「どうなった…?」
「分かりません…外に出てみないと…」
「分かりません…外に出てみないと…」
あれだけ執拗に宇宙船を狙った攻撃が止まり、外からの轟音ももう聞こえない。
戦いは終わったのだろうか。
終わったとしてどのような結末を迎えたのか。
しんのすけが勝った、それなら何も問題は無いがもしそうじゃなかったら。
最悪の可能性が現実のものになれば、いよいよ自分達もお終いだ。
いずれにせよこの目で確かめる以外に選択肢はない。
戦いは終わったのだろうか。
終わったとしてどのような結末を迎えたのか。
しんのすけが勝った、それなら何も問題は無いがもしそうじゃなかったら。
最悪の可能性が現実のものになれば、いよいよ自分達もお終いだ。
いずれにせよこの目で確かめる以外に選択肢はない。
「お?ムキムキと一緒に牛乳をぶちのめすんだな!」
能天気な発言にツッコミを入れる気力もない。
慎重に歩を進め外に出る。
半壊した宇宙船を背に目を凝らせば、倒れ込み荒い息を吐く男が一人。
慎重に歩を進め外に出る。
半壊した宇宙船を背に目を凝らせば、倒れ込み荒い息を吐く男が一人。
「お?おーい!大丈夫かムキムキー!」
「……お?だいじょぶ…じゃなくてヘトヘトだゾ…」
「……お?だいじょぶ…じゃなくてヘトヘトだゾ…」
疲労困憊ながらどうにか手を上げ反応する。
胴着が汚れるのも厭わず泥の真上に体を横たえる、しんのすけの姿がそこにあった。
胴着が汚れるのも厭わず泥の真上に体を横たえる、しんのすけの姿がそこにあった。
界王拳は戦闘能力を爆発的に上昇させる反面、体力も大幅に消費する諸刃の剣。
戦闘力が倍になればなる程、如何に悟空とて命の危機に陥り兼ねないリスクが存在する。
しんのすけも同様に界王拳を使った反動で、多大な体力消耗に蝕まれた。
回復ポッドで疲労とおさらばする前に逆戻りだ。
戦闘力が倍になればなる程、如何に悟空とて命の危機に陥り兼ねないリスクが存在する。
しんのすけも同様に界王拳を使った反動で、多大な体力消耗に蝕まれた。
回復ポッドで疲労とおさらばする前に逆戻りだ。
尤も体力を消費しただけの甲斐はあった。
「倒したんでしょうか…?」
思わず息を呑み、ナナは転がる巨体を見やる。
チェンソーの悪魔は先程までの猛威を振るったとは思えぬ有様。
全身の半分以上が消し飛ばされ、チェンソーの稼働音はおろか呻き声すら聞こえない。
焼け爛れた痕が雨で濡れて、何とも言えぬ痛々しさを抱かせる。
打ち上げられた鯨の死骸よりもずっと不気味だ。
チェンソーの悪魔は先程までの猛威を振るったとは思えぬ有様。
全身の半分以上が消し飛ばされ、チェンソーの稼働音はおろか呻き声すら聞こえない。
焼け爛れた痕が雨で濡れて、何とも言えぬ痛々しさを抱かせる。
打ち上げられた鯨の死骸よりもずっと不気味だ。
何にしても、最悪の事態だけは回避出来たと見て良いだろう。
簡単に死んでやる気がないとはいえ、一時は本当に全滅も覚悟しそうになったくらいだ。
傷は少なくないが生きているならそれでいい。
取り敢えずしんのすけを宇宙船内に運び、散らばった支給品も回収しようと考え、
簡単に死んでやる気がないとはいえ、一時は本当に全滅も覚悟しそうになったくらいだ。
傷は少なくないが生きているならそれでいい。
取り敢えずしんのすけを宇宙船内に運び、散らばった支給品も回収しようと考え、
「……っ」
猛烈な悪寒が脹相を襲った。
何故だ、あの怪物は既に死んだ。
まさか別の襲撃者が現れるとでも言うのか。
まさか別の襲撃者が現れるとでも言うのか。
(…違う!奴はまだ……)
死んでいない。
ピクリとも動かず、声を上げようともしない。
だが脹相は気付いた。
鉄の頭部、チェンソーも砕け散り見るも無残な姿と化しながらも。
怪物はしんのすけを見ている。
死に体となりながらも未だ勝負を捨てていない。
ピクリとも動かず、声を上げようともしない。
だが脹相は気付いた。
鉄の頭部、チェンソーも砕け散り見るも無残な姿と化しながらも。
怪物はしんのすけを見ている。
死に体となりながらも未だ勝負を捨てていない。
どうする。
今からしんのすけに叫んでも、倒れた彼が反応できる可能性は低い。
銃で撃つか?死にかけとはいえこんなちっぽけな拳銃が効くのか?
こうやって考えている時間すら惜しい。
今からしんのすけに叫んでも、倒れた彼が反応できる可能性は低い。
銃で撃つか?死にかけとはいえこんなちっぽけな拳銃が効くのか?
