LaSt wAr【光明】編 第三章 第5話 過去ログ

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星野桃「あの人が居れば、雪合戦がいつでもできるんだけど…やっぱり何か忙しいみたいかな」
立華奏「…雪………。………(いろいろ思いつめている)」
星野桃「あっ、またね~…(今の紋章、何だったのかな…?) …あっ!雪、消えちゃった…。やっぱりあの人が降らしてくれたんだね」
立華奏「(……!)………消えた………。………」
キセル「……。(手掛かりがあまりにも少な過ぎる。こんな廃墟に…奴が居る訳がない。)ザク……ザク……(工場地帯を抜けだし夜の世界へ消え失せる。彼の消えた後、雪は何事も無かったかのように消滅した)」
星野桃「あわっ(ぼふっ)あれは…何かの紋章?とっても綺麗…だけど、何だか―ダークマター族みたいな…暗い感じもする」

キラ…(白い光に照らされたそのアクセサリーには月と太陽が合わさった様な醜悪な紋章が描かれていたが…無論、桃にとってそれが何を意味しているのか知る由もなかった)

立華奏「……雪………。………(思い耽るような様子)」
星野桃「あっ、ごめん…痛かった?(奏でを見て) それが探しものなら、思い出の物が何処かに…わっ!(光を見て)」
立華奏「……ん…。………(避ける気配もなく雪玉が当たり、その当たった部位をなんだか不思議そうな感じで触る)」
キセル「…それが探し物だ。(刀の柄の先端に付いているアクセサリーが、雪の光に反射して輝く)」
星野桃「うひゃっ(ぼふっ)雪合戦だね♪それじゃあ僕も行くよ~!…それっ♪(しゅっ)(奏に軽く雪球を投げる) どうしたの?何かの…思い出話?」
キセル「ザク……ザク……(何かを探すのを止め歩き始める)……"それ"は俺から生み出された。"もう一つ"は、敬愛する人物から生み出された。」
立華奏「………。……(何を思ったか、作った雪玉を桃に投げはじめる)」
星野桃「奏ちゃんも居たんだ♪この雪、冷たくないから霜焼しないで済むよ~ うーん…この建物、ちょっと広いから見つけにくそうだね(きょろきょろ)」
キセル「……まあな。(辺りを見渡しながら)」
星野桃「あ…ごめんね、秘密基地なのに勝手に入って来て…何か探しもの? 」
立華奏「………。……(そして、キセルの雪で掌サイズの雪玉を作っている)」
キセル「……。(この餓鬼、『奴』そっくりで目眩しそうだ。だが……)……。(桃の顔を無視し辺りを見渡す)」
星野桃「何だか内緒話みたいだったけど…あっ、もしかして此処を秘密基地にしようと思ったの?お掃除すれば住める位良い隠れ家になりそうだね♪(鋭い目にも動じない)」
立華奏「サク…サク… (その雪道を歩いてきている)」

キセル「……。(この餓鬼も俺が原因だと気づけたのか…。)」
星野桃「もしかして今の雪、君が降らせてたの?気分だけで雪にできそうだね♪ それと…あっ、さよなら~♪忙しいのかな?(リヴァイアスを見送る)」
キセル「……。(鋭い横目で桃を見つめる)」
リヴァイアス「(現れた桃を見て少し驚いた表情に)…でしょうね、分かりました。ではまた後日―――――ククッ… バサッ…!(純白のコートを羽織り颯爽とその場から去っていく)」
キセル「(飛んでくる桃を確認)…今は分が悪い。」
星野桃「(スタッ)わぁ、本当に雪が降ってる♪…あれれ?でも全然冷たくないこの雪、なんでかなぁ・・・あっ、こんばんは♪こんな所で何のお話をしてたの?(キセル達に)」
リヴァイアス「あ、いえ…私は貴方を拘束しに来たのではありません。――――貴方はかの【混沌神下七神衆】の一人なんですよね?実は私も、元・女神の配下でした。そこで、その関係に基づき貴方にお伝えしたいことがありまして…。」
キセル「……用件は。」
スーツの男→リヴァイアス「察しが良い事。(純白の帽子を深く被り直す)私は政府の役人、リヴァイアスと申します。これでも元は殺し屋を務めていました。(飄々とし)」
星野桃「あれっ、あんな所に雪が…面白そう♪(バサッ・・・ビュンッ!) (ウィングになり、廃墟の工場へ)」
キセル「(鋭い眼光を男に突き刺す)……政府か。」
スーツの男「――――ザッ(突如キセルの前に姿を現す)ご機嫌麗しゅう…グレジガッタ・N・キセルさん、でしたっけ?」
キセル「……。(此処も外れか。)(踵を返しその場から離れようとする)」
キセル「………。(季節外れではないがまだ早い雪が、彼と彼のいる廃墟の工場に降り注ぐ)」
星野桃「今日も平和だなぁ~…でも、ちょっと退屈かなぁ(木の枝の上に跨ってる)」

星野桃「うん、もともとは一緒だけどね♪(それにしても今の…何だったのかな?今のお花も、声も、それにシルヴィの……ま、いっか♪その内きっと、何かわかるよね♪)」
マホロア「ある意味恩人ダト思っテタケド……トンデモナイ奴だったんダネ(元気ドリンクを飲んで一息つく)ヤアヤア、人の方のカービィ、イヤ桃だったネ」
星野桃「わ~い♪元の世界だ~ あれれ…お花、消えちゃってる…。 あっ、マホロア!こんにちは~♪(いつもどおりの笑顔)」

気がつくと二人は何事も無かったかのように元の場所に戻っていた。すぐ傍にあったはずのあの花の姿は、もうなかった…。

マホロア「!? アレがソノ破壊神ダッタ……!?(ナンテコトダ……)アレ、此処ハ……」
星野桃「シルヴィってあの…そうなんだ、やっぱりシルヴィにもそんな過去が…わぁっ!(光で目を押さえる) 」

――――――――パアアァァァ……ッ…!!(再びあの激しい光が発生する)

どういう経路に至ったかは明らかとされていない、後の500年、"彼"は再び目覚めこの地を焦土と化した。―――――――"彼"は「シルヴィ」と呼ばれていた。

星野桃「二回も封印を受けたんだ~…大丈夫かなぁ? 」

当時の世界政府本部、第五十六番部隊副隊長「アリエス・カリエーン」氏曰く、"彼"は彼の種族だけでなく、我々の種族までもの憤慨・鬱憤・怨恨などの負の象徴が化け物となって具現化したものだと。戦争を排除する化け物は戦争を齎す化け物でしかない。分かり切っていた事を忘れていたティンクルは酷く後悔を覚え、彼を永い時間へと封印した。

星野桃「ケイオスって…あっはは、この星のことだね♪ わぁ~…もう正義も悪もなくなって、ただひたすら…だね」
マホロア「(過度な力ノ暴走……かつてのボクがソウだったコトを思い出すト心が痛む話ダナァ)」

時は進み『ケイオス』、"彼"はこの地に着き力に目覚めた。混沌とした星の力が"彼"の内に抑えられた力を解放してしまったのだ。爆発した力は排除から「破壊」へ、平和の為に与えられた力は度を越えた「暴力」へ。そして"彼"は『破壊神』と呼ばれた。

星野桃「掃除どころか、大惨事になっちゃったんだ…それでもう封印されちゃったんだね」

ティンクルは"それ"の力を恐れた。自分の、三兄弟の息子の一人がこんなにも醜悪な力を有していた事を。以降、"それ"は力を抑えられた。

排除の必要性は誰もが求めていた。遥か大昔の惑星『ティント』にて、戦争大国と知られた『ファスティアーナ』の人々は"彼"を必要としていた。「終わりなき争いに終止符を」、と"彼"の力を必要としていた。ティンクルは"彼"を一時的に国へ提供した。だがそれは誤りだった。何故なら"それ"は破壊しかできない冷酷な化け物だったからだ。戦争どころか、罪なき人々の人生にまで終止符を打ってしまったのだ。

星野桃「冷たくないし、雪じゃないよね… ぇ?ふーん…じゃあ君は、お掃除やさんみたいなお仕事をしてるんだね♪」
マホロア「(借りてきた猫のようにおびえている)……ナ、ナンナンダヨォコレハ……」

(しばらくして、何処からともなく声が聞こえてくる)
――――古代カービィ神、ティンクル・オブ・カービィは言った。"彼"の存在意義は生み出された感情論・世間体・偏見・先入観、及び不要物・失敗作を排除すること――――『排除神』なのだと。

星野桃「あれ…?何処だろう此処…」

気が付くと光に包まれた者たちは何もない真っ白な空間に佇んでいた

星野桃「え?光が…わわわっ!?(光に包まれる)」
マホロア「ヤアヤア、コンニチハ桃t(光に巻き込まれる)」

パアアァァァ……ッ…!!(桃が近づきしばらくすると、花弁が白く激しい光を帯び、やがて周辺のものを光で包みこんでいく)」

星野桃「わ~♪まるで夢の泉みたいにきれいなお花だ♪こんな綺麗なお花、見た事ないよ~…(花の近くで屈む)」

リンリン… リンリン…(音のする方を見ると、そこには宝石のように結晶化されたとても不思議な花が咲いていた。この音は、風に吹かれて鳴っているものだと思われる)

