね……♡♡

      「これで瑠夏さんは私のモノだね♡♡♡」
      「は、はい……♡♡星崎さんのモノです……♡♡♡んっ…♡」
      「じゃあ、私のやりたいことも分かるよねっ♡♡♡」
      「はい……♡♡」

      愛おしい人の性欲を煽るため、星崎さんにお尻を向けて秘部を広げた。

      「わ、私のこと……滅茶苦茶にしてっ♡♡♡乱暴におちんちん突っ込んで欲しいの♡♡」
      「うん♡さすが瑠夏さん……♡♡望み通り、壊れちゃうくらいいーーーーっぱい犯してあげるね♡♡♡」
      「はい……♡お、お願い……♡します♡♡♡」

      あぁ……私の人生壊されちゃったわ……♡♡♡
      でも……でも……こんなに気持ちいいのなら、壊れたままでも悪くないものね……♡



    • 〈case 白樺都〉


      帰ってこない。二人が。

      「はぁ……どこに行ったのよ……無事なんでしょうね……」

      陽桜莉も、羽成さんも、ルージュリフレクターと戦える貴重な戦力であることは間違いないけど。
      それ以上に、私の友達が行方不明になっていることの方が心配で……
      だから……

      「ただいま~都ちゃんっ!!」
      「帰ったわ、白樺さん……」

      今、こうやって帰ってきてくれたことは嬉しい……
      嬉しい、はずなのに。
      二人の澱んだ目と赤い指輪、それから……
      二人の後ろにいる、女の子の姿がとても不穏に思えて……

      そしてその予想は、的中することになった。

      「陽桜莉……羽成さん……それと……」
      「私は星崎愛央っ!好きに呼んでねっ!都さん♡」
      「……星崎さん。色々と、聞きたいことがあるんだけど……」
      「そうだね~~……じゃあ、教えてあげよっか♡♡……陽桜莉さん!瑠夏さんっ!」
      「は~~いっ♡」
      「動かないで……」
      「ふ、二人ともっ!?」

      星崎さんの声掛けで、二人は私の両側から拘束をしてきた。
      当然リフレクターでもない私は二人を振り払うこともできなくて、あっという間に身動きができなくなってしまった。

      「ちょっ……あんたたちっ!何してるのよ!!離しなさい……!」
      「二人の口で、ナニがあったか説明してあげてよ♡♡♡」
      「分かった!」
      「了解よ」

      どうしようもない私に、二人はさらに密着してきて耳元でコソコソと語り始めた。

      「えっとねっ……私はぁ……♡ちょっと前にね、愛央ちゃんに負けて、無理やり強姦されちゃったんだぁ♡♡♡」
      「なっ……!」

      いつもからは想像もできないほどの、陽桜莉の色気に満ちた声。
      その音色も信じられなければ、告げられた内容も信じられないものだった。

      「動けない私に覆いかぶさってきてねっ♡初めてなのに、とってもおおきいおちんちん、ずぷずぷ~って入れてきてぇ♡♡もちろん、先っぽだって大きいから、動かすたびにおまんこじゅうぞりぞり~ってされてね♡♡奥は奥でぐりぐり~ってされてぇ……♡♡♡」
      「あっ……ぁぁあ……」

      陽桜莉から語られる詳細な行為のあれこれは、まるで私がそれを追体験してるように感じさせてしまう。

      「腰を引いたり、突き出したり……♡そんなのを何回も何回も何回もされて、その度に気持ちよくなってね♡」
      「うぅ……♡♡」
      「愛央ちゃんはイクとき、絶対一番奥でするんだよっ♡♡♡ずーーーーっとちゅーしながらの長い長――い中出しで、私のおまんこいっぱいにされてぇ……♡♡」
      「は、ぁあ……♡」
      「他にも、すっごく濃くて臭―い精液いっぱい飲まされたり……♡♡やだって言っても乱暴に腰振りするのやめてくれなくて何回もイカせられたりしてぇ……♡」
      「はっ……♡はぁ……♡」

      その話が本当なら……
      星崎さんは……この鬼畜なレイプ魔は……
      きっと私にも……

      「最後にはね、自分から愛央ちゃんのモノになっちゃった♡♡都ちゃんも多分……♡♡」
      「なっ……わ、私はそんなこと……!」
      「えへへ……♡次は、瑠夏さんからもお願い……♡」
      「そうね……」
      「ひゃっ……」

      今度は、陽桜莉とは逆の方向から羽成さんの声が聞こえる。
      そしてその内容も……

      「私も、陽桜莉と一緒に星崎さんに犯されたの……♡後ろから腰をしっかり掴まれて……こっちのことなんか気遣ってくれない乱暴な腰振りをひたすら受け止めたわ♡♡♡」
      「ぁぁあ……♡」
      「こっちがどれだけ泣いても、許してって言っても……♡♡そんなの星崎さんには関係ないの……♡♡♡だから……イってる時もお構いなしにどちゅどちゅって……♡♡♡」

      まるで媚びるような甘ったるい声で羽成さんは犯されていた時のことを話す。
      あの羽成さんがこんな声を出すなんて……一体……

      「射精される時もっ♡♡当然腰を掴まれてるから逃げられなくて……♡一番奥に押し付けられながら子宮に濃くて熱い精液が打ち付けられていくのを感じたわ♡♡♡」
      「そんな……♡」
      「それに……星崎さんはものすごく絶倫で、射精も信じられないくらい長ければ何回射精しても濃いのが出続けるの……♡♡おかげで、寮のお風呂場で洗おうとしても全然取れなかったり、床が真っ白になったりもしたのよ♡♡♡」

      どんだけ……常識外れのチンポしてんのよ……
      間違いなく、星崎愛央に犯されたら、私は壊されてしまう……

      「レイプされてから……はぁ…♡もう自分の指じゃ満足できなくて……♡♡♡星崎さんにお願いして、抱いてもらったの♡♡♡その時、私のことを大事に大事に抱いてくれて……♡♡もう……私、星崎さんに逆らえないの……♡♡♡白樺さんもきっと、そうなるわ……♡♡」
      「あぁ……♡♡お、おかしいわよ……貴女達……!」

      でも……でも……私は動けないし、きっと……

      「二人の話も聞いてくれたところで、都さんとシよっかな~♡♡♡」
      「あっ、や…やめなさいっ……♡」
      「都ちゃん、愛央ちゃんのエッチってとっても気持ちいいんだよ……♡だから……」
      「そうよ……♡きっと他のことなんてどうでもよくなるわ……♡♡だから……」

      「「一緒に、堕ち(ちゃお)(ましょ)……♡♡」」
      「ぁ……♡」

      二人から同時に耳元で囁かれて、頭がぼおっとしてきた……
      それこそ、服を脱がされていることにも無頓着になるくらいに……

      「都さんの体、綺麗だな~♡♡」
      「よいしょっと、都ちゃん、腕上げて~」
      「あ~~……?って!ちょっと!やだっ!やめてっ!」
      「そうかしら……?ほらここ……」
      「うわぁ~♡♡都さん、ぐっしょぐしょじゃん♡♡そんなに二人の話で興奮した?♡」
      「なっ……!もう…やぁ…………」

      羽成さんに言われて見た自分の下着は、愛液でびしょびしょになってて、鼠径部にぴったりと張り付いていた。
      そのまま脱がされると、何本も何本も糸が引いていて……
      風邪によって感じる冷たさがより一層羞恥心を刺激する。
      ついにはブラのホックも外されて、私は星崎さんに裸体を晒してしまった……
      星崎さんは、いやらしい視線を隠そうともせず、舐めまわすように私を見つめてきた。
      まるで今から犯す女の品定めでもしているようで……

      「陽桜莉さん、瑠夏さん、脚開いてあげて♡♡♡」
      「うんっ」「分かったわ」
      「やぁぁ……見ないでぇ……」
      「おまんこも……♡」
      「はーい」「ええ」
      「ぁぁぁ……み、見られてる……」
      「うわぁ……♡ヒクヒクして、トロトロで……もう我慢できないよ♡♡♡」
      「ひっ……!?な、なによ……それ……」
      「これぇ……?今から都さんを気持ちよくしてくれるやつだよ~♡♡♡」
      「ふ、ふざけないで……!こんな……こんなおっきくて凶悪なの、入るわけないでしょ!?」

      私の開かれたソコを見て、星崎さんはチンポを勃起させていた。
      それは、私の想像よりもずっと長く、太くて……カリだって深く反り返ってて、こんなもんを入れられたら壊されてしまう。
      だんだん……だんだんとそれの先端が近づいてきて、私の入り口に触れた。
      くちゅりと鳴った愛液の音が、これから起こることを予想させて……

      「うっ……んっ……♡」
      「ぁ……!あぁああ!!止めてっ!おねがいとめ゛て゛っ!!」
      「あっ♡あっ♡」
      「いやっ……♡あっ…やだっ♡は、入って……!」
      「あぁぁぁああ~~!!全部っ……♡は、入ったぁ~~♡♡」
      「うそ……なんでっ……♡」
      「うわぁ~いいなぁ~……♡♡」
      「私も……欲しいわ……♡♡」

