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  • ハナっからのクライマックス

チェンジ・ロワイアル@ ウィキ

ハナっからのクライマックス

最終更新:2022年10月02日 17:53

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だれでも歓迎! 編集
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◆◆


話は少し遡る。

「私が出会ってきた方々についての話は以上です。えっと、これでよろしかったでしょうか?」
「………なるほどな」

甜花と貨物船と別れた後、DIOは姉畑をPK学園の体育館の裏へと連れて来た。
ここでDIOは姉畑のこれまでの動向についてゆっくりと尋ねていた。
この場所を選んだのは単純に他に人が来そうにないからだ。

話をするにあたり、DIOは一応エターナルへの変身を解除している。
顔を見せた方が相手も話しやすいとの判断だ。
ベルトは腰に巻いたまま、メモリは手に持ったままだが。

姉畑はDIOに対し自分の知る限りの情報をほとんど話した。
自分の名前もこの時話した。
姉畑の出会ってきた者達の中にはDIOも既に知る者達がいた。


炎を操る白髪の少女、スギモトは自分がここで最初に会った者だ。
どうも、自分から逃れた後奴はこの姉畑支遁という人物に出会っていたらしい。

放送で名前が呼ばれた鳥束零太等も名前を把握していた存在だ。
姉畑は彼の話をする時にその死を、特に身体のケロロ軍曹についてどこか惜しそうな様子であった。
DIOから見ても、姉畑は大方先ほどの貨物船に対する仕打ちと同じようなことを試みて逃がしたのだろうという予測はつく。
鳥束は既に死亡しているためDIOは特に気に留めず、話題も続けさせない。

電撃を放つ黄色の獣についてはDIOも出会っていたが、その名がピカチュウであることは初めて知った。
姉畑が知っていたのはたまたま身体のプロフィールを拾ったかららしい。
ついでに、そのプロフィールも渡してもらった。
その中身が誰なのかについては後で貨物船経由で入手した組み合わせ名簿でまた確認しようとも思った。
それを姉畑に教えるつもりはないが。
ただ、このピカチュウについての話をしている時が、姉畑の声にもっとも弾みがついていたように感じた。

そして、DIOの知らない者としては、額に痣がある少年の情報が新たに得られた。
この少年はどうも殺し合いに乗っているらしく、戦闘力も高そうだったとのことだ。
最初は杉元とも友好そうだったが、自分のついて行けない間に急に争いを始めていたとのことだ。
その際のいざこざで姉畑は杉元達とははぐれてしまったとのことだ。
他に、巨大なトビウオに乗って空を飛んでいたらしい。
少年についての話では、姉畑はトビウオについて特に力説していたがDIOにとってはそこは別にどうでもよかった。


(…スギモトは自分を不死身だと叫んでいたが、吸血鬼と同じように肉体が再生すると考えるべきか?)

姉畑の話では、スギモトは痣の少年と争いになったらしく、いつの間にか銃で撃たれたらしく頬に穴が開き、血だらけになっていたそうだ。
しかし、DIOとこの学園で再会した時、そんな様子は見受けられなかった。
姉畑の話が本当なら、いつの間にか再生したことになる。
初戦での『不死身』という宣言は、本物だったという可能性が思い浮かぶ。
もしかしたら、これまで与えたダメージ等も、再会時には全て綺麗さっぱり消えているかもしれない。
もし次もまた会えたのなら、その点をよく確認しておこう、とDIOは思った。


「……あ、あの、お話はこれで終わりでよろしいのでしょうか?私としては早く探したりとかしに行きたいのですが…」

DIOが思案している中、姉畑が早くこの場から去りたいという態度をあまり隠さずに終わりを急かす。
その理由が動物達を探しに行きたいということはDIOにも分かっている。
自分は動物学者だと先に言ったのは姉畑の方からだ。
今の話の中でも、情報の伝達の最中で動物達への愛情を隠す様子はなかった。

「…………えっと、できるならばでいいのですが…その……離れる前に、あのお猿さんについてなんですが…その…」

姉畑は口をもごもごとさせながら何か頼みたいといった様子を見せる。
言いたいこととしては、あのオランウータンともっとふれあいたいとか、そのあたりだろう。
はっきりと言わないのは、ナニをしでかすつもりなのかDIOも分かっていることを察しているからだろう。
それでも口に出そうとしているのは、まだ諦め切れていないからだろう。


「…………確か、アネハタと言ったな。お前は、人は何のために生きるのか考えたことはあるか?」
「え?」

唐突に、何の脈絡もなくDIOがそんなことを聞いてきた。

「そ、そんなこと急に言われましても…」

姉畑はその質問に対して回答はできない。

「私が思うに、人というものは『恐怖』を克服するために生きているのだと思う」

相手の回答を待たずに、DIOは畳み掛けるように話を続ける。


「『人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きている』、これが私の考えだ。名声を手に入れる、金もうけをする、結婚したり友人を作ったりする…他にも様々あるが、今回は一先ずここまでだ」
「えっと、それがどうかしたのですか?」
「何も私に『恐怖』があるという話がしたいのではない。ただ、今のお前は大いに『恐怖』してる、と私は思っている」

姉畑は確かに、今にでもこの場から離れたそうに、怯えている風に見える。

「お前に一体何の『不安や恐怖』があるのかは知らんが、それを克服したいとは思わないか?」
「どうやってですか?」
「例えば…このDIOに一生仕える、とかだ」

それが、DIOがこの場で本題として話そうとしたことだ。

姉畑支遁は一般社会において『悪』に分類される人間だ。
じゃなければ網走監獄に収監されるなんてことはない。
DIOはそこまでの情報を入手しているわけではないが、姉畑が分類されるべき属性には流石に気付いていた。
人への迷惑も顧みず、自分勝手な行動で周囲に被害を及ぼすその性質。
状況が悪くなれば他人のせいにもしてしまうようなその精神性。
そして、自分という恐怖の象徴に屈しかけているように見える言動、これらの要素から説得により従えられる可能性はまだあると判断していた。