星野桃「わぁ、なんだろこの心地良い音~…♪夏はもう過ぎたのに、どうしたんだろ?(むくっと起き上がる)」
ピカチュウの中の人「しかしうまく抑えられてるよな…(ベンチでラジオを聞いている)」

リンリン… リンリン……(桃の近くで風鈴の様に心地よい音色が聞こえてくる)

星野桃「ふぅ~…今日も秋なのにぽかぽか~♪(暢気で呑気に外で寝てる)」

執行者「……。(お前の言うとおり…我々は、どうにも今までとは異なる組織らしいな。)(続いて下りていく)」
報復者「さあ、時間だ。(振り返る)放送を開始しよう。全国民共の耳に渡れるよう、先ずは電波ジャックを開始させる。(螺旋階段を下りていく)」
執行者「……!まさか……。」
報復者「分かり切っていることだ。だから我々には――――――あの『兵器』があるのだろう。」
執行者「これを放送すれば…政府も黙っている訳にはいかなくなる。すぐさま此方へ攻めかけてくるぞ…。」
報復者「(振り返らず)構わん。それに、堂々たる宣戦布告は我等の敢闘精神を表す。我々が今までの組織とは異なる事を、奴らに示すには申し分ない台本だ。」
執行者「陰謀者め…よくもまあ大胆な台本を用意してくれたものだ。(独り言のように呟きながら螺旋階段から上がって来る)……あれでいいのか。」
報復者「(かつてガラス張りだった壁は全て割れていて、そこから吹く風に当たりながら目の前に映る景色を見渡している)」

DDDラジオ塔・最上階(展望台)~

答案者「『あの方』もまた…世界に立ち向かった英雄の一人です。我々も見習わなければなりませんね。 」
第三者「ああ、そうだったね…ごめん。そうだ、危うく世界に圧倒されるところだったよ。ずっと憎んで、これから相手するというのに。―――――――『追跡者』。同胞たちの無念は僕等が晴らす。」
答案者「…私が言うのもなんですが、物事が完璧に進む事などあり得ない事です。支障が出てもそれにすぐ対応できるかが計画というものです。周りに強豪共が蘇ったところで、動じることもありません。我々は復讐の為に生まれた、『あの方』はそう言ったでしょう。」
第三者「例の世界大会にも、過去の人物が呑気にステージに立って戦っていた…。あれにもリンクしている事に変わりはないと思う。何れにしろ、僕等の計画が始動したところで…思い通りには進まないかもしれない。僕は今、それを恐れている…!」
答案者「……滑稽な話ですね。」
第三者「そういうことだよ。けど、どうして遥か大昔に存在していた彼らが今になって蘇ったのか、どうやってこの時代に蘇ったのか?もしやすると封印されていて今頃になって目覚めたとか、誰かに口寄せされたのかもしれない。この世界ではそういった前代未聞なケースが頻繁に起きているから、そう考えても何ら可笑しくはない。」
答案者「…それは本当なのですか?だとすると、遥か大昔の人物が今この時代に生きていて、それも…かなり公とされているあの事件にも関わっていると…?」
第三者「僕だって驚いているさ。この世界で何が起きているのか…あのビルに偵察に行った際、僕は出会ってしまったんだよ。過去の人物に、例の"四人のマイテイ人"に。」
答案者「…?言っている事が理解できませんね。」
第三者「彼は濡れ衣を被せられただけで事件の黒幕じゃあない。だが彼にそうさせた人物もまたマイテイ人だよ。そう、関係はある……いや、あるんだけれどもよく分からないんだ。」
答案者「貴方が偵察に行ったコールドビル…確かマイテイ人のレインドが占領しているとマスコミで報道されていましたね。まさか、それと関係があると?」
第三者「その中でも遥か大昔に度を越えた殺戮を行いその存在を闇に消された…ある"四人のマイテイ人"を初めてそれで知った。現在におけるマイテイ人は他国とも温厚に接して広い関わりを持つと言われているが、バックにはそういう過去が潜んでいた。だが僕が気になったのはそこじゃあない。」
答案者「……。(黙って耳を傾けている)」
第三者「あのビルに潜入する3日前、カオスホールの図書館でたまたま手に取ってみた歴史書を読み耽っていたんだ。すると、この世界で確認されている脅威な力を有する戦闘民族「マイテイ人」の欄に目が付いたんだ。」
答案者「気になること…とは?(受付センターの台に飛び乗って座る)」
第三者「うん。けど死に目に会ってね…それに、例のコールドビルに潜入しその様子が見れた。これだけで充分な収穫さ。それに、少し気になる事も…。」
答案者「ところで第三者、貴方は確かペガサス国の偵察に行っていたのでは…?」
第三者「僕等は見回り担当かぁ。」

~DDDラジオ塔・一階(フロント)~

適合者「うっしゃ。(命令者を押しのけてケーブルを手に持ち、何かの装置に取り付ける)」
命令者「俺に命令s――――」
×××→開拓者「煽てられるのは嫌いじゃないけど、後にして。はい、そのケーブルを全部デスクの上にある装置に取り付けて。今はこの形でしか放送できないわ。」
代行者「おお、流石は紅一点の開拓者。手際が良過ぎる。」
×××「カチャカチャ… あんたたちがバカやってる内にもう直しちゃったわよ。」
命令者「俺に命令するな。(即答)」
代行者「って、お前は命令しているだけだろうが。お前も手伝え。」
命令者「手が空いてるなら手伝え。これからラジオ放送で全国民共に我等の声を轟かすのだ。」
適合者「派手にやられてんなぁ…。(崩壊寸前のラジオ塔 その放送室を見渡している)」

~DDDラジオ塔(現:廃墟)・三階(放送室)~

時は少々さかのぼる―――――

×××「(二本の刀の内の一本―――――――斬刀「鈍」の柄に手をかける)……みーっけ♪(不気味な笑みを浮かべ、その刀を回収し颯爽と消えた)」

その墓の傍には二本の刀が鞘に納められたまま突き刺さっていた

×××「ザッ……(不気味なくらい静かなその墓地に現れ、ある墓の前に立つ)」

ヒュォォ……(わずかに強い北風により、墓地の傍に立っている木々が怪しく揺れる)

