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  • チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
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  • 悪魔と悪魔

チェンジ・ロワイアル@ ウィキ

悪魔と悪魔

最終更新:2022年07月15日 21:15

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
ロビン、ゲンガー、ハルトマンの三人は会場の南東にある島を調べる為にカイジ達と別れ、現在D-7の街にいた。
街を経由して南下、F-7にある橋を渡り目的地を目指す。
そう提案したロビンに従い、こうして街を訪れている。
余裕があれば街全体を調べて協力してくれる参加者を探すのも有りだが、第一に優先するのは島の調査。
あまりのんびりと見て回るつもりはない。

「ポケモンに、海賊かぁ…」

驚きを含んだ言葉がハルトマンから出る。
移動がてら、互いの仲間や名簿にあった知っている名の者についての情報交換。
そこで知ったのは、それぞれの住む世界の常識が余りにも違う事だった。
ロビンの言うゴールド・ロジャーと大海賊時代、ゲンガーの言うポケモンことポケットモンスター、そしてハルトマンの言う魔女(ウィッチ)とネウロイ。
どれも各々の世界においては知っていて当然、むしろ知らない方がおかしい。
だがハルトマンはゴールド・ロジャーもポケモンも知らず、同じくロビン達もウィッチやネウロイを知らないと言う。
これは互いの常識が違う、というより存在する世界そのものが違うのだと気付くのにそう時間は掛からなかった。

(まぁ、操真のプロフィールを読んでなかったら、私も気付けなかったろうなー)

思い返すのは自分に与えらた肉体の持ち主。
晴人がこれまで経験してきた事の中には、それまで住んでいたのとは違う、所謂異世界に転移されたというのがあった。
魔法石という魔力が込められた石の中に存在する世界に迷い込み、その世界を統治する男と戦ったとのこと。
他にも嘗て晴人が戦ったアクマイザーという連中は、元々魔界という場所にいた種族らしい。
更に詳細は不明だが、晴人が共闘した戦士の中には異世界を旅する仮面ライダーもいたと書かれていた。
ここまで記されているのなら、別の世界の存在というのは間違いではないのだろう。

(んー…、やっぱりあの人は関係無さそうかな?)

カイジ達と出会う前、殺し合いにはトレヴァー・マロニーも一枚噛んでいる可能性を考えた。
しかし、やはりその可能性は非常に低い。
何と言うか、数多の世界の出身者を拉致しての殺し合いを運営するには不釣り合いな人物なのだ。
501部隊への復讐だとか、ウォーロック以上の兵器開発だとか、殺し合いに関わる動機にしては弱い気がする。
言うなれば、殺し合いの主催者に据えるには少々器が足りない。
ボンドルドと名乗った得体の知れない男の協力者にしては、何か違和感がある。
それに復讐目的ならば、やはり最初に思ったように精神と肉体でそれぞれ自分とバルクホルンのみを参加させているのも不自然だ。
もし本当にマロニーが主催側にいるなら、彼が一番恨んでいるだろうミーナを参加させるくらいはしそうなものだが。

(じゃあ他に誰が関わってるのかって言うとねぇ…)

晴人がこれまで戦って来た連中には、数名殺し合いを開催しそうな者がいた。
だがその者達は皆晴人や仮面ライダー達に敗れ既にこの世にはいない。
となると自分や晴人とは無関係の、ロビンやゲンガー、或いはカイジ達に関係のある者が関わっている可能性も出て来る。
結局のところ、主催者に関して分かる事と言えばロクでもない連中の集まりということくらいか。

(大丈夫かな……)

自然と殺し合いに巻き込まれた仲間の顔が浮かぶ。
トゥルーデと言う愛称で呼ぶ同室の、友の顔が。
どうやら彼女の肉体も参加者の誰かに与えられたらしいが、精神の方は不参加。
一体どこにいるのだろう。
可能性が高いのは主催者に捕えられている。考えたくは無いが、用済みとして既に始末されているのも有り得なくは無い。

そんなのはあんまりだと思う。
自分もバルクホルンも軍人だ。何も死にたいと思っている訳では無いが、どうしようも無くなった時の覚悟くらいはしている。
どれだけ事前の備えをしていたとしても、戦場では予想外の災難が降り掛かるのは珍しくも無い。
殺し合いの直前、キール軍港奪還のルート偵察で撃墜されてしまった時のように。
だから戦場で命を落とすのは、悲しくて嫌だけど、それでもそういう時もあるのだと理解できる。
けれどこんな、殺し合いなんて悪趣味なものに巻き込まれて殺されるなんて納得できる訳がない。

それに体の持ち主である晴人の精神の行方も気掛かりだ。
直接会った事は無いが、プロフィール通りならば決して死んで良い男じゃない。
両親を失い、大切に想っていた少女まで失った彼の命まで奪ったというのなら、自分はボンドルドを前にした時怒りを抑えられないだろう。

どれだけ不安に思っても、今のハルトマンに彼らの無事を確かめる術は無い

渋い顔で何となしに空を見上げた時、チャイムが鼓膜を叩いた。


○


放送が終わった後、三人は暫し立ち尽くしていた。
死亡者の中にカイジ達は含まれていない。
それについては安堵すべきだろう。

(……やっぱり、死んじまったのかよ)

表示された死亡者の写真。
その中に一人、ゲンガーには忘れられない顔がいた。
イジワルズの特別ゲスト、木曾。
水兵服を着た少女の本来の姿は、眼帯をして凛とした顔立ちの少女。
殺し合いで出会った姿と本当の姿、その両方をハッキリ目に焼き付けた。

正直に言えば、ほんの少しだけ期待していた。
奇跡的に一命をとりとめていて、自分の前にヒョッコリ顔を出すのではと。
「悪い、心配かけたな」、なんて軽い調子で笑ってきやがるんじゃあないかと。
そんな光景があるんじゃないかという僅かな期待は、放送によって無慈悲に崩れ去った。

(ケケッ…馬鹿な事考えちまったぜ)

ありもしない幻想に、つい自嘲の念が浮かぶ。
木曾は死んだ。これは覆せない事実。
人も、ポケモンも、艦娘も命は一つ。死んだらそこで終わり。
そんな常識から目を逸らそうなど、我ながら馬鹿な事を考えたものと小さく笑う。

(それに、あの野郎もくたばってたみたいだしな)

木曾の命を奪った剣士。
鵜堂刃衛という名らしい男もまた、死亡者として名を連ねていた。
必要な犠牲だったなどとは微塵も考えたくないが、それでも木曾の死は無駄なんかじゃない。
それがハッキリしたのは、唯一の朗報か。
それと木曾が危険だと話していた港湾棲姫、その体に入っていた者も死んだらしい。
こちらについては殺し合いに乗っていたのかどうかはか知らないので、良いか悪いかの判断は付けられないが。

(…何時までもウジウジしてんのは性に合わねぇな)

木曾が死んだのは確定した。
ならば、その事実に悲しみや悔しさはあれど何時までも引き摺るつもりは無い。
ここから先はイジワルズのリーダーとして、ボンドルドや空助とかいう青年にキッチリと落とし前を付けさせるのみ。
連中が殺し合いの完遂を望んでいるなら、自分はそれを徹底的に邪魔してやる。

(ケケッ!オレの活躍、あの世でしっかり見てやがれ!)