「アネハタ、お前は自分の欲望を制御できないのだろう?」
「い、いや…それは、その…」
「私はそれを責めるつもりはない。むしろ、何を恥じる必要がある?」

DIOは姉畑に対し甘い言葉をかけようとする。
性癖を理解できないのは変わらないが、そもそもそんなことをする必要は無い。
理解している『フリ』ができればいいのだ。
相手は自分のことを分かってくれていると思い込んだ者は、その相手の言うことを疑いづらくなる。
それもまた人を支配し利用するための方法の一つだ。

「何も心配することはない。お前は私たちの戦いを見ていたのだろう?ならば、私の力は分かっているはずだ。その私の下にいれば、お前の目的も果たせるのではないのか?」
「し、しかし…」
「安心するんだ。甜花達が怖いのなら、私の方から説得しよう。そして、話し合おう。君は、好きに生きていいんだ」
「ですが…ですが…」

DIOの言葉に姉畑は迷うかの様子を見せる。

◇

その提案の魅力を、姉畑にも一応理解はできている。
DIOが白い鎧を身に纏って戦う様子は目撃している。
何か黄色い人型の何か(スタンド)を出現させ、操っていた場面も見ている。
そして何より、DIO自身のカリスマにも引き付けられている。
彼に従えば安心が手に入ることを理屈抜きに理解させられる。
だが…


「……駄目です。……駄目なんです」
「ん?」
「許されるわけが、ありません…!」

そう呻いたとたん、姉畑は両手でこめかみを抑えながら顔を下に向け、うずくまる。

「この私が、許されようだなんて、あなたみたいな人と一緒に行けるなんて、そんなことッ!あってはならないッ!!」

まるで発作を起こしたかのように、姉畑は叫び、地面に転がる。
いや、実際に気が触れているかのようだった。


「私はッ!穢してしまったんだッ!汚らわしいッ!!許されないッ!!あってはならないんだあッ!!」

そこにDIOがいるのを忘れてしまったかのように姉畑は叫び続ける。
じたばたと駄々をこねる子供のようだ。


姉畑は確かにDIOのカリスマの影響を受けている。
ひょっとしたらクリムの身体の雌の部分の反応もあるかもしれない。
しかしここにおいては、そのカリスマが逆効果となっているようだった。

姉畑支遁は確かに自然の生き物たちを自分の欲望のままに穢してきた。
だが、それが良くないことだということは心の中のどこかで分かっていた。
だから後になって穢した存在ごとなかったことにしようとして、殺してしまう。

姉畑は少し前、確かに欲望を満たすことができた。
しかし、その相手…スタンドのストレングスは何処かへと消えてしまった。
その行方を姉畑は知らない。
まだ生きているかもしれないと思っている。
だから、一刻も早く自分の罪の象徴の残るその動物(スタンド)を殺しに行きたいという思いが現れ始めていた。
彼の中の更なる狂気が、発散されないままその精神を蝕み、溜め込まれていた。


何より、姉畑がこの世で一番嫌いなものは『自分自身』だ。
動物たちを犯すのも、醜い自分が自然と結びつき、一つになれた気になるからだ。
しかし事が終わればその感覚もなくなり、後には罪の証だけが残るため姉畑は凶行に走るようになる。
姉畑のこの異常な願望を満たすのは、それこそヒグマのような強大な動物のようなものだろう。
ここにいる姉畑はそのヒグマとはまだ出会っていない。

何にせよ、姉畑はその自己嫌悪の感情がかなり強くなっている。
DIOに魅力を感じたことは、自分は彼に相応しくないという気持ちを新たに出現させる。
好きに生きても良いと言われても、それを自分自身が否定したくなる。
それにより姉畑の精神には更に負荷がかかる。
DIOの言う通りにしたい自分と、それが許されるわけがないと主張する自分で、板挟みになる。


「……もういい、十分に分かった」

姉畑が暴れる様子をしばらく眺めていたDIOが口を開いた。
その声音は、先ほどの甘く囁くものから、とても冷たいものに変わっていた。


「…………ハッ!お、お見苦しいところをお見せして………ブベッ!!」

冷静さをある程度取り戻した姉畑が起き上がろうとしたその瞬間、
DIOのスタンド、ザ・ワールドの拳が姉畑の顔面を打った。

◆

姉畑に対し誘いをかけたのは、本気ではなかった。
ただ何となく、試してみただけだった。
そして今、姉畑を従えるのは不可能、もしくは従えたとしても自分にとって不利益が生じると判断した。

そもそもの話として、姉畑はこれまでの様子から動物を見ただけで欲望を暴走させる模様だ。
たとえ自分の下に置いたとしても、こちらの指示を聞かずに暴走されてかなり迷惑だ。
肉の芽とかがあれば制御できるかもしれないが、今のDIOの身体は吸血鬼ではない。

今の面接で少しでもDIOにとって利益になるところを見せていれば気まぐれに生かしてやろうとはほんの少しだけ思っていた。
その場合は甜花や貨物船とはどう折り合いをつけさせるか考えなければいけなかったかもしれないが、その必要もない。
こんな精神の不安定具合が酷い者を自分の下に置いておく理由はない。
ここで秘密裏に始末する方向に舵を切っていた。

まあ、どちらかと言えば初めからそのつもりでこの場所に連れてきていた。
本当に殺すかどうかの判断は、少し話をしてから決めても遅くはないと思っただけだ。
こうなる可能性の方が高いことは予想がついていた。

「お前はもはやこのDIOに利用される価値はない。ここで死ぬしかないな」
「そ、そんな…」

先ほど殴られたことで端正なクリムの身体の顔立ちも歪み、鼻血も流れ出ている。
痛みにより涙目にもなっている。
突然のことによるショックで立ち上がるのも困難なようだ。

「だが、お前にはもう少し聞きたいことがある」
「え?」

しかしDIOはすぐに姉畑に止めを刺そうとしなかった。

「私が聞きたいのはスギモトについての情報だ。貴様、まだ何かを隠しているな?」

DIOは姉畑の持つ情報をまだ引き出しきれていないと考えていた。
杉元佐一についての話をしていた時の姉畑の様子からそう判断した。

(ど、ど、どうしましょう…!)