~とある墓地のある丘~

カンナギ「ふふふ、面白い・・・このつきぬ殺欲・・・制すはどちらか・・・(酒を飲みながら)」
アリス「 ふぅ、これまで通り隠居してれば被害も及ばないだろうし……まぁ心配しなくて大丈夫よね。」
カンナギ「世界の滅び・・・か。(宙に浮きながら)」
黒「 …(黒いシャツの軽装でラジオを聞いていた)……公に動きすぎだ……かなりの組織か…」
バレル「お前がそうやって笑うのを見るのは初めてだ……なら尚更彼らを手伝うべきだろう、横槍を入れる連中を払う位なら、お前にも出来るさ」
陽一「いいんだ。でも僕は、僕の不幸な人生は。やっと終わってくれるんだ、あの人達がきっとやってくれる。きっとこの世界を壊してくれる。僕の家族を救ってくれる、嬉しいよ。これから毎日笑って寝れる。(数年ぶりに微笑む)」
ルイージ「 シニタクナイシニタクナイシニタクナイ…(宣戦布告と聞いて物陰に隠れている)」
ロバート「……風が強いな……まぁここまで大きいビルならば当然か……103階か……(首を下に向け、町並みを見続ける)」
バレル「…すまん、妙なことを言ってしまったな」
レグィ「……(苛烈な野郎だ…)…様子見に行きます(小屋に入り)」
赤コートの人物「ええ、これはとてもとても……楽しくなってきそうですね。いい具合に"混沌"が湧き出てきそうです。あの方々には…かなり興味を持ちましたよ。クフフ… もしかすると、私に代わって野望を実現してくれるかも、知れませんねぇ…。クククックックッ……(闇の異空間でただ、不気味にへらへらと笑い転げていた)」
陽一「たっくさん…居ると思うよ…。(クロフォードや両親、メフィレスを思う)」
ロバート「何を言っているレグィ、奴は我々と同じ種族ということで通っている…なら、罪を被せて当然であろう(赤い目を光らせ、レグィにシャフ度)」
バレル「……お前の力を役に立てられないような奴が居るのか?」
ダークネス「(闇の異空間内にて) ×××××様…。」
レグィ「ちゃんと伝えてますよ……酷い言われようですよね、昔からこの世界を救って来た英雄っつーのがどん底まで落ちているんですから…」
クロブ「諦めろ……所詮これがこの世界の運命だ…(CV:置鮎龍太郎)(アイクに)」
デデデ「 さぁて、このまま今のやつらが「世界政府とやらをぶっ潰す」か「返り討ちに逢う」か或いは…だははは、とんでもない結末な程面白いZOY!」
アイク「どいつもこいつも…大概にしろ……ッ!!(歯を食い縛り)」
ロバート「……レグィ、彼にはちゃんと外の情報網は伝えているか?」
陽一「まだわかんない。これからどーなるのか、まだ決めるには早いよ。それに、僕ら程度じゃ、役に立たないだろう?」
デデデ「 だっはっはっは、こいつはまた面白い事態になってきたZOY♪(ある場所の個室でTVを見ている)」
モララー「(世界が混沌で渦巻くのは今までだってそうだろ。今はそれよりも…―――――待ってろよ、レインド…!)(勢いのある速さで森林を抜けていき、夜の中に消えた)」
アシュナード「クックック…時は、確実に近づいておる。(デイン王城にて)」
ルドガー「まあ、あれだ。偽善者は滅するまでだ。悔いなく生きるためにな……。おっさんおかわりー!(酒場で飲んだくれている)」
バレル「手を貸すのか、陽一?」
レインド「……(以前からボロボロで腫れた顔が更に傷を増して目を覆う程の晴れが出来ている)……また、何かが始まるのか…」
陽一「“血に飢えた偽善者”だってさぁ~~~ この表現は最高で、最高だね。正しいよあいつら、正義だよ。"覚悟"があるよ、僕にはわかる。今ごろこのクソ世界のダニどもは、チビってママに泣きついてるかなぁ~~~~~。」
デスティニー「………ざわつく…かぜ……更なる…戦いの幕開け………(秋の海を見てる)」
ジール「………フフ、潰し合ってくれるに越したことはない……。実に愉快だ……」
レグィ「………そうっすか……」
立華奏「………(カオスホールを出てどこかへ歩いていく)」
アオ「(遠く離れたアルセム国の街中、電気屋前で放送を耳にしていた)政府に復讐ね…政府も政府で怪しい噂を聞いたこともあるけど、えらい時代になったもんだ――(フードを揺らして歩いていく)」
ナナ「…大丈夫…。きっと、今までだってそうだったように…世界は私たちで救える。……こんなことで、怖気づくもんか。(何処かへ歩いていく)」
サリー「誰も死なないのが一番だけど……そうもいかないだろうな」
ロバート「何、俺には俺の革命がある、他の事は気にするな…(相変わらずビルの崖にて風にあたっている)」
エスカルゴン「さぁて…何かに目をつけられる前に私は退散しますでGESかね(歩いていく)」
レグィ「ですってよ、ロバートさん…どう思いますか(ヘリポートにてラジオに耳を傾けている)」
巨漢の偉丈夫「…将官、左官、加えて無数の下仕官が死んだこのタイミングで仕掛けてくる、か……未来軍とも繋がってそうだな、ったく臭ぇ連中だ(煙草をくわえる)」
ハルシオン「(これまで以上に警戒を強めていなければ…民の身に危険が生じては…!)(苦い表情を浮かべる)」
リオ「………この力、世界のために使う事が彼女を守る事に繋がればな……(空を見上げる)」
モララー「……。……駄目だ。先ずは…(ベンチから立つ)…目の前のことを優先すべきだろ。(何処かへ走り去る)」
狙撃銃を持った少年兵「心に留めておきます……大佐!」
のん「……(ミシェル君…。)(心配そうな顔を浮かべ夜空を見つめる)」
フォルト「だが、これも軍人の定めだ……! 愚痴っても仕方ないさ……とにかく俺達は今日を戦って明日を勝ち取るだけだ…!」
エスカルゴン「(やれやれ、人目に付きにくい西地方の果てを選んだのは正解だった出GESな) 」
カーチス「………直ぐに戻る(一瞬にして軍艦から消える)」
ようつべマリオ「やぁーんっ!!」
ママルイージ&グレートルイージ『黙らんかいッ!!(ようつべマリオを蹴とばす)」
ようつべマリオ「うわあああんっ!!どうなっちゃうのどうなっちゃうの!?この先世界で何が起こっちゃうのぉー!!?(ホール会場の観客席にて慌てふためく)」
狙撃銃を持った少年兵「迷惑千万……(不機嫌な様子)」
銀髪の男「なあ、カーチス少将…!戦力になってやったらどうだ、ん?」
陽一「やっぱ悪人って正義だよなあ~~~~~~~。」
エスカルゴン「宣戦布告…つまりまたこの地で血の見る争いが起こるって事でGESな・・・」
フォルト「政府軍だけで厄介っていうのに…更なる壁かぁ……継々、俺達も運がないもんだ…フッ」
キセル「……。(白の世界の中、天を仰ぐ)」
巨漢の偉丈夫「成程な…命からがら帰ってくれば、今度は復讐者…内通者も探さなきゃならんってのに」
???「じょ……冗談じゃねぇぞ……。復讐だって…?ひ、ひぃぃ……!」

その放送が終わると同時に、電波のジャックは解除されたのかテレビは元の画面に戻り、しかしラジオ番組の放送はしばらく沈黙が続いた…。 」

狙撃銃を持った少年兵「申し訳ございません……癖なもんで……(タバコをしまう)復讐……馬鹿げた連中が…! 」


――――――今宵、我々は復讐を胸に淀んだ世界へ宣戦布告をする! ブツッ、ザァーーー……

銀髪の男「……だってよ。お前、軍に帰るには丁度いい時期ではないか?なあカーチス(何処かの海上の軍艦にて)」
モララー「…………。」
エスカルゴン「世界政府とは、この世界の警察みたいなもんでGESな…何か恨みでもありそうでGES」
フォルト「お前未成年だろう…?(汗(少年兵に)」

聞こえているか『世界政府』!!こんな黒時代を築き上げた貴様等をまず真っ先に裁きを与える。我等の目的は『復讐』!その為には手段など選ばない。…かつて世界に立ち向かい無念に散った同胞たちの為にも、我々は『復讐』を決行する!最後にもう一度言う――――――

××××「(草原にて)さて……これから、もっと騒がしくなるだろうね。悪い意味で…。(呟く)」
狙撃銃を持った少年兵「それ以外に考えれない……(未成年の癖にクールのブリザードを吸ってる)」
エスカルゴン「おおぅ、前の大王様の塔はまだ機能してたんでGESな…ある者たち?」

我等の名は―――――【ディステルⅫ】(ツヴェルフ)!天より選ばれし、世界に復讐の裁きを与える者共だ!

ヘルザーナ「(街の広場にあるスピーカーの上に立ち、黙って耳を傾けている)」
立華奏「………(カオスホールで黙々と声を聞いている)」
リサ「まさかとは思いましたが……やはり……!」
難波「わ、私一般市民やけど…どうなんの…?」

だが残念ながら…彼等はもうこの世にはいない。牙を向き、血に飢えた偽善者共に滅ぼされたのだ。しかし忘れはしない、幾千の修羅場を潜り抜けた彼らの武勇伝を!そして今、我々は、その3年前の舞台に立っているようで頗る良い気分だ。だが決して、彼らの真似ごとをしようとは思わない。我々の目的は復活の宣言でも、誰かを呼び戻すことでもないのだから。……前置きが少々長くなり申し訳ない。僅か3年の時を経て…ここで再び宣言を掲げる者たちが現れたと言いたかったのだ。

ハルシオン「ああ、分かっている。(落ち着いた物腰で)……これは…。(スマートフォンから流れる放送を聞いている) 」
フォルト「分かってることは奴らが動いたっていうことだ……(リサに) 」

3年前――――ここDDDラジオ塔は「ある組織」が占領し、全ての電波をジャックした。彼等は、熱意ある復活宣言を世界へ轟かせると同時に、行方を切らしていた組織の頭を呼び戻そうとした。努力は実り、そして彼らの野望は叶ったッ!素晴らしい、天晴れと心から評したい。

フォルト「分かってる……(新たなる動き…)」
ワドルディ兵(東軍)「(東の国・東軍の城にて)は、ハルシオン様…!(慌しく王室へ入ってくる)」
リサ「大佐!これは一体……!?」
モララー「……ハッ…(あのラジオ塔か…前に、俺がまだあの組織にいた頃…派手にぶっ壊したところだな。懐かしい……。)」
狙撃銃を持った少年兵「フォルト大佐!(走ってくる)」
リオ「……(黙してTVを凝視する)」

そうだ、我々は今…一つの大きな歴史が誕生した記念すべき聖域―――――「DDDラジオ塔」を拠点に、この放送を流している。

フォルト「(黙ってラジオを聴く)」
8頭身ギコ侍「これは…一体何の放送でござるか…。(とある建物内で、外から聞こえてくる放送を静かに聞いている)」

我々は、今は廃墟と化しその存在は忘れかけられたあるラジオ塔を占領した。もう住民共の殆どは大凡の察しがついたと思われる。

アンリ「(ホール会場内の観客席)世界政府に…何を言うつもりなのかしら…。」
政府軍軍曹「ビクッ」
サカキ「……。(何処かの洞窟内でひっそりとその身を隠し、ラジオに耳を傾けている)」
立華奏「………。………(カオスホールを出る前に声を聞いて)」

唐突ながら、全ての電波を我々がジャックさせてもらった。これより我等はある宣言する。それを知った時、およそ大半の民は震え上がるだろう。特に『世界政府』、貴様等は聞き逃してはならない。

難波「地球に帰りたい…」
のん「…いやだの…。(部屋で一人テレビと向き合っている)」
クロブ「!?…喋った…?(CV:置鮎龍太郎)」
ナナ「……。(砂嵐の画面を見つめたまま、そこから流れる声を聞く)」
リオ「新手の演説会でも始まるのかね……。テロリストから人民共へ的なやつ?(ビルに設置されたテレビを見ながら)」
立華奏「………(カオスホールをあとにしてどこかへ歩いていく)」

――――――――ガッ… ザザッ… ご機嫌麗しゅう…混沌世界の全国民共よ…!