逝ってしまった仲間へ向けて、胸中で伝える。
一瞬、彼女の呆れ笑いが浮かんだような気がした。

「坂田銀時って、確か神楽の仲間だよね?」
「ええ…。そう聞いてるわ」

ハルトマンの質問に、ロビンは暗い顔で答える。
発表された死者の中には、神楽が心配していた万屋メンバーの銀時もいた。
自分達が島で情報交換をしている最中に、会場のどこかで命を落としたらしい。
定時放送は参加者全員に知らされるものだ。神楽も銀時の死を知ったはず。
思い返せば神楽は自分達の中で特に、一刻も早く島を出ようとしていた。
それだけ仲間である銀時と新八が心配だったのだろう。


(大丈夫かしら…)

そんな大切な仲間の死に神楽は打ちのめされていないだろうかと、心配になる。
下手をすれば、銀時を殺した者への怒りで平常心を失っているのかもしれない。
自分だってもし、ルフィ達が殺されるような事があったら、殺害者への怒りで我を忘れるかもしれないのだから。

「どうする?アイツらを追って様子を見に行くか?」
「…いえ、神楽にはカイジと康一が付いてるわ。私たちはこのまま島を目指しましょう」
「反対はしないけど…良いの?」
「ええ。問題無いわ」

ゲンガーの提案を断り、予定通り島の調査を優先する。
6時間で11人が命を落としている。
ここから先、殺し合いは更に激化するだろう。なら自分達も迅速に動かねばなるまい。
神楽のことが心配でない訳ではないが、幸い彼女は一人ではない。
カイジも康一も気遣いのできる人間だ。
きっと神楽の支えになってくれるはずと、自分を納得させた。

「そっか…うん、分かった」

ロビンが迷いを見せているなら、自分がカイジ達を追おうかと言うつもりだったが、
本人がキッパリ問題無いと言うなら、しつこく食い下がる気は無い。
差し当たっては、目先の問題へ切り替える。

「さっきの放送通りなら、私たちがいるD-7のすぐ下が禁止エリアなんだよね」
「ええ。と言ってもすぐに機能するのではないらしいけど」
「ってことは、このまま真っ直ぐ突っ切っても問題は無ぇか?」

ロビン達が想定していた島へのルート。
C-7から出発し南にあるD-7とE-7を経由、そのまま南へ進み続ければF-7に掛かる橋へ到着する。
その予定だったが、E-7が禁止エリアに指定されたのは予想外であった。
尤も禁止エリアとして効果が出るのは今から2時間後。
急いで移動すればギリギリ間に合うかもしれない。

「いえ、少し遠回りになるけど、ここは安全を優先しましょう」

そう言ってロビンが提示したのは迂回するルート。
まずここから西であるD-6へ行き、次に南のE-6へ移動、後は道路に沿って橋を目指すというもの。
そのまま南下するよりも時間を食うが、禁止エリアは避けられる。
ロビンが危惧するのは、殺し合いに乗った参加者の妨害を受け、禁止エリアで身動きが取れなくなる可能性だ。
もし全員が重傷を負ってまともに動けなくなったら、禁止エリアからの脱出もままならない。
そこで迂回を選んだ。

「ならよ、道中地図に載ってる施設も確認しといて損は無いかもな」

ゲンガーが指を指したのは、街にある二つの施設。
283プロダクションと純喫茶ルブラン。
どちらも聞いたことの無い場所だが、地図に載っているということは誰かが既に訪れたという事だ。
もしかしたら友好的な参加者もいるかもしれない。


「決まりね。ならまず283プロダクションという場所から――」

言葉を途中で切り、咄嗟に一点へ視線を向けるロビン。
その行動をゲンガーとハルトマンも不審に思う事無く、彼女と同じ方向を見る。
三人の耳に届いたのだ。何かが低く唸るような音が。

「二人とも…」
「うん」
「ケッ、さっさと出てきやがれ」

警戒するロビンに応じ、それぞれベルトや刀を取り出す。
願わくば仲間になってくれる者で会って欲しいが、それだけとは限らない。
刃衛のような危険人物ならば、戦闘は避けられないだろう。
音は徐々に大きくなっていく。
緊張の面持ちで見つめる彼らの前に、とうとうソイツが現れた。



「いよっしゃぁぁぁーっ!獲物だぁぁぁぁぁっ!!」



頭部と両腕から回転する刃を生やした怪物。
低く唸るような音は、三本のチェンソーの稼働音。
チェンソーの悪魔に変身した絵美理が、再び己の身体を返り血に染め上げんと吼える。

「…何だありゃ。お前が言ってたネウロイって奴か?」
「いやー、違うと思う…。もしかしてゲンガーと同じポケモンだったり?」
「あんなやつ、ポケモンセンターでも門前払いされるぜ」
「能力者…かしら?」

初めて見る異形の姿に、困惑する三人。
だが呑気に眺めている場合では無い。
怪物が自分達に向けるのは、お世辞にも有効的とは言えない態度。
腹を空かせた肉食獣を前にした時のような空気を、嫌でも感じる。
警戒を緩めず、ロビンが一歩前に出て問い掛けた。

「先に聞いておくわ。あなたは殺し合いに…」
「乗ってるに決まってんだろうがぁぁぁっ!どいつもこいつもつまんねぇ質問してんじゃねえぞぉぉぉっ!」
「うーん…取り付く島もないね」

単純明快な返答に、ハルトマンは引き攣ったような笑みを浮かべる。
それも一瞬の事、すぐに真剣な面持ちとなり気を引き締めた。
相手の正体は不明。分かるのはこの怪物を放置するのはマズい。
ならばやる事は一つ、ここで自分達がどうにかする。
ネウロイとの戦いと同じだ。冷静に戦況を見極め、どう動くかは即決あるのみ。
腰にはウィザードライバーが、指にはリングを装備済みだ。
後は体の持ち主である晴人と同じように、変身するだけ。

(操真、今は力を貸してもらうね!)

『シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!』

「変身!」

『ハリケーン!フー!フー!フーフーフーフー!』

バックル中央部の手形、ハンドオーサーの向きを変え指輪を翳す。
すると真横に出現した緑色の魔法陣が、ハルトマンの姿を変えた。
緑の宝石に似た頭部と胸部装甲、ヒラリと風に舞う黒のローブ。
指輪の魔法使い、仮面ライダーウィザード。
その基本形態の一つであるハリケーンスタイルだ。

「いやベルトのテンションおかしくない…?」

自分で変身しておいて何だが、今更ながら変身時の呪文詠唱にツッコミを入れる。
あれが毎回流れていたら、敵も困惑したのではと少々ズレたことを思う。
が、今はそんな場合ではないと絵美里へ向き直る。
その手にはウィザード専用の武装、ウィザーソードガンが握られていた。
剣はともかく、銃という使い慣れた武器があるのは有難い。
ウィザードに並ぶようにロビンはハンマーを構え敵を睨みつける。
ゲンガーも刀を構えつつ、何時でも距離を取って幽体離脱を行えるようにしている。


「クソうるせぇもん聞かせてんじゃねえぞゴラァァァッ!!」

ウィザードへ叫びながらも、冷静に思考する絵美理。
相対する敵は三人。対してこちらは自分のみ。
数では明らかに自分が不利。それに敵の力は未知数。
変身した青年も、筋骨隆々の女も油断はできない。
金髪の青年は見たところ特別戦闘が得意なようには見えないが、何か特殊な能力の持ち主の可能性もある。
全員殺す気ではいるが、無策で突っ込む気は無い。
数時間前の戦闘とて、煉獄にトドメを刺す段階でエボルトと蓮が乱入し撤退する羽目になった。

「では、ここは彼にも働いてもらいましょう」

唐突に異様な程落ち着いた口調となる絵美理。
一度片手のチェンソーを引っ込め、デイパックの口を開く。
取り出すのは放送の前に自分が殺した(と思っている)、竜巻の中にいた男の支給品だ。

「出て来いやぁぁぁーっ!」

絵美理の声に応える様に、デイパックから大きな影が飛び出した。

「なっ…」
「はぁ!?」

出てきたのは、チェンソーの悪魔同様に人間とはかけ離れた姿の存在。
灰色のゴツゴツとした脚部と胴体。
両腕の先には本来ある筈の五指は無く、代わりにあるのは四つの銃口を持つガトリングとクロー。
頭部に目や口といったパーツはなく、奇妙な光を放っていた。

まるでロボットのような外見をした存在の名は、ガーディアン。
スカイウォールの惨劇後の日本にて、難波重工が開発した機械の兵士である。
絵美理が出したのはハードガーディアンと言う、三都に配備された物を大きく超える戦闘力を持つ強化タイプのガーディアンだ。

右腕から再度チェンソーを生やし、ハードガーディアンもガトリングを向ける。

「皆殺しだアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」

絵美理がハルトマンに飛び掛かるのと、ロビンがゲンガーの腕を掴んで飛び退き銃弾を躱すのは、ほぼ同時だった。

振り下ろされたチェンソーを、ウィザードはバックステップで避ける。
ヒラリと宙で一回転し、地面に足を着いた途端、横へとステップを踏んだ。
コンマにも満たない直後、降り立った場所へチェンソーが叩きつけられる。

「くたばれぇぇぇっ!」

怒声と共に突き出されるチェンソー。
ライダーの装甲があるとはいえ、相手の凶器も人外の力で生まれた物。
直撃した際のダメージは、きっと軽いものでは済まないはず。
故にウィザードは跳躍して回避を選択。チェンソーは空を切る。
真っ直ぐ自身の頭上にではなく、絵美理の頭上を跳び越えるかのようにウィザードは跳ね上がった。
絵美理は上空を見上げ頭部のチェンソーで斬り落とさんとする。
ウィザードには僅か数ミリ届かず、己の背後への着地を許す結果となった。

「舐めてんじゃねえぞぉぉぉっ!」

振り返りつつ両腕のチェンソーを叩きつける。
長大な腕を振り回しているとは思えない程に速い。
鍛えた人間程度なら、反応もままならず真っ二つにされる事間違いない。
されど相手は歴戦のウィッチが変身した、希望の魔法使い。
怪物相手の戦闘には飽き飽きするくらいに慣れている。

「よっ、と!」

またもやバックステップで躱す。
ウィザードの基本戦法は敵の攻撃に対し防御よりも、こういった回避に重点を置いたもの。
そして避けるだけで終わらせる気は無い。
宙で回転しつつ、ガンモードのウィザーソードガンを絵美理へ向け、トリガーを引く。

小気味良い銃声が鳴り響き、銃口から次々に発射される銃弾。
対ファントム用に内部の魔力で生成された、銀の弾だ。
一直線に向かってくる銀の弾を斬り落としながら、横に跳んで躱す絵美理。
平然と行ってはいるが、発射された銃弾を斬るのも躱すのも、人間が行える芸当ではない。

「痛ぇぇぇっ!?」

困惑を含んだ絶叫が上がる。
絵美理の両脚に二つ、銀の弾が貫通し傷が生まれていた。
完璧に躱したはずなのに何故?
頭を捻っても答えは出来て来ない。

「うわぁ、これすっごい便利じゃん」

仮面越しにウィザーソードガンをまじまじと見つめるハルトマン。
この武器から発射された弾丸には、自動追尾機能が備わっている。
その為、わざわざ狙いを付けなくとも弾丸は勝手に敵へ命中するのだ。
それを懇切丁寧に絵美理へ教えてやる気は無く、続けて引き金を引き続ける。


「しゃらくせぇぇぇっ!」

自分を狙う銃弾に怯まず絵美理は両腕を振るう。
敵の銃にどんな仕組みがあるにせよ、避けても無駄なら全て斬り落とせばいい。
シンプルな思考に従いひたすらに弾丸を斬り続ける。
無論、その場で棒立ちとなったままの膠着状態は望まない。
故に腕を振るって銃弾を防ぐのは変わらず、ウィザード目掛けて駆け出した。