姉畑がDIOに教えなかった情報、それは杉元が金塊の行方を示す刺青人皮を狙う者なのではないかということについてだ。
この話を出すと、自分もその刺青人皮が彫られた網走監獄の脱獄囚であることに触れないわけにはいかなくなる。
ただの動物学者で通している以上、囚人であったことを隠して話しても、ならば何故に刺青のことを知っているんだという話になってしまう。
自分が囚人であったことは隠したかった。
金塊についても、話題に出してそれこそ居場所を知っていると思われて拷問とかされるのではという発想がまた出てきていた。
そのために杉元佐一についての考察は隠して話していたのだが、それを察知されてしまった。



「どうした?質問は既に拷問に変わっているぞ?」

姉畑がうろたえて次の言葉を出せない間に、DIOはザ・ワールドの手を静かに地面についている姉畑の右手の方に持っていく。
そして、人差し指を力任せにへし折った。


「ギャアアアアアアアァッ!!?痛いッ!痛いよぉッ!!」
「まだ喋ってもらうことがあるからな。歯は折らないでやる」

突然指を折られた痛みにより姉畑は絶叫した。
後ろ向きにしりもちをつき、折れた指を抑える。


(こ、このままじゃ殺される…!)

骨が折れたことによる激しい痛みにより、姉畑は自分の現状にようやく理解が追いつく。
カリスマに酔いかけていた脳も醒めていく。
だが、自分が目の前の男に敵わないという実感は変わらない。
ドリルクラッシャーで抵抗を試みても、それは無駄な行いだと思わされる"凄味"を感じさせられる。
姉畑の中で絶望が急激に大きくなっていく。


(嫌だ…私にはまだやるべきことがある!死にたくない!あの子たちについても、まだ知らないことがたくさんなんだ!!)

だがこの絶望的な状況でも、姉畑支遁はまだ自身の生存を諦めたくなかった。
先ほどは魅力を感じていたDIOについても、この男のために死にたいとも思っていない。
どうせ死ぬなら、自分の愛する自然と一体になってから死にたい。
それに、ここで出会ってきた未知の動物たちについてもまだ仲良くなれていない。
生態等、興味深いこともたくさんだ。
そのためにもここは生き延びなければならない。

◇

そして、姉畑はあることを思いつく。
彼の手元にはまだ支給品が残っている。
それは、我妻善逸が森の中で忘れていって自分が拾った物だ。
それらを使えばこの場から逃走することができるのではという考えが浮かぶ。

ただし、それが成功する確率はかなり低い。
以前メギドボムを喰らった時に飲んだ青いポーションも、半信半疑のまま飲んだが効果は説明書通りに現れた。
だが今使うことを思いついた支給品は、それこそ説明書通りなら、むしろ失敗しここで死ぬ可能性の方がずっと高い。


しかし、姉畑はその支給品をここで使おうと考えていた。
生き残りたいのはもちろんだが、それは姉畑の願望をある程度叶えることができるかもしれないものなのだ。
今まで使わなかったのは、効果が現れる成功率の低さ故だ。
例え効果が現れたとしても、この状況を脱することのできる力を手に入れられるとは限らない。
だがどうせここで死ぬのなら、せめて僅かでも成功する可能性に賭けようと思った。
ここで殺されるとしても、後からせめてそれを試してみるべきだったという後悔もしたくない。



「う、うわああああああああああッ!!」

そして、姉畑は行動に出た。
元から装備していた状態にあったドリルクラッシャーを手に持ち、ガンモードにし、銃口をDIOに向けようとする。

『無駄ァ!』

しかし、発砲されるよりも先にザ・ワールドが動く。
ザ・ワールドはドリルクラッシャーを構えようとした姉畑の右腕に向けてチョップを振り下ろす。
手首から肘にかけての部分、前腕内部の骨が折られる。
ドリルクラッシャーもその場に落としてしまう。

「あああああああああああああッ!!」
「無駄無駄。お前が何をしようと、このDIOのザ・ワールドの力の前では無駄なんだ。そして、その下らない企みもお見通しだ!」

姉畑は再び痛みによる悲鳴を上げる。
だが、それとは別に左腕を動かしていた。
姉畑の左腕は、横においたデイパックの中に伸びていた。

姉畑はそもそも、ドリルクラッシャーを発砲するつもりはなかった。
第一、先ほど右手の人差し指を折られているため引き金は元から引けない。
姉畑は右腕に注意を引きつけ、その隙に左手で横に置いたデイパックから新たに何かを取り出そうとしていた。
腕を折られるまで予測できていたわけではないが、それでも何とか痛みに耐えてこの場を脱する物を出そうとした。

しかし、その浅知恵もDIOの前では無駄だ。
右と同時に左も動かしていたことなど、すぐに気付く。
DIOはザ・ワールドを操作し、デイパックの中に伸びる姉畑の左手も潰そうとその部分に向かってそのスタンドの拳を叩きつけようとした。