クロブ「季節外れの心霊現象か……(CV:置鮎龍太郎)」
サリー「わかりま千円 リーダーってなんぞ?」
モララー「何か… 不吉な事でも起きようとしているのか…。(広場でその音を聞いている)」
エスカルゴン「んー…なんか腑抜けた声でGESな、ホラーって訳でも無さそうでGES。という事は…電波ジャックでGESかね」
エスカルゴン「存在自体がホラーなお前なら何か分かったりしないでGESかね…?(サリーに)」


ザアアアアアァァァァァァァーーーー…………(徐々にノイズ音が小さくなっていく)………あーあー、聞こえ ます… かー? … 聞こえ… たぶん聞こえてるんじゃねー!? リー… ダ …じゃ…代わりま…  」

サリー「これって心霊現象じゃないよね」
難波「訳分からんで…こんなん…」
アグヒラ「(ミゾノの隣で呆然と立ち尽くしている)わっかんねー……。(汗汗」
エスカルゴン「ん~・・・人の声が聞こえる様な…よく聞こえないでGES」
ミゾノ「(世界大会会場ホールのモニタールームでも同じ現象が起きていた)…どうなっているんだ…これは…。」
立華奏「………(同じくカオスホールでテレビを無表情で見ていた)」
リオ「(ノックアウトされた不良の山に座る)……なんだぁ?丁度明日の天気見てたのに」

ザザァーーー……ザガッザ …ジュォォー… ジガッガッ… こ… ガガガッ、ジッガガザァァー え……  ザッ…きこえ …ジザザザ…ッ(やがて人の声がかすかに聞こえてくる)

ナナ「(カオスホールのロビーにある大型テレビをじーっと見つめている)……何か、あったのかな…。…怖い。」
難波「(iphoneでテレビを確認)え…何これ…?」
エスカルゴン「あんらぁ…砂嵐でGES、電波の周波数が狂ったんでGESかねぇ?」

ジジッジ ジガガァーーー…… ザアァァーーー……

モララー「……何が起こってんだ…?(街の広場のベンチに座って鳴り止まない騒ぎ声を浴びる)」
サリー「なんだ……と!!? 見たいテレビがあるのに!!」
エスカルゴン「ん…?テレビやら何やら…本当に見られないんでGESかねぇ(小型液晶テレビを見る)」

ねえ、おかーさん。テレビの画面が急に可笑しくなったよ。  えっ、お宅もなんですか、テレビ!?つい最近購入したばかりですのにぃー…。  なんだなんだ?車のラジオも聴けないのかい?どうなってるんだぁ!(街ではパニック状態)

エスカルゴン「…そして何やら不穏な空気が漂ってきたでGES」
男性「あん…?おい、どうしちまったんだか…そろそろガタが来たのか?(ラジオを手に取る)」
サリー「自分も異常、周りも異常!!エンジョイするしかないじゃない!! ここら辺だと一般人が逆に珍しく見える不思議」


――――――ジジ…ッ、ジガッ ガッ…ザ…  ザアアアァァァァーーーーッ!!!!!!(突然ラジオの電波が悪くなりノイズ音がうるさく鳴り響く また、テレビなどは瞬時に砂嵐に変わる)

女性「(とある一般の家庭にて、リビングでドラマを楽しそうに見ている)」
エスカルゴン「えぇ、エンジョイでブラボーが一番でGESぞ(ぇ 」
男性「ふぅー…(湖でラジオ番組を聴きながら釣りをしている)」

――――――――"全てがここから始まった"ように、我等もここから始めよう。

×××→報復者「…コツ……コツ……コツ……(塔内の階段を上がりながら、巨大な穴が開いた壁から満月を見据える)抗えぬ現実に嫌々受け継がれた使命、そして同胞共の無念…。―――――――――――――舞台を万全に整えた上で、素晴らしい劇の開幕だ……! 」

命令者「俺に命令するな。(残りの者たちと共にラジオ塔へと入っていった) 」
適合者「おっしゃー!行くぞおまはん等!俺に着いてこい!(続けてずけずけと入っていく) 」
執行者「脚本は陰謀者に任せる。お前は"こういうのに長けている"からな。…行くぞ。(暗黒の入口へ入っていく) 」
答案者「耳障りです、黙ってなさい。 」
陰謀者「ぬがああぁぁああ~~ッ!!!(頭を抱え込む)この戯事はぁッ!誰かの陰謀によるものなのかぁぁーー!!? 」
第三者「あー、もう僕等のアホな戯れに呆れる間もなく先に中に入っちゃったみたい。(微笑)」
拒絶者「なんと…ッ! ……?報復者は何処へ…? 」
執行者「私ではない――――――報復者だ。 」
拒絶者「却下。この拒絶者、執行者の言動に物申す。貴殿は主では無かろう、命令を下すな。」
×××4→執行者「執行猶予だ。貴様等、この計画で支障をきたせばその時は命を仲間に授け、世界へ怨念を残せ。 」
代行者「リーダーが誰なのか曖昧だからな。(ため息) 」
答案者「私の台詞です、執行者。 」
×××4「―――――――この組織は纏まりがなって無いな。(一番背後から)」
答案者「貴方の様に砕き過ぎた言動だけは口にしたくないですね。そして、毎度毎度そうですが――――――― 」
適合者「相変わらずおまはんの言う事は難しいのや。ちったぁ砕いた言い方しろや。」
答案者「答えだらけのシナリオは何の面白味もありません。 」
第三者「それを僕等が作ると言ってんじゃん。(苦笑) 」
陰謀者「うおおおぉぉぉーッ!!!陰謀作りは駄目だぁ!!陰謀は受け身で感じてこその醍醐味ィッ!!! 」
代行者「それは俺が代行してやろう。(掌を第三者に向け) 」
第三者「んじゃあ僕が作ってあげようか?"第三者としての観点"で見ても堪え切れぬほど面白いシナリオを。 」
代行者「"劇を演じる前に"まずは脚本が必要だな。 」
閲覧者「俺… 等の、 スタジオ… うぉ おぅ… スタジオ… !(血走った右目で塔を眺める) 」
×××3→答案者「んー……いーんえ、してないですね。(頬を掻く)少し肌寒くなってきましたね…。適合者、貴方のコート貸してくれませんか。 」
×××「果たして俺はそう口にしたか、答案者。 」
×××3「前者の真似をしたところで、ですよ。 」
×××2「ラジオ塔をジャックし――――全国民に恐怖に満ち満ちた断罪を決行するんか。確か前の時代にも…此処を占領した輩がいたよな? 」
×××「…此処だ。(大人数を引き連れ廃墟と化したラジオ塔に着く)」