突っ込んでくる絵美理へ、ウィザードは回避ではなく迎撃を選択。

(えっと、こんな感じかな)

発動するのはハリケーンスタイルに備わった能力。
使うのは始めてだが、自分の固有魔法と似た物らしい。
なら自分が使う、疾風(シュトゥルム)を発動する時と同じ感覚で魔力を体に纏わせる。
見事に成功し、ハリケーンスタイルの証でもある緑色の魔力と共に体へ風が発生した。

「いっくよー!」

ハリケーンスタイルは他のスタイルよりも、スピードに優れる。
そこへ風を纏い爆発的な加速力を得たウィザードは、生きる弾丸の如き速さを我が物にした。
ウィザーソードガンをソードモードへと変え、絵美理へと真っ向から突っ込んで行く。
敵の急接近に、絵美理は焦る事無く両腕のチェンソーを持って迎え撃つ。
接近して斬り付けると言う、単純な動作を恐るべき速度で行う。
そんな相手とは既に一戦交えている。
煉獄杏寿郎。一度は瀕死にまで自分を追い込んだ剣士を思い返せば、驚きは無い。

「てりゃあああああ!!」
「死ねやあああああああああっ!!」

チェンソーとウィザーソードガン。互いの得物が激突する。
ウィザーソードガンも優れた武器とはいえ、一撃の破壊力はチェンソーが上回る。
されど此度はハリケーンスタイルにより瞬間的に爆発力を発揮、その勢いで斬り付けた。
チェンソーの悪魔と真っ向勝負に十分持ち込める威力を叩き出したのだ。

激突の直後に、二人は後方へと吹き飛ばされる。
自分の体が宙を舞っている、そう認識し即座に地面への落下を防いだ。
ウィザードは風を纏わせゆっくりと、絵美理は身体能力に物を言わせ強引に、それぞれの形で着地する。

今の攻防で、敵は見た目に違わず面倒な相手と断定。
このまま地上を駆けまわって撃ったり斬ったりを繰り返す。
それも一つの手ではあるが、別の戦法を選択する。
ハリケーンスタイルの能力の出し方はもう覚えた。自分の固有魔法とほとんど同じ感覚で発動出来るのだから、当然と言えば当然である。

風を纏ったウィザードの体が浮遊し、再度接近した絵美理の攻撃を躱す。
今度はただの跳躍ではない。
浮遊したままの状態で、再びガンモードへ変形させたウィザーソードガンの引き金に指を掛けた。
上空から雨あられと降り注ぐ銃弾を斬り落とす。避けても追って来るなら、回避に意味は無い。

両脚に力を入れ、ウィザードの元まで跳躍する。
フワフワ浮いているなら地上にはたき落とす。そう考えチェンソーを叩きつけた。
これをウィザード、浮遊した状態から横に移動して回避。
更に避ける瞬間、ソードモードに変形させ斬り付けた。

「うぎゃぁぁぁっ!?」

はたき落とすどころか、斬られて反対に地面に落とされた。
屈辱に針のような牙をガチガチと鳴らしながら、上空を睨みつける。
スイスイと空を優雅に飛ぶウィザードの姿があった。
今度こそはたき落とそうと跳ぶも、呆気なく避けられる。
ならばと周囲の建造物にチェーンを引っ掛け、その反動を利用してウィザードへの接近を試みた。
しかしこれも躱され、カウンター気味に斬られてしまった。

チェンソーの悪魔の身体能力ならば、ウィザードの元へ跳躍も可能なのは確か。
それでも自由に空中を移動できるウィザードと違い、ほんの一瞬の間しか空中にいられない絵美理では不利になるのは当然だ。
何より空というフィールドは、ウィッチにとって最も慣れ親しんだ戦場。
自分と同じ土俵に立ってもいない相手に後れを取る程、ハルトマンは軟では無い。

斬られ地面を転がる絵美理へ銃口を向けながら、ウィザーソードガンの巨大な掌…ハンドオーサーを展開する。
リングを填めた手を翳すと、ハリケーンスタイルの魔力が付与された。

『キャモナスラッシュシェイクハンズ!キャモナスラッシュシェイクハンズ!』

『シューティングストライク!フー!フー!フー!』

銃口から絵美理目掛けて発射されたのは、通常の銃弾よりも遥かに威力を高められた魔力弾。
突風をそのまま弾の形へ変化させたようなエネルギーが、絵美理へと襲い掛かる。
起き上がる間もなく迫る攻撃に、チェーンを近くのビルヘ引っ掛け巻き上げた。
魔力弾がほんの僅かに腕を掠ったものの、直撃は見事に回避成功。
だがウィザードは既に次の手を打った。

『サンダー!プリーズ』

魔法発動用のリングをバックルに翳し、絵美理へ手を向ける。
帯電する腕に、ウィザードはハリケーンスタイルの魔力を続けて纏わせた。
その工程を経て放たれたのは、巨大な竜巻だ。
魔力弾と謙遜無い威力に、範囲はより拡大。
咄嗟に片方の手で防御の姿勢を取った絵美理を、無駄な足掻きとばかりに飲み込んだ。

「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!?!」

悲鳴を上げて大きく吹き飛ばされる。
その姿は竜巻に飲み込まれて見えないが、中で揉みくちゃにされているだろう。
数時間前、木曾が起こしたディープウォックスに遭遇し、今度はウィザードの竜巻の餌食になるとは何とも悲惨だった。
竜巻に巻き込まれたまま背後のビルに激突、ガラス窓を粉砕し奥へ奥へと吹き飛ばされていった。


「倒したかな…?」

銃を構えながら、割れた窓へ近づくウィザード。
ビル内部は竜巻の被害をモロに受け、デスクやら何やらが散乱している。
死亡か気絶か。どちらにせよ無力化出来たのなら、ロビン達に加勢したい。
絵美理が吹き飛ばされたであろう、奥を覗き込み、

「ざけんじゃねえそおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」

飛び出して来た絵美理に激突された。

「うわぁっ!?」

吹き飛ばされビル外へ締め出されるも、風を纏って持ちこたえる。
何をされたのか。まだ意識のあった絵美理に攻撃されたのは分かるが、先程よりも速い。
一体相手は何をしたのか、その答えは絵美理の姿を見ればすぐに答えが出た。