こうやって考えている時間すら惜しい。
焦りがあっという間にピークに達し、
「――――」
脹相の瞳に、知らない光景が映し出された。
無数の閃光が放たれる。
視界全てを覆い尽くす、血のような赤。
反応が追い付かず、気が付けば傍らの少女が餌食となった。
視界全てを覆い尽くす、血のような赤。
反応が追い付かず、気が付けば傍らの少女が餌食となった。
『ハルトマン!!』
思わず叫ぶ。
知らない女の名を。
自分は知らない、だが自分の体は知っている女の名を。
知らない女の名を。
自分は知らない、だが自分の体は知っている女の名を。
同室の友人にもお構いなしで散らかし、ロクに反省もしない。
目敏くチョコレートを持っていると見つけ、軍人らしからぬ悪戯に成功した子供のような笑みを浮かべる彼女。
だけど嫌いにはなれない。
そんな彼女が真っ逆さまに落ちていく。
目敏くチョコレートを持っていると見つけ、軍人らしからぬ悪戯に成功した子供のような笑みを浮かべる彼女。
だけど嫌いにはなれない。
そんな彼女が真っ逆さまに落ちていく。
声は届かない。
彼女の姿はどこにも見えない。
彼女の姿はどこにも見えない。
そんな記憶にない光景を、何故このタイミングで見るのか。
状況は全く違うのに。
状況は全く違うのに。
あとほんの少しの距離にいるしんのすけが、何故落ちる『彼女』と重なるのか。
一体自分に、何をしろと言うのか。
一体自分に、何をしろと言うのか。
死んで欲しいとは思っていない。
だが自分が死にたいとも思っていない。
やらねばならない事が残っている。
討たねばならない男が生きている。
果たさなくてはならない弟の復讐を、道半ばで閉ざされる訳には――
だが自分が死にたいとも思っていない。
やらねばならない事が残っている。
討たねばならない男が生きている。
果たさなくてはならない弟の復讐を、道半ばで閉ざされる訳には――
「……」
弟なら、こんな時どうするだろうか。
悠仁だったら、うだうだ悩み続けるだろうか。
悠仁だったら、うだうだ悩み続けるだろうか。
(…そうだな)
考えるまでもない。
あの優しい弟が、何もしないで突っ立ったままな筈が無い。
あれこれ理由を重ねるより先に、動き出すに決まっている。
あの優しい弟が、何もしないで突っ立ったままな筈が無い。
あれこれ理由を重ねるより先に、動き出すに決まっている。
なら、兄である自分がやるべき行動は一つしか無いだろう。
「俺は、悠仁のお兄ちゃんとして恥じない生き方を貫く」
脹相は兄である事を絶対に投げ出さない。
「ボディーチェーーーーーーンジ!!!!!」
そして彼は躊躇なくしんのすけの前に飛び出た。
○
上手くいくはずだった。
なのに何故こうなったのだろうか。
なのに何故こうなったのだろうか。
界王拳で強化された上でのかめはめ波を身に受けて尚、ギニューは生きていた。
悟空の能力に大幅な制限が課せられていたこと。
巨大化した故に全身を消し飛ばされるまではいかなかったこと。
悪魔とアマゾンという、人間を超える生命力の肉体のお陰で辛うじて命を繋いだこと。
複数の幸運に救われ、ギニューはまだ脱落者に名を連ねずに済んだ。
悟空の能力に大幅な制限が課せられていたこと。
巨大化した故に全身を消し飛ばされるまではいかなかったこと。
悪魔とアマゾンという、人間を超える生命力の肉体のお陰で辛うじて命を繋いだこと。
複数の幸運に救われ、ギニューはまだ脱落者に名を連ねずに済んだ。
尤もそれも時間の問題。
息はあるが死の危機から脱せた訳ではない。
制限の対象とはいえ不死の悪魔と、高い再生能力を持つアマゾン。
異形の能力を以てしても、悟空の力をモロに叩きつけられては限度がある。
放って置けば数分と経たずに死ぬ、薄れる意識の中で確信を抱いた。
息はあるが死の危機から脱せた訳ではない。
制限の対象とはいえ不死の悪魔と、高い再生能力を持つアマゾン。
異形の能力を以てしても、悟空の力をモロに叩きつけられては限度がある。
放って置けば数分と経たずに死ぬ、薄れる意識の中で確信を抱いた。
だがまだ終わっていない、諦めるにはまだチャンスが残っている。
瀕死にまで追い込まれたからだろう。
杖を守るだの肉を食べたいだのという雑音はほとんど聞こえなくなり、ハッキリした意識はただ一つ。
フリーザの為に優勝する、ギニュー本来の強靭な決意。
瀕死にまで追い込まれたからだろう。
杖を守るだの肉を食べたいだのという雑音はほとんど聞こえなくなり、ハッキリした意識はただ一つ。
フリーザの為に優勝する、ギニュー本来の強靭な決意。
僅かだが、本当に僅かとしか言えない残り滓程度だが余力はあるのだ。
自分は死ぬ一歩手前、しかし敵もまた身動きが取れないくらいには疲弊している。
今しかない、このチャンスを逃せば何もかもが手遅れになってしまう。
自分は死ぬ一歩手前、しかし敵もまた身動きが取れないくらいには疲弊している。
今しかない、このチャンスを逃せば何もかもが手遅れになってしまう。
どれだけ激痛に苛まれようと、何も為せずに終わるのに比べれば苦痛でも何でもない。
最後に勝つのは自分だ、勝利を捧げるのはフリーザにだと己に喝を入れ。
今度こそ、目的の体を手に入れる。
最後に勝つのは自分だ、勝利を捧げるのはフリーザにだと己に喝を入れ。
今度こそ、目的の体を手に入れる。
その筈だったというのに
「な、き、貴様…!!ふざけた真似をしおって!!!」
具足とも違う機械を履いた足で地団太を踏む。
背中から感じるキツい痛みも今この瞬間だけは怒りに塗り潰される。
ほんの数秒前まで自分が入っていた化け物を睨み、ギニューは怒りの声を上げた。
美人と呼ぶに相応しいバルクホルンの顔を憤怒に染めて。
背中から感じるキツい痛みも今この瞬間だけは怒りに塗り潰される。
ほんの数秒前まで自分が入っていた化け物を睨み、ギニューは怒りの声を上げた。
美人と呼ぶに相応しいバルクホルンの顔を憤怒に染めて。
「お、お姉さんお顔が恐いゾ…。もしかしてかーちゃんみたいにお便秘?」
体が入れ替わったと気付いていないしんのすけからしたら意味が分からない。
倒した筈の怪物が何かを叫び、いきなり自分の前に飛び出た仲間が怒りを露わに喚き出したのだ。
恐る恐る宥めようと声を掛けるも、当の相手には憎々し気に睨み返される。
倒した筈の怪物が何かを叫び、いきなり自分の前に飛び出た仲間が怒りを露わに喚き出したのだ。
恐る恐る宥めようと声を掛けるも、当の相手には憎々し気に睨み返される。
(あと一歩のところで…!!)