      ぬちぬちと音を立てながら星崎さんのモノはどんどん私のナカに吸い込まれて行って、そのすべてが私のナカに来てしまった。
      お腹は一部ボコッと突き上げられたみたいになって、明らかに滅茶苦茶なのに……
      なぜか私は、痛みよりも快楽の方を多く感じていた。

      「んうぅぅぅぅ……♡♡」
      「都さんのナカ……ただでさえキツいのにっ♡♡♡もっと締まって……♡♡♡」
      「はぁ……♡ぁあ……♡♡」
      「もしかして、イっちゃったの?都ちゃん♡♡」
      「わかるわ……♡奥を星崎さんので潰されるのって、気持ちいいもの……♡♡」

      ただ入れられた。
      それだけなのに……
      奥から甘い痺れが広がってきて、全身がガクガクしてしまう。

      「じゃあ、動くからね♡♡んっ……♡あぁ…♡いいっ……♡」
      「ゃぁ……♡んっ……♡」
      「都ちゃ~ん……我慢しないで、声出しちゃお?」
      「気持ちいいことには素直になったほうがいいわ…♡♡」
      「はっ……♡♡あぁぁ……♡♡都さん……♡♡みやこさんっ♡♡♡」
      「んっ……♡んああっ!♡♡やっ……んうぅぅ……♡♡」

      話しは聞いていたほど乱暴ではなく、普通のペースのセックス。
      でも……やっぱりえげつないカリとサイズのせいで、ただの往復行動なのに信じられないくらい気持ちいい……
      もしこれで乱暴に犯されたら……

      「あっ♡また締まった♡♡都さんも感じてるんだね♡♡♡」
      「やっ…♡ちっ♡違うから゛っ♡♡感じてなん゛っ♡てぇ♡♡」
      「都ちゃん気持ちよさそ~……もっとよくしてあげるね♡んれぇ~……♡」
      「それなら私も……れろぉ……♡ぐぽっ♡じゅるっ♡」
      「やぁぁぁ♡♡♡陽桜莉ぃ……♡♡羽成さん…♡それ止めてぇ……♡♡」

      星崎さんの腰は相変わらず動き続けて、両耳は二人に舐められて……
      ナカがジンジンしてたまらなくて……
      私は……

      「あっ♡♡だめっ♡♡だめっ♡♡だめっ♡♡イっ゛っ♡あああぁああ゛あ゛!!♡♡♡」
      「あぁぁ……!すごっ……♡♡キッツうぅぅ……♡♡♡」
      「んれぇ……都ちゃん、またイっちゃった……♡」
      「意外と感じやすいのかしら…♡♡」

      三人から責められての絶頂は、頭がヘンになっちゃうくらい気持ちよくて……
      でも、私はこの時失念してた。
      星崎さんはまだ……

      「私もあとちょっとでイけそうだから……ちょっと早くするね♡♡♡」
      「…………へっ?……っ!ま、待っ゛♡♡」
      「はぁ……♡♡はぁ…♡都さんっ♡♡都さんっ♡♡」
      「ま゛っ♡やあぁああああ゛あ゛ぁ゛っ♡♡♡♡も゛っ♡♡イっ……♡イ゛った゛の゛にいいぃぃい゛っ♡♡♡」
      「ぁぁああっ!!で、射精るっ♡♡♡都さん♡♡出すよっ♡♡♡♡♡」
      「!?待っ゛っ♡おぉお゛っ♡♡♡だめ゛♡♡むり゛ぃ゛♡♡あぁっぁ゛♡♡」
      「う゛っ♡♡♡ぁあ…♡♡あぁあ゛ああ~~゛~゛~♡♡♡射精る゛う゛ぅぅ♡♡」
      「~~゛~゛~♡♡♡うあっ♡♡♡あっ゛♡♡あぁぁぁぁあああ゛っ♡♡♡」
      「白樺さんったらすごい顔……♡♡」
      「いいなぁ…♡♡都ちゃん……♡」

      ぁぁぁぁ……あつい……♡♡
      ナカが、びちゃびちゃマーキングされてる……♡♡
      膨らんで、しぼんで……♡
      びゅー……♡びゅー……♡♡

      「まだ……射精るからねっ♡♡♡都さん……♡」
      「ぁぁぁあ!!長い…♡♡な゛がすぎっ゛♡♡♡もお゛💢♡はいん゛ないか゛らぁぁぁ゛💢💢♡♡♡」
      「都ちゃんのお股、真っ白……な、舐めていいかな……♡」
      「はぁ…♡んっ……♡相変わらず……星崎さんのは濃いわ……♡♡」
      「あっ!瑠夏ちゃんずるい!!」

      ああ……羽成さんも……陽桜莉も……犬みたいに舐めて……
      二人がこんなになってちゃ……私にできることなんて……
      そもそも……私はなにをしたかったんだっけ……?
      ……分からない。
      なら、もう……いいや。
      今はもう、気持ちいいことだけ……

      「はぁぁ……♡♡すっきりぃ~♡♡」
      「ねぇねぇ愛央ちゃんっ!次は私と……♡♡」
      「陽桜莉……私だってシたいの……」
      「えぇ~?じゃあ……」
      「……………」
      「み、都さん……?」
      「都ちゃん?……?」「白樺さん……?」
      「うぅぅぅぅ💢♡♡♡」
      「うわぁ……!」

      もっと……もっと……♡♡
      気持ちよく、なりたい……♡♡♡

      「はっ♡♡♡あぁっ!♡あんっ💢♡あんっ♡♡ぁぁあ……♡♡」
      「うぅ…!押し倒して……♡じ、自分からなんて……!
      「都ちゃん腰振りすっごぉ……!」
      「白樺さんの性欲を舐めてたわね……」
      「もっ゛と💢♡♡もっとぉ゛っ♡♡♡星崎さんっ♡♡♡」
      「あぁ…!すっご……♡ヤバッ♡♡」

      足りない……もっと……
      あっ……星崎さんの舌……
      絡めたら……

      「はむっ💢♡♡じゅるるるっ💢♡ぬちゅっ💢♡れろっ💢💢♡♡」
      「ん゛~!!んっ♡んっ♡んうぅ♡♡ぁ…♡」
      「あ、あんな強引なキスするんだ……都ちゃん……♡♡」
      「見かけによらないのね……♡♡」

      ……ぁ、ビクビクって……
      また、しゃせー……♡♡♡
      ……出せっ♡出せ出せっ♡♡♡濃いのいっぱいっ♡♡♡♡♡
      びゅーって♡びゅーってしろ♡しなさいっ♡♡♡♡

      「ん゛っ💢♡んう゛💢♡♡ん゛ん゛💢💢♡……ぁ~💢♡れろれろ……♡♡♡」
      「ん゛~!!♡♡♡ん゛っ♡ん……んっ……んっうぅぅ…♡♡♡ん゛っ!!んうう゛ぅぅうううう゛う゛ぅ゛♡♡♡♡♡」
      「んぅ゛!?~~~~゛~゛~~゛~゛~♡♡♡♡ん゛~💢💢んはぁ…♡♡♡ぁあああ゛っ♡♡♡」
      「っはぁ…♡♡♡ぁああ……!都さん゛っ♡♡積極的すぎっ♡♡♡」
      「愛央ちゃんがイってるのに……♡密着しながら腰グネグネ動かしてまだ搾ろうとしてる……♡♡」
      「でも……白樺さんの気持ち、分かるかも……♡♡」

      あはぁ……♡♡♡きたぁ……♡♡
      でも、もっと……♡♡
      もっともっともっとして、もっと気持ちよく……♡♡♡
      壊れちゃうくらい……♡♡♡あぁああ……♡♡♡星崎さんっ♡♡♡♡♡

      「都さんがその気なら……私も頑張っちゃうよっ♡♡♡」
      「頑張って……♡もっと……お願い……♡♡♡」


      「都ちゃんのセックスえっぐいなぁ……♡♡んっ……♡私も混ぜて~♡♡」
      「これで彼女も私たちの仲間入りね……♡んんっ……私も、お願いね……♡♡」

      私たち全員、星崎さんに堕ちちゃった……♡♡♡
      でも、仕方ないわよ……♡
      だって、こんなに気持ちいいんだもの……♡♡♡♡♡
      気持ちいいって、繋がるって大事なの……♡♡♡
      とりあえず……今は星崎さんとずー――――っと繋がっていたい……♡♡♡

      「あっそうだ都さん、これ着けて♡」
      「これって……」
      「あっそれ私着けてるよっ!」
      「私もよっ♡」
      「じゃあ……」
      「えへへ……これでみんなお揃いだね……♡♡」
      「そうね…♡♡」
      「三人とも、よく似合ってるよ♡♡♡」

      薬指に、赤い指輪。
      あはっ……♡♡♡
      また、繋がりが一つ、増えたわ……♡♡♡
      - 名無しさん (2025-01-01 00:04:45)
    • 〈case 平原美弦〉


      「はぁ……」

      いくら陽桜莉を守るためとはいえ……思いを管理するためとはいえ……
      それでも、悩める少女のフラグメントを抜き取ることには罪悪感があった。

      「こんなときは……」

      一通のメッセージを最近私たちのもとへやってきたあの子へ送る。

      『愛央、今日いいかしら……?』

      きっかけはあの子からだった。
      陽桜莉とも会えず手を汚す日々に疲れ切った私に、「力になりたい」だとか、「慰めてあげたい」なんて言葉をちらつかせながら、本当は私とセックスしたいのが見え見えの態度に、それでも私は流されて……