~DDDラジオ塔(現:廃墟)~

×××××××「ケッヒヒヒヒィ…ッ!悪かった…。(不気味な笑みを浮かべキセルを見送る) 」
キセル「(歩みをとどめ)……貴様には関係の無いことだ。(そして歩いていく) 」
×××××××「……お訪ね者は、見つかったか…キセル。(背後から) 」
キセル「……。(部屋から出ていこうとする) 」
サングル「(腕輪を受け取り部屋から出ていく) 」
×××××××「ケヒヒヒィ…そうか。手間が省けて、助かる…。(『F』が刻まれた黒い腕輪をサングルに手渡す) 」
サングル「…『Dr.』、その腕輪は"奴"に渡しておこう。ちょうど奴に用があるのでな。 」
スカッツ「んじゃ、スカッツもクールに去るぜ。あばよ!(別の道から部屋を出ていく) 」
ゼネア「ブワサッ…(コートを払い踵を返して水晶の部屋から颯爽と出ていく) 」
×××××××「ああ…そうだ。各自、集まってくれた事…礼をする。さぞ『女神』も、喜ぶだろう…ケッヒヒヒィッ!! 」
ゼネア「今回はこれで終いか? 」
×××××××「私は…『D(ダネット)』、か… ヒィッ、ヒッヒッヒッ!!(『D』が刻まれた黒い腕輪を右腕に嵌める)残りの……『F(フレット)』は、ああ…"奴"か…。まあいい…私が、預かっておこう……ヒヒヒィッ!! 」
キセル「……。(『H』が刻まれた腕輪を受け取る) 」
×××××××「カルデラ…いや、「ユミ」は来れないと言ったな…。キセル、この…『H(ホバト)』を、代わりに渡しておいては、くれないか…ケッヒヒィッ…! 」
×××→ゼネア「(全身を藍色のコートで覆っている為素顔が見れない)……。(『J』が刻まれた黒い腕輪を手に取り、しばらく眺めてから右腕に嵌める) 」
×××××××「…『J(ジュレット)』は…ゼネアだ…。 」
スカッツ「同じBがあって何だとは思ったが…。(サングルのとは少し異なる字体の『B』が刻まれた黒い腕輪を強引に取り、左腕に嵌める) 」
×××××××「……『B(ビヨント)』はぁ…スカッツ。 」
サングル「フン… (『B』が刻まれた黒い腕輪を手に取り、左腕に嵌める) 」
×××××××「次…『B(ベオレグト)』は、サングル…。 」
キセル「……。(アルファベットの『E』が刻まれた黒い腕輪を手に取り、右腕に嵌める) 」
×××××××「おおぉ…ッ、すまない…な。では、早速渡すと、しよう…。全部で7つ…全てに名前が施されて、ある。先ず…『E(エデルト)』はぁ…キセル。 」
×××「……。(腕を組み「早くしろ」と目で合図する) 」
×××××××「ケヒヒ… (引き攣った不気味な笑みが零れる) 」
キセル「相変わらず趣味の悪い男だ。そう言えば貴様―――――元・七神衆だったな、『Dr.』。 」
×××××××「過去一度も、その事例が無い為に…本当か、嘘か… 判ずる事、半信半疑だと思うだろう…。だが、この腕輪は『女神』の命令により、この私が造った物…。爆破は、する…ヒヒィッ、ケッヒヒヒャヒャヒャァ…ッ!! 」
スカッツ「――――――!!おいおぃ…マジか…。(汗) 」
×××××××「ご名答、だ…ケッヒヒヒィ…ッ!もしも…メンバーが裏切りの行為を示した時―――――腕輪は『女神』の意思により、爆破する。 」
×××「つまり… 新たに搭載された機能が『Dr.』の言っていた事なら、既にその腕輪には機能が備わっていた…ということか。 」
×××××××「この腕輪は…過去の七神衆たちも着けて、いた…。当時は、先程口にした機能は搭載されていなかった。 」
××××2→スカッツ「わーった、わーった。悪かったよ。…んでもよ、ただ他のメンバーの居所が分かるってところ以外で、この腕輪意味あるのか…? 」
サングル「スカッツ、口を慎め。『女神』に加盟している以上、我等は七神衆。他ならぬ言葉は皆無だ。 」
××××2「仲間… 俺たちにそのワードってあんまり不向きだよな。元々、ここには己の野望実現に近づく為に女神に飼いならされたものの集い場だもんな。結局俺たちは、結託された組織じゃあねえよ。 」
×××××××「この腕輪は…他のメンバーの腕輪に反応し、共鳴する。周辺に仲間がいれば…すぐに向かう事が、できる。 」
××××2「あン?そいつぁー…どういうこった?(傾げる) 」
×××××××「紋章は…あくまで、人民共にも我等の存在が分かるよう、表用に施された証明に過ぎない…ケッヒヒィッ!この腕輪は、我ら七名の為だけに、ある…ヒィヒッ! 」
サングル「なるほど…だが、実に面倒だ。紋章があれば事足りるのではないのか。 」
×××××××「ヒィヒィヒィヒヒヒッ…!!この腕輪はぁ……我々が、七神衆であることを、証明する物だ…ヒィッ!これを着けなくて、七神衆の…正式なメンバーには、なれない…。 」
キセル「……この腕輪は何だ。(腕輪を手に取り) 」

~××××××××~

少々時はさかのぼる―――――――


メタルジェネラル「グフフ…相も変わらず得体の知れない輩よ。 」
レイヴン「…ズブズブズブ……(足元に出来た黒い渦の中へと消えていく) 」
メタルジェネラル「すまぬ…あい、分かった。胆に銘じておこう。 」
レイヴン「不許(許さず)…仕事に真っ当しろ。妙なことで騒ぎが起こっては計画に支障が出る。 」
××××××××→メタルジェネラル「うぬ…そうだな。(椅子から降りる)いよいよ我に指揮する役が回って来たか。混沌世界へ訪れるのは初故に、正直胸が高鳴る。 」
レイヴン「メタルジェネラル、そろそろ貴様の役が回って来る。例の『HR-D3』の修復作業は一先ず置いておけ。 」
××××××××「ん…ああ、そうだったな。お前はミドビィ様の腹心だったものな。 ……基地をこちらの新世界に移すとは、我としては本部が近くなった故助かることだ。 」
レイヴン「ミドビィ様より今回の件を告げろと命を受けている故…。 」
××××××××「うむ。はるばる遠くからの報告、すまぬな。(同じようにつくられた鋼で作られた椅子に腰かけ、レイヴンに軽く頭を下げる) 」
レイヴン「……以上だ。(鋼で作られた大きなデスクを前に、椅子に腰かけている謎の人物に報告を告げ終わる) 」

~新世界・エッガーエンジンズ~

AS「・・・定めなのだから。(立ち上がり、剣を持ち九刀流となり走って行く) 」
AS「・・・俺はまだ強くならねばならん、それが・・・(剣を磨く) 」
リヴェンヂ「そりゃ、あれ食ったら終るだろう……なにせい、空間さえ歪めさせるほどの威力だしな?(歪んだ空間を見て) 」
カズネ「(シャロックも やっぱり 怖い…) 」
シャロック「お仕置き完了~♪(カズネ達にウィンクとピースを見せる) 」
ネビュラ「なッ―――――――――ぐわあああああぁぁぁぁぁあああああぁぁああぁぁぁーーーー!!!!(近距離からの光線が直に直撃し消滅する) 」

シャロック「バイバイ……悪い子はお仕置きよ~☆(指パチする するとスキマから黄色の極太の光線が発射されてネビュラに襲ってくる) 」
リヴェンヂ「(シャロック……またあれを…) 」
AS「・・・そんな事を言われたのはあの研究所以来だな。(微笑む)お前は質より量と考えてるようだが・・・戦いは量より質だ。(ネビュラに) 」
カズネ「ぁ また 何かの隙間 出た・・・(抑えつつ) 」
ネビュラ「く――――ッ!!)(な…なんだ…?)(隙間を確認し)」
シャロック「しつこい……子は嫌い~☆(突き刺そうとするネビュラの周りにスキマらしきものが現れる) 」
カズネ「違うけど この人も 何かに やられてる そんな感じ する… (ガシッ) (鋏状の血刀で剣を抑える) 」
カズネ「AS ありがとう… 貴方は 無機質 でも 優しい 」

AS「・・・お前が死ぬと俺が悲しむ、悲しむ奴がいると知っておけ。(カズネに)・・・まだやるか?(ネビュラに) 」
ネビュラ「…グッ まだだ、今度はさっきよりも多くのサイボーグアニマルを召喚すれば…!兵力差で君たちの完全敗北だぁ!!(もう一度剣先を下に構え、地面に突き刺そうとする) 」
リヴェンヂ「知り合いなのか……?(カズネに) 」
カズネ「まだ 殺戮 続けるの…(ネビュラに寄る) AS 久々 」
シャロック「見事なもんねぇ………リヴェンヂもカズネも (結界を消して御札を回収する) 」
リヴェンヂ「伊達に力持ってる訳ではないでな!? (思ってたより強いなぁ この銃……) 」
ネビュラ「のわ…ッ!!ズザザァー…!!(機械獣から転倒する)…な、何が起こって――――!!(全滅した機械獣を目の当たりにした途端、表情が一変する)……ば、馬鹿な…ッ!?サイボーグアニマルたちが…一瞬で、だと!?(驚) 」
リヴェンヂ「(よし! また、先客か!?) 」
機械獣『キャウンッ!! グガガァー…ッ! ギャォォ…ッ (カズネとリヴェンヂの攻撃を受け、ことごとく散っていく) 」
AS「・・・(砕けた空間から出てくる)そちらの都合で殺させはせん。 」

シャロック「…ホント、何が出てきても可笑しくないわねぇ?(汗)(自分を囲むように結界張ってる) 」
機械獣「ガウガ…ッ!!?(ネビュラを載せた機械獣の1体の額に剣が突き刺さり、電撃が迸って機能停止し、消滅する) 」
カズネ「てやッ!!(ガッ ドガァァァァァン!!!) (光球を打って機械獣の群れの中で大爆発を起こす) 」
サリー「よっと!(ジャンプし空中に浮遊)ひゅー趣味が悪い…… 」
リヴェンヂ「(空中に舞ってハリケーン用に回って黒いエネルギーを敵味方関係なく襲ってくる) 」

ブォンブォンブォンッ!(ネビュラの乗る機械獣に向かって剣が砕けた空間から飛んでくる)

ヒュォォォォォ…(高密度の光球が現れる)

カズネ「ふぇ 召還魔法 それに… 空間 あっ 数多い 此処は 魔術の方が…(ごにょごにょ)(杖を取り出し、詠唱) フォトン! 」
ネビュラ「よっ…!(1体の機械獣の背に乗る)皆殺しだ…誰彼問わず喰らい尽くせ!!(大剣を前方に構え、そのまま獣と共に突撃する) 」

ググググ・・・ギシャッ・・・バキャアァァァン!!(一部の空間が砕ける)