どれだけ悔やんでも今更結果は変えられない。
脹相とボディーチェンジをしてしまった以上、二時間経たなければ体の入れ替えは不可能。
目の前に悟空の体があるというのに、手に入れられないとは何と歯痒いことか。
ボディーチェンジが使用不能とあっては最早ギニューにやれる事は無い。
脹相とボディーチェンジをしてしまった以上、二時間経たなければ体の入れ替えは不可能。
目の前に悟空の体があるというのに、手に入れられないとは何と歯痒いことか。
ボディーチェンジが使用不能とあっては最早ギニューにやれる事は無い。
「ならばせめて、貴様らだけでも仕留めてやる!」
「っ!?」
「っ!?」
言うや否や拳銃を取り出し、突き付ける相手はナナ。
いずれ手に入れる悟空の体はともかく、他の連中なら始末しても問題はない。
ロクに収穫なしで終わるのも癪だ、殺せる奴は殺しておくに限る。
いずれ手に入れる悟空の体はともかく、他の連中なら始末しても問題はない。
ロクに収穫なしで終わるのも癪だ、殺せる奴は殺しておくに限る。
標的に選ばれたと気付くもナナは動けない。
彼女もまたギニューが撃破されたと思い、僅かながら気を抜いてしまったのがここに来て響く。
脹相が飛び出し、チェンソーの怪物が発した光が治まったかと思えば、その脹相が自分に銃を向けた。
目まぐるしく変わる状況は孤島の学級でのいざこざとは違う、本物の戦場ならではの緊迫感。
常人に比べれば早く危険を察知したものの行動に移すには遅い。
弾が発射された後で対処可能な能力も無く、必然的に弾丸は肉を抉り血を滴らせる。
彼女もまたギニューが撃破されたと思い、僅かながら気を抜いてしまったのがここに来て響く。
脹相が飛び出し、チェンソーの怪物が発した光が治まったかと思えば、その脹相が自分に銃を向けた。
目まぐるしく変わる状況は孤島の学級でのいざこざとは違う、本物の戦場ならではの緊迫感。
常人に比べれば早く危険を察知したものの行動に移すには遅い。
弾が発射された後で対処可能な能力も無く、必然的に弾丸は肉を抉り血を滴らせる。
「…っ。大丈夫か?相棒の弟」
但しナナではなく、自ら盾となった燃堂のだ。
元々超人的な身体能力を有している為、別人の体になっても野性的な直感は健在なのか。
相棒と呼ぶ友と同じ顔の人物を守る意思に突き動かされるまま、ナナの身代わりで銃弾を己が身に受けた。
元々超人的な身体能力を有している為、別人の体になっても野性的な直感は健在なのか。
相棒と呼ぶ友と同じ顔の人物を守る意思に突き動かされるまま、ナナの身代わりで銃弾を己が身に受けた。
「ね、燃堂さんなにを…!?」
「相棒の弟ってことは俺っちにとっても弟みたいなもんだからな。放って置けるわけねえ」
「相棒の弟ってことは俺っちにとっても弟みたいなもんだからな。放って置けるわけねえ」
何でもない事のように告げるその顔は、燃堂らしからぬ真剣味に満ちていて。
殺し合いで最も付き合いの長いナナも言葉に詰まった。
運が良いと言うべきか、撃たれた箇所は左肩。
血の滲んだ衣服は痛々しくとも致命傷では無い。
殺し合いで最も付き合いの長いナナも言葉に詰まった。
運が良いと言うべきか、撃たれた箇所は左肩。
血の滲んだ衣服は痛々しくとも致命傷では無い。
「チィッ!」
邪魔が入り一発で仕留められず苛立つギニュー。
自分から盾になったなら、望み通り燃堂を先に撃ち殺す。
隙だらけの背中へ銃口を向け、引き金に力を籠める。
自分から盾になったなら、望み通り燃堂を先に撃ち殺す。
隙だらけの背中へ銃口を向け、引き金に力を籠める。
{くっ…!」
ギニューはまだ諦めていないと、自身を庇う男越しにナナも気付く。
このままでは結局死ぬ、自分も燃堂も殺される。
あの世へと誘う声が大きくなり、死神に腕を引っ掴まれたとふざけた錯覚を抱いた。
避けようのない終わりを前に、何かを考えるでもなく咄嗟に右手を翳し、
このままでは結局死ぬ、自分も燃堂も殺される。
あの世へと誘う声が大きくなり、死神に腕を引っ掴まれたとふざけた錯覚を抱いた。
避けようのない終わりを前に、何かを考えるでもなく咄嗟に右手を翳し、
ギニューの持つ銃があらぬ方へと吹き飛ばされた。
「なにぃっ!?」
「えっ」
「えっ」
声の大きさに違いはあれど、両者共通で含まれるのは困惑。
傍目には敵自ら銃を放り投げたように見えたナナも、勝手に自分の手から拳銃がすっぽ抜けたギニューも、揃って目を白黒させる。
隙を見せた連中を殺すチャンスを、捨てる真似を誰が行うものか。
拳銃が独りでに動き出すのも有り得ない。
では誰の仕業だと深く考えるまでも無い、掌を翳したメガネの小僧だ。
隠し玉を持っていたのかと歯軋りし、ここでようやく気付く。
傍目には敵自ら銃を放り投げたように見えたナナも、勝手に自分の手から拳銃がすっぽ抜けたギニューも、揃って目を白黒させる。
隙を見せた連中を殺すチャンスを、捨てる真似を誰が行うものか。
拳銃が独りでに動き出すのも有り得ない。
では誰の仕業だと深く考えるまでも無い、掌を翳したメガネの小僧だ。
隠し玉を持っていたのかと歯軋りし、ここでようやく気付く。
(待て、確かあの小僧…ヒイラギとこの体の女に呼ばれていなかったか…!?)
柊ナナとは絵美理が殺意を露わにしていた名前ではないか。
思い出すだけで頭痛がしてくる狂人とナナに、どのような因縁があるかは知らない。
だが絵美理のような殺しに何の躊躇も持たない女に執着されるくらいだ、相応の力は有していると考えるのが自然。
もしや絵美理はナナが隠し持つ特殊な力で痛い目に遭い、報復の機会を狙っていたのかもしれない。
いずれにしても取るに足らないと思った相手は牙を隠し持っていた。
思い出すだけで頭痛がしてくる狂人とナナに、どのような因縁があるかは知らない。
だが絵美理のような殺しに何の躊躇も持たない女に執着されるくらいだ、相応の力は有していると考えるのが自然。
もしや絵美理はナナが隠し持つ特殊な力で痛い目に遭い、報復の機会を狙っていたのかもしれない。
いずれにしても取るに足らないと思った相手は牙を隠し持っていた。
「こ、こらーおねえさん!ナナちゃん達は悪者じゃないゾ…!」
状況に置いて行かれたしんのすけも、流石に見ていられず立ち上がる。
仲間が突然このような暴挙に出た理由は分からないが、許せるものではない。
仲間が突然このような暴挙に出た理由は分からないが、許せるものではない。
(おのれ…!また面倒な状況に……!)