      でも、愛央はセックスがとても上手だった。
      ペニスの形も、腰の振り方も射精の量も濃さもすべてが信じられないくらい良くて……
      彼女とセックスをしているときは快楽にただ耽って、その他のことを一時的とはいえ忘れることができた。

      『うんっいいよ!いつもの所で待ってるね!』

      愛央からの、了承の返事。
      これから起きる情事に思いを馳せて、私の秘部はもう既に倦んだ熱を孕んでいた。
      しかし今日私は、現実から目を背け快楽に逃げていたツケを……
      最悪の形で支払うことになった……


      私はいつも通り、自室のベッドに向かった。
      私と愛央は、邪魔の入らないこの部屋でいつまでも互いを貪りあうのがお決まりとなっていて……
      期待を少し胸に秘めながら、ドアを開ける。

      「待たせたわね……愛———」


      「あっ♡あ゛っ♡あ、愛央ちゃっ♡♡すきっ♡♡♡」
      「んっ……♡はぁ……♡♡いいよぉ……♡陽桜莉さんっ♡♡」

      「…………ぇ……?」

      そこには、信じられない光景が広がっていた。
      愛央が、陽桜莉とセックスをしていた。
      どうして……?なんで……?
      呆然と立ち尽くす私をよそに、二人のセックスは盛り上がっていき……

      「あっあっ♡♡♡ひ、陽桜莉さんっ♡♡♡」
      「……!いいよっ射精してっ♡♡射精してぇぇ♡♡」
      「ぁぁっ…♡あっ♡あ~~~♡♡あぁぁ゛っ~~~~゛~゛♡♡♡♡♡」
      「あはぁ…♡すごぉい……♡あおちゃぁん……♡♡♡」

      「な……なんなの……一体……?」

      私も聞いたことない、発情しきった雌の声をあげて陽桜莉は愛央の種を注がれていた。
      私はただその様子を見つめることしかできなかった。

      「愛央……!一体これは……!」
      「あっ美弦さんっ♡♡待ってたよっ♡♡♡♡」
      「おねえちゃん……?おねえちゃんだぁ……♡」
      「陽桜莉……!」

      愛央に何か言おうとしたけれど、久しぶりに会った陽桜莉の嬉しそうな笑顔で言葉に詰まってしまった。

      「陽桜莉……どうして……」
      「ん~……私ね、愛央ちゃんのモノになったんだよっ♡♡♡」
      「なっ……!」
      「愛央ちゃんといっぱいエッチしてねっ♡そしたら……お姉ちゃんがいなくて辛かったことにも、愛央ちゃんがいっぱい愛してくれたから、耐えられたんだよ♡♡♡」
      「そ、そんな……」

      陽桜莉のためと思って、陽桜莉を遠ざけて……
      でもその結果陽桜莉に寂しい想いをさせて……結局はこんなことになってしまった……
      私が陽桜莉から目を背けて……自分勝手に快楽を享受していたらこんな……
      私は、失意の底に陥ってしまう。

      「でも、今は私お姉ちゃんにそんな怒ってないよっ♡♡」
      「ど、どうして……」
      「だって、おねえちゃんも愛央ちゃんとエッチしてたんでしょ?愛央ちゃんとのエッチって気持ちいいから、私のこと放って置いちゃうのもしょうがないよねって思えたんだっ♡」
      「ち、違……!私は……!」
      「ねぇお姉ちゃん……お姉ちゃんは私のこと嫌いだった……?違うよね……?」
      「嫌いなんて……!私は陽桜莉のことが大切で……」
      「そっか……よかった……私、お姉ちゃんに嫌われたわけじゃなかったんだ……」
      「ぁ…………」

      まさか……陽桜莉を遠ざけていたことがそんなふうに捉えられていたなんて……
      濁った眼で、安どの表情を浮かべる陽桜莉を前に、私はどんな言葉をかけたらいいのか分からなかった。

      「それじゃあお姉ちゃん……」
      「な、なに……?」
      「お姉ちゃんと愛央ちゃんが今までどんなことしてたか教えてっ♡♡」
      「そ、それは……」
      「お姉ちゃんも、愛央ちゃんとのエッチ好きなんでしょ…?お姉ちゃんが好きなもの知っておきたくて……そしたら、もっと仲良くなれるよね……♡♡♡」
      「だって……美弦さんっ……♡♡」
      「んぅ……!」

      私たちの話が一段落すると、愛央はいつものように服の隙間から手を入れてブラ越しの胸とお尻を揉んできた。
      あぁ……私たちの仲を深めるのにそんなものを知る必要はなかったのに……

      「へぇ……お姉ちゃんこういうのが好きなんだ……♡なんで……?」
      「それは……」
      「答えてあげなよ~♡ちゃんと言わないと、また変なことになっちゃうかもよ~?なにより、陽桜莉さんからのお願いだよ~?」
      「……!こ、こうされてると、無理やり手籠めにされてるような……これから体を汚されるんだわって……そう感じるのが気持ちよくて……」
      「なるほど……お姉ちゃんって無理やりが好きなんだぁ♡♡♡」

      私は何をしているのだろう……
      妹に情事の詳細を聞かれて、それを答えさせられている。
      でも……この異常な状況に、なんだか興奮している自分もいて……
      愛央の手が、ブラの隙間をかいくぐって、素肌へと触れる。
      それと同時にお尻に回された手がスカート……それから下着の下に潜り込んで、秘部に触れる。
      愛央に後ろから抱きしめられるような形になった私は、スカート越しのお尻に固いモノが当たるのを感じた

      「んっ……あぁ……♡」
      「うわぁ……気持ちよさそう……♡♡♡お姉ちゃん、今はどんな感じなの?」
      「あっ♡……その、アソコをほぐされながら……あぁ…!♡♡愛央のペニスを押し付けられて……んぅ…♡これからする…ぁんっ♡セックスのことを゛っ♡♡いやでも実感させられてっ♡♡これ……ゾクゾクしてるのっ……♡♡♡」
      「あぁぁ~♡いいなぁ~~♡私も今度、やってもらおっかな♡♡」
      「んぁっ!♡♡あ、愛央!?激しっ……!?♡♡あぁっぁああ!!♡♡♡つ、抓るのも……♡♡」

      ぐちょぐちょと水音が大きくなり私をかき混ぜる愛央の動きが早くなって、乳房の先を抓って虐められて……
      しかもいつもとは違って陽桜莉に見られながらで……
      私は堪えきれずに呆気なく……

      「愛央っ!♡♡やっ……♡あっ♡あぁああああ゛あ゛~~゛~゛っ♡♡♡」
      「おっ♡いつもより早いねっ♡♡」
      「お姉ちゃん……♡イくとき、こんな感じなんだ……♡♡」
      「あぁぁ……」
      「ほらっ見て陽桜莉さんっ♡めっちゃ糸引いてるでしょ~♡♡♡」
      「うわぁ……お姉ちゃんえっちだなぁ……♡」
      「ひっ……ひおりぃぃ……見ないでぇぇ……」

      私の粘りついた愛液がべったりと纏わりついた手を、愛央は陽桜莉に見せつけた。
      私が感じた証を妹にまじまじと観察されて羞恥でどうにかなってしまいそう……

      「それで……どんな感じでエッチしてるの?」
      「えっとね、美弦さんは立ったままするのが好きなんだぁ♡♡」
      「立ったまま……?」
      「うん、今から見せるね……♡♡」
      「ぁ……!」

      絶頂で息も絶え絶えな私に代わって愛央が答える。
      愛央はスカートをあげてペニスを取り出すと、私のスカートをめくり下着をずらして秘部にペニスの先端をくっつけてきた。
      本当に……陽桜莉の目の前でスるのね……

      「二人とも、服は脱がないんだぁ」
      「そのほうがこっそりエッチしてるみたいで興奮するんだって♡んっ…♡♡あっ……♡」
      「あっ……♡あぁぁ……き、来てるわ……♡♡♡」
      「ふっ……♡うぅ……♡全部入った……♡♡やっぱ、美弦さんのおまんこが一番ねっとりしてる……♡♡♡」
      「そうなんだぁ♡♡♡」

      私の秘肉をかきわけて愛央が入ってくる。
      もう何度も愛央のモノを咥えこんだそこは、すんなりと愛央の全部を受け入れてしまった。

      「お姉ちゃん、どぉ?」
      「き、気持ちいい……わ」
      「どんなふうに?」
      「それは……♡♡んぁぁ……♡♡あ、愛央……!♡♡♡」
      「ねぇ、教えて~」
      「知ってる通り……愛央の゛っ♡って……♡はぁ……♡長くて大きいでしょ……♡んっ……♡♡この゛っ♡ナカが圧迫される感じが…あぁ!♡♡い、いい゛っ♡の゛っ♡♡」
      「ふんふん♡それでっ?」
      「腰を引くときっ♡カリが引っかかるのもっ゛っ♡♡♡体重をかけたらぁ゛♡奥がグリグリさ゛れ゛るのも゛っ♡♡すきなの゛♡ああ゛っ♡♡顔が……んう゛♡見えない゛ままのセックスは……うぅ…♡無理やりされてる感じなのも……♡♡興奮して……♡♡♡あ゛ぁあっ♡♡」
      「うんうんっ分かるなぁ~♡♡姉妹だと、好みも似ちゃうのかなぁ?」
      「陽桜莉さんの無自覚言葉責めやばぁ♡♡♡」