◆


それが、DIOに本当の意味での一瞬の隙を作らせることになる。


「グアァ!?」

DIOの体に、一瞬電気が走った。
体が痺れ、手に持っていたエターナルメモリも地面に落とす。

電撃を浴びたのはDIO自身ではない。
姉畑の近くにいたザ・ワールドに対してだ。
姉畑の左手を中心に、電気が破裂するかのように周りに広がり、ザ・ワールドもそれに触れた。
そのフィードバックにより体が痺れ、DIOの動きが一瞬止まる。


この状況を生み出した物、その名は黄チュチュゼリー。
ハイラルに生息するエレキチュチュという魔物から採れる物体だ。
他の種類のチュチュゼリーに電気を流して作ることもできる。
この物体は叩いて衝撃を与える等すると破裂し、周囲に電気を発生させる性質を持つ。
このゼリーは元々、我妻善逸への支給品の一つであった。
ついでに言えば、5つセットで支給され、その内1つが今回破裂した。

姉畑はこれを取り出そうとした。
そして左手と共にデイパックの外に出た瞬間、そこにザ・ワールドの拳が飛んできた。
その衝撃により破裂し、周囲の空間に電撃を走らせた。

そして、姉畑の身体であるクリムヴェールはほとんどの属性攻撃を無効化する。
ゼリーがまき散らした電気にも痺れない。
スタンドのパンチによる衝撃は、完全に防げたわけではないが、このゼリーがクッションとなりある程度和らげた。
全く痛くないわけではないが左手はまだ無事だ。

右腕の骨が折れたことによる激痛に耐えなければならないという条件はある。
だが、DIOが痺れている隙に姉畑は動くことができるようになった。


そして、姉畑がここにおいて生き残るために使おうと思った、本命の支給品はこの黄チュチュゼリーではない。
これはあくまで時間を作るためのものだ。

DIOが痺れで動けなくなったかどうかを確かめる時間も惜しんで、姉畑はさらにその『本命』を取り出す。
同時に、青いポーションも一つ取り出し、すぐさま飲み干す。
それによりまずは折れた右腕を治し痛みを和らげる。


「貴様…!よくもこのDIOに…!」

姉畑が青いポーションを飲んだ隙に、DIOの体から痺れが消える。
それと同時に姉畑に対し強い怒りを抱く。

黄チュチュゼリーは確かに電気を発生させるが、それは決して強いものではない。
以前DIOが浴びたピカチュウの10万ボルトにも及ばない。
ダメージは受けるが、大きくはない。
感電による拘束時間もすぐに過ぎる。

だが、DIOはすぐに姉畑を攻撃できたわけではなかった。
このゼリーによる電撃は、浴びると手に持っていたものをほぼ確実に落とす。
それにより自分が落としたメモリに一瞬視線が誘導された。

更にその隙に、姉畑は本命の支給品…二重丸の模様がたくさんついたリンゴのような果実を手に持つ。
そして、その果実にかぶりついた。


「死ねィ!」

ザ・ワールドが姉畑に対し拳を構える。
情報を抜き出すための拷問はもう止めだ。
怒りに任せ、ここで確実に殺すために拳を振るおうとした。

『ゴクン』

それと同時に、姉畑は口に含んだ果実を飲み込んだ。

そして、怪物が生まれた。



◆◆


「なっ!?」

突如視界に入ってきた巨大な物体に、DIOは驚いて思わずザ・ワールドの拳を止めた。

そこに現れたのは、一頭の象だった。
背中から天使を生やした象だった。
それは、姉畑支遁が変化したものだった。

動きを止められたのは、急な巨大化による体積の膨張に押されてのこともあっただろう。
まさかの展開に、流石のDIOも思考が追い付かない。
こんなことができるとは、クリムヴェールのプロフィールにも書いていなかった。
支給品を使ってこの姿になったという考えが浮かぶのにも少し時間がかかった。



ここで姉畑支遁が食したリンゴのような果実の正体、その名は『SMILE』。
シーザー・クラウンという男が開発した「人造悪魔の実」だ。
この果実の特徴、それは食した者に体の一部を何らかの動物の姿に変身させる能力を与えることだ。

ただし、このSMILEには多くのリスクがある。

1つは、何の動物の能力が得られるかは食べてみないと分からないこと、
そして変身させられる部位を選べず、動物の部分もどんな形で現れるか分からないことだ。
その変身能力も、自分の意思で解除できないのがほとんどだ。

次に、食べても必ず能力が得られるわけではないというリスクがある。
SMILEを食べた者達の中で、能力を発現させることができるのは10人に1人、全体の10%だけだ。

そして、最大のリスクとして、食べても能力者になれなかった者は、笑顔以外の表情を失いどれだけ悲しくても笑うことしかできなくなってしまう。


これらのリスクにより姉畑はこの果実をすぐに食べることはしなかった。
自然の動物たちと一つになりたい姉畑にとって、たとえ一部だけでも動物になれるこの果実の効果には大いに興味があった。
だが、その低い成功確率や、失敗した時のデメリットの大きさ故にこれまでは怖気づいて食べなかった。

しかし今、命の危機に瀕したため、どうせ死ぬのならとこのSMILEを食べる踏ん切りがついた。
そして、姉畑は賭けに勝った。

また、クリムヴェールの身体は属性攻撃が効かないが、薬が効かないわけではない。
女体化の薬を飲んで自分の体の雄の部分を一時的に消したこともある。
今回のSMILEについても、幸運に当たりを引き、その効果を発現させることができた。


「やった…やりました…!うおおおおおおッ!!」
『パオオオオオオオッ!!』

姉畑は想定以上の結果が得られたことに喜ぶ。
しかし今はそれにかまけている暇はない。
確立のことを考えたら狂喜乱舞したい気分だが、そんなことはまだできない。
この場を生き延びるために次に何をすべきなのか脳をフル回転させて判断する。
象も姉畑の意思に応えるように鳴き声を上げる。