リヴェンヂ「邪魔だ……(今度は大型の二丁銃を持って大ジャンプする) 」
機械獣『ガルルル…ッ!! グルァッ!! ガウガウガウッ!!!(体の至る所、或いは全身が機械化された獣が6~7体ほど出現し、それぞれ全員に襲いかかる) 」
サリー「これで人間並みの体重でしょうか(着地)黙って殺られるのもしゃくに触る(ショットガンを構える) 」
シャロック「…気をつけたほうがいいわよ? 」
ネビュラ「チィッ…!召喚魔法発動…『サイボーグアニマル』!ジャキンッ!!(大剣を地面に突き刺すと魔法陣が出現し、そこから大量の『何か』が宙へ向かって飛び出てくる) 」
僧侶「ズッシード!(サリーの重さを増やす) 」
リヴェンヂ「フン…簡単にはさせん!(コウモリの集団が集まってる手からバァッド・ブラックに変形してそれでガードして飛ばされなかった) 」
カズネ「(ガキィンッ!) (重量を増した両手剣状の血刀で防ぐ)ごめんなさい それには 従えない… 」
サリー「っ!?(紙みたいに呆気なく吹っ飛ぶ)……あらら、これは冗談抜きでピンチだな!! 」
シャロック「…あらあら?奇跡の拾った命をまた、血の気の為に使うなんて…狂ってるわねぇ?(微笑) 」
ネビュラ「さあ、今度は君らが死ねっ!(片手で大剣を軽々と振るい、全員を吹き飛ばす) 」
カズネ「あの軍も まだ 残党 残ってる… 何であろうと 殺気があるには 変わらない(ネビュラを見据え) 」
サリー「あらら、二度死には勘弁して欲しいね。アハハハ(後ずさる) 」
カズネ「生まれ変わって 羅刹に… …! もしかして あの時 みたいに 貴方も 蘇って… 」
リヴェンヂ「命を無駄にするとは……笑止千万!(大型の二丁銃を構える) 」
プリム「 唐突の、ゴングが鳴った!! 」
ネビュラ「それと…何でだろうね。今とっても血に飢えている。いやそれ以前に、体が言う事を効かないんだよ。まるで「殺し」を命令された殺戮兵器の様な気分だ。でもいいや、どの道生き返ったのならまた世界征服を掲げられる。宇宙海賊団ネビュラの脅威の見せしめとなってもらう為―――――――君たちには死んでもらいまーす。(唐突すぎる発言と共に大剣を天に掲げ、カズネ達に向ける) 」
サリー「(シルヴィ……ねぇ。)」
プリム「 あの世からの退院おめでとう!!よくわかんねーんでこれぐらいのことしか言えません 」
カズネ「そうなの… でも 命が戻っただけ 少しは…運がある 」
ネビュラ「いや、できなかった。その前に僕等海賊団は壊滅したからね――――『シルヴィ軍』によって。部下も奴隷も、そして僕自身も死んでしまった。なのに、一度死んでしまったのにも拘らず、今、この地で息をしている。滑稽な事さ。 」
カズネ「ネビュラ はじめまして(お辞儀) 本来なら 何かに 阻止されたの 」
プリム「 地中から宇宙ときた、いきなりスケールでかい!! で、実際は支配下にできたのですか 」
シャロック「…海賊とは随分と大きな物が掛かったわねぇ~? 」
サリー「おうふ、中身が全然違うぞこりゃ 」
鎧を着用したカービィ族→ネビュラ「…僕はネビュラ。宇宙海賊団ネビュラのヘッドだ。君たちはこの世の住人たちだね。本来ならこの世界は僕の支配下になるはずだった。 」

カービィ「 (ぽよんぽよん) (サリーの脳内で跳ねる) 」
カズネ「うん 此処は 冥府じゃない 貴方は…誰?(近寄る) 」
サリー「あれ……どっかで見たような……(脳内でカービィと照らし合わせる) 」
鎧を着用したカービィ族「(ふと天を仰ぐ)…鮮明な夜空 やはりここはあの世じゃないようだ。 どうやら僕はまたこの地上に連れ戻されたらしい…フフッ、まあいいよね。(訳の分からない事を呟いては不敵に笑んでいる) 」
カズネ「まるで 以前の ヘリポーターの… ぁ カービィ族…? 」
シャロック「…(変わった饅頭ねぇ……?) 」
リヴェンヂ「(コイツ……誰だ?) 」

鎧を着用したカービィ族「(棺桶の中から出てくる)ん……ここは何処だ…? はっきりとした感覚が蘇ってくるようだ… 此処はあの世じゃないらしいね。(独り言を呟きながらでてきたのは、黒銀の鎧を身に纏い、背に大剣を背負ったカービィ族) 」

カズネ「ぁっ! な 何か 棺おけ…出てきた 」
シャロック「…フフフ……(カズネを撫でながら棺桶の方を見る) 」
サリー「私のお墓……無いのかもしれない。って、なんだなんだ!? 」
リヴェンヂ「!?(棺桶の方に向かって二丁銃を構える) 」

――――メキメキメキメキィ…ッ!!ボゴォンッ!!!!!!!(たくさんの墓が立ち並ぶ中…突然地面から漆黒色に光る棺桶が出現し、それがゆっくりと開いていく) 」

カズネ「(これからの 戦いで お墓の数… なるべく 減らしたい) (手を合わせ) 」
シャロック「…リヴェンヂ? ……貴方も…(ニイメの墓にも手を合わせた) 」
リヴェンヂ「出会いは別れの始めかぁ……(大型の二丁銃を腰にぶら下げてた) 」
カズネ「サリーの お墓 何処にあるの 彼氏 シャロック 恋…してたんだ ニイメ…(黙々とニイメと彼氏の墓に道の花を添える) 」
遠道さん「お前が亡くなってもう2年か・・・(ある墓の前に向かって手を合わせてる) 」
シャロック「……彼氏よ…もう、3年経つかしら? あら?このお墓……(ニイメって書かれてる墓を見て) 」
サリー「あーやって誰かが私のお墓の前に居たりしないかなぁ 」
カズネ「あ シャロック 誰の お墓… ぁ…(墓を見て) 」

そこには他に「ニイメ」と彫刻されたお墓もあった…

シャロック「……久しぶりねぇ…(とある墓の前に向かって手を合わせてた) 」

フォックス「 (三人を見送る)…俺たちもやらなければ。(走っていく) 」
オリマー「 …少しだけ、頭を冷やして考えなおしてみます。(ピクミンたちと一緒にドルフィン初号機に乗り込み、宇宙へ飛び立つ) 」
フォックス「 だから、焦らなくていい。お前は、俺たちスマッシュブラザーズの一員だ。お前が選んだ選択を、仲間である俺たちが強制することはない。 」
カズネ「いつ 戦いが 起こるかわからない…けど 自分と 大切なものの身は 自分で護る 大切…かな(星空を見て) 」
ルカリオ「 (…さっきはああ言ったものの、やはり…自分から動かねば、何も始まらない。当たり前のことを…我々は、何処かで忘れかけていたという事か…。)…感謝する。シュバッ(高台へ登って何処かへ走り去っていく) 」
オリマー「 ……!(ピクミン達…)……そう、ですね…。私も、戦いたい。でも、まだ決心がつけられません…。 」
アイク「 だったら尚更…俺達のやるべき事は容易に解るだろう……(滝がある方角へ歩いて行く) 」
フォックス「 オリマー、お前は…あの時(亜空の使者)共に懸命に戦っただろう。ならば、戦士の存在…戦う事の意味を充分に理解しているはずだ。…まだ焦らなくていい。必ず転機は来る。 俺は戦う。世界平和というよりも、元の環境を取り戻す為にな。 」
カズネ「(皆 英雄にまかせっきり 戦乱の今 そんな事 していたら どうにもならない) 」
ピクミン一同「(オリマーを希望のメ(目・芽)で見上げている) 」
オリマー「 ……。(そういう…こと…。……確かに、そうですよね…。私は、一体……)…すみません、フォックスさん。私は… 」
カズネ「自分自身で 変える… そんな時 かな」
フォックス「 かつての俺もそうさ。世界の終わりが近づいた時、ずっとアオの背中ばかりを見て、自分は何もできなかった。いや、しなかったんだ。俺はそんな自分に嫌気がさした。そこで思ったのさ、さっきの事を。 」
フォックス「 異次元世界の化け物に狙われるような世界にしたのも、創造神にすら飽きられた世界にしたのも、戦いの絶えない世界にしたのも、結局は総べて俺たちにある。だから、怖いとか何とか、変えたいのなら先ずは己で動くべきじゃないのか?こんな環境をつくった、俺たち自身が変えなければ。他力本願じゃ駄目だ。英雄に任せっ切りの昔のような時代じゃないんだ。 」
カズネ「(いつの時代も 戦い 絶えないのかな…) (平原に寝転んでいる) 」
アイク「 ならばどうする?大人しく自らを身投げしろと?否、だからこそ、俺達はその罪を償うために生き抜かねばならんだろう 」
オリマー「 業深き生き物、それが我等…。 フォックス……。 」
フォックス「 俺は過去の激戦からあらゆるものを見て、得た。こんな淀んだ世界をつくったのは…創造神でも、別次元の刺客のせいでもない。そんな環境を生み出した、俺たちにあるんじゃないかな。 」
オリマー「 フォックス…さん? 」
フォックス「 ――――間を刺して悪が……こんな世界を作ったのは、他ならない俺たちじゃないのか?(オリマー達に) 」