      それに……無理やり犯されているのが私の罪に対する罰のような感じが……私の罪悪感を緩めてくれるから……
      陽桜莉に言われるがまま性行為の感想を開陳させられるのもまたそれが私に対する罰のように感じられてっ……♡♡♡

      「あぁぁ……精液登ってきたぁ♡♡♡」
      「あ、愛央……!」
      「射精すよ♡♡♡美弦さんっ♡♡あっ……♡ぁぁあああああ!!♡♡♡♡♡」
      「お゛っ♡♡おぉぉぉおお゛おぉぉおぉ゛お……♡♡♡」
      「お姉ちゃん、腰ちょっと落として受け止めに行ってる……♡♡エッチなんだぁ……♡♡」
      「あぁぁ……ナカうねって……♡♡絞られるうぅぅ……♡♡♡」
      「こっ……♡♡こうや゛って゛♡下から子宮に精液叩きつけられるのっ♡♡好きなのっ♡♡♡♡」
      「私もだよっ♡♡♡」
      あぁ……相変わらず、トンじゃいそう……♡♡♡
      陽桜莉の目の前なのに……♡浅ましく腰まで落として……♡♡

      「ぁぁぁ……♡あっそうだ美弦さん!服脱いで、陽桜莉さんに覆いかぶさる感じで私にお尻向けてよ♡♡♡」
      「な、なんで……」
      「せっかくだし、姉妹丼を試してみたくて……♡♡♡」
      「それは……」
      「いいじゃん♡やろうよお姉ちゃん!二人で何かするって久しぶりだし♡♡」
      「そうね……」

      着衣のままセックスしてたから、全裸になるのは少し新鮮だった。
      私のあられもない姿が陽桜莉に見られて、陽桜莉の綺麗な体が私の目に映る。
      仰向けに寝転がる陽桜莉を眼下に、私は四つん這いになった。

      「おねえちゃんのおまんこは、私が開いたげるね♡♡お姉ちゃんも、お願いっ♡♡」
      「ええ…-…こ、これでいいかしら……?」
      「うんっ♡えへへ……ちょっとスースーするね♡♡♡」
      「二人とも……♡♡じゃあまずは…………美弦さんっ!♡♡♡」
      「んああっ!♡♡♡い、いきなりなんて……♡♡あ゛♡あぁ……♡♡」
      「ちぇ……いいなぁ~お姉ちゃん……♡♡♡」
      「はぁ……♡♡はぁっ♡♡♡み、美弦さんっ♡いつもよりキッツぅ……♡♡♡」
      「あ゛あぁ゛っ♡は、激し……♡♡あ゛っ゛っ♡あぁぁあ゛~~゛~♡♡♡」

      私の腰を掴んで、愛央は乱暴に腰を打ち付ける。
      いつもより長いストロークでナカが削られ続けて、信じられないくらいの快楽が湧いてくる。
      陽桜莉に見られているということも忘れて獣のようによがってしまった。

      「あっ♡あっ♡あぁ…♡あ、愛央……もう……♡♡♡イっ……!」
      「よっと……次は……陽桜莉さ~んっ♡♡」
      「ぁえ……?あっ……♡ぁぁ……」
      「あぁぁ…!♡♡♡あ、愛央ちゃんっ♡♡」
      「お゛っ♡♡ひ、陽桜莉さんのナカもキッツ……♡♡♡」
      「んぅぅ…………」

      あと少しでイく……そんな時に愛央はペニスを引き抜いて、私の股下をくぐって上から陽桜莉と密着しながらのセックスを始めた。

      「んんっ……♡んっ……♡あんまり動かせないから……若干もどかしいかも…♡♡♡」
      「んぁ……♡で、でもっ♡いいよっ♡愛央ちゃん……♡♡」
      「そうだ……ほ~ら、ぐりぐり~♡♡♡」
      「あ゛あぁ゛っ♡♡♡そ、それヤバいぃぃぃ゛っ♡♡♡」
      「陽桜莉さんっ♡♡んちゅっ……れろっ……♡」
      「んぅ……♡じゅるっ♡んうぅぅ……♡♡」
      「ひ、陽桜莉……♡♡♡」

      ああ……陽桜莉もオンナになったのね……
      愛央とキスしながらセックスを続ける陽桜莉の顔には妖艶さがにじみ出てて……
      そんな陽桜莉の姿に、胎がどうしても疼いてしまった。

      「んはっ……んっ♡あっ…♡うぅぅぅ……♡♡♡」
      「あっ♡あっ♡だめっ……だめぇ……♡♡♡」
      「うぅ……んっ……よいしょっと、こうた~い…♡♡」
      「んぁぁ……あとちょっとだったのにぃ……♡」
      「また、美弦さんっ♡♡♡ぁぁああ……!♡♡」
      「ん゛~~っ♡♡はぁぁ……♡」
      「あっ♡ぁぁ♡はぁ♡美弦さん♡♡みおさんっ♡♡♡」
      「あ゛っ♡お゛っ♡♡おぉおぉ゛♡♡♡」

      陽桜莉とのキスを取りやめ、ペニスを引き抜く愛央。
      陽桜莉と愛央の舌の間に、銀の糸が何本もかかっていた。
      再び愛央は私の腰を掴んで、一気に挿入。
      あぁ……!また……でも、今度はたぶん……♡

      「み、美弦さん……!イ゛っ♡♡♡ぁ…あぁああああああ゛っ♡♡♡」
      「ん゛っ♡♡♡あ゛っ♡♡んうぅぅ~~~~~゛~゛~゛♡♡♡」
      「お姉ちゃん…♡♡♡」

      ぁああ……また、また来てるわ……♡♡♡
      愛央の種は、どうしてこんなに……♡
      熱くて、満たされて……狂おしい程、気持ちいいのかしら……♡♡♡♡♡

      「お姉ちゃんばっかりズルいよぉ!」
      「陽桜莉さん拗ねないでよぉ♡♡♡ちゃ~~~んと、今度は陽桜莉さんに射精すからっ♡♡♡」
      「えへへ……うんっ♡♡♡」

      まだ学生の身で妊娠リスクのある中出しをせがむ陽桜莉……
      私……どこで、間違えちゃったのかしら……
      もう……取り返しはつかないわ……
      なら……

      もう今度だけは陽桜莉を置き去りになんてしない……
      たとえそれが、二人して墜ちる道だったとしても。

      「陽桜莉……ごめんなさい……」
      「ううん、気にしないでよ!」
      「これからは……三人でもっと気持ちよくなりましょう……♡♡」
      「……っ!うんっ!えへへ……お姉ちゃんといっしょ……♡♡♡」

      あぁ……百、ごめんなさい……♡♡♡
      私って、愚かで狡い女なの♡♡♡
      - 名無しさん (2025-01-01 00:05:19)
    • 〈case 田辺百〉


      「くそぉ……みんな、どこ行っちまったんだよ……」

      ここ最近、アタシの周りから人がどんどんいなくなっていく。
      最初は美弦、その次に陽桜莉と瑠夏……そして都。
      アイツらを探そうにも、手掛かりが全くねぇ……
      どうしたもんかなと思ってる時だった。

      「……!み、美弦……か…?」

      路地裏に、アタシのバディこと美弦がいたような気がして追いかけた。
      どんどん、人気が少なくなっていく道をそれでもがむしゃらに進み続け……
      たどり着いた場所には、誰もいなかった。

      「クソッ……見間違いかよ……」

      失意を胸に帰ろうとした。だけどその時

      「いいえ、見間違いではないわ」

      効きなれた声が後ろから聞こえて……
      振り返ろうとした瞬間

      「な……なんだよこれっ……!」
      「おいっ!み、美弦……!この鎖は……なんでアタシを縛って……!」
      「百……ごめんなさい……」
      「あなたが百さんだねっ♡♡」
      「……!だ、誰だテメェ……!」

      アタシは、美弦の出した鎖にがんじがらめにされて仰向けのまま身動きが取れなくなった。
      そんなアタシに、赤い指輪を着けたヤツが話しかけてくる。

      「私は星崎愛央っ!好きに呼んでね♡」
      「愛央!テメェは一体……!?」

      ニタニタ笑いながら近づいてくる愛央は、アタシのズボンに手を入れてきて……

      「なぁ……!ど、どこ触ってんだ!?」
      「聞いてるよ~、百さんも紫乃ちゃんの邪魔をするリフレクターなんだってね♡」
      「くそ、やっぱテメェもアイツラの仲間か!んぅ……!な、なんだこれ……」
      「あれ……?なんか反応が……」
      「愛央、百はね……信じられないくらい初心なのよ……♡」