下半身が変貌した象がその長い鼻を横に大きく振りかぶる。
そして、DIOに向かって力任せに薙ぎ払う。
同時に、背中の姉畑は変身と同時に手に持ったデイパックから黄チュチュゼリーをさらに二つ取り出す。
そして自分から見て左横の辺りにいたザ・ワールドに向けゼリーを投げ捨てる。

「くっ!」

ここで、DIOの行動は制限を受けた。
先に攻撃を仕掛けることができなかった。

まず一つとして、姉畑の下半身が変貌した象の容姿に驚愕してしまったことが効いた。
相手は、象の牙にあたる部分から足が生えていた。
そして、鼻先の穴の部分は男性・女性両方の性器が現れていた。
DIOはこれらを見てしまった。
その衝撃的な姿から、DIOの思考が復帰する時間も延ばされた。

次に、姉畑が黄チュチュゼリーをザ・ワールドに向けてバラまいたこと、
気付いた時には、姉畑の象とザ・ワールドの間にまでゼリーは落下していた。
そのため、ここで一瞬、このままザ・ワールドで攻撃したらこのゼリーを破壊し、再び電気を浴びることを考えてしまう。
実際に、姉畑はそれを狙ってゼリーを落とした。


結果として、DIOの方の行動が姉畑より一瞬遅れた。
そして、象が振りかぶった鼻が、DIOにたどり着いた。

「クゥアッ!!」

DIOはそれに対し、自身の、ジョナサンの身体での拳で象の鼻に対抗しようとした。
ザ・ワールドは約3メートル先の相手のすぐ近くにいるが、これで攻撃しても、鼻による攻撃も同時に防御する暇もなく自身にたどり着く。
エターナルへの変身はメモリを電気の痺れのせいで落としてすぐにはできない。
自分の身を守るのにここで頼れるのは、因縁の宿敵の膂力だけだった。
DIOはジョナサンの腕で迫りくる象の鼻を受け止めようとする。

「ウグアァッ!!」

しかし、その試みは失敗した。
象の鼻は1トンの物体を持ち上げることができるとも言われている。
体重1~2トンのサイを転がしたという事例もあるらしい。
そんな象の本気の振りかぶりはたとえジョナサンの身体でも受け止めきれなかった。
防げる可能性があるとすれば、ザ・ワールドを近くに戻しておくか、エターナルへの変身は解除しないでいることか、
もしくは波紋の呼吸をもっと使えるように練習しておくべきだったか。

いずれにせよ、今回は姉畑の象の鼻による攻撃を受けてしまった。
DIOは横方向に吹っ飛ばされてしまう。
姉畑の横にいたザ・ワールドもそれに引っ張られる。
一応自分の体で受け止めることを選んでいたため、多少の防御はできている。
ザ・ワールドをすぐ自分の側に戻し、地面への激突に際する衝撃も和らげる。
象の攻撃によるダメージは少な目に抑えた。

しかし、DIOと姉畑の距離が離されたという結果が生まれてしまった。
その隙に姉畑は象の鼻を操作し、地面に落ちていたドリルクラッシャーを絡みとって拾い、背中の自分に渡させる。
他に落とした2つのチュチュゼリーは方向転換の際に蹴とばしてしまい破裂させてしまう。
象の部分もクリムの身体が変化したもののため発生する電気には無反応だ。
食べかけのSMILEも地面に落ちたままだ。
それらにも、DIOにも目もくれず、姉畑はこの場から走って逃亡を始めた。

「ぐっ…!」

DIOは何とかすぐに起き上がる。
ただ、追いかけるにはタイムラグが生じた。
DIOには落としたエターナルメモリを拾う必要があった。
その時間差が、姉畑に次の行動を許してしまった。


◆


姉畑支遁は確かに体育館裏の場所から逃げられた。
しかし彼はすぐにはこのPK学園から出なかった。
彼にはこの中でまだやりたいことがあった。

DIOが連れていた二匹のオランウータン、その片割れを攫うことが次の目的だった。
自分が穢した方を殺すために探したい。
そのためには、同じ容姿をしたもう片方も必要だと考えていた。
もう片方は、自分が何もしてないにも関わらず尻の辺りを手で押さえてもだえ苦しんでいた。
見た目がそっくりなこともあり、二匹になんらかの繋がりがあるのかは確かだ。
これもまた、電気を出すピカチュウのような不思議な生態の一つなのかもしれない。
殺してあげたい気持ちと、特殊な生態を持っていそうなことの興味深さ、これらのために姉畑はもう片方のオランウータン…貨物船の本体を求めた。

そのためにまず、姉畑は最初の校門付近の場所に戻った。
あの甜花と呼ばれた少女と貨物船と呼ばれた彼が今も同じ場所にいるかどうかは分からない。
ただ、一縷の望みを持ってこの場所に戻ってきた。


そして、結果的にこの場所に戻ってきたのは正解であった。
PK学園の保健室は、窓の外から校門が見える描写が『斉木楠雄のΨ難』原作にある。
このシーンでは斉木楠雄が保健室内の窓から校門近くに停まった救急車を見ている。
単行本第1巻収録の第2χ、ページ数で言えば50ページを参照だ。
つまり、校門付近から保健室の窓の位置を見つけることは可能と考えられる。


◆◆◆◆





場面は元に戻る。

姉畑支遁が校門付近にたどり着くと同時に、大崎甜花は保健室の窓を開けてしまったのだ。
それを、姉畑は見つけてしまった。
最初のDIOの指示から、この赤みがかかった髪色をした少女が貨物船と呼ばれたオランウータンと一緒にいることは姉畑にも分かっていた。