どうにも上手くいかず、忌々しさでおかしくなりそうだ。
未知数の力を持つナナと、悟空の体を操るしんのすけ。
ギニューから見たら戦闘面では素人なれど、怪物と化した自分をああも追い詰めた事実は無視できない。
少なくとも、悟空のパワーを引き出すのには成功している。
消耗は軽く無いがそれを言ったら自分だって万全とは程遠い。
ボディーチェンジ可能になるまでの二時間、ここで粘り続けるのは現実的に非ず。
こうなってはもう、選択肢は限られてくる。
未知数の力を持つナナと、悟空の体を操るしんのすけ。
ギニューから見たら戦闘面では素人なれど、怪物と化した自分をああも追い詰めた事実は無視できない。
少なくとも、悟空のパワーを引き出すのには成功している。
消耗は軽く無いがそれを言ったら自分だって万全とは程遠い。
ボディーチェンジ可能になるまでの二時間、ここで粘り続けるのは現実的に非ず。
こうなってはもう、選択肢は限られてくる。
「これで終わったと思うな地球人ども!」
吐き捨てると即座に背を向け駆け出す。
後ろから聞こえてくる声は全て無視し、撤退に集中。
そこいらに散らばった支給品を回収する手間すら惜しい。
ただせめてこれらだけはと、巨大化した際に落とした虹と圧裂弾を拾い上げる。
ストライカーユニットを履いたままなのは幸いだ。
地面から全身を浮かせあっという間に上昇、しんのすけ達には目もくれずに離れて行く。
後ろから聞こえてくる声は全て無視し、撤退に集中。
そこいらに散らばった支給品を回収する手間すら惜しい。
ただせめてこれらだけはと、巨大化した際に落とした虹と圧裂弾を拾い上げる。
ストライカーユニットを履いたままなのは幸いだ。
地面から全身を浮かせあっという間に上昇、しんのすけ達には目もくれずに離れて行く。
(ええい!何なのだこの様は!?)
厄介なデンジの体を捨てられた。
加えてダメージの大きさを考えれば脹相はまず助からない。
また一人参加者が減ったのは、悪い結果では無い。
が、両手を上げて喜ぶほどの大成果を挙げたかと言えば、残念ながら首を横に振らざるを得ない。
絵美理の時と同じだ。
生き延びたというのにどうもスッキリしない、却ってストレスが溜まる始末。
おまけに当初の目的であった宇宙船の調査すら果たせていない。
加えてダメージの大きさを考えれば脹相はまず助からない。
また一人参加者が減ったのは、悪い結果では無い。
が、両手を上げて喜ぶほどの大成果を挙げたかと言えば、残念ながら首を横に振らざるを得ない。
絵美理の時と同じだ。
生き延びたというのにどうもスッキリしない、却ってストレスが溜まる始末。
おまけに当初の目的であった宇宙船の調査すら果たせていない。
とはいえ生き延びたのは事実。
悟空の体の在処も突き止めた、ならチャンスはまだそこら中に転がっている。
だから今は耐え、次に備えるのだ。
フリーザ復活のための戦いはまだ終わってなどいないのだから。
悟空の体の在処も突き止めた、ならチャンスはまだそこら中に転がっている。
だから今は耐え、次に備えるのだ。
フリーザ復活のための戦いはまだ終わってなどいないのだから。
「野原しんのすけ!次こそは孫悟空の体を手に入れてやる!その時を覚悟しておけ!!」
【C-1 上空/夕方】
【ギニュー@ドラゴンボール】
[身体]:ゲルトルート・バルクホルン@ストライクウィッチーズシリーズ
[状態]:肉体的疲労(極大)、精神的疲労(大)、腹部に打撲、背中にダメージ(極大)、魔力消費(大)、イライラ(大)、姉畑への怒りと屈辱(暴走しない程度にはキープ)、ボディチェンジ使用不可(残り約2時間)、飛行中
[装備]:フラックウルフFw190D-6@ストライクウィッチーズシリーズ、圧裂弾(1/1、予備弾×1)@仮面ライダーアマゾンズ、虹@クロノ・トリガー
[道具]:基本支給品、竈門炭治郎の斧@鬼滅の刃、零余子の首輪
[思考・状況]
基本方針:ジョーカーの役割を果たしつつ、優勝し、主催を出し抜き制裁を下して、フリーザを完全に復活させる。
1:今は退く、このままでは済まさんぞ!
2:デンジの体は捨てられたが…この女の体はどこまで使える?
3:孫悟空の体を奪う。オレが手に入れるまで死ぬなよしんのすけ。
4:ヒノカミ神楽とかはもう少しコツを掴めば使えそうな気がする。
5:変態天使(姉畑)は次に会ったら必ず殺す。但し奴の殺害のみに拘る気は無い。
6:炎を操る女(杉元)、エネルギー波を放つ女(いろは)、二刀流の女(ジューダス)にも警戒しておく。
7:ここにはロクでもない女しかいないのかと思っていたが、さっきの絵美理とかいう頭のおかしいうるさい女と比べたら、他は全然マシなやつらだったかもしれん。
8:さっきの奴(絵美理)が気にしていたヒイラギにも警戒。何らかの力を隠し持っているのか?
[備考]
※参戦時期はナメック星編終了後。
※ボディチェンジによりバルクホルンの体に入れ替わりました。
※全集中・水の呼吸、ヒノカミ神楽は切っ掛けがあればまた使えるかもしれませんが、実際に可能かどうかは後続の書き手にお任せします。透き通る世界が見れるかも同様です。
※主催側のジョーカーとしての参戦になりました。但し、主催側の情報は何も受け取っていません。
※ボディチェンジは普通に使用が可能ですが、主催によって一度使用すると二時間発動できない制限をかけました。
※杖@なんか小さくてかわいいやつを使いました。
[身体]:ゲルトルート・バルクホルン@ストライクウィッチーズシリーズ
[状態]:肉体的疲労(極大)、精神的疲労(大)、腹部に打撲、背中にダメージ(極大)、魔力消費(大)、イライラ(大)、姉畑への怒りと屈辱(暴走しない程度にはキープ)、ボディチェンジ使用不可(残り約2時間)、飛行中
[装備]:フラックウルフFw190D-6@ストライクウィッチーズシリーズ、圧裂弾(1/1、予備弾×1)@仮面ライダーアマゾンズ、虹@クロノ・トリガー
[道具]:基本支給品、竈門炭治郎の斧@鬼滅の刃、零余子の首輪
[思考・状況]
基本方針:ジョーカーの役割を果たしつつ、優勝し、主催を出し抜き制裁を下して、フリーザを完全に復活させる。
1:今は退く、このままでは済まさんぞ!