ウィザード同様、チェンソーの悪魔も宙に浮いている。
だが羽も生えていなければ、風を纏った様子も無い。
これまでと違うのはその足元。奇妙な物体の上に両足を着けている。
雲だ。黄色かオレンジに似た色の雲が絵美理を乗せ、浮遊していた。

アレも敵の能力の一つか、それとも支給品なのか、それは分からない。
ただ一つ、向こうも空を飛べるならウィザードだけが空中飛行が可能というアドバンテージは潰された事になる。

「っしゃあ!第二ラウンドだぁぁぁっ!!」

雄たけびを上げ突っ込んでくる絵美理の姿に、面倒な事になって来たと自然と表情が険しくなる。


○


握り締めた拳を、眼前の敵へ真っ直ぐに突き出す。
体全体の筋肉を動かして放つストレート。
大神さくらの肉体によるその一撃は、プロ格闘家の技がお遊びに見える程の破壊力を持つ。
されど相手もまた常人の領域で計れる存在ではない。
難波重工が生み出した機械兵、その中でも上位の力を持つハードガーディアン。
左腕のシールドで拳を防御。僅かな破損も無く防いだ。

「フッ!」

右が駄目なら左、それから右とロビンは両の拳を放ち続ける。
ハードガーディアンは全てシールドで防ぐ。
ハリボテのハンマーはガトリングの掃射でとっくに破壊された。
頼れる武器は、己の肉体のみ。
ハルトマンと絵美理がぶつかる傍らで、そんな攻防が繰り広げられていた。

拳を放ちながら、ロビンは二つの事実に内心で驚いていた。
一つは自分に与えられた体、大神さくらの能力。
殺し合いが始まって直ぐ、体が異様に軽く動き易いとは感じていた。
プロフィールによると大神は格闘家をしているとのこと。
ならばこれ程に筋骨隆々の肉体なのも納得がいったが、それでも拳の一発一発にここまでの力が有るとは思いもしなかった。
拳は全て防がれているものの、分厚い金属を殴り続けても痛みは皆無。
ハナハナの実の能力を用いない、純粋な肉弾戦は素人のロビンでも、大神が只者で無い事は理解できる。


大神さくらはただの格闘家ではなく、超高校級の格闘家。
希望ヶ峰学園への入学を許された、選ばれた少年少女の一人だ。
ただ武術に優れているだけの人間では到底届かない、プロの世界に生きる格闘家ですら到達しえない領域に足を踏み入れる者。
それだけの才能がなければ、超高校級の肩書は与えられない。
現に希望ヶ峰学園への入学を許可された者は、明らかに超人と呼べるだけの身体能力を持つ人間が多数いた。
例えば大神と同じ78期生の戦場むくろ。
例えば一つ上の77期生の終里赤音や辺古山ペコ。
例えば希望ヶ峰OBの宗方京助や逆蔵十三。
彼らと同じく、大神もまた超人の域に属する者だ。

その大神の力でも破壊は困難なハードガーディアン。
相対する敵の異様さにもロビンは驚きを隠せない。

ハードガーディアンの外見、デイパックから出た事、そして首輪を着けていない。
何より敵からは生物らしさを一切感じ取れないことから、ロビンは相手が完全な機械だと考えた。
仲間であるフランキーのようなサイボーグとも違う、最初から心を持たない鉄の戦士。
海軍で開発されたパシフィスタのようなものだろう。
バーソロミュー・くまの外見を模したアレよりは、流石に戦闘力は低いと見る。
だがハードガーディアンのスペックは、ライダーシステムに匹敵するくらいには高い。
ブラックホールフォームの仮面ライダーエボル相手には足止めにすらならなかったが、それは相手が悪過ぎただけで十分脅威にはなる。

(くっ、やっぱり効いてる様子は無いわね…)

淡々と己の拳を防ぐハードガーディアンに、ロビンは歯噛みする。
もしこれが大神本人ならば、モノクマと激闘を繰り広げた時のように磨き上げた技を持って攻め立てただろう。
だがロビンの元の体での戦い方は、ハナハナの実の能力を使ったものばかり。
故にこういった能力を使えない状態での戦闘では、シンプルに拳を振るうか蹴りを入れるくらいしかできない。
支給品にハナハナの実があるとはいえ、別人の体を勝手にカナヅチにするのは幾らなんでも抵抗があった。
もしこの肉体が元CP9長官スパンダムのような人間ならば、何の迷いも無く実を食べていた。
しかしプロフィールを見る限り、大神は寡黙ながらも友や学友の身を案じる心の優しい少女。
悪魔の実の能力の代償を背負わせる気にはなれない。

ハナハナの能力が使えないなら、ひたすらに大神の身体能力を駆使する他ない。
だから攻撃の勢いを緩めず攻め立てるが、突如脇腹に衝撃が走った。
蹴りだ。ハードガーディアンがロビンの脇腹へ蹴りを放ったのだ。
筋肉の鎧に阻まれて重傷は防いだが、痛みが皆無とはいかない。
ハードガーディアンの体重は239.5kg。そんな機械兵の蹴りを受けたのだ、小さく呻いてよろける。
そこへ迫るのはハードガーディアンの左腕のクロー。
ロビンの頭部を締め上げ、果実を握りつぶすかのように粉砕する気だ。

「ケケッ!邪魔させてもらうぜ!」

突如、ハードガーディアンの頭部へ衝撃が来た。
ダメージは無いが、予期せぬ攻撃にほんの一瞬静止する。
ロビンが後退しクローを避けるには十分な隙だ。
頭部のカメラを動かすと、映ったのは刀を持った少年。幽体となったゲンガーだ。

ロビンに引っ張られたおかげでガトリングの掃射を逃れたゲンガーは、すぐに戦場から少し離れた場所へ走った。
幽体離脱中、本体は完全な無防備となる為戦闘の余波を受けない場所まで移動する必要がある。
手頃な物陰に移動し終えると、レンタロウの能力で使って幽体離脱を実行。
こうして加勢に来たのだった。

「もう一発喰らっとけぇ!」

頭部へと刀で斬り付ける。
だがハードガーディアンはびくともしない。
邪魔者を掃うかのようにクローを振り回すが、幽体となったレンタロウの体に攻撃は通らない。
あっさりと肉体を素通りする。
ハードガーディアンの攻撃は効かないが、同じくゲンガーの攻撃もまるで効果が無い。
はがねタイプかよと愚痴るゲンガーを締め上げようと、クローを開いた。