オリマー「 信じるものは自分で決めろ…ですか。…確かに、そうですね…。ですが、私はまだ…少し世界を疑っています。今はまだ、自分自身しか信じる事が…。 」
ルカリオ「 ならば必ず誰かが「戦おう」と言うだろう。しかし、誰とだ?数多く、それも得体の知れない巨大勢力の渦にどう立ち向かうと?……今回ばかりは、今までの様に当たって砕けるだけの単純な事にはならないだろう。だが、やはり、信じるものは自分で決めるしかないようだ。 」
アイク「 鬼畜外道など何処にでも居る、それは承知の上だが、政府が暗躍とはな…。もしもそれら全てが敵に回ったら……まとまった戦力を持たないこちらが生き残れるかどうか… 」
オリマー「 私も、こんなに濃い情報を得たのは人生初めてかもしれません。否、一興という訳では勿論ありませんが…。 世界はまた闇に包まれつつある。怖い怖い。私たちは自分の身を守るのに精一杯です。 」
ルカリオ「 ただでさえ混沌が渦巻くこの世界だが…こうも困惑するとはな。敵対勢力が増える一方で唯一の抵抗勢力である政府が裏で善からぬことを企んでいるとは…こうなれば誰を信じればいいか分からなくなってくる。 」
アイク「 暗黒に葬られるような情報も得ているんだな。俺も見習って積極的に情報収集に出るべきかもな 」
オリマー「 そうです、その事件もかなり大きいですよ。(アイクに相槌を打ち)英雄の一人、レインドさん…彼の誘拐事件はただの噂じゃなかった。まさか、このような大事件にまで及んでしまうとは…流石に誰もかれもが驚きを隠せなかったでしょう。 そう…政府までもが…。 」
ルカリオ「 いや、それだけではないだろう。(オリマーに続き)近頃政府が暗躍していると思われる事件の噂も大きい。マスコミはそれを取り上げようとしても政府によってもみ消される可能性があるから、世界的にはあまり広められていないのだが…。最近の、世界大会の裏側にも絡んでいるらしい。 」
アイク「 第二の女神……だと?初耳だな。 既に知っている奴も居るかもしれんが…マイテイ国が襲撃されらしい 」
オリマー「 まだ、ここでは何も起きていないようですが…それも時間の問題と見られます。これを。(新聞のある記事を見せる)『第二の女神』という謎の存在により、混沌神下七神衆の完全復活。一度世界を恐慌に陥れたあの巨大組織が再構成されたようです。 」
アイク「 しまった。肉を買う金で新聞を買ってしまった(ショック)」
オリマー「 アイクさん、また焼き肉店に行ってたんですか?匂いがぷんぷんしてきます(汗)ええ…そのようですね。かつて味わったことのない恐怖が……ぁ、すみません。(ルカリオに頭を下げる) 」
ルカリオ「 出来れば触れないでほしかったな。(微笑) 」
アイク「 一斉に巨大勢力が動き出している…また始まるのか…(新聞に目を通す)爆発中の写真?自分で撮影しな  」
オリマー「 ルカリオさん、いい加減自分で新聞を買ってください。貴方はいつも売店の新聞を波動で読み取っているそうですが?(汗) 」
ルカリオ「 我々の住むこの国(東の国)では特に目立ったことは起きていないようだな。新世界辺りはそれが日常の様に、大きな出来事の勃発が跡を絶たないとかなんだとか…。(離れた個所でオリマーノ新聞を波動で読み取る) 」
オリマー「 被害は拡大する一方、か…。(新聞に目を通している。見出しには「未来軍討伐・失敗」、写真には爆発によって焦土と化した荒れ地が写し出されている) 」



カズネ「(また 何かが 世界 覆い尽くす… そんな感じ する) 」

フーナ「あ、待ちなさ……消えちゃった…。……。(跡型もない本部の跡地を眺め、目を瞑って走っていく) 」
98「近頃ボクらの他にも目立っている巨大組織が蠢いているようだからね。ま、実際のところ興味ないけど。だって、Zの称号を持つあのお方が完全なる力を取り戻した時、世界はボクら『四皇帝』のモノになるのだから。くひ…♪(跡地を再び眺める)やはり生ける者はいないか…。死人じゃ話になんないよ。それじゃ、バイバ~イ♪(空間が歪み消え失せる) 」
フーナ「だから…だから彼方此方で悪事に手を上げてきたんだね。……そう、今回は貴女たちの仕業じゃないのね。 」
98「ボクら四皇帝は人々の絶えることの知らない“絶望”を糧に生きている。そして、Zの称号を持つあのお方が完全な力を取り戻す為にも、生ける者の絶望とは必要不可欠なモノなんだよ。ふぇ?なんのこと?ボクは知らないなぁ~?♪ 」
フーナ「……分からない。貴女達の言う“絶望”って何な訳?それを欲しがっている訳も……これは、貴女達の仕業なの? 」
うさみみの美少女→98「元気~?♪ 見てみなよ、これ。すごい爆発の跡が残っているよ。ボクは爆発音に引きつけられて此処へ来たんじゃなくってね…絶望の良い大音響が聞こえたからやって来ただけ。確かに“絶望”は、そこにあったね。(無邪気に笑う) 」
フーナ「……!(うさみみを確認)貴女は…あの時の…。 」
アイン「酷いな……冗談抜きでえらい数死んでる」
うさみみの美少女「あれ、貴女も来てたんだ。(フーナとは正反対の方角からやってきて爆発跡地を眺めている) 」
フーナ「嘘……これ、さっきの…。(口元を手で覆い、見るものを疑っている) 」
リサ「生存者の確認に向かった方がいいでしょうか…(呆然) 」


フーナ「今の爆発は……!?(大きな煙を頼りに本部基地まで走ってくる)―――――!!(目の前に映る悲惨な地獄絵図を目の当たりにした途端、眼から輝きが薄れていく) 」


ミドビィ「(砂嵐のモニターをしばらく見つめその電源を落とす)……チェックメイト。(何処かへ姿を消す) 」

狙撃銃を持った少年兵「!?なっ……? 」
夜神月「 粉バナナ!! 」
フォルト「もう遅いぜ?見ての通りだ!(少年兵に) 」
狙撃銃を持った少年兵「フォルト大佐! 大変です!!やはり、あれは罠だったです…(状況を知らないようす) 」
刀仙「もはや・・シルヴィ以上でしょう・・・・ 」
リサ「敵側が観念して自爆したとは考えにくいですね…。 」
フォルト「シルヴィの復活劇か…思った以上のボスだな? 」
刀仙「どうやらそのようですね。聞けばミドビィは・・・シルヴィの右腕として謀略の限りをつくしていたとか・・・。 」
フォルト「推測だが、罠にハメられただろう~? 」
刀仙「あぁ、大佐ですか。・・・・・中では何が・・・。 」
フォルト「バッドだな…(爆破を見て) 」
刀仙「!!!(本部から爆発が起きて) 」

ボッカアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーンン……ッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!(突如本部基地から大爆発が引き起こり、やがてそれが何度も、徐々に激しさを増し本部とその周辺一帯が爆炎に飲み込まれていく) 」