2:デンジの体は捨てられたが…この女の体はどこまで使える?
3:孫悟空の体を奪う。オレが手に入れるまで死ぬなよしんのすけ。
4:ヒノカミ神楽とかはもう少しコツを掴めば使えそうな気がする。
5:変態天使(姉畑)は次に会ったら必ず殺す。但し奴の殺害のみに拘る気は無い。
6:炎を操る女(杉元)、エネルギー波を放つ女(いろは)、二刀流の女(ジューダス)にも警戒しておく。
7:ここにはロクでもない女しかいないのかと思っていたが、さっきの絵美理とかいう頭のおかしいうるさい女と比べたら、他は全然マシなやつらだったかもしれん。
8:さっきの奴(絵美理)が気にしていたヒイラギにも警戒。何らかの力を隠し持っているのか?
[備考]
※参戦時期はナメック星編終了後。
※ボディチェンジによりバルクホルンの体に入れ替わりました。
※全集中・水の呼吸、ヒノカミ神楽は切っ掛けがあればまた使えるかもしれませんが、実際に可能かどうかは後続の書き手にお任せします。透き通る世界が見れるかも同様です。
※主催側のジョーカーとしての参戦になりました。但し、主催側の情報は何も受け取っていません。
※ボディチェンジは普通に使用が可能ですが、主催によって一度使用すると二時間発動できない制限をかけました。
※杖@なんか小さくてかわいいやつを使いました。
○○○
終わりを実感する。
痛みに苛まれる筈の体で、微塵も苦痛を感じない。
呼吸一つすらやっとの思いだろうに、不思議と心地良い。
敷き詰めた羽毛の上に横たわり、静寂の海に沈むような安堵感。
呼吸一つすらやっとの思いだろうに、不思議と心地良い。
敷き詰めた羽毛の上に横たわり、静寂の海に沈むような安堵感。
これが終焉へと誘われる感覚ならば、少々意外だ。
自分はもっと苦しんだ果てに、救いなど皆無の中で終わるとばかり思っていたのに。
呪い呪われとはとは違う、安らぎに満ちた感覚。
自分はもっと苦しんだ果てに、救いなど皆無の中で終わるとばかり思っていたのに。
呪い呪われとはとは違う、安らぎに満ちた感覚。
弟達もまた、終わる瞬間は自分と同じだったのだろうか。
苦痛、悲観、絶望。
それらとは正反対に、安らいだ感覚をほんの少しでも味わえたのだろうか。
苦痛、悲観、絶望。
それらとは正反対に、安らいだ感覚をほんの少しでも味わえたのだろうか。
…我ながら勝手なことだ。
本当ならば俺が守らなければいけなかったのに。
兄として、もっとしてやれる事があっただろうに。
本当ならば俺が守らなければいけなかったのに。
兄として、もっとしてやれる事があっただろうに。
しかし多分、あの時黙って見ていたら。
しんのすけを助けようとしなければ、俺はきっと悠仁に一生顔向け出来なかったと思う。
しんのすけを助けようとしなければ、俺はきっと悠仁に一生顔向け出来なかったと思う。
未練はある、やり残した事もある。
ボンドルドと、奴に手を貸しただろう加茂憲倫を殺せなかったのは無念だ。
悠仁の仇が今ものうのうと息をしているのは許し難い。
ボンドルドと、奴に手を貸しただろう加茂憲倫を殺せなかったのは無念だ。
悠仁の仇が今ものうのうと息をしているのは許し難い。
だけど、悠仁は復讐を果たすより、子供を守った方がきっと喜ぶ。
だからこれで良いんだろう。
少しだけ心が軽くなり、ふと視界の隅におかしな奴が現れた。
犬…で良いのか?
呪術師の式神にしては、何とも子供の落書きのような見た目のソイツ。
頭から生やしたチェンソーは、嫌でも今の体を意識させられる。
犬…で良いのか?
呪術師の式神にしては、何とも子供の落書きのような見た目のソイツ。
頭から生やしたチェンソーは、嫌でも今の体を意識させられる。
珍妙な見た目の犬と目が合い、向こうはすっと顔を伏せた。
…………そうか。
そういうことか。
そういうことか。
こいつの正体は知らない、けれど何を考えてるかは分かる。
やるせなさと、悲しみを瞳に宿し、俯く姿を見れば。
何がそこまでこの犬を傷付けたのか、察するのは難しくない。
やるせなさと、悲しみを瞳に宿し、俯く姿を見れば。
何がそこまでこの犬を傷付けたのか、察するのは難しくない。
深く考えなくても、当たり前のことだ。
「……悪いな」
家族を失うのは誰だって辛いに決まっているのだから。
【脹相@呪術廻戦(身体:デンジ@チェンソーマン) 死亡】
◆
完全に沈黙したチェンソーの悪魔。
それが何を意味するのか、「誰が」死んだのかを正確に理解するのはただ一人。
形容し難い感情を籠めたため息は雨に消され、同行者達には聞き取れなかった。
それが何を意味するのか、「誰が」死んだのかを正確に理解するのはただ一人。
形容し難い感情を籠めたため息は雨に消され、同行者達には聞き取れなかった。
「脹相おねえさん…どうしちゃったの…?」
「ちょーそーの奴どこ行ったんだ?…いてて…」
「ちょーそーの奴どこ行ったんだ?…いてて…」
逃げた方が脹相だと思っている少年二人にも、説明の必要がある。
果たしておバカな5歳児と、それ以上のバカに理解させられるのか。
何とも頭の痛くなる役目だが、自分がやるしかないのは非常に気が重い。
果たしておバカな5歳児と、それ以上のバカに理解させられるのか。
何とも頭の痛くなる役目だが、自分がやるしかないのは非常に気が重い。
「…お二人とも、一旦宇宙船の中に戻りましょう。このまま外にいたら風邪を引きますし、それに手当てもした方が良いです」
半壊の憂き目に遭ったが雨風を凌ぐ役目は十分果たせる。
撃たれた燃堂と殴られたしんのすけの怪我も処置した方が良いだろう。
回復ポッドもう使えないが、病院で集めた物資がナナのデイパックには入っている。
断る理由も無く、脹相への釈然としない思いをそれぞれ抱きながら言われた通り宇宙船に戻った。
撃たれた燃堂と殴られたしんのすけの怪我も処置した方が良いだろう。
回復ポッドもう使えないが、病院で集めた物資がナナのデイパックには入っている。
断る理由も無く、脹相への釈然としない思いをそれぞれ抱きながら言われた通り宇宙船に戻った。
「……」
二人の背を見送り、ナナは振り返り様右手を翳す。
するとどうしたことか、地面に落ちた拳銃がすっぽりとナナの手に収まったのだ。
見えない何かに引っ張られたような奇怪な動きを見せ、己の手元にやって来た銃を見つめる表情は酷く重苦しい。
するとどうしたことか、地面に落ちた拳銃がすっぽりとナナの手に収まったのだ。
見えない何かに引っ張られたような奇怪な動きを見せ、己の手元にやって来た銃を見つめる表情は酷く重苦しい。
「やはりか……」
疑う余地はない。
一度目は自分でも訳が分からずギニューの手から銃を吹き飛ばした。
二度目は意識して行い、自分の手元に銃を引き寄せた。
不可思議極まりない現象の正体が何なのか、既に答えは出ている。
一度目は自分でも訳が分からずギニューの手から銃を吹き飛ばした。