      アタシのアソコを触られて、なんだかぴりぴりしちまった。

      「……っ美弦!!なんでっ……お前まさか……!あっ♡」
      「そう……私、愛央のモノにされちゃったの……♡♡」
      「んっ……ぐぅ…♡そ、そんな……戻ってこい…こんなっ……あぁ……!♡♡」
      「無理よ…戻れっこないわ……♡それに、陽桜莉たちだってそうなのよ……♡」
      「あんっ…♡う゛っ♡ま、まさか……♡あ、愛央テメェっ♡ソコ弄んのやめろ゛♡♡」
      「う~ん……まいっか……♡」

      アタシと美弦が話してる時も、愛央はずっとアソコをぐちょぐちょと弄ってきて……
      おかげで集中しようにもできなかった……

      「ほら百さん見てよ……♡こんだけ濡れてたら大丈夫だね……♡♡♡」
      「ぁ……んなもん……見せんなぁ……」
      「それじゃ、脱がすよ~♡♡」
      「あ、あぁぁ……や、やめてくれぇ……」
      「は~い…♡うわあ……まさかのツルツル……♡♡」
      「うぅぅ……」

      愛央の手はぐっちょり濡れてて……それがアタシから出てきたモンだとは考えたくなかった……
      そのまま流されるようにアタシは下着ごとズボンを脱がされちまう。
      空気がビチョビチョに濡れた股に当たってひんやりした。

      「こんなん我慢できるわけないじゃんっ♡♡♡」
      「ひっ……な、なんだよそれ……?」
      「もぉ……知ってるくせに……って、本当に知らないんだっけ……」
      「 そうね……百はそういうの疎いから……」
      「じゃあ、教えてあげるね…♡これはおちんちんだよっ♡♡♡」
      「ぁ……えっ……?」

      ど、どういうことだ……?
      ぉ……ぉちん……ちんなんて、あれってオトコのやつだろ……?
      愛央は男なのか.……?
      いやでも……割れ目あるし、胸もあるな……

      「これを百さんのアソコに入れて、気持ちよくなっちゃうと赤ちゃんデキちゃうんだよっ♡♡♡」
      「なっ……なっ……!」
      「心配しなくていいわ百……♡♡愛央のコレ、すっごく気持ちよくて……♡♡私たちみんな、コレに負けちゃったの……♡♡♡」
      「うぁぁぁ……!」

      こ、こんなグロテスクで、でっけぇやつが本当にアタシに入んのかよ……
      てか……あ、あかちゃんって……
      そういうのは好きな人同士で……

      「あっ……百さんのおまんこあっつ~♡これなら……♡♡♡」
      「なっ……!ば、バカ…!それはやく退かせ……!」
      「あっ……♡あっ♡あぁぁ~~♡♡♡」
      「ぁぁぁ……嘘だ……は、入ってくる……」
      「一番奥まで、到着~~♡♡♡」

      愛央のおちんちんが、アタシの一番奥まで入れられて……
      そういうのは初めてだったのに……
      そこまで、苦しくなかった……

      「ぁ……ぁぁあ……」
      「う、動くねっ♡百さん……♡♡♡」
      「んあっ……や、やめろぉ……♡」
      「んっ……♡ふぅ……♡締まりも……ナカの具合もさいこ~~♡♡♡」
      「ん゛っ♡あ゛ぁ……♡な、なんだこれ……アソコが変に……♡」

      愛央が動くたびアソコのナカがもぞもぞして……なんか変な感じになっちまってる……
      アタシの体、どうしちまったんだよ……

      「はぁ……♡はぁぁ……♡♡♡」
      「んぅぅ……♡ぁぁ……♡」
      「ふふふ……百ったら、凄い顔になってるわ……♡」
      「み、見んなよぉ……美弦……」

      あ、アタマが変になりそーだぜ……
      美弦にこんな……えっちなところ見られて……
      ハラぁ……ゾクゾクしてっ………♡

      「じゃあ、そろそろ射精すよっ♡♡♡百さんっ♡♡♡」
      「だ、出すって……なにを……ん゛っ♡」
      「決まってるじゃん♡♡♡精液……赤ちゃんのもとだよ~~♡」
      「なぁ……!た、頼む……!それだけは……それだけはっ!!」

      みっともなく、愛央に許しを請うが……
      当然ながらそれは聞き入れてもらえなった。

      「あぁぁ……イっ゛……♡♡♡あっ♡♡♡あ…あっぁあああああぁ゛あ゛あ゛♡♡♡♡♡」
      「うあぁぁぁ……!♡♡♡そ、そんな……あかちゃん……できて……♡♡」
      「百……そんなに顔蕩けさせちゃって……♡♡♡」
      「あたれっ♡あたれぇぇえぇ♡♡♡♡♡」
      「あぁぁ……♡♡♡も、もう出さねぇでくれっ……♡♡♡」
      「愛央……私の時より濃くないかしら……」
      「うっ……だ、だってぇ……百さんのおまんこ、めっちゃ気持ちよくて……♡♡♡」

      愛央はびゅくびゅくとアタシのナカに精液……赤ちゃんのもとを容赦なくぶちまけやがった。
      あぁぁ……アタシ、母親になるのかよ……
      こんな、無理やり……
      でも、なんでこんなにハラがウズウズして……♡

      「そうだ美弦さん、百さんに目隠ししてあげて♡♡♡」
      「ええ、分かったわ……」
      「なっ……なにすんだよっ……!」
      「見えないほうがよりエッチの感覚が鮮明に感じ取れるんだってさ♡♡♡」
      「うぁ……や、やめろ……♡♡」

      さっきよりゾクゾクが強かったら……
      ま、まじぃな……
      今度こそ、駄目かもしんねぇ……♡♡

      「よ~し、二回戦っ!んぁ……♡あぁ…!♡♡♡ぁぁぁあ……♡♡♡」
      「あぁあ……!♡♡や、やべぇ……♡♡♡」
      「はっ♡♡はぁ♡百さんっどぉ…?♡♡気持ちいい…?♡♡♡」
      「き、き゛も゛ちよく゛っ゛♡♡♡なんか゛ぁ゛💢♡ねえ゛♡♡♡」
      「そんなにいいんだ……♡♡えいっ♡えいっ♡あぁぁ…!♡♡♡」

      おい゛💢♡♡♡
      腰掴むの゛っ♡反則だろ゛っ💢♡♡
      こんなん゛っ♡おかし゛っ♡おかしく゛な゛る゛💢💢♡♡♡♡

      「ねぇ……百……♡♡♡」
      「ひゃっ…………っ!」

      耳元で……みおの声……♡♡♡
      こそばゆいぜ……♡

      「百も一緒に堕ちましょう……♡♡♡」
      「なっ……んぅ……♡にゃにいって……♡♡あぁっ♡」
      「きっと、気持ちいいわよ……♡♡」
      「しょ、正気にぃぃ゛っ♡戻れっ♡みおぉ……♡♡♡」
      「これが正気なのよ……♡」

      そんな……そんな……
      駄目だ……♡み、美弦はもうっ……
      でも、あたしも正直……

      「あぁぁ~~~♡♡♡ま、またぁ……♡♡」
      「ぁぁあ……♡く、来る……また、来ちまうっ……♡♡♡」
      「あ゛っ♡あっ♡ああぁあああ゛あ゛ぁ゛♡♡♡♡♡」
      「あぁぁ゛♡♡♡あっつ゛♡♡ハラが……や゛ける゛うぅぅ♡♡♡♡♡」
      「百さんっ!んっ……ぐぅ…♡♡むぐっ……♡♡じゅる♡♡♡」
      「んう゛!?ん゛~~゛~♡んっ……♡♡♡」

      あぁぁ……また……せーえき出されて……♡♡♡
      しかも、ちゅーまでして……♡
      こんなやつに好き放題されてるのに゛っ♡♡♡
      なんでこんな……♡♡ドキドキして……♡♡♡

      「んはぁ……♡百さんっ♡♡」
      「ぁあぁぁ~♡♡はぁ……♡ぅぁぁ……♡♡♡」
      「百さんが堕ちるまで、やるもんっ♡♡♡」
      「もおいや゛っ♡♡♡いやだぁぁっ♡♡」

      もぉ゛っ♡♡♡だれかっ♡
      誰でもっ゛♡いいからぁ゛♡♡
      助け゛っ♡♡♡アタシを、助けてくれ゛ぇ゛……♡♡♡♡
      こんなの゛っ♡おかしくなる゛っ♡♡
      このままじゃ……♡このままじゃっ゛♡♡♡

      アタシ、愛央のオンナにされちまう……♡♡

      「ももさんっ♡♡ももさんっ♡♡♡」
      「あぁぁっぁあああ゛っ♡♡ぉお゛っ♡♡♡」

      完璧に堕ちる前に゛っ♡♡だれかぁ……♡♡♡
      - 名無しさん (2025-01-01 00:05:49)
    • 〈case 山田仁菜〉


      「仁菜さぁ~ん♡♡」
      「ぐっ……ひ、引っ付くな……愛央……!」
      「そんなこと言ってぇ……」

      最近やってきた怪しいヤツ。
      星崎愛央。
      そんなヤツに後ろから抱きしめられて引っ付かれてるっていうのに、アタシはそれを振り払えなかった。
      だって……

      「今からスるのに……?」
      「うっ……!」

      アタシは愛央とセックスをすでに何度もしてて……
      コイツからのおねだりにもう逆らえなくなってきちまった……
      ケツにデカマラ擦り付けられると、体が勝手に愛央の言うこと聞いちまうんだっ……♡♡

      「じゃっベッド、いこっか……♡♡♡」
      「…………♡♡」

      そのまま愛央にホイホイとついていって……
      愛央の寝室に着いた。
      いつも通り、ベッドの上で服を脱ぐ。
      アタシの貧相な体を見て、なぜか愛央は嬉しそうにしやがる……
      性癖、おかしいんじゃねえのか……?