政府軍兵士C「(その頃外側…)イシェル少尉より砲撃命令が下された!撃てええぇぇ――――――― 」
ミドビィ(モニター)「―――――――もう遅い。…ポチ 」
リュージー「―――――!!待て…ッ!!!(イシェルに手を向け) 」
イシェル「――――!!(リモコンを目の当たりにし)(やはり爆破は本当だったんだ…ッ!くそ、くそくそくそぉッ!!!)ぐッ……(ガーレットのトランシーバーを捥ぎ取る)聞こえるか外側の全兵士!!今すぐ砲撃しろぉッ!! 」
???→フォルト「安心しろ…私だ!? 」
刀仙「・・・おや?(???の方を向いて) 」
???「だな?(刀仙の後ろから) 」
刀仙「・・・中の状況がわかりませんねぇ・・・。 」
ミドビィ(モニター)「政府軍最大勢力の一角を落とせればこちらとしても好都合だ。(懐から小型のリモコンスイッチを、モニター越しの兵士等に見せつけるように取り出す) 」
リュージー「…貴様……ッ!(モニターのミドビィを睨み上げる) 」
カンプ「(煙草を取り出し、吸い始める) 」
ミドビィ(モニター)「君たちは僕たちを完全に包囲し、勝ったつもりだろうけど……その程度の思考回路じゃ『未来軍』を討つ事は出来ない。 」
ガーレット「(何て奴だ…大将の裏の裏をかくとは…。あのミドビィと言う男も、敵ながら……かなり頭の切れた奴だ…!) 」
ミドビィ(モニター)「ご名答。君たちは僕等の事を知っているようだが、それと同じように…僕等も君たちの事は手に取るように分かる。全て有能な配下のお陰だよ。 」
リュージー「……能力者だな…!? 」
ミドビィ(モニター)「まんまと引っ掛かる馬鹿が悪い。けど、君とて大将…そこ等の政府兵士に比べりゃ利口な方だ。君は"僕たちが完全に此処にいる"と確信して乗り込んだんだろう?わざわざあんな嘘くさい誘いに乗ったのも、それを確信した故だ。だが残念、君は僕たちを見くびり過ぎた。 」
カンプ「…失礼しました。待機します 」
リュージー「待て、下手に動いたところでどうにかなる事ではない。それに、奴の言う事が真実と確定された訳ではあるまい。(目を瞑りカンプに)馬鹿な…我らが完全に包囲した時にはまだ貴様等は此処にいたはずだ。…どういう手口で全兵士ごと移動したのかは分からんが……ちッ、舐めて真似をしくれる。未来軍総帥・ミドビィ…!!(目をかっと開かせ) 」
ミドビィ(モニター)「よく気づいたね。ああ、そうさ。混沌世界から新世界へ本部を移したのさ。 」
カンプ「…ッ!人手は十分に在ります!強引に門を突破するか、爆弾を解除するか、指示をお願いします!(リュージーの前に出る) 」
シュヴァーン「『新世界』……妙な言葉を聞いたものだ。 」
刀仙「あれが未来軍本部・・・・さっそく作戦任務取りかかっているようですが・・・、何やら騒がしい・・・。 」
リュージー「……『新世界』か。(落ち着いた物腰で) 」
ガーレット「爆破で我等を抹殺するつもりか…ッ!?くッ…… 」
イシェル「(俺たちは飛んで火に入る夏の虫って奴か……しかし大将、何故それを分かってて…!!?) 」
ミドビィ(モニター)「ああ、そうだ。基地全域の脱出手口は全てこちらのコンピューター操作でシャットさせていただいた。もう逃げ場はないよ。"そこは"かつて兵器工場だった…故に、多大な爆弾だけ残してある。 」
シュヴァーン「……致し方ないな。 」
刀仙「・・・未来軍・・・(歩いてくる) 」
リュージー「……端から基地諸共我らを一掃するつもりだったのか。(腰裏の両手を降ろす) 」
カンプ「罠ってのは分かってたが、まさか此処まで酷いとはなぁ…ハハッ 」
ミドビィ(モニター)「気付かれたか…いや、どうせ直ぐに分かることだ。 」
シュヴァーン「む……。 」
ガーレット「……まさか…ッ!!!(表情が一変する) 」
政府軍兵士D「大将!!(全員が辿って来た廊下から急いで駆け出してくる)はぁ……はぁ…… 先程我ら最後尾の部隊で基地中探り回ってみましたが…何処にも人の姿はありません!それどころか……モニタールームらしき処も無人、コンピュータールームと思われる処ではデータは全て抜き取られています!! 」
ミドビィ(モニター)「さっきから答えている。『本部』だと。 」
リュージー「質問に答えろ。貴様等は今何処に―――― 」
ミドビィ(モニター)「未来軍の本部基地だよ。 」
リュージー「(やはり、な。分かり切っていた事だが……だが、兵の一人も見当たらないとは、これは一体…?)貴様は……いや、貴様等は今何処にいる? 」
ミドビィ(モニター)「ヴヴン…ッ(突如大広間の上部に設置されていた巨大モニターに姿を現す)お呼びかな?大将殿。(不敵な笑みを浮かべて、閉じ込められた政府の軍勢を見下している) 」

リュージー「……ミドビィは何処にいる。(目だけで辺りを見渡す) 」
政府軍兵士B「は、はッ!!(敬礼し、なんとか落ち着きを取り戻す) 」
カンプ「(点数稼ぎ点数稼ぎ……)何時攻撃されるか分からん、気を抜くな!いいな!(政府軍兵士Bを指差し、大声で) 」
政府軍兵士C(トランシーバー)「(ガーレットの腰元に付けられたトランシーバーから声が漏れる)ジジ…ッ こちら外側!突然入口門が閉鎖されました!!そちら、大佐たちに何か遭ったのですか!!? 」
政府軍兵士B「何…ッ!!?と、閉じ込められてしまった…!(残りの多くの軍勢等もかなり動揺し、辺りを右往左往に見渡している) 」
イシェル「――――!!(ちッ…まさかとは思ってたが…!!)(閉鎖される音を耳にした途端冷や汗が頬へと迸る) 」
シュヴァーン「む…。…ふむ……(政府軍のお歴々のあとに続いて入っていく) 」

ガシャン…ッ!!!!(その時、何処かで扉の閉鎖音が轟く)

カンプ「(政府軍兵士達の前列に混じり、門内に入る) 」
リュージー「(やがて最深部奥の大広間へと出る)……。(辺りを見渡し、部屋の中央まで移動する) 」

本部基地内は兵士の一人もおらず静まり返っており、政府の押し寄せる軍靴の音が何処までも続く長い廊下に反響する

政府軍兵士『大将たちに続けぇーッ!! うおおおおぉぉぉーーー!!!(軍勢で押し寄せる しかし、3分の1の軍勢は外側で待機) 」
イシェル「お、俺も行かねえとな…。(小走りで二人の後に続く) 」
ガーレット「(随分と出来過ぎだな。明らかに罠だと言う事は分かっているが、この基地は完全に包囲されているのだ…。もしものことがあれば軍より攻撃を開始させれば良いだけの事だ。)(リュージーに続き入っていく) 」
リュージー「……。(……良いだろう、誘いに乗ってやる。)(一瞬細い眼をし躊躇するも、一人颯爽と入っていく) 」
イシェル「っと…扉が開きやがった。(汗) 」

ミドビィ(スピーカー)「…参ったよ、ここで降伏を宣言しよう。これ以上時間を割いては互いにとって酷だろう。無駄な抵抗はしない、部下も皆丸腰になって奥の部屋で覚悟を決めている。さあ、どうぞ…中へ。ガガ…ッ… ギィィーー……ガゴンッ…!!!(その音響が途切れると同時に本部の巨大門が音を立てて開く) 」

リュージー「……。(無言) 」

ミドビィ(スピーカー)「ああ、こちらとしても無益な争い事はしないよ…大将、リュージー。まさか大将までもがこんな所へ赴くとは思いもしなかったよ。 」

シュヴァーン「ザッザッザッ…(兵は引き連れず一人で政府軍のもとへ現れる) 」
リュージ―「(いつの間にかガーレットの真横に移動している)そういうことだ。貴様等は完全に包囲されている、無駄な抵抗運動を持ち掛けるのらば止していただこう。(威風堂々とし) 」
カンプ「(超大型拳銃に弾を込める)おいおい、挑発か? 」

ミドビィ(スピーカー)「僕は未来軍の総帥、ミドビィと言う。今回の件に置かれては君たち政府により、我々は完全に包囲された訳だ。流石だよ、少し君たちを見くびっていたようだ。 」

ガーレット「我々は麗しくも無いがな…元より戦いを覚悟した上で来ているのだからな。(呟く) 」

ジッ…ジガガッ… ピーー……ガガ…ッ !! ………ご機嫌麗しく、政府の方々。

ガーレット「ああ、分かっている。(腕を腰の裏へ回し軍勢から一歩前へ出る) 」
政府軍兵士B「大佐!!敵方より―――― 」

ピー……ッ ガガー…ッ !!! ジジッ、ジ… ピー、ガッガガー…ッ!!(未来軍本部の何処かからスピーカーによる大音響が響き渡る)

リュージー「(政府軍の白コートを袖を通さずに羽織る形で着用し、腕を組んで巻煙草を加え、静かに岩の上で胡坐をかき待機している) 」
イシェル「ええ…未来軍は一人残らず捕えてみせますとも。俺ら、正義の名の元に。 」
ガーレット「そうか…。(腕時計に目を向ける)後2時間と10分…この間に降伏を申し出なければ強引突破で奴らを一網打尽にする。敵方が未来軍とは言え、わざわざ大将一人をこんな所へ連れて来たのだ。絶対に失敗は許されない。 」

イシェル「ガーレット大佐、いや…まだだ。観念して出てくる様子が見られない。 」
ガーレット「相手からの連絡は着かないのか?(イシェルと兵士の間にぬっと割り込んでくる) 」
イシェル「そうだな…。だが、奴らめ遅過ぎる。何時まで俺たちを待たせているのだ。この完全包囲網の中、如何なる者でも絶対に逃れられない四面楚歌の状態へ追いやっていると言うのによ。返事が無いという事は、あくまでも俺たちから逃げ出す作戦でも考えているのかぁ…? 」
政府軍兵士A「はっ!既に大将からも砲撃許可を得ています。後は…敵方の応答次第でございます。 」
イシェル「(口に煙草を加え未来軍本部を見据えている)おーし……リュージー大将にも一報を入れたか? 」
政府軍兵士A「イシェル少尉!砲撃準備終えました。直ぐに砲撃可能です! 」

~混沌世界 West・D・Land ・ 未来軍本部 周辺~

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最終更新:2014年03月03日 21:29