その背後から殴りかかるのはロビン。
放った拳はがら空きの背中に命中。だが鈍い音が鳴るだけで、ハードガーディアンの装甲に凹みは見当たらない。
何故か攻撃が通らないゲンガーより、ロビンを先に始末しようとガトリングを向ける。
注意を自分に向けようとゲンガーが刀を振るうも、捨て置いて構わないと判断したのか見向きもしない。

「避けろロビン!」
「っ!!」

叫ぶのと走り出すの、一体どちらが速かったか。
近くにあったコンビニの窓をぶち破って、店内へと飛び込んだ。
ガトリングが火を吹き、まだ無事だった窓や、菓子が陳列された商品棚があっという間に破壊されていく。

「そっちじゃねぇ!オレの方を見やがれってんだ!」

焦るように刀を叩きつけるがやはり見向きもされない。
よく目を凝らせば、細かい傷が幾つか装甲に刻まれてはいる。
尤もこの程度の傷しか与えられないのだから、後回しにしても問題無いと思われたのだが。

ガトリングの掃射が止む頃には、コンビニ内は暴風でも巻き起こったかのような惨状と化していた。
ゲンガーに構わず、ハードガーディアンは店内へと死体の確認に踏み込もうとする。

そこへ、銃声が響いた。

銃弾はハードガーディアンの肩を掠める。
ダメージはゼロ。が、新たな乱入者へ意識が向く。
ゲンガーもまた、誰がやったのかとハードガーディアンと同じ方を見た。

「はぁ…はぁ…う、動くんじゃねぇっ…!」

そこには、見覚えのあるサングラスの男がいた。


◆◆◆


遡ること数十分前、定時放送が流れ終えた時だ。
メタモンにゲンガーの情報を漏らしてしまった、その事を警告しにカイジはロビン達を追い街の入り口付近にいた。
幸い道中で危険な参加者と遭遇する事なく、無事にここまで来れた。
一刻も早くメタモンの事を教えなければならないが、定時放送を聞き逃すのは今後に悪影響を及ぼす。
よって移動を一旦中止し、巨大な画面を集中して見上げた。

禁止エリアや殺害者へのボーナス名簿など気になる情報はあったが、何よりの衝撃は発表された死者の名だ。

「坂田…銀時…?それって神楽の…!?」

銀髪で気だるい雰囲気の男と、太眉の中年。
どちらの画像もカイジの記憶にない人物だが、その名前には聞き覚えがあった。
ギャンブル場の前で最初に遭遇した少女、神楽の大切な仲間の一人。

「クソッ!こんなクソッタレゲームで死んじまうなんて…!」

銀時とは直接会った事の無い、言わば他人だ。
だが殺し合いを潰すという志を共にした仲間が大切に想っていた人間、その者の死に何も感じない訳じゃない。
帝愛グループの非道なギャンブルよりも、更に悪質な催しで命を落とす者が現れる。
死亡者ゼロとはいかないだろうと予測していたとはいえ、やはりやり切れないものがあった。

(神楽は大丈夫なのか…?)

仲間の死を聞かされ、神楽は塞ぎ込んでしまってないだろうか。
銀時を殺した何者かへの怒りに囚われ、暴走してやいないか。
今の神楽が良くない状態へなってるのではと、カイジは不安に思う。
いっそ神楽と康一の所へ戻り、様子を見た方が良いのではと考えるが、

「いや、ダメだ…!今更戻れるかよ…!」

ここで戻って、それからまたゲンガー達を追うとなれば大幅な時間を消費する。
それに無理を言って別行動を取ったと言うのに、幾ら心配だからとはいえまた戻って行くような優柔不断な行為をしていては、仲間からの信用を失いかねない。
やはりここはゲンガー達を追って警告し、それから改めて神楽達と合流し病院へ向かうべきだ。

「康一、神楽のことは頼んだ…!それと神楽、無茶な真似はするんじゃねぇぞ…!」

康一一人に押し付けるような形となるのは申し訳ないが、今は彼に任せるしかない。
年下だが、スタンド使いとして場数を踏み、それでいて他者への気遣いを忘れない男。
だから神楽の支えになってやれる。

仲間の身を案じながら、カイジは街中へと駆け出す。
そうして移動した先で目撃したのは、チェンソーを生やした怪物と仮面ライダーらしき戦士が空中でぶつかり合う姿。
地上では、ロビンが飛び込んだコンビニへガトリングをぶっ放すロボットと、必死に斬り付けるゲンガー。

自分が到着する前に、とんでもない事が起きたのは間違いない。
殺し合いの空気に生唾を飲み込み、それでも仲間を殺させまいと引き金を引いた。


◆◆◆


「カイジ!?何でこっちに来てんだよ!?」

予期せぬ人物の出現に、ゲンガーは思わず疑問を叫ぶ。
何故病院へ向かったはずの彼がこっちに来ているのか、神楽と康一は一緒ではないようだが、もしや何かトラブルでもあったのか。
単なる移動の最中だったらもっと落ち着いて質問出来たが、戦闘の真っ只中故に頭が回らない。
困惑する幽体の少年へ、カイジは脂汗を滲ませながら口を開いた。

「色々あってな…。それより、メタモンはこっちに来てないよな?」
「は?どうしてメタモンの話になるんだ?」

その反応から、どうやらメタモンはこちらに来ていないらしく一先ず安堵する。
だが一息つく余裕は無い。戦いに乱入した事で、ハードガーディアンの意識はカイジにも向いていた。
機械兵に警告など無意味。カイジが持つ銃に恐れる事なく、近付こうとする。

「おい…!動くなって言っただろうが…!」

銃を撃つのはメタモンとの遭遇に続き二度目だが、やはり慣れない。
手が震えて照準がズレるのを、どうにか抑える。
尤もハードガーディアン相手に普通の拳銃など無意味と言っても過言ではない。
脅威ではない、しかし見逃す気もないハードガーディアンが排除に掛かった。

両肩の装甲が開き、複数の穴が露わとなる。
何をされるかカイジが理解する前に、動く者がいた。

「カイジ!」

レジの下に隠れていたロビンだ。
吹き抜けとなった入り口から飛び出し、カイジを大きく突き飛ばした。
直後、ハードガーディアンの肩から煙を吹いた何かが射出された。
それはミサイルだ。ミサイルポッドから発射した複数のミサイルが、ロビンとカイジを襲う。
幸いカイジは突き飛ばされ、ロビンもまた大きく飛び退き直撃だけは避けられた。
しかし着弾時の爆風まではどうにもできない。
カイジもロビンも吹き飛ばされて地面を転がり、付近の壁へ強く背中を打ち付けた。

