僕のパパは時代おくれ?


「僕のパパは時代おくれ?」はチャージマン研!第33話である。

主な登場人物


あらすじ

研のクラスメイトであるおさむ君のパパは、今の時代が大嫌いでわざと昔風の生活をしていた。
しかし、あまりにも風変わりで時代遅れなのを人々に嘲笑われてしまう。
「ああ、嫌だ嫌だ!機械、機械、機械!機械が人間よりも偉いというのか!」「こんな世の中、生きていても仕方がない!」と、
この世に絶望し遂に自殺を図るが、一度失敗する。そして彼がもう一度自殺を試みんとした時、ジュラル星人が現れた。
「あんたの自殺の手助けをしてやるよ」と、自殺幇助をするジュラル星人。
しかしおさむ君のパパは気を変え、再び生きようとする。しかし、それでも死ぬように迫るジュラル星人。
そこに研が現れ、ジュラル星人を一掃。おさむ君のパパは晴れて命拾いした。
相変わらず時代遅れなパパだったが、おさむ君はそんなパパへの愛を一層深めたのだった。

考察

これを見ると「チャー研の世界観」が良く分かるだろう?
動く歩道(ロボット曰くムーブウェイという名称らしい)が街中に張り巡らされ、殆どの人は歩かずに移動できるんDA。
というか、ロボットによってムーブウェイに乗る事を強いられているんDA。
ムーブウェイは他の話でも度々登場しているが、結構分かりづらいだろう?雨の日はドームのような物で歩行者を覆っているんDA。
電車は空中を走行しているのに、何故かレールのようなガタゴト音がするだろう?SEが余計な仕事を
専門的なことはともかく宇宙局によって月面開発が進んでいるんDA。

チャー研にしては話自体のコンセプトは割と良く練られた話といって良いだろう。話のオチもかなりまともに締められている。
ただ細かく見ると、開始早々おさむ君の物騒な台詞「あんな奴ら、誰かに殺されればいいんだよ!」、回想シーンでのキチガイつつ
いつ回想シーンを抜けたのか分からない構成、おさむ君のパパの突然すぎる生きる決意等、やはりいつもどおりツッコミ所満載である。

ちなみに、最初のシーンで研が名指しでイジメっ子として挙げられおさむ君に「誰かに殺されればいい」とまで言われるマモル君は一切登場しない。
勝手にボロクソ言われて、出番がないので更生の機会すらなかったかなり不憫なキャラと言えるだろう。
たまに某MAD中に出てくる流れがそれっぽいので勘違いしてる人がいるが、
前述の通り「誰かに殺されればいい」と言われているのはマモル君であり、おさむ君のパパではないので注意。

落下傘ゲームの参加者といい吉阪博士といい一部のジュラル星人といい、生足が流行りなのだろうか・・・

主な台詞・見所

朝、子供たちが学校に投稿する中、おさむ君が隅でいじけているのを目撃する研。
どうやらまたまもる君たちにいじめられたという。
おさむ君「あんな奴ら、誰かに殺されればいいんだよ!
研「訳を話してごらんよおさむ君」
おさむ君「僕のお父さんのことなんだよ…」

~~回想シーン~~

おさむ君「僕のお父さんは、今の時代が大っ嫌いだって言って、わざと昔風の生活をしているんだ…」
おさむ君のパパ「ごらんオサム、綺麗な満月だよ。オサムや、あのお月様には何が住んでいると思う?」
おさむ君「えーと月には今、キチガイつつ、宇宙船と人工衛星が…」
おさむ君のパパ「馬鹿者!そんなことを聞いておらん!」
おさむ君「えぇ?でも今、宇宙局じゃあ…」
おさむ君のパパ「大馬鹿者!月にはうさぎさんがいて、餅をついておるのじゃ!
通行人「ハハハ…」
おさむ君のパパ「な、なにがおかしい!」
おさむ君は苛立つおさむ君のパパの後ろで頬に擦り傷を作る赤面していた…

その後、歩く歩道を歩かなかったために転んでしまったり、酸性雨で傘がボロボロになってしまったり(どんだけ強い酸性雨なんだ…)して
通行人に笑われるおさむ君のパパ。

電車の騒音に苦しんでいるとロボットに強制的に歩く歩道に乗る事を強いられる。
おさむ君のパパが怒って下駄を投げ飛ばすと自動販売機かはら大量のいちご豆腐が出現。

公園でボーッとしていたら最近流行の落下傘ゲームの参加者に驚いて腰を抜かす。
そんな姿に公園の人々は彼を笑う。
参加者A「何ビックリしてんだよおっさん!最新流行の落下傘ゲームだぜ?知らないのかよ?」
参加者B「へへっ!おっさん時代遅れだなぁ!」

誰もかれも自分を馬鹿にするように笑う…おさむ君のパパは誰一人いないどこかのベンチで一人叫ぶ。
おさむ君のパパ「ああ、嫌だ嫌だ!機械、機械、機械!機械が人間よりも偉いというのか!」
おさむ君のパパ「こんな世の中、生きていても仕方がない!あぁ~っ!」
おさむ君は何故か仕掛けてあった首つりロープに掴まり、自殺を決意。
おさむ君のパパ「この世に未練はない…おさむよ、丈夫に育て」
しかし、自分の重さで枝が折れてしまう。
おさむ君のパパ「あたー」
おさむ君のパパ「ナムサン、もう一度だ。もっと丈夫な枝に…ん?」
すると、また首つりロープが出現したではないか。
おさむ君のパパ「どうしたことだ!誰だ!」
ジュラル星人「フフフ、あんたの自殺の手助けをしてやるよ」
おさむ君のパパ「なにぃ!?」
ジュラル星人「さあ、早く死ね!一人でも多くの人間が死ぬのが、俺達の望みなのだ!
ジュラル星人「さぁ、死ねよ!さぁ!」
おさむ君のパパ「断る!お前達の手は借りん!」
ジュラル星人「フン、死ぬのが怖くなったな?」
おさむ君のパパ「気が変わったのだ。わしは絶対に死なん!」
ジュラル星人「おとなしく死ね!」
研「ジュラル星人、その人を離せ!」←触れてない
ジュラル星人「なにぃ!?おのれ研!」

研はチャージマン研へ変装。ジュラル星人をいつものように倒す。

その後、隠れていたおさむ君が現れる。
おさむ君はおさむ君のパパに強く抱き付いた。
おさむ君のパパ「おさむ…すまん、死ぬなどわしが間違っていた…」
おさむ君「えぇ?じゃあお父さんはもう、時代遅れをやめてくれるの?」
おさむ君のパパ「なにぃ!?馬鹿者!時代遅れとはなんじゃー!」
研とおさむ君はそんな頑固な彼に思わず笑ってしまう。

おさむ君「僕のお父さんは、日本一です。皆が笑ってもいい。僕はこのお父さんが、大好きなんです!」
最終更新:2017年07月19日 02:19