ラムセス三世

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】ランプシニトス
【性別】男性
【身長・体重】177cm・68kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具B++
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失っても1日間現界可能。

【固有スキル】
カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

神性:B
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 地上に置ける最高神の化身にして、死後には神への旅立ちが約束される神王の1人。

黄金律:B
 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 大富豪でもやっていける銀ピカぶりだが、運用法には注意が必要

魔力放出(炎):A
 武器に魔力を込める力。
 アーチャーの場合、燃え盛る炎が魔力となって使用する武器・騎馬にすらに宿る。
 このスキルは常時発動しており、アーチャーの扱う武器は全てこの効果を受けることになる。

【宝具】
『天下る灼然戦火(ウセルマアトラー・メリアメン)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:2~80 最大捕捉:1000人
 海の民を討ち倒した灼熱の射撃。
 天に向かって放たれた矢は太陽の炎熱を吸収して
 無数に分裂し、範囲内の敵を殲滅するまで降り注がれる。
 矢は一本ずつが自動追尾の性能を有していながら
 その威力は極めて凶悪、この矢に触れた者は灰すらも残らない。
 更にこの宝具は連続で発動可能であり、数十ターンにも渡る天上よりの
 炎矢の雨に晒された後には、大海すらも蒸散し、干上がることになる。

【Weapon】
『灼らかなる栄光(ウセルアメン)』
 アメン神より贈られた曲剣。
 また、ライダーのクラスで現界した場合は、同名の騎馬も保有する。

『黄金のナプキン』
 とある女神から贈られた一品。とっても高価。


【解説】
エジプト新王国・第20王朝の神王(ファラオ)。灼熱王ラムセス3世。
王座空位の混乱に終止符を打った父王の在位時から共同統治者として経験を積み、
即位後は約30年間にも渡ってエジプトを守護・統治した「最後の偉大なるファラオ」と謳われる英雄である。
ラムセスの在世当時、地中海世界の「暗黒時代」とアジア世界の混迷の影響により、
エジプトは津波の如く押し寄せる多種族の侵略軍(移民)への対処を迫られており、
ラムセスは武力行使を選択し、幾度も侵略軍と戦い、これを撃退した。
中でも特筆すべきは「海の民」と呼ばれる多民族構成軍との戦いで、
海より迫りくる艦隊を壊滅させたラムセスの手腕の鮮やかさは古代史に名高い。
これらの戦勝により、数多の奴隷と財を得て『永遠の館』メディネト・ハブなどの建築にも着手した。
しかし一方で、獲得した財を神官団への奉納に当て過ぎた為、国家財政が危機に陥り、
建築職人たちからは有史初のストライキを起こされた。また後代の神官国家成立にも繋がったという。
後継者問題による陰謀からの暗殺で落命し、総じて、強大ではあっても完全無欠の王ではなかったと言える。

ヘロドトスの「歴史」に語られる、膨大な財を持つランプシニトス王はこのラムセスに比定される。
ランプシニトスの物語は、知恵のある盗賊を称賛する話と、生きたまま冥界へ赴き
女神と賽子勝負をして現世に戻ってきた話が語られている。


【コメント】
聖杯へかける願いは、尊敬する彼の太陽王に挑み、勝利し、超えること。
それがしたいが為に、永遠の国への旅立ちを拒み、英霊の座を選んだ。という設定。
まあ例によって「こいつの戦争記録は嘘じゃないか」説はあるんですが、ここでは本当に大活躍したってことで。
大体ファラオはどいつも話を盛り過ぎで逆に怪しくなって、オジマンですらが戦に参加してない説があるくらいだ。
確実に戦場で頑張ったファラオは戦死したタア2世くらいのもんだよ。
宝具で「大海すらも~」と書いたが、実際にどのくらいの熱量があればそうなるかは知りません。
因みに、「歴史」ではランプシニトスの次代王はケオプス(クフ)ということになっていて、時代がメチャクチャ。
盗賊の話はアラジンの話に似ている気がする。適正クラスはアーチャー・ライダー・セイバー。
ライダーになった場合は、通常時は上記の愛馬に乗って戦うが、
宝具は海の民を押し留めた海戦用の船と太陽船が融合したものを展開する。
エジプトで召喚されればメディネト・ハブから何度でも蘇る不死身仕様となる。
最終更新:2016年12月25日 21:24