「キ、ヤッ…!」
「そこにいるのですねッ!!」

そして姉畑は甜花のいる方に向かってガンモードのドリルクラッシャーを発砲した。
ただこれは甜花自身を狙ったわけではない。
姉畑が狙ったのは保健室の窓ガラスだ。
銃口から放たれた光弾が甜花の開けた方の隣のガラスを破壊する。


「キャア!!」

破壊されたガラスの破片が甜花にも襲いかかる。
とっさに腕で顔を守ったが、破片の一部が服や守り切れなかった皮膚を少し切り裂く。
そのまま窓が破壊されたことによる衝撃を大きく受ける。
それに押されて甜花は横方向に倒れてしまう。

「ウキャア!?」

突然の銃声、破壊された窓ガラス、倒れた甜花、
貨物船も異常事態を察する。
驚いたまま、尻の痛みに耐えながら窓の方へと近づいてしまう。
その判断が、彼の命運を分ける。


「見つけましたよッ!!」

ガラスの無くなった窓の外から、先に異物の付いた象の鼻が侵入してきた。
その長い鼻に、貨物船は体を絡めとられる。
それにより、彼は強引に開けた窓から引っ張り出される。
その際、窓枠にもぶつかり貨物船の頭に小さいこぶができる。


「ハア…ハア…ようやく君を手に入れられました!」
「ウキャアア!ウキヤアアアッ!!」

望むものを手に入れられた姉畑は興奮した様子を見せる。
貨物船は、目の前の相手に混乱・恐怖する。
姉畑の何に驚愕しているかは今更記す必要はないだろう。甜花と大体同じだ。

そして、相手が自分に何をしようと思いこの長い鼻で自分を拘束しているのか、おぞましい想像をさせられてしまう。
貨物船の中の恐怖が大きくなり、必死でもがこうとする。
だが、象の鼻の力は強く、オランウータンの腕力でもほどき切れない。
スタンドを出そうにも、消耗した体力・精神力では難しい。

「さあ!行きますよ!」

貨物船を鼻で締め付けながら、姉畑は象と共に方向転換し、校門の方へと向き直り、走り出す。


「待て!」

そんな折にDIOがようやく戻ってきて姿を見せた。
その姿は、白い仮面ライダーエターナルのものだ。
先ほどのこともあり念のために変身していた。
だが、姉畑はその呼び止めも無視してそのまま校門から出ようとする。


「ウ、ウッキャア!」

だが、DIOが姿を見せたことは貨物船の心にわずかながらの安心を与えた。
しかし、長い鼻による拘束が解けないことには変わりない。
距離が空いているため、すぐには追いつけない。

象の最大時速は40km/h、人間よりも早い。
今すぐにそこまで加速できているわけではないが、象が体の大きさの割に素早いのは確かだ。
エターナルの走力は100mを3秒、時速に直せば120km/hであるが、すぐさまその速度に加速できるわけでもない。
それに、保健室の窓が割れていることによりそちらにも一瞬注意が向く。
その間に姉畑は貨物船を連れて校内からの脱出を完了させてしまう。


けれども、DIOが姿を見せたことは貨物船に自分が何をするべきか、それを考える余裕を与えた。
彼もまた脳をフル回転させ、DIOのためにこの状況で何ができるのかを考えさせる。
そして、貨物船は1つの結論に至った。

「ウキアァ!!」

貨物船は所持していた英和辞典を開き、その最後の方のページを破いた。
そしてそれを丸めてDIOのいる方へと投げた。
この行動の意味が届くかどうかはDIO次第だ。
それを理解してもらえることを祈りながら貨物船は姉畑によりPK学園の外に連れ出された。

◆◆


貨物船が投げた英和辞典から破かれたページをDIOは拾って開く。
彼が投げたのは、辞典の『W』から始まる単語の載るページが数枚だった。
その意味を、DIOは察する。

貨物船が伝えたかったこと、それは「自分をワインの毒の効果で化け物にしてくれ」ということだ。

DIOは、いまだにあのワインの嘘の説明を信じている貨物船に呆れ果てる。
本人にとっちゃこれまで迷惑をかけたお詫びも兼ね、自分の命と引き換えに姉畑支遁を倒したいということなのだろう。
実際には、そんなことはできないにも関わらず。
自分がこれ以上DIOに役立てることは、もはやこれしかないのだと判断しているのだろう。
DIOがそれに対して何もできない以上、貨物船のこの選択は愚かなものであると、DIOは思う。
あまりにも無意味なメッセージだった。
むしろ、これに気をとられたことで姉畑がさらに逃げるだけの時間ができてしまった。



そして、DIOはやがて体をわなわなと震わせ始める。
彼の中で、怒りの感情がかなり大きく渦巻いていく。

「………クソォ!!このDIOが…こんな屈辱を…!!」

まさかあんな異常性癖の変態に出し抜かれるなど、思っていなかった。
貨物船は自分の指示を無視した愚か者であるが、自分の部下であるという立場はまだあった。
自分の所有物であったのだ。
それを、あのアネハタと名乗ったふざけた天使は、このDIOから奪い取っていった。
他人から何かを奪い取るのは、いつだって勝利者だけが持つ権利だ。
その権利を持つことができるのは自分、いつだって支配者のこのDIOだけのはずだった。
だがあの天使は、あろうことかその自分から"物"を奪って行った。
よりにもよって、かなりの格下として見下していた者から奪われたのだ。
それによる屈辱は大きい。
決して許しがたいものだ。

DIOに落ち度があるとしたら、油断していたことだろう。
しかしそれをDIOの精神は認めたくない。
この屈辱による怒りは、身を焼き焦がすほど熱くなる。
DIOはあの姉畑支遁を自分の手で確実に殺すと、決めていた。