二度目は意識して行い、自分の手元に銃を引き寄せた。
不可思議極まりない現象の正体が何なのか、既に答えは出ている。
念力。
直接手を触れずに人や物体を動かす、超能力の一種。
自身の肉体、斉木楠雄が使える無数の能力の一つ。
それをナナが使えるようになった。
手持ちのカードが一つ増え、今後は戦力として利用可能。
そう単純な話だったらどんなに良かったことか。
直接手を触れずに人や物体を動かす、超能力の一種。
自身の肉体、斉木楠雄が使える無数の能力の一つ。
それをナナが使えるようになった。
手持ちのカードが一つ増え、今後は戦力として利用可能。
そう単純な話だったらどんなに良かったことか。
病院で斉木も言っていたが、現在起きているのは彼にとってもイレギュラーな事態。
他人に長時間体を明け渡したのもこれが初めてであり、予期せぬ現象が起きても不思議はない。
殺し合い開始当初は使えなかった超能力が、病院での接触を原因として多少使える可能性もある。
斉木の仮説は正しかったと証明するかのように、ナナは念力をギニュー相手に使ってみせた。
他人に長時間体を明け渡したのもこれが初めてであり、予期せぬ現象が起きても不思議はない。
殺し合い開始当初は使えなかった超能力が、病院での接触を原因として多少使える可能性もある。
斉木の仮説は正しかったと証明するかのように、ナナは念力をギニュー相手に使ってみせた。
「……」
放送の後、三人で病院を発つ直前の会話を思い出す。
脹相も言っていたが、どうも斉木に関係するものだけ出来過ぎている。
殺し合いが始まってすぐ斉木の友人である燃堂に遭遇し、しかも場所は斉木と馴染みのあるラーメン屋。
近くには母校のPK学園があり、斉木の知人である鳥束もPK学園からそう遠くない場所がスタート地点。
サイコメトリーが斉木本人には効果を発揮したのも合わせ、どうにも作為的な何かを感じずにはいられない。
脹相も言っていたが、どうも斉木に関係するものだけ出来過ぎている。
殺し合いが始まってすぐ斉木の友人である燃堂に遭遇し、しかも場所は斉木と馴染みのあるラーメン屋。
近くには母校のPK学園があり、斉木の知人である鳥束もPK学園からそう遠くない場所がスタート地点。
サイコメトリーが斉木本人には効果を発揮したのも合わせ、どうにも作為的な何かを感じずにはいられない。
燃堂との出会いがそもそもの切っ掛けとなり、斉木の精神は復活した。
ということは斉木との接触だけでなく、燃堂の存在が超能力を徐々に使える何らかの影響を与えているのだろうか。
実際、燃堂が撃たれた直後に念力を発動したのを考えると、そういう推測も有り得ないとは言い切れない。
まさかとは思うが名前繋がりでとかの、非常に阿保らしい理由では無いはず。
それも燃堂らしいと言えばらしいが。
ということは斉木との接触だけでなく、燃堂の存在が超能力を徐々に使える何らかの影響を与えているのだろうか。
実際、燃堂が撃たれた直後に念力を発動したのを考えると、そういう推測も有り得ないとは言い切れない。
まさかとは思うが名前繋がりでとかの、非常に阿保らしい理由では無いはず。
それも燃堂らしいと言えばらしいが。
燃堂の消失が切っ掛けで斉木が世界を滅ぼした並行世界があったと言うくらいだ。
自分が思っている以上に、燃堂は重要な人間だとでも言うのか。
自分が思っている以上に、燃堂は重要な人間だとでも言うのか。
「……」
疑問と同じ、或いはより大きくナナの胸中を占めるのは恐怖。
超能力が使えるようになった、それはつまり人類の敵へ一歩近づいた事を意味する。
無論、こんな風に考えている時点で精神は紛れも無い無能力者の柊ナナ。
能力者とは違う、両親を奪った人類の敵と同じになどなってはいない。
超能力が使えるようになった、それはつまり人類の敵へ一歩近づいた事を意味する。
無論、こんな風に考えている時点で精神は紛れも無い無能力者の柊ナナ。
能力者とは違う、両親を奪った人類の敵と同じになどなってはいない。
しかしこの先どうなるかは分からない。
斉木の能力が一つ、また一つと使えるようになればその度に心も能力者へ変貌し、最終的には心身ともに完全な人類の敵の誕生。
悪夢のような光景が絶対に起きないと、どうして言い切れようか。
燃堂力の存在がナナを超能力者へと近付かせる、燃堂が死ねば悪夢は現実にならない。
斉木の能力が一つ、また一つと使えるようになればその度に心も能力者へ変貌し、最終的には心身ともに完全な人類の敵の誕生。
悪夢のような光景が絶対に起きないと、どうして言い切れようか。
燃堂力の存在がナナを超能力者へと近付かせる、燃堂が死ねば悪夢は現実にならない。
(馬鹿なことを…)
頭を振って血迷ったとしか言いようのない考えを消し去る。
燃堂を死なせるべきではないと斉木も言っていただろうに。
一時の焦りで燃堂を殺した結果、取り返しの付かない事態に発展したら悔やんでも悔やみきれない。
大体本当に燃堂の影響で力を使えたかどうかも確証は無いのだ、真実と決めつけ選択を誤るなんて自分らしくもない。
仮説に振り回されるより、目先の問題を優先する方がよっぽど建設的だ。
散らばった支給品を回収してから、さっさと宇宙船に戻るに限る。
燃堂を死なせるべきではないと斉木も言っていただろうに。
一時の焦りで燃堂を殺した結果、取り返しの付かない事態に発展したら悔やんでも悔やみきれない。
大体本当に燃堂の影響で力を使えたかどうかも確証は無いのだ、真実と決めつけ選択を誤るなんて自分らしくもない。
仮説に振り回されるより、目先の問題を優先する方がよっぽど建設的だ。
散らばった支給品を回収してから、さっさと宇宙船に戻るに限る。
余計な事は考えないように切り替える。
全てはただの想像に過ぎない、証拠もないのに信じたってどうしようもない。
どこか目を逸らすように自分へ言い聞かせる。
全てはただの想像に過ぎない、証拠もないのに信じたってどうしようもない。
どこか目を逸らすように自分へ言い聞かせる。
「……クソッ」
それでも、超能力を使えるようになったのは。
他者の体と言えど人類の敵に近付いたという現実は、やけに息苦しかった。
他者の体と言えど人類の敵に近付いたという現実は、やけに息苦しかった。
【C-1/夕方】
【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】
[身体]:孫悟空@ドラゴンボール
[状態]:体力消耗(極大)、ダメージ(中)、決意、深い悲しみ
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ぴょんぴょんワープくん@ToLOVEるダークネス(2時間使用不可)、ランダム支給品0~1、シロの首輪
[思考・状況]
基本方針:悪者をやっつける。
1:宇宙船に戻る。脹相おねえさんはどうしちゃったの…?