「がっ……」

分厚い筋肉が鎧の役目を果たしたロビンはまだしも、カイジはそうはいかない。
背中に伝わる鈍い痛みは容赦なく、長谷川の体を苛んだ。

状況が悪くなっているのはカイジ達だけではない。

「ぶっ倒れろぉぉぉっ!」
「くぅ…!」

急接近して斬り付ける絵美理を、どうにか躱すウィザード。
さっきまでは余裕を持って回避に移っていたというのに、徐々に焦りが見え始めている。

絵美理が乗る雲、筋斗雲により空中戦へともつれ込んだ二人。
同じ土俵での戦いへと発展したが、戦況はハルトマンがやや不利のようだった。
これは何も、ハルトマンが絵美理に劣っているからではない。
たとえ相手も空中飛行の手段を手に入れようと、空での戦いは全くの素人。
ウィッチとしての才能と経験、どちらも並以上のものを持つハルトマンが圧倒的に有利なはずだった。

ハルトマンが押され気味の原因は、やはり仲間の存在だろう。
ロビン達を疎んじているという事は微塵も無い。
だが横目に様子を窺ってみても、彼女らが不利状況に陥っているのはハッキリと分かる。
そこへ加えて、何故か別行動中のカイジまで現れ、吹き飛ばされた。
眼前の敵に集中すべきと分かっていても、仲間の危機に気を取られるのは避けようも無い。
一方で絵美理にハードガーディアンを心配する素振りはゼロ。
彼女にとっては所詮支給品の一つ。
壊されたら痛手ではあるが、戦闘中にも気を回す程思い入れがある物でもない。

全員が危機を脱するには、悠長に戦っている暇は無い。
早急に決着をつける必要がある。
その為の手段はあるが、いざ実行に移すとなると、暫しの躊躇が生まれる。

しかし何もしなければ、状況が変わる事は無い。

「ごめん、操真…」

これが自分の肉体ならば、迷いも生まれなかったかもしれない。
けれど今は別人の、誰より苦しいくせに平気なフリをして戦い続けた、不器用な魔法使いの体。
だから余計な負担は与えたくなかった。
それでも、仲間の命が懸かっているのならやるしかない。そう自分に言い聞かせる。

「ちょっとだけ、無茶するね!!」

これまで以上に引き出された魔力が、ウィザードの力となる。
空中飛行する風。それだけでは足りない。
絵美理を倒せるだけの風を、全身に纏う。
瞬間、爆発的な加速を持ってウィザードが絵美理へと迫る。
まるでウィザード自身が弾丸と化したかのような勢いで、絵美理を撃ち落とさんとする。

「チッ!!」

だが絵美理の乗る筋斗雲もまた、速さに優れている。
本来の最高速度には遠く及ばずとも、ウィザードを回避するくらいは可能。
絵美理の胴体、ほんの数ミリズレるだけで直撃したであろう位置を通過し、その余波だけで吹き飛びそうになるのを必死に押さえ留まる。
確かに速い、速いが命中しなければ意味は無い。

そう嗤う余裕は、一瞬で消え失せた。

空高くへ昇って行ったウィザードはUターンし、見下ろす形となった絵美理目掛けて急降下。
速さは更に上がっている。本命はこれだ。


『ハリケーン!プリーズ』

『ルパッチマジックタッチゴー!ルパッチマジックタッチゴー!』

『チョーイイネ!サイコー!』

ハンドオーサーにリングを翳し、足先へ魔力が集中する。
更に先程は絵美理へ放った竜巻を、自らに纏わせるように発生させる。
この一撃で終わらせるべく、ウィザードは技を放った。

標的にされた絵美理の脳が、状況打破の為に焼き切れそうなくらい回転する。
今の状況は、放送前の戦いを嫌でも想起させる。
チェンソーを粉砕され致命傷を負わされた、炎の呼吸の奥義。
あれを前にした時と同じく、全身の肌が総毛立つ。
直撃してもチェンソーの悪魔の肉体ならば、ギリギリ助かるかもしれない。
その後はまた輸血パックを飲んで完全回復すれば良いが、煉獄と戦った時は向こうが同行者の救出を優先し、トドメを刺しに来なかったから回復が可能だった。
今回も同じようになるとは限らず、悪足掻きもさせじと確実にトドメを刺される可能性はある。
そもそも、チェンソーの悪魔の肉体でも確実に助かる保障は無いのだ。

チェンソーで防ぐか?無理。煉獄の時と同じく砕け散るだろう。
筋斗雲を動かして避ける?難しい。体中に竜巻を纏っているせいで、攻撃範囲も広がっている。
ハードガーディアンに指示を出して、盾にするなりミサイルを撃つなりさせる?不可能。今からでは間に合わず、距離も離れている。
では渦を発生させた男を仕留めた時の様に、支給品を駆使するのは?

――あるじゃねえか、丁度良いのがよぉぉぉっ!

右腕のチェンソーを引っ込め、ズボンのベルトに挟んだソレを取り出す。
ターゲットはこちらへ突っ込んでくる顔面宝石。
一切の躊躇をせずに、引き金を引いた。

「―――ッ!!?!」

轟音。
何かを撃たれたと分かった直後、ウィザードの胸部へ凄まじい衝撃が走る。
痛みと熱さが同時に湧き上がりながらも、蹴りの姿勢は崩さない。
だがその勢いは、決着を付ける為の一撃にしては、余りにも遅く、脆い。
そうなっては絵美理も容易く対処が可能だ。

「イィィィィィヤッフゥゥゥゥゥッ!!」

筋斗雲を上昇させ、ウィザードの真上を取る。
竜巻も明らかに弱まっており、脅威でも何でもない。
最早形成は完全に逆転していた。

「落ちろぉぉぉっ!!!」

大きく振りかぶった両腕を、同時に振り下ろす。
防御もロクにとれず、ウィザードは地面へと落ちて行った。
アスファルトが砕け散り、数回バウンドした後に転がり、電柱に激突した所でようやく止まった。

「うぐ…あ……」

光に包まれ、晴れた時には変身が解除されていた。
冷たい地面に横たわり、ハルトマンは呻く。
何を撃たれたとか考えるのは後、とにかく体勢を立て直さなくては。
頭ではそう分かっているのに、痛む体は中々指示を聞き入れてはくれない。
軋むくらいに歯を食い縛って、どうにか足腰に力を入れる。
死にはしなかったが、晴人の体に傷を負わせた事に、戦闘の最中にも関わらず申し訳ない気持ちとなる。

絵美理が使った支給品の名は圧裂弾。
対アマゾン用に開発された兵器だ。
たった一発でアマゾンを完全に処理する、生物相手に使用するには過剰過ぎる威力を持つ。
元々人間以上の生命力を持つアマゾンを殺す為に作られたのだ、指輪の魔法使い…仮面ライダー相手であっても効果は十分にある。
絵美理からすれば、何か物凄い威力の銃程度の認識だが。


(畜生…!このままじゃ皆が…!)