      「うんうん、仁菜さん綺麗だよっ♡♡♡」
      「うぅぅ……♡うるせぇ……♡♡」

      そのまま愛央に押し倒される。
      愛央はアタシとスるとき、いつも正常位だった。
      今日も……♡
      いつものように、両手を握りこまれる。
      こんな……甘ったるい雰囲気が何だか恥ずかった……

      「仁菜さんもう濡れ濡れじゃ~ん♡何だか何だいって、期待してたんだぁ♡♡♡」
      「……悪ぃかよ」
      「うぅん…♡ただ、可愛いなって♡♡♡」
      「かっ……!ば、バカなこと言ってないで、さっさとシやがれっ♡♡♡」
      「はいは~いっ♡欲しがりさんだなぁ……♡♡」

      愛央のデカマラがアタシのマンコに当てられた。
      ……やっぱ、デケェな♡
      こんなの、いつも咥えこんでんだ……アタシ……♡♡♡

      「んぅ……ふっ…!あぁあっ♡仁菜さんっ♡♡♡」
      「んあぁぁ…!♡♡♡ヤッ……べぇ……♡♡」
      「はぁ……♡♡はぁ…♡に、仁菜さん♡♡」
      「ん゛ぁ♡♡ぁぁ……!♡愛央ぉ……♡♡♡」

      散々ヤりまくったせいか、アタシのソコは愛央のデカマラをすんなり受け入れた。
      愛央は必死になって、腰を振り続けて……♡
      アタシは、そんな愛央とのセックスがたまらなく気持ちよかった……♡♡

      「仁菜さん仁菜さんっ♡♡♡あぁ……!」
      「んっ♡♡くぅう……♡あ、愛央……もお゛っ♡♡」
      「……いいよっ♡イっちゃえっ♡仁菜さんっ♡」
      「うっ……♡ぐぅぅうううう゛っ~~゛~♡♡♡♡♡」
      「うぅ……きゅうきゅうする……♡♡♡」
      「あぁ……♡はぁ……♡♡♡」

      ぁぁあ……これ……最高……♡♡♡
      このクソッタレな世界で、これだけがアタシの息抜き……♡♡

      「えへへ……気持ちよかったねぇ♡♡仁菜『ちゃん』♡♡」
      「うん…………ぁ…に、仁菜さんだって……!」
      「よしよし……いいんだよっ♡♡♡仁菜『ちゃん』♡」
      「あぁぁぁ……」

      イって……頭ふわふわしてる時に……
      やさしく頭なでられながら……そんな甘い声で言われたら……♡
      アタシは…………

      にいなは……♡

      「あ、あおちゃん……♡も、もっとして……♡♡♡」
      「うんっ♡仁菜ちゃんを、もっと気持ちよくしてあげるねっ♡♡♡」
      「わあい…♡あおちゃん、だいすきっ♡♡」
      「仁菜ちゃんっ♡♡ぁあ…!んっ♡ああっ……♡♡♡」
      「きゃっ♡♡やんっ♡♡♡あおちゃっ…♡こわいよぉ……♡♡♡」

      あおちゃっ……♡♡♡はげしすぎっ♡♡♡♡♡
      あたま……ふわふわして……♡
      にいな、こわれちゃうよぉ……♡♡

      「大丈夫っ♡♡怖くないよ~♡♡よしよし♡♡♡」
      「うんっ……にいながんばる……」
      「偉いぞ~仁菜ちゃんっ♡♡うっ……♡あっ!♡♡」
      「あぁぁ…♡すごぉい……♡」

      あおちゃんにほめられたっ♡♡♡
      うれしい……♡♡
      なでなでも、すきぃ……♡♡

      「はぁ……♡仁菜ちゃんっ♡そろそろ……♡♡」
      「うん゛っ♡♡いいっ゛♡♡♡よぉ……♡あおちゃん、イっちゃえ♡♡♡」
      「う゛っ♡あっ♡♡♡あぁあああああぁぁ゛っ♡♡♡♡」
      「ふわぁぁあ……♡♡♡あおちゃんの……♡♡あつ~~~い♡♡♡♡♡」
      「う゛ぅ……♡♡この状態の仁菜ちゃんにっ♡めっちゃ射精るううぅうぅ♡♡♡」
      「もぉ……♡♡にいなのおなか、いっぱいなのに……♡♡」

      あおちゃんもきもちよさそう……♡♡♡
      にいな、そんなによかったんだぁ♡

      「はぁ……はぁ……止まんなかった……♡♡これ、当たっちゃうかもね……♡」
      「ぁぁぁ……♡♡あたる……?」
      「仁菜ちゃんがママになっちゃうってことだよっ♡♡♡」
      「にいなが……んぅ…♡ママに……?」
      「不安……?」
      「うん、だけど……なりたい♡ママに……♡♡♡あおちゃんのおよめさんにっ…♡♡♡」
      「仁菜ちゃんっ……♡♡なっちゃえっ♡♡私のお嫁さんに♡んっ♡♡♡んむっ♡」
      「んっ……♡むぅぅ……♡♡♡んぅ……♡」

      えへへ……♡♡♡あおちゃんとちゅー……♡♡
      きもちいい……♡♡
      あおちゃん……♡すきぃ……♡♡

      「お嫁さんなら、私のここ綺麗にしてくれるよねっ♡♡♡」
      「うんっ♡♡♡まかせて……んれぇ…♡ぐぽっ……♡」
      「おぉぉ……♡♡これヤバっ♡♡」

      にいなのせいでベタベタになっちゃったおちんちん、にいながきれいにしなきゃ……♡♡♡
      あおちゃんの、おっきいなぁ……♡♡♡
      それもだいすきっ♡♡

      「ふぅ……ありがとっ♡♡♡じゃあ、もっとシよっか……♡♡♡」
      「いいよ……♡♡♡あおちゃん、きてぇ……♡」
      「仁菜ちゃんは、本当にかわいいなぁ……♡♡」
      「えへへ……♡♡♡」

      また、かわいいって……♡♡
      あおちゃんがまんぞくするまで……♡
      にいな、がんばるからねっ♡♡♡


      ————


      「あいたっ……!」
      「クソッ……クソッ♡♡」

      最悪だ……
      また、あんなことやっちまった……

      「この野郎……!」
      「で、でもぉ……仁菜さんだってノリノリで……あうっ!」
      「このっ……忘れろっ……♡♡」

      あんなアタシ、コイツ以外には絶対見せられねぇ……
      あんな……幼児退行……
      あ~~……恥っず……♡

      「で、でも……アレはノリで言ったわけじゃないよ……♡」
      「はぁ?どれだよっ!」
      「ほらっ……お嫁さんになっちゃえ……ってやつ……♡♡」
      「なぁ……!」

      クッソ……コイツは……♡
      恥ずいことを……ベラベラと……♡
      平然とした顔で恥ずかしげもなく……♡♡♡

      「もしかして……仁菜さんは……違った?嫌なの……?」
      「この、馬鹿……分かンだろ……♡言わなくても……♡」
      「それって……♡」

      あぁぁ……アタシ、重症だな……

      「……って、言ってんだよ……」
      「ん~……なぁに?仁菜さんっ♡♡♡」
      「だからっ……テメェのっ!お嫁さんにっ!!なってもいいっ!…………って、言って……♡」

      顔があちぃ……♡
      くそ、なんでアタシはこんなやつのこと好きに……♡♡♡

      「……!仁菜さんっ♡♡♡」
      「おいっ!?何して……♡♡」
      「こんなの、我慢できるわけないよッ♡」

      まぁ、いっか……
      浮気性だけど……みんな本気で愛してくれるヤツだしな……♡
      でも……今からアタシの体力……持つかなぁ……?
      - 名無しさん (2025-01-01 00:06:17)
    • 〈case 駒川詩〉


      「むぅぅ……」

      最近ちょっと、気に食わないことがあるんです……
      というのも……

      「くおぉぉ…………すぴー………zzz」
      「愛央たんったら……」

      紫乃ちゃんをトップとするルージュリフレクターの集まり。
      そこに最近やってきた星崎愛央という女の子。
      彼女は優秀だけど、ちょっと困ったところがあって……

      それは性欲が並外れているということでした。 敵対するお花ちゃんはもちろん、私たちイネス組のメンバーにも手あたり次第交わりを迫って、結局ヤっちゃっています。
      そんな愛央たんですが、なぜか……