2:おじさん(産屋敷)とちゃんとおはなししたい。
3:逃げずに戦う。
4:困っている人がいたらおたすけしたい。
5:ミチルちゃん達の無事を祈る。
6:オラの身体が悪者に使われなければいいが・・・・
7:煉獄のお兄さんのお友達に会えたらその死を伝える。
[備考]
※殺し合いについてある程度理解しました。
※身体に慣れていないため力は普通の一般人ぐらいしか出せません、慣れれば技が出せるかもです。(もし出せるとしたら威力は物を破壊できるくらい、そして消耗が激しいです)
※自分が孫悟空の身体に慣れてきていることにまだ気づいていません。コンクリートを破壊できる程度には慣れました。痛みの反動も徐々に緩和しているようです。
※名簿を確認しました。
※界王拳を使用しましたが消耗がかなり激しいようです。気のコントロールにより慣れれば改善されるかもしれません
※悟空の記憶を見た影響で、かめはめ波を使用しました。
※ギニューと脹相の体が入れ替わった事に気付いていません。
[身体]:孫悟空@ドラゴンボール
[状態]:体力消耗(極大)、ダメージ(中)、決意、深い悲しみ
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ぴょんぴょんワープくん@ToLOVEるダークネス(2時間使用不可)、ランダム支給品0~1、シロの首輪
[思考・状況]
基本方針:悪者をやっつける。
1:宇宙船に戻る。脹相おねえさんはどうしちゃったの…?
2:おじさん(産屋敷)とちゃんとおはなししたい。
3:逃げずに戦う。
4:困っている人がいたらおたすけしたい。
5:ミチルちゃん達の無事を祈る。
6:オラの身体が悪者に使われなければいいが・・・・
7:煉獄のお兄さんのお友達に会えたらその死を伝える。
[備考]
※殺し合いについてある程度理解しました。
※身体に慣れていないため力は普通の一般人ぐらいしか出せません、慣れれば技が出せるかもです。(もし出せるとしたら威力は物を破壊できるくらい、そして消耗が激しいです)
※自分が孫悟空の身体に慣れてきていることにまだ気づいていません。コンクリートを破壊できる程度には慣れました。痛みの反動も徐々に緩和しているようです。
※名簿を確認しました。
※界王拳を使用しましたが消耗がかなり激しいようです。気のコントロールにより慣れれば改善されるかもしれません
※悟空の記憶を見た影響で、かめはめ波を使用しました。
※ギニューと脹相の体が入れ替わった事に気付いていません。
【柊ナナ@無能なナナ】
[身体]:斉木楠雄@斉木楠雄のΨ難
[状態]:精神的疲労(中)、自分への不安
[装備]:フリーズロッド@ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド、松平の拳銃@銀魂
[道具]:基本支給品、ライナー・ブラウンの銃@進撃の巨人、ランダム支給品0~1(確認済み)、病院内で手に入れた道具多数
[思考・状況]
基本方針:まずは脱出方法を探す。他の脱出方法が見つからなければ優勝狙い
1:フリーザの宇宙船で戦兎達を待ちつつ、しんのすけ達の手当てをする。
2:脹相の死と体が入れ替わっただろうことを説明しなくてはならないか…
3:「かめ」とは何だ…?後に続く言葉はあるのか?何か重要なものなのか?
4:「かめ」は「仮面ライダー」なのか?ならば、主催陣営の誰かが変身するということなのか?
5:斉木楠雄の精神復活は想定内だったのか?だとしたら何のために?
6:変身による女体化を試すべきかどうか…
7:犬飼ミチルとは可能なら合流しておく。能力には期待出来そうだ
8:首輪の解除方法を探しておきたい。今の所は桐生戦兎に期待
9:能力者がいたならば殺害する。並行世界の人物であろうと関係ない
10:エボルトを警戒。万が一自分の世界に来られては一大事なので殺しておきたいが、面倒な事になったな
11:可能であれば主催者が持つ並行世界へ移動する手段もどうにかしたい
12:何故小野寺キョウヤの体が主催者側にある?斉木空助は何がしたい?