「あ、あの……DIOさん…」

DIOが貨物船の残したページを見ながら怒りを煮えたぎらせている中、やがて甜花がやってきた。

甜花は保健室内で起き上がった後、外にDIOがいることに気づき慌てて外に出た。
一応、ガラスの破片とかでこれ以上甘奈の身体が傷つくことを恐れて壊れた窓からでなく、正面玄関から出た。
そのせいで少し
甜花はおどおどとした様子でDIOに話しかけようとする。
DIOの機嫌が現在最悪なことは彼女も察しているようだ。


「……甜花、奴を殺しにいくぞ。一緒に来てくれるな?」
「……………うん」

ノーマルコミュニケーション。
甜花は、今のDIOの回答に顔を曇らせた。

今のDIOは、冷静さが欠落し始めている。
姉畑支遁への怒りが感情の大部分を占めている。
そのことを、甜花は察してしまった。
今の彼が自分のことを考えてくれていないことを悲しく思った。

ただでさえ姉畑支遁のこれまでの行いにより精神は大きなショックを受けているのに、そこに愛する人が自分を見てくれていないことは甜花の心をさらに強く痛める。

(……やっぱり、全部全部、あの人のせいだ…!)

そして、甜花の中の悲しみは次第に怒りへ、そして殺意へと変換されていく。
あの理解不能な自称動物学者な変態、
デビハム以上に天使の身体でいられることを許せない相手、
しまいには象の化け物になった上に、甘奈の身体に切り傷を作る原因となった。
その男、姉畑支遁への怒りがDIOと同等と言っても差し支えないほどに強くなっていた。

DIOと甜花は、たまたまであるがその考えがシンクロした。
二人とも同じ相手への敵意を強く持ち、PK学園からの移動を開始した。


◆◆


ここで少し、明言しておきたいことがある。

貨物船の治療の最中、甜花はホレダンの花粉で洗脳されているのにも関わらず戦兎のことを気にしてしまった。
そして、貨物船に対しても少し関心が向いた。
それまではDIOが彼女の全てであったはずなのにだ。

これについては一応、簡単な仮説が立てられる。
ホレダンの花粉の効果が時間経過によって少し弱まったかもしれないのだ。
ただ、弱まっただけで効果が無くなったわけではない。
これまでの愛が9~10だとするならば、7~8に変わった程度だ。

他に考えられる可能性としては、姉畑支遁の凶行を見てしまったことによる多大な精神的ショックも考えられる。
ストレスが、愛を抑制できた可能性を、ここで挙げておきたい。
まあ、この仮説については少々無理矢理な感じもまだするが。

◇

そして最後に、彼女が聞いた気がする『声』についてだ。
この『声』は彼女に対し、「違和感に気づいて」と訴えているようだ。

さて、ここで一つ、『問題』を提起したいと思う。
この問題は、これまでの話と大きく矛盾する可能性を高く孕んでいる。
今後、話が進むにつれてこの問題の息が続くかどうかも不明瞭だ。
今後は無視してもらっても構わない。
それでも、思い立った以上記さずにはいられない。


それでは、書かせていただきます。

彼女が聞いた『声』、これを発したのは、






『姉』と『妹』どちらなのだろうか?

【E-2 街 PK学園高校(校門付近)/昼】

【DIO@ジョジョの奇妙な冒険】
[身体]:ジョナサン・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険
[状態]:エターナルに変身中、両腕火傷、体中に痺れ(少し再発)、疲労(大)、火に対する忌避感、姉畑支遁への屈辱と怒り(大)、ダメージ(中)
[装備]:ロストドライバー+T2エターナルメモリ@仮面ライダーW
[道具]:基本支給品、ジークの脊髄液入りのワイン@進撃の巨人、精神と身体の組み合わせ名簿@オリジナル、クリムヴェールのプロフィール、ピカチュウのプロフィール
[思考・状況]基本方針:勝利して支配する
1:アネハタを殺しに行く
2:甜花を従えておく。
3:裏切るような真似をしたら殺す。
4:役立たないと判断した場合も殺す。
5:貨物船はもはやどうでもいい。どうせ役に立たない、助かるまい
6:学園から逃げた連中への苛立ち。次に出会えば借りは返す。(特にスギモト、戦兎、ピカチュウ(善逸))。
7:元の身体はともかく、石仮面で人間はやめておきたい。
8:アイスがいるではないか……探す。
9:承太郎と会えば時を止められるだろうが、今向かうべきではない。
10:ジョースターの肉体を持つ参加者に警戒。東方仗助の肉体を持つ犬飼ミチルか?
11:エボルト、柊ナナに興味。
12:仮面ライダー…中々使えるな。
13:デビハムと少女(しのぶ)は…次に会う事があったら話をすれば良いか。
14:もしこの場所でも天国に到達できるなら……。
[備考]
※参戦時期は承太郎との戦いでハイになる前。
※ザ・ワールドは出せますが時間停止は出来ません。
 ただし、スタンドの影響でジョナサンの『ザ・パッション』が使える か も。
※肉体、及び服装はディオ戦の時のジョナサンです。
※スタンドは他人にも可視可能で、スタンド以外の干渉も受けます。
※ジョナサンの肉体なので波紋は使えますが、肝心の呼吸法を理解していません。
 が、身体が覚えてるのでもしかしたら簡単なものぐらいならできるかもしれません。
※肉体の波長は近くなければ何処かにいる程度にしか認識できません。
※貨物船の能力を分身だと考えています。
※T2エターナルメモリに適合しました。変身後の姿はブルーフレアになります。
※主催者が世界と時間を自由に行き来出来ると考えています。
※杉元佐一の肉体が文字通り不死身のものである可能性を考えています。