      「私がいるのにぃ、こんな呑気に……」
      「ぐぅ……zzz」

      なぜか私だけには手を出してくれなくて……
      ずーーーっと、悶々としています……
      他の皆さんからよく『すごく大きかった♡』とか、『容赦なかった……♡♡』な~~んて聞くたびに、愛央たんにもし犯されちゃったらどんなに痛くて気持ちいいのか……
      そんなことをずっと、考えていて……

      「そっちがその気なら……私にだって考えがあるんですからねっ♡愛央たんっ♡♡」

      近くに、こぉ~~んなに犯されたがってる女の子がいても無視しちゃう、わるーい愛央たんのベッドに潜り込んで、後ろから抱き着く。
      胸をわざと押し当てて、手をスカートの下に潜り込ませてペニスを触ってあげると、寝てても女体には敏感なのかそのままどんどんとペニスは大きくなっていきました。

      「あはっ……♡愛央たんのって、こんなに大きいんですね……♡♡」
      「んぅ……♡」

      愛央たんのペニスはガッチガチで、火傷しそうなくらい熱くて、ドクッ……ドクッって脈打ってて、両手で握っても覆い隠せないほどに長かったです。
      実は自分の自慰以外にこんな経験もなかったので、おそるおそる愛央たんのペニスを愛撫していきます。

      「両手でしごいてるのに……♡こんな長いので皆さんを犯して……♡」
      「んっ……♡うぅぅ……♡」
      「こんなの挿れられたら……♡あはぁ……♡」

      いけません、濡れてきちゃいました……♡
      そうだ……それなら……

      「んぅ…♡んっ……♡」
      「すー……zzz……」
      「はぁ……♡♡これでぇ……♡」
      「んうっ……!♡」

      私の愛液を、手にたーーーっぷり纏わせて、しごいてあげますっ♡
      手を動かすたびぬちゅっ♡ぬちゅっ♡って鳴ってすっごくいやらしいですねぇ……♡♡

      「あは……♡なんだかビクビクしてます…♡かわいい……♡♡」
      「んう……♡んっ……?な、なんか気持ちいい……って、えぇ…!?」
      「あら、おはようございます♡愛央たんっ♡♡♡」
      「うん……おはよっ……ってそうじゃなくてっ!?あぁっ♡な、何やってるの詩さんっ!」
      「私のことを全然愛してくれない悪―いペニスをぉ……♡懲らしめてたんですよっ♡」
      「う、詩さ……!♡♡あっ♡手の動きヤバっ……♡♡♡」

      ぬちゅぬちゅ♡
      ぐちょぐちょ♡。
      右手は愛央たんのペニスを根っこからストロークして、左手は愛央たんの亀頭をこしょこしょ触ったり、包んであげたり。
      あぁ……ビクビクが強くなってきました……♡
      そろそろ……限界そうですねっ♡♡♡

      「あっ詩さっ♡だ、駄目っ……♡♡♡」
      「駄目って言われると、もっとシちゃいたくなっちゃいます……♡」
      「あっ♡あっあぁぁああああっぁぁああ゛っ゛♡♡♡」
      「きゃっ……♡すごい……すごいわ愛央たんっ♡♡」
      「うぅぅぅぅ゛っ゛♡♡♡あぁ……!♡」
      「全然、受け止めきれない……♡♡」

      愛央たんのペニスが膨張と収縮を繰り返しながら、亀頭を包み込む私の左手に精をびゅくびゅくと放ってきました♡♡
      全然止まらない射精は、かるがると私の受け皿からザーメンを溢れさせて、愛央たんの濃~~い性臭に包まれちゃいましたっ♡♡♡
      周囲にこぼれたザーメンも両手で掬い取って私は……

      「んじゅる……♡ぐちゅ……ぐちゅっ……ごくんっ……♡♡れろぉ……♡♡」
      「う、詩さん……♡♡私の精液……飲んで……♡♡♡」
      「じゅぞぞっ…♡れろっ……♡♡ぐちゅっ……ごくっ……ごくっ……♡♡♡♡」

      それを啜ったり、指の間に纏わりついたものを舐め取ったりしましたっ♡♡♡
      愛央たんのザーメンはとにかく濃くて、噛み潰してからじゃないと飲めませんっ♡♡
      でも嚙んじゃうと、口の中一杯にくっっさ~~い愛央たんのザーメンの臭いが広がります……♡♡♡
      しかもお腹にドスンッ……て重たいのが来て……♡♡♡
      あぁぁ……もう我慢できませんっ♡♡♡
      私の痴態で、愛央たんも興奮したのかペニスがまた大きくなっていますし……♡♡

      「えいっ♡♡♡」
      「う、詩さんっ!?」
      「こんなの飲んじゃったら我慢できません♡♡♡」
      「あっ、う、詩さん……!!」

      起き上がった愛央たんをまたベッドにおねんねさせて、天井を向くペニスにショーツをずらしてまたがりました♡♡♡
      あとは……腰を落とせば……♡♡♡♡♡

      「いきます……よっ♡♡♡あっ゛♡あぁあああああぁあああ゛~~゛~~♡♡♡♡♡」
      「うっ……そ、そんな一気に……っ!?詩さん、血が……!」
      「はぁぁぁぁぁぁぁ……さいっ……こおぉぉ♡♡♡♡」
      「うっ……♡♡詩さんっ♡そんな激しくっ……♡♡」
      「もっと……♡♡痛くて、気持ちいいのを頂戴っ♡♡♡」

      まだ誰も受け入れたことのない私のソコに、星崎さんの凶悪なペニスを一気に納めると、ぶちっと何かが破れて、血が流れちゃいました♡♡♡♡
      破瓜の痛みは私をものすごくゾクゾクさせてくれましたが、愛央たんのペニスによる圧迫感と快楽がそれを何倍にもして……♡♡
      初めてなのに、腰が止まりませんっ♡♡♡♡♡

      「愛央たんっ♡♡愛央たんっ♡♡すごいのっ♡♡愛央たんっ♡♡♡」
      「あぁぁ詩さんっ♡♡そんな激しくしたらっ!♡♡♡♡」
      「また、射精すんですかっ?♡♡いいです……♡♡射精せ♡♡射精せぇ♡♡♡♡」
      「あっ……♡う、うたさっ……♡♡♡あぁぁあああぁぁあ゛っ゛♡♡♡」
      「はうぅぅぅ……♡♡満たされて……あぁ……すっごおい……♡♡♡」

      こ、これはっ……♡♡
      皆さんが、ハマるのも分かる気がします……♡♡♡
      だって、こんなに気持ちいいんですもの……♡♡♡♡
      もっと……♡もっとっ……♡♡♡


      ————


      「そういえば……はぁ……なんで詩さんはこんなこと……?」
      「だってぇ……愛央たんったら私とだけシてくれないじゃないですかぁ……」

      無我夢中のセックスが終わって、同じベッドの中でのピロートーク。
      この際なので、愛央たんにちょっと不満をぶつけます。

      「だ、だって……詩さんは大事にしたくって……」
      「どうしてです?」
      「なんか……なんでだろ……分かんないけど、とにかくそうしたくて」
      「ふぅん……」

      まったくもってロジカルでない、そんな愛央たんのふわふわした言葉に、それでも悪い気はしなかった。

      「う、詩さん……ごめん、寝る……」
      「ちょっ……愛央たんっ!?」
      「ぐぅ…………zzz……」
      「はぁ、もっと言いたいことあったんですけど……搾りすぎちゃいましたかね……」

      流石にあれだけぶっ通しのセックスを続ければ、愛央たんでも疲れるんですね……
      愛央たん……私のこと、大事にしてくれるのは嬉しいですけどぉ……
      それでも、構ってくれないと……

      「拗ねちゃいます、からね……♪」

      あどけなく可愛い顔で眠る彼女の額に、そっと唇を落とした。
      - 名無しさん (2025-01-01 00:06:40)
    • 〈case 水崎紫乃〉


      「これで紫乃ちゃんの企みを邪魔する人はいなくなったよっ♡少なくとも、今のところは……だけど」
      「あの人はどうなりましたか?」
      「あの人……?あぁ、百さんのことなら、最近は私が部屋に行くと自分からおまんこ開いてくれるようになったし、舌も自分から絡めてくれるようになったからほぼ堕ちたと思うよっ!」
      「そうですか……」
      「ねぇ……だから紫乃ちゃん……」
      「ご褒美、ですか……」
      「うん……お願いぃぃ……♡♡♡」

      ふふふ……愛央ちゃんは優秀ですね♡
      あの時受け入れて正解でした……♡♡♡


      ————


      思いの管理……それに向けて色々と計画を練っていた時でした。
      愛央ちゃんと会ったのは……

      『こんにちはっ!』
      『……!?あ、貴女は……!?一体……』
      『私は星崎愛央っ!ここに来たのは、紫乃ちゃんにある提案をしに来たからなんだっ!』
      『その指輪は……』

      拠点である聖イネス学園で、一人あれこれと考えているときに彼女はどこからともなく現れて……
      その指にある赤い指輪を見せつけて、私にある提案をしてきました。

      『紫乃ちゃんが私に気持ちいいことしてくれたら、紫乃ちゃんに協力してあげるよ♡♡♡』
      『な、何を……!はやくソレをしまってください……!』

      その提案というのが……愛央ちゃんの性処理と引き換えに協力を得るというものでした。
      当初は、何を馬鹿なことを……とか、この変態っ!とか思っていましたが……
      愛央ちゃんの持ってきたもので話が変わってきました。