13:斉木楠雄は確実に殺害する。たとえ本当に悪意が無かったとしても、もし能力の暴発でもして自分の世界に来られたらと思うと安心できない。
14:13のためなら、それこそ、自分の命と引き換えにしてでも…
[備考]
※原作5話終了直後辺りからの参戦とします。
※斉木楠雄が殺し合いの主催にいる可能性を疑っています。
※超能力は基本的には使用できませんが、「斉木楠雄」との接触の影響、もしくは適応の影響で念力が使用可能になりました。他にも使えるかもしれません。
※サイコメトリーが斉木楠雄の肉体に発動しましたが、今後は作動しません。
※参加者が並行世界から集められている可能性を知りました。
※貨物船の精神、又は肉体のどちらかが能力者だと考えています。
※小野寺キョウヤが主催に協力している可能性を疑っています。
※主催側に、自分の身体とは別の並行世界の斉木楠雄がいる可能性を伝えられました。今のところは半信半疑です。
※主催側にいる斉木楠雄がマインドコントロールを使った可能性を疑っています。自分がやったかどうかについては、否定されたため可能性としての優先順位は一応低くしています。
※並行世界の同一人物の概念を知りました
※主催陣営が参加者の思考までをも監視している可能性を考えています。
※「かめ」=仮面ライダーだと仮説した場合、主催陣営の誰かがビルド、斬月、エターナルのいずれかのライダーに変身するのではないかと考えています。
[身体]:斉木楠雄@斉木楠雄のΨ難
[状態]:精神的疲労(中)、自分への不安
[装備]:フリーズロッド@ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド、松平の拳銃@銀魂
[道具]:基本支給品、ライナー・ブラウンの銃@進撃の巨人、ランダム支給品0~1(確認済み)、病院内で手に入れた道具多数
[思考・状況]
基本方針:まずは脱出方法を探す。他の脱出方法が見つからなければ優勝狙い
1:フリーザの宇宙船で戦兎達を待ちつつ、しんのすけ達の手当てをする。
2:脹相の死と体が入れ替わっただろうことを説明しなくてはならないか…
3:「かめ」とは何だ…?後に続く言葉はあるのか?何か重要なものなのか?
4:「かめ」は「仮面ライダー」なのか?ならば、主催陣営の誰かが変身するということなのか?
5:斉木楠雄の精神復活は想定内だったのか?だとしたら何のために?
6:変身による女体化を試すべきかどうか…
7:犬飼ミチルとは可能なら合流しておく。能力には期待出来そうだ
8:首輪の解除方法を探しておきたい。今の所は桐生戦兎に期待
9:能力者がいたならば殺害する。並行世界の人物であろうと関係ない
10:エボルトを警戒。万が一自分の世界に来られては一大事なので殺しておきたいが、面倒な事になったな
11:可能であれば主催者が持つ並行世界へ移動する手段もどうにかしたい
12:何故小野寺キョウヤの体が主催者側にある?斉木空助は何がしたい?
13:斉木楠雄は確実に殺害する。たとえ本当に悪意が無かったとしても、もし能力の暴発でもして自分の世界に来られたらと思うと安心できない。
14:13のためなら、それこそ、自分の命と引き換えにしてでも…
[備考]
※原作5話終了直後辺りからの参戦とします。
※斉木楠雄が殺し合いの主催にいる可能性を疑っています。
※超能力は基本的には使用できませんが、「斉木楠雄」との接触の影響、もしくは適応の影響で念力が使用可能になりました。他にも使えるかもしれません。
※サイコメトリーが斉木楠雄の肉体に発動しましたが、今後は作動しません。
※参加者が並行世界から集められている可能性を知りました。
※貨物船の精神、又は肉体のどちらかが能力者だと考えています。
※小野寺キョウヤが主催に協力している可能性を疑っています。
※主催側に、自分の身体とは別の並行世界の斉木楠雄がいる可能性を伝えられました。今のところは半信半疑です。
※主催側にいる斉木楠雄がマインドコントロールを使った可能性を疑っています。自分がやったかどうかについては、否定されたため可能性としての優先順位は一応低くしています。
※並行世界の同一人物の概念を知りました
※主催陣営が参加者の思考までをも監視している可能性を考えています。
※「かめ」=仮面ライダーだと仮説した場合、主催陣営の誰かがビルド、斬月、エターナルのいずれかのライダーに変身するのではないかと考えています。
【燃堂力@斉木楠雄のΨ難】
[身体]:堀裕子@アイドルマスターシンデレラガールズ
[状態]:後頭部に腫れ、左肩に銃創、鳥束の死に喪失感
[装備]:如意棒@ドラゴンボール
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:お?
1:お?
[備考]
※殺し合いについてよく分かっていないようです。ただ何となく異常な場であるとは理解したようです。
※柊ナナを斉木楠雄の弟だと思っているようです。
※自分の体を使っている人物は堀裕子だと思っているようです。
※桐生戦兎とビルドに変身した後の姿を、それぞれ別人だと思っているようです。
※斬月に変身した甜花も、同じく別人だと思っているようです。
※斉木空助を斉木楠雄の兄とは別人だと思っているようです。
※斉木楠雄が病院の近くにいると思っていましたがそのことを忘れています。
※ギニューと脹相の体が入れ替わった事に気付いていません。
[身体]:堀裕子@アイドルマスターシンデレラガールズ
[状態]:後頭部に腫れ、左肩に銃創、鳥束の死に喪失感
[装備]:如意棒@ドラゴンボール
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:お?
1:お?
[備考]
※殺し合いについてよく分かっていないようです。ただ何となく異常な場であるとは理解したようです。
※柊ナナを斉木楠雄の弟だと思っているようです。
※自分の体を使っている人物は堀裕子だと思っているようです。
※桐生戦兎とビルドに変身した後の姿を、それぞれ別人だと思っているようです。
※斬月に変身した甜花も、同じく別人だと思っているようです。
※斉木空助を斉木楠雄の兄とは別人だと思っているようです。
※斉木楠雄が病院の近くにいると思っていましたがそのことを忘れています。
※ギニューと脹相の体が入れ替わった事に気付いていません。
※宇宙船の近くに基本支給品、精神と身体の組み合わせ名簿@オリジナル、杖@なんか小さくてかわいいやつ、竈門炭治郎の日輪刀(刀身が半ば程で折れている)@鬼滅の刃、バギブソン@仮面ライダークウガ、アタッシュショットガン@仮面ライダーゼロワン、ランダム支給品0~1(童磨の分・確認済み)が落ちています。
※回復ポッドはしんのすけが使用した為、今後はもう使えません。
※回復ポッドはしんのすけが使用した為、今後はもう使えません。
131:Fight King Real | 投下順に読む | 133:北へ |
時系列順に読む | ||
122:Ψ適解を答えよ! | 野原しんのすけ | 133:北へ |
柊ナナ | ||
燃堂力 | ||
脹相 | GAME OVER | |
127:チェンジ・チェンソー・アマゾン | ギニュー | 144:何ガルガルしてるの!言うこと聞かないとおやつ抜きだよ! |