【大崎甜花@アイドルマスターシャイニーカラーズ】
[身体]:大崎甘奈@アイドルマスターシャイニーカラーズ
[状態]:疲労(大)、胴体にダメージ(小)、DIOへの愛(大)、姉畑への恐怖と嫌悪感と怒り(大)、服や体にいくつかの切り傷、戦兎に対し複雑な気持ち
[装備]:戦極ドライバー+メロンロックシード+メロンエナジーロックシード@仮面ライダー鎧武、PK学園の女生徒用制服@斉木楠雄のΨ難
[道具]:基本支給品、甘奈の衣服と下着
[思考・状況]基本方針:DIOさんの為に頑張る
1:DIOさん大好き♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
2:あの人(姉畑支遁)……絶対に許さない…!
3:戦兎さん…DIOさんに酷いことしたのに……この気持ちは何で…?
4:ナナちゃんと燃堂さんも……酷いよ……。
5:なーちゃん達はDIOさんが助けてくれる……良かった……。
6:千雪さんと、真乃ちゃんまで……。
7:貨物船って……何でそんな名前に…?とりあえず、助けに行くことになるの…?
[備考]
※自分のランダム支給品が仮面ライダーに変身するものだと知りました。
※参戦時期は後続の書き手にお任せします。
※参加者が並行世界から集められている可能性を知りました。
※ホレダンの花の花粉@ToLOVEるダークネスによりDIOへの激しい愛情を抱いています。
 どれくらい効果が継続するかは後続の書き手にお任せします。


【E-2 街/昼】

【貨物船@うろ覚えで振り返る承太郎の奇妙な冒険】
[身体]:フォーエバー@ジョジョの奇妙な冒険
[状態]:疲労(中)、ダメージ(大)、右肩に刺し傷(包帯が巻かれている)、肛門裂傷、精神疲労(大)、ジークの脊髄液入りのワインを摂取、酒酔い(大分醒めた)、身動きが取れない、死の覚悟
[装備]:英和辞典@現実
[道具]:基本支給品、ワイングラス
[思考・状況]基本方針:DIOのためになるように行動
1:DIOが自分のメッセージに気づくことを祈る。
2:漫画を置いて行ってしまったのが少し残念。
3:甜花が気に入らなかったが…
4:尻が痛すぎる。
[備考]
※スタンドの像はフォーエバーのものとそっくりな姿になっています。
※一応知性はあるようです。
※DIOがした嘘のワインの説明を信じています。
※英和辞典の後ろの方のページが数ページ破れています。

【姉畑支遁@ゴールデンカムイ】
[身体]:クリムヴェール@異種族レビュアーズ
[状態]:疲労(大)、未知の動物の存在への興奮、下半身露出、DIOへの恐怖(大)、必死、象のSMILE、貨物船を象の鼻で拘束中
[装備]:ドリルクラッシャー@仮面ライダービルド、逸れる指輪(ディフレクション・リング)@オーバーロード
[道具]:基本支給品×2(我妻善逸の分を含む)、青いポーション×1@オーバーロード、黄チュチュゼリー×2@ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド
[思考・状況]
基本方針:色んな生き物と交わってみたい
1:DIOから逃げる。
2:この貨物船という名のオランウータンで消えた方をおびき寄せたい。
3:貨物船についても生態(もう片方(スタンド)とダメージを共有している点)が興味深い、もっと知りたい、仲良くなりたい
4:ピカチュウや巨大なトビウオと交わりたい。他の生き物も探してみる。
5:あの少女(杉元)は私の入れ墨を狙う人間なのでしょうか?
6:何故網走監獄がここに?
7:人殺しはやりたくないんですが…
[備考]
※網走監獄を脱獄後、谷垣源次郎一行と出会うよりも前から参戦です。
※ピカチュウのプロフィールを確認しました。
※象のSMILEとしての姿は、象の背中から上半身が生えている、足が象の牙にあたる鼻の付け根の横の部分から生えている、象の左右の鼻の穴がそれぞれ左が男性器・右が女性器になっています。
※どの方角に向かって逃げているかは後続の書き手にお任せします。

※PK学園の体育館の近くのどこかに食べかけのSMILEが落ちています。

【黄チュチュゼリー@ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド】
エレキチュチュを倒すことで入手できるアイテム。
しびれるほどではないが常にビリビリしている。
叩くなどして衝撃を与えると破裂して周囲に電気を発生させる。
炎属性の物に当てて赤チュチュゼリーに、氷属性の物に当てて白チュチュゼリーにしたりすること等もできる。
魔物素材であるため、特定の虫と混ぜて調理すれば薬を作ることも可能。
ここにおいては計5つ支給。
元は我妻善逸への支給品。

【SMILE@ONE PIECE】
シーザー・クラウンによって開発された人造の悪魔の実。
シーザーがパンクハザードで作る「SAD」という名の薬品を、ドレスローザの地下工場でトンタッタ族の栽培能力を利用して生産されている。
トンタッタ族曰く、とても不自然な果実らしい。
食べると体の一部を動物のものに変身させることが出来る能力を得られる。
ただし、その成功確率は10人食べて1人だけである。
成功したとしても、どんな動物の能力を得られるか、どこを変身させることができるようになるかもランダムである。
場合によってはかなり悲惨な見た目になる例もある。
失敗を引いた場合、笑い以外の感情を永遠に失ってしまう。
元は我妻善逸への支給品。

95:Broken Sky -Dance With Me- 投下順に読む 97:我妻善逸はでんきネズミのユメをみるか!?
時系列順に読む 99:疑似体験Ψエンスフィクション
84:楽園に背く DIO 103:Lが呼ぶほうへ/矛盾に脳を惑わして
大崎甜花
貨物船
姉畑支遁

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  • 俺ロワ・トキワ荘:http://jbbs.shitaraba.net/otaku/12648/
  • 本スレ①:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1615384066/
  • 本スレ②:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1633849195/l30
  • 本スレ③:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1664632643/l30
  • 本スレ④:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1706338338/l30
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