目の前に広がる惨状は、カイジに多大な焦りを齎した。
ハルトマンは変身解除され、ロビンも苦戦中。幽体故に無事なゲンガーとて、攻撃手段が刀一本のみな以上はどうなるか分からない。
おまけに自分も吹き飛ばされた時の痛みが酷い上に、銃も手放してしまったようで見当たらなかった。
超硬質ブレードはあるものの、重武装のロボットやチェンソーの化け物にどこまで効くのやら。
状況は悪化の一途を辿っており、全滅も有りうる。
何とかしなければと必死に打開策を考え、ふと思い付いたのは自らの支給品。

(アレを使えば……)

ガイアメモリと言うアイテム。
それを使った者はドーパントとか言う超人に変身出来る、説明書にはそう書いてあった。
だが副作用としてメモリへの依存症や、暴走のリスクもある。

(駄目だ…!皆を巻き込むかもしれねぇし、それに長谷川さんの体でそんな……)

もしここにいるのが自分一人で、体も己自身のものならば踏ん切りが付いただろう。
だが仲間もいるのに暴走の可能性があるアイテムの使用は憚れるし、何より他人の体にそんな得体の知れない物を入れるのにも躊躇が生まれる。
長谷川泰三は事ある毎に職を失い、妻にも逃げられ、マダオという不名誉な愛称を付けられた哀れな男だが、決して悪人ではない。
そんな男の体を、勝手にドーパントにしていいはずがない。
けれども現実問題として、メモリを使わなければ危機は脱せない状況にあった。
このまま何もしなければ、待っているのは全員の死になる。

(やるしかねえのか…?)

カイジが思い出すのは、嘗ての苦い記憶。
帝愛グループとの因縁の始まり、希望の船エスポワールでのギャンブル。
その中でも人間の命を特に低く見た最悪の娯楽、鉄骨渡りだ。
地上へ真っ逆様に落ちて行った者達の悲鳴は、今も耳にこびりついている。
石田のような、死ぬべきではない善人でさえあの場では等しく死を与えられた。
あの時は自分が生き残るだけで精一杯だった。
今は違う。大きなリスクはあれど、この状況を乗り切れるかもしれない切り札がある。

副作用への危惧は消えない。
それでも自分がやらなくてはならない。
そんな思いに後押しされるように、震える手でメモリを取り出す。

『WEATHER!』

ガイアウィスパーが鳴り響く。
まるでカイジに早く使えと催促しているようだ。
暫しの躊躇。だが遂に

(すまねえ…!長谷川さん、すまねえ…!)

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

己の腕へ、メモリを突き刺そうとし―――



「えっ!?」



その決意を無視するかのように、メモリは独りでにカイジの手から離れて行った。


咄嗟に掴もうとするカイジの手をすり抜け、ロビンとゲンガー、ハードガーディアンの間を飛んで行く。
絵美理すらも無視し、その果てにメモリは、

「うあっ!?」

立ち上がりかけたハルトマンの首筋に突き刺さり、あっという間に体内へ侵入した。

「あ、あああああああああああああああああああっ!!!」

何が起きたか理解する間もなく、ハルトマンは悲鳴を上げる。
体の内側から破裂するような痛みが襲い、急激に意識が薄れていく。
自分が今どうなっているかは分からないが、一つだけ確信して言える事があった。
このまま意識を失えば、きっと何か悪い事が起きてしまうと。

(だめ、だ……。このままじゃマズい…!分かんないけど…でも…!)

唇を噛み、意識を持って行かれないようにした。
それもすぐに無意味だと悟る。
体中から力が抜け、視界がぼやけていく。
起きろ起きろとどれだけ自分に言い聞かせても、徐々に思考は弱まって行き、
やがてハルトマンの意識は完全に闇に閉ざされた。

「アアアアアアアアア……アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」

ハルトマンと入れ替わるように現れたのは、白い異形。
侍の羽織に似た体と、黒いマスクのような顔面。
天候を操る怪人、ウェザードーパントの姿があった。


○


もしこの場に、左翔太郎やフィリップ、照井竜といった風都の仮面ライダーがいたなら。
ガイアメモリの危険性を嫌と言う程に知っている彼らがいたら、カイジがメモリを使うのを断固として反対しただろう。
或いはカイジがメモリの存在を仲間に打ち明けていたなら、副作用の危険の事も説明していたら、
ロビン達だって使用を止めたはずだ。
だがここに翔太郎達はおらず、ロビン達はガイアメモリの存在自体知らない。
故に誰も止められなかった。

もしカイジがもっと冷静な状態であったなら、きっとメモリに頼らずとも上手く乗り切れたかもしれない。
たとえ何も良い考えが浮かばなくとも、銃を拾い上げ絵美理に連射し、ハルトマンが再変身するだけの時間を稼ぐだけでも勝機はあった。
しかしカイジには余裕が無かった。

危険な参加者のメタモンに仲間の情報を漏らしてしまい、
おくれカメラという貴重なひみつ道具を消され、
仲間との間に険悪な雰囲気を作ってまで別行動を取り、
その仲間が大切に想っていた男の名が死亡者として発表され、
ゲンガー達に追いついたものの、彼らはピンチを迎え、自分も傷を負った。

幾つものの積み重ねに加え、長谷川泰三という命懸けのギャンブルとは無縁の体にされたこと。
離れの島にいた時から兆候はあったが、頭脳のキレが落ちていること。
これらの事情がカイジから冷静さを奪った。
逆境の時にこそ最大限に発揮される閃きという、カイジ最大の武器を消してしまった。

時間は戻せない。
間違った選択に、やり直しは利かない。

そして事態は最悪の方向へと転がり出す。

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  • 本スレ①:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1615384066/
  • 本スレ②:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1633849195/l30
  • 本スレ③:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1664632643/l30
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