      『いいの~?これ、欲しくないの……?』
      『それは……!フラグメント!一体どこで……!?』
      『まあまあそれはいいじゃん……♡♡♡それで~?どうする~?』
      『うぅぅぅ……』

      当初は少しでも人員が欲しかったのもあって、結局私は自分の体を報酬に愛央ちゃんを雇うことにしました。
      でも愛央ちゃんは働き者なうえ有能で今では……


      ————


      「紫乃ちゃあぁぁん……お願いぃぃ」
      「…………♡♡♡」

      こんな……こんな情けない姿を晒して、私に隷属するようになっちゃってますっ♡♡♡
      しょうがないですね……♡
      ホントはもっと焦らして、辛そうにしてる愛央ちゃんを見るのもいいですが……
      しっかり働いてくれましたし、ご褒美を与えなきゃいけませんっ♡♡

      「わかりました……♡」
      「……っ!」
      「私の部屋で待ってますから……♡♡」
      「う、うん……すぐ行くっ♡」

      私は部屋に戻ると透け透けのネグリジェ一枚だけになって愛央ちゃんを待ちます。
      ほどなくして、息を荒くした愛央ちゃんがやってきました♡♡♡

      「うっ……し、紫乃ちゃんっ♡♡」
      「はぁ……相変わらずすっごい固さですね……♡そんなに待ちきれないんですか……?この……変態っ♡♡♡」
      「うぅ……♡♡」

      私の前に突き出されたペニスは、脈打ち巨大な、あまりにも凶悪なモノでした……♡♡
      すんすんと匂いを嗅ぐと……
      う゛っ♡くっっっさぁぁ……♡♡♡
      愛央ちゃんがの、猛烈な性臭が染みついていますっ♡♡♡♡♡
      こ、これ゛っ゛♡絶対女の子に嗅がせちゃいけないやつですっ♡♡♡
      私が綺麗に、しないと……♡♡♡

      「はむっ……♡じゅるる……♡れろぉ……♡♡♡」
      「ぁぁあ……紫乃ちゃんっ♡♡♡玉からなんて……♡♡」
      「れろっ……れろっ♡♡♡じゅうぅぅう♡♡♡」
      「おぉぉぉ゛っ゛♡精子グツグツ煮詰まるうぅぅぅ゛♡♡」

      ここでっ♡愛央ちゃんの濃い精子がつくられてるんですねっ♡♡♡
      一体人生で何人孕ませちゃうんでしょう……♡
      さて、そろそろ竿の方にも……♡♡♡

      「んれぇ~~……♡♡♡」
      「ぁぁぁ……いいっ……♡」
      「れろぉ……じゅるるっ♡♡ぐぽっ♡♡」
      「おほっ♡紫乃ちゃんにしゃぶってもらうの、さいこぉぉ♡♡♡」

      舌を竿に這わせて……♡♡♡
      上まで来たら、しゃぶって……♡♡
      もぉ全く……♡愛央ちゃんの、おっきすぎて全然口の中に入らないですっ♡♡♡♡

      「じゅるっ♡♡ぐぽっ♡♡ぐっぽ♡♡♡じゅるるっ♡♡♡」
      「あぁぁ……舌が纏わりついて……♡♡♡」

      あっ……♡♡♡ビクッってなりました……♡
      イクんですね……♡なら、もっと早くしてあげますっ♡♡♡

      「ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐっぽ♡♡♡じゅるるるる……♡♡♡」
      「あっ射精るっ……♡♡♡あっ♡あぁぁぁああああぁぁ♡♡♡♡♡」
      「んぶっ!♡♡じゅるるっ……♡ごく……♡んっ゛!?ごく……♡♡ごくっ……♡」
      「紫乃ちゃんっ♡ごめん……♡と、止まんない……♡♡♡」
      「こくっこくっ♡♡♡ごくんっ♡……ごくっ♡…………ごくっ……っはぁっ!♡♡♡はぁ……♡♡」

      愛央ちゃんったら、射精しすぎですっ♡♡♡
      あんなエッグい精液、直飲みさせられるなんてっ♡♡♡♡♡
      臭くて重くて……♡♡喉に引っかかって……♡♡♡
      射精長すぎて、精液で窒息死させられるかと思いました……♡♡♡

      「愛央ちゃん゛っ♡♡射精しすぎ……ですっ♡♡♡」
      「ご、ごめん……紫乃ちゃんにフェラされてると思ったら……♡♡」
      「はぁ……まぁいいです……♡♡♡」

      愛央ちゃんの目の前で、股を開いてあげます♡♡
      ふふ……見てます見てます……♡

      「愛央ちゃんの飲んでたら、こうなっちゃいました♡♡♡」
      「……ごくり♡」
      「責任、取ってくださいね♡♡」
      「紫乃ちゃんっ♡♡♡」
      「やぁん♡♡」

      やだぁ……♡愛央ちゃんったら、ケダモノですっ♡♡♡
      やっぱり、愛央ちゃんは私が管理してあげないと……♡
      このままじゃ、女の子たちをいっぱい泣かせちゃいますね……♡♡

      「し、紫乃ちゃんっ♡♡♡ぁぁ……♡」
      「んっ……♡♡♡」

      愛央ちゃんの先っぽが私にくっついて……♡♡♡
      こんな凶悪なものを、私に入れようなんて……♡
      貴女は罪な人ですっ♡♡

      「あっ……♡あぁ……♡♡あぁああ……♡♡♡」
      「んううううぅ……♡♡愛央ちゃんのが、来ましたっ♡♡」
      「はぁぁ……♡♡ひ、久しぶりの紫乃ちゃんのナカ、いいよぉぉぉ……♡♡♡」

      あっは……♡♡♡
      愛央ちゃんったら、情けない顔……♡♡
      もっとその顔、見せてくださいっ……♡♡

      「あっ♡はっ♡あぁぁ……♡し、紫乃ちゃんっ……♡♡」
      「愛央ちゃ゛っ♡♡らんぼうっ゛♡♡すぎですっ゛♡♡♡」
      「紫乃ちゃん紫乃ちゃん紫乃ちゃんっ♡♡♡うぅ♡♡」
      「もお゛おぉお゛っ♡♡♡」

      自分が気持ちよくなることしか考えてないっ……♡♡♡
      さいてーなセックスっ♡♡♡
      お猿さん……愛央ちゃんはお猿さんですっ♡♡♡♡♡

      「紫乃ちゃん♡うっ♡はぁ…♡あっ♡♡」
      「あ゛っ♡やぁあ゛♡♡お゛っ♡おぉお゛っ♡♡♡」
      「紫乃ちゃんっ♡射精るっ♡♡射精るよっ♡♡」
      「好きに……してください゛っ♡♡」
      「あっ♡紫乃ちゃんっ♡♡♡ぁぁっぁああああ゛~~゛~゛♡♡♡」
      「ん゛っ♡♡んぁぁぁ゛ぁ……♡あつい……あついですっ……♡♡♡」
      「うぅぅ~~……し、搾られるぅぅぅ……♡♡♡」

      なんですか、それっ♡♡♡
      まるで私のおまんこが、愛央ちゃんの精子欲しくてペニスをぎゅうぅぅってしてるみたいじゃないですか……♡♡♡
      勘違いしないでくださいっ♡
      愛央ちゃんのペニスがおねだりしてるから゛っ♡私のおまんこが憐れんであげてるだけです゛っ♡♡♡♡

      「はぁ……♡♡はぁぁ……♡♡♡」
      「満足、しましたか……?♡♡」
      「う、うん……したぁ……♡」
      「それなら……♡♡またルージュリフレクターの活動頑張れますね?」
      「はい……」
      「ふふふ……♡期待してますよ……♡♡」
      「うぅぅ……頑張るね……」

      さて、ご褒美は終わりです。
      最も……『危険日に愛央ちゃんの種を受け入れる』なんてご褒美、ずいぶん奮発したと思いませんか?
      まぁご褒美の内容は毎回愛央ちゃんには知らせてませんけど……
      まぁとにかく、愛央ちゃんにはもっともっと働いてもらいます♡♡♡
      最後には……私の夫になる権利をご褒美にして待ってますから、頑張ってくださいねっ♡♡♡♡♡
      最後……みんなの想いを管理することになっても、夫である貴女の想いは持たせてあげますよ?
      私って優しい妻ですね……
      でも、だからと言って浮気は許しません。
      愛央ちゃんに群がるメスも、想いを管理すれば何とかなるでしょうし……♡
      全く、夫が浮気性だとお腹の子だって心配しちゃいます……
      そういえばこの子の名前、どうしましょうか……
      ……そうだ、私と愛央ちゃんの子供なんだから、特別な名前がいいですよねっ♡

      ……加乃♡

      はやく、私と愛央ちゃんと……加乃が安心して暮らせる世界になるといいですね……♡♡♡
      ふふ……♡♡ふふふふふ…………♡♡♡

      その時が、楽しみですっ♡
      - 名無しさん (2025-01-01 00:07:04)
  • 名無しさん (2025-01-01 00:03:44)
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